ドッグファイト


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

東シナ海で一触即発の危機、ついに中国が軍事行動

中国機と戦闘機同士のドッグファイト?
これって本当ならトップニュースでしょう??
なぜか大きく報道されない。

情報が正しいとしたら、大変なことだ。
フレアを使用して回避したというが、敵機からミサイルが発射されたということだろうか。
あるいは近距離でロックオンされ、フレアでかく乱させて回避行動を取ったのか。

航空自衛隊創設以来、初めての実戦によるドッグファイトだそうだ。
ちなみにドッグファイトというのは、戦闘機同士が互いに相手の後方を取ろうとして行う格闘戦のことをいう。
犬が喧嘩をする時に、弱点である相手の尻尾を狙って、グルグル回る様子から名付けられた。
コメント ( 11 ) | Trackback ( 0 )

ポイント


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

ひとつレンズでも買おうかなと、家電量販店のポイントを貯めていた。
数年間かけて、コツコツと貯めていた。
他のカードで得たポイントも、すべてその量販店のポイントに交換した。
ある程度貯まったら、思い切って全部一度に使って、レンズを買おうと計画していたのだ。

実のところ、レンズがそれほど欲しいわけではない。
一度に数万円分のポイントを使ってみたかったのだ。
時間をかけて貯めたものを、一瞬で全部使い切るなんて、何だか爽快である。
ダムをせき止めて、一気に放水するのに似ている。

全額ポイントでは無理でも、少し現金を足す程度で製品が手に入る。
何だか凄く得したような気分になる。
それで手に入れたものは、ある種の記念品でもあるのだ。
何年も我慢してポイントを貯めてきたことへのご褒美である。

もちろん決して得しているわけではないことは知っている。
本来なら値引きしてもらうはずの分が、ポイントになっているだけだ。
その分高く買わされているわけである。
しかもポイントの分を差し引いても、その量販店よりネット上の最安値のお店で買ったほうが安い。

しかしそれでも、ポイントを一気に使う楽しさは、他ではなかなか味わえないものである。
ドーンとポイントを消費すること自体が、ある種の快楽なのだ。
単に物をいかに安く買うかだけの行為とは違う、高度な楽しみと言えるだろう。

Mrs.COLKIDから、エアコンを買うから、家電店のカードを貸してくれと言われた。
高いものを買うのだから、その分のポイントを貰わなければ勿体無いと言うのだ。
僕のカードにポイントを付けるからと、お店にカードを持って出かけた。

レジでカードを出したら、点数を見た店員さんが、けっこう貯まっていますねと驚いていたという。
そこからエアコンの保証料を引きましょうと、長い期間かけて貯めたポイントを、あっさりと使われてしまった。
これだけポイントがあれば、現金を払わなくて済むからと、お店側が気を遣ってくれたのだ。
戻ってきたカードを見たら、ポイントが半分になっていた。

何と・・・あれほどの期間をかけて貯めたポイントが、あっさり無くなってしまった。
僕が文句を言うと、Mrs.COLKIDは、その分現金で返してあげるからいいでしょうと言う。
ポイントなんかよりも、現金の方が価値があるし、それでレンズを買えば同じでしょう・・と言うのだ。

そうではないのだ。
僕はポイントを貯めてドーンと使いたかったのだ。
そっちが目的で、レンズはこの際どうでもいいのである。
だいいち、あのポイントを貯めるのにかかった時間はどうしてくれるのだ。

そう言ってはみたが、使ってしまったポイントを、今更戻すことはできない。
何か方法がないかと考えたが、やはり何も方法は浮かばない。
あれだけのポイントを、今からもう一度貯めることを考えると、気が遠くなってきた。

何だかうんざりしてしまい、執着心も無くなってしまった。
お店に出かけて、残ったポイントを全部使って、さらに現金を足して、レンズを買ってきた。
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

交換


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

昨日はiPhoneと一緒に、ヨドバシでカバーを買って帰った。
ところがMrs.COLKIDが間違ってiPhone 6sのカバーを買ってしまった。
というか、自分が買ったスマートフォンが、iPhone 6sだと思い込んでいたのだ。
(実際にはiPhone 6s Plus)
帰りの電車の中で気付いた。

