不審者の基準


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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以前よく書いたが、一時期僕は警察官からよく職務質問を受けた。
カメラのバッグの中身を全部出させられたり、酷いときは両手を上げて身体検査をされたりした。
公衆の面前で、善良な市民に対し、こんな失敬なことが許されるのか・・と憤慨したくなるようなやり方であった。

しかし秋葉原で凶悪な犯罪が起きて間もない頃で、犯罪防止のためには仕方がないかとも思った。
とにかく人の集まる都心部には、鋭い目つきの警察官が大勢立っていた。
反抗してこじらせてもつまらないので、早く済ませてほしいと素直に・・というか、諦めの気持ちで協力した。

明らかに何かの基準が決まっていて、彼らはそれに抵触する人を選別していた。
警察官が僕の方を見ると、そのまま冷たい視線が動かなくなるのだ。
後から分かったのだが、不審者には特有の共通点があるそうで、そこから10項目ほどのチェックポイントをリストアップして、警察官に配布してあるのだそうだ。
そのうち2、3項目で該当する人間を、職質の対象者に選ぶ、というやり方だったらしい。

ところがこの数年、職質されることがピタリと無くなった。
理由のひとつは、外観に何らかの問題点があると感じた僕が、意識して持ち物をいくつか変更したことであろう。
リュックを持ち歩くのをやめて、眼鏡も少しお洒落なものに買い替えたのである。

さらに効果を発揮したのは、視線のやりどころである。
警官が立っているのに気付くと、またかと思って、なるべく視線を合わせずに通り過ぎようとする。
しかしそれが良くなかった。
「なるべくそちらを見ないようにする」という動きは、とても目立つものらしい。
むしろじっと見つめたまま、「警官がいるけど何かあったのかな?」という顔で歩くことで、職質の対象者から外れることができる。

実は最近、警察官がチェックしている不審者の共通項目の一つを知った。
それは「靴が汚い」ことだという。
言われてみれば、僕が靴に興味を持ち、少し高価な靴を履くようになったのと、職質を受けなくなった時期は一致している。
昔はくたびれたリーガル・ウォーカーなどを、ろくに手入れもせずに履いていた(笑)
どうやらその辺りを見られていたようだ。

確かに窃盗犯などは、裏道を通ったり家屋に侵入したりすることで、靴は必然的に痛むだろう。
また薬物中毒患者や精神疾患のある人間などが、靴になど気を遣わずボロボロになっているであろうことは容易に想像がつく。
そもそも靴は目につくアイテムなので、なるべく目立ちたくない犯罪者が、好きこのんで高級靴を履くことは考えづらい。
不審者とされる人たちの靴が汚いのは必然的なものであり、恐らく統計的にもそれが証明されているのだろう。

靴にお金をかける人というのは、それだけでまっとうな人間であると判断されるということだ。
いい靴を履きたいなんて、ある意味浮世離れした平和的な欲望であり、すさんだ犯罪者の考えることではないのだ。
つまり僕のこの趣味が、市民としての正当な評価を得て、職質の対象者から除外されることに、一役買ったのである。
靴になど興味は無い、という人もいるだろうが、警察からは「不審者に近い人物」とみなされるのを覚悟した方がいい。
さて、皆さんはどちらだろうか?
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動物


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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動物たちの動画が、ネット上に大量にアップされている。
多くは人間に飼われたペットたちである。
それが妙に人間的な、面白い行動をとる。
そのかわいらしい動きを見て、人間も「癒される」というわけだ。

見ていて驚くのは、動物が自分と違う種類の動物に対して、愛情を示す映像があることだ。
例えば犬と猫が仲がいいというのは、まだわからないでもない。
しかし猫がネズミに乳をやったり、小鳥と遊んだりしている映像には、本当にビックリさせられる。

本来「獲物」になってしかるべき相手である。
その相手に対し、血のつながった身内のような扱いをするのだ。
人間に飼われることで、野生が消滅してしまったのだろうか。
自然界の法則に反するこれらの映像に、違和感を覚えるのは僕だけだろうか。

