風邪


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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寒い日が続いたせいか、昨日朝起きたら少し熱っぽかった
喉に違和感があり、咳も少し出る。
これはまずいなと思い薬を飲んだ。

以前は総合風邪薬を飲んだが、それだとボーッとして眠くなる。
今は葛根湯か頭痛薬を飲むことが多い。
軽い時は葛根湯で何とかなる。
熱っぽさが強くなってきたら、頭痛薬でないとだめだ。

ただ、このやり方はよくないと医者の友人から注意されている。
頭痛薬は強すぎて、身体がそれに慣れてしまうと厄介らしい。
葛根湯くらいで抑えておくようにと言われる。

でも仕事があるからねえ・・・
今日は体調が優れないからと、会社を休んで寝ていられる身分ならいいが、そうもいかないのだ。
とりあえず何とか症状を抑えて、仕事に支障が出ないようにしないといけない。

頭痛薬も自分に合った銘柄があって、もっぱらそれを買っては家に置いておく。
危ないと感じたら早いうちに飲んでおけば、悪化せずに治まることも多い。
そのお陰か、今朝は比較的調子がよくなっていた。
もっとも夜になるとぶり返すから油断は出来ないけれど・・・

本当はインフルエンザの予防接種を受けたかったが、忙しくて行けないうちにシーズンに突入してしまった。
受けておけば、仮に感染しても症状が軽くて済む。
風邪が治ったら行こうかと思ったが、あの混みあう病院の中で長時間立っている方がよほど危険かな・・・
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メール魔


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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「電話魔」というエド・マクベインの小説がある。
87分署シリーズのひとつで、高校生の頃に夢中になって読んだ。
確率の計算式に基づいて犯罪を犯す天才的な犯人に、警察官たちが翻弄されるシリーズ屈指の傑作である。

それと直接関係はないのだが、知人の話を聞いて、「メール魔」という言葉が思わず浮かんだ。
知人の会社では、一般ユーザーからの製品に対する質問のメールに、ひとつひとつ丁寧に対応している。
毎日のように何通か質問があり、対応の手間は大変であるが、ネット時代に生きるメーカーのひとつのあり方ではないかと知人は考えている。

ほとんどの人は常識的なメールのやり取りで済む。
知人がしっかり回答すれば、感謝のメールをいただき、かえって恐縮することもあるという。
しかし年に数回程度だが、少々面倒な人からのメールが混ざることがあるようだ。

性別はあまり関係なく、男女でほぼ同数の割合であるという。
年齢的には中年の人が多いようだ。
最初はまあ普通の質問であるように見える。
ところがそれに対し丁寧に答えると、そこからメール攻撃が始まる。

ひとつの疑問が解決すると、次の質問が出てくる。
それ自体は普通のことであるが、その度合いが激しく、一日に何回も質問メールを送ってくる。
知人は当然それらのメールに毎回丁寧に対応する。
すると際限がなくなり、あれはどうなのか、これはどうなのかと、永遠に続くかのように連続して質問が来るようになる。
休みの日など返信できないでいると、答えを待たずに思いついた疑問点をメールで次々に聞いてくる。

この人は自分の質問に答えてくれる、と分かったところから、態度が変化するようにも見えるという。
一生懸命に答えたことが、かえって仇になってしまうのだ。
かといって、メーカーは質問に対しては誠実に答えるべきだという信念から、知人はそれを止めることは出来ない。
最後はまるで人生相談のようになってしまい、知人もほとほと疲れ果ててしまうようだ。
メーカーがどこまで対応出来るか見たくて、わざとやっているのではないかと疑いたくなることもあるという。

一番最初のメールのやり取りで、これは危ない相手だなと見極める必要がある。
その場合深入りせずに、なるべくあっさりとした返事を返すようにする。
残念なことではあるが、結局誠意もほどほどにしないと痛い目に遭う、ということだろう。

