鑑賞


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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ついさっきまでNETFLIXで映画を見ていた。

最初は見るつもりはまったく無かった。
Mrs.COLKIDが見出したのを、横から覗いているだけだった。
初めの方をちょっとだけ見たら、切り上げて自分の部屋に行こうと思っていた。

ところがまあまあ面白くて、ついそのまま見続けてしまった。
その間、このあたりで止めようかと、何度か考えた。
しかしぐずぐずしているうちに、その機会を逸してしまった。

そのうち面白くなってきて、いまさら中断することが出来なくなった。
それほどの作品ではないのだが、ここで見るのを止めると、ここまで見たことが無駄になってしまう。
この先はどうなるのだろう・・と考えるようになり、椅子にしっかり座って鑑賞し始めた。

ところが、あろう事か、終わり方が気に食わなかった。
えっ、そりゃあ無いだろう。
僕だったら、こんなエンディングにはしないな・・という終わり方だった。
最後まで見続けたが、何だかちょっと損をしたような気分だ。
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ガチャ


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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最近買ったガチャの紹介。
どうも新コーナーが出来そうな予感(笑)
何とレッドウイングのブーツのガチャである。

本体が精密に出来ているだけでなく、組み立て式の箱まで付いている。
しかも2足を箱に詰めた時に間に挟む紙まで、実物と同じ質感のものが付属している。
さらには添付の説明書を折りたたんで加工すると、モノマガジンになるという凝りようだ。



今回ゲットしたのは、6インチ・クラシックモックのNo.8179ブラック。
大きさが分かりやすいようにと、38mm径のカーキフィールドを横に置いてみた。(上の画像)
全長がほぼ同じ大きさである。

これ以外にも有名なオロ・ラセットや、ベージュのラフアウト、8インチモデル、スーパーソールのモデルなどがある。
出来れば赤いオロ・ラセットのモデルが欲しかったな・・・
もう1回やろうかと思ったが、500円と少し高めなので、深入りしないよう止めておいた。
変なところで理性が働く(笑)

驚くのは、同社のケアセットのミニチュアまで用意されているところだ。(下の画像)
最初にこれが出た時は、ハズレかと思った(笑)
しかしよく考えてみれば、これはこれで面白い。



実のところ、レッドウイングは取り立てて好きな靴では無い。
ところがこれを見ているうちに、本物をもう一足欲しくなってきた(笑)
まあ買わないまでも(レッドウイングはけっこう高いのだ)昔買った靴を引っ張り出して履いてみようか・・という気分にはなった。

こうなると他にも「革靴シリーズ」の景品を作ってもらいたいな。
それもアメリカ靴がいい。
オールデンなどどうだろう。
ロングウイングチップやプレーントゥ、アルゴンキン、チャッカブーツ、インディブーツ・・・
普通のカーフ以外に、コードバンとかクロムエクセルとか、塗装の仕上げの違いでいろいろ表現できる。

ヴィンテージシューズも面白そうだ。
フローシャイムとかボストニアンとか・・・
当然ソールの裏側の模様や化粧釘まで再現するのだ。

アレン・エドモンズだったら、あんまり欲しくないかな。
パーク・アベニューが欲しいのに、フィフス・アベニューばかり出てきたりして・・・(笑)
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見頃


D850 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

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今年も会社の桜が見頃を迎えている。
ほぼ満開の感じである。
いつも靖国神社の桜より少し遅れて満開になる。

ソメイヨシノの寿命は60年前後なのだそうだ。
会社の木は今から30数年前に植えたものだ。
工場が落成した時、お祝いにと運送会社の社長さんから苗木を何本か頂いた。

最初は子供の手首ほどの太さだった。
知り合いの植木屋さんに植樹をお願いしたら、1本ごとに倒れないように立派な土台を作ってくれた。
何もない状態では、風などで倒れてしまうらしい。

それが今はかなりの大木に育っている。
毎年のように見事な花を咲かせて見せてくれる。
寿命が60年だとしたら、もう半分を過ぎたところだ。
残りの30年も、この光景を楽しむことが出来るだろうか・・・
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採血