本人はiPhoneのことをよく知らなくて、画面の大きさが気に入って、直感的にPlusの方を選んだ。
それが僕が買ったものと同じだと思い込んでいた。
2台並べてみて、初めて僕の方が小さいことがわかった。

一方僕は、Plusという機種が大きい事は知っていたが、てっきりMrs.COLKIDも同じ6sを買ったと思い込んでいた。
手にしているのをちらりと見た程度では、大きさの違いに気付かなかった。
あまり興味のない分野なので、人のスマホを見ても差がよくわからないのだ。
確かに並べてみると、Mrs.COLKIDのスマホのほうが、一回り以上大きい。

ドコモのお店で4時間もかけて並んで手続きしたのに、このいい加減さである。
スマホに何の興味も無い夫婦(笑)
僕など、どの機種にしますかと聞かれて、一番普通なのでいいですと答え、色は何にしますかと聞かれて、何色でもいいですと答えた。
それを聞いて、店員さんが少し呆れていた(笑)

まあ確かに実際に使ってみると、動きがこなれていて使い勝手も悪くない。
僕がガラケーばかり使っているうちに、スマートフォンはどんどん進化し、洗練されていったようだ。
完成度はかなり高く、これなら当分楽しめそうである。

間違えてカバーのパッケージを開けてしまったのだが、ヨドバシに電話したら交換してくれるという。
僕のカードにポイントが付いたので、交換には再度そのカードが必要だという。
それで会社の帰りに、またふたりでヨドバシに寄ってきた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

機種変更


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

今日はついにスマホに機種変更した。
今までずっとドコモの携帯電話、いわゆるガラケーだったのだ。
それをiPhone 6sに替えた。

別に今までガラケーに固執していたわけではない。
誰でも彼でもスマートフォンなので、自分までそれに合わせるのが嫌だっただけだ。
もともとコンピュータの仕事をしていたので、スマートフォンが使えないわけではない。
まあ指が太い方なので、ちょっと使い難いのは確かだが・・・

今になってなぜスマホにしたかというと、実は仕事で必要になったからである。
老若男女、多くの人が、スマートフォンを通してインターネットのサイトを見ている。
お金持ちでも普通の人でも、スマホだけは皆が共通で持っている。
メーカーとしては、消費者側の視点を知っておく必要があり、自分だけガラケーというわけに行かなくなってきたのだ。

それにしても機種変更は時間がかかった。
終わってから昼食をとろうと思い、昼過ぎくらいにお店に入った。
ところが結局終わったのは夕方の5時前で、昼食どころか夕食になってしまった。

糖尿なので食事を抜くと身体に応える。
途中お腹が空いて、少し眩暈がしてきた。
困ったなあ・・と思ったが、手続きを始めてしまった以上、途中で止める訳にはいかない。
結局全部終わるまでに4時間以上かかってしまった。

実はMrs.COLKIDも一緒に機種変更の手続きをした。
家族が全員が、一度にスマホに変更したのだ。
僕、Mrs.COLKID、母親の3台である。
今まで全員ガラケーだったのだ(変な家族だ・笑)

しかも全員違う機種にした。
僕がiPhone 6s、Mrs.COLLKIDがiPhone 6s Plus、母親がらくらくスマートフォンである。
僕の場合は仕事が絡むので、選択の余地は無かった。
一番普及している機種にして、それでサイトがどう見えるかを確かめるのだ。
待てばiPhone 7が出るのだろうが、無闇に最新の型を買うわけにはいかない。

スマホにはまったくの素人なので、使い方はまったくわからない。
しかしいじってみると、iPadと大体同じだし、直感的な操作で何とかなりそうだ。
仕事用がメインであるが、必要なアプリも入れて、程ほどに日常に活用していこう。
今後はノートを持って行かないで済む場面も出てくるだろう。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

やっと交換


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

もう7月が近いこの時期になって、やっとタイヤを交換した。
スタッドレスタイヤを外して、夏用の純正ランフラットタイヤに戻した。
交換が遅れた理由は特に無く、単にその時間が無かっただけだ。
いつもの行きつけのタイヤ屋さんでお願いした。

