最終日


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今日はゆっくり休んだ。
午後から軽く銀座を歩いてきた。
人出はまあまあであった。
セールが年明けからなので、お店を覘いても買おうという気にはなれなかった。
すでに休みに入り閉まっているお店もあった。
短時間歩いて、軽く写真を撮る程度で帰ってきた。

明日から奥日光に移動するので、東京では今日が事実上最終日だ。
年の瀬とは言え、すでにお休みに入っているので、のんびりムードである。
明日は朝早くから移動になる。
次の更新は奥日光からになるだろう。
唯一気がかりなのは、年賀状をまったく書いていないことだ(笑)
まあ、いつものことではあるけれど・・・
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カレンダー


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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会社の各部屋の壁のカレンダーを取り替えた。
仕事に関する今年の予定は昨日で終了したので、来年のカレンダーに交換してしまっていい。
けっこうな数が必要で、事務所だけで十数枚は交換した。

カレンダーと言えば年末の挨拶の際に配る定番アイテムで、毎年12月が近くなると大量のカレンダーが集まる。
ダンボール箱がカレンダーの筒で一杯になる。
ところがここ数年不況のせいか数が大分減っていた。

昨年は本数が足らなくて、社内全体に行き渡らず困ったほどであった。
ところが今年はなぜかカレンダーの数が復活した。
久しぶりにけっこうな本数のカレンダーが集まった。
業界としてはまだ不況脱出には程遠い状態なのだが、これがよくなっていく兆しであれば嬉しいのだが・・・

という訳で、今年は多めに集まり、豊富な数のカレンダーの中から自由に選ぶことが出来た。
この壁にはこの会社のカレンダーと大体決まっていて、それをまず割り当ててしまう。
それから残った分を社員に開放し、各自好きなものを持っていかせる。
皆自分の担当している現場で使用するのだ。

おかしなもので、皆が欲しがるカレンダーのデザインは、大体一致している。
絵や写真などは入っておらず、大きめの数字のシンプルなもの、書き込みするスペースのあるもの、と誰もが同じことを言う。
出来れば大安、仏滅などお日柄が分かる方がいい。

そのような要求が多いことを分かっているのか、集まるカレンダーもそういうデザインのものが多くなっている。
実用性重視で使いやすさを競っている。
中には風景写真などの入ったきれいなものと、数字だけのシンプルなものの両方のカレンダーを持って来る業者もいる。
カレンダーにこだわる会社には、毎年何種類か印刷するところがあるのだ。

応接室の壁に飾るカレンダーは、JALの大きなものと決まっていて、これだけは毎年お金を出して購入している。
以前は旅行代理店から毎年いただいていたが、今はそういう付き合いではなくなり、自分で買ってくるしかなくなった。
しかしそのカレンダーを飾れるだけの大きなスペースがせっかくあるのだし、また来客がそのカレンダーに興味を示し話題になることも多い。
そういう意味でも、欠かすことの出来ないアイテムになっている。
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床塗り


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今日は仕事納めだった。
まだ僕の事務関連の仕事は終わらないけれど、現場の稼働は今日まででお休みに入る。
午前中は通常通り生産をして、午後は皆で工場の床の塗装を行った。
休み前の恒例の行事だ。

2液性の床用塗料を混合し、ローラーで塗るのだ。
20数年前、工場を新築した時に、専門家が床を2液性エポキシ塗料で塗る現場を見ていたが、それはそれは凄い臭いであった。
プラモデルなどで塗料の臭いになれている僕でさえ、到底耐えられない殺人的な臭いであった。
数分間嗅いだだけでめまいがしてきて、本当に倒れそうになった。
現場に立っていることが出来ず外に飛び出した。

それが長年の間に改良されたのか、あるいは塗料の種類が違うのか、今使っている2液性塗料の臭いはそこまで酷くはない。
それなりの臭いはするのだが、嗅ぐと即座に倒れてしまうほどでもない。
そこで毎年まとまった休みの前に、皆で床の一部を塗ることにしたのだ。
連休で数日工場が休みになるので、乾かす期間にちょうどいいのだ。
順番に床の塗料のはげてきた箇所を塗り替えていく。

毎年のことなので皆慣れていて手際よく動く。
正確な比率で2種類の液体を混合し、電動スクリューで均一にかき混ぜる。
床の塗装箇所にはマスキングテープを貼り、周辺部を細かく塗装していくハケ塗り班と、中央部の面積の広い部分を塗装するローラー班に分かれて塗装していく。
自分たちが移動するするための道を考えながら、奥の方から順番に塗っていくのだ。

