ナポレオン


FUJIFILM X100V

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「ナポレオン」を観てきた。
さすがリドリー・スコット監督で、驚くべき完成度の映像作品であった。
構図も編集もリズム感も、申し分なかった。

ちょっと驚いたのは、CGと実写の境目が、ほとんど分からなかったことだ。
エキストラを総勢8000人も使ったというので、恐らく実写をメインに撮影されたのだとは思う。
(よくそれだけの製作費をかけられたものではあるが・・・)

CGでないと撮影できないところは多々ある。
そこは実写映像と上手く合成しているのだろうが、不自然な場面はほとんどなかった。
映像技術が新次元に入っているのを感じた。
今後はこれが基準になるのか・・・

SF漫画のヒーローものばかりで、飽き飽きしている人も多いと思うが、歴史ものでこれだけの品質の作品が作れるとなると話が変わってくる。
カメラワークにも非現実的な動きがほとんどなく、しっとりとした質感と完成度の高い構図を最後まで維持し続ける。
細部にまで気を遣い、妥協しないリドリー・スコット監督の気質と、最新の映像技術が見事に結合した作品・・と言えるであろう。
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Birthday


FUJIFILM X100V

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行きつけのイタリアン・レストランに予約をして、家族で僕の誕生日を祝った。
フルコースのディナーであったが、料理の内容が凝っており、なかなか美味しかった。
いい食事会であった。



今日はバブアー禁止令が出ていた(笑)
着ていく服はMrs.COLKIDが選んだ。
どうもバブアーは女性陣には受けが良くない。

昨年還暦のお祝いに買ってもらったエンジ色のエルメスのマフラーをおろした。
靴は無理に革靴にせず、マグナーニのスニーカーを選んだ。
今日の服装に程よくマッチしている。
この靴は本当に多くの場面に使えるので重宝している。
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生成


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少し前から、Photoshopに生成AIが組み込まれている。
立ち上げると勝手に使用方法を説明してくる。
今まで放置して使わなかったが、試しにちょっといじってみた。

実は「下の画像」がオリジナル。
手前に写っている外灯の周りを四角く囲って、「背景を延長」と入力して処理をスタートした。
(例によって使い方をよく調べずに使っているので、やり方が間違っているかもしれない・笑)

数秒後に表示されたのが、「上の画像」だ。
見事に外灯が消えてしまったので、最初に画像が出た時は驚いた。

よく見ると、神社の壁の格子が少し乱れている。
また手すりの支柱の位置も明らかに狂っている。
それ以外にも微妙におかしいところはある。
神社という特殊な題材のため、AIが学習不足で、まだ少し難しかったのかもしれない。

仕事でこういう邪魔なものを消して修正することはある。
でも自分の手を使って、アナログ的なやり方で外灯を消すとなると、作業に1時間以上かかるんじゃないかな・・・
もう少し上手くできるところもあるが、AIの作った画像に敵わない部分もある。
両方を組み合わせるのがいいのだろう。
時間の節約はかなりのものなので、仕事には大きな味方になり得る。

何も言わず上の画像だけ見せたら、修正に気付く人は少ないであろう。
もう少し上手く選択範囲を指定して、ワードも適切なものを入れれば、もっと優れた結果が出るかもしれない。
いろいろ試してみたくなった。

こりゃあ面白いな・・・
面白いが、自分でやることが無くなってしまう。



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ペット


FUJIFILM X100V

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Mrs.COLKIDの姪の子供が動物好きで、いろいろな生き物を飼っているらしい。
Mrs.COLKIDが電話をしたら、先日はハムスターを買ってもらったのだという。
それ以外にイモリも飼っているのだそうだ。
Mrs.COLKIDは、誰の血を引いたのだろう・・と首をかしげる。

実はMrs.COLKIDの家の人たちは、あまり動物が好きではない。
兄弟が皆、生き物を飼うことに興味を示さない。
Mrs.COLKID自身も、かつて犬や猫は飼ったことはあるが、それ以外の生き物は好きではない。
特にヘビは死ぬほど嫌っており、ヘビと言っただけで激怒する。

義兄もバリバリのデジタル人間で、生き物はあまり好きではないようだ。
しかし義理の父は、好きとは言わないまでも、動物の生態に非常に詳しい。
あそこまで細かく観察しているのは、恐らく好きなのだと思う。

実は電話で話した子供の母親である姪が、小さい時に親戚でひとりだけ生き物が好きだった。
好きと言っても、犬や猫が好きなのは分かるが、ヘビやトカゲも怖がらない。
かわいい、かわいい・・と言って頬ずりするほどなのだ。

