プリンター故障


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

来週は出張。
あちらで新製品を展示する必要があり、1mくらいの大きさの展示用印刷物を数枚プリントしなければならない。
この数日間、その準備にずっと取り組んでいた。
印刷用原稿のデータを作り上げ、いざ大型プリンターで出力を始めたところ・・・
プリンターが壊れた。

1枚目の途中まで印刷したところで止まってしまった。
ディスプレイにはエラーコードとサービス員に連絡するようにとのメッセージが出ている。
機械はそのままうんともすんともいわない。
最初からサービス員のことなど表示するくらいだから、自分で簡単に直せる故障ではあるまい。

いそいでメーカーに電話した。
修理は今日中に来てくれるという。
だが要員が足らないらしく、午後になるようだ。

このまま故障が直らない・・という、最悪の場合を考えた。
印刷物を使うのは来週であるが、明日中に製作完了させて、先方に出荷しないと間に合わない。
配送の車も既にチャーターしてあり、変更する訳にはいかないのだ。
何か他のプリント方法を考えなければ駄目だ。

ネット上の印刷店を探したが、どうしても納期は1日以上かかる。
データをネットで送って当日印刷してくれたとしても、印刷物が届くのは翌日であるから、まあ当たり前である。
取りに行けば・・というが、他にも準備作業に追われているため、そちらに時間を回せない。
印刷してから、それをパネルに加工するといった作業もあるため、ほぼ今日中に印刷まで完了しないと間に合わないのだ。

近所のホームセンターに電話してみると、担当部署の人につないでくれた。
話してみると、担当者は高齢の男性であった。
かなり詳しい人のようで、話がスムースに進む。
データを持っていけば、何とか明日の朝までにプリントしてくれるという。

ただいくつか制約があって、データ量が大きいとプリントに時間がかかるため、納期に間に合わせるのが難しくなるという。
急いでデータの作り直しにとりかかり、品質を保つぎりぎりのところまで容量を減らした。
それをUSBに落として、自分では行く時間が無いため、他の人にホームセンターまで届けてもらった。

一方プリンターの修理のほうは、恐れていた通り捗らない。
ばらして夜遅くまで内部をいじっていたが、次々にエラーが出て、原因がわからない状態だという。
大元の基板が関係しているようなので、まずはその部品を取り寄せて、明日また来るということになった。

これ以上は何も出来ないので、プリントはホームセンターに任せてその日は帰宅することになった。
翌日になり、出来上がったという電話を、担当の男性からもらった。
早速受け取りに向かった。

さすがにお金を取るだけあり、いろいろな事がしっかりしている。
僕の方はまったくの自己流で、正式に教育を受けているわけではない。
しかしあちらはプロなので、ここをもっとこうすべきだとか、いろいろアドバイスをしてくれる。
あちらで判断して、原稿の色を少しいじって修正までしてくれたようだ。

使われているのは樹脂のような質感の用紙で、パネルにするのに適しているようだ。
ただ機械が古く、カラーインクも3色しか使っておらず、再現出来ない色がある。
グラデーション部分にむらが出てしまった。
まあ贅沢は言っていられない。
急いで持ち帰って、半日かけてパネルに加工して、ぎりぎりで出荷に間に合った。

B1クラスの印刷物10枚ほどで、プリントの代金が数万円かかった。
妥当な額ではあるのだが、いつもは会社の大型プリンターでお金をかけずに出していたので、何だか損をしたような気分になる。
大型プリンターを導入した時は、あまり使わないのにちょっと高いなと感じたが、こうしてみるとけっこう役に立っているのだなと実感した。
プリント代金を知った社員からは、どうせならそれで近所の人たちにプリントしてあげて、商売にしてはどうかという意見まで出た。

ところで問題のわが社の大型プリンターだが、今のところまったく直る気配は無い。
問題の基板を交換してみたが、今度は次々と違うエラーが出たという。
何が何だかわからない状態になっている。

大本の基板が壊れた時に過大な電流が流れて、あちこちを破壊したのではないか・・などという「??」な見解を聞かされた。
もう一度新品の基板を取り寄せて、今度は他の基板と同時に何箇所か交換してみるという。
まあ、大切なプリントは完了したので、後は出張から戻るまでに修理してくれればいい。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

気温


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

今年はいつもより暑く感じる。
周りを見ても、暑さに悲鳴をあげている人が多い。
と言っても、まだ夏が始まったばかりであるが・・・

気楽に散歩でもするか・・なんていう気には到底なれない。
外に一歩出ただけで、息が詰まりそうになる。
カメラを持って歩くのが億劫で、写真のストックも底をついてきた。

数日前、車の外気温計は、39.5度をさしていた。
その時は驚いたが、過去の日記を見てみると、40度を超えたことも何度かあることがわかった。
ということは、今年が特別暑いわけでもないようだ。

