晴れのち曇りのち雨


D3X + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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昭和の日でお休みであった。
朝は晴れていたが、やがて雲が出てきて、最後には雨が降ってきた。

都内をふらふらと歩き、時計屋さんに立ち寄っては、ベルトを物色したりした。
しかし雨が降ってきたので、電車に飛び乗り、早めに帰宅した。

かなり人出は多いように見えた。
自粛の雰囲気に飽き飽きして遊びに出てきた・・というより、経済活性化の義務を果たそうと、意識しているように見えた。
全員とは言わないが、多くの人の表情からそれが伝わってきた。
律儀な国民である。

フェラーリも元気に出てきたぞ(笑)
この後雨が降り出したけれど、どうしたろう?






今日の時計ベルト。
何だかベルトばかりが鬼のように増えていく。
時計本体は購入禁止令が出ており、既に打ち止め状態なので仕方がない。

これはベルギー・リック社のチキンの脚の革で作られたベルトである。
ヨーロッパから取り寄せてみた。
もっと凄いモノかと思っていたが、驚くほどではなく、むしろ品がいいくらいだ。
それどころか、シーマスターにかなり合う(笑)
何の違和感もなくマッチしている。

革はさすがにヨーロッパのものが凄いと実感している。
これからも(ゲテモノ系を中心に)積極的に購入する予定である。
時計ベルトは価格もそこそこで集めやすいのだ。
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転換点


D3X + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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未曾有の大災害でありながら、山のように鮮明な映像が残され、しかもそれを世界中の人が自由に見ることが出来る、という点で、今回の地震は極めて革命的な事件であったといえる。
ネット時代になり、交錯する情報に常に敏感に反応し、それを整理する能力が人に求められるようになった。
ところが今回のように溢れんばかりの情報が飛び交うと、それに対処しきれずに、翻弄されて右往左往したり、ヒステリックに情報を垂れ流す人が大勢出てくる。
意外に若い人が落ち着いているのは、生まれた時から情報過多の環境に慣れていることと・・・そしてもうひとつ重要な要因として、大人たちに対する敬愛が薄く、冷めた目で見ているからかもしれない。

現実の世界はひとつであるにもかかわらず、テレビや新聞を代表とするメディアが構築する世界と、ネット上の抑制の効かない世界とで、極めて対照的な二つの世界が同時に進行している。
今までは、インターネットの発信する情報をまったく知らない人たちが、少なからず存在した。
しかし今回の事件では、テレビで行われていることが茶番であることを、ほとんどの人が認識している。
事件が大きすぎて、裏の世界を隠しきれないこともある。
だが多くの人は、そこに存在する嘘を、嘘と知りながら無言で観察している。
演じている方も、嘘と思われていることを知りながら、演じなければならない。
今ここに、いよいよ転換の時が来たのかもしれない。

インターネットの登場で、平等という名の下に、事実と称される情報をすべての人に発信することを、危険だと警告した人がいた。
事の是非は別として、それが結果的に世界を滅ぼすのではないかという警告だ。
一方で、民衆はすべてを知る権利があるのだと、強く主張する人もいるだろう。
だが確かに、この大きな転換点を超えるためには、実際に多くの命が犠牲になるような気がする。
ひとつ言えることは、すべてが明らかになる世界が訪れるとしたら、どちらの側についたとしても、情報発信を利用して意図的な操作をしようとした者は裁かれるということだ。
そして多分、不幸にも人を敬愛することのできない冷めた目の人間にも、永遠に幸福は訪れないだろう。
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スチームヒーター


D3X + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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日光で泊まったホテルの部屋は、かなり快適であった。
クラシック・ホテルは、実は少々苦手で、いつも近代的な奥日光のホテルの方を選んでしまう。

しかし一晩宿泊してみて、下の日光のホテルの方がいい面もあると感じた。
土地そのものが、もともとじめっとしていることもあるが、鉄筋の建物のような空気の乾燥がないのだ。
木造建築であることと、暖房器具が古いスチームヒーターであることも理由だろう。

