ストライプ


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セイコーのSBDJ027 プロスペックス フィールドマスターにZuluナイロンベルトのNATOタイプのブラック/グレーのストライプ(幅20ミリ)をつけた。
バックルはサテン仕上げのシルバー。



色合いとしてはモノトーン調で統一されており、よく合っていると思う。
しかしベルトの存在感が意外に強く、時計本体が少し食われているように見える。
地味なストライプに思えたが、それ故に中途半端に主張してくるベルトだ。
SBDJ027は直径こそ約44ミリと大きいが、シンプルで大人しいデザインの時計なので、ベルトに押され気味になる。



その結果印象が散漫になり、どっちつかずになっているように感じた。
この組み合わせがいい、という人もいるだろうが、個人的には今ひとつに感じている。
実際に組み合わせてみないと、こういうことはわからない。



材質がバリスティック・ナイロンであること、バックルがZuluタイプであることも関係していると思う。
しっかりとした作りのベルトなので、その分存在感も強くなってしまう。
NATOタイプのため先端部を折りたたむと、さらに厚みが強調される。

中途半端に地味なものより、むしろ派手でカラフルなベルトの方が使いやすいのかもしれない。
時計本体とベルトのどちらかを主人公に決めないと、上手くまとまらないこともある・・という例だ。

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指先


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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土曜日に仕事をしようと出社したが、指先がかじかんで動きが悪く、キーボードがうまく打てない。
工場内より事務所の方が暖かいはずだが、部屋には僕ひとりしかいないので、暖房をつけても寒くて仕方がない。
こういう時は、座りっぱなしの作業よりも、現場で身体を動かした方が楽である。
これでは仕事にならないと判断して、ほどほどで帰宅した。

月曜日は暖かくなるという話であったが、朝はいつも通り気温が下がり、車が凍り付いていた。
通勤途中で外気温はマイナス7度を記録した。
十分に寒いではないか・・・

土曜日にやり残した仕事をしようとパソコンの電源を入れたが、やはり指先がかじかんで動かず、思うように作業が進まない。
日曜日に誰も出社しなかったので、丸一日まったく火が灯らず、部屋が冷え切ってしまっている。
暖房をつけても、なかなか暖まってくれない。
仕事がまともに動き出したのは、昼近くなってからだった。

今までは何とかなっていたのに、今年は通用しないことが多い。
気温が3~4度低いだけでこれだ。
機械は調子が悪いし、運送便も滞り、社員には休むものが出ている。
寒さの影響が仕事にまで及んできたのを感じている。
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ウィルバート


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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アレン・エドモンズのウィルバート。
ブラウンのアウトランド・レザー。
オセロ・ラバー・ソール。
511ラスト。
サイズはUS7.5E。



アレン・エドモンズの良さがもっとも出ている靴のひとつが、ウィルバートではないかと僕は思っている。
同社のラインナップの中で、この靴には何か傑出したものを感じる。
正式名はウィルバート・コンフォート・シューで、革靴とスニーカーの中間的な性格の靴とも言える。
ユーザーの評価も高く、同社の製品で一番履き心地がいいという意見もある。
実際アレン・エドモンズのカジュアルシューズで、もっとも売れているのがこのウィルバートなのだという。

何年か前にクロムエクセル素材のウィルバートを購入したことがある。
フィッティングが完全ではなかったので、結局手放したが、その際にこの靴の履き心地に驚き、いつか自分の足に合ったサイズをもう一度購入したいと思っていた。
その機会が巡ってきて、今回アレン・エドモンズのサイトから購入することができた。

同社のファクトリー・セカンド(B級品)のセールがあり、ウィルバートが非常に安く出たのだ。
ただでさえディスカウントされているファクトリー・セカンドが、期間限定でさらに値引かれていた。
(正規品の価格が295ドル、ファクトリーセカンドの価格が239ドルなのに対し、今回はセールで149ドルであった)
同社にはB級品専用サイトのシュー・バンクがあるが、現在はアレン・エドモンズのメインサイト内でもファクトリー・セカンドが扱われており、そちらの精算システムを使い購入することが出来る。