昔はたとえ飼われている動物でも、こういうシーンはまず見られなかったように思う。
この何年かで、生き物と生き物の関係が変わってきたのだろうか。
あるいは僕が知らなかっただけなのか。
家の中で飼われた動物というのは、意外にこういう関係になることが多く、ネットの普及で目に入る機会が増えただけの可能性もある。

僕は子供のころから動物が好きで、犬や猫を何匹も飼っていたし、テレビで放映される野生動物のドキュメントもよく見ていた。
また自然にも比較的触れる機会が多く、森で動物と出会った時の「間合い」のようなものも、けっこう意識している。
自然界の生き物とは、なかなか心が通じ合うものではなく、初めは必ず警戒を伴った「対立」から始まる。
微妙な「間合い」を意識しながら、じわじわと近づかなければならいのだ。

もう何十年も前、学生時代だったと思うが、テレビで見て衝撃を受けた映像があった。
肉食獣に襲われて傷ついた鹿が、平原をふらつきながら歩いていた。
その横を大きなカバが並んで歩いている。
鹿がよろつくと、カバがスッと身体を支えて倒れるのを防ぐ。
それを何度も繰り返すところを、カメラがとらえていた。

僕はその時初めて、動物が自分と違う種類の動物を助けるシーンを見た。
自然界の動物がこのような行動をとるのを、それまで見たことが無かった。
恐らく彼らは、普段水場などで出会うことはあっても、ある距離を置いて付き合う関係であったはずだ。
それが自然界の法則だと思っていた。
その映像は、その常識を覆すものであり、衝撃を受けるほど珍しいものであったのだ。

ところがネット上の動画を見ると、飼われている動物には、そんな常識はほとんど通用しないことがわかる。
平気で他の動物の子供を育てたり、一緒に遊んだりする。
また犬や猫が、人間の赤ん坊をあやしたり、自分の子供のように外敵から守ろうとする動画は特に多い。
恐らく自分のことを人間だと思っているのだろう。

注目すべきは、彼らが人間と同じような「愛情」を、本質的に持っているところである。
確かに犬を何匹も飼ってみると、生まれつき優しい性格の犬がいるのがわかる。
子供のころ飼っていた犬は、隣の小屋にいたニワトリが餌を食べたがると、自分が食べるのをやめて譲り、ニワトリが食べるのを黙って見守っていた。
飼われている環境では、生き物にも余裕が出て、穏やかな心が芽生えるのであろう。

ここで感じた「違和感」は、むしろペットでしか動物を知らない人間たちに対するものであると気付いた。
本来自然界は厳しいもので、動物同士の関係は常に「弱肉強食」であり、負けた方は多くの場合命を失うことになる。
恐らくそれは宇宙的な法則である。
ペットをかわいがるのはいい事であるが、その点を理解した上で接することは重要なことだと思う。
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自動運転


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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テスラの自動運転の映像だそうだ。

Autopilot Full Self-Driving Hardware

そろそろオプションとして、こういう装備が選べる時代になってきたということだ。
日本では道がゴチャゴチャしていることが、自動運転発展の阻害要因になっているようだが、それも段階的に解決していくだろう。
まだ旧来の自動車の形態に取り付けた装備に過ぎないが、やがてはシートに座ってハンドルを握るという形もなくなるだろう。
キャンピングカーのような快適で四角い空間が、そのまま目的地まで自動で移動していく形になるのではないか?