数週間前までは、肌寒い朝が続いていた。
今年は涼しいな・・なんて言っていたのだ。
それが急に暑くなったので、身体が対応しきれないのかもしれない。

年齢のせいもあるのだろうか。
でも自分だけが暑いと言っている訳ではないし・・・
と思ったが、周りも全員歳を重ねていることに気付いた。

いずれにしても、冷房が無いと命にかかわるような暑さだ。
エアコンが壊れたら、それこそ大変なことになる。
生命維持装置のような存在である。
万一の時の予備として、部屋に2組ずつエアコンを設置したいくらいだ。

もし電気の供給が停まったら・・・
考えただけで恐ろしいが、そうなったら本当にかなりの死者が出るだろう。
地球が段々と人間の住めない星になっていくような気がする。
ゾッとはするが、かといって涼しくはならない・・・
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

直結


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

商売におけるインターネットの存在は、製造会社とユーザーを、どんどん直結させる方向に働く。
僕の業界では、メーカーがユーザーに直接売ることは、今まで遠慮していた。
小売店を守るためである。

しかしいまや街の小売店は淘汰されつつある。
大型店の中には、生き残りをかけて、自ら工場を持ち製造に乗り出すところも出てきた。
逆にメーカーにとって脅威となる存在になっており、こうなるとメーカーも黙ってはいられなくなってきた。
弱い小売店を守っていく余裕がなくなってきたのだ。
「(消え行く)小売店と心中するつもりはない」と業界トップが発言するほどである。

いつかは製造者、すなわちメーカーが、直接ユーザーに売る形態が主流になるだろう。
だが実際には、そこまで行くにはもう少し時間がかかるという予測もある。
たとえば、その影響が一番早かった家電業界を見ると、ヤマダ電機の店舗が大幅に撤退する・・とはいっても、電気店が地上から完全に姿を消してしまったわけではない。

現在は、製造業が直販だけで食べていくのは、まだ難しいと言われている。
ネット通販を利用して物を購入する人は、日本では全体の数割・・・
一定数の人を雇ってものを作っている製造会社が、成り立つほどの売上にはならない。
直販部門は、上手くいったとしても、メーカーのサイドビジネス的な売上にしかならない。

そのため現状は、ほんの数人の規模で、ものを右から左に移すだけのショップか、あるいは大半を他所に作らせ、自分ではアッセンブルのみ行う程度の会社が、ネットショップで成功している。
しかし、仮に製造業者が本格的に直販に乗り出した場合、その流れがいつまでも続くとは思えない。
大きな流れの中では、間に入っているだけの中間業者は、やがては淘汰されていくだろう。
自分の手でものを作る設備のある会社には、アイディアをどんどん現実化出来るという強みがある。

その上ダイレクトに売れば、利益は倍にもなるのだから、メーカーとしてはありがたいわけである。
それが許されるなら、すぐにでもそうしたいところだろう。
1万円で小売店に卸していたものを、中間は飛ばして、2万円で直接エンドユーザーに売ることが出来るのだ。
2万円では小売店が売っていた価格と変わらないから、1万5千円に値引きすれば、ユーザーにもかなりのメリットが出る。
それでも原価が5千円だとしたら、今までの利益は5千円だったが、今後は1万円になる。

ユーザーの世代交代は予想外に急速であるから、「買い物はすべてネット」という時代に進化するのも、案外早いのではないか。
以前も書いたが、極論すると、街のお店で買い物をすることは禁止、売買はすべてネットを通じて行い、街にあるのはショールームのみ・・という時代になるかもしれない。
街のお店では在庫を持つ必要が無いし、商品のアドバイス、特注品の受付窓口などに特化できる。
どうしても店頭で注文したい場合は、そこに置いてある端末から発注する形をとればいい。

ところで、そうなると会社も形態を変えなくてはならない。
今までは、全国展開で各地に営業所を持ち、大勢の営業の人間が小売店を歩き回る、という形態が、大きなメーカーのひとつのパターンであった。
ところがエンドユーザーにダイレクトで販売するとなると、営業部門の人間がほとんどいらなくなってしまう。

製造部門の人員は、今までと変わらないだろう。
しかしそれ以外の人員は、数名のオペレーター、数名のITの専門家とデザイナー、営業はネット関連会社向けに何人かいれば十分で、それも他の仕事と兼任できるだろう。
現状は製造部門と同人数程度の営業の人間がいる会社も多く、半分から3分の1くらいの人が不要になってしまう。
一番重要な人材は、有能なアイディアマンや優れた美的センスの持ち主なのだが、人との折衝を専門とする営業の人は、そういうことが不得手な場合が多く、その役割を果たすのは難しいだろう。

