個人使用目的


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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海外からの個人輸入が魅力を失って久しい。
円安で、個人で輸入するメリットが無くなってしまったのだ。
靴などは、円高時代に輸入されたと思われる、日本国内の流通在庫のほうがはるかに安い。

デパートでは、高額の靴や時計の売り上げが好調だという。
30代、40代のユーザが購入するのだそうだが、その理由は、個人輸入の価格的メリットがなくなり、それなら間違いのない商品を扱っているデパートで買うほうがいい・・ということらしい。

僕の利用しているデパートなどは、会員のカードを利用することで、多くの商品を10%程度値引いてくれる。
自社ブースを持つ最高級ブランドなどは、さすがに引いてくれないが、靴のように商品が横一列に並んでいる売り場では、他では定価売りしかしていない商品でも、案外あっさり引いてくれる。
物によってはデパートは安い、ということも言えるのだ。

そんな中であるが、ひとつ米国に靴の注文を出した。
たまたま期間限定のセールをやっていて、欲しいモデルが安く出ていたのだ。
しかもそのモデルの3Eサイズの在庫が、メーカーにひとつだけあった。(注文をポチしたら在庫はゼロになった)
送料や関税を考えると、後からけっこうプラスの料金がかかるので、セールと言っても、その分が帳消しになる程度なのだが・・・
いずれにしても、僕の足に合う幅広サイズはほとんど日本に入ってこないので、個人輸入に頼るしかなく、セールは魅力的なのだ。

販売店から海外への送料が高いこともあり、靴の場合は大抵転送サービスを利用している。
販売店から米国内への送料は無料の場合が多く、日本に送り慣れている転送サービス会社を通した方が、手数料を入れても安くなるのだ。
しかし、転送サービス会社というのも、調べてみると評判の悪い会社がけっこう多い。
僕も先日不愉快なトラブルに遭遇した。

自宅では受け取るのが大変なので、いつも会社のオフィスに送ってもらっている。
ところがその時は、転送サービス会社から、送り先住所に会社名が入っていることで、個人用かどうかの問い合わせがあった。
オフィスに送る理由を伝え、あくまで個人使用目的であるから、そう申告して欲しいと念を押したところ、先方からは何となくはっきりしないメールが返ってきた。

今までeBayなどで何百回も海外から会社宛てに発送しており、しかもつい最近も同じ転送サービス会社で送って問題なかったのに、何で今回急に思いついたように聞いてきたのだろう。
と思っていたら、個人使用目的ではなく会社での販売目的の物品として送られてきた。
その結果関税が変わってしまい、予定より6000円ほど多く取られた。

転送サービス会社にクレームをつけると、会社名が入っている以上対応は出来ない、住民票のある住所以外に送るのは許されていない・・などと言って聞こうとしない。
先に聞かれた時に、個人使用目的と念を押したのに、何でその時にそう言わないのか。
また関税が違うことを言っても、この製品は会社用でも個人用でも税率は変わらないから関係ない・・の一点張りである。
会社としてミスを認めると、個人の成績にも関わってくるのだろうか・・・

仕方がないので、最後は日本の税関に電話をして、このことを詳しく聞いてみた。
すると、個人用のモノを会社宛てに送るのは、その人の自由であるからまったく問題ない。また個人用なら課税対象が60%になるから、その分安くなる。その発送した会社に言うべきだと言われた。
税関の人からそう言われたのである(笑)

それを転送サービス会社に伝えたいのは山々であったが、あの態度では納得させるのが一苦労であるし、その手間を考えると、とても6000円では合わない。
暇な人や、理不尽さが許せない人なら、時間を費やしてでもクレームをつけるところだろうが、かえって損失が大きいと見て、今回は目を瞑ることにした。
普通の日本の会社なら、こういう対応はしないと思うが、会社が米国にあるせいであろうか、スタッフは日本人でも、流れている空気が違うのを感じた。

で、性懲りもなく、今回の新しいオーダーも、その会社を通じて送ってもらうことにした(笑)
ただし今度は、住所から会社名を消して、番地のみで送ってみる。
会社周辺の宅配便の配送員はみな顔見知りなので、それでも何とか僕のところまで届くだろう。
さて、どうなることか・・・
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履き心地良好