このところ、高齢者の操作ミスによる事故や、運転中に意識を失った人の事故が、盛んにニュースになっている。
しかしこういう事故は、かつても起きていたはずだ。
もしかすると、自動運転への移行をスムースに行うための、意識的な報道かもしれない。
まあ、自動運転が当たり前の時代になったら、「気まぐれな人間の手が、あの大きさの物体をあんな速度で動かすなんて、何て原始的で恐ろしい事を・・・」と言われても仕方が無いだろう。

今日もタクシーの運転手が突然亡くなり、お客が後部座席からハンドルを操作し、道の脇に突っ込んで停めたというニュースが報じられていた。
車は数百メートルに渡り蛇行し、左右の縁石に傷がついいていたという。
運転手がアクセルを踏んだ状態で意識を失ったとしたら大変である。
お客は当然動いている車の中で、シートベルトを外して身を乗り出して操作しなければならなかった筈で、かなり恐ろしい思いをしたことだろう。
多分運転席と後部座席を仕切るアクリル板が無かったのだろうが、あれがあったら何もできないところだ。
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迷惑メール


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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このところ、また迷惑メールが連日来るようになった。
以前より、時々堰を切ったように集中して迷惑メールが送られてくる時期があった。
その現象がまた起きているようだ。

毎朝メーラーを開くと、何通かのメールを受信する。
いくつかは迷惑メールのフォルダに、いくつかは受信メールのフォルダにそのまま入る。
本当はもっとたくさん来ているのだろうが、それ以前にプロバイダーのフィルターに引っかかって、大半が押さえ込まれているのだろうと想像している。

今回の迷惑メールは、以前のものと違い、かなり巧妙な内容になっている。
仕事に絡んだメールに見せかけているのだが、リアリティがあり、一見迷惑メールに見えないものも混じる。
手形がどうしたとか、支払いがどうのとか書かれていて、思わず内容を見てしまう。

ショップを装い、注文した物を発送したと連絡してくるメールもある。
通販はよく利用するので、タイミングによっては本物と勘違いしかねない。
トラッキングNo.を知らせてくるものまであり、配送状況を確かめるように促しているが、もちろんクリックしたら一巻の終わりである。
そういうメールは、偽装メールであると判定するのに時間がかかる。

以前は「こんにちは!」という軽い挨拶で始まるメールが多かった。
もうその時点で「乗り」が違うので、即刻「削除」を押していた。
まあ今でもその手の迷惑メールは時折来るのだが、多くの迷惑メールはもっと進化している。

文頭でこちらの名前を明確に書いていないものは、まず疑ってかかるべきであろう。
あるいは自分以外の名前、たとえば鈴木様とか書かれているもの。
偶然当たれば、かなりの確率で引っかかるだろう。
逆に言うと、自分の出すメールも、最初に相手の名前を明確に書かないと、迷惑メールと判断されるということだ。

こちらのメールアドレスの@マークより前の部分を使われる場合も多い。
たとえばcolkid@・・・というメールアドレスだと、「Hi,colkid」とか「colkid様」とか冒頭に書かれている。
これも一瞬知り合いからのメールかと思ってしまう。
今後はメールアドレスの決め方も、一工夫する必要があるようだ。
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採寸


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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今日は日本橋で仕事があって、朝からそちらに出かけた。
人前で話すので、スーツに少し鮮やかなネクタイをしていった。
寒かったので、その上からカシミアのコートを羽織った。
普段あまりスーツを着ることがないので、そのコートも滅多に着るチャンスがない。
だから久しぶりに着ることが出来て楽しかった。

一度家に戻って、普段着に着替えて会社に行った。
雪の降った昨日とは打って変わってよく晴れた。
思い切って、コードバンの靴を履いて出た。
水溜りが多かったが何とかなった。

備忘録として書いておきたい。
先日、羽田にある有名な靴店で、靴をオーダーした。
お店でいろいろお話を聞かせていただいた。
ストレートチップの形が素晴らしくて、それを伝えたら、わかるかいと喜んでおられた。

紙の上に立ち、足の輪郭を書き込む。
それから、一番幅の広いボールの部分と、甲の部分の周囲を採寸する。
案の定、足の幅がかなり広いという。
それでいて甲は低め・・・

この30年ほどで、急に多くなった足の形だという。
昔は甲高幅広と言ったが、今はそうではなく、幅はあっても甲は低いのだ。
ご多分に漏れず、僕の足もそういう形をしている。
恐らく昔ほど歩かなくなったからだろう・・と話した。

