朝から雨


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朝から雨。
一時はかなり激しく降った。
仕事に出た昨日は晴れていたのに・・・
写真の在庫が乏しくなっていたので、撮影したかったのだが、これではどうしようもない。
と思ったが、雨の中の撮影もかえって面白いか?(笑)

夕刻になって床屋に行った。
今年最後の床屋である。
お店は混んでいて、客が途切れることが無かった。

年末は書き入れ時だという。
皆昼食を取ることもせずに働いている。
毎年恒例のお祭りのようなものなので、今日来てもらえて嬉しいと言われた。



今日の時計ベルト。
カラトラバ3923にヒルシュのジェニュイン・クロコのブラウンをつけた。
やはり今年最後はカラトラバでいきたい(笑)

ヒルシュ製の光沢のあるクロコダイルのベルト。
このジェニュイン(本物の)・クロコは、日本では売られていないモデルのようだ。
日本ではこれに似たモデルとしてサーティファイド(認証された)・クロコという機種があるが、例によって形状に差異があり、用意されている色にも違いがある。

表面をメノウで磨き光沢を出した南米産のクロコダイル。
裏面はヒルシュお得意のソフト・グローブ・レザーで、一応ウォーター・レジスタントと書かれているが、耐水性より感触の良さが特徴の素材であろう。
ジェニュイン・クロコには黒と茶系の3色が用意されているが、本国に特注すれば他にもカラフルな色が用意されているようだ。

王道を行く組み合わせといってよく、カラトラバと実によく合っている。
濃い目のブラウンが全体を引き締めてくれて、そのコントラストが目に心地よい。
光沢のあるベルトなので、上品に使いこなすには、それに見合う服装が必要になるだろう。

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年末の一日


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出社したが、電話の本数は少なく、さすがにのんびりした一日であった。
年末の旅行を前に、ガソリンスタンドで車をきれいにしてもらった。
洗車の時間を利用して、待合室で年賀状を書いた。
昨年と同じパターンなので、店員さんから笑われた(笑)
洗車完了とほぼ同時に全部書き終え、そのまま郵便局で投函して完了。

今年は雪が多そうなのが、少し気になっている。
現在のスタッドレス・タイヤを何年か使用しており、そろそろ交換の時期なのだ。
車を買い替える可能性もあるので、もったいなくてそのまま使っているのだが・・・
いつにも増して、慎重に大人しく運転する必要がありそうだ。



今日の時計ベルト。
オイスターデイト6694に、カミーユ・フォルネのクロコダイルのグレーをつけた。

これはかなりマッチした組み合わせだ。
違和感無く本体と同化しており、あるバランスを保ちながらも主張してくる。
僕はひとつの時計に対し、硬派系のスタンダードなベルトと、少しカジュアルに崩すベルトの両方を揃えるようにしているが、オイスター用のカジュアル路線として、この組合せはベストかもしれない。
堅物のオイスターの機嫌を損ねずに、上手く説き伏せた感じだ(笑)

カミーユ・フォルネでクロコダイルの名で売られている既製品のベルトである。
表面にはニスで塗ったような強い光沢があり、その点だけ見れば、オイスターには少し派手かなと思える。
かといって艶消しのグレーだと、ここまでくだけた感じにならなず、どちらを選ぶか微妙なところだ。
今回は撮影のために手持ちの20mm幅のものを強引に付けたが、ケースのシャープなラグで削れてしまうので、正式には19mmのものを買わなければダメだろう。

余談であるが、カミーユ・フォルネでクロコダイルの名で売られているベルトは、同社のサイトを読むとケイマンクロコダイルとなっている。
いわゆるカイマンというやつだろうが、皮の業界の人の話では、カイマンは世界のワニ革のかなりの割合を占める一般的な革だそうで、アリゲータやクロコダイルと比べると、ランクが下という認識があるようだ。
そのためクロコダイルという表記でカイマンを売るのは、少々抵抗があると言っていた。
個人的にはカイマンにも独自のよさがあって嫌いではないのだが、専門家からは安物とされており、その点市場での表記方法などが整備されていないのかもしれない。

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仕事納め


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仕事納め・・といっても明日も出社するのだが、とりあえずは今日が今年の最終日であった。
どこも大掃除に入るだろうし、電話は静かだろうと思っていた。
ところが朝から重要な仕事の電話が、ひっきりなしにかかってくる。
かなり具体的な回答を求められるが、仕事は今日までなので、最後は「よいお年を」で終わる電話(笑)