Mrs.COLKIDはいつもエアコンによる乾燥肌に悩まされるが、今回は実に快適であったという。
スチームヒーターは、クラシカルとはいいながらも、コツコツとかポンポンとか大きな音がして、神経質な人では受け入れがたいかもしれない。
しかし暖かさは十分で、なかなか味わいのあるものだと思った。
考えてみれば、昔は家の中でよくこういう音がしていた。
今でも自宅には機能の近いものとして、イタリア製のオイルヒーターがあるが、そちらは電気を食うのでかえって今風ではないか・・・(笑)

食事に関しても、今回はかなり美味しいと感じた。
以前奥日光のホテルで美味しい料理を作られていたシェフが、数年前から下の日光の方を担当されており、個人的には以前より好みの味になっている。
伝統的なメニューを守らなければならないので、料理人ごとの個性を出すのは難しいのだろうが、それがしっかりと出ているから面白い。
どうせなら思い切ってメニューに新しいものを取り入れて欲しいとも思うが、そこはクラシック・ホテルならではの哲学があるのだろう。

ただ今回気付いたのは、水は奥日光の方がいいのではないかということだ。
コーヒーとか、水の味が直接影響するものは、奥日光の方が美味しく感じられた。
それぞれに持ち味があって面白い。



今日の時計。
以前紹介した黄色いロリカのベルトの、ブラック・バージョンをシーマスターに付けてみた。
正式にはモレラートのティーポ・ロックマンのブラックである。

銀色のアクアテラと組み合わせるベルトの色は、やはり黒が一番合うようで、見事なくらいマッチしている。
人工皮革であるロリカは、表面には細かいしぼが入り、外観は本物の革以上に革らしい。
耐水性も高く、価格も安く、申し分のない素材である。

しかし、やはりこれは偽物の革だ・・という思いが、常につきまとう。
半分は精神的なものである。
しかし外観上も、表皮にムラひとつなく、ステッチにも乱れがなく、あまりに整然としているために、かえって人造物に見えてしまうのだ。
これがもし本物の革で、数百万円の時計についているものなら、さすがに凄いクオリティだと感嘆するところなのだろうが・・・(笑)

時計用ベルトとしては、面白みに欠けるきらいがある。
多分もう少し安めのクォーツと組み合わせた方が、バランスがいいのだろうと思う。
その鮮やかな発色を生かして、レッドやオレンジといった派手な色を選んで楽しむのもいいだろう。
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D3X + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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震災の影響で、屋根の瓦を破損してしまった家が多い。
棟瓦と呼ばれる屋根のてっぺんの部分が、崩れ落ちてしまう例がほとんどだ。
電車の窓から見ていると、ブルーシートを被せて土嚢で飛ばないように応急処置した家が目に付く。
都内でも見受けられるが、埼玉辺りまで北上していくと、さらに多くなる。

土地の脈のようなものがあり、ある住宅街では、並んで建っている家の一群が軒並みやられて、道を挟んだ反対側の家は何ともなかったという。
しかし電車から見られる光景では、必ずしも地盤の弱い地域に集中しているわけでもなさそうで、密集した町並みの中に散発的に被害に遭った家が混ざる。
オンボロで今にも倒れてしまいそうな家が案外もちこたえて、比較的新しい普通の家の瓦が崩れ落ちている。

時折通る道に、古くて実に立派な瓦屋根の民家がある。
重量バランスが明らかに上の方に偏っていて、見るからに地震には弱そうである。
あそこはやられてしまったろうと思ったが、前を通ったらまったく被害はないようだった。

瓦葺きの技術はかなり高度だそうで、職人ごとに微妙なテクニックがあり、人の仕上げた屋根には手を出せないと、瓦職人の方から聞いたことがある
被害を受けた家と大丈夫だった家の差が、どうして出たのかはわからないが、施工技術も関係しているかもしれない。



今日の時計。
茶色いベルトが似合う時計というのは、なかなか無いものだ。
ブラウン系のベルトを付けると、大抵少し野暮臭くなる。
ちょうど革のフライトジャケットのようなもので、それ自体はカッコ良くても、似合う男性は非常に少ない。

シーマスターにいろいろなベルトを組み合わせているが、以前他の時計のために購入したこげ茶色のベルトを付けたところ、これが思いの外マッチする。
モレラートのミケランジェロ、色はモカブラウンである。
銀色に輝く時計盤面の放つ清潔感と、ベルトの野性味のコントラストが絶妙で、目下のところお気に入りの組み合わせになっている。