完成時期は未定だが、1年くらいみてほしいそうだ。
実際には、多分それより早く出来るだろうという。
「ちょうど忘れたころに出来上がるよ(笑)」

パーツをまとめて作るタイミングがあり、案外早く順番が回ってくることもあるようだ。
また一度型を作ってしまえば、2足目はずっと早くなるそうだ。
出来上がるのが、かなり楽しみである。
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積雪


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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朝、家を出ると、雨が霙に変わっていた。
11月に東京で初雪が観測されるのは、54年ぶりだという。
前回は昭和37年。
僕の生まれた年である。

僕は12月に生まれたので、ほんの数日前に降ったということだ。
しかし母親に聞いたら、特に記憶に残っていないという。
調べてみたら、その前はけっこう11月に降っているので、それほど話題にはならなかったのだろう。

駐車場に停めておいた車のところに行くと、すでに数センチ積もっていた。
道路にはまったく雪は無く、もっぱら家や車の屋根、木の枝などに積もっている。
前にも同じ現象があった。
恐らく地面の影響であろう。

それから昼過ぎまで、途切れることなく降り続いた。
しかし相変わらず地面には積もらない。
水分を多く含んだ雪で、盛大に降った割には積雪は大したことがなかった。

タイヤ屋さんに朝一番で電話したが、今日もすでに予約が入っているようだ。
午後3時過ぎに、やっと交換してもらえることになった。
その頃にはもう雪は止んでいたが、この機会に交換しておいたほうがいい。
この分だと今年は雪の降る日が多いかもしれない。

タイヤ屋さんに行くために、車の上に積もった雪を払い落とした。
少しバックさせてから、発進しようとしたら、ちょうどタイヤが落とした雪の上に乗ってしまった。
アクセルを踏んだらゴゴゴ・・とテールが横を向いた。
唯一滑ったのはその時くらいで、後は雪の影響はほとんどなかった。

倉庫から出してきたスタッドレスタイヤを見たら、もう山があまり残っていない。
プラットホームまであと少しである。
せっかく交換しても、今シーズンいっぱいもつかどうか・・・

途中で買い替える事になるかもしれない・・と思い、冬用タイヤのカタログを見せてもらった。
冒頭には最新型が出ていて、昨年のモデルより性能が上がっていることを盛んに謳っている。
スタッドレスは常に新型の方が性能がいい。

しかし、僕の車の場合は、ランフラットタイヤである必要がある。
カタログを探したが、スタッドレスのランフラットタイヤが出ていない。
何度も見直して、やっと最後に小さく出ているのをみつけた。
トレッドパターンを見ると、自慢の新型ではなく、旧型をベースにしているようだ。
というか、今使っているものと同じ?

これでは馬鹿々々しくて交換する気になれない。
価格は高いのに、性能は旧型なのだ。
そもそもカタログの上でこんなに扱いが小さいなんて、よほどランフラットタイヤは売れていないのだろうか・・・

お店で聞くと、ランフラットタイヤが売れる数は相当少ないそうで、メーカーも本気で作っていないのではないかと言う。
ユーザー側も、価格が高くなるのが痛くて、冬用などは普通のタイヤにしている人も多いという。
スペアが無いからパンクしたら大変であるが、そもそもパンクなんて滅多にするものではないし・・ということだろう。
安全性やエコロジーなどの理由で導入されたタイヤであるが、思ったように普及はしていないようだ。
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D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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雪が降るかもしれないというので、タイヤを交換しようと考えた。
しかし行きつけのタイヤ屋さんは、すでに予約で一杯。
予定は夜まで埋まっているという。

早いうちに予約すればよかったのだが、本当に降るのか様子を見ていたのが悪かった。
誰でも同じことを考えるもので、交換希望者が殺到した。
夕刻に再度電話してみたが、結局夜遅くまでかかるということで、今日は諦めることにした。

昔だったら、タイヤ交換くらい自分でやってしまうところだが、もうそんな気力は無い。
それに明日もスケジュールがハードで、今日はなるべく体を休めたい。
明日はそれほど積もらないことを期待して、交換無しで行くことにした。

