発見


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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居間の床に寝転んでいて、ついグッスリと寝入ってしまった。
夜中に起きて風呂に入ったところ・・・
これからベッドに入るが、ここを更新するのを忘れていた。
特に話題は無いのだが・・・

そういえば、人気の高い米国A社の靴を、安く売っている国内のサイトをみつけた。
米国内で購入するのと、ほぼ同じ価格で売られている。
同社の靴は日本には発送してくれないのだが、仮にうまく輸入できたとしても、送料と関税が追加される。
つまり国内のそのサイトで購入した方が、個人輸入よりはるかに安いことになる。

もちろん価格から言って正規代理店のルートではないだろう。
米国内の卸か小売店を通じて、仕入れ値で流してもらっているのだろうか。
それとも偽物? あるいはリジェクト品?

しかもラインナップは、当然正規ルートとは違うもの。
カーフ中心で、バリーラストも揃っている。
こっちのほうが正規品より好みに合っている(笑)

実は既に1足購入して、行きつけの靴店で見てもらったが、これは本物だろう、ということになった。
見たところ、十分にきれいである。
細かいシミや接着剤のはみ出し等はあるが、米国製であるから、もともとこんなものである。
このサイトは内緒にしておいて、また来月も買おうかな・・と考えている(笑)
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寒冷化


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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何日か寒い日が続いた。
やっと寒さが一段落したと思ったら、今日は雨のため日中の気温が上がらない。
何となく寒々しい一日となった。
今晩から明日にかけては雪になるというが、はたして明日の朝はどうなっているだろう・・・

地球温暖化で気温が上がり、北極の氷は溶けて無くなると言われていた。
しかし現実は逆で、氷の面積は増大しているという。
地球は、実は寒冷化の方向に進んでいるという説がある。
しかもその現象は当分続くようで、下手をすると21世紀の半ばまで終わらないらしい。
地球が氷河期に突入したと主張する学者もいるという。

緩やかな温暖化が海洋循環を遅らせた影響とか、太陽の活動が不活発になった影響とか、原因についてはいろいろ言われているようだ。
地球の気候は、当初は温暖化が進むが、あるところから一転し、急激に寒冷化が進むという予測がある。
それなりにリアリティのある説のようで、実際にそれが現実化しつつある。        
問題なのは、その結果大変なことが起きると予想されていることだ。

関東が北海道並みの気候になるというのだから、寒さや雪への対策はもちろん必要になるだろう。
だがさらに深刻なのは、食糧や水の不足だという。
世界的規模で気候が変動し、寒冷化が進むと同時に干ばつが発生し、地域によっては逆に大雨が降るようになる。
これにより作物は育たなくなり、飲料水の不足がおきる。

飢えた状態の人間は、倫理などにかまっていられない。
生きるためなら、何でもするようになる。
当然、持てるものがいれば、それを奪い取ることを考えるはずだ。
自分や自分の家族を守るためなのだ。

寒冷化は急速に進むため、多くの国が対処できず、危機的状況に陥ると予測されている。
気候変動の被害を受け、食糧危機に陥った国は、激しく凶暴化するだろう。
イデオロギーのためではなく、食料、水、エネルギーの確保という、より切実な理由のために、他国への侵略を始めるのである。

米国はすでに寒冷化への対処として、世界中に駐屯する米軍の多くを国内に戻し、資源温存を図る方針だという。
その結果、さらに世界の治安が悪化する。
寒冷化という自然現象によって、地球のあちこちで紛争が勃発することになるのだ。

恐らく、きれい事は言っていられなくなるだろう。
真心で接しても、すべて奪われてしまう。
近い将来そういう未来が待っていると仮定して、今のうちに日本がすべきことを考えてみると・・・

