遠回り


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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今日は足利にある仕入先に挨拶に行ってきた。
途中かなり強い雨に降られたが、その中を車で突っ走った。

少し遠回りであったが、東北道から北関東道を通っていって正解であった。
高速がすいすい動くのを見て、ナビで指示された最短ルートに3回くらい逆らった。
下の道で行ったら、あちこちで渋滞にはまって大変なことになっていた。

実は帰りは下を通ったのだが、土曜日でしかも雨で、街は交差点のたびに渋滞している。
動きの鈍いトラックも多く、行きと違って車がゆっくりとしか進まない。
まったく嫌になってしまった。

帰りに佐野のアウトレットに寄ったのだが、到着までにかなりの時間がかかった。
しかもアウトレットを見ても、何も買う物が無い。
結局遅い昼食をとっただけで、何も買わずにそこを出た。
帰りも素直に高速に乗れば、無駄な時間を費やさずに済んだのだが・・・
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ブラック・フライデー


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米国の通販サイトを見ると、この数日間、「ブラック・フライデー」という大きな文字がやたら出てくる。
サイトの表題に、黒く大きくドーンと表示される。
既にプリ・ブラック・フライデーのセールが始まっていますよ・・などと書かれている。

ブラック・フライデーとは何ぞや?
大暴落でも起きるのだろうか・・

調べてみると、ブラック・フライデーというのは、11月の第4木曜日、すなわち感謝祭(サンクス・ギビング・デー)の翌日の金曜日のことだという。
つまり11月28日、今日である。
この日からクリスマス商戦が始まり、翌月の12月にかけて、1年で一番売れる時期になる。
その結果、お店が黒字になるので、ブラック・フライデーというのだそうだ。

あちこちのサイトで、10%引き、20%引きと数字が表示される。
靴屋のサイトも同じだが、残念ながらオールデンなど欲しい靴は、値引きの対象になっていない。
だろうと思ったよ・・・
もっともアレン・エドモンズは、少し前から自社サイトで、いくつかの靴を対象に、かなり値引いて販売している。

円安が進んで、個人輸入の魅力はほとんど無くなってしまった。
このレートでは、海外からものを輸入するなんて、ちょっと考えづらい。
どうしても購入するなら、このクリスマス・セールを狙うしかないだろう。
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日差


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ほとんど毎日、オメガのシーマスター・アクアテラ・クロノメーターをつけて通勤している。
会社に着くと、ロレックスのオイスター・デイトに付け替える。
その間アクアテラはカバンにしまっておき、帰りに着替えた時にまた腕につける。
それが日課になっている。

そのアクアテラだが、購入した当初は、異様なほど正確で、ほとんど狂わなかった。
日に1秒ほど前後する程度で、1週間で1秒しか狂わないということもあった。
さすがはコーアキシャルだと驚いたものであった。

ところが購入から数ヵ月経ったある日、突然故障してしまった。
ふと腕の時計を見ると、秒針がピクリとも動かなくなっていた。
保障期間内だったので、すぐにオメガに修理に出した。
数週間後に戻ってきたアクアテラは、何と1日6秒狂うようになっていた。

がっかりしてしまった。
元に戻せないか、メーカーに問い合わせたが、それは無理だと言われた。
今まで驚くほど正確だったのは、偶然部品の噛み合わせが良かっただけで、修理でパーツを交換してしまったら、もう再現できないという。
オメガで正規に診てもらったのだから、確かにこれ以上の調整は難しいのかもしれない。

毎日ほぼ正確に6秒進む。
クロノメーターとしては、日差は大き目であるが、狂いそのものは皮肉なくらいに正確である。
毎朝、電波時計を見ながら時刻を修正するが、仮に電波時計が無くても、六つ数えてリューズを戻せばいいくらいだ。

ところがそのアクアテラが、数日前から突然狂わなくなった。
朝、時刻合わせをしようと思ったら、ほとんど狂っていない。
あれ?と思ったが、翌日も狂いがほとんど無かった。
一日にほんの僅かずつ進んで、3日目で進みが1秒になったので、修正した。

さて、これはどういうことだろう。
部品が磨耗して噛み合わせが良くなったのだろうか・・・
或いはまた壊れる前兆なのか・・・
パーツのどこかがポロリといったか、バリが取れて動きがスムースになったか。
正確になったのは喜ばしいことであるが、ある日突然日差が変わるというのは、あまり 宜しくない事が起きている可能性のほうが高いだろう。
いずれにしても、しばらく様子見である。
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宇宙人