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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先日の土曜日、糖尿病を診てもらうために、いつもの医院に行った。
待ち時間が長いので、仕事のある日は行けない。
土曜日の午前中に仕事をして、少し早めに切り上げ、医院の受付が終わる12時直前に滑り込む。
いつもより空いてはいたが、それでも20人くらい待っていて、結局2時くらいまでかかった。

診察を待っている間に、先に採尿と採血を行う。
そのため医院に行く前は、意識してトイレに行くのを控えておかないと、本番で出なくなる(笑)
採尿が終わると、次は採血のために処置室に入る。

いつもの看護師さんではなく、見たことのない初めての人であった。
年齢は30代くらいで、眼鏡をかけた地味なタイプの女性である。
看護師さんは何人かいて、それぞれ採血の技術に差がある。
いつもは顔馴染みのベテランの女性で、針を刺すのがかなり上手い。

僕の腕は血管の位置が分かりづらいらしく、初めての看護師さんだと大抵戸惑う。
いつもの人なら、慣れていて簡単にみつけてくれる。
しかし今日は新しい人なので嫌な予感がした。

利き腕に刺したくないと思い、左腕の袖をめくって、肘の内側を看護師さんの方に向けた。
すこし上をゴムバンドでギュッと縛り付ける。
しかし血管は、肌の奥の方にうっすら見えるだけだ。
看護師さんが腕を見ながら少し考えているので、大丈夫だろうかと不安になった。

腕をアルコールで消毒して、注射器の針をブスッと刺した。
ところがやはり血管を上手く捉えられなかったらしい。
手応えが無いのか、少し引き抜き、またさらに奥に差し込んだ。
それでも駄目で、再度奥にグイッと刺す。

上手くいかないために看護師さんは焦り始め、「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝る。
それでも血管を捉えることができず、針を奥へ奥へと刺していく。
まるで拷問のようだ。

「あの・・痛いですか?」と聞かれた。
痛いには痛いのだが、それより自分の腕に刺さった針を、押したり引いたりするのを見るのが嫌だ。
顔をしかめて見せて「痛いです」と答えた。

そう言われて看護師さんは弱気になり、針を抜いてしまった。
「こちらは無理そうだから、反対の腕にしましょう」
ウワー、右腕に刺すのか・・
と思ったが、このまま同じ穴に何度も刺されるよりましかもしれない。

失敗に終わった左腕の穴には絆創膏を貼り、今度は右腕をめくった。
右腕にゴムチューブを巻いたが、やはりこっちの腕も血管が見えにくい。
看護婦さんは不安げな表情で、血管の辺りを指で触っている。

また同じことになるのではないか・・と心配になった。
一方看護師さんは、これ以上失敗は出来ない・・と思っているのか、顔が引きつっている。

右腕に慎重に針をブスッと刺した。
緊張の一瞬である。
今度は手応えがあったようで、注射器の押し子を引くと、中に血液が流れ出た。
ああ、よかった・・・
そのまま注射器のストローク一杯まで血液を採取した。

注射器に血液が溜まっていく様子をじっと見ていると、看護師さんが心配して
「気分は悪くないですか」
と聞いた。

もちろん何度も針を刺されて、気分がいい訳はない。
しかしショックで気持ちが悪い・・というほどではなかった。
少し意地悪をして、「気分が悪くて倒れそうです」と言ってやろうかと思った。

しかし看護師さんが悪がって、何度も「すみません、ごめんなさい」を繰り返すので、何だか可哀想になってきた。
僕はなるべく平然とした顔で、「大丈夫ですよ」と言って処置室を出た。
両腕に絆創膏を貼って・・・
さすがに笑顔は作れなかったので、ちょっと怒っているように見えたかもしれない。
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Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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嘘・・というと、僕の世代では中条きよしの歌を思い出す。
古い!・・と言われそうだが(笑)

報道を見ていると、プーチンは嘘をつきまくっているように見える。
それもパターンがあって、自分がやっていることを、逆に相手がやっているのだ、という内容の嘘をつく。
また、これから自分がやることを正当化するために、後から言い訳に出来るような内容の嘘をついておく。
そういうパターンが多い。

実は中国も同じパターンの嘘をつく。
北朝鮮もそうだ。
自分のことを棚にあげて・・という言葉があるが、まさにそのまま当てはまる。
西側の価値観に反する行為なので、よく恥ずかしくもなく・・と憤慨したくなる。