ミケランジェロはしっとりとした質感のオイルカーフを使用しており、裏面には人工皮革のアルカンターラが採用されている。
太目のステッチは同系色でまとめられており、自己主張しながらも品がいい。
ディテールに拘ったマニュファッティのシリーズで、地味ながらベルトの品質感が高いのも、アクアテラと相性のいい理由かもしれない。
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ハプニング


D3X + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今回ちょっとしたハプニングがあった。
雨の中、奥日光のホテルに到着したところ、入り口に「本日貸切」の看板・・・
駐車場にはクラシカルなスポーツカーがぎっしりと並んでいる。
まさかと思いながら玄関に車をつけたところ、中からフロントの女性が顔色を変えて出てきた。

予約をしたつもりでいたが、今日はクラシックカーの団体の貸切になっていて宿泊できないという。
ここまで来てそんな・・・
前日に確かめなかったこちらも悪かったのだが、Mrs.COLKIDが予約を入れた時、土日に行きますとは告げたが、日付を間違えて22日と言ってしまったらしい。
あちらも、いつも我々は土曜日に来るのに、今回は金曜日なので不思議に思っていたという。

貸切のお客さんは、当然百万円単位のお金を支払っているであろうから、そこに割り込んで泊まらせてもらうわけにはいかない。
顔見知りの支配人さんが出てきて、もし良かったら、緊急で下の日光のホテルを手配してくれるという。
そちらは温泉が無いのでがっかりしたが、仕方が無いのでお願いして、上ってきたばかりのいろは坂をそのまま下った。

で、通されたのが実にいいお部屋・・・
結果的に非常に大満足であった(笑)
クラシカルなお部屋で見晴らしは最高で、バスタブも有名な猫脚であった。
僕自身は温泉にそれほど固執しておらず、撮影も奥日光より朝の東照宮に行きたいと思っていたので、かえってこちらの方がよかった。
Mrs.COLKIDも、最初こそ落ち込んでいたが、そのうち、今回こういういい思いが出来たのは私のお陰だ・・などと言い出す始末である(笑)

たしかに日光はいつもより観光客が少ないように感じた。
しかし奥日光のホテルは貸切になっていたし、下の日光のホテルも、夕食や朝食はダイニング・ルームが満席であった。
このような状況の中、経営は大変であろうが、とりあえず日本のお客さんも少なからず利用しているようでほっとした。
ただ遊びに行くというより、日光を助けてあげなければというお客さんも、けっこういたのではないかと思う。


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日光


D3X + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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日光に行ってきた。
原発事故の影響で客足が大幅に遠のいているという話を聞いたので、ここは行ってあげなければと思ったのだ。

確かに外国人の姿は、ほとんど見られなかった。
日光は外国からの観光客の占める割合が大きいので、これは痛いかもしれない。
自粛のためか、町のイベントなども中止になっているようだ。
しかし日本人の観光客は、それなりに来ているようにも見えた。

土曜日は一度会社に出社後、雨の中を日光に向かった。
雨が止んだり強く降ったりで、生憎の天気であったが、日光の場合、雨は必ずしも悪くは無い。
お気に入りの東照宮の裏手に行き、雨の中、傘を差しながら撮影した。
さすがにこの天気では、僕以外には誰もいなかった。

翌日曜日は、朝5時に起きて、朝食前に五重塔の周りなどを歩いて回った。
午前中は非常によく晴れて、眩しいくらいの青空が広がった。
強い雨の降った翌日の日光は素晴らしく、湿気の多いひんやりとした空気に緊張感がある。
神社や土地の人たちと、気持ちのよい挨拶が交わされるためか、傾斜の強い坂を上っても疲れを感じない。
観光客こそまだ誰も歩いていないが、この地を訪れるに最高の時間帯ではないかと思う。