つまり今までと会社の規模、構成自体が別のものになっていくと思われる。
会社を大きくしよう・・というベクトルはすでに無くなっている。
小さく小回りの利く会社のほうが有利である。
どこにもないオリジナルの製品を作る、自分が本当に作りたいものを作る、という点においても、その方がやりやすい。
グローバル化の必要は無いから、株を公開する必要もなく、そちらの世界への影響も出てくるかもしれない。
コメント ( 9 ) | Trackback ( 0 )

炎天下


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

仕事の途中外出した。
ジリジリと照りつける暑さと、むせ返るような暑さ、その二つが同時に襲ってくるような強烈な暑さである。
炎天下に置いてあった車の中は、すべてが高温になっており、ハンドルを握ることが出来ない。
外気温は、もう少しで40度に届くところであった。
そのまま走り出したが、風の中を走っても、外気温計の数字が落ちない。
ここは地球上だろうか・・と思いながら運転した。



パラブーツのミカエル・マルシェ715721。
ブラックのリスレザー+ポニーヘア。
サイズは40。

ご覧の通り、非常に風変わりなデザインの靴である。
アッパー上部にポニー(小型の馬)の毛皮が使われている。
それがそのまま舌革にまで延びている。

ずっと欲しかった靴だ。
靴の収集趣味から離れる前に、どうしてもひとつ買っておきたかった。
一見ゲテモノ風ではあるが(笑)、意外にカジュアルな服装にうまく溶け込み、使いやすいのだ。

以前はミカエル・フォックという、アザラシの毛を使ったモデルが同社から出ていた。
そちらは現在は毛皮が入手困難になり、製造が中断されている。
動物愛護との兼ね合いがからむ靴なのだ。
ミカエル・フォックはプレミアムが付き、オークションなどでも高値で取引されている。

アザラシの代用ではあるが、ポニーの毛皮のミカエルもかなり貴重だという。
意外に在庫がみつからなくて、ネット上でしばらく探していた。
たまたまパラブーツの直営店に立ち寄ったところ、ちょうど入荷したところだった。
生産は継続しており、少しずつ入ってくるようだが、生産数は限られるようだ。

当然毛皮部分には個体差がある。
白や黒の単色で、のっぺりとしたものもあるが、今回のものは適度にまだら模様でカッコいい。
欲しかったイメージに近いものである。

最初に頭に浮かんだ事は、どのように手入れをするかである。
黒いリスレザーの部分は乳化性クリームでいいだろうが、毛皮の部分はどうするか。
お店でも聞いたが、毛皮の部分の特別な手入れ方法は無いようだ。
ただ防水スプレーはかけておいた方がいいだろう。
僕の靴には、ウォーリーの3x3スプレーをたっぷりかけた。

この暑い時期に季節外れである事はわかっていたが、嬉しくて履いて出た。
サイズ40は少しきつめで、多少当たるところもあるのだが、少し歩くとバリが取れるように痛みが消えていく。
パラブーツのラストは、僕の足との相性が今ひとつで、特に踵が緩めである。
しかしラバーソールにしなやかさが出てきて曲がるようになれば、かなり改善されると思われる。

特別暑い日だったこともあるが、この季節に歩くと、やはり少々暑苦しく感じる。
何しろ毛皮が被さるのだ。
しかもソールはラバーで、通気性に関してはそれほどよくない。
暑苦しいものに、足を上下から挟まれてしまうのだ。
見ただけでも暑苦しい(笑)

ラストが合っていないにもかかわらず、ミカエルには履き易い靴という印象があり、所有しているのもこれで3足目である。
どれも処分せずにとってあるのは、この靴ならではの魅力があるからだ。
チロリアンシューズ特有の大らかさがあり、紐で軽く縛るだけというアバウトさが心地いい。
中でもミカエルのポニーは、絶対に取って置きたい靴のひとつとなるだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

処分


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

家から外に出て熱気がムワッとくると、動悸が少し激しくなるような気がする。
まあ、無視して出てしまえば、それが問題になるわけではないのだが・・・
でもこれって熱中症だろうか?
暑さというより、室内の涼しさとの落差に原因があるように感じる。

今日は、履かなくなった靴を処分してもらうため、知人に届けようと考えた。
足の形に合わなくて、常に違和感のある靴は、結局は履かなくなる。
靴の数量を減らすなら、まずそういう靴から処分すべきだろう。

履くことの無い靴を選別したら、4つ候補が挙がった。
それぞれを箱につめたら、けっこうな容積になってしまった。
しかも紳士靴が4足となると、かなりの重量である。
どうやって運ぶか・・・

最初はキャスター付きキャリーカートに乗せて運ぼうかと思った。
しかし帰りは空のカートを、また家まで持ってこなければならない。
それ以前に、この暑い中をこんな大荷物を持って遠くまで行くのは自殺行為だろう。
知人のところまで1時間ほどかかるし、外をけっこうな距離歩くのだ。

