活躍


大きな画像

一番使っているカメラは何か・・と問われれば、当然D3Xと答えたいところだ。
しかしD3Xを使うのは週末だけ、意外に思われるかもしれないが、仕事をする上で一番活躍しているのは、実はD2Xなのだ。

安い標準ズームとマクロレンズが1本、それにニコンD2Xを会社に置いている。
大抵の場合、その2本のレンズがあれば事足りてしまう。

たとえば新製品のサンプルなどを作った時は、細部の仕様を忘れないように、必ずD2Xで撮影してプリントアウトして綴じておく。
色々な人がそのファイルを見て有効に使っているようだ。

壊れた部品をメーカーに注文する時もD2Xだ。
白い紙を敷いてその上に部品を置き、三脚で固定したD2Xと旧型の60mmマクロでパチリ、ホワイトバランスをとり圧縮してメーカーにメールで送る。
コンデジで撮った写真しか知らないメーカーの人は、大抵その細部まで判別できる写真の品質に驚く。

老眼には厳しい細かい文字の書かれた機械パーツや、無理な体勢をとらないと読めないような変な場所に文字が印刷されているパーツも、D2Xでとりあえず撮影してしまう。
それを画面で拡大すれば簡単に読むことが出来る。
電子回路をいじる時も、まずD2Xで配線を撮影して、いつでも元に戻せる状態を確保してから、ばらし始めるようにしている。

このようにD2Xは大活躍しているが、結局はデータの大きさが程よく、扱いやすいことが一番の理由になっている。
仕事の場合大抵時間との勝負になるので、どんどん現像できることが重要だ。
さらに解像度が高く細部が克明に記録できるD2Xは、「記録する」という作業には理想的なカメラなのだ。
もちろんD一桁ならではの信頼性が一役買っていることは言うまでも無い。

と言いつつここに載せる写真はD3Xで撮ったものであるが・・・(笑)

D3X + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

停車


大きな画像

朝、母親と電車に乗っていたら、車内でアナウンスがあった。
いくつか先の駅で人身事故が発生したため停車するという。

次の駅で電車は停まり、しばらくそのまま座っていたが、いつまで経っても発車する気配が無い。
そのうち、この電車は運休になりましたとアナウンスがあり、電車から寒いホームに降ろされてしまった。

遅刻を心配しているのか、ほとんどの人はそのままホームにとどまっていたが、母親が一緒だったので、風邪をひいては大変と思い駅の1階に下りた。
ドトールがあったので、そのまま飛び込んで暖かいココアを注文した。

これが正解で、やがて駅は人で溢れ出し、ドトールにも行列が出来はじめた。
皆立ったままコーヒーをすすり、のんびり座っている我々をガラスの外から睨む人までいる(笑)

結局動き出すまで2時間近くかかった。
事故の処理にそのくらいの時間がかかることを学習した。
そりゃそうだ。
10分ではいどうぞ、というわけにはいかないだろう。

その後、会社の帰りにまた人身事故が起きた。
発生時間を聞くと、今さっき起きたばかりだという。

これはまた2時間コースだと思い、即決で電車を諦め、会社に引き返し自動車で帰宅した。
家に着いても駅の方は静かで、まだ電車は動いていないようだった。

この不況で毎日のように人身事故が起き、遅刻が多くなった。
思ってもみない形で不況の影響を受けているわけだ。

絶望し死にたくなる人の気持ちがわからないでもない。
しかし、とばっちりを喰った人たちから、同情も得られず死んでいくのでは、当人も嫌だろうに・・と思う。
それとも、どうせ死ぬなら他の人たちに思い切り迷惑をかけてやろうという、復讐のような心理がはたらくものなのだろうか?

