COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
発表
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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10月28日の晩、Youtubeでニコンの新しいミラーレスカメラZ9のオンライン発表会が行われた。
夜の9時からだったが、結局11時半まで続いた。
さすがにちょっと長過ぎだとは感じたが・・・(汗)
最後まで見てしまったので、やらなければならない事が出来なくなり、いろいろと予定が狂った(笑)
だいぶ前から、ニコンが何か凄いボディを作っているのではないかと、仲間内では話していた。
と言うのも、Zレンズは画質が優れているだけではなく、動画での使用を強く意識して設計されているように思えたからだ。
動画は時間軸が加わるので、スチール写真用のレンズとは違う性能が求めらる。
Zマウントになってからの数年間、その大口径とショートフランジバックの利点を活かし、ニコンはこつこつと新設計のレンズを作り上げてきた。
Z9の登場でそれらが一斉に活きる日が来たように見えるが、実際にはそれ以前から積み上げられてきたものなのだ。
ネットなどで同社の開発者へのインタビューを見ると、各部署に若い人がどんどん採用されているのが分かる。
しかも彼らが楽しそうに開発ストーリーを話す。
同社には職人気質で硬いいイメージがあったが、少し雰囲気が変わってきたのかな・・・と感じていた。
もちろんマニアックな気質は今でも健在のようで、相当のこだわり派が揃っている。
しかし同時に、何か生き生きとした自由な空気も感じさせるのだ。
ご存知の通り、同社はミラーレスで完全に出遅れて、世間の野次馬たちからは、もうおしまいだろうなどと叩かれていた。
しかしそれに反して、発表されるZマウントのレンズは、むしろ以前より大幅に画質がよくなっている。
各社のカメラのデータを扱う知人からも、ピントやDレンジ、ノイズなど様々な点で、ニコンの画質が他社を圧倒しているという話を聞いていた。
世間の噂とのズレが不思議で仕方が無かった。
Z9は撮影方法に変革をもたらすかもしれない。
8K動画を撮影し、その中からベストのショットを切り出すことで、スチル写真が出来上がってしまうのだ。
前から言われていた事ではあるが、いよいよ動画とスチル写真の境界線があいまいになってきた。
ユーザーも今までの撮影方法を変える必要があるのではないか。
このカメラは、単なるスペックだけでは無く、開発陣の努力の結晶としてのパワーを持っており、製品からそれが強く伝わってくる。
そのため他社の製品を使う人達にまで衝撃が走っている。
こういう製品が出るのは、本当に久しぶりの事である。
もちろんライバルが黙っている筈も無く、今後これに対抗する機種が次々に出てくるであろう。
今回の発表会は、新しい時代の始まりと言っていいだろう。
まあ、個人的に一番の心配事は、手元にいっぱいあるFマウントのレンズの価値の暴落なのだが・・・(笑)
看板
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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先週久しぶりに日光に行き、山の空気に触れることが出来た。
草木のエネルギーを存分に浴びながら、古道をゆっくりと上っていった。
近くを流れる小川のおかげか、水分を含んだ大気はしっとりとしている。
前にも後ろにも人はおらず、ただ自分ひとりが静かな中を歩く。
自分だけの贅沢な時間を過ごす事ができた。
気になる被写体があると、ちょっと寄り道して写真を撮る。
時にはそれが道から外れたところにあり、落ち葉を踏み、草の中に分け入っていく。
朽ち果てた巨大な樹木とか、倒れて苔に包まれた石碑などである。
少し歩くと看板が立っていた。
ヤマビルに注意と書かれている。
被害が続出しているという。
シカなどの野生動物が落として行くのか、動物の通り道に多く潜んでいるようだ。
陸生のヒルで哺乳類を襲って血を吸うのだという。
調べてみると、落ち葉や湿気の多い草むら、苔の生えた場所などに棲息しているという。
・・・
そりゃあマズい。
そういうところにばかり入っていたぞ。
非常にグロテスクな動きをするらしく、人がもっとも不快と感じる生き物のひとつだという。
吐く息の二酸化炭素や熱を感知して襲ってくるらしい。
厄介なことに、短時間で靴下や衣服などの隙間から入り込んでしまうのだという。
皮膚を食い破り、血液の固まらない成分を注入し、気付かれないように血を1時間ほど吸いまくる・・・
ギャー・・・
これではほとんどホラーではないか。
慌てて体中をチェックした。
肌の露出しているところはないから、大丈夫かと思っていたが、ヤマビルは服の隙間から入り込むらしい。
バックパックなどにくっつくこともあるので、荷物を地面においてはいけないという。
恐ろしくなってしまい、撮影を早々に済ませて、その場から離れる事にした。
それから車で憾満ヶ淵の方に移動した。
すぐ横まで山が迫ってはいるが、街から近く、人の通る道は整備されているので、ヤマビルに襲われる可能性は低いだろう。
化け地蔵の周辺は薄暗くて気持ち悪いが、夜中でもなければ大丈夫である。
・・・と思ったら、またも看板。
今度は「クマに注意」であった。
クマ・・が出るの・・ここに?