靴をあちこちに出しっぱなしにしておいたら、Mrs.COLKIDから、いい加減にしてほしいと怒られた。
出してある邪魔な靴を、一度すべて箱にしまうように指示された。
置くところが無いと言ったら、とりあえず壁際に全部積んでいいからと言う。

仕方なく、靴をそれぞれの箱にしまって、寝室の壁に沿って積んでいった。
いざ箱を探すとなると、パズルか神経衰弱のようで、なかなかひも付けが大変なことが分かった。
特にトリッカーズの箱などは、名称がペンで殴り書きされており、解読しながら探していかなければならない。

壁際にどんどん積んでいく。
天井近く・・というより、手の届くくらいで、もう山が危なっかしくなる。
隣に、その隣にと、次々に山が増えていき、壁一面が箱で覆いつくされてしまった。

靴店を開けそうな量である。
しかもこれ以外にも、最初から箱が無かった古靴などがけっこうある。
そういうものは、裸のまま自分の部屋の棚に入れた。
コードバンなど、まだおろしていない靴も十足以上あった。
広い家なら、ウォークインクローゼットの壁一面を靴の棚にするのにな・・・

それにしてもこの箱の量を見せたら、かえって怒られてしまいそうだ。
それに地震でも起きたら、崩れてきて危険である。
待てよ、よりによって今日明日は、地震の危険な日ではないか!

まあ靴くらい頭に降ってきても、大丈夫であるが・・・
やはりシューツリーを軽いもの中心にしておいてよかった。
これが全部木製のツリーであったら、本当に凶器になるところだ。
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また揺れている・・・


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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これを書いている最中、また揺れはじめた。
めまいのようなふらつきを感じ、頭上のメッサーシュミットを見上げた。
地震計代わりのBf109が、ユラユラと動いている。

今朝は顔を洗っている最中に緊急地震速報が鳴った。
Mrs.COLKIDが「地震!」と叫んだが、顔にクリームを塗ったところだったので、作業を中断できない。
建物が大きく揺れるのを感じながらも、剃刀で髭を剃り続けた。
この揺れ方だと、また東北で大きいのがあったな・・と思った。

フェイスブックで、2011年の東北の震災との類似性が話題になっていた。
あの時はニュージーランドでM6級が起きて、東北沖で中規模が起きて、その直後に大震災が起きている。
今回も同じ順番で発生しており、となるとこの後数日以内に本番が来るのではないか・・という噂が出ているのだ。
スーパームーンとのタイミングも一致しているという。

その上天気予報では、23日夜は雪が降るかもしれないという。
まだタイヤを替えていないので、今降られると困る。
まったく、何をどうすればいいのかわからない状態だ。
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迷彩


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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米国のファッションブランドが、英国の靴メーカーに作らせた、迷彩柄のブーツを買った。
どちらが先かはわからないのだが、以前同じく迷彩柄のブーツを、日本の靴店がそのメーカーにオーダーして販売していたことがある。
写真を見た瞬間に「欲しい!」と思ったのだが、すぐに売りきれてしまい手に入らなかった。

以来ずっと探していたのだが、そんな変わった靴がそうあるものではない。
名の通った英国の革靴メーカーが、迷彩柄の軍靴のような靴を作ったのである。
なかなか面白い組み合わせである。

ところが最近になって、ふと思い出して検索しててみたら、似た感じのものが米国のシグネチャー・ブランドからも出ているではないか。
靴好きなオーナーが、やはり同じメーカーに作らせたのだという。
しかも自分に合うと思われるサイズが売れ残っていた。
これはラッキー!とすぐに注文した。
それが下のブーツである。



トッド・スナイダーがトリッカーズとコラボレートしたツートーン・ブーツ。
キャップトゥ。
ラストは恐らく4497S。
ダイナイトソール。
サイズはUK7、ワイズは5。