大手のメーカーでは、お客様相談窓口の部署の人が、精神的に病んでしまい辞める事が多いと聞く。
メーカーにメールで質問しても、返事がやけに素っ気無いことがある。
あれは恐らく散々そういうパターンに遭遇した上で得たノウハウなのだろう。
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予想外


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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染め直した990を履き、たまたま立ち寄った銀座のデパートで、有名な靴磨きの職人さんが出店していた。
これはチャンスだと思い、早速磨いていただくことにした。
(下の写真は磨いた直後に外に出て自然光で撮ったもの)
その結果、意外なことがわかった。

まず染め直した990をじっと見て、はてこれは??・・という事になった。
磨くに当たり、色落ちなどしたら困るので、先にバーガンディを染め直したものであることを告げた。
「ウィスキーコードバンの使い込んだものかと思いました」
という感想であった。
どこで染め直しが出来るのか聞かれ、千駄ヶ谷のお店を教えた。

仕上げの希望を聞かれたので、このブラウンの色味をを変えずに光沢を加えて欲しいとお願いした。
何色のクリームを使うか考えた結果、明るめのブラウンのクリーム2種類で調整することになったようだ。
No.8のコードバンとは違う選択のはずである。

磨きの作業をじっと観察していたが、染め直した染料が落ちるということはなさそうだ。
クリーナーで拭いた時にも、指に巻いた布に色が付いた様子はなかった。
(前の日に自宅でコロニル1909の無色で磨いた時には、ネルに黄色の染料が少し付いた)



磨きの作業の最中、非常に興味深い話になった。
このコードバンは、まれに見るほど品質が高いという。
「コードバンの靴は毎日のように磨きますが、これほどのものはついぞ見たことが無いですね」
と言われた。

こちらは手持ちの中から出来が悪いものを選んで染め直したつもりだったので、その言葉に戸惑ってしまった。
具体的にどのようなところがいいのか尋ねてみた。
「まず表面が滑らかです。最近のオールデンのコードバンは必ずでこぼこがあるのに」
そう言いながら、手を靴の裏側に回し踵の方も磨いてみる。
「ああ、全体がツルツルですね。本当に素晴らしい革ですよ」

確かにオールデンのコードバンはいくつか持っているが、どれも表面に凸凹がある。
さらに詳しく聞くと、いい革というのは「重い」のだそうだ。
つまり革の表面に抵抗感があり、布を動かすと重みを感じる。
このコードバンには、まさにその感触があるという。

磨けば磨くほど良さを実感するようで
「いやあ、見事な革です。羨ましいくらいですよ」
と最上級の誉め言葉。
大量のコードバンに接してきたベテランの言葉だから真実味がある。

もう長く履いているのですか、と聞かれた。
「ええと・・去年買ったばかりです・・・」
「・・・」

てっきり革の品質がいいとされる昔のコードバンだと思われたようだ。
一瞬えっという顔になった。
僕の方も、最近作られたコードバンでも質のいいものもあるのか・・と考え込んでしまった。

「もしかしたら、染め直す時に一度染料を落とすので、それで一皮むけて良くなったということはないですかね」
「いや、それは関係ないでしょう。これは革そのものが本当にいいですよ」
やはり、たまたまいい革の靴に巡り合った、ということだろうか。

念のためもう片方の靴の表面も確かめるように磨く。
コードバンは面積が小さいので、製造できる足数には限りがあり、左右で質感が異なる場合もある。
「ああ、間違いなく両方ともいい革ですよ。冗談でなく本当にいいものです」
と感心していた。

「このコードバンは「当たり」ですよ。大切に履いてください」
そう言われてお店を後にした。
予想だにしない結果に戸惑いながらも、ちょっと嬉しい気分になりながら帰宅した。
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仕上がり


D4 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

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先日紹介したオールデンの990の染め直しが出来上がってきた。
なかなかいい仕上がりである。
一目でNo.8ではないのが分かる。
まずはご覧いただこう。
シワ感もほどよく出ていて、1年前に買ったばかりの靴(実際に履いたのは5回くらい)には見えない(笑)