どうやら円安が関係しているようで、今から国内で製造できるところと話を進めようという腹があるようだ。
そうしている間にも、刻々と円安が進んでいる。
輸入に頼っていた業者は、掃除どころではないだろう。
とはいえ話ばかりで、まだ具体的な売り上げにつながっていないのが辛いところ・・・



今日の時計ベルト。
オイスターデイト6694に、ジャン・クロード・ペランのカイマンのターコイズグリーンをつけた。

J.C.ペランの既製品として、店舗に在庫していたベルト。
何色か鮮やかな色のカイマンを持っているが、中でもグリーンはマッチする時計が多く、たびたびこのコーナーに登場させている。
オイスターにも、ベストとはいえないまでも、まあまあしっくりくる。

J.C.ペランの既製品は、都内のいくつかのお店で扱っている。
オーダーすると出来上がりがいつになるかわからないペランが、その場で手に入る上かなり割安なので、それなりに人気があるようで、店頭在庫が減っていくのが意外に早い。
当初は貴重なデッドストックだと噂されていたが、一度在庫が少なくなった時に、どさっと補充されたのを見ているので、実は意識して作っているのではないかと疑っていた。

しかし事情を聞くと、それが間違いであることがわかった。
この既製品は、ペランの以前の輸入元が保有していたデッドストックを、現輸入元がそっくり引き継いだものだそうで、それを限られた店舗に安く配ったらしい。
しかしストックをすべて出しきってしまった為、残っている店頭在庫分のみで完了で、今後は補充されることはないという。
つまり以降のJ.C.ペランはオーダー品しか入手できないということだ。
それを聞くと、たしかに貴重なものに思えてきた(笑)

ジャン・クロード・ペラン自身が、自分の名前を冠した会社を去る前の時代に製造されたものだとも言われ、もしかすると当人が作っている可能性さえあるという。
それは少々疑わしいが、ビーバーテイルなど現在のペランのラインナップには無いものも含まれているので、その辺を狙って購入するのはありかもしれない。

現行のペランのオーダー品が手縫いのステッチが標準なのに対し、このデッドストックはミシン縫いになっており、廉価仕様なのは確かなようだ。
とはいえ形状はペランならではの優美なもので、品があってカッコいい。
アンチスエット仕様でなくても構わないという人には、かなりお勧めである。

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印刷代


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知人のデザイナーにお願いした印刷物は、常に白っぽい仕上がりになる。
どぎつい色を使わず、全般に淡い印象で都会的である。
逆に僕のデザインするものは、ベタに色をつけてしまう傾向がある。
そういうデザインが好きという訳ではなく、全国で売るには少々野暮臭い方が効果的なことが多々あるからだ。
必ずしもどちらがいいとはいえない。

しかし僕のデザインには致命的な欠点がある。
インク代がかかるのだ。
会社には生地などにプリント出来る大型の機械があるのだが、高価な特殊インクを使用するため、ランニングコストが馬鹿にならない。
淡い色合いをベースとした知人のデザインしたものと、僕のデザインしたものでは、一枚当たりのインクの使用量が数倍違うはずだ。
その点まで考慮してデザインする辺り、さすがコストに厳しいプロのデザイナーである。

データを読み込んだ時点で、インクの大まかな使用量、ひいてはかかるコストを算出することが可能なはずだ。
印刷物ごとにランニングコストを予測する機能を、最初からプリンターに付けてくれればいいのに・・と思う。



今日の時計ベルト。
オイスターデイト6694に、モレラートのアマデウスのパープルをつけた。

オイスターが少し戸惑っているようにも見える(笑)
決して合っていないわけではないのだが、何もオイスターにこのベルトを付けなくても・・と言われそうだ。
個人的に好きな色なので買ったベルトであるが、意外に合う時計が少ない。
もしかすると、手持ちの時計の中ではオイスターが一番合っているかもしれない(笑)

様々なベルトを組み合わせてみると、オイスターにはブラック、ブルー、グレーといった寒色系のベルトが相性がいいことがわかってくる。
非常に実用的な時計というイメージがあるので、どうしてもスーツ姿に違和感の無い、彩度が低めのベルトを考えてしまうのだ。
しかしレッド、グリーンといった鮮やかな色とも、まったく合わないわけではない。
オフの日にベルトを付け替えて楽しもうという向きには、この派手なパープルのベルトも面白い組み合わせであろう。