まずは農業の生産力を上げ、天候の変動に対応できる技術を開発し、自給自足できる体制を構築する。
地下施設など、自然災害に対処する設備を充実させる。
優れた技術を持つ他の先進国と同盟の絆を深め、技術、物資の流通を滑らかにする。
日本にない資源を分けてもらうために、周辺にも友好的関係の国を増やす。
物資を国内に行き届かせるための交通網を発達させる。
エネルギーを生産出来る施設を確保し、供給力に余裕を持たせ、いつでも稼動できる体勢にする。
侵略国家から自国を守るために、国防力を大幅に上げる・・・

はて、こうして見ると、現在国がやろうとしていることと、ほぼ一致しているようにも見える。
半信半疑でいたが、もしかして、本当にこのシナリオを想定して動いているのだろうか・・・
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緩い靴


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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最初はきつめなくらいの大きさを選び、使っていくうちに足に馴染んで程よくなる。
やがて吸い付くような履き心地となり、絶妙のフィッティングが得られるようになる。
それが理想の靴選びである事はわかっている。

それを目指そうとして、ついきつめの靴を選んでしまい、結局痛くて履かなくなる。
そんな失敗を何度か繰り返している。
なかなか理想通りにはいかないものである。

クロケット&ジョーンズのブーツを何足か持っている。
コニストンやアイラである。
製品自体はとてもいいのだが、サイズが少し大きめである。
セールで安く出たものを購入したので、その大きさしか選べなかったのだが、なぜかどれもハーフサイズほど大きい。
しかしお店の人からは、確かに緩めだけれども、許容の範囲に入っていますよ、とアドバイスいただいた。

靴の中の空間には余裕があり、指が自由に動く。
紐を結んでいくと、足首の辺りでは羽根が完全に閉じてしまう。
そのため厚手の靴下を履いて、少しでもフィッティングを改善しようと努力している。

一度、コニストン用にインソールを作ってもらった。
薄手の中敷を入れることで、ピタッと吸い付くような感触を得た。
足を入れるとシュッと音がして、羽根も開くようになった。

これで完璧だと思い、早速出張に履いていった。
ところが一日履いていると、小指の辺りが当たりはじめる。
最初は完璧に思えても、長時間履くと、どこかに無理が出てくるのだ。

中敷でフィッティングを改善しようとすると、そういう結果になりがちである。
考えてみれば、底上げしているだけであって、足を強引に靴の上側に押し付けている状態である。
ちゃんとフィットした時とは、やはり少々違うものなのだろう。

では中敷は入れずに、緩いままで履いたらどうなるか。
皮肉なことに、一日歩いても特別問題は起きなかったりする。
案外こういう履き方も「あり」なのではないか。

ブーツの場合、足首で固定することが出来るので、靴の内部で足先は緩い状態・・という特殊な履き方が出来る。
そんなアバウトな履き方でも、とりあえず支障なく歩くことが可能だ。
むしろ締め付け感が無く、指が自由に動かせて、実にリラックスしていられる(笑)

たくさん靴を持っているが、クロケットのブーツはお気に入りで、比較的履く機会が多い。
海外に出張の際も、アイラを選んで履いて行ったほどである。
もちろん緩い状態で履くわけで、あちらではけっこうな距離を歩く。
最近は、これでもいいじゃないか、と思うようになった。
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会議


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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今日は新宿のビルで朝から会議であった。
ここのところ毎日のようにあちこちに出かけている。
途中から疲れが出て、少し元気がなくなってきた。
夜は懇親会ということであったが、急用ができたことにして欠席させてもらった。
帰る途中、スターバックスに入り、コーヒーを飲んで一休みした。
今日は早めに寝て回復に努めようと考えている。
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坂道


D810 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

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目黒にある大手の会社のビルまで、打合せに行ってきた。
目黒を歩くのは何年ぶりだろう。
子供の頃五反田に住んでいて、この辺にはよく遊びに来た。
目黒の駅というのは、実は品川区にあり、目黒駅周辺に住む同級生の友人が多くいたのだ。

坂道を下っていく。
道から外れると坂はさらに急になる。
子供の頃は移動はもっぱら自転車であったが、よくこんなに急な坂を上ったものである。
目黒や品川は本当に坂が多い。
脚が太くなるわけだ。