先日事故に巻き込まれそうになった事を書いた。
それもあって、早く夏用に戻そうと思ったのだ。
BSのスタッドレスはなかなか性能がいいのだが、それでも夏用のタイヤと比べると劣る。
制動距離も違う筈で、この前ももう少し余裕で避けられた可能性はある。

付け替えた後すぐに感じたのは、スーツを着たように走りが折り目正しくなったことだ。
純正タイヤはバランス重視で、決してスポーツ走行向けのハイグリップタイプではない。
しかし車の性能とよく合っており、キビキビと気持ちよく走ることが出来る。
恐らく運転の上手い人が、かなり走りこんで選択したのだろう。

少しパワースライドを起こそうとして、曲がる際に強めにアクセルを踏んでみた。
キュキュッと鳴きながらも滑らかに収まって、後輪駆動らしくロスなく車が前進していく。
多分電子制御も働くのであろうが、それもこのタイヤに合わせて調整されているようだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

拒絶


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

突然食べるのが嫌になるものがある。
今まで毎日のように美味しく食べていたものが、ある日急に食べたくなくなるのだ。
簡単に言うと飽きてしまうわけだが、口に入れるのもうんざりするほど嫌いになる。

最近では、アボカドが嫌いになった。
アボカドとタコを和えたものなど好物であったが、何故か突然食べたくなくなった。
あれほど好きだったアボカドが、まるで粘土のように思えてきた。
理由はよくわからない。

生野菜にオリーブオイル系のドレッシングで味付けしたサラダも嫌いになった。
これもかなり好きで、以前はムシャムシャと食べていた。
それがある日、急に箸がすすまなくなった。

同じサラダでも、他のドレッシングを使ったもの、たとえばシーザースサラダなどは今でも好きだ。
もしかすると、オリーブオイルとの組み合わせが関係しているかもしれない。
まだ原因が解明できていないが、研究の余地がありそうだ。

近所のハンバーガーショップのチキンの揚げた物も嫌いになった。
味がけっこう濃いのだが、それがどぎつく感じられるようになった。
以前はかなり好きであったのだが・・・

こうやって書いてみると、何となく嫌いになる傾向があるような気がしてきた。
体が拒絶する理由が、何かあるのかもしれない。
単純に栄養素として必要としていないのか、あるいは病気の兆候ということも考えられる。
いい歳のものが好き嫌いなんてみっともないと思っていたが、原因を解明しておく必要があるのかもしれない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

雨の日の靴


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

雨の日に履く靴は限られてくる。
レザーソールの靴は雨には弱い。
雨の日専用に、ラバー系のソールの靴を揃えなければならない。

しかも1足や2足では足りない。
日本には梅雨があるからだ。
水不足と言われているが、それでもこの時期は連日雨がぱらつく。

朝のうちは降っていなくても、帰りには土砂降りの日もある。
毎日天気予報を見て、危ない日は雨用の靴を履いて出るしかない。
かといって、連日同じ靴を履くと、ご存知の通り、靴はどんどん傷む。
雨で濡れれば、余計に痛みやすいだろう。

そう考えると、雨の日専用の靴が、けっこうな数必要ということになる。
別に靴を買う言い訳をしているわけではない(笑)
実際問題として、雨用の靴は何足か必要なのである。
出来れば一週間毎日履き替えられるくらい欲しい。

特に梅雨の時期から、気温も湿度も一気に高まる。
それまでブーツを履いていたのが、短靴に切り替わる季節である。
ブーツは悪天候に強いものが多いが、短靴では少ない。

具体的に雨用の靴にはどのような条件が必要とされるか。
靴底がラバー系であることが、第一条件であろう。
ドレス系ならダイナイトソール、少々仰々しくてもいいならコマンドソールなどだ。

それからアッパーの材質も重要である。
もちろんコードバンのように、濡れることが許されない革は論外である。
それぞれ欠点はあるが、ガラスレザー、オイルレザー、スエードなどが雨に強いと言われている。