D3X + AF-S NIKKOR 50mm F1.4G
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

統一


大きな画像

ご存知の通りレンズは一杯持っているが、結局使うのは最近登場した何本かのレンズに限られてきた。
2本のズームレンズとPC-Eニッコールである。
個人的に単焦点レンズが好きで、VRがあまり好きではないこともある(笑)

どのレンズも図体が大きいが、その大きさが共通していて意外に使いやすい。
カメラバッグの同じスペースにスッポリと入り、出し入れに気を遣わなくて済むのだ。
(その代わり見分けがつきにくいが・・・笑)

以前のニッコールレンズは、意識してフィルター径を52mmに統一していたことがあったが、現在常用しているレンズ群も(フィルターの付けられない14-24を除き)、77mmで統一されている。
これも使いやすい理由のひとつだ。

下の1月26日の写真から、何枚か空が濃く写っている都内の写真があるが、これらはPLフィルターを使用している。
ピクチャーコントロールをニュートラルにしても、このようにコントラストの強い描写になる。
フィルター径が77mmなので、1枚持って行けば良く気楽であった。

尾崎放哉風に詠めばこのようになる。

ごろごろと新しいレンズやきいものよう

D3X + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

トースター


大きな画像

知り合いが高価な英国製のトースターを買ったので使わせてもらった。
天然雲母で焼くという手作りのトースターで、4万数千円もする。
(実は下のRRS社のヘッドの写真の後ろにさり気なく写しておいた・笑)

で、早速近所で少し高級なパンを買ってきたのだが、このトースター、パンを差し込むスロットの幅が狭くて、普通に切ったパンではつかえてしまって入らない。
手で薄く切るのは難しいので、再度パン屋さんに頼んで薄めに切ってもらった。
一般で言うところの「8枚切り」くらいの厚さにして、何とかぎりぎりで入る感じだ。

それで気付いたのだが、いわゆる厚切りトーストというのは、日本特有のローカルな習慣なのではないか?
たしかにヨーロッパのホテルの朝食で、分厚いパンなど食べたことはない。
いつも買いに行くポールで、あらためて見てみたが、薄く切ってあるパンがほとんどだ。
厚く切ったパンが贅沢だ・・というイメージは、日本のパンメーカーの策略だったのではないか・・と思ったが、調べてみたら、特に近畿地方で、厚切りのパンを好む傾向があるのだそうだ。

さすがに天然雲母の効果か、パンの表面だけをこんがりと焼くことが出来る。
いいバターとマーマレイドを塗って食べたら、実に美味であった(笑)
薄く切ったパンって美味しいものだな・・と実感した。

コーヒーに凝る人は多いが、トースターにもちょっと贅沢をして、休日の朝食を豊かな気分で迎えるのもいいかもしれない。

D3X + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

寒いぞ


大きな画像

皆さん、たっぷり寒い思いをして下さい(笑)
夏に見れば感慨深いでしょうが、今の季節に見るとただ寒いだけ・・・(笑)

D3X + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

少しだけ春?


大きな画像

同じ1月ではあるが、1日に撮った写真と比べると、昨日撮った写真はどこか春を感じさせる。
まあ、奥日光の山の中と比べるのも、おかしな話ではあるが・・・(笑)

D3X + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

烈風


大きな画像

いきなりだが、これは今年の1月1日に撮った写真だ。
とてつもなく寒い中で撮った。
烈風に体が吹き飛ばされそうになり、カメラがふらついて安定しない中、這うようにして撮影した。

このままここにいたら間違いなく死ぬ・・と思うほど寒かった。
何で元日からこんな馬鹿なことをしているのだろうと疑問に思うほどであった。

しかし写真からはそれがほとんど伝わってこない。
ああ、あれほどの思いをしたのに、何だか損したような気分だ・・・

D3X + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

不完全燃焼


大きな画像

あまりに晴れたので、出かけないわけにいかなかった(笑)
どこに行くかも考えずに出たが、疲れていたせいか、最後まで調子が出なかった。
都内をぶらついたが、結局数枚撮っただけで帰宅した。
まあ、こういうこともあるだろう。

家に帰ったが、疲れてソファーで寝てしまった。
数時間寝たら、外は真っ暗になっていた。

それからふらりとヨドバシアキバに出かけてみた。
目的のものは無かったが、ヨドバシは近いし夜遅くまでやっているので、気軽に行けていい。
貯まっていたポイントでストラップをひとつ買った。