建物は新しいものが増えたが、通り沿いの商店街の雰囲気は変わらない。
古びたアーケードは、当時と同じもののようにも見える。
都会とは言い切れない下町っぽさが今でも残っている。

道から外れたところに、歌手の山口百恵が通っていた高校がある。
通学途中の山口百恵を見た、などと学校でよく話題になった。
僕の方はその頃中学生だった。
この辺りを歩く時は、百恵ちゃんがいないかといつもキョロキョロしていたのを思い出す(笑)

坂の途中にプラモデル屋があり、時折立ち寄り覘いていた。
あの店にはいつも陸軍四式戦のプラモデルが飾ってあった。
そんな細かいことをよく覚えている。
もちろんそのお店はもう無くなっていた。

面白いもので、あの頃の情景は、今でも時折夢の中に出てくる。
40年も前のことだから、町並みの記憶は曖昧である。
夢の中の僕は、汗をかきながら自転車をこいで、この坂を上っていくのだ。
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つぼ


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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床にうつむきに寝転んで、Mrs.COLKIDに足の裏を踏んでもらう。
何故か必ず眠くなる。
スイッチが入ったかのように、途中で寝てしまうのだ。

今日も、はっと気付くと、床で小一時間も寝ていた。
足に溜まっていた老廃物が動き出すことと、何か関係があるのだろうか。
あるいは脳と直結した睡眠のツボか何かが、足の裏にあるのだろうか。
メカニズムがよくわからない。

いずれにしても、ここを書く時間がなくなってしまった。
というわけで、今日はこれで・・・
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候補


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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各地で天候が荒れているようだが、東京は比較的穏やかな一日であった。
気温こそ少し低かったが、太陽の日差しは強かった。
その中をのんびりと散歩してきた。

今日は、いつもとは別人に成りすまそうと思い、レイバンのサングラスをつけて出た。
羽毛のジャケットに黒いジーンズ、靴はオールデンのインディブーツ・・・
その格好で都内を歩いた。

サングラスをかけるのは、少し勇気が要る。
電車に乗っても、お店に入っても、気のせいか、周りの反応が違うように感じる。
相手の目が見えないと、どういう人なのか読めず、少し戸惑うようだ。
その空気の違いを、ひとり楽しんだ(笑)

先週、銀座のデパートのメンズ館から電話があった。
昨年暮れに持ち込んだ、ジャケットの肘当ての件である。
肘当てに使う素材の候補が、いくつか用意出来たので、一度お店に来てほしいという。

事のいきさつは2015年12月28日の日記に記してある。
ふと古いジャケットに肘当てをつけてみようと思い立ち、お直しのお店に持ち込んだのだ。
簡単に出来るかと思ったのだが、まずはパッチの素材選びから・・という話になってしまった。

まあ、この世界ではこれが普通なのかもしれない。
しかし元来お洒落とは縁遠く、こういう世界を知らなかった僕は、少々面食らった。
後から気に入らないと文句を言うお客さんもいるであろうから、考えてみれば当然のことなのだ。

それにしても、ずいぶんと手間をかけるものである。
肘当てを付けるのに、1ヶ月以上かかり、何度か銀座まで足を運ばなければならないのだ。
お洒落な人というのは、そういう人の見ていないところに時間を惜しまないのだろう。

候補の生地のサンプルは、5種類ほど用意されていた。
預けておいたアルパカのブルーのジャケットと重ね合わせてみる。
最初は同じブルー系の素材がいいだろうと考えていたが、意外に同化してしまってつまらない。
サンプルにはブラウン系も数種類あり、その中のひとつが、ほどほどのマッチングを示した。

微妙なところで相性に差が出るもので、これは確かに実際に合わせてみないとわからない。
店員さんとも、そのブラウンがいいだろうということで意見が一致し、めでたくその色に決まった。
それから取り付け位置を確定するため、鏡の前でジャケットを着て立った。
肘を少し曲げて、左右の袖口から肘までの距離を測った。