とはいえ例によってB級品は日本には送ってくれない。
いつも利用しているオレゴンの転送サービス会社に送ってもらうことにした。
(オレゴン州は州税がかからないので、転送サービス会社の多くがオレゴン州に事務所を構えている)
本体の価格は149ドルでアメリカ国内の送料は無料、それに日本への送料と手数料、税金が加わり、全部で2万数千円で手に入った。
一度オレゴンに送り再度日本に出荷されるので、手元に届くまでに2週間近くかかった。

ファクトリー・セカンドは、どのような状態の靴が来るかわからないので、通販で買うのは冒険ではある。
一応アレン・エドモンズのサイトには、傷、シワなどが理由で正規品の基準に満たない製品だが、少し使えば差はなくなる程度のもの・・と書かれているので、極端に酷いものは通販用としてははじいているのかもしれない。
ウィルバートの場合クロムエクセルやアウトランド・レザーなどムラ感の強い革が使われており、少々の傷は最初から付いている素材なので、この方式で買うのには向いたモデルとも言える。

実際今回届いた製品も、具体的に何が理由ではじかれたのかよく分からなかった。
まあアレンの場合は(もともと品質が特別高いわけではないので)いつもこんな感じなのだが・・・(笑)
シワなどは製造前の段階で分かるはずなので、資材を捨ててしまうのは勿体ないから、最初からアウトレット向けとして作っている可能性もある。



恐らくたまたまいくつかの条件が揃い、この靴が特別な魅力を放つ存在になったのだと思う。
特筆すべきは、やはりこのしなやかな履き心地であろう。
感触のいい柔らかいアッパーと、同社オリジナルのラバーソールの組み合わせ、厚みのあるクッション材などが影響し合い、この独特の履き心地が生み出されていると思われる。
足へのストレスが非常に少なく、地面への接地もソフトで、ひたひたと音も無く歩くことが出来る。

アッパーに使われているブラウンのアウトランド・レザーは、しっとりとした質感の半つや消しの革である。
色は赤みのあるブラウンで、強めのムラがあり、ウィルバートの性格によく合っている。
コロニル1909の乳化性クリームで程よく艶が加わる。
革フェチにはかなり訴えるところのある素材で、使い込んでシワが寄るとさらに愛着が増していきそうだ。
以前買ったクロムエクセル以上に気に入ってしまった。

外観の微妙な(笑)かっこよさも効いている。
スプリット・リバース・ウェルトを採用しており、ウェルト部分に走る色を変えた二連のステッチが、この靴の大きな視覚的ポイントになっている。
全体に縫製個所の多い構造で、そこにアレンならではの荒々しさが加わることで、独特の迫力と雰囲気をかもし出している。
この工業製品らしからぬ「手作り感」は真似したくても出来るものではなく、アメリカ靴であるアレン・エドモンズの面目躍如といったところ。
何だか褒めているのかけなしているのか分からないが(笑)、実際足元を見るたびに、これってなかなかいいよな・・と嬉しい気分になる。



511ラストはあまり好きなラストではないのだが、その中で一番僕の足にフィットするサイズは、恐らく7.5Eだろうと考えていた。
ファクトリー・セカンドはあくまでB級品なので、常にすべてのサイズが揃っているわけではないのだが、今回はブラウンのアウトランド・レザーにのみこのサイズが出ていた。
ウィルバートの場合しなやかな素材を使っているため、多少のラストの形状の違いは吸収してくれるだろう。

実際に履いてみると、長さ方向、幅方向ともほぼ適正なサイズで、羽根もきれいに開いてくれる。
踵のみが多少緩めに感じるが、靴紐をしっかり締めたところかなり改善され、使用しているうちに馴染んで違和感も少なくなった。
靴の方から足に合わせてくれるタイプで、その許容力の大きさに助けられる。
8Dや7EEEも試してみたいところではあるが、捨て寸も適切なのでやはり7.5Eがベストなのだろう。