確かに山に隣接してはいるが、けっこう人家もあるのに、クマがここまで降りてくるのだろうか?
川を挟んだ対岸には、田母沢の御用邸があると言うのに・・・
考えてみれば、よく猟師がクマを撃ちに行く足尾は、日光のすぐ隣である。
森が続いているのだから、クマだって遠征することもあるだろう。
日光は東京から近いこともあり、少し油断していた。
これだけ大自然と接しているのだから、きっと夜中は動物たちが街をうろうろしているのだろう・・・
評価
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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知人の息子さんは、IT関連の大手メーカーに勤めている。
僕が初めて就職した時(30数年前の話だが)、某社の情報システム関係の部署に配属されたのだが、その頃はビルのワンフロアを占めるほどの大きさの、そのメーカーの大型コンピューターを使っていた。
その後、自宅用に最初に買ったウィンドウズ95のパソコンも、そのメーカーのものであった。
その息子さんの仕事だが、業種が業種という事もあり、かなり以前よりテレワークで働いていたという。
そこに新型コロナの問題が発生し、在宅勤務体制がさらに強化される形となった。
会社に出勤することは、現在はほぼゼロであるという。
もちろんテレワークだから楽かと言われると、決してそんな事はないだろう。
確かに朝夕の混雑した中を通勤する苦労や危険性は無くなる。
しかし生活の場である自宅において、監視されながら黙々と仕事を続けるのは、それなりのストレスになっているはずだ。
やはり職場とプライベートの場ははっきり分けておきたい。
一方で会社の方も、社員がまったく会社に来ないというのは、運用が難しいであろう。
ろくに会った事のない社員に給与を出すわけである。
社員の評価はどうやるのだろう・・と思って聞いてみた。
すると、どうもそれさえもコンピューターにやらせているらしい。
AIが社員の査定をするのだという。
どうやるのかと思ったら、まずは目の動きなどを監視しているらしい。
カメラで目の動きを見て、仕事ぶりを判断すると言うのだ。
確かに僕の車も自動運転の時には、インパネ内のカメラが運転者の目を見て、脇見や居眠り運転を監視している。
認識プログラムが普及したのか、今は機械が目の動きを判定するのが流行のようだ
確かに目は口ほどにものを言うとは言うが・・・
またその人の発言を分析して、それも査定の材料にしているという。
当然オンライン会議などで、マイクを通じて入ってきた音声を分析しているのだろう。
でも一体どういうロジックでやっているのだろう。
特定の単語の発言回数から判断する・・なんていう単純なものではないだろう。
蓄積したワードから、後に重要度が増したり、正式に採用された事案に対して、最初に提案したとか、そういう複雑な分析をしていると思われる。
IT関連のトップ企業なので、業界のリーダーとしても、他より進んだ事をやらなければならないのだろう。
しかし何だかがんじがらめであるし、時には間違った方向に進む事もあるだろう。
それに適応しなければならない社員も大変だろうと思う。
ちなみにその息子さんが、上司に自分の評価について尋ねたところ、「俺がやっているわけじゃないから、俺も全然知らないよ」と言われたという。
新しい生活
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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コロナの感染拡大は一度収まっているが、何故かそれ程景気が回復しているように見えない。
高速道路はそれなりに混んでいるが、大きな渋滞が発生するほどではない。
人出も以前より増えてきたが、人々の表情や動きに活気が戻ったという印象はあまり無い。
旅行はGoToキャンペーン待ちなのか、予約はまだそれ程でもないという。
もちろん感染拡大で、売り上げがほぼゼロになった時よりはいいだろう。
今まで抑えていた分、一時的には盛り上がるのかもしれない。
だがそれがずっと続くかと言われると疑問を感じる。
飲食店もそうだ。
ワクチン接種で恐怖感が薄れ、恐る恐るではあるが、外食に出かけるようになった。
一時的には売り上げが回復するかもしれない。
しかし以前と同じレベルにまで戻るであろうか。
まだ新型コロナが完全に消滅したわけでは無い。
逆に完全に消し去るのは無理であると分かって、毎年のようにワクチンを打つ未来の姿が見えてきた。
当然感染拡大の第6波も今後やってくるだろう。
いまや人々はそれに慣れてしまい、コロナのある生活・・が日常化しつつある。
無駄な外出は避け、外食の回数も減らす。
人との接触はなるべく少なくして、人の集まるようなところには行かない。
そして感染拡大が起こったら、また家に閉じこもって過ごす。
そういう新しい生活のパターンに人々が順応してきた。
日光を歩いていても、向こうから人が来ると、お互いに道の端に寄ってなるべく距離をとるようにする。
坂道を上る時は息苦しくてマスクを外している人も、人が来ればさっとマスクをする。
小さな声で挨拶程度は交わしても、他人と無駄に会話はしない。