これからまた作業に入るので、2週間くらいかかるという。
別に急いでいないので、よろしく頼むとお願いしてお店を出た。
通路を少し歩いてから、恥ずかしいのでしまっておいたサングラスを、リュックから出してかけた(笑)
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寒気


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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午前中事務所で書類を作り、午後は外出して都内の販売店を回った。
季節的に忙しくなってきており、今日は何人か現場に出おり定時まで働くという。
僕はひとりで事務所で作業していたが、暖房をつけても部屋が寒かった。

天気予報で、寒くなるのは知っていた。
座ったままだと底冷えするだろうと予想し、帝人製の特別な繊維の肌着をつけてきた。
人気のヒートテックくらいでは防寒には限界があり、日光の山奥に行くときなどは、こちらを着るようにしている。

強烈な風の吹く凍結した湖の上でも、このインナーをつけた下半身は暖かく、まったく平気であった。
もっとも肌着で覆われていない上半身は冷え切ってしまったが・・・
うちの女性陣はみなこの肌着を愛用しているが、けっこう高価なので、僕はズボン下しか買ってもらえず、いつも上半身は寒い思いをしている。

猛烈な寒気が南下していて、「関東以外」はかなり低い気温になる模様だという。
大阪や九州でも酷いことになりそうだ。
たまたま先週から今週にかけて出張で行って来たばかりで、個人的には時期がずれて助かった。

天気予報などでいう気温は、地上から離れた百葉箱の中の温度計の指す数値であろう。
会社の工場は郊外にあるが、そこまで行くと都心より数度低い。
明け方など、車の外気温計が、マイナス3度くらいを示すこともある。
また田んぼの真ん中に住む社員の家では、マイナス6度くらいまでいくという。

地球温暖化による影響は、極端な天候・・という現象として現れるという。
夏は異常高温になり、冬は異常低温になる。
さらに大雨で洪水が起こり、あちこちで竜巻が発生する。

今回南下する寒気は、上空の温度は平年よりも10度以上低いものだという。
このような現象が多くなると、地上の実際の気温が、マイナス10度以下になってもおかしくない。
今後は夏は45度、冬はマイナス15度くらいが、日本の日常的な気温になっていくのかもしれない。
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ワークブーツ


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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昨年、最近のレッドウイングの革質についての感想を書いた。
(2015年12月5日の日記)
その後、手持ちのレッドウイング2足をを会社に持っていき、交互に履いている。
数ヶ月間使用し、何度か現場で力仕事を手伝う時などにも使った。

その結果、ワークブーツとしてのレッドウイングは、案外悪くないなと感じている。
革質こそ、昔のものに比べて落ちているが、仕事の現場で使用してみると、つまりワークブーツ本来の使い方をすると、なかなか実力のある靴であることがわかってきた。
足首から上が包まれるようにカバーされる。
ホームセンターで売っている安全靴より、はるかに存在感もある。



考えてみれば、これはまさにワークブーツなのであり、ファッションアイテムとして見ているのは、ユーザーのほうなのだ。
それもクラスレスという特殊な社会環境にある日本の若者が、最初に飛びついたと聞く。
本来は「労働者が現場で履く靴」なのである。
実用品としての性能こそが重要なのであって、革の質に文句をつけられてもお門違いかもしれない。

会社で使用しているのは、黒のアイアン・レンジとブラック・チェリーのベックマンである。
ろくに手入れもせずにラフに使っているが、それがまたカッコいい(笑)
アイアン・レンジのほうは、以前ここ(2015年9月5日の日記)で紹介している。
どちらもアメ横でB級品を安く買ったもので、舌革にその印のパンチ穴が開けられている。
仕事で使うのならそれで十分である。



上の写真は、新品時に撮ったレッドウィング・ベックマン・ブーツ。
モデルNo.9011。
アッパーはブラック・チェリー「フェザーストーン」。
ソールはレザー&ラグ。
サイズはUS7D。