今回持っていったカメラは、ボディはいつものD3とD3X、レンズはF1.4の24mm、35mm、85mmの3本。
以前であればPC-Eニッコールを持っていくところであるが、ほんの数年の違いなのに、F1.4のシリーズは性能面で更なる進化を感じさせる。
久々に日光の木々の前に立ち、大自然に話しかけながら撮った。
以前と変わらぬこの場にまた立てたことを、何よりも幸せに感じた。



空いた時間に撮ろうと思い、今回は60mmのマクロレンズと、時計のベルト数本を持っていった(笑)
ベルトは当然現地で簡単に交換できるように、ワンタッチ式に加工したものだ。
これはシーマスターに石国のロコッテのカーフのブルーをつけたもの。

このベルトの品質はすばらしく、キメが細かく艶のあるカーフと、殺菌効果のあるロピアンレッドの裏側とのコントラストがいい。
ベタッとした青い色は、アクアテラとどうしてもしっくりこないのだが、承知の上であえて組み合わせてみた。
時計単体としてはうまくマッチしていないように見えても、腕に着けてみるとそれなりにまとまる感じで、鮮やかなベルトの色が非常に良く目立つ。
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導入


D3X + PC-E Micro NIKKOR 85mm f/2.8D

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このような工具を導入した。
スイスのベルジョンという会社のパンチホールプライヤーである。
何をするものかというと、時計の革ベルトの根元に、横長の穴を開けるプライヤーだ。

と言っても意味が伝わらないだろう(笑)
時計のベルトは、バネ棒と呼ばれるスプリングの入ったツッパリ棒で、時計本体の溝に留まっている。
ベルトを外す時は、先端が二股になった細い棒を隙間から無理矢理突っ込んで、バネ棒のスプリングを押し込んで外す。
これが老眼の目には厳しく、慎重にやらないと時計本体やベルトの革を傷つけかねないのだ。

そこでバネ棒にレバーをつけて、爪で引っ掛けてスライドさせれば簡単に外れる、ワンタッチ式のバネ棒が作られた。
(下の写真:下が通常のバネ棒、上がワンタッチ式バネ棒)
このプライヤーは、そのスライド式バネ棒をベルトに取り付ける時に、レバーの頭を出すための小さな穴をベルトに開ける専用工具なのだ。



しかしそんなもの、プロでもないのに、買ってどうするのかと言われそうだ(笑)
お店に頼めば1000円ほどで加工してくれるのだが、僕のようにベルトばかりいっぱい持っていると、いちいち持っていって頼むのが面倒になってくる。
加工を自分でやりたいところだが、工具が意外に高価で、どうしたものかと悩んでいた。
ところが楽天のポイントがかなり貯まっていることがわかり、それならとポイントを使って購入してみたのだ。



上の写真のように、ベルトを固定して穴を開ける。
実際にやってみると、面白くて次々に開けてしまう(笑)
パチンときれいに穴が開くものもあるが、ロリカなどの合成皮革だと表皮が粘って穴が開ききらず、小さいカッターなどで整形してやる必要があった。

時計のベルトの交換は、作業が細かい上に多少のコツも必要で、それほど気楽に出来るできるものではない。
通常タイプのベルトだと交換完了までに数分間はかかるのだが、ワンタッチ式にすると本当に数秒で済んでしまう。
これで負担が大幅に減り、その日の気分でベルトを付け替えるのも苦ではなくなる(笑)

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黄色


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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明日は仕事が終わってから、久しぶりに栃木方面に行ってみる予定。
観光地はお客が遠のいているというが、どの程度かこの目で確かめてこようと思っている。
ゴールデンウィークにホテルを予約したが、その後もう一度ネットで見たら既に予約で一杯になっていた。
海外からの渡航も復活しつつあるというし、案外北の方面に行こうというお客さんもいるのではないか。

そういえば、イタリアから高級な家具を輸入しているお店で、30万円からする高級なソファーが200台以上売れたと驚いていた。
お金を持っている人が、そろそろ我慢できなくなって使い出したのではないかと分析していたが、そんなことってあるのだろうか?
大きな天災に遭遇し、タンス預金が一瞬にして消えてしまったのを見て、意味もなく貯めておくことのはかなさを感じたのかもしれない。