お互いに頭を下げるだけで、黙ってすれ違っていく。
不愛想に見えても、今はそれだけで十分に気持ちは伝わる。
そういう生活が日常になるのではないか。
人間の生活自体が変化したのだ。
コロナ前の状態に戻る・・という事は、もう無いのではないかと感じている。
出来上がり
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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少し前にシャツを買うならオーダーするのもいい・・と書いた。
(2021年9月4日の日記)
デパートで作ってもらうオーダーシャツである。
下手にブランド物のシャツを買うより安かったりするのだ。
実はあれからすぐにデパートに作って貰いに行った。
普段着ているシャツが何着か古くなり、中には襟が少しほつれているものもあった。
お気に入りのシャツなのだが、これでは流石に着るわけにはいかない。
何枚かを新しいものに入れ替える必要があった。
前回書いた通り、ワイシャツではなく普段着として着るシャツのオーダーである。
まずは生地を選ぶところから始まる。
今回は定番の濃紺と、少し変わったグレー系のペイズリー柄を選んだ。
それから店員さんと話し合って、細部の仕様を決めていった。
少し体形が変わったかもしれない事を告げたら、再度採寸してくれた。
あれ・・と思ったのは価格である。
値上がりしている。
ブランド物のシャツより安いと書いたが、この価格ではそうでもないかな・・・
まあ普段アウトレットでばかり買っているから、そう感じるのかもしれないが(笑)
とは言え、どうせ作るなら安いものにしても意味が無いので、程ほどのグレードの生地を選んだ。
シャツの納期は一ヶ月かかるという。
出来上がる頃には、暑い時期が過ぎていることも考慮して生地を選んだ。
それがやっと先日完成して、Mrs.COLKIDがデパートに受け取りに行ってくれた。
早速着てみた。
当たり前であるが、あつらえた様にピッタリだ(笑)
会社に着て行ったら、そのシャツどうしたの?と、数人から聞かれた。
やはり既製品とは違って見えるらしい。
馬子にも衣装である。
出来ればもう何着か欲しいが、予算的にちょっと厳しいな・・・
横倒し
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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日光でいつもの撮影スポットに行った。
ここは不思議と来る人は少なく、いつ行っても閑散としている。
しかし日光らしい強烈なエネルギーに満ち溢れている。
海外ではガイドブックに載っているようで、比較的有名なスポットらしいが、今はコロナで外国人はほとんどいない。
ハイキングを兼ねて来たらしき日本人数組とすれ違っただけだった。
静かで天国のような場所である。
まずはお気に入りの木に挨拶をする。
手のひらを巨木の樹皮に触れて、木の発するエネルギーを受け取った。
コロナでしばらく来れなかった事を詫びた。
木の写真を何枚か撮影してから、本堂の裏にある石仏の前に行った。
怖い顔をした石仏が何体か並んでこちらを睨んでいる。
それを前にして、辺りを勝手に撮影するのは気が引けるので、まずは挨拶をしようと思ったのだ。
Z7を付けたジッツォを地面に立てた。
それから石像に向かって手を合わせた。
また来ました、撮影させていただきます・・と告げた。
その時である。
ジッツォが横にまともに倒れたのだ。
カメラが三脚ごと地面に倒れ込んだ。
傾いた時にウワッと思って手を伸ばしたが遅かった。
横倒しになり、カメラの側面が地面にぶつかったのが見えた。
タイミングがタイミングだけにビックリした。
最初は石像に意地悪されたのかと思った。
しかし僕が三脚を不用意に不安定な場所に置いたのが悪かったのだろう。
倒れた瞬間、足元にあった大きな岩にガーンと直撃するところが、ギリギリでぶつからず柔らかめの地面の上に落ちた。
もしかすると、逆に岩にぶつかるのを、石像が防いでくれたのかもしれない。
カメラを見ると、側面のゴムのコーティングされているところに傷がついている。
電源を入れてみたが、とりあえず問題なく動きそうだ。
何枚か撮影してみたが、正常に記録する事ができた。
よかった・・・
と思ったのだが、その後問題が発生。
故障こそしなかったが、使っているうちに、三脚上でカメラが少し動くようになった。
クランプをしっかり締めても、ガタがあって左右に動く。
どうやらRRSのプレートを固定するネジが緩んだらしい。
倒れた時のショックで、三脚の重量がプレートとカメラにかかり、接合部のネジに緩みが生じたようだ。
その後三脚の上に固定したまま移動したので、重さでさらに緩んでしまったのだ。
このネジを締める、インチサイズの六角レンチを持ってこなかった。
軽量化を図ったウルトラライトのL型プレートなので、レンチを収納する溝も無い。
何か六角レンチの代わりになるものがないか、身の回りを探したが、いいものがみつからなかった。
今後は5/32インチの六角レンチをいくつか買って、各カバンに入れておかないと駄目だな。
しかも・・である。
カメラへの負担をなくそうと、三脚からカメラを外して肩にかけて移動しているうちに気付いた。