創業者のチャールズ・ベックマンの名を冠したブーツである。
現在の同社を代表する製品にもなっている。
20世紀初頭の製品をベースとしてデザインされている。
当時の米国では、西部開拓時代の名残とその特殊な環境ゆえ、フォーマルな場でも6インチ丈のブーツがドレスシューズとして使われたという。
このベックマンの原型となったブーツも、どちらかというとワーク用ではなく、一般使用向けに作られていたようだ。

ブラック・チェリーと呼ばれる色は、少し紫がかったバーガンディ、小豆色とでも言うべきか・・・
一番人気はブラックらしいが、このブラック・チェリーも人気の色のひとつだという。
アメ横のアウトレット店で聞いた話である。

以前紹介したアイアン・レンジと同じラストNo.8が使われている。
あのラストはレッドウィングとしては一番自分の足に合っている。
当然同じサイズUS7が、ベストのフィッティングであった。

アイアン・レンジは7つの紐掛けのうち上の3つがフックであったが、ベックマンはすべてアイレットになっている。
そのため羽根を開くのに少し手間がかかる。
狭い店内で試着した時には、無理に履き口を開くわけにもいかず、足が引っかかって攣りそうになった(笑)

同じラストとはいえ、アイアン・レンジとまったく同じ履き心地、というわけではない。
足に当たる箇所に違いがあるのは、靴のデザイン、構造に違いがあるからだろう。
アイアン・レンジは背骨のようにヒール側に補強が入っており、それに脚が支えられて、突っ張ったような感触になる。
ベックマンのほうが普通のブーツの履き心地である。

実際にワークブーツとして使ってみて、僕としてはアイアン・レンジのほうを気に入っている。
補強材がしっかりしているので、足首が固定され、ギプスをつけたような安定感があるのだ。
街中で履くのなら、逆にベックマンのほうがいいかもしれない。

ただし以前書いた通り、革質はどちらもいまひとつで、革製品としての満足度は低い。
やはりワークブーツとして使用した時に、本来の実力を発揮する靴である。
高級レザーではないので、惜しみなく使えるし、少々傷がついても精神的ショックは少ない。
そう考えると、ワークブーツとしては、むしろこの革質こそがベストなのかもしれない。

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レート


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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米ドル/円の為替レートを見たら、1ドル116円台まで円高になっている。
130円まで行くとか言っていたのに・・・
米国から何か輸入するなら、そろそろ頃合ではなかろうか・・・
というわけで、久しぶりにeBayなど覘いている(笑)



クロケット&ジョーンズのアルビオン。
ハンド・グレード・ライン。
アッパーはアンティーク・カーフのタン。
ラストは367、サイズは7E。

仕事用にメダリオンの入った内羽根式キャップトゥを探していた。
色は明るめのブラウン。
プレゼンテーションの時などに、少し華やかな靴が必要なのだ。
掘り出し物が無いかと、セールなどで目を光らせていた。
候補として、グリーンなどの高級品、あるいはエドモンズ、ロイドなどの中級品を考えていた。

エドモンズのストランドのオークに決まりかけていた時、たまたま立ち寄ったデパートのセール会場でこの靴をみつけた。
一足だけ残っていたサイズが7Eで、これはしめたと思った。
運命的な出会いかも・・・
恐らく僕の足にほぼフィットするはずである。
価格もかなり安くなっている。

手に取って見ていると、店員さんが近寄ってきた。
僕が真っ先にこの靴に手を伸ばしたのを見て、靴好きであることを察したようだ。
「ハンド・グレード・ラインですし、サイズさえ合えば、これはお買い得だと思いますよ」

早速試着させてもらった。
スポッと音を立てて足が吸い込まれた。
余裕はほとんど無く、キッチリと収まる。
少しきつめなくらいであるが、沈むことを考えるとこれでジャストかもしれない。
この一足しかないので、他のサイズを試すことは出来ないが、恐らくひとつ上のサイズでは緩いだろう。