資本主義がバランスを崩し、一部のブルジョア階級が富を独占するようになると、社会主義革命や保守革命が起きて、暴力によって社会を転覆させる。
しかし結局は一党独裁国家となり、邪魔なインテリ層は処刑してしまい、それに代わって自分たちがすべてを独占する・・という形になっていく。
それは世界中で繰り返されてきたパターンである。

恐らく彼らは嘘をつく事に対し、罪悪感がまったくないのだ。
自国を治め、他国と競り合うためには、嘘は重要な手段だと思っている。
顔色ひとつ変えずに見事な嘘をつける人ほど有能・・という考え方である。
彼らが往々にして表情に乏しいのは、相手に本心を読まれるのを防ぐために身につけたことなのだろう。

何しろ主義の違う敵国と地続きなのだから、いつ衝突が起こってもおかしくない。
常に緊張感があり、相手を出し抜き、駆け引きに勝つことばかりを考えている。
嘘のお陰で生きてこられたのだから、当然嘘をつくことに罪悪感はないだろう。

西側諸国でも、社会を統治するために必要な嘘はつく。
ただ西側の国々では、嘘をつくことは倫理に反する・・という価値観はある程度共有している。
そのため国際社会で平気で嘘をつく・・という態度は、なかなか受け入れられない。

中でも日本の場合は、正義に反する行為は許せない・・という思いが強い。(逆にそのことを他国は危険視していると思うが)
海によって隔離された地理的条件や、鎖国、敗戦などの影響も絡んでる。
しかし我々が子供の頃から、正義とはこうあるべきと育てられたのと同じように、彼らも生き延びるためにはこうやるしかないと、身をもって経験してきたのだ。
考え方がまったく異なる人達に、こちらの倫理を理解させるのは、容易なことではない。

その点は西欧の国々の方がよく分かっている。
国と国との関係は、常に駆け引きである。
憤慨してみせるとしても、半分は「我々は怒っているのだ」と相手にアピールするのが目的である。
倫理という形を取りながらも、実のところ国益、すなわち損得の問題であり、そこには常に駆け引きが存在しているのだ。
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新しい戦争


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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前から思っていたのだが、電車って何で人が運転するのだろう。
ホームの停止位置にピッタリ停めるとか、秒単位で時間通りに動くとか、職人技を競う話をよく聞くが、普通に考えて機械にやらせた方が間違いが無いように思う。
もちろん、ゆりかもめのように完全自動運転の路線が既にいくつか運用されており、信頼性の検証が進めば順次切り替わっていくのかもしれないが・・・

今回の戦争で、新しい戦闘の形が浮き彫りになった。
戦車や戦闘ヘリといった人間が乗って操る兵器が、あまり役に立たないことが分かってきた。
今までは人が乗って戦場で戦うのが戦争の常識であったが、それが通用しなくなったのだ。

どこかのSNSで、攻撃ヘリの部隊がことごとく撃墜されていく映像を見た。
自動追尾と思われる機銃に追い掛け回され、最後は被弾して火を噴いて地面に激突する。
映像が本物だとしたら、あれでは死ににいくようなものだ。
ほぼ生きて帰れる可能性の無い出撃になる。

考えてみれば、人間の乗った兵器で戦争に参加すること自体が、何とも原始的だ。
遠隔操作で動かすことが出来るのに、何故生身の人間が銃弾の飛び交う現場に行かなければならないのか。
人間がいれば様々な場面に臨機応変に対応できると言っても、スピードアップした戦いには、人間の反射神経では太刀打ちできないだろう。

そもそも人間が乗っていない方が、兵器だって自由に動くことが出来る。
操縦者を収納する無駄なスペースが必要なくなるし、強いGがかかるような激しい動きをすることも可能になる。
敵に突っ込んで自爆することも出来るので、戦い方自体が変わってくる。
人が乗っていない方が、兵器の性能が上がり、攻撃能力も高くなるのだ。

そうなると戦争で必要なのは、マッチョな兵士ではなく、操作を得意とするゲーマーや、敵の制御システムに攻撃を加えるハッカーになる。
司令室には中央に全体を指揮する軍の司令官が立ち、周りにはパソコン機器が並び、パソコンオタクたちがキーボードやジョイスティックを操る。
ゲームって何の生産性も無いと思っていたが、むしろこれからの時代はゲーマーが主役になる可能性が出てきた。