シーマスターに黄色いベルトを付けてみた。
さすがに気が引けて、恐る恐る腕に巻いたが、最初に母親に見つかって、これは何かと大きな声で怒られた(笑)
保守的な母親には、僕がこういう色を着けるのが許せなかったようだが、見ているうちに慣れてきたのか、そのうち何も言わなくなった(笑)
時計のデザインと、あまりにも合わない・・という程でもなく、むしろ意外に悪く無い。
試しに着けたまま銀行にも行ってみたが、やはり少々恥ずかしくて、袖を延ばして見えないようにした(笑)

このベルトはモレラートのティポ・ロックマンのイエロー。
イタリアのロックマンに付けることをイメージして作られたカラフルな商品で、ロリカという人工合成皮革でできている。
ロリカは水や汗に強いため、ベルトの内側の素材として使われる例が多いが、このシリーズはすべてロリカで出来ている。
しなやかで肌触りが良く、かなり気に入っている素材である。
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D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

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ここ数日は空気が湿っぽいためか少し収まっているが、花粉症は相変わらず酷い状態である。
収まったかと思うと、ちょっとしたきっかけで、また鼻がムズムズしてきて、くしゃみが止まらなくなる。
体内の異物を出そうとするのか、非常に激しいくしゃみを連発する。
その上目が強烈に痒くなる。

Mrs.COLKIDが、花粉症に効く光フォト治療器というものを、ネット上でみつけて買ってくれた。
バイオネットという商品で、イスラエルで開発されたものだという。
本体から飛び出した二つの棒を鼻の穴に突っ込み、先端から特殊な周波数の赤いLEDの光を照射するという、極めて特殊な治療機具だ。

何が特殊かって、この治療を行っている姿を人に見せると、およそ噴き出さない人はいないのだ。
あらかじめ絶対に笑うなと言っておいても、我慢できずに必ず笑い出す。

どういう状態かというと、ちょうどミッフィーの頭のような形の治療器の耳の部分を鼻に突っ込み、しかも照射された光で、自分の鼻の根元あたりが内部から赤く光るのだ。
漫画に出てくる酔っ払いのように、両目の間の広い範囲が、肌を通して円形に赤く発光する。
部屋を暗くして見せると効果満点で、部屋は爆笑の渦となる。
そのまま両手を振り上げて唸って見せれば、スターウォーズに出てくる怪人さながらで、子供なら恐怖に泣き出すかもしれない。

一回の治療が4分半で、時間が経つと自動的に止まる様に出来ている。
飲み薬のような副作用がないので、何回も照射できるし薬との併用も可能だ。
効果のほどはというと、ソフトに改善方向に向かうようで、だんだんと症状が好転していく感じだ。
花粉症に悩まされている人、それと笑いを取りたい人も、試してみてはいかがか?
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ベルト御三家


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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最後はオメガという約束通り、オメガのシーマスターを買ってしまったので、これ以上時計を買うのを控えている。
たしかに性能面でオメガは唸らせるものを持っている。
(他の高級時計のような)ファッション性やステイタス性はほどほどにして、無骨に実用性を追求しているところに好感が持てる。
毎日腕に着けて歩くのに最高の時計かもしれない。

そこで現在は、ベルトをいろいろ替えることを楽しんでいる。
革フェチの王道といえよう(笑)

まずオメガには、ジャン・ルソーの黒いアリゲータを組み合わせた。
先日も書いたように、たまたま20mm幅でオーダーしておいたものだ。
ジャン・ルソーの場合、オーダー品としては納期が非常に早く、注文から3週間程度で出来上がってくる。
シーマスター用として、まずこのベルトが頭に浮かんだ。

父親の遺したロンジンのクォーツには、カミーユ・フォルネのミシシッピ・アリゲータを付けた。
これも基本的にはオーダー品であるが、お店に製品を在庫している場合も多いようで、頼んでから数日で届いた。
裏面は人気の高いラバーのアンチ・スエット加工を選んだ。

こうなると高級時計ベルト御三家の残りのひとつ、ジャン・クロード・ペランのベルトも欲しくなる。
ボーム&メルシエのクラシマ・エグゼクティブに付けたらどうかと考えたが、納期が3ヶ月かかるので注文を躊躇していた。