恐らくひとりだけ、義父の性質を引き継いだのだろう。
どこか野性味のあるタイプであった。
その姪の子供なのだから、生き物が好きなのも納得できる。

それにしてもイモリを飼っているのか・・・
実はイモリは、一見地味なペットに見えるが、飼ってみると奥が深くて、とても面白い生き物なのだ。
丈夫なので飼いやすいし・・・

姪の子と以前会った時は、まだ赤ん坊だった。
コロナ禍でしばらく会えなかったが、今はもう大きくなっており、会話も成り立ちそうだ。
何だか話が合いそうな予感がする(笑)
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16年


FUJIFILM X100V

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今年も気がつくと過ぎていた。
お陰様で、このブログの連続投稿が、2023年11月17日で16年になった。
ブログ自体は2005年3月にスタートしたが、連続投稿は2007年11月17日から続いている。
16年間途切れず書いているわけだ。

この連続投稿の期間って、本当に激動の時代であった。
自然災害やパデミック、戦争・・と、次から次へと大きな出来事が続く。
しかも、まだこれから大きいのが控えているしなぁ・・・

そのお陰で、このブログも貴重な記録になっている。
この分で行くと、やがては人類が滅亡に向かう日々を綴る日記になるかもしれない。
未来人が歴史の研究のために読むことを考えると、もう少し心して書かないといけないな・・・
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判断


D850 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

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今週になり、カエルの姿を見なくなった。
いよいよ冬眠に入ったかな・・と思っていた。
ところが今朝になって、壁の端の方で、うずくまっているのをみつけた。
一度引っ込んだのに、また出てきちゃったのか・・・

寒くなったかと思うと、日中は意外に暖かかったり・・・
この気象には、カエルも困っていることだろう。
判断を間違えれば命にかかわる。
彼らにとって冬眠は、生きるか死ぬかの真剣勝負なのだ。
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トラブル


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経理の仕組みをクラウド型の新しいアプリに入れ替えたことを書いた。
導入の数ヶ月間、システムを入替える作業に苦労した。
動かし始めてからも、何かと疑問点、問題点が出てきて、数日おきにソフトの製造元に質問した。
やっと運用が落ち着いてきたのは、比較的最近のことだ。

今は日々何とか動かしているのだが、問題もいくつか出ている。
まずレスポンスが、イマイチよくないこと。
エンターを押すたびにしばらく返ってこない。
まあクラウドという事で、いちいちどこかのサーバーまで読んだり書いたりしに行くので、これはどうしようもないのだろう。

レスポンスが悪いと文句を言ったら、使用環境の回線速度を測る機能も付いていて、ウチの環境が遅いのが原因だといわれた。
会社のネット環境は、けっこうしっかりしたセキュリティの機械が入っているので、それもレスポンスに影響を与えているかもしれない。
しかしいろいろ運用していくうちに、先方のマスターを何度か読みに行く工程があると、特に時間がかかることが分かった。
やはりあちらの機械の速度の問題も大きいような気がするな・・・

いまだにプログラムが完璧ではなくて、年中バグを修正したという内容報告のメールが送られてくる。
インボイス制度対応とクラウド化で、あちらも大幅にプログラムをいじっているのだ。
バグと簡単に言うが、集計が間違っていたりしたら、経理関係の仕組みだけに、深刻な問題が出る場合もある。
中には、これってけっこう重大なミスじゃないの?・・というものもあった。
たまたまウチには直接関係のないバグであったが・・・

最近発生したトラブルは、クラウドに繋がらなくなり、仕組みが停止してしまったことだ。
その日はたまたま午前中に伝票を出しておいたから良かったが、昼頃からレスポンスが極端に悪くなり、午後になったら完全に繋がらなくなった。
メールでの報告も何度か受けたが、現在システムトラブルで繋がり難くなっています・・というお詫びだけで、一向に回復する気配は無い。

結局最後には、問題への対処のためにシステムを一度ストップすると言ってきた。
そのまま動かなくなり、その日は作業はそれ以上何も出来なかった。
やっと復旧したという連絡のメールがあったのは、翌日の明け方だった。
メンテナンスする人たちも大変だ・・・(昔の自分を思い出した・笑)

クラウドだと、こういう事が起きるのか・・・
大元のサーバーが不調になったことで、このアプリを使用している日本中の会社の業務が停止してしまった。
クラウドには一元管理できる良さはあるが、一方でトラブルも全国規模に拡大してしまうのだと分かった。
月末などタイミングが悪い時に発生しなくてほっとした。
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不発