届いてみて、まず予想外だったのは、革の表面に迷彩柄がプリントされていたことだ。
てっきり迷彩部分は布地かと思っていたのだ。
実際には柄をプリントした皮革が使われていた。

もうひとつ、付属の靴紐が、やけに短いのが気になった。
アイレットが9穴もあるのだが、通していくと最後は結ぶのが難しいほどしか余りが出ない。
これは間違えた長さの紐をつけたな・・・
トリッカーズらしいや・・と思って、手持ちのより長い紐に付け替えた。

まずは撮影して、その後手入れを始めた。
迷彩柄を活かすために、基本的には無色のクリームを使うしかないだろう。
そう思い、デリケートクリームを塗ってみた。

ところが!
ちょっと塗っただけで、何と迷彩柄の塗料が溶け出したではないか。
指にクリームをつけて塗り始めたところ、たちまち指先が緑色に染まってしまった。
慌てて表面のクリームをタオルで拭き取り、柄が大丈夫か確かめた。
乾くまで黒っぽく染みが残ったが、ランダムな迷彩模様なので、何とかごまかせそうだ。

デリケートクリームにも関わらず、ちょっと擦っただけで色落ちしてしまうとは・・・
基本的にこの材質は、クリームは使えないということだろう。
特に注意書きも入っていなかったので慌てた。
手入れはどうするのだろうと思い、同じ革を使っていると思われる前述の日本の靴店のサイトを見たところ、手入れには防水スプレーを使うよう書かれていた。

恐る恐る3x3の防水スプレーをかけてみた。
まずは目立たないタンの部分にかけて、一晩置いてみた。
最初は黒っぽく染みになったが、しばらく経つと乾いて目立たなくなった。
何となく危なっかしいが、塗装が溶け出すことは無さそうだ。

念のためハンズに行って、売り場の人に相談した。
コロニルの1909のスプレーの方が、より革への影響が少ないことがわかり、そちらを購入した。
それだと革に栄養も与えられるという。

そのスプレーを、何回かに分けて表面に吹き付けた。
クリームが使えないので、スプレーで栄養を与えるしかない。
ついでに表面を厚めにコートして、汚れにくいようにしたい。



休日にその靴を履いて散歩に行くことにした。
足元の迷彩柄が見えなければ意味が無いので、いつもと違いズボンの裾をブーツの内側に入れる。
これだと足が短く見えるので、実際に足が短い僕の場合あまりうまくないのだが・・・(笑)

紐を締めてみて、はっと気付いた。
これは一番上まで締めるものでは無いのではないか。
全部キッチリと締めると、ミリタリー色が強くなり過ぎてしまう。
上の方のアイレット何個は飾りであり、紐で絞めるのは下の方だけなのでは?

それが前提で、あの短めの紐が付いていたのか・・・
上まで届かない紐なんておかしいと思ったが、ちゃんと考えての事のようだ。
早速オリジナルの紐に戻した。
一番上の2穴を残して紐を縛ってみた。
このくらいで、丁度いい感じだ。

一日履いて歩いてみたが、なかなか楽しかった。
アッパーはマッチするカーキ色のセーターを着た。
いつもの自分とは違う雰囲気である。

トリッカーズのカントリー系ラストは、形状が少々特殊である。
本来は狩猟に使う靴で、厚手の靴下を履いて丁度いいように作られているのだそうだ。
今回は最初からタイトフィットに感じられたので、靴擦れを心配したのだが、一日歩いても痛くなるようなことはなかった。
自分としてはかなり気に入っている。
Mrs.COLKIDからは、まあ悪くはないが、自分の年齢も考えるようにと言われた。

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乾杯


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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たまにはよかろう、ということになり、今晩は吉兆でお弁当を買ってきた。
どうせなら何かお祝いをしようという事になった。
吉兆でも何のお祝いか尋ねられたそうだ。

母親が、そう言えば結婚記念日が昨日だったというので、それを祝うことにした。
つでにボジョレーヌーボーの小瓶を買ってきて開けた。
よくわからないが、とにかくおめでとうと言って乾杯した(笑)
お弁当の味は抜群だった。