一度混ぜた塗料は保存できないので、作った分を使い切るところまで塗装する。
したがって塗る面積は塗料の続く限り・・である。
塗料の残量との兼ね合いを考えながら、今回はどこまで塗るか決める。
今日も最後は、もう少し塗れそうだ、ということで急遽塗装箇所を延長して、マスキングテープを貼り替えた。

これで新年はピカピカの床で気持ちよく仕事を始めることが出来る。
もっとも明日も出社する僕は、工場内に行くと臭いの直撃を受けることになる。
以前より大分ましになったとはいえ、かなり強烈な臭いであることは確かなのだ。
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IoT


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数年前、あなたの会社はIoTをどう活用しているかという調査があった。
その時点でIoTという言葉の意味がわからなくて、それは一体何ですか?と聞いてしまった。
Internet of Things、即ちモノをインターネットでつないで情報のやり取りをすることだという。

製造業にどのような利益をもたらすのかと聞いたが、機械をインターネットにつなげれば離れた場所で生産管理ができるのだとか何とか・・・
説明を聞いてもいまいちピンとこなかった。
結局その当時は、具体的にIoTがどのようなものか、あちらもよくわかっていないようだった。

回線を機械につなげるという発想は、もう20年以上前からあって、実際その頃米国や欧州から購入した機械には電話回線をつなぐ端子が付いていた。
故障やメンテナンスの際に回線がつながっていれば、本国の技術者がそれを通して機械の内部をチェックして、的確なアドバイスが出来る・・というものだった。
そのためわざわざ専用の電話回線を機械の近くまで引かされた。

しかし国によって回線の方式が違って、ケーブルを接続してもなかなかリンクが上手くいかない。
さらにはあちらの技術者が対応できる昼間の時間(すなわちこちらは真夜中)まで待っていなければならない・・といった面倒な問題が出てきた。
その上あちらは終業の時間になればさっさと帰ってしまう(笑)
結局ろくに使わないまま、毎月回線の基本料金だけ払わされて終わってしまった。

今は家にある一般の家電もネットにつながっているので、以前よりIoTは身近なものになってきた。
10年くらい前に買った電子レンジは、既にネット回線でレシピが表示されるようになっていたし、最近買ったエアコンやテレビは当然のように外から遠隔操作が可能だ。
我が家はものが壊れにくい傾向があり、古いものが多いので遅れてしまっているが、新しい家に住む方たちはもっとIoTを日常で活用していることだろう。

将来的にはIoTは極めて重要になると思われる。
今後AIがどんどん進化した場合、すべての「モノ」をインターネットにつなげておけば、どこか中央にあるスーパーコンピューターの演算能力や、ネットワークで収集した大量のデータを活用して、人工知能的な高度な判断ができるようになる。
考えることはスーパーコンピューターに任せて、各機器はその指示に従う端末・・という形を取れば、モノを大幅に小型化できる上、見かけ上すべてのモノが超高性能コンピューターを搭載しているのと同じことになる。
そう考えると、いかにIoT化が重要であるかわかる。

まずは世界中どこにいても、常にインターネットにつながる安定した環境が必要であろう。
山奥では使えない・・という訳にはいかないのだ。
これから日本中にアンテナを立てるのかな・・と疑問に思っていた。

ところが裏ではそこに目を付けた企業が既に動いているようで、先日会社の広い屋根に中継ポイントを設置させて欲しいという話が来た。
聞くとやはり既存の電話回線より安価な設定で、日本全国に新しく回線網を作ろうと画策しているようであった。
ビジネスチャンスと捉えて着実に動いている企業があるということだ。
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無人


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仕事の方は、今日の午後辺りから大分静かになってきた。
製品が大きいので、遠くに送る荷物は昨日が最後の便で、これ以降はもう運送会社が受け付けてくれない。
今日は近場の得意先が荷物を引き取りに来たくらいだった。

それなのに、年内に届けられないかという、遠くの販売店からの問い合わせが何件かあった。
もっと早くに買えば何とでもなったのに、年末ぎりぎりになって今年中に届て欲しいという人がいるのだ。
普段なら少々無茶でも対応することがあるが、現在の運送事情ではどうしようもなく、無理であると断るしかなかった。

それにしても、今年の年末年始は配送便がみつからずに困った。
先日も書いたが、来年の出張関連の荷物を運ぶ便がどうしても手配できず、頼み込んでやっとの思いで先週末に出荷した。
変則的であるが、荷物を来年まで現地の倉庫で預かってもらうことになったのだ。
そのため製品の開発が間に合わず、中途半端なものになってしまった。