要は戦争で人が無駄に死ぬことがなくなるということだ。
過去の戦争は、敵国の兵士をひとりでも多く倒すことが目標であった。
サバイバルゲームをやってみると分かるが、警察の場合は犯人を生きたまま捕獲するのが目的なのに対し、戦争の場合は敵を殲滅するのが目的・・という違いがある。

しかし未来の戦争は、無人の兵器同士が戦う形となるだろう。
その次の段階では、それさえ無駄だということで、オンライン上で対戦する事になるに違いない。
ゲーム対戦で負けたほうが敗戦国となり、領土を取られ経済的な制裁を加えられる。
領土は仮想空間内であり、賠償も電子マネーになるのではないか。
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付け髭


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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いつか髭を生やしてみたいな・・と思っている。
前にもそのことは書いた。
髭を生やすのは、顔を隠したいからで、よこしまな考えを持つ人だ・・と、以前有名な人相学の権威が言っていた。
しかし僕の世代は、カッコいい大人は髭を生やしている、というイメージを強く持っている。

実際に生やすのは、仕事上ちょっと許されないであろう。
では付け髭ならどうだろう。
付け髭なら休日だけ付けることが出来る。
そうすれば誰も僕だと分からず、散歩の際に大変都合がいい。

実はウエスタンを趣味としている頃、付け髭を持っていた。
浅草の仲見世のかつら屋さんに買いに行ったのだ。
けっこう高かったのを覚えている。

今だったらコスプレ用にいろいろあるのだろうが、当時は舞台などに使うプロ用で、一応本格的なものであった。
確か専用の接着剤で鼻の下にくっつけるのだ。
それを付けて、全身ウエスタンの扮装で馬に乗ったことがあるが、誰も付け髭とは分からなかった。
普通に髭を生やした人と思われていたようで、馬から降りて髭をサッと取ったら、皆が呆気に取られていた。

ふと、またあの付け髭を買ってみようか・・と思った。
いつもと違う靴やジャケットで、ちょっと雰囲気を変えるのと同じように、髭を付けて別人となるのだ。
確かに少しよこしまかもしれないが(笑)、付け髭もファッションのひとつになり得るのではないか。

そう思ったが、よく考えてみたら、マスクをしているので、まったく意味が無いことに気付いた。
そうか・・これも新型コロナが我々の生活に与えた影響のひとつだな。
恐らくコロナのせいで、付け髭も売れなくなっているに違いない。
・・ま、もともとそんなに需要があるとは思えないが・・・
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舐める


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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書類や本など、束になった紙をめくる時に、指をペロリと舐める人がいる。
一定以上の年齢になると、肌が乾燥して、指が上手く紙にくっついてくれず、めくるのが大変なのだ。
それで指先をペロリとやって湿らせる。

これは自分がその年齢にならないと、分からない事ではある。
だから歳をとるとペロリとやるようになるのだ・・という意見もある。
しかしこんな事をするのは、やはりある年代から上の人であろう。
僕は現在59歳で、既に紙をめくるのに難儀しているが、自分ではもちろんやらないし、同世代でそれをする人も、ほとんど見た事が無い。

ただけっこう若い頃に、同級生が目の前でペロッとやるのを見た記憶はある。
自分は一切やらないので、ちょっとギョッとなった。
地域によってそういう習慣があるのか、あるいは家のお年寄りから、こうやるものと教わって育ったのか。

いずれにしても、新型コロナの感染拡大以降は、やってはいけない事のひとつになった。
さあウイルスをばら撒きますよと、言っているようなものだ。
過去にパンデミックが世界を何度と無く蹂躙したにもかかわらず、こういう習慣が残っているのは不思議な事ではある。
あるいは、当時はそれが原因で病気がうつるとは思っていなかったのか・・・

ただ紙をめくるという行為は、そもそも指先の脂に頼ってやっているのだろう。
だから唾がついていないとしても、書類にはその人の分泌物がくっつくのに違いは無い。
世の中の多くのもの・・・特にスマホの画面、キーボード、お札、古本、ドアの取っ手、車のハンドルなどは、人の分泌した脂でベットリのはずである。
潔癖症の人なら震え上がるところだが、いちいちそんな事を気にしていたら生きていくことが出来ない。