ガラスレザーは水分を弾くが、通気性はよくないし、あの光沢も毎日履くにはどうかと思う。
オイルレザーは雨に強いが、どうしてもカジュアル色が強くなる。
スエードは防水スプレーと組み合わせることで雨に強くなるが、手入れが必要であるし、毎日履くにはちょっと特殊だ。
やはりそれぞれを所有し、日々とっかえひっかえ履くのがいい(笑)

カーフは雨に強いわけではなく、特に高級なものは、雨の日はやめておいたほうがいい。
普及価格帯の色の濃いものなら、駄目にしても惜しくないし、少々濡れても何とかなりそうだ。
これが明るい色のカーフだと、水滴が垂れたところに目立つ染みが出来てしまう。
足元がまだら模様でカッコ悪くて、電車の中などでじろじろ見られる(笑)

毎日のように、天気がはっきりしない日が続く。
必要に迫られて、コレクションの中から、雨に強い靴を引っ張り出してきた。
パラブーツやトリッカーズのカントリーコレクション、オールデンのオールウエザーウォーカーなどだ。
今年は防水スプレーなど積極的に使ってみて、明るい色のカーフにも挑戦してみようかと思っている。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

リズム


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

今日は予定が狂ってしまった。
来客があるはずが急遽中止になった。
ノー残業ディだったので、たまには休養するかと思い、珍しく5時で帰宅した。

それでリズムが狂ってしまった。
疲れが一気に出て、ベッドの上で寝転んだらグッスリ寝てしまった。
夜遅くなって目が覚めたが、何となく調子が悪い。
久しぶりに寝たには寝たが、これで眠れなくなったのでは意味が無い。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

恐怖の虫 その4


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

ふと、日本から海外への旅行客は大丈夫なのだろうかと、心配になってきた。
現地から南京虫を連れ帰ってしまう事もあるのではないか。
そもそも遺伝子の変化した南京虫は、中東から兵士が連れ帰ったものが、米国内で広まったと言われている。
南京虫はよくスーツケースのファスナー部分などに巣食うのだが、飛行機の荷物室で隣のカバンに移動するという恐ろしい話もある。
海外旅行はある意味とても危険で、帰国した旅行客の荷物に紛れ込んで、一般家庭に入り込んでしまう可能性は十分にある。

現在国内で南京虫と接触する可能性が高いのは、まずは宿泊施設であろう。
外国人の多いビジネスホテルなどは要注意である。
東京では、南千住などの安価な宿で、南京虫の被害が続出しているという噂を聞く。
今後、民泊の普及で、それが一般家庭にまで広まる恐れもある。

いずれにしても、南京虫に汚染された部屋に泊まることは、避けなければならない。
初めて泊まった宿で、腕が痒くて見てみると、刺された跡が残っていた・・なんて経験がある人もいるだろう。
案外多くの人がすでに被害を受けているのかもしれない。
2箇所並んで刺されていると南京虫だというが、実際には必ずしもそうではないという。

南京虫は平たく丸っこい形の虫であるが、血を吸うと体内に貯めた血液が透けて黒く見えて、腹部が膨らみ全体が楕円形になる。(想像しただけで気味が悪いが・笑)
そして吸った血の大部分を黒い糞として排泄する。
明るいところで虫自体を見ることは少ないが、部屋のどこかにその糞の痕跡があったら、南京虫がいる証になる。
部屋に入ったら、マットレスの下面や家具の裏側など、普段光の当たらない部分をチェックし、糞による汚れがないか確認するべきである。

荷物は床から離して置く必要がある。
基本的には人間の生き血を求めて移動するのであろうが、床に直に置かれた荷物には入り込む可能性が十分にある。
仮に台の上においても南京虫は上ってくるが、ツルツルした場所を登るのは苦手だという。
本来ならそういう荷物台をホテル側が用意すべきだろう。

明るいところを嫌うので、荷物だけ光の当たる場所に置くのも効果があるかもしれない。
実はこの話を聞いてから、出張の時はスーツケースを台の上に置き、寝る時もそこだけ光が当たるようにしている。
しかしあくまで僕が思いついたやり方なので、まったく効果がない可能性もある。