この靴については、過去に数回取り上げている。
以下がその記事である。

2016年10月27日の日記 到着時
2016年10月28日の日記 紹介
2017年5月12日の日記 その後

990は何年も前に買った大きめで緩いものをもう一足持っている。
そちらの方が同じバーガンディでも美しく見えたので、今回思い切って後から買った方を染め直してみたのだ。
以下が先日書いた今回の染め直し作業に関する記事である。

2017年11月20日の記事



オールデンのコードバンのNo.8は、新品の時は顔料でベタに塗ったかのように無表情な色に見える。
バーガンディと言っても色はかなり濃くて、紫がかったダークブラウンであり、暗いところで見ると黒に見えることもある。
太陽の光が当たると赤みが浮かび上がり、さらに使っていくとシワが寄って色の濃淡が出てくる。
エージングによってカッコよく変化するのだ。

今回の染め直しでは、同じ茶系でも赤味の少ないブラウンを目標としてもらった。
一度最初の色を落としてから染料を入れるが、これが簡単な作業では無いようだ。
単純に上から茶色の染料で染め直しても茶色くはならない。

染めを落としても色が完全に抜けきることは無いので、その色と混ざって茶色になるよう、計算して染料を選んでいくのだという。
微妙な色彩の感性が職人に要求されるのだ。
今回は恐らく黄色系の染料が使われたと思われる。



というわけで、今日早速履いて街に出てみた。
太陽光の下で使用してみた結果、光の当たり方で元々の赤味がわずかに覗くこともあるが、基本的にはいわゆる普通のブラウンに見える。
作業の完成度が非常に高く、とても染め直したようには見えない。

あれっこのコードバンはNo.8ではないぞ。何だろう?・・と分かる人なら思うはずだ。
というか、騙されて驚くはずだ。
大変気持ちがいい(笑)
(実際にはマニアックな靴店にでも入らない限りそんな人はいないのだが・・・)
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セール


D850 + SIGMA 85mm F1.4 DG HSM

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先週辺りからブラック・フライデーのセールのメールが次々に来るようになった。
(ブラック・フライデーに関しては2014年11月29日の日記を参照)
金曜日はすでに過ぎたが、セールはまだ続いている。
日本ではあまり定着していないが、あちらでは盛り上がっているようで、凄い数のメールが行き交っている。
ひとつの販売店から、一日に数回メールが来ることもある。

要は年末商戦が始まったということだ。
クリスマスのプレゼントを買うことは、キリスト教の国では大きなイベントのひとつなのだろう。
30%OFF、40%OFF、50%OFFという数字が並ぶ。
クリスマス直前には叩き売りに近くなるお店もある。

賢い人はこういうタイミングをしっかり押さえているはずだ。
1年のいつセールが行われるか、表を作って管理している人もいるのではないか。
そしてその日のためにしっかりお金をプールしておく。
僕のように無計画に使ってしまうタイプは、損ばかりしていることになる。

ネット通販が主流になりつつあるが、それとともに繁忙期が変化しているのを感じる。
期末の時期が大いに忙しくなるのは今でも変わらないが、ネット・ショップでは思ってもいない時期にものが売れることがある。
どうしたのかと聞くと、楽天のセールが始まったからとか、インターネットならではの事情が絡んでいることがわかる。

上手い具合に、ものが売れなくなる時期にセールをやってくれて助かる場合もある。
しかし考えてみると、購入者の総数はほとんど変わらないわけで、年間を通じて見れば、ピークがならされただけとも言える。
セールが始まるまで買い控えする人が増えれば、逆に売れない時期の悪化は激しくなるかもしれない。
しかもセールで売れても、それは安売りに他ならないのだから、販売店の利益は減少する。

結局冷静に考えると、ユーザーがネットから情報を得て賢くなると、世の中の経済がどんどん悪くなるのである。
そこを知った上で事を進めないと落とし穴が待っている。
結局今まで世の中を良くしてきたのは、お金を回す事を考えてものを買ってきた僕のような人間なのである(笑)
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軽いPTSD