残念なのは市販で幅19mmのベルトの種類が少ないことだ。
モレラートの売れ筋商品で、豊富にサイズの揃っているアマデウスでさえ、実際に19mm幅に対応している色は限られており、このパープルも19mmは用意されていない。
今回は20mmを強引に付けたが、ご覧のように一部削れて破壊されてしまっている。

オイスターは、ロレックスとしては入手しやすい価格であり、シンプルで嫌らしさが無いので、機械式時計の入門機としてもお勧めできる。
そのため、様々なベルトとの組み合わせを紹介することは、それなりに意味を持つのではないかと考えている。
こういう突飛な組み合わせも、いくつか試すつもりである。

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タクシー


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夕刻よりお通夜に行ってきた。
仕事で長くお付き合いのある方が亡くなられたのだ。
以前より闘病中で、夏ごろだったか、一度元気な姿を見せに来てくれたが、年末近くになり急逝された。

某地方都市にある葬儀場で執り行われた。
けっこう遠い場所で、電車で2時間以上かかるので、一度帰宅して着替えてから出かけた。
寒いので黒っぽいカシミアのコートを着ていったが、お通夜に行くのに派手な色のものは着けられないので、マフラーなどはグレーのものを選んだ。
電車は満員で、始発から乗ったので座っていけたが、乗客がぎゅう詰めで暑くて汗をかいた。

十分に時間をとったつもりで、約一時間前には目的の駅に着いたのだが、そこからが大変だった。
駅から斎場までタクシーで15分ほどと聞いていた。
ところがタクシー乗り場に行ってみると、30人以上、人が並んでいるのだ。
最近こういう光景を見ないので驚いた。
しばらく並んで待ったが、とにかくタクシーそのものがあまり来ない。

これは間に合わないと見て、その場を離れ、駅の反対側に急いだ。
そちらのタクシー乗り場は誰も並んでおらず、すぐに乗り込むことが出来た。
ところがドライバーが、こちら側からだと斎場までかなり遠回りになると行くのを渋るので、訳を話してお願いした。

ドライバーはしばらく考えていたが、では行きますかと承知してくれた。
その代わり途中かなり渋滞するので、どのくらい時間がかかるかわからないので覚悟してくれという。
実は昨日も同じパターンの客を乗せたのだという。

走り出すと案の定、道が車で詰まっており、のろのろとしか進まない。
かなり先のほうまで、赤いテールランプの列がつながっている。
お通夜だから少々遅れるのは構わないが、長い渋滞の列を見ると絶望的な気分になる。
時間が気になって時計を何度も確かめた。
寒い日なのに、今日は汗をかいてばかりだ。

仕方ないので、私の知っている特殊な道を通りますと、ドライバーが言った。
普段はそこを通っては行けないと、会社に止められている道だそうだ。
タクシーは左折して住宅街に入った。

そこからの道が凄かった。
車が通れるとは思えないような、とんでもなく狭い道を、タクシーはどんどん進んでいく。
線路の下をくぐるコンクリートの通路などは、車の左右に数センチしか余裕が無いのに、慣れているドライバーは速度を落とさずにスムースに通過していく。
対向車が来たらおしまいなので、一気に通過してしまおうというのだ。

90度以上の鋭角のカーブを大きく曲がったかと思うと、今度はとんでもない急坂で、エンジンをふかしても車がなかなか上っていかない。
グオーという大きなエンジン音とともに、上を向いた車体がゆっくり進んでいくのだ。
まるで障害物競走のようなコースを、ドライバーは次々とクリアしていく。
あまりの道に、思わず吹きだしてしまった。

さすがプロである。
この道は僕の運転では無理だ・・と言ったら、昨日のお客さんも同じことを言ったという(笑)
結局お経の開始時間をほんの少しオーバーしただけで、斎場に到着することが出来た。
お礼にドライバーに少し多く渡した。
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セーター


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少し前に肘当ての付いた黒いセーターが欲しいと書いたが、ネットでいいものをみつけた。
フランスの国家憲兵隊のセーターで、軍用らしく肘当てと肩ベルトがついている。
真っ黒な中に横真一文字に白いラインが入っているのだが、さすがフランスのセンスで、それがえらくお洒落に見える。
早速取り寄せて、工場で作業する時に着てみたが、なかなか評判がいい。