僕の場合、害虫に対し忌避効果のあるシートを宿に送っておき、シーツの上に敷いて寝たりしている。
同じシートを荷物の下にも敷く。
大袈裟に見えるかもしれないが、実は実験の意味も兼ねている。

薬剤に頼らない駆除方法としては、ゴキブリホイホイの南京虫版を作って欲しい。
既にそういう製品もあるようだが、より本格的に南京虫専用に開発し、一般向けに売り出して欲しい。
電気を使って、二酸化炭素と体温を擬似的に発生させて、南京虫を誘い出して捕獲してしまうのだ。

昔「ガメラ対ギャオス」という映画で、人工血液でギャオスをおびき寄せて、回転式展望ラウンジで目を回して捕獲しようとするシーンがあった。
凄い発想だと驚くが、あんな感じの機械を作るのだ。
入ってきた南京虫は、ツルツルの坂道を落下し、ゆっくりと回転する交換式のシートにくっついてしまう。
断末魔の南京虫は臭いを出すかもしれないので、消臭機能も付ける。

蓋を開けたら大量の南京虫が入っていたら、ゾーッとするだろう。
しかし大丈夫、彼らと共存するようになれば、そんな光景すぐに見慣れてしまうに違いない(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

恐怖の虫 その3


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

もう広まるのは時間の問題だろう・・・
そう知人は言った。
彼はこの問題により、直接影響を受ける業界の人間なのだ。
ほどなく日本でも南京虫の被害が広がり、多くの人がその「実物」を目にすることになるだろう・・ということだ。
(実は僕はまだ標本でしか実物を見たことがないのだが・・・)

海外では、南京虫を強引に殺すだけの方策は採るべきではない、という考え方になっていると書いた。
結果的に薬剤への耐性をどんどん上げてしまい、手に負えないモンスターを作り上げてしまうからだ。
ではどうするのか。
残された道は「共存」であるという。
南京虫が、ゴキブリや蚊のように、普段見かけてもそれほど驚かない存在になる・・ということだ。

実際海外から来日したメーカーの営業に尋ねてみると、
「ああ、ベッドバグね、中国の安宿なんかに泊まると、壁にびっしりいたりするよ」
と笑いながら答えた。
たくましいものだと感心した。

日本では見た事がない人がほとんどで、僕の母親の世代でさえ見た記憶がないという。
いろいろな人に聞いてみたら、中には僕と同世代で、子供の頃身近にいたという人もいた。
あまり育ちがいいわけではないので・・と苦笑されていたが、時代を計算してみると、やはり70年代くらいまでは日本にもいたようだ。
とはいえ、現代の日本人の多くは南京虫に慣れているとは言えず、旧知の欧州人が平然としているのを見て不思議な感じさえした。

南京虫の害は、血を吸われることで激しい痒みに襲われることである。(刺されてから少し時間が経ってから症状が出るらしい)
しかし、今のところ病原体の媒介になる例はほとんど無いという。
つまり実質的な被害は、「ものすごく痒い」ということだけだ。

そのためデング熱などのウイルスを運ぶ「蚊」のほうが、海外では怖い存在とされているようである。
海外のケミカルメーカーから、南京虫など害虫全般に忌避効果のある薬剤が出ており、それをコーティングしたグッズもあるようだが、むしろ蚊への効果の方を強く謳っている。
感染症をもたらす蚊の脅威は、命に関わる問題でもあるからだ。

いずれにしても、南京虫がそこにいるのはもう仕方が無い・・・という日が来ることになりそうだ。
もちろん高温処理などで、まずは虫自体の駆除を行うことが基本である。
しかし薬剤が使えないとなると、完全な駆除は難しいだろう。
ある程度一緒に生きていくしかない。
あとは忌避効果のあるグッズを活用し身を守るのだが、そういう製品は日本の市場ではほとんど見ない。