アレン・エドモンズの代表作と言えば、まずはパークアベニューなどのドレスシューズが思い浮かぶ。
大統領の靴を作るほどの会社であるから、紳士靴メーカーとしての自負があるだろう。
しかし同社が設立当初から目標としていた「世界一履き心地のいい靴」とは、むしろカジュアルな靴でこそ生きてくる。
ウィルバートは日本ではそれほど馴染みのないモデルであるが、アレン・エドモンズの良さが存分に発揮された、もうひとつの代表作ではないかと思っている。
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ネタ


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毎日ここを書いていると、さすがに更新のネタが無くなることがある。
特に仕事が忙しい時などは、単に時間が取れないばかりでなく、外部と接触する機会が少なくなり、一日会社に閉じこもって仕事をしているので、話題になるような事柄が少なく、余計にそうなる傾向があるようだ。
また自身の体調にも波があり、すらすらと書ける時と、頭をひねってもなかなか文章が浮かばないことがある。
そういう時は本当に困る。

僕は作家の吉村昭氏を敬愛していて、出版された小説はほとんど読んでいる。
80冊以上あると思われるが、そのすべてを購入して読んだ。
日暮里の図書館内に吉村昭記念文学館があって、そこに著作が全巻揃っていると聞き、行って出版された作品は全部読んだことを確認した。

その上でわかったのは、エッセイのような短い文章では、内容が重複する作品が多々ある、ということだ。
さすがに長編ではそういうことはないが、数ページ程度の軽い文章では、まったく同じネタについて書かれているものがけっこうある。
日本を代表する大作家と自分を比較するのは失礼なのは重々承知しているが、先生も悩まれた上で作品をひねり出されていたのだろうな・・なんて想像する。
もっとも先生は早書きで有名で、締め切りより大分前に書き終えてしまうことを、何度かご自身でも書かれているのだが・・・

僕の場合は、単純に書いたことを忘れてしまい、ここに複数回同じことを書くこともあり得ると思う。
写真の場合はどこに使われているかすぐに表示されるが、文章の場合そうはいかない。
まてよ、この内容は前に一度書いたかな・・と思ったら、キーワードで検索してみて過去の記事を確かめるが、うまく引っかからず重複することがあるかもしれない。
それどころか、前に書いたことを完全に忘れている場合もあるだろう。
その場合はネタ切れと思いご容赦願いたい(笑)
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オレンジ


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セイコーのSBDJ027 プロスペックス フィールドマスターにZuluナイロンベルトのシングルタイプのオレンジをつけた。
幅は20ミリ。
尾錠はアクセントを持たせる意味で時計のケースに合わせてPVDコートのブラックにした。

黒にオレンジはよく合う。
コントラストの強い組み合わせであるが、決して破たんはしていない。
ベルトはバリスティック・ナイロンで厚みがあり、かなりしっかりとした作りである。
お得意のレーザー裁断はしておらず、写真はオリジナルの状態(笑)

これだけオレンジの彩度が高いと、腕の上で強く主張しアクセントになる。
カジュアルに決めたい時に、挿し色として使うことが出来る。
この厚手の素材のベルトでも2千円台なので、ナイロンベルトは購入しやすい。
何色か揃えて、服装に合わせて使い分けると面白いだろう。

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トンネル


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今日話したお客さん。
奥様が羽田から新宿に向かうバスに乗った。
大雪の日である。
そのバスが首都高の山手トンネルの中で止まってしまった。

バスに乗ったのが夕方の6時頃であった。
しかしトンネルの内部で大渋滞にぶつかり、ほとんど動かなくなった。
何でもトレーラーが凍結した坂を上れず道をふさいだらしい。
高速道路なので、こうなってしまうと進むことも戻ることも出来ない。

5時間が経過し、夜11時になっても動く気配がない。
「明日の朝までかかるかもしれない・・」
というアナウンスがあったという。

それを聞いた奥様は
「ここで降ろしてください」
と言って、さっさとひとりだけバスを降りてしまった。
他の人たちは躊躇して、その時点ではまだバスに残っていたという。