想像しただけで挫けてしまい、持っていくのは諦めて、宅配便で送ることにした。
大きめのダンボール箱を組み立てて、4つの靴の箱を詰めた。
隙間に適当にパッキンを入れて蓋をした。
ヤフオクのために、こういう資材は揃っているのだ。

宅配便業者に集荷に来てもらってもいいが、それだと今日一日家から出られなくなってしまう。
そこで、はこBOONを利用することにした。
家のパソコンから住所などの情報を入力して、荷物をファミリーマートまで運べば、そこの端末から伝票が出力される。
それをヤマト運輸が運んでくれる。
自分でやる作業が多いので、格安の料金で送ることが出来るのだ。

ファミリーマートはマンションから出たところにあるので、簡単に持っていける。
と思ったが、意外に荷物が重くて、しかもかなり大きい箱なので、移動に四苦八苦した。
玄関を出たところで、2度も地面に落としてしまった。
まあ、中身は靴だし、パッキンが入っているから大丈夫ではあろうが・・・

その後も大汗をかきながら、箱を抱えてコンビニまで運んだ。
そのまま外出しようと思ったので、キャリーを使わず、手で持って出たのがよくなかった。
今日は一日調子がよくなかったが、この暑さばかりでなく、初っ端の荷物運びが響いたような気がする。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

辛い料理


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

昨日の同窓会は、タイ料理のお店が会場になった。
今までは米国風の軽食店が会場であったが、たまには変えて欲しいという要望が出たらしい。
しかし辛いものが駄目という人もいて、辛さを押さえた食事を出す席も用意された。

僕は辛いものは比較的大丈夫なので、普通の席に座った。
次々に出る料理を一通り食べたが、途中で喉が痛くなってきた。
多くの料理は、特別辛いというほどでは無かったが、食べ終わってからじわじわと効いてくるものもあった。

ただトムヤムクンは強烈だった。
皆美味しい美味しいと飲んでいたので、僕も飲んでみたが、今思うとそれから喉に焼けるような痛みが残った。
辛くて臭いも強烈で、全部は飲みきれなかった。

昔は辛いものは平気であったが、ある年齢から刺激の強いものに弱くなっている。
老化も原因であろうが、味覚はむしろ以前より敏感になっていて、それで参ってしまうようにも感じる。
そういう自分の年齢的な「限界」に気付くのが一番難しい。
まだまだ大丈夫、という思いもあるし、加齢による劣化を認めてしまうと、本当に歳をとってしまうような恐怖も感じる。

今日になっても喉が痛くて、声が少しかれていた。
話すと喉に痛みが伴うため、人との会話が億劫だ。
食べている時は大して辛くない、と思ったが、あれだけ食べるとこういうことになるのか・・・

もしかして、たまたま風邪をひいた、ということは無いだろうか。
この数日、喉が痛くて熱がある・・という人とも何人か接した。
そういう症状の風邪が流行っているようだ。

とりあえず頭痛薬を飲んでみた。
それでしばらく大人しくして、身体を休めている。
今のところ、喉の痛みが大分緩和されているが・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

遅く帰宅


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

同窓会があり帰りが遅くなった。
2次会の途中で失礼した。
途中まで電車で帰ってきたが、最後はタクシーを利用した。

帰りに先生と二人で山手線に乗った。
習った事は無いが、よく知っている先生である。
長くお話したのは初めてである。
35年も前の話なのに、学年全員の名前、クラスを完全に覚えておられ、その記憶力の凄さに感服した。

今日は遅いのでこれで・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

最終回


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

もうすぐ「Dr.HOUSE」が終わってしまう。
Dlifeで一番楽しみにしている番組が終了してしまう。
「よみがえり~レザレクション~」はけっこう面白かったのに、シーズン2で完了してしまった。
どうオチをつけるのかと思っていたら、やはりまとめ切れなかったようだ。

こうなると、現在欠かさず見ているのは「メンタリスト」、「キャッスル」、「クリミナル・マインド」くらいだ。
そういえば「メジャークライムス重大犯罪課」のシーズン2が、8月から始まるのだった。
これはかなり楽しみである。



アレン・エドモンズのリーズ。
トレーディング・ポスト別注のバーガンディのポリッシュドカーフ。
エドモンズ・オリジナルのタイタンラバーソール。
サイズは7E。

僕の中では、以前より何度も購入候補にあがっていた靴だ。
リーズ(Leeds)はエドモンズの代表的な機種で、トレーディング・ポスト別注のリーズは、アッパーにガラスレザーを使用している。
しかしガラスレザーのプレーントゥは、他にも何足か持っているので、あえて買う必要は感じなかった。
トレーディング・ポストではこのモデルが廃番になるようで、今回のセールの対象品目になっていた。
それでも買わないでいたが、モアセール(セールの売れ残り品のセール)が始まりさらに安くなったのを見て、ついに購入を決意(笑)