だいいち新型コロナの感染拡大は、多くが感染者と会話をしたことが原因になっている。
特に大きな声を出す場所で、クラスターが発生している。
つまり人の口から飛んだ唾液が空気中を浮遊して、口などから体内に入ってくるのだ。

どんなに嫌だとしても、そういう現象が日常的に起きているのだ・・・
今回のパンデミックで、我々はそれを思い知らされた。
世の中とはそういうものなのだと、受け入れて生きていくしかない・・ということだ。
ただ目の前で指をペロリとやるのは、やっぱり勘弁して欲しいなあ・・・(笑)
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ブランドストーン


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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ブランドストーンのCLASSICS #550。
サイドゴアブーツ。
アッパーはスムースレザーで色はウォールナット。
サイズはAUS/UK6。



サイドゴアのブーツが急に欲しくなった。
人が履いているのを見て、あれいいな・・と思ったのだ。
前にも書いた通り、サイドゴアはフィッティングが難しくて、少々苦手としている。(2022年2月20日の日記
しかしブサかわいい、というか(笑)、サイドゴアブーツには不思議な魅力がある。
そのために定期的に欲しくなってしまうのだ。

調べてみると、意外にいろいろな会社からサイドゴアブーツが出ている。
コンバース、レッドウイング、ダナー、ビルケンシュトック、エコー・・・
種類が多くて、どれを選んでいいのか分からないほどである。

欲しいのは革靴系のフォーマルっぽいものではなく、アウトドアとかワーカー向けのスニーカー系列のものだ。
ブラウンの本革製で、エージングで貫録が出てくるのがいいな・・なんて考えながら探した。
するとこのブランドストーンのサイドゴアブーツに行きついた。

創業1870年の長い歴史を持つオーストラリア・タスマニアのメーカーで、現在ではサイドゴアブーツを主要な商品としている。
他社のように、サイドゴアも作ってみました・・という片手間な仕事ではなく、それが専門と言ってもいいメーカーである。
サイドゴアブーツの元祖とも言われているようだ。
同社のサイトでは、エージングの進んだブーツの画像も載せてあり、ああ、使い込むとこうなるのか・・と分かっていい。

CLASSICSというシリーズで、ライニングも革にした高級なライン。
色はダークブラウンで、サイドの少し赤みを加えたラバー部分が映える。
ソールは縫い付けではなく、加熱してアッパーと結合させる製法のため、水が浸入しにくいという。
完全防水ではないが、雨にも強い構造と言えるであろう。

全体に幅広で丸っこいデザインで、足の形に近い形状になっている。
靴紐で固定出来ないサイドゴアでは、足がスッポリと収まって動かない・・というフィッティングが求められる。
恐らくそれを考慮してのデザインであろう。



以前より時折覘いていたアメ横の靴店で扱っており、専門のコーナーがあって多くのモデルが展示されていた。
お店の人と相談しながら、いくつかのサイズを試着してみたが、どれを選んでいいのか判断が難しかった。
やはりサイドゴアの場合は、余裕があり過ぎるフィッティングは好ましくないらしく、足がピッタリはまるのが理想である。
UK表記だと通常は7くらいなのだが、履き比べてみたら7だと余裕があり過ぎで、一つ下の6が適切だろうということになった。
正直なところ、紐靴なら7を選んだと思う。

またサイドゴアの場合、ゴム部分やアッパーの革が伸びていくことも考慮しなければならない。
最初はピッタリでも、時間とともに緩くなってくる。
メーカーとしてもそれが前提のようで、インソールの下に敷く微調整用のスペーサーまで付属している。
さすがサイドゴアブーツを専門としているだけある。

お店の人の、指先が当たっていないならこのサイズでいいはず・・というアドバイスを信じて6を選んだ。
とは言え、あまりにピッタリで余裕がないので不安は感じる。
型取りしたように足がはまるのはいいのだが、指先の捨て寸は少なめで1センチもない感じである。