ところが先日、都内の某店がジャン・クロード・ペランのデッドストックを保有しているのを発見!
(歩いてみるものだ・笑)
どうやら試作品として作られたものらしい。
早速クラシマ用に幅22mmのクロコダイルのマットタイプを購入した。

これでジャン・ルソー、カミーユ・フォルネ、ジャン・クロード・ペランのフランス御三家が揃ったことになる。
それぞれが高級時計メーカーにベルトを供給している職人気質の強いメーカーだ。
品質的にも、いわゆる一般のベルトメーカーとは格が違うのを感じさせる。

時計本体の価格はほどほどであるが、ベルトだけは最高級品だ(笑)
革フェチの面目躍如である。



左から
オメガ・シーマスター・アクアテラ・クロノメーター + ジャン・ルソー
ロンジン・クオーツ + カミーユ・フォルネ
ボーム&メルシエ・クラシマ・エグゼクティブXL + ジャン・クロード・ペラン
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いろいろな変化


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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3月11日以降、いろいろなことが変わってしまった。
それ以前に書いてあったブログの原稿の多くが、「使えないもの」になってしまったのだ。
世の中が暗く重い雰囲気に包まれて、ふざけた内容のものが受け入れられるとは思えず、今発表すべきではないな・・という感じなのだ。
それらの原稿が使える日が、またいつかやってくればいいのだが・・・

そういえば、僕が以前より褒めていたオール電化であるが、東電に対する強い風当たりもあり、今は非常に評判が悪い。
原発に何かあれば、大変なことになるとは思っていたが、その後計画停電が実施されることまでは予想がつかなかった。
知人の住むオール電化のマンションは、たまたま停電の地域に入っており、日中電気が切れるのはいいのだが、それでタイマーが狂ってしまい、しかも水温を戻すのに時間がかかり、夜は生ぬるい風呂に入ることになったという。
当の東電が、オール電化の仕組みを破壊してどうするのかと嘆いていた。

だが被災地では、予想通り一番復帰が早かったのが電気で、オール電化の家の人たちが相当いい思いをしたと聞いた。
貸家もオール電化で免震構造だと、すぐに借り手がつく状況だという。
今でもやはりオール電化は住みやすいと思っているが、何となく電力の無駄な使用をなくす風潮に反しているし、今となっては電力会社に電気代を払うのを不愉快に思う人も多いだろう。

いずれにしても、何かあったときには電気に頼らない方法で生活する道も用意しておかなければなるまい。
今度のことで東日本の多くの人が不自由な生活を強いられ、ノウハウを得ると同時に、今後いろいろなアイディアも出てくるはずだ。
暗い中での生活も、なかなかいいものだという人も多くなってきた。
そういう価値観の変化で、商売が成り立たなくなり、見直しを迫られる人もいるのだろうが・・・

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宣伝


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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メディアで飯を食っている人間が、政治家や企業、特定の国などからお金をもらい宣伝活動をしていることが、ネット上でばれて話題になっていると、やぴぴの兄さんのサイトに書かれていた。
まあ企業ならそんなものかと思うが、特定の国となると、国家間の思想の違いや思惑もからんでくるので、その活動により日本が国益を損ねる可能性も大きい。
見方によっては一種の売国奴ともいえるだろう。

ネットの利用方法としては、常にあの手この手を考えている業者が、これを宣伝に使うのは当然の流れといえる。
単にいいものを作っても、それを宣伝する能力が伴わなければ、商売としてはダメなのだ。
最近もそれに類した話を聞いた。

知人の会社が、あるタレントの名前を冠したブランド・グッズを売り出す事になった。
ところが、そのタレントのブログで、グッズの話題を出してもらうと宣伝費用がかかるという。
いくらかと思ったら60万円と言われたそうだ。

何十万アクセスもあるような人気サイトだそうで、モノによってはその宣伝効果で爆発的に売れるのだろう。
もちろん知人は、宣伝にそんなに出せないと断ったというが・・・
そのタレントさん自身は、周りの人に気を遣うとてもいい人なのだそうだが(笑)、周辺をガッチリとプロデュースする人たちが固めている。
つまりタレントさん自身が、まさに商品なのだ。