夕食にビールを飲んで少し酔っ払っている。
不完全燃焼の日曜だったが、休みの日なんて、本来こんなものかもしれない。

D3X + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

自宅にて


大きな画像

何日ぶりかで、自宅に帰ってきた。
届いたヘッドを三脚に取り付けようかと思ったが、途中で疲れが出て床で寝てしまった。
自宅だとどうしても気が緩んでしまう。

日が変わる頃に目が覚めて、風呂に入った。
風呂に関しては別宅の方がいい。
風呂場の広さが3倍くらい違うし、足を伸ばしてお湯に浸かることが出来る。

Mrs.COLKIDが派遣で通うようになった職場の話をする。
食事が悪くて、社員食堂でカレーライスを頼んだら、具に大根がゴロゴロと入っていたそうだ。
そんなカレー初めて食べたと驚いていた(笑)

明日何をするか、まったく決めていない。
どうも気温が低いという予報だ。
家に帰れない日が続いて、疲れも溜まっているので、正直家でのんびりしたい気分ではある。

D3X + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

失敗


大きな画像

会社の棚の引き出しに入っているバックアップのDVDを、そろそろ整理しようかと、ディスクを収納するファイルを何冊か買った。
それに移そうと思って、引き出しからディスクを出してみたが、あまりの多さに愕然となった。
見ているうちにうんざりしてきた(笑)

これは完全に失敗である。
どんどん増えていく事が、計算に入っていなかった。
いや、分かってはいたのだが、カメラの高画素化に伴い、予想以上の勢いで増加していったのだ。

数百枚のディスクを前にすると、ずいぶんと無駄なことをやったものだと思う。
現在のように容量を喰うカメラを使っていると、撮影後のバックアップ作業も、馬鹿にならない時間を要する。
毎週撮影に行くたびに、夜遅くまでかかって、何枚かずつ焼かなければならないのだ。

しかもこれらは、やがて意味をなさないものになる。
多分永久に読むことの無いものがほとんどであろう。
レーザーディスクやビデオテープと同じで、棚を一杯にしたのはいいが、いつかは処分しなければならないのだ。

根本から考え直した方が良さそうだ。
バックアップもスペース効率のことを考えなければダメということだ。
HDDのように、新しいものを買って、データをすべて移して、古いものを処分、または押入れに入れる・・という形をとらないといけないのだろう。

D3X + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

BH-55


少しは円高の御利益にあずかろうと、Really Right Stuff社に注文したボールヘッドBH-55が届いた。
週の初めに日本に到着していたのに、税関で何日か滞留したようで到着が遅くなった。
もしかすると形が特異なので引っかかったのかもしれない。
当然しっかりと関税を取られた(笑)

同社のボールヘッドは現在3機種ある。
BH-25、BH-40、それにこのBH-55で、型番の数字はボールの直径を表す。
この3機種をすべて持っているが、機種間の性能の差が大きく(まだBH-55を実際に使用したわけではないのだが)、下位のBH-40とはまったくの別物・・といっていいほどの違いを感じさせる。
やはりボールヘッドは、ボールの直径イコール性能と考えていいのかもしれない。

このBH-55はRRS社の最上位機種で、同社の説明を見ると、アルカスイスからの乗換えを前提に作られているようなので、かなりの自信作なのだろう。
大きく作られたノブが非常に回しやすく、極めて強固にボールを固定することが出来る。
締め付けると簡単には動かない。
ほとんどのボールヘッドは、少し強く押すとボールが動いてしまうので、これは立派である。

BH-55はジッツォ3型カーボンと組み合わせて使用する予定。
より高性能なブルジンスキーは、5型カーボンに付けようと思っている。
ブルジンスキーは特殊なボールヘッドで、傾けられる角度に制約があるため、普段は使いやすいBH-55をメインにと考えている。

現在、より小さいBH-40を2型カーボン三脚、BH-25を2型カーボン一脚に付けて使用している。
それでバランスは取れているが、いずれも能力的にD一桁クラスの大型カメラの固定には不向きである。
D3やD3Xには、このBH-55以上のボールヘッドを使いたい。

なおD3Xを使うようになって、軽いカーボン三脚の不安定さが、今までより気になるようになった。
使用時は常に三脚から重量物を吊り下げることが必要で、おもしとなるカメラバッグに吊り下げ用の金具を取り付ける・・などの工夫を考えている。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