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今年8月に78歳で亡くなった世界的に有名な航空宇宙科学者ボイド・ブッシュマン氏が、亡くなる直前に、宇宙人の存在に関して具体的に口述する映像が、YouTubeで公開されている。
エリア51でも研究していたという高名な科学者が、宇宙人の存在を完全に肯定したものだから、各方面で議論を呼んでいるようだ。

それによると、宇宙人は68光年離れた惑星から、直径約12mのUFOに乗って、たった45分で地球までやって来ることが出来るのだという。
身長は1.5mほどで、寿命は230歳、人類より長い5本の指を持ち、足の指には水かきがあるという。

すでに多くの宇宙人が地球を訪問しており、中には地球人として暮らしているものもいる。
施設内では米国人と宇宙人が一緒に働いており、ロシアや中国とも組んで反重力タイプの乗り物を開発しているという。
ただし、人間に対し友好的な宇宙人もいるが、悪い宇宙人もいるようだ。

どうせなら、知的生命体ならではの、高度な倫理感を教えていただけないものだろうか。
ロシアや中国、米国を見ると、とても彼らから何かを得ているとは思えない。
というか、むしろ悪いことを吹き込まれているようにさえ見える(笑)

友好といっても、技術的な提携だけでは、地球人を救うことなど出来ないだろう。
組む相手の地球人を間違ってはいないか?
そう宇宙人に言いたい。
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靴との戦い


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休日を利用して、チョコレート色のブーツを履いて外に出てみた。
購入した時、初日に強烈な靴擦れを起こし、以降ほとんど履かなかった靴である。
トリッカーズのモンキーブーツだ。
初めて履いた時に、両足のかかとに大きな水脹れが出来てしまい、途中で歩けなくなるほど痛い目に遭った。

対策として、靴の内側の靴擦れが起きた部分に、スエードの厚手のシートを貼った。
その効果を確かめるべく、6月に一度短時間だけ履いてみたのだが、それ以降何となく怖くて履けなかった。
昨日は体調が万全ではなかったので、どうしようか悩んだが、思い切って履いて出てみたのだ。
もちろん万一の時のために、靴擦れ用バンドエイドも持った。

この靴はデザインがいい。
数あるブーツの中でも傑出しているのだ。
靴擦れさえなければ、普段から履きたい靴である。

最初は良かった。
何しろ問題の箇所にはしっかり革のシートを貼ってあるわけだし、まず大丈夫だろうと踏んでいた。
靴の中での足のすわりはイマイチなのだが、歩いてもかかと部分が摺れる感じはほとんどない。
あえて言えば、靴のサイズが少し小さいようにも感じるが、僕は緩めに履くのが好きだからであって、一般的にはこれくらいがジャストだろう。

ところが、少し長めの距離を歩いてみると、左足のかかとの内側辺りに違和感が生じはじめた。
これはまずい・・・
ちょうど前回、水脹れが出来た場所だ。

立ち止まって、紐をギュッと締めなおし、靴をしっかり固定すると、一時的に治まる。
しかしまたすぐにムズムズしてくる。
痛いという程ではないのだが、歩くたびに摺れてヒリヒリする感じ。
デパートのトイレに逃げ込み、ブーツを脱いで靴下をめくってみた。

左足のかかとの内側部分が赤くなり、早くも表皮がたるみはじめている。
水脹れになる一歩手前の状況だ。
すぐに上から靴擦れ用のバンドエイドを貼った。
反対側の足も、ほど無く同じ事になると思い、そちらにも貼る。

靴下も摺れており、その部分が少し薄くなっている。
靴の中を見ると、削れた靴下の繊維が丸くなって、その辺りに付いている。
ちゃんと靴擦れ防止用として売られている厚手の革を貼ったのに、結果は同じになってしまった。
靴の形そのものが、足と合っていないのだろうか。

再度歩き出したが、バンドエイドを貼ったにも関わらず、足に痛みが出始めた。
それほど摺れているようには見えないのだが、バンドエイドでも防げないほどの摩擦があるようだ。
じっくり見ても解明できないのだから、かなり深刻な靴擦れといえる。
とにかく歩く距離が少しでも短くなるよう、ルートを考えながら、何とか自宅まで帰ってきた。