僕のブログでも、自分に縁もゆかりも無い会社の製品を、どんどん褒める記事を載せている。
物欲ブログと呼ばれることもある(笑)
もちろんそれに対する金銭的な報酬は何ひとつ無い。
まあこんな小さなブログにメーカーが宣伝費を出すなんて、誰もそんなこと考えないだろうが・・・(笑)

それにしても、僕にそそのかされて製品を購入した人は、案外多いのではないかと思う。
そそのかすなんて書くと表現が悪いが、別に嘘を書いているつもりはなく、事実をそのまま載せるように意識している。
(ただし、けなす方向での記事はなるべく書かないようにしているが・・・)

ただ世の中の景気が良くなって欲しいという願いはある。
そのためには欲しいと思ったものを人が買わなければだめなので、何かと購入意欲を刺激するような書き方はしている。
それで製品が売れていくなら、別に自分に利益は無くても、けっこう楽しいものだ。
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日曜日の人出


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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一日晴れたが雲も多く、午後は日射しが少なかった。
天気が良く体調もほどほどだったので、重いD3を手に出掛けてみた。
毎週街の様子を見に行くのをノルマとしているから・・・

とりあえず秋葉原で降りて、いつものコースで行くはずが、カメラのファインダーを覗くと何だか変だ。
絞りを変えてもF2.8までしか開かない。
あれ?と思ってよく見たら、マクロの60mmが付いていた。

数日前に時計を撮影した時に、レンズを付け替えたのを忘れていた。
出掛ける前に丁寧にローパスフィルターの掃除までしたのに、まったく気付かなかった。
35mmのつもりでいたので、非常に勝手が狂った。

そのままで行こうかと思ったが、調子が狂ってリズムがつかめない。
やむなく一度家に戻ってレンズを交換することにした。
1時間以上もロスしてしまった。

時間を取り戻すため、歩くのはやめて電車で日比谷まで行った。
その間写真は撮れないから、かなり損した気分・・・
銀座や丸の内近辺をウロウロして、写真を撮ったり時計のベルトを見せてもらったりした。
その後床屋に行った。

日中の銀座の人出はかなりのものであった。
買い物に来たというより、みなが不況風を追い払うことを意識しているような気がする。

しかし日が落ちると、節電のため銀座は驚くほど暗くなってしまう。
夜の時間帯は、一気にお客が減ると、料理店の女将が嘆いていた。
ビルの上から暗闇を覗き込むと、奈落の底のようだという。
やはり灯りのないところに人は集まらないのだろう。



ある事に気付いた。
先日、オフの日にどうかと思い、ボーム&メルシエのクラシマ・エグゼクティブにカジュアルなベルトを組み合わせてみた。
この前ここに載せた青いクロコダイルだ。
しかしどうも、いまひとつしっくりこない。
どうやらクラシマは、くだけた感じのベルトを受け付けないことがわかってきた。
あの時計は、素直に黒いフォーマルなベルトと組み合わせるのが一番いい。

今日はちょっと気分を変えて、オメガのシーマスターにいつもと違うベルトを付けてみた。
カミーユ・フォルネのコノリーのブルティッシュグリーンだ。
以前別の時計のために購入したものが余っていた。

英国のコノリー・レザーは、ロールスやフェラーリなどのシート用皮革としてあまりにも有名だ。
驚くべきは、カミーユ・フォルネのベルトの場合、裏面にも同じコノリーを使っていることだ。
車のシートに使うくらいだから、人の肌との長時間の接触に強いということだろう。

これが意外に合う。
クラシマとは逆の結果になった。
オメガのアクアテラという時計は、一見ビジネス向きの地味なデザインに見えるが、ベルトに応じていかようにも表情を変えることがわかった。
たとえば白いステッチの入ったベルトにすると、なかなかスポーティに変身する。

20mm幅のベルトは手持ちでいろいろあるし、ちょうど海外から変わったものを取り寄せているところだ。
今後も様々な組み合わせを試してみようと思う。
またいつものベルト専門店で、ワンタッチ交換式のバネ棒に加工するサービスを始めたので、気軽に交換できるように、何本か加工をお願いしようと思っている。
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活発化