現在マグプル社のスリング(2017年10月27日の日記)をQDマウントでRRSのL型プレートにはめて吊り下げている。
ところがこれだと、歩いているうちにRRSのプレートに負担がかかり、ネジの緩みがさらに進んでしまう。
もしプレートが外れると、カメラが地面に落ちてしまうのだ。
これは大変と、念のためスリングは首にかけながらも、カメラのボディを右手で掴んで持ち歩いた。
同時に左腕では大きな三脚を担がなければならない。
道の途中には被写体が多くあるので、カメラをバックパックに収納する事もできない。
その無茶な体勢で石のごろごろした坂道を上り下りしたため、腰がおかしくなってしまった。
撮影する時は、緩んだカメラを手で三脚に押さえつけながらながらシャッターを切った。
これしかやりようが無いからだが、まあ何とか写るだろうと思っていた。
ところが家に帰って現像して拡大してみると、わずかにぶれている写真がけっこうあった。
やはりカメラと三脚は、微動だにしないくらい強固に固定しないとダメなのだと痛感した。
久々の日光
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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久しぶりに日光に行ってきた。
奥日光が紅葉の見頃とテレビで何度も宣伝するので、現地の混雑は大変なことになっているはずだ。
こちらは奥日光の紅葉には興味は無くて、下の日光のいつもの場所に行きたいだけなのだが・・・
日光市内はまだまったく紅葉していないが、奥日光に行く車が市内を通過するので、道が動かなくなることは容易に想像できる。
日光は道が一本しかないので、凄まじい渋滞になるのだ。
それに巻き込まれるのを避けたくて朝早く出かけた。
午前5時に家を出た。
1時間半ほどで到着したが、すでに奥日光方面は渋滞の表示が出ている。
日光宇都宮道路の終点の清滝は、いろは坂の少し手前に降りられるのだが、車の列がいろは坂から溢れて既に高速上まで延びていた。
こちらは一つ手前の日光インターで降りたので、何とか渋滞に捕まらずに済んだ。
あの渋滞に突入することを思うとぞっとする。
以前上まで何時間かかるか分からないと言われて、慌てて途中でバスを降りたこともあった。
ただし中禅寺湖にリッツ・カールトンが出来たのをきっかけに、明智平で合流して1車線になるのを止めたので、現在は少し改善しているかもしれない。
日光市内も、いろは坂方面に向かう車で渋滞しかかっており、この時間にしてはけっこう混んでいた。
しかし東照宮の参拝者はまだそれほど多くは無く、横道からすんなりと目的地に行くことが出来た。
早い時間に家を出てよかった。
ところが何と、いつもの撮影ポイント付近はあちこちが工事中で、長い区間に渡って立ち入り禁止になっている。
恐らく集中豪雨などでがけ崩れが発生し、その補修工事をしているようだ。
これは想定外だった。
いつも車を停めていた駐車場も閉鎖されており、仕方なく車は下に停めて、カメラ一式を担いで石畳の古道を歩いて上った。
目的地まで行けないわけではないのだが、あちこちに工事の黄色いバリケードやフェンス、建設機械などがあって、撮影ポイントとしては台無しになっている。
まあ危険な個所は修繕していただいた方がいいのだが・・・
まさか歩いて行くことになるとは思わず、3型のジッツォとZ7にレンズ2本を持って行ったので、重くて参ってしまった。
その後一度山を下り、日光市内を横切って、久しぶりに憾満ヶ淵の化け地蔵の方まで足を延ばした。
まだ午前10時前であったが、市内は既に参拝客や奥日光に向かう人達の車でごった返していた。
そこを通過するのに少なからず時間をロスした。
憾満ヶ淵は大谷川に沿った地域で、川の水しぶきでマイナスイオンが溢れている。
化け地蔵はご覧の通りかなり霊気の強そうなパワースポットである。
一歩入るとこういう強烈な場所が残っているのが、日光の奥深いところである。
オヤジギャグ
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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ふと思いついて、なぞなぞを言ってみた。
「梅干を食べると変身するマーベルの怪人って誰だ?」
もちろん回答はない。
そこで僕が言う。
「スッパイダーマン」
・・・
予想通り、反応が無い。
しかしよく見ると、下を向いて笑いを堪えている。
ここで笑ってはいけないのに、笑いが出そうになっている。
これは成功だろう(笑)
世の中は何故かこの手の「軽いギャグ」に対して冷たい。
昔は普通の会話の中にも、こういうジョークが出てきた。
しかし今は「オヤジギャグ」と称して、軽蔑した目で見られる。
こういうギャグに対しては、笑わずに冷遇するのが、ある種の「お約束」のようになっている。
恐らくレベルの低いギャグを連発するセンスの悪い中年男性が、会社の上司などにいたのであろう。
もともと親に反感を持って育った若い世代が、しつこくやられて辟易してしまった。
それでオヤジギャグなどと言って軽蔑するようになった・・・と勝手に想像している。
しかしジョークをさらりと言える事は、けっこう重要なことであった。