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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早速トリッカーズのプレーントゥを履いて出かけてみた。
今まで買ったトリッカーズの中で、サイズ的には、一番僕の足にフィットするようだ。
半日ほど歩いたが、どこかが当たるという事はなく、ほぼ快適に歩き通すことができた。

試着の時に、小指の周辺部が当たるのが気になった。
そこで、少しでもスムースにいくようにと、新品のうちに靴の内側の小指の辺りにクリームを塗っておいた。
コロニルの1909シュプリームの無色である。
靴の内側にクリームを塗る時は、こういうさらりとした質感の製品を選ぶ必要がある。

しかしいざ靴を履いてみると、意外にも小指部分は余裕があり、ほとんど当たる様子はない。
すっぽりときれいに足が納まった。
靴下の厚みや足の浮腫み具合などが関係するのだろうが、試着の時の第一印象は必ずしも当てにならないものだと思った。
重量が軽いこともあって、踵が外れることもなく、靴がしっかり足にくっついてくる。
革靴というより、スニーカーのような感覚で履くことが出来る。



靴が軽いというのは、必ずしもいいことではない。
いちいち足を持ち上げないと、次の一歩が進まない。
重量級のバートンだと、何も考えなくても、振り子の法則で足が前に出て行くが、この靴の場合は、そうはいかない。
靴が軽いと、長時間歩く時は、かえって疲れるかもしれない・・と思った。

途中しゃがんで靴が折れ曲がった時、足の甲に革が当る感じがした。
さすがに甲高の僕の足に、そこまで完全にはフィットしていないようだ。
実はハーフサイズ大きいモールトンでも、同じことが起きる。
もう少し履き込めば、変形して落ち着くかもしれない。

材質のCシェイドであるが、硬い革・・という印象があったが、この靴の場合、むしろしなやかで柔らかい素材に感じる。
どうやら、ベースになるソール部分が柔らかい材質だと、その影響で靴全体が柔らかくなるようだ。
レザー・ソールやダイナイト・ソール、コマンド・ソールなどは、もっと硬質で、歩くとコツコツと地面に当たる音がする。
しかしこのブリック・ソールは、ほとんど音を出さずに、ひたひたと歩くことが出来る。

Cシェイドのような明るいブラウン系の色は、なかなか服と合わせるのが難しい。
どうしても、靴だけ浮き立って見えてしまうのだ。
特にこの革の単調な質感は、プレーントゥの、のっぺりとした大味な印象を強調する傾向がある。
使い古して少し貫禄がついた頃に、やっとしっくりくるのだろう。

デザインはカジュアル・シューズそのものであるが、そうは言ってもトリッカーズのカントリー・コレクションに属する靴である。
ある程度ヘビーな使い方にも耐える作りなのだろう。
Cシェイドは耐水性が高いことで知られており、ウレタン製のソールとの組み合わせは理に適っている。
恐らく雨にも強いはずだ。
まさに普段履きのトリッカーズ・・という感じである。
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予定は未定


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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天気がよさそうだったので、早起きするつもりであったが、疲れが出てゆっくり寝てしまった。
寝すぎて腰が痛くなった(笑)
写真のストックが少なくなり、真冬に撮った古い写真を載せてみたが、さすがに季節外れに見える。
今日は暖かくて、シャツ一枚でいいくらいであった。

午後になって、新しい靴の調子をみたくて、ちょっとだけ外出した。
しかし数時間で帰宅した。
結局あまり何もしないで過ごした一日であった。

世はすでにゴールデン・ウィークに入っているという。
忙しいこともあるのだが、今年はまだどこかに行く予定を立てていない。



トリッカーズの正体不明の靴。
何て書くと怪しげに聞こえるが、実際には比較的ポピュラーなモデルのひとつだという。
たまたま立ち寄った渋谷のユニオン・ワークスで、リジェクト品のセールをやっていて、その中から自分の足のサイズに合うものを探していてみつけた。

外羽根式のプレーントゥで、あまり特徴の無い外観なので、人気もイマイチなのだろう。
現在はあまり入荷しないモデルのようだ。
革は同社の有名なCシェイドで、ソールは発泡ウレタン系のマイクロ・ソールという組み合わせ。

当初は「ケンダル」というモデルかと思った。
「ケンダル」はCシェイドのプレーントゥのモデルで、それ以外の革を使った場合は「ウッドストック」という名称になる。
しかしよく見ると細部のデザインが「ケンダル」とは違う。
この靴の場合、紐を通すアイレットの金属環が外側に出ているのと、「ケンダル」にあるはずのヒールに向かうパーツの接合ラインが無い。
そういう細かいところで見分けるようだ。