LEICA X1

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東日本で地震活動が活発化して、近く大きな地震がくるという噂が流れている。
噂というより正式に注意を促すコメントが専門家から出ている。
同時に危険な地域も発表されたが、その中に東京湾が含まれているのを見てぎょっとなった。

ご存知の通り、東京湾を震源とする大地震が起きたら、津波に襲われてえらい事になると以前より何度も書いてきた。
都市の直下型も被害は甚大で、真下が震源となった神戸では、最初にドンと飛び上がってから横に大きく揺れた為に、ビルや高速道路が横倒しになってしまった。
東京は耐震の建物が多いとは言うが、今回の震度5くらいの揺れで、多くのビルの壁にはひびが入ったし、建物のつなぎ目がガバッと開いてしまったという話も聞いた。
だが、津波の被害を目の当たりにすると、湾内で地震が起きた場合、さらに大変なことになるのは誰の目にも明らかである。

以前より東京湾が震源の地震には神経質になっていたが、実際にこの数年で数回起きている。
銀座や大手町の地下街のあるビルには、防潮扉が設置されているものがあるというし、そういうことが起こりうる可能性は、昔から知っている人は知っていたのだ。
地図を見ると、あの辺りは海からさほど離れていないのがわかる。
東北クラスの津波に襲われた場合、皇居のお堀まで一気に行ってしまうだろう。

僕の住む下町は大分内陸であるが、海抜を考えると非常に危険である。
今回のように波が川をさかのぼってきて、堤防が決壊するパターンも考えられる。
母親と話し合い、もし在宅中に発生した場合は、建物のより上の階に逃げることも、今から想定しておこうということになった。
(以前だったら、こんなことを僕が言っても一笑にふされたはずだ)
母親のマンションはカード式の鍵を使って入るタイプで、電気が通じなくなった状態で、外階段にスムースに出入りできるのかわからないので、管理室に問い合わせると言っている。

以前より地震マニアのように、地震については敏感に反応し、いろいろ調べてきた。
しかし最近は極めて現実的な問題になってきたため、地震のにわか専門家が多くなり、僕の知らなかったことを教えてくれる人も多い(笑)
それにしても佐々氏の会見も東京大地震が起きることが前提であったし、遅まきながらも、今そこにある危機に対応する態勢になりつつあるのは、せめてもの救いである。
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わかっていたこと


LEICA X1

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「想定外」という言葉を使う人が多い。
事故が発生した最初の頃から、慌てたように想定外と言った人もいた。
それでかえって、想定外だから自分には責任がないと、予防線を張っているのではないかという疑惑が生じた。
私は決められた数字通りにちゃんとやっている、と言いたいのではないか?

以前より「絶対」という言葉を使う人もいた。
公の場で、絶対に大丈夫です・・と平然と話した。
しかし常識で考えても、世の中に絶対などというものはない。
絶対という言葉を簡単に使うのは、本気でそう思っている場合ではなく、そう言うように誰かから命令されている場合ではないか?

そんなこと、実は最初からわかっていた。
わかっていたが何も出来なかった自分も悪いのではないか・・と思う。
知らなかったで済むのなら、簡単なのだが・・・



今日の時計は、以前Mrs.COLKIDにプレゼントしたものだ。
フレデリック・コンスタントのレディース・ダブルハートビートに、モレラートのリバプールのオリエントブルーをつけたもの。
オリジナルのベルトはいつか日記に書いた通り、白いアリゲーターでカン幅は19mm。

ケース周辺とインデックスにはダイヤモンド、文字盤はホワイト・マザー・オブ・パールで中央の楕円部分には白いハートのギョーシェが細かく入っている。
フレデリック・コンスタントお得意のオープン・ハートは、文字通り二つのハート型に開けられており、そこからムーブメントの動きが見える。
女性用の時計はこのくらい派手でもいいだろう。
機械式なので、女性向けとしては大きくて少し重いが、比較的背の高いMrs.COLKIDにはちょうどいいようだ。

モレラートのリバプールは型押しのカーフで、19mmは用意されていないが、お店で20mmを叩いて付けてもらった。
Mrs.COLKIDが自ら選んだもので、時計になかなかよく合っている。
最初から青か紫にしたいと言っていたが、こういう感覚は女性の方が鋭いのかもしれない。
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