まったく同じことがあちこちで起きたようで、同業者からも悲鳴が聞こえてきた。
年内に製造した分が、運送会社がみつからないために出荷できないというのだ。
当然その分の売上が立たず、12月の売上はガクンと落ちてしまう。

自分たちのせいではなく、輸送出来ないために売上に影響が出ているのだ。
しかも納品出来ないことで機を逸して、お客を逃がす例も出ている。
理不尽さを嘆く怒りの声を聞いた。

対応の意思のある運送会社もあるのだが、依頼が殺到して大混乱になっていた。
で、結局は無理ですと断られてしまう。
恐らく人手不足と料金値上げが混乱のきっかけになったのだろうが、ちょっとした運送業界の反乱ではある。

ただ今後のことを考えると、これは業界にとってはしっぺ返しが待っているような気がする。
輸送が出来ないことは、ネット社会の未来に大きな障害になる可能性がある。
当然輸送の無人化を早急に考えるべきという意見が出るだろう。
いよいよ無人タクシーも始まるというし、これで人間の手を必要としない輸送システムの構築が一気に進むかもしれない。
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タイムセール


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買おうかどうか悩んでいた時計がセールに出た。
クリスマスの数量限定のタイムセールだ。
ショップから届いたメールを何気なく見ていたら、セールのリストにその時計が出ているのをみつけたのだ。
決して高い時計ではないのだが、こうなったら何とかして手に入れたいものだ。

しかし数量は限定2個である。
タイムセールなので時間も限られていて、クリスマスの夜10時からしかオーダーを受け付けてくれない。
まあ価格は定価の数分の一、実売価格の半額以下という破格値なので仕方がない。
問題は注文が殺到するのではないか、ということだ。
この時計なら、僕以外にも狙っている人がいるだろう。

数日前からセールの時間を忘れないようにしなければ・・と思っていたが、往々にしてうっかり忘れてしまうもので、開始の10分前に思い出した。
急いでパソコンの前に陣取り、注文を入れる準備をした。
秒針まで表示される時計を画面の隅に出して、いつでもクリックできる態勢で時間を待った。

試しに発注ボタンをクリックしてみても、セール開始前という表示が出てまだ受け付けてくれない。
やはり10時になった瞬間が勝負である。
数年前にも同じようにトリッカーズが破格値でタイムセールに出て挑戦したことがある。
その時は一瞬で売り切れてしまい、あえなく撃沈された。

そうこうしているうちに、セール開始時刻が近付いてきた。
3秒ほど前からクリックを連打した。
秒針がちょうど真上を過ぎたところで、買い物かごに商品が入ったと表示された。
よし!

カートを見に行くと問題の時計がしっかり表示された。
これで安心だ。
それを確かめてから、購入手続きに進むボタンを押した。

ところが、画面の上に「申し訳ありませんがこの商品は売り切れました」という表示が出て、そこで処理が止まってしまった。
ええっ! ちゃんと一度買い物かごに入れたのに・・・
しかし処理はそこまでで、何度やっても発注にまで進むことは出来なかった。

・・・ほんの2、3秒であったが、一瞬確かめたのが悪かったのか・・・
恐らく何人かが買い物かごに入れるところまで進んだのだろうが、実際の注文は他の人に競り負けたようだ。
そのまま速攻で最後まで処理を進めてしまう必要があったのか。
しかし発注確定の工程で、ろくに内容を確かめもせずクリックを押してしまうのは危険なので、これはなかなか難しい。

それにしても、一度ぬか喜びさせられたので、失ったショックは大きい。
購入できたものと思い込んでしまったので、やはり駄目だった・・という事実を受け入れるまで時間がかかった。
頭にきたので、もうそのショップでは買わないことにした(笑)
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染め直し第2弾


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アレン・エドモンズのコードバンのストランドを染め直してもらった。
元々の色は同社の標準的なブラウン。
前回の染め直しではオールデンンのNo.8の赤みを取ってもらったが、今回は逆に赤味を加えてもらう事にした。

また千駄ヶ谷のお店でお願いした。
ベースとなったのは1645ブラウンのコードバンのストランド。
下が染め直し前の状態だ。



赤い靴をずっと探していた。
しかし世の中に赤い靴って、そう多くは無いことがわかった。
探してもなかなかみつからない。
それならば作ってしまおうという訳だ。

ただ本当に靴の色が真っ赤だと、扱いに困ることも分かっていた。
赤い靴を着こなすのは相当難しいのだ。
現実に履く事も出来る赤となると、エンジ系の暗めの色合いになるだろう。