クロケット&ジョーンズは何足か持っているが、どうも短靴は踵が緩いものが多い。
この367というラストは、その点を改良し踵のホールド感を高めたものだという。
やはり多くの人から、踵が緩いという意見が出ていたのだろう。

337ラストをベースとして、ヒールにかけて絞り込んだ形状に作られているという。
店員さんが337のオードリーを持ってきて、並べて見せてくれた。
裏返して見ると、確かにヒールの大きさがかなり違う。
デパート別注品のオードリー3というモデルは、その点を考慮してラストに367を指定して作らせたという。

試着した印象では、確かにヒールがほぼ上手い具合に収まる。
軽く歩いてみたが、踵が外れる様子は無い。
履き口のラインも、足の形に沿って隙間無くきれいに出る。
なかなかいい感じである。

店員さんは手で触れて確かめながら、悪くないフィッティングではないかと言った。
僕の足は小指の付け根が張り出しているのだが、靴もちょうどそういう形になっている。
もしかすると使っていくうちに、その辺りが多少当たるかもしれないという。

「これが最後の一足で、足の合う方が現れるのを待っていたんです」
店員さんが、小さい声で独り言のようにつぶやいた。
なかなか上手いことを言う人だ(笑)

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寝言


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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居間のソファーで横になっていたMrs.COLKIDが、何やら声を上げている。
ウーウーと、苦しそうである。
テレビを見ていた僕は、驚いて振り返った。

近付いてみると、どうやら寝言であることがわかった。
目を瞑ったまま、うめき声を発している。
何を言っているのかわからないが、夢の中で、怖い場面に遭遇しているようだ。
恐らく何かから逃れようとしているのだろう。

一体どんな夢だろう・・・
見ているうちに、興味が湧いてきた。
これだけうなされるのだから、きっとすごい内容の夢に違いない。

起こそうかと思ったが、ちょっとまてよ、と考え直した。
ここで起こしてしまうと、夢が中途半端なところで終わってしまう。
もう少しストーリーを先に進めてからにしよう。

そのまま横に立って、しばらく時間が経過するのを待った。
その間も、Mrs.COLKIDは、ウーウーと苦しそうにうなされている。
僕はその様子をじっと観察していた。

頃合を見計らって、体を強く揺すった。
Mrs.COLKIDが、はっとなって目を開けた。
そのまま、何が起きているのか理解できない・・という顔で、こちらを見ている。
いきなり現実の世界に引き戻され、混乱状態に陥り、停止してしまったようだ。

ここが重要である。
夢と現実の狭間に浮遊している。
この瞬間も、夢の記憶がどんどん失われていくのだ。

ボーッとこちらを見つめるMrs.COLKIDの顔のそばで、大きな声で言った。
「何があったの? どんな話だったの?」
Mrs.COLKIDは何も答えることが出来ずに、口を少し開けて、ただ僕の顔を見ている。

いかん、夢の記憶が消去されてしまう。
ここを逃してはいけない。
僕はMrs.COLKIDの体を強引に揺すり、さらに大きな声で怒鳴った。
「何を見たのか、さあ、言って!」

Mrs.COLKIDが口を開いた。

「私が・・作ったナイフで・・徳川家康が・・エリザベス女王を刺そうとするの」

「・・・・・・」

予想を上回るすごい内容に、今度は僕が口をあんぐりと開けたまま停止してしまった。
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習慣


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今日は大阪に日帰りで出張である。
得意先のグループの定期総会に出席した。
朝早く出て、夜遅く帰ってきた。
往復とも新幹線を利用した。
大阪は風が強くて寒かった。

いつも不思議に思うのが、大阪のエスカレーターである。
ご存じの通り、関西でエスカレーターに乗る時は、レーンの右側に立つ。
先を急ぐ人が、左側の空いているところを歩いて進んでいく。
東京とは立つ位置が逆である。