お店の人もトリッカーズの古いカタログを取り出して調べてくれて、「ダニエル」というモデルの一種ではないかということになった。
確かにネットでその名を検索すると、革はCシェイドではないが、同じデザインと思われる靴がいくつかひっかかる。
一方現在のトリッカーズのサイトを見ると、「9592」という型番のモデルが、この形状らしきこともわかった。

トリッカーズは別注が簡単に出来ることもあって、種類があまりに多く、ラインナップの整理がついていない。
Cシェイドという、特殊な加工が施された、丈夫で耐水性のある革を使った機種だけ、モデル名を変えているのだが、その法則も最近は乱されて例外が混ざっているようだ。

この靴は、つまらないと言えばつまらないデザインなのだが、それでも購入する理由がいくつかあった。
まず何といっても、僕の好きな外羽根式プレーントゥであること(笑)
普通のトリッカーズ・ファンならパスしそうな淡白なデザインであるが、見た瞬間から何となく惹かれたのは、恐らくそれが理由であろう。

手にとって最初に驚くのは、重量が軽いということだ。
鎧のようにがっちりとした通常のトリッカーズとはイメージが異なり、どこかスニーカー的な雰囲気を持っている。
ソールはウルトラ・ライト・マイクロ・ソールという、ブリックソールが付いている。
発泡ウレタンのようで、いかにも減るのが早そうには見えるが、しなやかで履きやすいと思われる。

素材がCシェイドであることも、この靴に興味を持った理由である。
この素材は、特殊な加工が施されているせいか、質感が少し革らしさに欠けており、今まで何となく買う気持ちになれなかった。
特にこのデザインの靴の場合、表情に乏しいCシェイドの質感が、靴のノッペリ感を増長させてしまう。
しかしトリッカーズが好きな人は、何よりCシェイドを好むと言うし、正直なところひとつくらい持っていたい。

またこのモデルは、どうやらラストに4497Sを使っているらしいことも、購入の動機になっている。
普段使っている黒いモールトンと同じラストであるが、4444に比べてハーフサイズほど小さめという話だったので、そちらはUK7Hを選んだところ少し緩かった。
ブーツなので足首で固定して何とか使っているが、足は靴の中で前後左右に微妙に動く。
ラスト4497Sの場合、本来はUK7が自分には適正サイズではないかと、ずっと考えていた。

この靴はラスト4497SのUK7、しかも短靴なので、ちょうど試してみたい仕様であった。
足を入れてみると、見事に余裕無くピタリと収まり、ヒールにもガタがない。
わずかに小指が当るのが気になる。
硬い革だという噂を聞いていたので、どうしたものかと悩んだ。

たまたまハーフサイズ上のUK7Hも在庫があり、そちらも試着させてもらったが、案の定そちらはヒールが緩いため、短靴で履くにはちょっと厳しい大きさであるとわかった。
選ぶとしたら、やはりUK7の方だろう。
ここまで自分の足にピッタリ合うサイズのトリッカーズは初めてなので、小指部分に不安はあったが、購入してみることにした。
しばらく使ってみて、また結果をレポートしたい。
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新緑


D2X + AF-S DX Zoom-Nikkor ED 17-55mm F2.8G(IF)

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桜の花はとうに散ったが、葉っぱが勢いを増し、青々とした新緑となっている。
これはこれでいい。
目に刺激を与えてくれる、瑞々しい新緑の季節も好きだ。



やっとタイヤを交換した(笑)
寒い日もあったので、何となく交換のタイミングを逸していた。
もう限界だろうと思い、行きつけのタイヤ店に電話をした。

ところが混雑していて、順番を待って欲しいという。
ゴールデン・ウィークの遠出の前に交換したい・・ということで、最後の交換客が殺到したらしい。
今年は大雪の影響で、3月頃までスタッドレスが売れたという。
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切り替え


LEICA X1

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1台だけ、会社の僕の机の上に、WindowsXPのパソコンが残っていた。
デルの古いワークステーション・・・長年メールの受送信に使っていた機械だ。
メール関連のデータや、XP上でしか動かないプログラムが入っていて、簡単には切り替えられなかった。
日々仕事に使っているマシンなので、以前のデータは消えてしまったとか、今日は動かないですね・・では済まないのだ。