自分に合うサイズが残っているだろうかと思ったが、まだ前後が揃っていて履き比べが出来た。
それが良かったようで、予想外のサイズを選ぶことになった。
リーズは511ラストで、手持ちの靴で同じラストのものは、以前直輸入で購入したウィルバートがある。
そのウィルバートは7.5の3Eを選んだが、かなり緩めでインソールを入れて履いている。

現在日本に輸入されているアレン・エドモンズは、多くがEワイズである。
今回も最初は7.5Eか、或いは8Eくらいかと思っていた。
ところが7.5でも少々ゆったり気味で、踵は緩く羽根は閉じ気味であることがわかった。
これでコルクが沈んでくると、羽根は完全に閉じてしまうだろう。
羽根の閉じたプレーントゥは本当にカッコ悪い。

そこでもうひとつ下の7を試着したところ、今度は少々きつめで、小指辺りが当りそうな気配もある。
しかし羽根は十分に開いて、見た目は悪くない。
試着して少し時間が経ったら、まあまあのフィッティングになってきた。
経験上エドモンズは変化が大きめに出るという印象がある。
7Eで何とかいけるだろうと判断した。

実際に履いて歩いてみると、やはり最初はけっこうきつい。
踵はエドモンズとしては珍しいほどよくホールドされるが、サイドからトゥにかけてはグッと締め付けてくる。
そのまま我慢して歩いていると、2、3時間も経った頃には、案の定少し馴染んできた。

それでも親指の付け根部分が少し痛い。
グッと曲げると、皺の寄ったアッパーが食い込んでくる。
ガラスレザーなので、伸びには限界があるようだ。
その部分に内側からクリームを塗り込み、さらには柔軟化スプレーなどかけて様子を見ている。

プレーントゥの靴は、なぜかガラスレザーを使ったものが多い。
恐らくオールデンのコードバンの990を意識しているのだろう。
表面に人工的に艶をつけたガラスレザーは、革本来の魅力には乏しく、高価なコードバンの代用品として扱われることが多い。

これはお店の別注品であるが、バーガンディとブラックを用意しているところを見ても、やはりオールデンを意識しているとしか思えない。
どうしても、プアマンズ・オールデンなのかな・・という見方になってしまう。
もっとも扱いにくいコードバンとは違い、雨の日にも使える実用的な靴でもあるのだ。

しかし円安で靴の価格が上がると、ガラスレザーとはいえ、けっして馬鹿に出来ない価格になってしまう。
程なく数年前のコードバンと同じ価格に到達しそうである。
コードバン自体が、もはや幻になりつつあるのだ。(そもそも農耕馬が世の中に何頭いるのか)
今後は、光沢のある革はガラスレザーしか手に入らない、という時代になるかもしれない。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

接続


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

朝からやけに会社のインターネット接続のレスポンスが悪かった。
エンターを押すと十数秒も返ってこない。
それでもしばらく使っていたが、仕事に支障が出ると数人から文句が出始めた。
他のパソコンも全部おかしくなっている。
ということは、大元のモデムのトラブルか。

モデムの電源を一度落とした。
大抵これで復帰する。
と思ったが、今度はそれきりネットに接続できなくなってしまった。
すべてのパソコンがネットにつながらなくなった。

こうなると困る。
いや、非常に困る。
様々な業務がストップしてしまい、仕事にならない。
えらい事である。

NTTのサービスなど、あちこちに電話した。
このまま当分接続できないとなると、大変な事になる。
メールでの重要な用件も確認できないし、入出金の管理も行えない。
すぐに直してもらわなければ、大きな損害となる。

ネットワークを組んだ会社に電話したら、専門家が来てくれることになった。
こちらはそれまで何も出来ない。
他の仕事をしようかと思ったが、ネットの絡まない仕事は非常に少ない。
仕方なく早めに昼食など取って、来てくれるのを待った。

事務の女性が突然「つながりました!」と叫んだ。
驚いてパソコンのところに行くと、ブラウザのホームページが開いている。
別のページに進めてみると、スイスイ動く。
完全に直っている。

専門家が到着したが、症状が再発する可能性もあるので、そのまま見てもらうことにした。
キーボードを叩いてログを確認したところ、驚くべきことがわかった。
何とウイルスに感染したページを表示しようとして、機械がブロックしたのだという。

ネットワークの入り口に、フォーティゲートというセキュリティ対策の機械が入っているが、それが見事に作用したのだ。
ウイルスに感染したページをそこでブロックし、ネットワークの感染を防いだ。
そこからの復帰に時間がかかり、しばらく動きがおかしくなっていたのだ。
モデムの電源を切ってから、モデムとの通信も上手くいかなくなり、ネットにつながらない状態になったが、何らかのきっかけで直ったらしい。

なぜ自動的に直ったかなど、不明な点も多いが、とにかく機械が役に立ってくれた。
高価ではあるが、かなり優れものだという噂は本当だったようだ。
お陰で被害が広がるのを未然に防ぐことが出来た。

原因は、恐らく昨晩見ようとしたサイトのどれかだというが、具体的にどれが問題であったかわからない。
廃業した同業者のページを検索し、飛ぼうとしたが、表示することが出来なかった。
恐らくそれが感染していて、表示がブロックされたのだろう。
それにしても、どこに罠が潜んでいるかわからないものである。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

忙しくなってきた・・・か?