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もうすぐ誕生日で、Mrs.COLKIDが何か買ってくれるというので、一緒にデパートに見に行った。
ただしバブアーは絶対ダメだという。(家中バブアーだらけになってしまうので)
では次に欲しかったゴアテックスのダウンジャケットを・・ということで、そのブランドが置いてあるという、新宿の伊勢丹メンズ館に行った。

しかしそのブランドのものは、お店に置いてある品数が少なくて、数種類しかない。
代官山の直営店まで行けば、もっとあるのは分かっていたが、寒いし遠いしで、ふたりともそこまで行く気力が出ない。
というわけで、ダウンジャケットは諦める事にした。
今季は暖冬だというし、持っているもので済ませるか・・・

第二希望はバックパック。
というか、愛用のグレゴリーを、もう少しいいものに買い替えるよう、家族から言われていたのだ。
また第三希望として、来年開催される同期会の前に、新しいジャケットを買おうかとも考えていた。
その両方も見てみたが、今ひとつ欲しいものがなかった。

伊勢丹は売り場の面積が広くて品数もが多いが、そのためにかえって見定められない。
いつも行く三越の方が、狭くて品数も限られるが、慣れていてみつけやすい。
ということで、次に銀座の三越に行ってみた。
しかし銀座店は若い人向けのものが多く、これぞというものがみつからない。

日本橋の本店なら、種類は少なくてもいいものが揃っているだろう・・ということで、さらに足を延ばした。
対象年齢が高いので、センス面では年寄り向けでも、品はいいものがあるはずだ。
さすがに日本橋にはこれなら・・というものがあったが、そういうものは価格が予算の倍もすることが分かった。
なるほど、この価格なら品質もいいわけだ。

そこまで行って二人とも疲れ切ってしまった。
あちこちのデパートに行ったが、結局不発に終わり、何も買わずに帰宅した。
唯一伊勢丹の虎屋でお汁粉をいただいただけ・・・


(iPhone 13 Pro)

何だか無駄な一日であった。
ただどういうものが、どこでいくらで販売されているかは分かったので、考えを整理して、買うものを決めてからもう一度出かける事にした。
全体にものが値上がりしているのかもしれない。

そうそう、寒くて雨が降っていたので、靴はダナーフィールドを選んだ。
この靴のラストは、いまいち自分の足に合っていないので、一日歩くと疲れるね。


(iPhone 13 Pro)
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ゲゲゲ


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ひょんな事から、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」という映画を観た。
出来がいいらしい・・と人から勧められたのだ。
(ここからネタバレを気にせずに書くので、これから観ようという方は読まないでいただきたい)

ネット上の評価も高いし、先週だったか、興行成績もゴジラに次ぐ2位になっていた。
パンフレットが売り切れていて、ネットでプレミアム付きで売られているという。
実際映画館はほぼ満席で、最後の1シートがやっと取れた。
予想外のヒットのようだ。

もともと僕はアニメーションは宮崎作品くらいしか観ないし、「ゲゲゲの鬼太郎」が特別好きなわけでもない。
だから本来なら、まず劇場で観ることはなかった作品である。
そのためあまり期待していなかったのだが、予想に反しけっこう面白かった(笑)

水木しげる氏に独特の世界があるのは認める。
また氏の戦争での凄まじい体験が、何らかの形でそこに投影されているのも確かだろう。
僕も子供の頃は「墓場鬼太郎」を読んで育ったし、漫画やテレビドラマの「河童の三平」、「悪魔くん」といった水木作品は常に身近なものであった。
幼稚園の頃、自分が描いた漫画にも、鬼太郎を題材にしたものが多い。

ただあの独特の、のほほんとした絵やリズム感が、それほど好きなわけではなかった。
手塚治虫氏が、水木氏を自分の敵たり得ないと判断し、馬鹿にした態度で接して、水木氏を怒らせたというのは有名な話である。
また子供向けを意識したのだろうが、テレビの鬼太郎が妖怪相手にバトルをするのも好きではなかった。
プロレスみたいな取っ組み合いのシーンを入れて、闘争本能を刺激して視聴率を稼ごうというのは、子供番組の宿命か・・・