さり気なく少しレベルを落とした事を言ってみせて、馬鹿馬鹿しさに相手もつい笑ってしまう。
この人がこんな馬鹿げた事を考えるなんて・・という意外性もある。
交渉術のひとつでもあり、またそれが出来るのが知性の証でもあった。
軽いジョークさえ言えないような、つまらない奴のほうが軽蔑されたのだ。
というわけで、オヤジギャグを超える高尚なジョークを若手に期待したい。
5
D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
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320dで毎日会社に通っているため、走行距離がどんどん延びている。
1年目の点検時は1万数千キロであったが、2年目の点検はまだ先なのに、すでに4万数千キロに達している。
これも新型コロナの影響である。
先日リアブレーキのパーツを交換するようアラームが出た。
走行距離などは常に車からBMWの方に伝送されているようで、あちらの方が状況を把握していて、そろそろブレーキ関係のアラームが点灯するはずだという連絡が来ていた。
それから程なく、予言通り車のアラームが点灯した。
ローターも含めての交換なので、けっこう金額が嵩む。
10万円近くかかった。
3年間のサービス・パッケージには入っているが、今回のパーツは対象品目に入っていない。
聞くとメンテで一番お金がかかるのが、ディスクローターの交換だという。
そう言えば長く乗った前の1シリーズも、手放す直前にブレーキ系のアラームが点灯していた。
ローターの厚みが残りが少ない事を、センサーが感知して知らせてくるのだ。
今回は交換の予約が一週間ほど先になってしまい、警告後500キロ超過したとログに残っていたという。
当然次回はフロントブレーキのローター交換になるであろうが、計算上ではあと1万キロほど走ると出るらしい。
やはり距離を多く乗るということは、その分維持費もかかるということだ・・と分かってきた。
すでにタイヤも減って山が残り少なくなっており、そろそろ買い替えてもいい時期になっている。
まあ季節的にスタッドレスへの交換間近なので、買い替えは来年ノーマルに戻す時になるだろうが・・・
まずはブレーキのパーツ交換ということで、ディーラーの人が車を取りに来た。
作業は夕方には終わるそうで、日中乗る代車を置いていってくれた。
今回は白い523dのセダンであった。
僕の車と同じxDriveが付いており、Mスポーツパッケージになっている。
雨の中、一日乗ってみた。
当然のことながら、3シリーズと比べると、各部の質感が少しずつ上である。
剛性感はそれほど違わないが、5の方がボリュームがあり、硬い鉄の塊が動いているような感触がある。
Mスポーツのため太いタイヤが付いているが、乗り心地も悪くなく、ノーマルの320dと同じくらいの柔らかさがある。
室内の静かさも優れていて、二重窓の僕の3より少し上に感じられた。
加速は僕の車と大差ないような気がする。
・・・と思って、よく調べたら同じエンジンだった(笑)
ただホイールベースが長いくてボディが重い分、5シリーズの方が走りがマイルドになっているかもしれない。
ボディが大きいので嫌だなと思ったが、意外な程運転しやすく、大きいことがそれほど苦にならない。
何となく小回りも利くように感じる。
後から分かったのだが、後輪でも操舵しているそうで、それでスッとお尻が付いてくる感触があったのだろう。
慣れてくると実に運転しやすく、自分の手足の延長のように動く。
これはなかなかいい車だ。
パワーの限界があるので強引に飛ばしまくるのには向かない。
しかし運転していると、違和感なく日常に溶け込んでくる。
ただ僕の生活には、ちょっと贅沢すぎてアンバランスである。
車を返却後自分の3シリーズを運転してみたが、やはりクラスの違いははっきり出る。
5の方が肉付きがふくよかで、3が妙にタイトに感じられた。
もちろんすぐに3に慣れて、いつもの生活に戻ったが・・・
看板
FUJIFILM X100V
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つい先日テレビの「空手バカ一代」について書いた。
(2021年10月13日の日記)
このアニメの中盤あたりから、主人公が世界を回って様々な格闘家と一戦交える話となる。
最初に米国に渡り、現地のプロレスラーやギャング団などと戦った。
さらにはグレート東郷に連れられてハワイに巡業に行かされる。
夕食を取りながらその番組を観ている時、街中のシーンで気になるところがあった。
当時の作品なので、背景の描き方はかなりラフである。
時間に追われてチャチャッと適当に描き上げたような水彩画も多い。
しかし主人公の泊まっているホテルの名称などは、建物の看板にけっこう具体的な名前が書かれている。
本当にあるのかと思いスマホで調べてみると、実際にその名称のチェーン店があることが分かった。
何しろ半世紀近く前(1973年から74年にかけて)に放映された作品で、当時は現地に行ける人も限られていたはずだ。
何か写真などの資料を基に描いたのであろう。
・・・と思ったのだが、ハワイの街中の店舗の看板に、「NUNN BUSH」と書かれたお店が出てきたのだ。
えっ、ナンブッシュ!