それにトレーサーのタイプ6をつけようと思ったのだが、試しにオイスターデイトをつけたら、これが滅法カッコいい。
タイプ6より一枚も二枚も上手なのだ。
ああ、こういう男っぽさを表現できる時計なのかと、その時初めて気付いた。
今風のでかい時計と違って、小ぶりで少し焼けた文字盤のオイスターは、そこにオーナーの歴史が刻まれたような強烈な存在感を放つ。

とは思ったが、その歴史を刻んだのは、僕ではなくどこかの見知らぬおっさんだ(笑)
その刻まれた歴史こそがアンティークの魅力なのだとはいえ、肝心の部分は他人がやってくれたわけで、こちらはカッコだけいただいているに過ぎない。
しかも例によってジャンク価格で買ったとなれば、何をかいわんや・・である(笑)



今日の時計ベルト。
オイスターデイト6694に、ジャン・クロ-ド・ペランのバッファローのオーダーベルトをつけた。

これは収穫であった。
写真でうまく伝わるかどうか、なかなかよく合っている。
このバッファローのベルトにマッチする時計が、今までなかったのだ。
凝った仕様で発注したベルトだけに、残念で仕方無かったのだが、これでやっと使うことができそうだ。

地味に徹したデザインのオイスターは、ベルトで少しだけ艶っぽさを付加してやる必要がある。
ところがこの時計がかなりの難物で、必要以上に艶やかなベルトを持ってくると、拒絶してプイと横を向く傾向がある。
いくら盛り立てても、時計だけが知らん顔をしてのってこないので、ベルトが浮いてしまうのだ。

節度を守りながらも、高品質であることが伝わるような、特別なベルトを必要としていた。
その点、このJ.C.ペランのバッファローのベルトが、まさにドンピシャリなのだ。
腕につけると、思わず見とれるような存在感がある。
オイスターのくすんだ魅力を、ベルトが見事にサポートして生かしてくれる。

そもそもは、最初にJ.C.ペランにオーダーしたバッファローのベルトの出来が素晴らしかったので、もうひとつ耐汗仕様で欲しくなり、仕様を熟考の上オーダーしたのがこのベルトである。
ところがメーカーが保有する原皮に個体差があったのか、イメージと違うものが出来上がってしまった。
艶消しで大きめのシボの入ったベルトを想像していたのだが、中途半端に艶があり、しかもステッチをダブルにしたために表皮がピンと張ってシボが消えてしまったのだ。
(今までペランに3回バッファローのベルトを頼んでいるが、毎回出来上がりが違う・笑)

皮肉にもその表面の微妙な艶がアクセントになり、オイスターに華を添える結果となった。
濃淡を変えたグレーの2列のステッチが、一般に売られているベルトとは違うことを、さりげなく主張している。
20mm幅のベルトを強引に19mmのオイスターに付けたが、20-16の4mmの急角度の形状はそのまま生きており、かえって19-16で作るよりエレガントさが強調されているように思う。

この時計には、基本的にはモノトーン調に抑えたベルトが、もっとも合うように思う。
グレーとブラックという無彩色の組み合わせでありながら、細部の作りの高品質さが伝わるこのベルトは、ワン・オブ・ザ・ベストの組み合わせといえそうだ。
気に入ってしまい、現在毎日この組合せを着けて歩いている。

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休養


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何となく熱っぽいので、今日も休養することにした。
那須から義父や義兄夫婦が作物を持って会社に来てくれたが、僕がこの体調なので、風邪をうつしてもいけないと思い、Mrs.COLKIDに対応をお願いした。
挨拶もせずに美味しい作物だけいただいて、早く元気になろうというわけだ(笑)

休むことの許されない身としては、体調を崩したのが連休で助かったといえる。
家に篭っているので外の様子が分からず、新しい写真も撮れないでいる。
しかしクリスマスの写真は今日までしか使えないことに気付き、あわてて消化している(笑)



今日の時計ベルト。
オイスターデイト6694にモレラートのティポ ロックマンのブラックをつけた。

手巻きのオイスター6694は、同社のラインナップの中では、かなり渋いほうに属するであろうモデル。
アンティーク(というより中古品)としても、恐らくもっとも安く売られており、例によって破格のものを見つけて入手しておいた。
防水を謳うオイスターケースでは、当然竜頭がねじ込み式になっており、毎日それを緩めて巻かなければならない手巻きの場合、ねじ山が痛んでボロボロになっている場合が多く、中古の相場も低めなのだという。