今回の映画が気に入ったのは、初期作品である「墓場鬼太郎」の前日譚という設定で、いつもの鬼太郎のパターンではなかったことがある。
2008年に製作された「墓場鬼太郎」というアニメの第一話を先に見ておいた方がいいと言われて、Youtubeで視聴したのだが、漫画本の「墓場鬼太郎」をベースに少し内容が変えられていた。
ただ、いまだにこういう映像作品が作られたり、町を挙げての観光に起用されたりするのは、氏の熱狂的なファンが一定数いるということなのだろう。

確かに妖怪ものは数年周期で流行するというし、その結果多くの人が何らかの形で鬼太郎を見て育っているのだが、実際にこういった作品まで製作されるというのは、氏の作風を愛して止まない人達が多いのだと思われる。
まあ確かに、あの「ビビビビン」というビンタ(「しげるビンタ」というらしい)など、氏の作品には何かと印象に残るシーンが多い。
それにねずみ男なんて、今でこそあまり見ないが、僕が子供の頃は、ああいう汚らしくて油断ならない人がけっこういたのだ。

今回の作品は、鬼太郎の父親の代の話で、鬼太郎はほとんど出てこない。(そこがむしろ気に入ったところなのだが・・・)
設定は昭和31年で、鬼太郎が生まれる直前の話である。
まあ悪役の妖怪などとのバトルシーンはやはり出てくるのだが、それは入れざるを得ないのだろうな・・・

主人公は「墓場鬼太郎」にも出てくる、水木という戦争で生き残った男。
玉砕した戦地からひとり生還し、極限の状況で受けた心の傷から、せっかく与えられた残りの人生にも、どこか斜に構えた冷めた態度で接している。
時代柄、皆がタバコをバカスカ吸うところがいい(笑)
そして映画は、その主人公と鬼太郎の父親との友情が軸になっていく。

舞台は下界から隔離された山奥の村で、極めて閉鎖的な集落である。
キャラクターデザインは今風になっているが、村落内部でのよそ者に対する排他的な反応は、なかなかリアルであった。
主人公がひとりで村に入っていくと、誰とも遭遇していないのに、すでにその情報が村中に広まっている。
それを知った主人公が、ちらりと村の建物の窓を見上げるのだが、常にどこかから監視されていることを、それだけで表しているのはよかった。

こういう閉鎖された村落を舞台とした作品のジャンルを「因習村」というのだそうだ。
横溝正史の「八つ墓村」などが代表であろう。
今だとフィクションとして見る人が多いのかもしれないが、僕が子供の頃には、こういう世界が普通にあったし、親の世代からもよく話を聞いた。
実は今でも根強くこういう風習の痕跡が残っているところはあり、それは時折経験している。

映画のように、よそ者を内部で処刑して始末する・・というのは、さすがに今は無いと思うが、恐らくかつては時折行われていたのではないか。
ちゃんと腕っぷしの強い連中がいて、処刑人の役割を担っている。
作品の中では、普段外部の世界と接触している人物までもが、よそ者を処刑しようという時には、横を向いて知らぬ顔をしようとした。
それが日常的に行われている事であると示唆していた。

そもそも妖怪の存在自体を信じない人も多いだろう。
でも今でも那須の実家などに行くと、人の住む世界とは違う、魑魅魍魎の世界を感じることがある。
非科学的で不思議な出来事についても、当たり前の事のように受け入れている。
そういう雰囲気が好きで田舎に行く僕も、考えてみれば鬼太郎の世界に惹かれた者のひとりなのかもしれない。
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いよいよか


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7年以上前にトコジラミについて書いたことがある。
恐怖の虫 その1
恐怖の虫 その2
恐怖の虫 その3
恐怖の虫 その4
それからだいぶ経ったが、ここにきて急に世間で騒がれ始めた。
韓国やフランスで大量発生したのが話題になっているが、日本でも一部ではすでに発生しているようだ。

これだけ海外から観光客が押し寄せれば、そりゃあトコジラミもくっついてくるだろう。
数年前、あるホテルの関係者に聞いたのだが、当時は決まった国からの観光客で発生する傾向があったという。
そのためその国から来た人達を、特定の棟やフロアにまとめて宿泊させていた。
発生してもその区画だけ封鎖できるようにだ。

恐らく今はもうそういう段階ではないのだろう。
トコジラミが大量発生した国に観光に行った人が、次の国までトコジラミを運んでしまう。
相手が小さい虫なだけに、簡単に押さえ込むことは出来ない。

クマと同じように、共存を考えていくしかないのかな・・・
暗くなるとトコジラミがうろうろと出てくる・・・日本もそんな生活が普通になるかもしれない。
虫を怖がる人は多いが、そんな日常に堪えられるのだろうか・・・
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