一応、後継機として、hp社のパソコンを用意してあり、箱から出して別の部屋に置いてあった。
Windows7、Core i7を積んだ、比較的高性能な機種である。
そちらのマシンを1ヶ月ほど並行で動かして、同じメールなど受信させていた。
途中から、メールの送信に関しても、新しいhpの方から送るようにしていた。

1ヶ月並行して動かせば、まあ重要な作業の多くは、一通り新しいパソコン上でも動かしたという実績が出来るだろう。
そろそろ完全に切り替えようと思っていたら、デルのXPのパソコンの動きがおかしくなりはじめた。
エクスプローラーの動作が異様に遅くなり、ついには完全に停止してしまい、電源を切って復帰させるしかない状況に陥る。

やむなくhpのマシンを、急いでデルの隣に移動した。
机上のモニタに2台のパソコンを繋ぎ、切り替えて使えるようにした。
またデルのパソコンは危険と判断し、LANケーブルを外して、ネットワークから分離した。

その時点から、メインはhpのパソコンになり、通常はそちらの電源のみを入れるようになった。
しかし少し使うと、案の定古いXPのパソコンでないと、どうしても解決のつかない業務も出てきた。
数ヶ月前にやり取りしたデータを見る必要も、しばしば発生する。
仕方なくデルの電源を入れて、モニタを切り替えてそちらで作業する。

なかなか新しいパソコンのみで作業完了・・というところまでいかない。
切り替えの作業は、どうしてもだらだらと続いてしまう。
本当なら、以前のメールは全部捨てました・・と言えるくらいのドライさが必要なのだろう。

不思議なことに、パソコンの切り替え作業には、何らかの喪失感が伴う。
まだ当分古いパソコンを隣に置いておかなければならないだろう。
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寝ます・・・


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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今日は帰りが遅くなり、駅前のバーで食事を済ませた。
ビールをジョッキで飲んだため、少し酔っ払った。
帰宅してDr.HOUSEの録画を見て、それで限界・・・
ベッドの上で寝てしまい、気が付くと真夜中を過ぎていた。

風呂に入り、それから書いている。
あまり長く書こうとすると、目が冴えてしまい眠れなくなるので、やめておくことにする。
この辺でまたベッドに戻る。
おやすみなさい。
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それでだったのか・・・


LEICA X1

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数週間前から、街は警官でいっぱいだった。
都内の主要な駅という駅に立っている。
台を用意して、その上に乗って周囲を見回している者までいる。
ニコリともせずに、厳しい顔をして、歩行者を睨みつけている。

ずいぶん本気モードの警戒態勢である。
一体誰が来るんだろうと思っていた。
米国大統領が来るなんて、その時点では思いもよらなかった。
まあそれじゃあ仕方が無いか・・・
明日は大事な来客があるのだが、時間通りに到着するだろうか・・・
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磁力


LEICA X1

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リニア新幹線の話がかなり進んでいるという。
既に品川の地下に、始発駅の用地は確保されたと聞いた。
時速500キロの電車である。
零戦の最高速に近い。
完成はまだ10年以上先であるが、時が過ぎるのは早い。
運行が開始されれば、現在の新幹線など在来線になってしまう。

ところで、単純な疑問なのだが、これだけ強力な磁力に包まれて移動して、何か悪い影響は出ないのだろうか。
人体への影響については、まあいろいろ騒ぐ人はいるだろう。
個人的に気になるのは、腕時計である(笑)
普通の機械式腕時計は、帯磁してしまい、故障する可能性があるのではないか。

それでなくても、電車の中というのは磁力の嵐なのだ。
以前、方位磁石を持ち歩いていた時がある。
大地震が発生し、サバイバル状態に陥った時の用心である。

ところが、電車の中で方位を見ていたら、突然針が180度くるりと回った。
驚いたことに、電車が減速するたびに、針が完全に反転してしまう。
電磁ブレーキをかけると、車内に強い磁力が走るらしい。
そんな中に、我々は普段から体をさらしているのだ。

僕の家など、立地が駅の隣という事もあり、電車が駅に入ってくる度に、室内を磁力線が飛び交う。
それが見えるわけではないのだが、ブラウン管時代のテレビだと、画面の角の方が紫色に変わるので、はっきりとわかった。
最初は原因が不明だったのだが、電車が減速しながら通過するタイミングで、テレビの色が変わることに気付いた。