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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Dlifeを見ていると、けっこうショッキングなシーンが平気で放映されることに驚く。
遺体や血、内臓などは日常茶飯事で、嘔吐するシーンも多く、食事中だと気分が悪くなることもある。
米国のテレビ番組はそういうシーンを流しても問題ないのだろうか。
日本の方が規制が厳しいのか、過激なシーンを見ることは少ないが、そのせいか日本のドラマはぬるま湯に浸かっているような印象を受ける。

既にかなり古い作品であるが、「ER緊急救命室」を何度も再放送している。
この番組では、次から次にそういうシーンが流れる。
リアルな映像をテレビで流す番組のはしりかもしれない。

その中で医師のひとりであるロバート・ロマノが、自分の腕を切り落としてしまう強烈なシーンがあった。
ヘリコプターの後部ローターに誤って接触してしまい、片腕がスパッと切断されるのだ。
口は悪いが実力のある医師で、憎まれ役ではあったが、長く番組に出ていて、こちらもそれなりに親しみを持っていた。
そこでいきなりこのシーンなのでショックが大きい。

屋上のヘリに患者を運び込む際、風で書類を飛ばされてしまい、それを拾って立ち上がったところで腕がローターに接触してしまう。
血しぶきが周りにいた人たちの顔に飛ぶ。
切断された腕がドスンと地面に落ちる。
ロマノ医師はショック状態に陥りその場に倒れる。
他の医師たちが大慌てで血の吹き出す傷口を押さえ、切断された腕とともに手術室に運び込む。

思わず画面に見入ってしまったが、それゆえに軽いPTSDになってしまったようだ。
以降そのシーンが目に焼きついてしまった。
しっかりと人格のある登場人物であり、ゾンビが頭を飛ばされるのとは訳が違う。
その事故で亡くなりはしなかったが、結果的にロマノ医師は片腕をなくし、それをきっかけに人生も狂っていく。

それから数日後、同チャンネルで料理番組を見ていた。
鮭を調理していたのだが、胴体の真ん中で二つに切った鮭の尾びれの方を、ドスンとまな板の上に置いた。
その瞬間ギョッとなった。
同時に気分が悪くなった。
頭にはあの腕のシーンが思い浮かんだ。

こういうシーンは、若い頃は見ても何とも思わなかった。
学生時代にはスプラッター系はむしろ好んで見ていたのだが・・・
やはり歳とともに駄目になるのか。

親しみのある登場人物をいきなり失うのは、単に視覚的なものだけではなく、精神面でも打撃を受けるのでショックが大きい。
「NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班」のシーズン2の最終話で、ケイトリンが狙撃され額に穴が開くシーンもきつかった。
あれだけ視聴者が親しみを持った女性が、油断した瞬間にいきなりである。
それを見て以降、しばらく気持ちが晴れなかった。

恐らく役者当人が降板したいと言い出したとか、予算の都合でその人が使えなくなった時などに、そのキャラクターを殺して終わりにしてしまうのだろう。
しかし何も殺さなくてもいいだろうに・・・

と思ったが、子供の頃見ていた「太陽にほえろ!」でも、登場人物を定期的に殉職させるのは常套手段だった。
今日○○が死ぬ・・という噂がちゃんと伝わっていて、皆学校を早く帰って見た。
このやり方は日本でも昔からあるのだな。
たまにスパイス替わりに誰かを殺さないと、視聴率が維持出来ないのだろう。
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カナダの靴


D4 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

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ジョン・マクヘイルの外羽根式キャップトゥ。
サイズは7E。
50年代頃の製品と思われる。

John McHale・・カナダの会社が製造した靴だ。
現地ではマクヘイルでは通用せず、マッキールなどと発音するようだ。
同姓同名のプロ野球選手がいるが、日本でのカタカナの表記はマクヘイルになっている。
フローシャイムの下請けもしていた会社だそうで、製品のクオリティは高い。