つづく
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一回お休み


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

「恐怖の虫 その3」は一回お休みだ。
というのも、夜になってから、急遽秋葉原に買い物に出かけたのだ。
居間のエアコンを買い換えることになり、7時過ぎてからヨドバシアキバに向かった。
結局9時過ぎまでかかり、遅くなったのでそのまま夕食も食べてきた。
酔っ払ってしまい、とても書く状態に無い。
というわけで続きは明日以降・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

恐怖の虫 その2


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

日本のホテルや旅館といった宿泊施設で、南京虫が大量発生する事例が増えている。
しかしそれがおおやけになると、風評被害で大打撃を受けてしまう。
そのため現在はひた隠しにして、秘密裏に処理しているのが実情である。

これはすでに社会問題となっている米国の数年前の状態とよく似ているという。
あちらでは被害を受けた宿泊客の訴訟騒ぎになっており、閉鎖されるホテルも出ていると聞く。
日本でも、今ここで食い止めないと大変なことになる、という警告を発する意見もある。
しかし海外からの観光客が押し寄せている以上、防ぐのはかなり難しいことである。

知り合いの情報では、日本の最高峰の某ホテルではまだ出ていない、ということであった。
バックパッカーがそんなに高いホテルに泊まるとも思えず、まずは安宿から広がっているのだろう。
いずれにしても「まだ出ていない」というほど、既に一般的な現象になっているということである。

実際にホテルや旅館で南京虫が発生した場合、当然その部屋を一時閉鎖するしかない。
閉鎖したところで、どうやって退治するのか。
アメリカでは室内の温度を上げる方法がとられるようだ。
50度、100度といった高温で数十分さらすと死んでしまう。

その方法は日本では難しいらしく、専門業者が強い殺虫剤を使用して駆除する。
毒性が強いので、当然人間は避難するが、虫が逃げ出さないようドアの隙間を目張りして、部屋を隔離する必要がある。
これはビジネスチャンスでもあるので、そういう処理をしてくれる駆除業者が増えているようだ。

だがこのやり方では、さらに強い耐性を持つ個体を作り上げることになりかねない。
海外では南京虫を殺すことを止めるべきだという意見も出ているという。
そのため今後は、殺虫剤を使用する方法は批判されることになるかもしれない。
そもそも更なるスーパーが出てきたら、この駆除方法は使えなくなる。

恐ろしいのは、南京虫を自宅に持ち帰ってしまった場合である。
暗いところを好む南京虫は、カバンの中や洋服の裏などに隠れることが多い。
出張や旅行で、汚染された部屋に宿泊することになり、夜のうちに自分の荷物に入り込まれる可能性は十分にある。
それを自宅に持ち帰ってしまった場合、悲劇的な被害を蒙ることになる。

素人が自分で駆除しようとしてもほぼ不可能であろう。
南京虫は非常に移動するのが早いので、薬剤や高温の環境など、嫌なものからはかなりの速度で逃げていく。
隙間の奥のほうに隠れてしまえば、薬剤はなかなか届かないだろうし、隣の部屋へと逃げられた場合、かえって拡散させる結果となる。
結局駆除は、高額の代金を支払い、専門業者にお願いするしかない。

つづく
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

恐怖の虫 その1


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

スーパー南京虫という虫をご存知だろうか?
過去にNHKの番組で特集されたそうなので、ご存知の方も多いかと思う。
この虫がアメリカなど世界規模で社会問題となっており、いよいよ日本でも発生し始めている。
近い将来、日本でも大きな問題になる可能性が高い。

そもそも南京虫というのは俗称で、正式には「トコジラミ」(英語名:ベッドバグ)という昆虫である。
名前はシラミであるが、実際にはカメムシ科に属しており、カメムシと同じように油っぽい臭いを発する。
大きさは成虫で5~8mm程度で、目で見ることが出来る。
人間などの血液を栄養源としており、飛ぶことはないが、かなりの速度で歩くことができる。

昔は日本にも普通にいた。
戦後日本に入ってきた進駐軍がこの虫に悩まされ、DDTの散布を行った。
その結果一度死滅し、1970年代には日本から消えたとされていた。
それがここにきて復活し、恐ろしいことにあちこちで大発生しているのだ。