トンネル内を進むと、程なく非常階段が見えてきた。
そこを荷物を持って上り始めた。
百数十メートルもある長い階段で、24階のビルの高さくらいあるのだという。
トンネルがそれだけ深いところを通っているということだ。

階段を上りきり地上に出ると、たまたま目の前にタクシーが止まっていた。
これ幸いと、そのままタクシーに乗り込み、自宅に向かってもらった。
それでも大雪の中なので時間がかかり、帰宅したのは夜中の2時頃であったという。

決断力のある奥様ですね、と褒めた。
しかし、そもそもあれだけ雪が降っているのに、電車を使わずバスに乗るのが間違っている・・とご主人の方は評価していない。
トンネルの中で立ち往生していた車が、やっと動き出した映像を、翌朝ふたりでニュースで見たという。
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更新


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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出勤途中、車の外気温計がマイナス8度を示した。
昨日のマイナス7度に引き続いて記録更新である。

長年走っている道であるが、今までの最低記録は確かマイナス6度であった。
郊外の開けた場所であるが、家の少ない一本道でいつも最低気温を記録するので、寒い日はそこで外気温計を見るのが習慣になっている。

シベリアでは大寒波到来で、マイナス60度以下にまで下がり、歩行中に凍死した人もいるという。
その昔外交官の叔父がソ連に赴任した時、帽子を被らないと死ぬぞ、と現地の人から厳しく注意されたという。
脳が凍ってしまうのだそうだ。

そこまではいかないが、今回の寒さは、この辺りではあまり経験したことのないものである。
(上の写真は中禅寺湖で撮ったものだが、この時でさえ気温はもう少し高かった)
そのため少なからず生活が影響を受け始めている。

例えば会社の機械は温度に敏感なので、この気温では当然トラブルが発生しやすくなる。
昔のアナログ的なマシンなら、油をやりながらゆっくり動かしてやれば何とかなった。
しかし今の機械はコンピューターで管理されているので、規定の温度より1度でも低いと強制的に停止してしまい、何をしても動かなくなる。
そのため暖房器具を全開にして、稼動可能な温度まで機械を暖めてやるしかない。

そういえばカメラだって、この温度では動かないものも出てくるのではないか。
以前日光の山の中でシグマのカメラが動かなくなったことがあった。
風が強くて死ぬほど寒かったが、気温自体はマイナス5度くらいだったと思う。
今回はそれより低いのだから、動かないカメラがあってもおかしくはない。

噂のミニ氷河期に突入したと言う人もいるようだ。
もし本当にそうだとしたら、大変なことである。
身の回りのいろいろな事を、考え直さなければならないだろう。
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埋没


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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朝は酷い状態であった。
一晩で車の上に新たに20センチ以上の厚みの雪が積もっていた。
窓もガチガチに凍っている。
まずはそれを落とし、タイヤの前の雪をどかした。

これで発進できるかとそろそろと走り出したところ、何とか上手く抜け出すことが出来た。
駐車場全体に、バンパーの高さより上まで雪が敷き詰められており、その雪をかき分けて車が進んでいく。
車の床下からガサゴソと音がする。

低速トルクの太い車なので、こういう時は運転が難しい。
昨晩も信号待ちから発進しようと軽くアクセルを踏んだら、車がまったく前に進まない。
一瞬エンジンが停止したかと思ったが、後輪がホイールスピンして動かないだけであった。

僕の車は小排気量のエンジンに加給器をつけて強引に出力を上げており、それをもっぱら低回転域にふっている。
恐らくパワー感を出すために、アクセルの開き初めにエンジンが強く反応するようにチューニングされているのだと思う。
実用域ではモリモリと力が湧いてくるが、そのわりに全開時の伸びが期待したほどではないのは、この手の省燃費型ターボエンジンの限界なのだろう。
それが雪の中だと悪く作用する。

もしかすると雪の中を走るための運転モードなどあるのかもしれないが、よく知らないので(笑)、とりあえずECOモードやセカンドを選択して対処した。
発進時はATのクリープ現象も利用するようにしたら、少し安定して走るようになった。
やはりまずは自分の運転方法を変えてやらなければ・・・(笑)