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

昨日一日休んでしまった分、今日はつけが回ってきた。
一日中追い掛けまわされた。
夜まで電話と来客が続いた。

スケジュールを見ると、明日も同じような予定で埋まっている。
本当に、今週は息をつく暇が無い。
同時進行の仕事が一杯ある。

面倒なので、しばらく花火の写真でお茶を濁す(笑)
何だか花火らしく無いが、意外に面白い写真が多い。
そうそう、実はここでまだ紹介していない靴も何足かある。
そっちはゴールに向かってダッシュしているところ(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

もうすぐ終了予定


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

そろそろ靴を買うのをやめようと思っている。
ところが、逆にこのところ増えていっている。
それもどんどん新しい靴が追加される。

ある数で押さえようと、履かないものは、どんどん知人に下取りしてもらっている。
何か売却のルートがあるらしく、意外に高く売れるという。
オークションなどより、店頭のほうが高く売れるらしい。

家族からは、靴は大変な不評である。
場所をとるのが問題なのだ。
カメラなら場所をとらないから、自由に買っていいという。
(ただし三脚は例外・笑)
でも靴はいい加減にして欲しいと言われる。

円安の影響で、またも靴の値上げがあるらしい。
それもあって、最後に買いそびれていたものをゲットしているのだ。
これが済んだら、本当に靴は完了になると思う。



トリッカーズのカントリー・コレクションM2508モールトン。
タンCシェイド。
ラスト4497S。
ダイナイトソール。
正規店仕様でサイズはUS7.5。

素材にCシェイドを使っているので、正真正銘の「モールトン」である。
同社は種類が多すぎて型番が混乱しており、当初はCシェイドのブーツのみをモールトンと呼んでいたが、現在はその規則性が崩れている。
しかしこれはまさに本物のモールトンだ。

これこそトリッカーズである。
カントリー・コレクションのCシェイドのブーツ。
トリッカーズの「基本」ともいえるモデルであるが、それを今まで持っていなかった。

いつか買いたい、と考える理由がいくつもあった。
まず、もちろんトリッカーズを象徴するモデルである、ということ。
同社の靴を10足以上も持っているのに、一番重要なこのモデルを持っていなかった。

また素材がCシェイドであること。
耐久性、耐水性を上げるための表面処理が施されており、靴の用途を考えると理に適っているのだが、代償として革の質感が失われている。
以前は、どこか合成皮革っぽくて、革としての魅力に乏しいこの材質が好きではなかった。
ところが、好みが一周して、だんだん好きになってきた(笑)
もう十分な数の靴を持っているので、「いい革」には食傷気味になっているのだ。

もうひとつ、これが重要なのだが、4497Sラストの、自分の足に適正なサイズのブーツが欲しかったということ。
トリッカーズのラストは、短靴のバートンに使われている4444が好きである。(あくまで好きなだけで、足に合っているわけではない)
4444より一回り小さいと言われる4497Sの靴の代表格がモールトンである。

実はブラックのモールトンを既に所有しているが、そちらのサイズはUK7.5で、かなり緩めである。
もうひとつ、このラストを使用していると思われるモデル名不明の短靴も持っており、そちらはサイズがUK7で具合がいい。
こうなると、足に合ったサイズのブーツ、すなわちUK7のブーツが欲しくなる。

いつか買おうと思っていたのだが、円安の影響でトリッカーズの価格が一気に上がるという話が入ってきた。
それも半端でない値上がりである。
あるサイトでは、昨日まで5万円代かと思っていたら、翌日見たら8万円代になっていた。

慌てて円高時代に輸入されたものの売れ残りを、ネット上で探した。
Cシェイドのモデルが意外になく、検索に時間がかかったが、何とか安く売っているお店を発見。
驚いたことに、USサイズ表示の正規輸入モデルである。
しかも欲しかったダイナイトソール仕様である。

たびたび書いているが、トリッカーズのサイズに関してはいつも混乱させられる。
ご存知の通り、トリッカーズには本国仕様のUK表示と輸出仕様のUS表示がある。
ヨーロッパで流通しているものはUK、アメリカ、日本などに輸出されているものはUSのようだ。
ネットショップで売られているものは、直輸入品でUK表示のものが多い。
ところがUKとUSでは、数値が0.5ずれるのだ。