古靴では比較的ポピュラーな会社で、コレクターには持っている人も多いようだ。
しかしこの年代、この品質、それにこのサイズのデッドストックが、これから出ることはほとんど無いだろう。
さすがに本国でも在庫が枯渇してきたという。
今後は運良くコレクターが放出すれば手に入るくらいである。



この靴でビックリするのはやはりこの分厚いトリプルソールだろう。
ノギスで測ったら17mm以上もあった(笑)
ディンケラッカーも真っ青だ。
ただその分強靭な作りで、足に馴染むまでが少々大変である。

かなり強烈な一足と言えるだろう。
こういう戦車並みの物量投入型の古靴を見ると、現代の靴があまりにも貧弱で、オモチャのように見えてくる。
いい時代だったのだな・・と思う。


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電子マネー機能


D850 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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ATMの利用者が減りだしたという記事を読んだ。
ATMは設置にかなりの費用が必要なので、銀行はすでにこのサービスからは撤退気味で、もっぱらコンビニに任せているという。
ところがそのコンビニでも、利用者が減る傾向が出始めたというのだ。
ATMの需要は将来は無くなる方向ではないかという分析結果であった。

要は世の中が現金を必要としなくなるということだろう。
つい先日会社の朝礼で、将来は現金はなくなるかもしれないと言ったばかりであったが、早くも身近でそれを裏付けるような事象が現れ始めた。
いろいろなことが予想より早く進んでいく。
恐らく数年後には本当に無くなってしまうだろう。

スマートウォッチが各社から出ている。
まあ過渡期の製品だとは思うが、支払いの際に腕をかざすだけでいいのは、それなりに魅力を感じる。
しかし腕時計は装飾品でもあるので、自分が気に入っているわけでもない時計を着けるのは(しかもお気に入りの時計は外さなければならない)ちょっとなあ・・と思っていた。

今一つ食指が動かなかったが、ソニーから発売されているwena wristだけは気になっていた。
この製品は時計本体ではなく、ベルト側にウェアラブル端末の基板が入っている。
このベルトが単品で発売されれば、自分のお気に入りの時計と組み合わせることが出来るようになる。

すでに金属製のベルトは販売されていて、愛用のロレックスなどと組み合わせて使っている人もいるようだ。
それがここにきて、革製の時計ベルトも発売になる。
金属製のものはスマホと連動する多機能なものだが、革ベルトは電子マネー機能(楽天Edy)に特化しており、その代わり充電をする必要がなくなる。
この割り切りは面白い。
ATMの利用者が減ったのは、スマホ以外にもこういう製品が充実してきたことも影響しているのだろう。

それにしても、時計ベルトマニアとしては黙っていられない(笑)
自分の愛用の時計にベルトを取り付けることで、腕時計型のウェアラブル端末、つまりお財布になってしまうのだ。
18mmのベルトも用意されているので、アンティークのコルトベルトと組み合わせることも出来る。
しかも最初からワンタッチ式バネ棒付きだ!(笑)
価格も決して高くないのでひとつ買ってみようかな・・・

当然次に考えるのは、ベルトをばらして内部の基板を自分の好きなベルトに移植できないか・・ということだ。
何でもソニーならではの特殊なフレキシブル基板が入っているらしい。
しかしまあ、そんなこと言っているうちに、バックルに内蔵したタイプとか、さらに進化したものが出てくるのだろう。
出来ればDバックルに基板を内蔵してほしいなあ・・・(笑)

今のところ唯一残念なのはパスモ(スイカ)と連動しないことだ。
やっぱりパスモとの連携だけはクリアしてもらわないとね。
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amazonの本


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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amazonについて分析した本をネットでみつけた。
すべてを独占し破壊していくamazonのやり方は、結局ユーザーを不幸にしているのではないか、という内容のようだ。
これだけ強大な力を持ってしまったのに、社会的責任についての言及がamazonからほとんど出てこないことについても批判している。