それもけっこう大きく、かつ詳細にその看板が描かれている。
さらに驚いたことには、後に出てくる別のシーンでも、違うアングルから見たナンブッシュの看板が出てくるのだ。
意識しての事か、この看板のある背景画を複数枚描いたことになる。
ナンブッシュというのは、中堅の靴メーカーで、古靴のコレクターには入門モデルとしてポピュラーである。
(現在もどこかのグループに入って名前は残っているようだ)
品質的には中程度であるが、個体数が多く価格も安めのため、僕も古靴を始めた頃デッドストックを購入した。(2014年9月19日の日記)
後にこの靴をベースにして、自分で色を塗ってツートンにしている。(2014年11月5日の日記)
まあ古靴の中では、実験に使って惜しくない程度の価格だったのだ(笑)
それにしてもなぜ米国の靴店の看板が出てきたのだろう。
たまたま資料として使った写真に、そのお店が写っていたのだろうか。
ただ1970年代というと、まだ革のクオリティが高く、革靴の全盛期でもあった。
日本でも一部には愛好家がいたはずだ。
そういうマニアックな人がスタッフにいたのではないか・・・
とは思ったが、まあ資料写真にたまたま写っていただけ・・という説の方が有力であろう。
ところが・・である。
先日放映された回では、東南アジアを中心に周っていた主人公が、再びアメリカ・サンディエゴに渡った。
(それはそうと、主人公は案外簡単に飛行機に乗って海外に飛ぶのだが、その費用はどうなっているのだろう)
すると今度は「FLORSHEIM」と書かれた看板が出てきたのだ。
フローシャイムは言わずと知れた古靴界の最高峰のブランドである。
僕も長年かけて自分の足に合うデッドストックを探し、やっと数足手に入れた。(2020年2月18日の日記)
いまだに勿体なくておろせないでいる。
やはり意識して靴店を背景に入れている可能性が出てきた。
他のお店はそこまで具体的には描写されていないのに、靴店の看板だけ細部まで明瞭に描かれている。
靴マニアのスタッフが靴のカタログなどを集めていて、それを資料に使ったのではないだろうか・・・
もちろん当時見ていたのは子供が中心であるから、多くの視聴者には単なる「横文字の看板」に過ぎなかっただろう。
もしかすると、中にはお洒落なお父さんもいて、「オヤッ」と思ったかもしれないが・・・
革靴好きのスタッフが、ちょっとした遊び心で描いたのだとしたら面白い。
半世紀を経てそのメッセージが伝わった・・という事になる(笑)
バブアー
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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長く欲しいのに買わない(買えない?)でいたバブアーをついに購入した。
以前ここに書いて物議を醸した(笑)アウターである。
(2015年11月3日の日記)
記事の日付を見ると、ずいぶん長いこと欲しいと思っていたんだな(笑)
メルカリでポチした。
試着できないし現物も見られないので、一発勝負である。
しかし届いたものは予想以上によくて、一目で気に入ってしまった。
メルカリは失敗も多いと聞くが、今回は成功したようだ。
襟がコーデュロイのビデイルは僕には無理なので、フード付きのマウンテンパーカーにした。
バブアーにしてはカジュアルなデザインで、これなら工事現場のおじさんにはならないだろう(笑)
縫製などの品質もなかなかいい。
ワックスの付いているタイプだが、顔を近付けて嗅いでも特別においは感じなかった。
手で触ってもそれほどべたつきはない。
最近の物はオイルが大分改良されているらしい。
大きさもほぼピッタリ。
中に厚手のセーターなどを着なければちょうどいいサイズだ。
冬用のシャツ1枚の上から羽織る形になるだろう。
ジャケット自体が十分に暖かいので、中に厚手のものを着る必要は無いと思う。
早速着て鏡の前でチェックする。
うん、これなら行けそうだ。
Mrs.COLKIDにも見てもらったが、まあ悪くないという。
よし、冬になったらこれを着て、ブーツを履いて撮影に行くぞ!(笑)
銀杏
FUJIFILM X100V
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会社にイチョウの木が何本かある。
30年前にこの土地を購入する以前から生えていたものだ。
そのイチョウに毎年銀杏が大量になる。
最初は喜んで採っていたが、そのうち面倒になり放置するようになった。
しかしご存知の通り、銀杏の実は臭いが凄い。
輸送の大型トラックが入ってきて、落ちている実を踏み潰したりしたら、さらに酷い事になる。
仕方なく、毎朝社員がほうきで掃いたりしていた。
大量に実が落ちるので、そのうち近所の人たちがそれを拾いに来るようになった。
どこかのおじさんが車で来て、勝手に社内に入って拾っていく事もあった。
目が合うと慌てて許可を取りにくる。
何でも立派な実のなるイチョウの木は、料亭などが契約して実を独占することもあるのだそうだ。
イチョウは毎年のように伸びていき、かなりの大木へと育っていった。
そのうち上のほうにある電線に触るようになってしまった。
これは問題になるという事で、昨年プロに頼んで枝を剪定してもらった。
どうもその効果らしいのだが、今年はやけに大きくて立派な実がなった。
新型コロナの影響で仕事も少なかったので、庭の手入れをしていた社員何人かが銀杏の実を拾って集めた。
どうせなら外部の人に取られてしまう前に、自分たちで採集しようということになったのだ。
臭い中から実を取り出すのが大変なのだが、バケツに水を入れてふやかしてから、手を使って丁寧に剥いたらしい。
その銀杏を貰ったので、早速自宅に持ち帰って食べてみた。
封筒に入れて、電子レンジで温めるだけだ。
パンパンと破裂する。(本当は殻に穴を開けるといいらしい)
アチチ・・と言いながら、殻を剥いて食べた。
立派な大粒の銀杏で、なかなか美味しかった。
お店で売っている銀杏より大きいんじゃないか?