原因は恐らく外国人観光客だろうと言われている。
外国からの観光客の増加にリンクして、発生量が爆発的に増えだした。
彼らの荷物や衣服などに潜んで運ばれてくるのだ。
特にバックパッカーにくっついてくることが多いという。
ホテルや旅館などで、その荷物から這い出してくるのだ。

僕の伯父は戦争中満州で戦ったが、夜になるとこの南京虫の攻撃に悩まされたと言っていた。
暗くなると物陰から這い出してきて、寝台に這い上がってくる、あるいは天井からポトリと落ちてくる。
刺されるとあまりの痒さに朝まで眠れない。
敵の攻撃よりこちらの方が辛いくらいであったという。
これと同じことが、現在の日本で起きているのだ。

南京虫は光を嫌うので日中は暗闇に潜んでいる。
家具の裏側、壁や床の隙間、ひび割れなどの中に集団で隠れている。
夜になると這い出してきて、人間の体温や吐く息に引き寄せられ、ベッドに上ってくる。
吸血の際に唾液を注入するので、それに人間側がアレルギー反応を起こし、赤く腫れ上がり激しい痒みに襲われる。

スーパー南京虫というのは、一般家庭で使われるピレスロイド系の殺虫剤が効かないタイプの南京虫に付いた名称である。
殺虫剤での駆除を繰り返しているうちに、耐性を持つように遺伝子が変わってしまった個体である。
バルサンなどを焚いても、まったく効果がないという。
外観ではわからないようだが、遺伝子を調べるか、実際に殺虫剤をかけてみればわかる。

そのタイプの南京虫の割合が増えている。
今までの南京虫が薬によって淘汰され、耐性を持つ南京虫のみが生き残った結果である。
南京虫は繁殖力が強くどんどん増えるため、その分遺伝子の変異も早く進むのだ。
日本では最初は千葉で発生したのだそうだが、現時点で全国に広がっており、いまや大半がスーパー南京虫だという情報もある。

彼らは常に変化しており、最近はそれ以外の薬剤に耐性を持つグループも出てきたという。
殺そうとすれば殺そうとするほど、相手も強くなってしまう。
つまり人間がモンスターを作り出しているのである。
いまや人類の生活を脅かす大きな社会問題となっており、現代のもっとも困難な問題のひとつとまで言われている。

つづく
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

サンドイッチ


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

昼食に食べるパンを、行きつけけのパン屋で買っていた。
ある日時間が無くて、駅前のコンビニでサンドイッチを買った。
あまり期待せずに、値段が高めのものを選んだ。

それを昼食に食べたら・・・何と美味しい。
パンの専門店で買うサンドイッチより、こっちの方が美味しいぞ。

あのコンビニはパンが美味しい、また次回も買おう・・と思っていたら、程なく別のコンビニチェーンでも、サンドイッチがリニューアルされたと宣伝を始めた。
ライバルの動向を常に監視しており、すぐに対抗策を打ったのだろう。
なかなか大変な世界だ。
とは思うが、どうせならそのまま同じものを出すのではなく、もう少しオリジナリティのある事をやればいいのに・・・



Jクルー別注 オールデン 97641 ロングウイングチップ。
色はダークタン。
バリーラスト。
サイズはUS8D。

夜中に半分寝ぼけてeBayでベスト・オファー(価格きの交渉)をしてみたら、あっさり受け入れられてしまい、買わざるを得なくなった靴。
こんなことなら、もう少し慎重に金額を決めればよかった。
夜遅く入札してはいけないという教訓になった。

とはいえ、ロングウイングチップのこの色が欲しかったので、満足感は高い。
いつかは買おうと思っていた色である。
オールデンのダークタンか、アレン・エドモンズのウォールナットか、どちらにするかと迷っていたが、ちょっとしたミスがきっかけで、オールデンを買うことになった。

ダークタンというこの中庸のブラウンは、見るからに革らしい色である。
この美しい色を維持するために、色の濃いクリームの使用は避けなければならない。
オールデンのこの色の靴は、けっこうネット上で写真を見かけるが、光の当たり方で見え方に変化があるようで、それぞれ印象が異なる。
なるべく実物に近くなるよう写真を調整したが、雰囲気が伝わるだろうか。