歩いてみると、とりあえず歩行に支障はないのだが、やはり捨て寸の少なさは気になり、体重が前にかかると寸詰まり感はある。
だがサイドゴアのフィッティングとしては、これで正しいのかもしれない。
昔買ったリーガルのサドルシューズとフィッティングが似ていると思った。(2017年5月5日の日記
あの靴も足の形にピッタリで捨て寸が少ないが、気に入って今でも保有している。

おっかなびっくり、注意しながら外を歩いた。
タイトにフィットしているため足の保持は十分だが、それでも踵が上下に動いて擦れるため、靴擦れが心配になる。
XRDという独自のクッション材が踵の底に入っているが、ふかふかという感じではなく、どちらかと言うと平べったい感触である。
タイトフィットのため、足の浮腫みや靴下の厚みなどでフィット感がコロコロ変わる。

半日程度歩いてみたが、何とか初日は問題なくクリア出来た(笑)
まだ新しいので革もラバー部分も硬く、サイドゴアなのに着脱がけっこう大変である。
これがエージングによって柔らかくなって、履き味や使い勝手がどう変化していくかである。
上手く馴染んでフィットしてくれて、革にもシワや色むらが加わってくれば、かなりカッコいい靴になると思うのだが・・・
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春分の日


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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春分の日は、カメラを持って散歩に行ってきた。
朝のうちはどんよりと曇っていて、今日は写真はどうだろうと思ったが、途中から青空が出てきた。
表参道の美味しいカフェで、ゆっくり朝食をとったが、かえって良かったかもしれない。

明治神宮に行ってきた。
緑が一杯でパワースポットの多い場所だ。
新鮮で穏やかなエネルギーを全身で感じる。
そこを写真を撮りながらのんびりと歩いた。

他の人は歩くのが早く、どんどん進んでいく。
しかし僕は写真が目的なので、寄り道しながらゆっくり歩いた。
そのお陰か、けっこうな距離を歩いたのに疲れが少なかった。
自分の好きなペースで、写真を撮りながら散歩するのが一番楽しい。

お日柄がいいのか、結婚式も多く行われていた。
目の前を進む花嫁行列の野点傘を、Z9のAFが追いかけていく。
こういう被写体は、こちらはシャッターを押すだけで、あとはカメラが勝手にやってくれる。
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管理


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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日曜日ではあったが、明日が休日という事もあり、午前中は会社に出て仕事をした。
ちょっと書類仕事が溜まっているのだ。
値上げの通知ばかり来るし・・・

昨日からお腹の調子が悪かったので、少し食事を控えていた。
まあ、ちょうどダイエットにいいか・・と思っていた。
今日のお昼に、そろそろ大丈夫だろうと思い、久しぶりにしっかり食べた。
そうしたら、お腹が空いていたこともあり、ちょっと食べ過ぎてしまった。

それをきっかけに、身体が疲れてしまい、体調が優れなくなった。
家に帰ってから、少しベッドで寝たら落ち着いたが・・・
これは恐らく血糖値が上がってしまったのだろう。

やはり糖尿病があるので、食事制限などするにも、注意しないといけない。
お腹が空くと血糖値が下がって、食べ過ぎると血糖値が上がる。
そうなるのを防ぐように、食事摂取のコントロールを意識してやらないと駄目だと分かった。

お腹が空いていなくても、時間で一定量の食事をとる。
食べなくてもダイエットになるから我慢してしまおう・・というのは良くない。
お昼を少々食べ過ぎてしまい、その分を夕食で調整する・・というパターンもまずい。

自分で買って飲んでいた、消化を遅らせるサプリメントを切らせてしまい、この数日飲んでいなかったのだが、あれも思っている以上に効いていたのだろう。
以前より買っていた賢者の何とかは高いので、アマゾンでデキストリンの袋を注文してみた。
食事量を管理するにも、糖尿病を意識しないといけないので、なかなか難しいのだと気付いた。
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生命力


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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知人の母親が、心臓にペースメーカーを入れることになった。
90歳代と高齢なので、担当の医師からは、どうしますか・・と聞かれたそうだが、結局手術することになった。
年齢から言っても、手術中に万が一のことがあり得ると言われた。
もうその時は仕方が無いです・・と承諾したという。

手術が始まり、あと少しでペースメーカーのリード線が心臓に達する・・というところまでいった。
ところがそこで、何と心臓が停止してしまった。
いろいろ薬を投与したので、体に負担がかかっていたのだろう。