これはウチの銀杏なんだ・・と思うと、余計に美味しく感じる。
変化
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
大きな画像
もう何年も前から、ヨーロッパの展示会で、現地の仕入先のブースに行くと、再生ペットボトルを使った資材を紹介された。
ブースの壁は海をイメージして青く装飾されていて、海亀のぬいぐるみなども置いてある。(最初はなぜ海なのか分からなかった)
これは○○パーセント再生ポリエステルを使っているんだ・・と営業は誇らしげに言う。
これを我が社から買って、製品を作って日本で売ってはどうか・・という売込みである。
きっと売れるはずだ・・という顔で言われるのだが、当時の日本で売るのははまだ難しかった。
これを日本に持って行っても、誰も興味を示さないよ・・と説明するのだが、相手は何故?、意味が分からない・・という顔をする。
こちらとしても、日本が意識面で遅れていることを説明しなければならず、呆れた顔をされるのが恥ずかしかった。
かれこれ10年ほど前の話だが、資材メーカーに再生ポリエステル100%のマテリアルを作ってもらい、徹底してエコな製品を試作したことがある。
あるエコ関連のマークを取得するのに必要な厳しい基準を、完全にクリアした力作であった。
ところがそれを展示会に持って行ったところ、あろう事かその数日前に基準そのものが変更されてしまった。
そんな厳しい基準では達成できない・・という理由で、業界団体が政府に働きかけたらしい。
かなり苦心して作ったので、あの時は本当にがっかりした。
またある大手のメーカーがエコに絡んだ製品を作り、雑誌に大きく宣伝を出したことがある。
しかし一般大衆はまったく興味を示さないことが予想されたので、もう少し意識の高い層に訴えるべきという理由で、一般誌では無く経済誌の一面に広告を出す・・という異例の戦略をとった。
ところがその製品も、結局まったく売れなかったという。
取り組みは評価されるべきだが、まだ機が熟してはおらず、商売としては成り立たなかったのだ。
安いならまだしも、お金を多く出してまで、エコに絡んだ製品を買おうという人はいなかった。
当時すでに欧州ではエコも性能のひとつとして消費者から認められており、十分な訴求力を持つ事を知り驚いた。
しかし日本では、自分が得をしないと商品を買わない。
「再生」という文字が入っただけで、汚れた中古品というイメージを持たれてしまう。
恐らく現在でも、日本でエコロジーだけを謳って、商売にまで結びつけるのは難しいような気がする。
だがあの当時と少しずつ状況が変わってきたのは事実だ。
各企業がSDGs(持続可能な開発目標)の活動を進めているが、その一環としてエコロジーやリサイクルに配慮することが必要になる。
多くの人がSDGsという言葉を口にするようになった。
メディアを通して毎日のように目にも入ってくる。
まずはコンビニの袋が有料化され、エコバッグを持つことが当然になった頃から、生活に実質的に変化が出てきた。
たぶん一種の流行のようにしないと、日本では無理だろうな・・と思っていた。
国が先導して、誰もがそれをするのが当然・・という方向に持っていく。
そうなると日本は早くて、一斉に回れ右になる。
これから急速にそういう世の中に変わっていくのだろう。
地球の温暖化の影響らしき災害が、急激に増加して、我々の身に降りかかってきた事も大きい。
地球の気候がおかしい・・と多くの人が感じている。
急激な環境変化に、人類は追い込まれつつあるように見える。
特に若い人は、こういう問題には敏感である。
ここで大きく舵を切って方向を変えないと、自分たちの将来が危うくなる。
これからは「我慢しなければならない」ことが一杯出てくるだろう。
その結果恐らく「今までより生活のレベルを落とす」ことも必要になると思われる。
きっとこれまでの常識の多くが通用しなくなるんだろうな・・・
メルカリ
FUJIFILM X100V
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備忘録であるが、昨日床屋に行った。
銀座はやはり混んでいて、床屋も席が全部埋まっていた。
道にもけっこう人が出ていた。
先日メルカリでセーターをひとつ購入した。
実はメルカリを使うのは初めてだ。
出来たばかりの時に登録はしており、毎日のようにメールも届いていた。
しかし実際に使用するのは今回が初めてである。
Mrs.COLKIDもその友達も、多くの人がメルカリを使っている。
調べてみると、女性中心にヤフオクからメルカリに移ったようだ。