つまりUK7とUS7.5が、事実上同じ大きさになる。(実際には形も僅かに違うと言われているが・・・)
ところが問題なことに、本体に書かれている数字だけでは、USなのかUKなのか判別出来ないのだ。
本当の大きさ(すなわち本国で使われているUKサイズのことであるが)は、インソールをはがすとその下に書かれていると言われている。
実際僕の正規品のUS7.5のバートンをはがしてみたら、靴底に「4444 7」と印刷されていた。(4444はラストのナンバー)

今回は通販では珍しい正規輸入品だったので、さらに混乱してしまった。
正直なところ、現物が到着するまで、これで正しかったのだろうかと不安であった。
何しろUSかUKかは、本体にも箱にも書かれておらず、販売店の言うことを信用するしかないのだ。
それ以前に、本国のメーカーの表記も、そこまで信頼できるのかという疑問もあるのだが・・・(笑)

前述の通り、僕は直輸入品のモールトンを持っており、それはUK7.5で緩めである。
また国内の代理店でセールで買った短靴は、正規代理店にもかかわらずUK表示らしく、7でピッタリである。
つまり欲しいのは、UK7或いはUS7.5ということになる。
今回はUS表示の正規品だということなので、それを信じて7.5を注文したのだ。

もう何が何だかわからない。
書いていても混乱するのだから、読まれている方は尚更だろう(笑)
もし届いたものが緩かったとしても、面倒臭いので、我慢してそれを履こうというつもりで注文した。

実際に届いた靴に足を入れてみると、これでも少し緩めかなと感じた。
ただ羽根はしっかり開くので、以前より持っているUK7.5のモールトンより確かにひとサイズ下のようだ。
しかし短靴のUK7と比べると、少し大きめに感じる。
ウーム・・・

トリッカーズの正規代理店で試着すると、大き目を勧められることが多い。
頑丈に作られているので、タイト過ぎると痛い目に遭うこともあるようだ。
またこの木型の形はやはり特殊で、なかなか足の形にピッタリという人はいないようだ。

今回も完璧とはいかないが、羽根がしっかり開いてくれるということだけで、よしとすべきかもしれない。
ブーツが威力を発揮する季節になり、厚手の靴下を履くようになれば、ちょうど良くなるだろう。
腑に落ちないところもあるが、これで適正サイズとしよう(笑)

トリッカーズは価格が上がり、もう若い人が小遣いで買える金額ではなくなってきた。
今まではちょっとお洒落な若者が選ぶ靴であったが、今後はある程度お金を持った中年のユーザーの「外し」の靴になるのではないかと言われている。
そうなると、むしろ今までより売れるようになる可能性もあるという。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

マナー


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

まだ花火の写真がいくつかあるので、少し続きそうだ。
花火といってもイリュージョンに近い変わった写真が多いが・・・

デパートがセールだったので、Mrs.COLKIDと買い物に出かけた。
日本橋に行ったらサイズがなく、銀座のほうに足を延ばした。
銀座は人出が多かったが、歩いている人の半分くらいは外国人観光客だった。

まあお店もそれで儲けているのだから仕方が無い。
街を歩く中国人観光客のマナーの悪さには閉口させられるが、已むを得まいと思っていた。
しかし今日は、買い物をしようとして実際に被害を受けた。

ジャケットを選んでいて、店員にいくつかの商品を見せてもらっていた。
すると若い二人の中国人女性が、横から来て割り込んできた。
店員と僕との間に割って入り、選んでいるジャケットを取ってしまうのだ。
どちらにしようかと、話している最中のものを、奪うようにして掴む。

店員も困って、場所を移動して話を続けようとした。
するとそれを追いかけてきて、話に割り込もうとする。
日本語が出来るわけではないので、話に割り込むというより、店員との間に強引に体を入れてくるのだ。

こちらが買い物をしているのに、わざわざ追いかけてきて邪魔をして、一体こいつらはどういうつもりなのか・・・
最初は嫌がらせかと思ったが、顔を見るとそういうつもりではないようだ。
どうも店員と1対1で話す習慣がないようで、自分もお客だから一緒に聞く権利があると思っているようだ。
というか、僕が店員と何やら話しているのを見て、一緒にいて自分たちも得をしたい、ということらしい。
恐らく露天商から買うようなやり方なのだろう。

別の製品と比べようとすると、そこにまた飛びついてくる。
他にも商品は一杯あるのに、我々の後にくっついてくる。
それでわかったのだが、どうやら商品の選択の能力が無いようだ。
つまりこちらが興味を示すものを、便乗して買おうとしている。

店員も慣れていて、表情ひとつ変えずに対応していたが、程無く別の店員に目配せした。
男性店員がやってきて、中国人たちの相手をしてくれた。
それでも女性二人はしばらく惜しそうにこちらを見ていたが、やっとあっちに行ってくれた。
しかしデパートの対応が遅すぎる。
僕でなかったら、怒って帰ってしまうだろう。