仕事でもよくamazonのことが話題になる。
もしamazonが、売れ行きの良い上位数万点の商品をピックアップして、自社の配送センターの広大なスペースを利用して、ショールームを作り展示したら・・・
町にあるお店はすべて必要なくなるのではないか、という話をする。
確かに、それをされたらもうおしまいだ・・と小売店の人は言う。

で、その興味深い本を読んでみようと思った。
早速本をamazonに注文・・・
プライム会員なので明日には届くようだ(笑)
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最近のDlife


D850 + SIGMA 85mm F1.4 DG HSM

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無料で米国テレビドラマを視聴できるDlifeを毎日見ている。
数年前の作品ばかりではあるが、初めて見るので十分に楽しめる。

現在放映している番組では、やはり「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」が面白い。
登場人物が魅力的だし、しっとりとした映像も心地よい。
もっとも本国では人気が落ちてきており、新シーズンの製作が危ぶまれていたようだ。
さすがに少々マンネリ化してきたか。

最近放映が始まり、欠かさず見ているのが「THE BLACKLIST/ブラックリスト」だ。
主人公のレイモンド・レディントンが素晴らしい。
冷酷で頭の回転が速く、見るからに悪人であるが情もある。
追い詰められて、自分が何のために生き延びるか語る場面は名シーンであった。

「SCORPION/スコーピオン」も、何となく好きで見ている。
天才集団の話のわりに、内容が軽くて単純な活劇になっているのがおかしいが、この勢いでいつまでも続くかなとも思う。
主人公のIQが高いと、その行動をシナリオに書く人も大変なんじゃなかろうか。

この先どうなるのかと調べると、多くの番組に何らかの問題が起きている。
相変わらず、視聴率が良ければ引き延ばして、悪ければさっさと切ってしまう・・という制作側の悪しきやり方を感じる。
終わるべきところで綺麗に終わらせればいいのに・・と思う。
無理やり長引かせても作品を汚すだけだと思うのだが、やはりお金がすべての世界なのだろう。
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染め替え作業中


D850 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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千駄ヶ谷の古靴のお店で靴の色の染め替えをお願いしている。
対象はオールデンの990、コードバンのバーガンディ(No.8)のプレーントゥである。
このモデルを2足持っているが、最近仕入れたものは色が濃く発色がイマイチであった。
そこで思い切って色を染め直してみることにしたのだ。
お店と何度か打ち合わせをしながら作業を進めて、現在は最終仕上がりを待っているところである。

どうせ染め替えるのなら、No.8ではない色にしたい。
ご存知のようにオールデンのコードバンは現在赤茶のNo.8とブラックしか売られておらず、かつて販売されたそれ以外の色はレアカラーと呼ばれて価格が高騰している。
コードバン自体が入手困難な素材と言われているが、特にラベロやウイスキー、シガーといったレアカラーは、現在はヤフオクでしか入手出来ず、新品だと20万円以上というとんでもない価格になっている。

まあ特別コードバンの靴が好きなわけではないのだが、どうせ染め替えるならNo.8以外の色にしてしまったほうが面白いだろう。
さらにムラ感も加えて、履き込んだ雰囲気を出せないものか。
ちょっと王道から外れてはいるが、なかなかクリエイティブな企画ではないだろうか?(笑)

僕のように大量に靴を持っていると、ひとつの靴ばかり履いている訳にはいかないので、エージングにに何年かかるかわからない。
かと言って真新しいコードバンはいまいちカッコ悪い。
それならば少々ズルをして、人工的に履き込んだ外観を作ってしまおう、というわけだ。



最初の状態が上の写真である。
バリーラストでUS7E。
US7.5Dが少し長くて幅が狭いので、7Eがベストかと思ったが、今度は少し幅が広くて羽根が閉じ気味になる。
結局僕の足に完全に合うバリーラストは無いことがわかった(笑)