さて、何が問題なのだろう。
靴下を脱いでみると、貼ってあるバンドエイドが、両足とも下からめくれ上がりかけている。
厚手の靴下を履いていたにもかかわらずだ。
足を動かすたびに、その方向に強い摺れが発生しているらしい。

靴の内側に貼った革が、起毛タイプのスエードだったのも悪かったのかもしれない。
むしろ、滑りのいいなめらかな革に交換してみるか。
まだしばらく、この靴との戦いは続きそうだ。
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ヒゲ


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昨晩は玉子酒を作ってもらって飲んだ。
寝る時は、枕元に加湿器を持ってきた。
さらに濡れた布を入れて湿気を維持できるマスクをつけて寝た。
もっともマスクは夜中に呼吸困難に陥り取ってしまったが・・・

それで少しは体調が改善したかもしれない。
朝もゆっくり起きた。
外を見ると、昨日は晴れていたのに、残念ながらどんよりとした雲に覆われている。
昨日からヒゲを剃っていないので、今日は剃ろうと思い、鏡の前に立った。

顎に手を当ててみると、ポツポツと白いものがある。
灯りを当ててよく見ると、ヒゲの一部に白い毛が混ざっている。
そんな馬鹿なと思い、目を凝らして見直したが、短いが確かに白髪である。

髪の毛にはほとんど白髪がないので、驚いてしまった。
もみあげの部分に、少し白髪が混ざっているのは知っていた。
その延長にあたるヒゲも、のばせば実は白髪だらけになることがわかった。

黒いヒゲが生えるであろう自分の顔を想像していたので、ショックであった。
もしもヒゲを生やしたら、顔の下半分だけ、ごま塩のようになってしまうのだ。
頭の毛はほぼ黒いのに・・・
ヒゲだけ染めるという話は、あまり聞いたことないものなあ。
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今日は朝から外に出ていない。
喉の痛みは相変わらずで、その上熱っぽくなってきた。
そのため無理をせず、一日寝たり起きたりして、のんびりと過ごした。
窓の外の青い空を見ると、勿体無くも感じたが、仕方が無いだろう。

薬を飲むとだいぶ楽になるので、それほど辛い思いはしていない。
食欲も十分にある。
むしろ寝すぎが原因で、気分が優れない。

ずぼらをして、髭を剃らないでいたら、一日でけっこう伸びた。
指で表面に触れてみると、ザラザラとしたいつにない感触。
それが面白くて、先程からついあごに手がのびてしまう。
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買い物


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銀座の歩行者天国を行くと、外国人が大勢歩いている。
一見同じ東洋人でも、髪型やファッションセンスで日本人ではないことはわかる。
もっとも、大きな声で話すので、見るまでもなく外国の人だとわかってしまう。

これだけ増えたのは、やはり円安の影響が大きいのだろう。
海外から来ると、日本という国は相当面白いところらしい。
文化も異質ではあるが、その上安全で、買い物が安く出来るとなれば、尚更であろう。

中国の人たちが、大きな声で話すのを見て、顔をしかめる日本人は多い。
しかし一方で、不況の時にお金を落としていってくれるのは、非常にありがたいことでもある。
内心どう思っているかは知らないが、お店としては、海外からのお客さんは大歓迎であろう。

先日、中国からのお客さんを、知人が銀座に買い物に連れて行った。
今や日本での買い物は、彼らが来訪する大きな目的なのだ。
某有名ブランドの建物に入ってみたが、驚いたことに、商品がほとんど置いてない。
聞くと、つい先程観光バスが数台乗り付けて、中国の人たちが根こそぎ買っていってしまったという。

お店に並んだ商品を総ざらいである。
この日の売上げは、一体いくらになるのか・・・
知人たち一行はがっかりして、別のお店に行ったという。

実はこれとそっくりなことを、かつて日本人がやっていた。
外交官の家族として、長年海外で生活してきた年配の女性の知人がいる。
もう何十年も前の話であるが、パリで暮らしている時、行き付けのブランドショップに行ったところ、日本の農協の団体が来ていた。