ミシュランのスタッドレスは、かなりいいタイヤだとは思うが、さすがに朝夕は気温が低く路面が凍結しているのか、運転していても油断できない。
(今朝は外気温計が一時的にマイナス7度を記録した)
日光の山奥では特別問題なかったのに、今日は神経を使って走らないとズルッとくる。
地元でタイヤの氷上性能を試すことになるとは思わなかった(笑)

工場に着くと20センチから30センチ、風の吹き溜まりの場所では50センチも雪が積もっていた。
昨日から誰も歩いていないので、きれいに雪で埋まってしまい、一面真っ白な世界になっている。
そういうのが好きな男性社員が、スコップを持って飛び出していった。
日中の雪が柔らかいうちに、道だけでも除雪しておこうというのだ。
厚みのある雪をスコップで刻んでいく様子は、まるで白いケーキを切っているように見えた。
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雪積もる


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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今週はスケジュールが一杯で、かなり大変だろうと昨日から覚悟していた。
ほぼ毎日、午前も午後も、日によっては夜も予定が埋まっている。
その隙間を縫って別の仕事も片付けていかなければならない。
その上水曜日には大阪への出張もある。
どうやって乗り切ろうか・・と考えていた。

昼前から雪がちらつき始めた。
それが午後には急速に積もりだした。
車が見る見る白くなり、屋根に数センチの厚さの白い板が乗っている。
3時頃には歩くと足首まで埋まるほど積もってしまった。

午後に来ることになっていた取引先から電話があり、この雪なので今日は行けないという。
多分そうなるだろうと思っていた・・と言ったら、すでに会社から全員帰宅の命令が出ているのだそうだ。
田舎に住んでいるので、自宅周辺は30センチも積もる予報だと、言い訳がましく話す。

電話を切るとすぐに次の電話が入った。
今晩予定されていた金融機関の新年会を中止するという。
ああ、助かった。
どうやって夜遅くに家まで帰ろうかと思っていたのだ。
町の有力者のお年寄りも来るので、転んで骨折でもしたら後々まで文句を言われかねない・・ということだろう(笑)

程なくまた次の電話が入った。
明日の朝打ち合わせのために来社予定の人からで、これでは行くのは無理そうなので、いずれにしても延期してほしいという。
すぐに他の会議出席者にも電話をして中止を伝えた。

実は朝一番で大阪に電話して、水曜日の出張を取り止めにしてもらっていた。
そうでもしないと今週が乗り切れないと思ったのだ。
しかし予定が次々にキャンセルになり、逆にこの3日間のスケジュールがほとんど空いてしまった。

これはこれで予定が狂った。
しかしせっかく空いたのだから、この時間を使って溜まった仕事をじっくりと片付けることにした。
電話もかかってこないし静かでいい(笑)
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グロッキー


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久しぶりにカメラを持っていつもの散歩コースを歩いてきた。

昨日のマッサージが効いて、昨晩は居間のソファーでぐっすり寝てしまった。
夜中に目が覚めたが、パソコン作業を始めたら、つい没頭してしまい朝になってしまった。
トータルでの睡眠量はそれほど少なくないのだが、リズムが狂ってしまい眠くて仕方がない。

そんな中、長距離を歩いたものだから、疲れてしまいグロッキー状態だ。
歳を取るとともに重いカメラを持って歩くのも負担になってきた。
やっぱり軽くて小さいスナップ用カメラが必要だろうか・・・



ブルックスブラザースの外羽根式プレーントゥ。
アッパーはブラウンのカーフ。
レザーソール。
サイズはUS7H。

ご覧の通り明らかにオールデン製のバリーラストのプレーントゥである。
お馴染みの形だ。
オールデンをお持ちの方なら、一目見てそれと分かるだろう。

しかしこのごく普通のカーフのプレーントゥが、意外にオールデンに無いのだ。
多分この色のカーフでレザーソールのモデルは、同社のカタログにも載っていないのではないか?
一番スタンダードな形とも言えるのだが、あまり見たことが無い。