以下はお店から提供を受けた作業途中の写真である。
このように途中で何度か写真を送ってもらい、色の具合をどうするか話し合う。
大変良心的なやり方だと思う。



上は一度色を抜いた状態である。
本格的に染め直すには、まず色を一度抜く必要がある。
かなり紫色がかっているが、No.8を脱色してこういう色になるのは職人さんも初めてだという。

恐らくホーウィン社が、原皮の状態によって染めの配合や工程を変えているのだろう。
生き物である以上個体差がかなりあると思われるので、これは当然のことである。
実際コードバンの製品は個々に色が違い、品質が安定しないのはご存じの通りである。

色の落ち具合で染め直すことの出来る色も変わってくる。
この色がベースなら茶色系は大体OK、パープルやナス紺といった特殊な色に染めることも可能だと連絡があった。
今回はあくまでブラウン系で、No.8以外の色味ということでお願いした。
No.8の赤みを抜いた、黄色味の強いブラウンをイメージしている。



色を言葉で伝えるのは難しい。
お店と職人さんの間でもイメージの違いがあり、途中ダメ出しをして染め直しもしてくれたようだが、上の写真とともにこの方向でどうだろうかというメールがあった。
赤みの抑えられたブラウンで、ほぼ考えていたものに近いので、これでお願いすることにした。
No.8以外の茶色であるとはっきりわかり、当初の狙い通りの色合いであると言える。

ムラ感に関しては、当初はシワに合わせた染めの濃淡で表現できないかと思ったが、考えてみたらそれだとエージングが進んだ時に不自然な結果になる可能性もある。
やはり色は単一に染めて、実際のエージングやクリームなどでムラ感を出した方が無難かと考え直した。
しかし実際に染めてみると、革の部位やシワの状態によって染料の入りやすいところと入りにくいところが出てきた。
結果的に程よく自然なムラ感が出て、これなら申し分なしという感じになった(笑)

という訳で、現在は最終仕上げの段階である。
程なく完成するであろう。
出来上がってきたらまたここに載せようと思うが、皆さんも大人の遊びとしておひとついかが?(笑)
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アンラインド


D850 + SIGMA 85mm F1.4 DG HSM

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ライニングというのは、裏地のことである。
靴のライニングというと、足を入れる部分の内側に張られた革や布地などのことだ。
一般にしなやかで吸水性、通気性のある素材が使われている。

その内張りがあるのが「ラインド(lined)」、無いのが「アンラインド(unlined)」の靴ということになる。
アンラインドはアッパーの革1枚のみで、革の裏側の荒れた面が剥き出しになっていて、足と直接触れる構造である。

僕の持つオールデンはラインドとアンラインドがある。
同じオールデンでもライニングのあるモデルの方が構造は複雑だし価格も高い。
ライニングがあればクッション性や包まれ感もあるので、そちらの方がいいものだと思っていた。

しかし実際に履いてみると、アンラインドの方がしなやかで快適に感じられる。
これは買ってみて驚いた点である。
同社のカタログでは、アンラインドのモデルはそれを大きく謳っているのだが、そちらの方が好きな人が結構いるのであろう。

僕の持っているアンラインドのオールデンはプレーントゥで、アッパーの革がスエードとクロムエクセルのモデルがある。
それらは踵周りはライニングレザーが張ってあるが、靴の前半分にはライニングはなく、外からは見えないが革の裏側が剥き出しになっている。
カタログにはwith Unlined Vampと書かれている
またライニングのある部分と無い部分のつなぎ目が必要なため、先端のヴァンプの部分と羽根の部分が別々のパーツになっており、ヴァンプの裏側にはライニングが無い。


愛用のオールデンのアンラインドのプレーントゥモデル。(写真はどちらもクロムエクセル)
ヴァンプ部分と羽根部分が別パーツになっており繋ぎ目がある。
ライニングありのプレーントゥも持っているが、そちらは繋ぎ目は無く一体パーツになっている。