慌てて手術を中断し、スタッフが胸を強く押して心臓マッサージをした。
しばらくマッサージしたら、幸いにも心臓が再び動き出した。
そこで手術を再開して、ペースメーカーの埋め込みが完了した。

高齢者の手術では、時折起こることらしい。
しかし体へのショックは大きいので、意識が回復するかどうか・・・
回復したとしても、時間がかかるだろう・・・
医者からはそう言われたという。

心臓マッサージで肋骨が折れたかもしれないので、手術後にレントゲンを撮る事になった。
ところがレントゲン室に入る時点で、母親はすでに意識が戻っていたという。
知人が、私が分かるかと話しかけると、分かるよ、と言われた。

レントゲンを撮った結果、骨は折れていないことが分かった。
母親はそのまま順調に回復しているという。
心臓が一度止まったにもかかわらず、けろっとしている。
かなりの生命力である。
これは100歳以上はいくだろう・・と知人は言っている。
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輸送


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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世界情勢が刻々と変わっている。
現在は戦争の影響で、欧州をはじめ、海外から資材が入らなくなっている。
どうも現在の主な原因は、製品の輸送が出来ないことらしい。
生産は出来ても、ものを持ってくることが出来ないのだ。

まずロシア上空を飛行機が飛ぶことが出来なくなった。
そりゃあそうだ。
いつ撃ち落されるかも分からず、危険極まりない。
ここしばらくその地域を飛んでいるのは、ロシア国内の便と中国の航空会社だという。

一方船便はというと、例のコンテナ不足がいまだに続いているようだ。
ものを生産して出荷しても、それが港まで行ったところでストップしてしまう。
コンテナの取り合いで、船に積めないのだ。
そのため日本に到着するのがいつになるのか予測できない状況である。

一定以上の量の資材を輸送する場合は、コストを考えて船便を使う。
今までなら2、3ヶ月で到着した。
それが現在では、出港自体がいつになるのか、見当がつかない状況になってしまった。

それでは間に合わないと、コストがかかっても航空便を頼もうとしても、今度は便がなかなかみつからない・・という厳しい状態になっている。
当然資材価格の高騰の要因にもなっている。
今後戦争の行方でそれがどう変化していくのか分からないが、すぐには解決しない問題も多いように感じる。
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落下


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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昨晩、真夜中前に大きい地震があった。
いきなりスマホのアプリが警報を発し、程なく地震波が到達すると表示された。
P波の不気味な微振動を感じながら画面を見ていると、数秒後にS波がやってきた。
まあ中程度の地震かな・・と思った。
ところがそれが収まって数分後に、より本格的で大きい地震が発生した。

鉄筋の建物が音を立てながらユッサユッサと揺れる。
震度4・・くらいか。
横揺れと縦揺れをミックスしたような揺れ方である。

いつもなら自分の部屋でパソコンをいじっている時間であるが、その日はたまたま早めに風呂に入った。
ちょうど風呂から出て、居間の椅子の上でのんびりしているところであった。
かなり長い時間、強い揺れが続いたが、居間にいた方が安全と判断し、その場で動かず様子を見ていた。

地震が収まってから、自分の部屋に行ってみた。
居間にはほとんど被害が無かったが、揺れている間、自分の部屋の方で何かが倒れるような物音が聞こえていた。
案の定、いろいろなものが上から落ちてきている。

部屋の隅に積んでおいた・・というか、買っては無造作に積み重ねていたスニーカーや革靴の箱が、大量に散乱している。
靴の箱や飛び出した靴で床が埋まって、自分の椅子のところまで行けないほどである。
それをかき分けていくと、椅子の上には別のところから落ちてきたらしき箱がひとつ乗っていた。
ふたは外れてどこかに吹っ飛び、中から飛び出して床に転がった何か硬いものが足に触れた。

何だろうと思い見てみると、何とモデルガンであった。
38口径のコルトコマンダーのヘビーウエイトの無発火モデルだ。
しばらく見ていなくて、こんなもの持っていたんだ・・・と思った(笑)

それにしても、どこから落ちてきたんだろう・・・と思い、頭上を見上げた。
壁面の大きな棚と天井との間の隙間に、挟んでおいたものであった。
そこに箱のふただけ残っていたので、すぐに分かった。