知人のベテランの時計師の方が愛用されているのを見ると、ある意味通好みなモデルとも言えそうだし、個人的にもこの形なら許せるかな・・と思っていた。
当初はさっぱり良さがわからなかったが、やはり所有してみるもので、実用品としての魅力はなかなかのものがある。
一日つけていると、なぜか空気のように存在が消えてしまい、逆にそれが良さとしてじわじわと伝わってくる。
あ、つけていたんだっけ・・と後から気付くことも多く、普段使いとしては最良の時計のひとつかもしれない。

ネットで探すと、価格が安く丈夫である・・というのが、ロレックスの魅力として挙げられており、次いで飽きのこないデザイン、中古価格の安定性・・と続く。
いざ分析してみると、高級だからという話がほとんど出てこないのが面白い。
時計をよくわかっている人は、永く愛用できる実用品・・として考えているようだ。

個人的には同社の金属ベルトは何だか薄っぺらく見えて好きではないのだが、この業界に日の浅い僕が勝手に思い込んだピントのぶれた意見かもしれない。
しかし革フェチとしては、当然のことながら、オリジナルの金属ベルトは早々に外してしまった(笑)
わかってはいたのだが、カン幅が19mmというのが大きな問題で、今まではなるべくこのサイズの時計は避けていた。
無理すれば20mmのベルトを付けることは出来るのだが、オイスターケースが鋭角に切れ込んでいるため、ベルトが削れてどんどん傷ついてしまう。

どこまでも地味な外観で、このコーナーの写真撮影用としては少々厄介な時計である。
いろいろなベルトを受け入れる割には、どのベルトともマッチングは最高とは言えない・・という不思議な存在。
3針式の銀色ケースというレイアウトは、時代こそ違え手持ちのアクアテラと似ているが、あちらには「華」があり、その点では正反対の時計といえる。

とりあえずは、ロリカ製のモレラートのティポロックマンを組み合わせてみた。
少し無機質で安っぽいベルトであるが、相性はそう悪くは無い。
今後、いくつか展開してみる。

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クリスマスセール


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本当はやることがいっぱいあるのだが、体調が悪いことがあり、今日はのんびりと過ごした。
街に出れば、クリスマスでさぞや賑わっていることであろう。
しかし、とてもそんな体調ではないし、年齢からいって、クリスマスだから浮かれるという気分にはならない。

クリスマスといえば、先日eBayを見ていて、それに関連した出来事があった。
よく考えずに冗談半分で、ベスト・オファー(価格交渉)を発動したのだが、断られることを前提で半額で申し込んでみた。
すると、クリスマスだから特別にいいよ・・という返事。
ブルガリアのセラーであった。

断られることが前提だったので、かえって驚いた。
ただしクリスマス休暇で27日まではお休みなので、発送できるのはそれからになるという。
また毎年のことながら、この時期は郵便が遅れがちなので、そのことを承知してくれるならオファーを受けるというのだ。

まさか半額の申し入れを、相手が受けると思っていなかった。
どうやらクリスマスというのは、買い物のいいチャンスらしい。
日本なら正月に福袋などが出るが、キリスト教の国では、クリスマスがそういう時期なのだろう。

eBayでは、東欧の出品者から面白いものが安価で出る。
アンティークなどをチェックする時は、東欧のセラーを外すことは出来ない。
まあそれほど価値のあるものではないのだろうが、僕の買うものはそういう変なものが多いので・・・(笑)

それにしても、僕はこのベスト・オファーという仕組みを、どうもうまく使えていないように感じる。
普通の入札とは違い、相手の心理を読む必要があるからだ。
前にも書いたが、関東の人間は商売が下手なので、値切るのが苦手である。
相手が受けたら受けたで、素直に喜べばいいものを、もっと安く申し入れるべきだったかな?・・なんて考えてしまう。
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風邪?