数年前にオークションで入手した靴である。
まだ現在ほど靴の価格が高騰する前で、確か200ドル台で購入した記憶がある。
既にブルックスのラインナップからも消えているようで、巷に在庫が無くなったのか、最近はオークションでも見なくなった。
以前は時折出ていて、僕も2足持っていた時もあるのだが・・・



実はこの靴は未使用品なのだ。
まだ一度も外を歩いていないのでソールはまっさらだ。
何年か前に購入し、そのまま箱に入れて保存しておいた。
ブラウンカーフのプレーントゥなんて、もっとも基本の形だから、いつか役に立つだろうと思い予備を確保しておいたのだ。

その割に使い込んだような皴が入っている。
実はこれは数日前にわざと入れた皴なのだ。
今年こそはこの靴を下ろそうと思い、家の中で足を入れて強引に曲げて皴を付けてみた。
何か贅沢な気分(笑)

それからワックスを塗り、表面を少し光らせた。
光沢のあるカーフの靴は、コードバンとはまた違った味わいがある。
見た瞬間におっと思い、革フェチならぐっとくるものがあるのだ。
コードバンのような仰々しさがなく、それでいて独特の存在感がある。

ピカピカに磨いたカーフのプレーントゥを人が履いているのを見ると、羨ましく感じることがある。
このくらい、俺は毎日履いているよ、でも手入れは怠っていない・・とさりげなく主張できるところがいい。
などと言いつつ、未使用のまま机の上に置いて眺めて楽しんでいるのだが・・・(笑)

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強烈なマッサージ


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久しぶりにマッサージを受けてきた。
時々少し腰が痛い程度で、特別どこが悪いということではなかった。
週明けの仕事が大変そうなので、休みの日に受けておこうと思ったのだ。

人気のマッサージ店で混んでいて、予約の電話を入れたらいっぱいで、約一時間後を指定された。
例によって男性に施術をお願いした。
時間まで近くのお店に入り、コーヒーなど飲んで時間をつぶした。

今日施術してくれた男性は「当たり」であった。
凄い力でギューギューと押してくる。
寝不足気味だったので、きっと施術中に寝てしまうだろうと思ったが、それどころではなかった。
強烈なマッサージに必死になって耐えた。

強さはどうですか?と聞かれたが、半分やせ我慢で、ちょうどいいですと答えた。
こちらとしても、そういうマッサージを受けたかったのだ。
しかし腰の痛いところを、容赦なく押してくる。
思わずのけぞり、足が台から少し浮いた。

「ここが痛いですか?」
と聞かれた。
さすがに、その辺りが少し痛いですね、と答えた。
すると緩めるわけではなく、逆にそこを重点的に押してくる。
思わずウウ・・と声が出そうになりながら、手で台を掴んで耐えた。

終わったら身体が軽くなっていた。
少しふらつきながら着替えた。
ボーッとしている。
激しいスポーツで汗をかいた後のようだった。
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プロスペックス


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セイコーのSBDJ027 プロスペックス フィールドマスター LOWERCASE スペシャルエディション。
写真を見た瞬間に欲しくなって購入した時計である。
昨年10月に発売されたタウンユース向けにアレンジされたプロスペックス・シリーズの新型。



実はプロスペックスには特別興味は無かったのだが、たまたま検索エンジンに引っかかった写真を見て、一発で気に入ってしまった。
ミリタリー系の黒い時計が欲しいと思い、海外製を含めて物色していたのだ。
セイコー5の黒いものを調べていたら、この時計の画像が出てきた。
翌日にはヨドバシに買いに行った(笑)

このシリーズは外胴プロテクターを小型化かつ樹脂製にして軽量化を図っている。
SBDJ027はシリーズで一番ローコストなモデルであるが、もっともデザインが気に入ったのもこの型番であった。
ケース、文字盤がブラックで、彩度の低い色で構成されたモノトーン調の時計を探しており、まさにピッタリだったのだ。