最近は、エスカレーターの上で歩行することは、危険だからやってはいけないと言われるようになった。
休日に三越などに行くと、エスカレーター上での歩行を禁止して、お客を左右に均等に乗せることで混雑を緩和しようと、係員がひとり付いて誘導している。
しかし、エスカレーターに乗る時に片側に寄る習慣は、根強く残っているようだ。
たとえ先を急ぐ人が誰もいなくても、多くの人がレーンの片側に集まる。

この片側に寄る習慣だが、新大阪で新幹線を降りた直後のエスカレーターでは、まだ左側に寄る人がほとんどである。
他の場所から来た人が多いからであろう。
それが改札を出て、ローカル線に乗り換える辺りから、右側に寄るようになる。
街に出ると、完全に右側に統一される。

ところがいつも出張で行く九州では、エスカレーターは左側に寄るようだ。
時折福岡のデパートなどに行くのだが、みながエスカレーターのレーンの左側に立っている。
東京と同じである。
確か名古屋に行った時も、左側に立っていたように記憶している。

当初は西日本と東日本で逆になるのかと思ったが、そうではないようだ。
エスカレーターで右側に立つという習慣は、関西に限られたことなのだろうか・・・
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屋根の雪


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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けっこう積もった。
駐車場に行くと、屋外に停めておいた車の上に、たっぷりと雪が積もっていた。
10数センチの厚みの雪が、屋根からボンネットにかけて、全面に降り積もっている。
車内に流れ込むので、ドアを不用意に開けることも出来ない。

まずは屋根の上の雪を落とすことから始めた。
腕をワイパー代わりにして押せば、積もった雪を比較的簡単に動かすことは出来る。
しかし量はかなりあり、雪だるまが作れそうだ。
車体の横や後方に向けて、厚みのある雪の塊を落下させる。

屋根が終わったら、フロントウインドウ、ボンネットという順番で、雪を落としていく。
車の前方に落としてしまうと、乗り越えられないほどの雪の山が、バンパーの前に出来てしまう。
この後、そこから車を発進させなければならないので、通り道は確保しなければならない。

すべて落とすのに10分ほどかかった。
エンジンをかけてやんわりとアクセルを踏むと、一瞬ホイルスピンしてから車が前進を始めた。
最初に雪の山をガクンと乗り越えると、その後は降り積もったきれいな雪に跡をつけて進んでいった。

ハンドルを切ると、少し後輪がスライドしながら回っていく。
強めにアクセルを踏んでみて、テールがどのくらい流れるか、最初に確かめておく。
BSのスタッドレスはコントロールしやすく、それほど神経質にならなくても、安定して進んでいく。

車の上に積もった雪は、必ず落としてから運転しなければならない。
免許を取りたての頃、伯父から教わった冬の運転方法のひとつである。
ブレーキを踏んだ瞬間に、屋根の雪がフロントウインドウにドサッと滑り落ち、前方がまったく見えなくなることがあるのだ。
暖房が効いて車体が暖まると、雪との接触面が溶けて、余計にその危険性が高まる。

考えてみると、30年以上も前に教わった話である。
伯父が亡くなってかなり経つが、今でもその教えを忠実に守っている。
道路に出ると、ノロノロと走る慣れない車で、道はごった返していた。
それらの多くは、屋根の上に厚く積もった雪を、記念品のように乗せたままで走っていた。
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D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今晩から明日にかけて雪が降るという予報だ。
明日の朝どうなっているか・・・
車のタイヤは大丈夫であるが、そこまで行く電車のほうがどうなるか。
仕事に支障が出るのが一番困る。
出来れば降るのは休みの日にしてほしい。
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不信感


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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朝から会社で昨日の仕事の続きにかかった。
覚えているうちに、出張中の打ち合わせの内容を一覧にまとめたかったのだ。
新しい取引に繋がりそうな相手や、具体的に行動する必要のある案件には星印をつけた。

話すには話したが、何だか信用が置けそうに無い人物がひとりいた。
都心でお店を持っていると言うが、話を聞いていてもどこまで本当なのかわからない。
まだ一度も取引が無いのに、いきなりいくつもの製品を自分の会社向けにオリジナルで作って欲しいという。
しかも使い切ってしまったからと、自分の名刺は出そうとしない。