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揉みほぐし


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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さすがに疲れが取れず、仕事を終えてからマッサージを受けに行った。
2時間たっぷり受けた。
体重をかけてギュウギュウ押して揉みほぐすやつだ。

これがけっこう効いて、かなりすっきりした。
やはり身体が極度に疲れている時は、この手のハードなやつがいい。
普通のソフトなものでは通用しない。

帰宅途中、Mrs.COLKIDから、母親が帰っていないという連絡を受けた。
ひとりで奈良にでかけたのだ。
出かけるのは聞いていたが、明るい内に戻ると言っていた。
ところが家にはいないし、電話をかけても連絡が取れない。

まあ携帯に出ないのはいつものことである。
何か理由があるのだろうと思っていたら、午後7時過ぎになって帰ってきた。
聞くと和歌山で地震があって電車が遅れたのだという。

駅でけっこう揺れて騒いでいたという。
こちらではあまり報道されなかったのか、全然知らなかった。
まあ無事帰ってこられてよかった。
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セールの通知


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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今日は予想以上にハードだった。
疲れてテレビを見るのも億劫な状態だ。
Mrs.COLKIDに肩を揉んでもらったが、あまり効果は無い。

エドモンズから、恒例のブラックフライデーのセールの通知が来た。
しかし現在の為替レートでは魅力半減である。
その上疲れが酷くて、購入意欲はほとんど湧かない。
そんなことより、早く風呂に入って寝た方がよさそうだ。
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お休み


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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ちょっと疲れが溜まっているので、今日は本文はお休みさせてもらうことにした。
明日もかなりハードなスケジュールが待っている。
今晩は早く寝て身体を休めることにする。
では・・・
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インク


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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売上に繋がらないのが辛いところなのだが、新しい得意先から依頼された仕事が、毎日凄い勢いで進んでいる。
先週販売員を対象に開いた研修会が好評で、さらに追加の研修を頼まれた。
先週40人、今週末に20人、来週さらに30人教える。
何だか凄いことになっている。

で、明日はいよいよ新製品数機種を納入する。
最初に話があってからまだ3週間ほどであるが、猛烈なスピードで事が進んでいく。
ギネスにでも挑戦する気なのだろうか?(笑)
しかしこの決断の早さと行動力には驚かされる。
それならこちらも応えてみせようというわけだ。

今日はデザイナーと一日中連絡を取り合った。
店頭に飾るポスターの作成を頼まれたのだ。
数日前に話を受けた時点で、商品の画像をCGで作る必要性を感じ、すぐにデザイナーに連絡し、とりあえず先行してパーツを作り始めて貰った。
明日商品を引き取りに来て、その日のうちに展示開始するそうなので、ポスターも今日中に作り上げなければならない。

朝から電話で話し合って、ラフ案のやり取りをした。
この時点でラフ案というのも笑ってしまうが、何しろ開始からまだ数日しか経っていないのだから仕方が無い。
デザイナーの作った画像のおかしいところを指摘し、参考に現物の写真を急いで撮って送ったりした。
それを受け取ったデザイナーがすぐに画像を起こし、またデータを送ってくる。
本当はもっと時間をかけてやりたいところだが、今日中に印刷まで終わせなければならないのだから、スケジュールは滅茶苦茶である。
午後遅くなって、やっとデータが完成した。
あとはプリントして裁断するだけだ。

そこに得意先から電話がかかってきた。
他の店舗にも展開したいので、大きなポスターをあと数セット印刷して欲しいという。
大型プリンターで出力するのだが、インク残量の余裕がなかった。
何とか間に合うだろうと思っていたが、急に量が増えたので、印刷しきれるかどうかわからなくなった。
特にその得意先のイメージカラーの消費量が激しく、1枚印刷するたびにどんどんインク残量が減っていく。