駆動方式はソーラー式のクオーツ。
フィールドウォッチとしての実用性が求められる機種であることを考えると、必然的な選択であると言える。
海や山には行かない僕のような人にとっても、そのスペックを有していることは重要なのである(笑)
何といってもデザインが素晴らしくて、文字の大きさ、針の形状とも申し分のないバランスである。
実際かなり気に入ってしまい、このところ毎日つけている。



もちろん時計ベルトの交換が前提である(笑)
純正のベルトはNATOタイプのブラック。(上の写真)
標準的な厚みのナイロン・ベルトにセイコーのロゴ入りの専用バックルが付いている。

まずは厚手のバリスティック・ナイロン製のシングルタイプのZuluベルト(幅20ミリ)に交換してみた。
無難な組み合わせを考えて、色も純正と同じブラックにした。
バリスティック・ナイロンは厚みがあって硬めであるが、感触に品質感があって好きだ。
バネ棒の狭い隙間を通す時に少し引っかかるが、使用する上では特に問題はない。



例によってレーザーでベルトをカットして短縮した。
一番端の穴の位置を考慮し、見た目におかしくない程度の位置で裁断した。
切ってから測ったのだが、裁断した分の長さは約16ミリであった。

これによってリング状キーパーからのはみ出し量も程よくなった。
ベルト上の時計本体の位置をずらすことで、バックル位置を少し内側にもってくれば、ベルトの先端が腕の横から飛び出すこともなくなる。
個人的にはNATOタイプよりこのシングルタイプの方が好きだ。
ベルトを折り返さないで済む分手間がかからず楽である。



衝撃から本体を守る外胴プロテクター構造を採用した特殊なレイアウトの時計である。
高級機のセラミックス系素材とは違い、こちらのシリーズはプロテクター部分に強化プラスチックを採用しており、軽量化と恐らくコストダウンが図られている。
しかし見たところ安っぽさはない。
気軽に普段使いが出来て、十分にカッコいいという、とても魅力的な時計だと思う。
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アプリ


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スマートフォンにこのブログ用のアプリを入れてみた。
別にアプリが無くても閲覧や更新は出来るのだが、盛んに勧めてくるのでダウンロードしてみたのだ。
それによってこのブログにコメントの書き込みがあった時に、スマートフォンに連絡が入るようになった。

しかし驚くのはそのレスポンスである。
書き込みがあると間髪入れず連絡がきて、スマホが受信してブルブルと震える。
早い時は、タイムラグは1秒程度ではないだろうか。

例えばパソコンからコメントを書き込む際に、「投稿する」をクリックした瞬間、投稿完了の画面が返ってくる前に、先にスマホに通知が来ることもあるのだ。
一体どういう仕組みになっているのだろう。
ここまで早いとちょっと鬱陶しい(笑)
年中スマホとサーバーが繋がっていないと、こんなこと不可能だと思うのだが・・・
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イメージ


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この話題で引っ張って、靴に興味のない人には申し訳ない。
アルゴンキンの色の選択に関しては、脱色作業の結果次第になるが、昨日のサンプル画像から選ぶとしても、それぞれが魅力的で目移りしてしまう。
このPhotoshopを使ったイメージ画像の製作は、染め色の検討にはなかなか有効であると感じている。
技術的にも難しいわけではなく、Photoshopを普段使っている人なら、苦も無く作ることが出来るだろう。

具体的に画像化することで、自分自身のイメージもはっきりさせることが出来る。
中には頭では思いつかなかった偶然から生まれた組み合わせもあり、そういう意味でも有効な方法であると感じた。
大体こんな感じにしてほしい・・というイメージが、製造者にスムースに伝わるだろう。

もちろんお店にしてみれば、そのイメージ通りできるとは限らないわけで、かえって困る面もあると思う。
イメージと現実との差異も当然出るはずで、依頼側はそれは仕方が無いと了承できることが前提になる。
これはあくまでこちらが一方的に作ったイメージで、「こんな感じで作れないだろうか」という提案なのだ。

ネット上では既に欲しい商品を画面で自由にカスタマイズできるサイトがある。
靴に関しても、用意された素材の中から好きな組み合わせを選んで、合成画像を確認してオーダーする販売方法を取るメーカーがある。
ただ染めの作業の場合は、微妙に色を付けていくのでよりアナログ的だ。
ユーザー側が自分で考えて提案する方法として、こういうやり方も面白いであろう。