ずいぶん前に、地震が起きた時の事を考え、棚が倒れてこないようにと、隙間に箱をギュッと詰めておいたのだ。
モデルガンなら沢山持っているし、発泡スチロール製の薄手の箱が、スペーサーにちょうどよかった。
それが地震の揺れで、ふただけそこに残して吹っ飛んできたのだ。

まさに僕が座っている椅子の真上である。
ここにいたら、モデルガンが頭を直撃していただろう。
天井の高さから、ヘビーウエイトのモデルガンが落下してくるのである。
「東京都でモデルガンが頭に当たった59歳の男性が、崩れた靴の箱の下から発見される・・・」
というニュースのテロップが頭に浮かんだ。

それにしても、もう何十年も見ていないモデルガンである。
東北の震災の時も、この隙間に詰まっていたはずだが、外れることは無かった。
それが今回の地震では、簡単にスポッと抜けて飛んできた。
揺れ方の違いでこういう事も起きるのだと分かった。
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引き金


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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お客さんが来ると世界情勢の話になる。
先日もある機械メーカーの人と話をした。
僕より少し若いのだが、もう30年近い付き合いになる人だ。

海外の製品の日本代理店の人なので、仕事で外国に滞在することが多い。
長年あちらと交渉をしてきたので、向こうの人たちの性格や考え方に独自の見解を持っている。
その方が戦争の話の流れで、自分が海外で危険な目に遭った体験を話してくれた。

彼は過去に4回、ホールドアップされた経験があるという。
そのうち2回は、本当に命を失う危険が高かったという。
場所は東南アジアである。
手を上げてひざまずかされて、銃を頭に突きつけられた。

今引き金を引かれたら死ぬ・・という状況になった。
そうなると、もう動くことが出来なくなる。
何もしないと殺される状況なのに、人は動けなくなるのだ。
専門の訓練を積んだ人でないと、そういう状況で適切に動くことは難しいらしい。

たまたま引き金は引かれることは無く、彼は生き残った。
だからこそ今ここで話しているわけだが、柔らかい物腰の裏に何か強いものを感じさせるのは、そういう経験からきているのだと分かった。
海外と行き来する機会の多い人には、似たような体験をした人もいるだろう。

僕もヨーロッパに行った時は、自分がターゲットにならないように、常に周囲に気を配って歩いている。
そのためとても疲れる。
入ってはいけない路地・・というのが、けっこうあるのだ。
もちろん看板にそう書いてある訳もなく、瞬時に周囲の空気を感じ取って、そこから離れるようにしなければならない。
日本のように、どこにでも気楽に撮影散歩に行くことは出来ない。

その人は、目の前で人が殺される場面にも遭遇したという。
やはり東南アジアであるが、ホテルの部屋にいると、何台ものパトカーのサイレンの音が聞こえてきた。
彼は外で昼食を取ろうと、ホテルのロビーに降りたところ、フロントの人に危険だから出ない方がいいと呼び止められた。
武装した強盗犯が逃走しているという。

仕方なくラウンジのソファーに座ったところ、目の前のエントランスに、けたたましいサイレンの音と赤いライトが集まってきた。
よりによってそのホテルの正面玄関のガラスドアのすぐ外に、追い詰められた犯人が立ったのだ。
その向こうには、5、6人の銃を構えた警察官が、犯人を取り囲んでいるのが見えた。

何かをきっかけとして、警官たちの銃が一斉に火を噴き、凄まじい銃声が響き渡った。
ドアのガラスにひびが走り、弾丸のうちの1発が、ガラスを突き破って室内に飛び込んできた。
残りの銃弾は犯人の体を蜂の巣にした。

バシュッと血液が吹き上がり、ガラスがペンキで塗ったように真っ赤に染まった。
犯人の体は八つ裂きになり、大量の血しぶきと肉片が飛び散ったのだ。
恐らく口径の大きいリボルバーで撃たれたのだろう。

彼はその場で愕然となり、ただ動けずに見ているしかなかったという。
悪いやつは容赦なく射殺する・・・というのが、その国の常識であった。
実のところ、現在の世界情勢を見ていると、日本以外の多くの国の常識がそれであると分かる。
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