出品物がより一般的な家庭用品などで、ものを捨てずにリサイクルするという思想の強いメルカリには、女性ユーザーが多いという。
マニアックな出品物が多く、オークション形式で入札者を争わせるヤフオクとは本質的な違いを感じさせる。
これだけリサイクルが叫ばれる世の中になると、中古品を捨てずに生かそうというメルカリのようなフリーマーケット方式のアプリが台頭してくるのは当然かもしれない。
それがまずは女性中心に受け入れられたというのも面白い。
日常に使う化粧品なども、試しに使ってみたが合わなかった・・というものが安く出ていて、非常に都合がいいらしい。
オークションのように、競わせて価格を吊り上げる・・という「戦い」に巻き込む方式自体が、時代に合っていないのかもしれない。
もっとも僕が買ったのは「新品・未使用」で出ていたブランド物のセーターである。
一度直営店に見に行ったのだが、試着すると買わざるを得なくなると思い、見ただけで帰ってきた。
お店で買うと数万円であったが、メルカリだと1万円しないので、どのサイズが合うのか確かめる意味もあり、試しに購入してみたのだ。
幸いにも大きさは購入したMでピッタリであった。
購入処理をした翌日には出荷され、その翌日に届き、評価を付けて取引は終了した。
ただしばらく出品者の家に置かれていたためか、あるいはファブリーズでもかけたのか、石鹸のような甘い匂いがついていた。
それが気になったので、到着した翌日には洗濯屋に出した。
寒くなってきたので、もう少しメルカリを利用して冬物をゲットしてみようかと思う。
原因
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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先日高速道路のある合流地点で渋滞が発生する話を書いた。
(2021年10月10日の日記)
公平に左右の車線から1台ずつ合流すれば、どちらの車線にいても合流地点に達する時間は同じになるはずである。
ところがその合流点では、必ず右の車線の車の方が先に進んでいく。
その原因が分からなかったが、自分なりに気付いた事がある。
ひとつは、すでに言われている事であるが、右側の車線からの割り込みのやり方が、車によって違う・・という事だ。
合流地点が近づくと、追い越し車線の車はソワソワし始めて、左側の走行車線に入れてもらおうと準備をしはじめる。
すべての車が一番先の合流点まで走り、それから規則正しく左右交互に合流すれば問題は起きない。
しかし合流地点よりかなり手前で、左の車線に移ってしまう車が出てくる。
左車線の人たちから睨まれるので、早めに移ったほうが礼儀正しい行為だと思うのだろう。
その後ろの車は、合流地点より手前なのに急に目の前が空くわけであり、少しでも先に行きたい・・という心理も働き、当然車を進めてその分を詰める。
その結果、右から移った車の前にまた右の車が入り、順番に合流する場合より右側の車の割合が多くなってしまう。
もうひとつ、実際に走っていて気が付いたのは、左の車線にはトラックが多い・・ということだ。
自分が遅い車であると認識していれば、当然左側の走行車線を走るだろう。
その結果、動きの鈍いトラックが左車線には多くなる。
トラックは車体が長いので場所をとる。
仮にトラックの全長が普通乗用車の倍だとして、左車線がすべてトラックで、右車線がすべて普通乗用車だとしたら、左側で先頭から50番目ならそのすぐ右隣を走っている車は100番目の車になる。
そのまま順番に合流して行けば、左の車線の車は、右の車線の倍の速度で前に進める事になる。
ところが実際には逆で、右の車線の車の方がどんどん追い抜いて前に進んでいく。
合流するために生じた渋滞で、途中何度も減速したり停車したりするので、加速の鈍いトラックだとその前が大きく空いてしまい、右側の俊敏な車が何台もその空間に入ってしまうのだろう。
皆が隙あらばの運転をしているのだから仕方が無い。
いずれにしても、合流した結果は順序よくはいかず、右の車線の車の方が多くなっているのだ。
ABAB・・とはいかず、ABBABB・・という感じになる。
それが右の車線の方が進むのが早い原因ではないかと思う。
左車線で大きなトラックの後ろを走っていると、車体が大きいので前の様子がよく見えない。
ところが、こちらの車線は全然進まないのに、右の車線の車は次々に追い越していく。
その状態が続くと、さすがに一体どうなっているんだとイライラしてしまう。
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