磁力を防ぐことは、非常に難しい。
一時は映像を趣味としていたので、画面の色が変わる現象にはずいぶん悩まされた。
しかし結局対処のしようがなかった。
液晶テレビの時代になって、その現象がなくなり、というより分らなくなり、心底ほっとした。

線路沿いの家は、恐らく皆似たような環境であろう。
磁力は垂れ流し状態であるが、目に見えないから、誰も気付かない。
今更どうしようもないが、日常的に人体は磁力にさらされている。
まあ、人は常に環境から何らかの影響を受けており、これもそのひとつだということだ。

生身の体への影響は、専門家に任せるとして、気になるのは、最初にも書いた通り腕時計である。
僕はミルガウスやインヂュニアといった磁力に強い腕時計を持っていない。
昨年発売された15,000ガウスに耐えるアクアテラのように、最新の時計はパーツも磁力に強いものに変わりつつある。
リニアモーターカーの出現で、この傾向がさらに進むかもしれない。
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輝き


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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日曜日にパーク・アベニューを持って、都内の靴磨きのお店に行った。
新しい状態のうちに、プロに磨いてもらおうと思ったのだ。
あらかじめ電話で予約を入れて、目の前で磨いてもらった。



アレン・エドモンズの新品は珍しいそうだ。
久しぶりに見たと言うので、現在でも普通に売られている靴であることを告げると、へえと驚いていた。
毎日大量に靴に接しているはずの人が知らないのだ。
意外に売れていないのか、あるいはお金をかけてまでこの靴を磨く人が少ないのか・・・(笑)

逆にどのような靴が多いのか聞いてみた。
圧倒的に多いのは、オールデンのコードバンだという。
まあ納得・・である。
コードバンの靴は磨きたくなるものなのだ(笑)
(ちなみに次に多いのはクロケット&ジョーンズのスタンダードラインのものだそうだ)

アレン・エドモンズと同じアメリカ靴であるが、オールデンは上手い具合にブランド力を上げることに成功している。
国内では慢性的にタマ不足で、中古品でさえ高価に取り引きされているという。
コードバンの製造元が少ないのは、技術的に難しいとかいう問題ではなく、そもそも需要が無くて売れなかったのが原因だと聞くが・・・
品質面では、アレン・エドモンズと同様に、オールデンにもアメリカ製の靴に特有の荒っぽさがある。

まあ、そこが魅力なのではあるが、日本でソール交換したら、オリジナルより縫い目がきれいになって戻ってきたという笑えない話もある。
また、来日したヨーロッパの靴メーカーの人を、オールデンの置いてある店には視察に連れて行かないという話も聞いた。
理由は、日本の市場ではあの程度のクオリティで通用するのか・・と思われてしまうと困るからだそうだ(笑)

もちろんそんな僕も、普段オールデンを愛用しているし、決して否定しているわけではない。
あの雰囲気は、他の国の製品ではなかなか出せない。
細部の品質云々よりも、靴の持つ佇まいを重視するほど、日本のユーザーが成熟しているということだろう(笑)

ところでアレン・エドモンズのパーク・アベニューであるが、目の前で磨いてもらっているうちに、だんだんと存在感が増してきた。
クリームで全体に栄養を与え、ワックスで先端部とヒール周りに光沢を与える。
それにつれて、靴が何かオーラのようなものを放ち始めたのだ。
最初は少々木目が粗く見えた甲革だが、キャップ部分は実にきれいに輝き、それ以外の部分もいい感じに変化してきた。
お店の人も、磨きながら、時折感心して見ている。

他の靴とは一味違う、この靴ならではのクラシカルな雰囲気が漂う。
それがなかなか魅力的である。
これは安い買い物だったかもしれない。
だんだんと同社の製品のファンになってきた(笑)
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黒のストレートチップ


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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やはり「男は黒のストレートチップ」だろう。



というわけで、アレン・エドモンズのパークアベニュー(笑)
同社を代表する靴と言っていいだろう。
何しろ米国の歴代大統領が、初登庁する時に履くとされている靴である。
長年モデルチェンジのない、クラシカルなデザインで愛用者も多い。