サイズはバリーラストのUS8D。
いつもよりハーフサイズ大きい。
当然少しルーズフィットになるが、羽根は上手い具合に開いてくれる。
やんわりと履く感触で、足へのストレスは非常に少ない。
足元を見ると、靴自体がいつもより少し大きめに見えるが、これはこれで悪くはない。

僕はバリーラストの場合、通常US7.5Dを履いている。
ワイズDに関しては、7.5が自分にとってベストのサイズだと思っていた。
しかしある時オイルヌバック製のプレーントゥを買ったところ、7.5Dにも関わらず、指の間がすれて水脹れができてしまった。
バリーが一番合っていると思っていたので、これはショックであった。

どうやらアッパーの材質やデザインによって、同じバリーラストでも合うサイズが違ってくるようだ。
クロムエクセルのように伸びる素材だと、足の形に合わせて変形していくので、7.5がちょうどいい。
ところが普通のカーフやコードバンの場合、もう少し大きくてもいいようだ。

またプレーーントウに比べてウイングチップの場合も、少し大きめの方がいいような気がしている。
その辺はもう少し研究してみようと思う。
8と7.5の中間くらいに、一番いいところがあるのではなかろうか。
なかなか難しいものである。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

襲撃


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

ツキノワグマが人間を襲う事件が頻発している。
秋田では既に4人の犠牲者が出た。
しかも食害事件であるという。
これは獣害史に残る犠牲者の数である。

ツキノワグマが人間を食べたなんていう話は滅多に聞かない。
過去に事例が無いわけではないが、ごく稀な事とされていた。
基本的には草食に近い雑食の動物で、肉も食べないわけではないが、主に死んだ動物の肉を食するという。

今回の事件は、複数のツキノワグマが絡んでいるようだという。
現時点で1匹のメスが射殺されている。
しかし犠牲者にはオス熊と思われる痕跡が残されているそうで、他に数匹いる可能性があるという。
まだまだ非常に危険な状況であり、そんな山に竹の子を採りに入る人の気が知れない。

もしかすると、最初にクマに襲われた人が何らかの理由で倒れ、動かなくなった体にクマが興味を示した事が、食害のきっかけになっているかもしれない。
いずれにしても、ツキノワグマが人の味を覚えてしまったことに違いは無い。
それ以降は、獲物として人間を見るようになる。
これは非常に厄介なことである。

今までも、人間がツキノワグマに襲撃される事故は度々起きていた。
しかし大抵の場合、人間が死亡するまでには至らなかった。
今回最初の事件が起きた時も、死亡者が出たと聞いて、珍しいなと思ったのだ。

今までの襲撃事件は、出会い頭など、偶発的に発生した事故が多かった。
人間の方は必死になって戦うだろうが、クマはどちらかというと引っ掻いている程度で、戦うのを程々でやめている・・という印象があった。
多分相手を殺すまで戦うつもりは無いのではないかと思う。

ツキノワグマは、大きさが1.2m程度と意外に小さい動物である。
しかしこれは、四つん這いになった時の鼻先から尾までの長さである。
立ち上がるとこの1.5倍にもなる。
それでも人間程度であるが、何しろ鋼鉄のような牙と爪を持っており、しかも筋力がもの凄いので、強大な破壊力を保有している。

実際クマの襲撃に遭遇した人を見ると、助かったとはいえボロボロにされて、相当酷い怪我を負っている場合が多い。
クマの傷は治りにくいと言われており、治癒には長い期間かかるだろう。
つまりツキノワグマは十分に人間を殺傷する能力を持っているが、相手を殺害する前にやめていたとも言える。

今回は話が違う。
人間を捕食することが目的と変化しているのだ。
下手に鈴など鳴らせば、ここにいますよと教えているようなものだ。
後ろからそっと近寄り、いきなり襲ってくる可能性もある。

よく那須や日光にいくが、山に入ればツキノワグマは比較的多く、遭遇した人も身近にいる。
まあクマと言っても本州はツキノワグマだからね・・・
何て話していたが、そんな悠長なことを、言っていられなくなってきた。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