彼らは棚に置いてあるものを、全部俺が買うのだといって、端から端まで手で押さえ込んでいた。
高級なブランドショップで、まるでワゴンセールに群がるような状態だったという。
品質やデザインはよくわからないが、金ならいくらでもあるので、とにかく全部買ってお土産にするのだ・・ということらしい。
フランス人の店員さんたちは、困惑しながらも、一応笑顔で応対している。

知人は日本人として大変恥ずかしい思いでそれを見ていた。
すると顔見知りの店員さんが、知人に目配せして、こちらに来いと手招きした。
知人がついて行くと、店員さんは別の小部屋に案内してくれた。
「あなたには、ちゃんといいものを、こちらに取っておいたから・・」と言って、その店員さんは知人に商品を出してくれたのだという。

立場が逆になっただけで、今日本で起きていることと何ら変わりは無い。
むしろあの頃の、土地を売ってにわかにお金の入った、横暴な態度の日本人と比べると、階級がはっきりしている中国の人の方がジェントルかもしれない。
もう少し時間が経ち、西側の先進国の生活に慣れてくれば、金に任せて何でも買いまくる・・という行動は治まるだろう。

と思っていたら、早くもその辺の感覚が違ってきたという話を聞いた。
以前のように高いものを全て買いまくるのではなく、じっくり質を見極めて選ぶ傾向が出てきたという。
かつては札束を懐に入れてきて、何でも現金で買っていたが、今は彼らが使う専用のカードがあるそうで、カード決済で購入するようになったらしい。

もっとも、かの国で今までバブルがはじけそうではじけなかった理由は、すべて現金で取引しているからだ、という話を聞いたことがある。
彼らが盛んに日本の土地などを買い漁るのは、自国の通貨の価値が無くなる事を恐れて、とにかく物に換えておきたい、ということがある。
巷で言われるように、そろそろバブル崩壊間際の状況なのかもしれない。
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まだ駄目


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相変わらず喉が痛い。
せっかく落ち着いてきても、朝礼の時など大きな声を出すので、また悪化してしまう。
その上来客や電話が多く、それへの対応で、喉を休ませることが出来ない。

仕入先や得意先に電話していて、数人、まったく同じ症状の人と遭遇した。
流行っている風邪の症状らしい。
あの薬が効く・・とか情報交換している。



オールデンの403インディ・ブーツ。
トゥルーバランス・ラストでサイズは7.5D。
アッパーはクロムエクセル、ソールはネオプレーンコルクソール、ヒールはフット・バランス。

いわずと知れた、映画インディ・ジョーンズのシリーズで、ハリソン・フォードが履いていたというオールデン製のワークブーツである。
個人的にはレイダースにはそれほどの思い入れは無いが、この靴自体はオールデンのブーツとして外せない。
オールデンは元来ドレスシューズのメーカーなので、ワークブーツは作り慣れておらず、品のいい仕上がりになっている。

当初は米国国内のみの流通であったが、2010年頃から日本にも輸入されて人気になっているという。
最初の頃のものに比べてライニングなどもしっかりしたものに変わり、作りがグレードアップされているという。
オリジナルは405というもう少し明るめのブラウンのオイルレザーのモデルで、この403はそのクロムエクセル版に当る。

405とどちらにすべきか、お店でずいぶん悩んだ。
両方を並べて、かわるがわる試着してみた。
こういうことが出来るのが、国内のお店で購入することの最大のメリットであろう。

405も魅力的ではあるが、クロムエクセル特有の、何とも言えないムラ感のある表面の質感は捨てがたく、結局403の方を選んだ。
やはり革フェチがクロムエクセルを前にすると、その魔力から逃げることはできないようだ(笑)
403の方が色が濃厚なため、明るいウエルト部分とのコントラストが高くなり、405とだいぶ印象が異なって見える。



国内で正規品を購入すると、ワイズはDしか選べない。
ところが、実は自分はワイズDだったのではないか、と思うほどしっくりくる。
トゥルーバランス・ラストは、モディファイド・ラストと同じく矯正靴系のラストだというが、モディファイドほど中央部がえぐれてはおらず、ずっと穏やかな形状である。
モディファイドのように、土踏まずが下から突き上げられる感触は少ない。

お店では同じ大きさの在庫をいくつか出してくれたが、履いた感じが少しずつ違う。
製造誤差で、1ミリくらいの違いは普通にあるようだ。
中にひとつ、足を型にはめ込んだように、ピッタリくるものがあり、それを選んだ。