大統領が履くとはいいながらも、海外の有名ブランドの中では、特に安価な靴といえる。
本国での価格は365ドル。
しかし国内のネット通販でも、恐らく円高時の並行輸入品だと思うが、3万円台で売られており、送料や関税を考えると国内で買ったほうがずっと安い。
本国では様々なサイズが展開されているが、国内でも幅広の3Eが一部輸入されており、選択肢は広い。
今回は無難に、いつもの25.5の3Eを選んでみた。

以前も同社のウィルバートの25.5/3Eを、米国より輸入したことがある。
モデルが違えば木型が変わるので、あまりサイズは参考にはならない。
特にパークアベニューは、同社の製品の中では幅が狭めだと言われている。
だがとりあえず25.5/3Eであれば、履けないということはないだろう。

定番のストレートチップでありながらも、何となく変わったデザインの靴である。
まず目に付くのはキャップトゥの小ささで、つま先をちょこっと覆ったような、ユーモラスな形になっている。
ステッチはダブルでしっかりと入っているため、キャップの接合部分に段差が出来て、余計に浮き立って見える
アイレットは6個と多めで、クラシカルな雰囲気がなかなかいい。
360度縫いこんだグッドイヤーウェルト製法で、少し張り出したウェルト部分が無骨に見える。

メイド・イン・USAにこだわっているが、(かえってそのせいか)作りは大雑把な印象で、品質は価格相応といえる。
逆に、そこがこのブランドの魅力になっているのが、面白いところである。
実用性を最優先する哲学が、カッコよく見えるのだ。
ヒール部分は滑り止めのゴムが貼られているが、同社のウエブサイトではこのゴムが外れる不具合が時折報告されている(笑)

創業者は世界一履きやすい靴を目指したというが、シャンクが入らず軽くしなやかな履き心地は、同社の靴の特長と言える。
中底にはコルクが全面に敷かれ、中敷の革は先端部まで延びている。
革靴でありながら、どこかスニーカー的な履きやすさがあり、この履き心地のファンも多いと思われる。
アメリカの富豪たちのもっとも愛用する靴にも選ばれているという。

幅広の3Eサイズを選んだが、足がスポッとはまり、幅は余裕少なめでピッタリの感じ。
ヒールカップが少し緩めに感じるのは、同社のウィルバートの時と同じである。
ただ、脱げてしまうというほどではなく、歩いてもしっかりついてくる。

靴の幅は吸い付くようにピッタリなので、やはり選ぶとしたら、このサイズになるのだろう。
薄い靴下だと羽根は閉じ気味になるが、だからといって幅に余裕はほとんど感じられない。
幅に合わせるとヒールが緩くなるというのは、大柄な白人との体型の違いもあり、仕方の無いところだろう。
サイズの選択幅の広い靴であるが、例によって、僕の足に完全にフィットするサイズは用意されていないのかもしれない。

フォーマルな席のために購入したのだが、質的には程々で、それ専用に使う・・というタイプの靴ではない。
しかし独特の存在感があるのは確かだ。
オーソドックスな英国調とは別の路線なので、かえって目立つかもしれない。
以前お店で見せてもらった時も、この雰囲気が受け入れられるなら、面白い靴ですよと言われた(笑)
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ソーイング・セット


LEICA X1

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一晩寝たら、まあまあ回復した。
疲れを感じるのは、天候の関係もあるようだ。
雨の日は、それだけで体が重い。
今朝は晴れていたので、比較的調子がよかった。
いつもよりゆっくり起きて、遅れて会社に出た。

出張先で、ワイシャツの首の部分のボタンがポロリと取れた。
何度か洗濯に出しているうちに、糸が痛んでほつれてしまったようだ。
仕方なく、ホテルの近所のコンビニで、ソーイング・セットを買ってきた。

自分で糸と針でボタンを縫いつけることにした。
小学校の時に授業で教わっているので、そのくらいなら特に問題なく出来る。
白いプラスチック製のお針箱を持っていたし、40年くらい経つが、今でもどこかにあるはずだ。

ただ今回は携帯用の小型縫製セットなので、使いにくいのは確かだ。
小さなケースにハサミや待ち針、毛抜きまで入っているが、無理にコンパクトにまとめてあり、本当に緊急用という感じ。
その上老眼でよく見えず、針に糸を通すのもままならない。
何度か失敗したが、最後は眼鏡を外してやっと通すことが出来た。