チェンジ


大きな画像

いつかやってみたい事は?と問われて、
「犬を飼ってネコという名前をつけてみたい」
と答えた。

今欲しいものは?と問われて
「カエルの大きなぬいぐるみ」
と答えた。

ふと、テレビを見ていたMrs.COLKIDが
「オバマさんってあなたと同じ歳なのね・・」
と言った。

そ・・・そうなの??(汗)

D3X + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

消耗品


大きな画像

仕事場で使っていたC社のインクジェット・プリンターが壊れたので、近所のコジマで新しいものを買ってきた。
気軽に買ってこれるほど安い。
2万円程度で、スキャナーまで付いている。
機能の割りに安すぎるのが、かえって不信感を抱かせる(笑)
まあ、本体は安く売り、消耗品で儲けるという事なのだろうが・・・

同じような商売のパターンで、電動歯ブラシの替ブラシがある。
本体の価格はそこそこだが、替えのブラシが高いのでビックリする。
見た目は200円くらいのものが、普通の歯ブラシ1本よりずっと高く売られている。
しかも(僕の場合)説明書に書いてあるほどブラシが長くもたない。

もうひとつ、ひげそりの刃も、やはり消耗品である替え刃の高さに驚かされる。
こちらは本体が非常に安いのに、替え刃を買うのに数千円かかったりする。
電池で動く新型が出るたびに、つい欲しくなって買ってしまうこちらも悪いのだが・・・(笑)

D3X + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

i7


大きな画像

各社から続々とCore i7を積んだ64ビットパソコンが出てきた。
ベーシックなモデルは10万円台前半と意外に安い。
しかもかなり高性能らしい。

新しいOSやUSB3.0等、この後重要な技術的変革が控えていることを考えると、今パソコンを新調するという人は少ないだろう。
本来だったら様子を見たいところだが、現実の問題としてD3Xの画像処理で四苦八苦しているので、これが数分でも短縮されるとしたら、今買い換える価値も無いわけではない。

その場合、中途半端にオプションを追加して高額化させるより、とりあえずベーシックなモデルを購入した方がよさそうだ。
短命でも一定の期間、目一杯動いてくれればいい・・という考え方だ。
先行きの分からないブルーレイも、どうしても必要になったら、後から外付けで買えばいいだろう。

気になるのは、実際に64ビットの環境でソフトが動いてくれるのか・・である。
僕にとって一番重要なNX2は、公には64ビットに対応していないが、実際にやってみたら動いた・・というレポートをよく読む。
ところが最近になって、パソコンによって動かない事例があることがわかった。

これはやってみないと分からない。
まあ、いずれにしても程無く64ビットに対応したバージョンが発表されるだろうし、そうなった時効果も劇的に上がるだろう。

D3X + Ai AF Micro-Nikkor ED 200mm F4D(IF)
コメント ( 9 ) | Trackback ( 0 )

ナナフシ


大きな写真

生物園の温室で写真を撮っていたら、植込みにナナフシがいた。
じっとして動かない。

しばらくその近くで写真を撮っていた。
その間に大勢の人が通り過ぎたが、誰一人としてナナフシに気付く人はいなかった。
僕がナナフシに直接レンズを向けていても、そこに生き物がいることに気付かないのである。

生物園にいると、蝶を手でわしづかみにする子供が非常に多い事に驚かされる。
生まれて初めて虫を捕まえ、本人は嬉しくて興奮しているが、どうしていいかわからず、手でグシャリと掴んでしまうのだ。

もっと驚くのは、親がそれを見ても何も言わないことだ。
我が子が凶暴性を発揮して虫をつぶすのを、ニコニコしながら見ている。
彼らでさえ、虫の扱い方をほとんど知らないのだ。
思わず顔を見てしまうが、中にはいい歳の大人もいる。

子供たちは、いうなれば彼らの第二世代なのだ。
Mrs.COLKIDがみかねて、子供に蝶を逃がしてやるように言うと、ビックリしたような顔をする。
都市部での生活者には、このように異常な面が伴うようになる。

僕もしばらく東京だけで生活していると、自然界への適応性が薄れているのに気付くことがある。
那須の義兄と田んぼの畦道を歩いている時、流れる水の中にいる生物の発見率が、僕の方が大幅に劣ることがわかり驚いた。
これでも昔はかなり自信があったのだが・・・(笑)

D3X + Ai AF Micro-Nikkor ED 200mm F4D(IF)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