話しているうちに不信感を抱き、初めての取引なのに、最初からそんなに勝手な要求には従えないと暗に伝えた。
しかし一向に気にする様子はなく、来週にでもウチの会社に行きたいという。
名刺が無いので、これが私の番号だからと、僕のメモ帳に勝手に書き込んでしまう。

恐らく、ひとりでネットショップなど経営している、いい加減な人物だろうと思った。
はったりを利かせて、強引にメーカーを取り込もうというのだ。
危ないな・・と感じて、ネットでその人物の会社を調べてみた。

意外にも、かなり大きい輸入会社であることがわかった。
海外のデザイナーズブランドのインポーターで、都心に大きなショールームを持っている。
かなりお洒落なアイテムがズラーッと並んでいる。
これが本当なら、商売につながる可能性はある。

ちょっと驚いたが、そもそもその会社の社員という話自体が、本当なのかどうかわからない。
どうしようかと思ったが、都内のショールームは僕の散歩のエリアにある。
先手を打って、お客を装って見てこようか・・・(笑)



MOTOのウイングチップ・ハイカット・シューズ#2001。
アッパーはクロムエクセルのブラウン。
ダイナイトソール。
サイズは0(25.0cm~25.5cm)。

MOTOの製品は、数年前にお店に出向き、短靴を一度試着している。
その時は、幅方向がきつく感じて諦めた。
しかし同社の靴は、どうやら製品によって様々なラストが使われているらしいことがわかった。
他の機種も試してみる価値がある。
それにこちらも、あの頃とはフィッティングの好みが変わっている。

このウイングチップのブーツに関しては、実は最初はピンとこなかった。
同社のクロムエクセルの短靴を、もう一度試してみたくて、青山に行ったついでにお店に立ち寄ったのだ。
しかしお目当ての短靴を試着させてもらうと、現在の基準で考えても、やはり幅が狭く感じた。

横に置いてあった、このウイングチップのブーツも試させてもらった。
すると、例のシュッという空気の抜ける音とともに、きれいに足が収まった。
靴の形状が足とマッチした時に特有の音で、この音がした時はお店の人も「あっ」という顔になる。
ほぼピッタリといえるフィッティングである。

日本人の足を意識したラスト。
日本ならではの丁寧な作り。
欧米のブーツには無い魅力を持っている。
靴の価格が異様に高騰している現在、この作りでこの価格なら安いという評価も多いという。

同社独自の荒っぽいサイズ展開が面白い。
この#2001の場合は、0(25.0cm-25.5cm)、1(26.0cm-26.5cm)、2(27.0cm-27.5cm)、3(28.0cm-28.5cm)の4種類しか用意されていない。
僕の場合は一番小さい0になる。
僕の足は標準的な大きさだと思うのだが、それより小さい人は最初から対象になっていない。

最初は硬めの履き心地である。
そのまま使っていくと、クロムエクセルならではの特質が生きてくる。
数日で足の形に合わせてしなやかに変形していく。
ピッタリと吸い付いてきて、甲や足首をガードするような感触になる。
ブーツの素材として、捨てがたい魅力のある革である。

この革はもともと油分が多く、下手にミンクオイルなど加えると、粘土のようにグニャグニャとした芯の無い質感になってしまう。
そのため、靴メーカーから手入れ方法に注釈の入る場合が多い。
MOTOとしては、基本は乳化性クリームを僅かに与えるだけで、それも革が乾いてきてから、半年に一度入れてやる程度でいいという。
あとはブラッシングである。
革はブラッシングすることで艶と元気がよみがえる。

同社の製品は、最初からエージング後の姿にこだわって作られている。
履き古して皺の入った時のカッコよさを意識しているのだ。
そのため新品時のこの姿は、まだ未完成の状態と言える。
今後この靴がどう変化していくか楽しみである。

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