使い方は意外によく覚えていて、クルクルと糸をよじって結んだりした。
趣味で革の縫製もやっていたので、人より慣れているのかもしれない。
それにしても、結婚してからは、こういう作業はMrs.COLKIDに頼りっぱなしなので、なかなか自分でやる機会はなかった。
独身であったなら、普段から自分でやらなければならないのだろう。

60点くらいの出来ではあるが、ワイシャツのボタンを何とか取り付けた。
仕上がりはイマイチであるが、念入りに頑丈に縫い付けておいた。
ワイシャツを着て、恐る恐る首の部分のボタンを留めてみたが、特に問題なさそうだ。

ソーイング・セットは、そのままカバンに入れておいた。
帰りの飛行機で、手荷物検査の際に思い出し、しまったと思った。
検査官に告げて、カバンから出して、腕時計などと一緒にプラの容器に入れて提出した。
取り上げられても仕方ないかと思ったが、検査官からは特に問題ないと言われ、そのままパスした。
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お疲れです


LEICA X1

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帰宅している。
会社に直行し、仕事をした。
夜になって疲れが出て、少しぐったりしている。
今日は短いがこれで・・・
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本当のサイズ


LEICA X1

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出張先での仕事の最中、チャーチのシャノンを履いている。
非常に快適である。
驚いたことに、一番自分の足に合っていると思っていた、スコッチグレインのアシュランスより、さらにしっくりくる。
ソールの厚みが効いているのか、一日立っていても疲れを感じない。

緩めに履いていたアシュランスに対し、シャノンはずっとタイトで、ヒールが踵に吸いついてくる。
遊びは少なく、足がすっぽり包まれる感じだ。
幅は広いがヒールはタイトという、シャノンの少々変わった形状が、自分の足に合っているようだ。

試着することなく、ネットで注文したシャノンだが、紐を締めても羽根はほどほどに開き、大きさとしてはいいところをいっている。
実はこれでもまだ緩いと、あるお店で指摘されたのだが、これ以上きついのはさすがに辛い。
どうやら靴というものは、もっとパンパンな状態で履いて、ちょうどいい具合にまで変形させるのが、本当の履き方らしい。
長年25.5の3Eを買ってきたが、そもそも履き方が間違っていたのだとしたら、僕の足の本当のサイズも違うのではないか・・・

シャノンは幅広のワイズGも用意されているが、今履いているのは標準のFである。
それを考えると、自分の足は本当はそれほど幅広じゃないのではないか・・とも思えてくる。
靴の幅や長さと、足の大きさの関係については、いまだによくわからないことが多い。
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タクシー


LEICA X1

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仕事からホテルに戻ってから、ちょっと用事があって、タクシーで再度郊外に出かけた。
そちらの用事が終わったら、夜遅くなっていた。
帰ろうと思い、近所のショッピングモールのタクシー乗り場に行ってみたが、この時間ではすでにタクシーはいない。
外は真っ暗で、シーンと静まり返っている。

ここは東京ではないのだと、改めて思い知った。
大きな道に出れば、タクシーが通るかと思い、かなり歩いて道まで出たが、空車のタクシーはまったく通らない。
車の交通量はけっこうあるのだが、すべて家路を急ぐ自家用車である。
こんなところをタクシーが走っても、需要が無いのだろう。

少し途方に暮れた。
まさかヒッチハイクをするわけにもいかない。
道は暗いので、余計に不安になる。
誰もいない歩道を、とぼとぼと歩く。
ショッピングモールの駐車場に戻ったが、すでにシャッターは閉まっていてお店の人もいなかった。

公衆電話をみつけたら、電話帳が置いてあった。
タクシー会社を探したが、こんな時間に電話に出てくれるだろうか。
聞かれてもここがどこだかわからない事に気付き、一度ショッピングモールに戻り、お店の名前をメモして戻った。
電話帳の一番大きそうなタクシー会社に電話してみると、受付のおじさんが出た。
すぐに行くからと言われ、ほっとした。
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LEICA X1

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昼間は暖かかったが、朝晩はけっこう冷える。
東京よりこちらの方が涼しいかもしれない。
それと日が暮れるのも、こちらの方が遅い。
午後6時を過ぎても昼間の明るさで、その差がはっきりとわかる。

昨晩はベッドに横になって、ついそのまま寝てしまった。
気が付くと朝になっていた。
まあ、すべて準備が済んでからだったので、特に問題はなかったのだが、ちょっと油断した。
ひとりで暮らすと、こういう失敗を時折やらかす。
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