トゥルーバランス・ラストは、意外に僕の足にフィットするラストなのかもしれない。
しっかり足がホールドされ、指先には余裕があって楽である。
少なくとも今まで購入したブーツの中では、もっともフィッティングのいい靴と言える。

けっこうな距離を歩いてみたが、違和感はほとんどなく、実に快適であった。
ブーツは足首から上の部分が当ることがあるのだが、それもほとんど感じない。
コルク混入のラバーソールは、しっかりと地面をホールドしてくれて安定感がある。
最初からしなやかでスムースな履き心地に驚かされるが、素材がクロムエクセルであることも関係していそうだ。

明るい色のウェルト部分が際立って、電車の中などでもよく目立つが、こういう靴の場合、見るからにおニューではカッコ悪い。
程々に汚れて、早く馴染んでくれたほうがいいと思っている。
手入れのクリームを塗り込むと、クロムエクセルらしい鈍い艶が出てきて、その美しさに見惚れてしまう。
シワが入ると貫禄が加わり、そのいかにもアメリカンといったたたずまいに、足元を見るたびに頬が緩む。

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特徴


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久しぶりに税理士の知人と会った。
お客に新しくゲイの人たちが加わったという。
知人はもともと都内の繁華街の近くで開業しており、様々な方面の顧客を持つ。
地元で紹介され、新たに付き合いが始まったのだそうだ。
彼らは横のつながりが非常に強く、口コミでお客の輪がどんどん広がっていくという。

しかし、自分の住む世界とは、まったく違う世界の人たちである。
最初は雰囲気が違い、戸惑いもあったようだが、だんだんと彼らのことがわかってきた。
仕事で何人かと付き合っていくうちに、共通する三つの特徴に気付いたという。

まず第一に、料理が上手な人が多いということ。
パーティに招待されるのだそうだが、驚くほど美味しいものを作るという。
理由として、実は女性に対して強いライバル心があり、対抗意識が元になっているようだという。

第二に、海外留学をした人が多いということ。
日本では、彼らは特殊な人たちとして扱われている。
そのため、日本は自分たちには住みにくい国である、という思いが強い。
欧米の、同性愛者がより市民権を持つ自由な国に憧れ、行きたがるのだそうだ。

第三に、税金を払いたがらない、ということ。
彼らには、自分たちは虐げられている、という意識がある。
税金を払っても、それを自分たちのために使ってくれるわけではないのに、そんな国になぜ払わなくてはいけないのか、という思いがあるのだ。
知人の役目は、なるべく無駄な税金を払わないで済むようアドバイスし、彼らを納得させることなのだろう。

なるほど、言われてみれば、確かにそうかもしれない・・と、三つの特徴を聞いて思った。
彼らの嗜好は、個人的には理解できないが、だからと言って、彼らの思いを理解できないわけでは無い。

彼らは外観からはそれとはまったくわからず、普段の仕事は大手デパートの優秀な販売員だったりする。
だが、同じ嗜好の人には敏感で、テレビのスケートの選手など見て、あれ絶対にゲイだよね・・などと話している。
驚いて聞くと「ノンケ(普通の嗜好の人)にはわからないだろうけど、私たちにはピンとくる」と言われたという。
いろいろ勉強になる話である。
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操作ミス


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最近いくつかコンピュータの操作ミスによる失敗と遭遇した。
といっても自分のことではなく、人が失敗した話を聞いたのである。
間違った相手にメールを送ってしまったり、間違った買い物をしてしまった話である。

最終的な「決め」のエンターを押すタイミングが悪かったわけだが、情報の漏洩やお金が絡んでくるので、場合によっては深刻な問題になり得る。
その原因が、どうもスマートフォンやタブレットといった簡易型の端末にあるようだ。
機械の反応の遅さや、入力方法の不安定さが原因となり、想定外の操作ミスをしてしまったのだ。

確かに、僕などは指が太いのか、あの画面上のキーボードからの入力が苦手である。
またちょっと指が触れただけで、反応して動いてしまう画面も、どうも好きになれない。
個人的にはノートパソコンでさえ、小さいキーボードが嫌で、臨時用としてしか使っていない。

高性能なCPUを積んで、出来れば地面にしっかり固定されたパソコンとモニタに、フルサイズのキーボードで入力するのが望ましい・・と思っているが、考え方が古いだろうか。
やはり日常的に使うとなると、仕事でも家でも、そういう機械を選びたい。
ストレスなく確実に動いてくれることが重要なのだ。