ポスターのプリントを続けながらも、一方でインクカートリッジを確保しようと考えた。
しかし幅1メートル以上の紙に印刷する大型インクジェットなので、専用インクはどこのお店でも売っているわけではない。
経験上在庫しているのはヨドバシアキバくらいだ。
あそこなら夜10時まで営業しているから、ポスターはインク残量がゼロになるまで出しきって、帰宅時にヨドバシでインクを受け取り、明日の早朝に印刷の続きに取り掛かろうと考えた。

ところがヨドバシアキバに電話してみると、そのインクカートリッジの在庫は現在切れているという。
他のお店に無いか調べてもらったが、近隣の店舗で在庫しているところは無いことがわかった。
こんなことは初めてである。

さて困った。
明日の引き取り時間までに、どうしても印刷を終わらせなければならないのだ。
ふと思いつき、ビックカメラにも電話してみた。
しかしこちらも日本で在庫している店は無いことがわかった。

こうなったら、どこまで行けるか、このままプリントをし続けるしかない。
無駄は出来ないので、各ポスターの印刷枚数を慎重に数えながら、ポスター印刷を継続した。
偏った種類のポスターを出力しても使えないので、各種ポスターを交互に満遍なく印刷した。

最後の一枚を印刷しきったところで、エラーマークが点灯しプリンターが停止した。
インクカートリッジのひとつの残量が完全に無くなったという。
機械はストップし、これ以上のプリントは出来なくなった。
しかしぎりぎり間に合った。
その最後の1枚を梱包し、明日の出荷の準備は何とか完了した。
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革靴の麻薬性


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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先日お店の人と話していて、靴には麻薬性がある、という話になった。
突然靴にはまる男性は多いという。
靴は身近にあるもので、一見そういう危険なアイテムに見えないから(笑)、余計に罠に陥りやすいのかもしれない。

例えば腕時計であれば、1個買うにもけっこうな金額になる。
中には自動車とそう変わらない価格のものもある。
そのため毎月のように買うわけにはいかない。

しかし靴の場合は、時計と比べると価格が安いので、ずっと購入しやすい。
一般の人が、ひと月かふた月にひとつ買える程度の価格なのだ。
それまでまったく靴に興味のなかった人が、ひとつ買ったのをきっかけに、立て続けに買い始める。
クロケットやチャーチといった高級革靴を、年に6足も7足も購入してしまう。
そういうパターンがけっこう見られるという。
収集趣味としては、重症化しやすいアイテムと言えるだろう。

男の場合、靴を好んで集める人は、かなりの確率で革フェチである。
そこが女性と違うところかもしれない。
ファッションで買うというより、素材への偏愛が原動力になるのだ。
革製品として見た場合、革靴には程よい迫力と完成度の高さがある。
この服装に合う靴が必要だから・・というのは、時には言い訳に過ぎず、単純に革製品として欲しい、という場合が多い。
(女性も「バッグ」の収集で、近い病気にかかる人はいるようだ)

同時に男性の革靴は、女性からもっとも嫌われるアイテムのひとつでもある。
汗を吸い込み、その上屋外の土の上を歩くのだから、何がくっついているかわからない。
家の中に持ち込むものの中で、靴がもっとも「汚いもの」であるのは明らかである。
大量に持てば、靴ならではの臭いも発するだろう。
女性が忌み嫌うのはよくわかる。

それと同時に、靴は意外に場所を取る、ということもある。
重ねて置くわけにいかないので、大量に維持するにはかなりの面積を必要とする。
靴好きとしては、棚に並べて常に見えるところに置きたいが、実際には箱に入れて積み上げて保存するしかない。
女性は家の中でかさばるものを嫌がるので、靴のように汚いものがどんどん増えれば、それは怒るだろう。

実際かなり高級なお店でも、靴を送ってくださいと頼むと、会社にしますか、それとも郵便局留め?と小さい声で聞かれることがある。
紳士の集うような立派な店構えの靴店で、いや、だからこそ聞かれるのかもしれないが、急にまじめな顔になって聞くのだ。
いわゆる「女房対策」は、革靴好きの人たち共通の悩みのようだ(笑)
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