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今朝から体調が悪い。
胃腸の調子がよくなくて、何となく熱っぽい。
さっきから寝たり起きたりしている。
今日は早く寝るのでこの辺で・・・
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シングルタスク


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朝のホームで、変なおじさんと行き合う。
何やら薄汚れたジャンパーを着た冴えないおじさんだ。
電車から降りて、階段を上がったところで合流する。
そのまま同じ流れで改札に向かうのだが、そのおじさんの後ろにつくと面倒なことになる。

改札を抜ける直前で、急に止まってしまうのだ。
そこまで来て、切符を出そうとカバンの中を探し始める。
同時に二つの動作をすることが出来ない体質のようで、何かを始めると足がストップしてしまう。
少し前から準備すればいいものを、目の前まで来て思い出したように探し始めるのだ。
それをいつも必ずやる。

忙しい時間帯なので、皆がある流れに沿って動いている。
その中で、改札の前で急停止されてしまうので、後ろの人たちが次々にぶつかってくる。
皆慌てて隣の列に移動し、流れにかなりの混乱が生じ、被害を受けた人たちが、怒ったような顔でおじさんを睨んでいく。

そこでおじさんと合流しそうになった時は、何としても先に行くことにしている。
おじさんが歩いているのに気付くと、早足になり改札口に到達する前に追い抜こうとする。
毎日階段の途中から、まずおじさんがどこにいるか探すくらいだ。

先日改札を抜けたところで、少し先をおじさんが歩いているのをみつけた。
観察しながら歩いていると、改札でもないのに、おじさんが急にストップした。
後ろの人たちがぶつかりそうになり、慌ててよけていく。

はて・・と思って見ていると、おじさんはその場で停止したまま、手を頭の上に持っていった。
そして頭をポリポリと掻いた。
歩きながら掻くことはできないようだ。
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認証完了


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昨晩帰宅すると、郵便受けに不在通知が入っていた。
PayPalからだ(笑)
例の個人認証処理の最終段階となる暗証番号が、書留で送られてきたのだ。
その番号をパソコンから入力した時点で、住所が正しいことが証明され、晴れて認証が完了するのである。

時間が遅かったので、明日にでも電話をするか・・と思いながら、ソファーでしばらくその赤い紙を眺めていた。
しかし一刻も早くこの面倒なやり取りを終わらせたいという気持ちが強くなり、夜の11時近かったが、郵便物を受け取りに行くことにした。

本局に行けば24時間郵便物を受け取れるので、以前より夜中に取りに行くことはあった。
しかしけっこう距離があり、とても寒空の下を歩いて行く気にはならない。
今日は車も会社に置いてきたので、タクシーで行くことにした。

家は駅に近いのでタクシーはすぐに拾える。
というか、マンションの玄関を出ると目の前に何台か停まっている。
特別寒い夜だったので、厚着をして家を出て、そのままタクシーの座席に飛び込んだ。

郵便局に着くと、建物の前でタクシーに待機してもらい、夜間窓口に向かう。
こんな時間でも荷物を受け取る人が頻繁に訪れており、若い女性を含む3人ほどの人が待っていた。
免許証を提示して、無事PayPalからの薄っぺらい葉書を受け取り、タクシーに戻り自宅にとんぼ返りした。
寒い中を歩くことはほとんどなく、車のシートに座っていただけなので、労力を使わず20分ほどで帰宅できた。

糊付けされた葉書を開き、そこに印刷された5桁の暗証番号を、PayPalのサイトの入力画面から打ち込む。
エンターを押すと、これで認証が済んだというメッセージが出た。
試しに限度額を確かめると、認証が完了したので解除されている。

やっと・・・これでやっと処理は完了した。
僕が僕と認められたわけだ(笑)
往復のタクシー代がかかったけれど、それはもういい。
わだかまりが消えた事のほうが大きい。
まあ円安になってしまったので、すぐに海外に送金することはないのだが・・・
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円安


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為替レートが動いている。
モニタの右端に表示されたガジェットの情報が、刻々と変化していく。
それを先ほどから横目で見ている。
ここまでは予想通りだ。

予想といっても、そういう取引に手を出しているわけではない。
こうなると見込んで、少し海外から買い物をした程度である。
僕のレベルでやれるような、百ドル単位の買い物では、ほとんど得など出ていない。
1ドル100円くらいまでいかないと、実質的には関係ない。

それどころか、たとえそうなったとしても、買ったものを売りでもしない限り、いわゆる得をしたことにはならない。
安い時にものを買った・・という自己満足に過ぎないのだ。
買ったものを全部自分のコレクションにしてしまう僕のような者には、マネーゲームは無理だということだ(笑)
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クラス会