ジャケットを買ってから、食事をしようと最上階に行ってみると、そこも酷いことになっていた。
待合用のベンチを何人もの中国人が占領していて、そこでグーグーと寝ているのだ。
床に座り込んでボーッとしていたり、靴を脱いでベンチに完全に横になって寝ている。
それもフレンチの有名なお店の真ん前である。
日本を代表するデパートの屋上のレストラン街がスラム化していた。

さすがのMrs.COLKIDも呆れて、これはデパートが指導すべきだと怒っていた。
お金を落としてくれるお客とはいえ、許されることと許されないことがある。
彼らも悪気があるわけではなさそうなので、こちらのマナーに合っていなければ、どうすべきか指導してあげるべきである。

ただ感じたのだが、これは終戦直後くらいの日本では普通に見られた光景ではなかろうか。
何もかも失い貧しかったのだから仕方が無いが、その辺で座り込んで寝るくらいは当たり前のことだった。
そう思うと、ベンチでは寝るな、なんて、日本もずいぶん進歩したよなあ・・とひとり感心してしまった(笑)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

花火


D4 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

大きな画像

雨が降っていたので中止かと思っていたら、突然花火大会が始まった。
ドンドンと激しい音が聞こえてきた。
慌ててカメラを用意した。
ゆっくり準備する時間が無いので、とりあえず三脚をベランダに立てて、望遠をD4につけて撮りだした。
いつもの特等席だ。
何だかスカイツリーが攻撃を受けているみたいで、不思議な気分にもなる。



大きな画像




大きな画像




大きな画像
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

台風


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

台風はどうしたのだろうか・・
昨晩は雨漏りを恐れて、机の上に何重にもカバーをかけた。
実際夜中は、風と雨がけっこう強かったようだ。
(マンションなのでほとんどわからないが・・・)

今朝は電車が動いているかと心配したが、起きてみると外は明るい。
雲は多く風も強いが、雨は降っていない。
少々拍子抜けしながら家を出た。

雲を通しているのに、太陽の日差しが眩しい。
時折青空ものぞく。
それでも天気予報は、まだ警戒するようにと言っている。
やはりこれから本番かな・・・

と思っていたが、一向に天気が崩れる様子はなく、そのうち本当に日が照ってきた。
風が強めなので湿気も少ない。
外は明るく、晴れと言っていいほどの気候であった。
僕の住んでいる地域では、台風の影響は少なかったようだ。

ただ川の増水はすごかった。
上流でかなり激しく降ったのだろう。
近所の川に行ってみると、水面が近くに見えるほどで、いつも散歩する土手は完全に水没していた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

天窓


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

会社の自分の席の上に天窓がある。
壁のスイッチを押すと、電動で開く大きなガラスの窓である。
設計者がカッコをつけて、事務所の天井に何箇所か付けたのだ。

ところが、10年以上その窓を開けたことが無い。
外側は建物の屋根の上で野ざらしだし、長年の埃も溜まっており、今や上手く作動するかさえわからない。
下手に開けると、それきり動かなくなり、閉める事ができなくなる可能性がある。
そうなったらえらい事である。
恐ろしくて開けることなどできない。

その窓から、水滴がポタポタと落ちてきた。
パソコンの上である。
これはまずい。
大きな梱包用ビニールを持ってきて、慌ててパソコンの上にかぶせた。
台風の接近で、あまりに激しく雨が降ったため、古くなったパッキン部分の隙間から流れ込んだようだ。

この天窓は、何かとトラブルの原因になっている。
日差しが強い日は、暑くて堪らない。
毎日数時間は、眩しくてパソコンの画面を見ることが出来ず、やむなく作業を中断することもしばしば・・・
何しろ平らな屋根に水平に設置されているので、まともに埃が溜まってしまうのだ。
これは設計ミスではないだろうか・・・

今晩の激しい雨降りで、どうなるか不安である。
何しろその場にいないのだから、対処が出来ない。
台風対策が必要である。

まずはB1サイズのパネルを1枚持ってきて、机の上に斜めに立てかけた。
その状態が維持できるよう、釘や紐で壁から引っ張って固定した。
上から水滴が落ちてきたら、そこを伝って横に流れて行ってくれる。
それから予想される水の進路に、タオルを何枚か置いた。

製品を梱包する大きなビニール袋を何枚か持ってきた。
まずはパソコン類の上に丁寧にそれをかけた。
次に全体にもかけて、何重かにしてかぶせた。

これで防げるだろうか。
まったく中途半端に天窓などつけて・・と思ったが、もしかすると防災用に設置が義務付けられているのかもしれない。
だがこういう時には本当に手間のかかる厄介な存在である。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