もっともこれは、パソコンから入った者の発想なのかもしれない。
家にパソコンを持っていない若者も多いようだし、スマホくらいの大きさの機械からの入力が、現代の標準なのだろう。
実のところ、老眼で見難いということも、これらの端末で操作ミスをする理由ではある。
単純に年齢からくる機械への適応能力の低さが、最大の問題なのかもしれない。
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透明感


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入手したケンムーアを、新品のうちにと思い、プロに磨いてもらった。
先に電話でコードバンの靴と伝えておいたので、オールデンかと思っていたようだが、手にとってみて、「はて・・」という顔になった。
後ろ側をひっくり返し、アウトソールを見ている。
「フローシャイムです」
「はい」
裏側の木目のプリントを見ただけで、あちらにもわかったようだ。
考えてみたらプロなのだから、十分承知であろう。

こんなに透明感のあるコードバンは滅多にない・・・
磨きながら感嘆していた。
現行のオールデンのコードバンと比べて、表面にムラが少ない。
何足もコードバンの靴を磨いた人の感想である。

フローシャイムのコレクターのお客さんが、少し前にも来たという。
靴はカーフのロングウイングチップだったようだ。
ケンムーアとしては、そちらのほうが定番といえる。
外羽根式プレーントゥのケンムーア、それもコードバンは珍品であろう。

クリームを塗ると、40年経ってはいるが、革が少し柔らかくなった。
あえてクリームには色は付けず、無色のものを使ってくれた。
そしてワックスは慎重に色合わせをして、左右の色の微調整をした。

「これを本当に履いてしまうのですか・・」
思わず口から漏れた感想である。

40年も誰も履かなかった靴である。
確かに惜しい。
だからといって、磨いて飾っておくのもどうかと思うが・・・

米国でも新品の古靴、いわゆるデッドストックは少なくなり、既に簡単にはみつからなくなっているという。
ほどなくゼロになり、商売として成り立たなくなるのではないかと心配する声を聞く。
日本人のバイヤー達が、米国中を回り、発掘しつくしてしまったのだ。
考えてみれば、そのデッドストックを履いて「中古品」にしてしまうのは、結局僕のようなコレクターなのだが・・・



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やっぱり喉が痛い。


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やっぱり喉が痛い。
薬を飲んで抑えている状態。
今日は来客があり、新製品の打ち合わせに、ほぼ一日費やした。
その間、薬で症状を抑え、何食わぬ顔で過ごした。

夕方になり疲れ果ててしまい、ソファーで少し寝た。
けっこう話した為、喉が悲鳴を上げている。
横になったら、あっという間に夢の中・・・
自分のいびきで目が覚めた。
オバQみたいだ(笑)
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飲み薬


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喉の痛みは相変わらずであるが、薬を飲むとかなり改善する。
薬が切れると、また痛くなり始める。
それでまた薬を飲む。
薬で痛みを抑えているわけだが、これを繰り返すうちに治るものなのだろうか。

薬が症状を抑えることで、かえって病気を長引かせている、という説を読んだことがある。
本当は、熱を出して寝込んで、行くところまで行ってしまえば治るのに、薬がそれを中途半端に抑えてしまう。
かえって薬を飲まない方が、治るのが早いというのだ。
しかしやっぱり痛いから、飲まずにはいられない。

こういう時は、家で大人しくしていればいいものを、午後になって軽い散歩に出かけた。
これだけ天気がいいと、家でじっとしているなんて、勿体無くて出来ない。
しかも僕の場合、重いカメラと三脚を担いでいくのだから、普通の人の散歩とは体への負担が違う。

外苑前まで行ってみたが、ちょうどイチョウが色付いており、かなりの人出であった。
体調が万全でないのに、そんな中に飛び込むなんて、我ながらどうかとは思う。
行き帰りの電車の中では、薬が効いたようで、端っこのシートで、グッスリ寝入ってしまった。
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何軒もの得意先と電話で話した。
そのせいではないだろうが、喉が痛くてたまらない。
唾を飲み込むたびにヒリヒリする。
風邪薬を飲むと、少し痛みが緩和される。
やっぱり話したせいではなくて、風邪なのだろう。
早く寝ても治りそうもない。
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