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母親の世代はクラス会というと、男性が自慢話ばかりをする場となり、嫌な思いをすることも多かったという。
ところが皆が60歳を過ぎて定年を迎える頃から、妙な意地の張り合いがなくなり、顔つきも穏やかになり、心から楽しめるいい集まりになったそうだ。
仕事の第一線から外れることで、飾る必要の無い、ありのままの自分を取り戻すことができたのだろう。

もっともこれは世代によって少し様相が違うかもしれない。
僕の世代のクラス会は、まだ皆現役にもかかわらず、そういう気負った感じがほとんどない。
もちろん収入についていうならば、個々人で大きな差があり、大金持ちもいればごく普通の生活をしている人もいる。
こういう時代だから、職を失って大変な思いをしている人もいるはずだが、その場合は多分クラス会に参加してこない。

その場に集ったものは、かつての級友同士、まったく対等な立場での会話になる。
生活の程度に違いがあっても、価値観に大きな違いは無い。
皆同じ幸福、あるいは不幸を味わい、共通した希望を持ち、似たような不安を抱えている。
卒業後の日々について語る時、「大変だったよ」と一言口にするだけで、その表情からどれほどの体験をしてきたか、すんなりと相手に通じる。

面白いもので、受験戦争の最中にあった高校生の頃のほうが、みな生意気で攻撃的であった。
集ったすべての人から、その「角」が取れたように感じられるのは、単に歳を重ねたからではなく、皆が一様に挫折を味わったからだろう。
それぞれの人が、何かを背負って生きているのが垣間見えるのだ。
だからこそ、多くを語らなくても通じるものがあるのだろう。
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画面


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先日同窓生の忘年会に参加したことを書いた。
ほぼ全員がスマートフォンを所有しており、古くからの携帯というのは僕くらいであった。

ところが当然のことながら、その場のメンバーは全員一律50歳である(笑)
既に老眼が進んでおり、あまり小さい文字は見えない。
したがって、ある程度の大きさの画面を持つ機器を選ばざるを得ない。
小さければいいわけではない・・ということで、意見は完全に一致した(笑)

まだ老眼になっていない人にはわからないと思うが、老眼というのは単に近くが見えないというばかりではなく、ピントを合わせようとすると目に痛みが伴う状態なのだ。
恐らく眼球周りの組織の柔軟性が無くなるのだろうが、無理して見ようとすると目のあたりに重い痛みが走る。
つまり小さい画面というのは、体に苦痛を与える道具以外の何物でもないのだ。

そういうわけで、みなけっこうな大きさの機器を、カバンからゴソゴソと出して使っていた(笑)
それで飲み会の様子を撮影し、その場でフェイスブックにアップロードする。

出世頭の友人は、ちょっと変わった機器を使っていた。
画面についている薄っぺらい蓋が、そのままキーボードになっているのだ。
それを簡単に取り外して、画面だけで使うことも出来る。

感心して見せてもらったが、まあそういった最新の機器を、生活の一部として使いこなしているのは、少し前の年寄りとは違うところだろう。
僕の場合、ご存知の通りすぐに本格派の方向に走ってしまうので、そういう軽いのりで機械をスマートに扱うことが出来ない。
そういう人種のことをオタクというのかもしれない。
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二日酔い


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朝起きると気持ちが悪かった。
二日酔いのようだ。
普段ほとんどお酒を飲まないのに、昨晩は夜遅くまでひっきりなしに飲んだからか・・・

いい歳して酔っ払って正体不明になるのも嫌だなと思い、そちらのほうに気をつけていた。
意識はしっかりしていたのだが、胸焼けがして少し気持ち悪くなった。
飲みすぎると気持ちが悪くなるタイプのようだ。

そんなこと50歳になってわかってどうするんだ・・ということだが(笑)、僕はそもそもお酒を飲まない人間なので、飲み続けるとどうなるのかいまだに分からない。
まあ胃腸は丈夫な家系なので、このくらいの胸焼けは大した事ではない。
午後にはほぼ回復した。

今日は気温の高いよく晴れた一日で、窓を開けると暖かい空気が部屋に入ってくる。
この天気では家で休んでいるのはもったいなくて、午後になって銀座に向かった。
ところが夕方近かったので、日が落ちると急に寒くなった。

街はクリスマス一色で、歩いているカップルも目を輝かせている。
こちらは冷たい風の吹く中をひとり歩き、ちょっと疲れてしまった。
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