別の靴の染め替えについても、この方法でイメージ画像を作ってみることにした。
何年か前に入手したアレン・エドモンズのパーク・アベニューのブラウンである。
購入時に撮った写真をベースに、Photoshopでパーツごとに切り抜き、イメージに基づいて色を変化させてみた。
1時間ほどで作業は完了した。

上の3枚の写真のうち、一番上がオリジナルである。
下の2枚は自分の描いていたイメージを画像にしてみたもの。
実際に染め直すことが前提なので、あまり突飛な色にはせず、リアリティのある色合いを選んだ。

ストレートチップのように先端部から後方にかけて革のパーツを重ね合わせていく構造の靴の場合、段階的に色の濃さを変えてグラデーション状にしたり、間に明るさの違う色を挟むといった面白いデザインを思いつく。
実際に画像を作ってみると、色の順番を入れ替えるだけで微妙に雰囲気が変わることが確認出来る。
さて、どっちがいいだろう。
ちょっと色の濃淡を変えただけで、フォーマルなストレートチップが、一気にカジュアルな方向に変化するのが面白い。
自分でも具体的なイメージを持つことが出来て、検討する際の材料として十分に役立ってくれる。

実はこのブラウンのパーク・アベニューは、もう履くことがないと思い処分しようかと思っていた。
先日銀座の靴店で、イタリア製のグラデーション状に色分けしたキャップトゥの靴を見て、一発で気に入ってしまったのだが、価格があまりに高かった。(セールで値引いているのに10万円以上もした!)
その時ふとこのパーク・アベニューを染め直してはどうだろうかと思いついたのだ。

思いつくのが数日遅かったら、もう手元には無かっただろう。
もともとは神田の靴店で間違って仕入れたとかで特価で購入したものだ。
色の染め替えによって、まったく新たな靴に作り変えることが出来るので、こういう逆転劇が起きる。
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ツートン


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調子に乗ってツートンの画像も作ってみた。
アルゴンキンは大きく3つの革のパーツに分かれるので、それぞれ違う色にすれば3色使いのスリートン(?)を作ることも出来る。
画像では一番左上のブラウンのものだけ3色になっている。
中央の縫い目を境目に左右の色を変えることも出来るが、それだとクレイジーパターンの領域に入ってしまう(笑)

今回はあまりでたらめな色にせず、出来るだけ再現可能と思われる色を選んだ。
ブラウン、ブラック、ブルー、グリーン、オリーブなどである。
現実味を出すために、彩度を控えめにして明度も落としてある。

こうして見ると、昨日の単色のものよりツートンの方が魅力的なものが多い。
何だかアンディ・ウォーホル風で壁紙にしたくなる(笑)
この数日この表を見ているが、興味深いことに段々とお気に入りが変わってくる。



実は会社の帰りにデパートの靴売り場に立ち寄って、勉強のためツートンの靴をいくつか見てきた。
やはりイタリアのものが多くて、お店の棚に何種類かあったが、普段履けないような大胆なものは別として、ある節度を保ったトーンで統一されているものが多かった。
今回の組み合わせも、そこから得た知識をベースに選んでみた。

また染めで出せる色の限界というものもある。
たとえば白黒のスペクテイターシューズのようなデザインは、白い部分には最初から白く着色された革を使う必要があり、塗り替えで再現することは出来ない。
その場合は別の革を上から貼り付けてしまうという手もあり、実際お店でもその加工をやってくれるが、今回はそこまでは考えていない。

スニーカーの場合だと、とてもカラフルで多種多様なデザインがあるから、収集していても飽きないであろう。
しかし革靴は黒か茶系の2種類でほぼ統一されてしまい、デザインも保守的である。
数足集めると「これで十分」になってしまう。
そんなところも趣味として広がりにくい理由の一つだと思われる。
色の染め替えのようなクリエイティブな要素を加えることで、革靴も新たな領域に突入できるかも・・・(笑)
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