靴の先端部は革一枚なので、この季節は何となく寒々しいし、ガードされているという感触も希薄である。
しかしその分軽くて曲りやすくて、履いていて非常に快適である。
その良さを生かすべく、オールデンのアンラインドのモデルは、しなやかなシングルレザーソールが組み合わされている。
ここを頑丈なものに変えてしまうと、恐らく良さが半減してしまうと思われる。

オールデンではプレーントゥの短靴、チャッカブーツ、ローファーなどにアンラインドのモデルが用意されている。
同じクロムエクセルやスエードの靴でも、ライニングのあるモデルもある。
それぞれの良さがあるということだろう。

スエードのチャッカブーツのアンラインドは、ヴァンプ部分だけでなく靴全体にライニングが無いようだ。
スエードのチャッカというと秋から冬にかけて履くモデルであろうから、厚手の靴下との組み合わせが前提か?
季節に関係なく履きやすさを最優先したのがアンラインド、という位置付けなのだろう。
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気になった記事


D850 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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最近読んだ記事ではこれがすごく興味深かった。
Facebookで友人が紹介していた記事だ。
えっ、そうなの!?という感じであった。

「自民党こそリベラルで革新的」:20代の「保守・リベラル」観はこんなに変わってきている
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達成



というわけで、2007年11月17日以来、10年間連続投稿の記録を達成することができました。
(ブログのスタートは2005年03月05日なので、もう12年以上続いていることになります)
これも読者の皆様が支えてくださったお陰です。
本当にありがとうございました。

調べてみましたが、10年連続で更新したブログというのはあまり無いようです。
実際この10年間は、震災など多くの出来事がありましたし、個人的にも激動の10年だったと感じています。
恐らく今後はさらに大きな変動があるでしょう。
しかしこのブログは続けられる限り、続けていこうと思います。
今後とも引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

COLKID
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集中


D850 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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グレードの高い高品質な商品に関する問い合わせのメールをよくいただく。
当然価格もそれなりに張る。
ところが質問者の居住地域を見ると、その多くが東京を中心とした南関東に集中している。
東京、神奈川が特に多いが、それに埼玉、千葉まで入れると、全体のほぼ7割の問い合わせがその地域に集中している。
千件を超える数のメールを集計して、そういう傾向がはっきり出るのだ。

それに次ぐ地域というと、北関東、大阪周辺、名古屋周辺、北海道、九州がそれぞれ数パーセントで同じくらいである。
それ以外の地域は本当に少なく、千件以上のメールの中でほんの数件、あるいは一回も問い合わせが無い県もあるかもしれない。
南関東に異常な集中ぶりを示すのだ。

そこにお金が集まっている、ということなのだろうか?
商品がその地域の人に特に好まれるとか、その地域がネットで問い合わせをする傾向が強いとか、そういうことは無いと思う。
日本で高額商品に興味を示す人は、ほぼ東京周辺に集中しているのだ。
ましてや今後東京オリンピックなどで、さらに集中度が増す可能性が高い。

実際ネット通販のサイトをやっている人から、出荷先の大半が関東に集中しているという話をよく聞く。
距離の離れた九州や北海道への送料は高額になるが、仮に足を出しても、数量は限られるから目を瞑っているという人もいる。
その分は東京への売上の利益でカバーするということだ。
また中国地方に工場を持つメーカーの人が、生産物の7割は東京周辺で売れるので、輸送費を考えると地方で生産する意味が無いと言っていた。

ここにきてその輸送費用が、大幅に値上がりになってきた。
さらに人手不足もあり、来年以降も上がっていくと言われている。
当然のことながら、その影響はかなり大きい。

かつてはネットの商売はどこを拠点にしても同じで、どうせなら維持コストの安い地方の方がいいと言われていた。
しかし現実に物を送るとなると、距離に応じて送料は上がっていってしまう。
現時点では、出荷先の大半を占める東京周辺を拠点にするのが、一番有利ということになる。
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