アレン・エドモンズのストランドには、カーフでオックスブラッドという色がある。
こちらはかなり赤味の強い茶色なので、それを赤い靴として買うことも考えていた。
そこでまてよ、手持ちのコードバンのストランドを染め替えてしまえば・・と気付いたわけである(笑)
赤いコードバンというのも、あまり見たことが無いし、これは面白いかもしれない。



早速お願いしたが、実際に染めてみると、濃厚な赤い色を出すのは難しいことがわかった。
こちらの希望として、暗めの赤でエンジに近いものをイメージしていると伝えてあった。
しかし染めで赤い色を再現するのは難しく、どうしても「赤味の強い茶色」になってしまうと連絡があった。

素材の革の状態も影響するので、こればかりはやってみないと分からない。
今回のアレンのコードバンでは、真っ赤に染めるのは限界があるようだ。
とは言え、写真を見せて貰ったら、決して悪くはない。
希望通りとまではいかなくても、十分赤くなっているし、むしろ実際に履くとなると、このくらいが丁度いいところかもしれない。
という訳で、これでOKですと返事をした。



ムラ感が強めだったので、もう少し抑えられないかと聞いてみた。
しかし革の表面にどうしても染めが強く入ってしまう部分があり、これを消そうとさらに染めていくと、結局濃くなってバーガンディに近づいてしまうという。
それなら今の赤みを活かした方がいいと思い、このままでいくことにした。
ちょっとイタリア靴っぽくなるが、これはこれで悪くない。

以上は写真でのやり取りであったが、お店で現物を見たら予想していた以上に迫力がある。
渋めの赤茶にコードバンならではの質感が加わり、独特の存在感を放っている。
しばらくカウンターの上に置かせてもらい眺めていたが、すっかり気に入ってしまった。
日光の下だとさらに赤みが際立って、ゾクゾクする色合いになる。

コードバンの染め直しは、靴の趣味としては新しい分野と言えるかもしれない。
単に集めるだけではない、クリエイティブな要素が加わるのがいい。
こうなると、染め直すためにコードバンの靴が欲しくなってきた(笑)

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壊れた眼鏡


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愛用している眼鏡が壊れた。
会社で仕事をしていたら、何の前触れもなく、ポロリと耳掛けが根元から折れてしまった。
三越で買った北欧のデザイナーの高級品なのに・・・

実は前にも同じところが折れて、一度買い替えているものである。
眼鏡の作りが華奢というより、僕の扱いが荒いのだろう。
着けたまま居眠りしたりするからだ。

しかしタイミングが良くない。
もう年末でお店は休みに入ってしまうし、来年早々には出張もある。
安物でもいいから、すぐに作ってもらえるお店で、とりあえず買うしかないだろう。

まずは眼鏡が無ければ運転も出来ないので、会社に置いてあった予備の眼鏡を出してきた。
50年代のアンティークにレンズを入れたものである。
壊れたものとレンズの度数は一緒だし、これでとりあえずは見ることは出来る。
作っておいてよかった。

しかし古い眼鏡は作りは頑丈なのだが、かけ心地は必ずしも良くなく快適性では劣る。
レンズの浮かせ方が不十分で(というか日本人向きでなく)表面が肌に接触して汚れるし、耳掛けもJ字型で引っかける方式で耳が痛くなってくる。
それにここまでクラシックなデザインだと意識してお洒落しているように見えて、仕事の時にかけると少しおかしい。
アンティークはいくつか持っているが、以上の理由で僕も休日に街に出る時にかけるようにしている。

止む無く仕事の帰りにデパートに寄り、チェーン店で眼鏡を購入することにした。
レンズ込みで数千円で作れる安いお店である。
最初は少し丸みのあるものにしようかと思ったが、顔が優しい感じになるのは仕事の上で必ずしも好ましくないので、四角いものから選ぶことにした。
かと言って太いフレームでは強くなり過ぎるので、薄手の現代的なデザインを選んだ。
数千円のものはさすがに作りがちゃちに見えたので、1万数千円のそのお店では高価なフレームから選んだ(笑)

レンズの度数は今までのものと同じにしてもらった。
より適したものに変えてしまうと、慣れるのに時間がかかる。
40分ほどで完成するというので、デパートの中をうろついて時間を潰し、完成品を受け取って帰宅した。
今はその新しい眼鏡をかけてここを書いている。

それにしても本当に便利である。
昔では考えられないスピードで出来上がってしまう。
年末年始に長距離の運転や出張を控えていたが、とりあえずはこれで何とかなりそうだ。
年内にもう一度行って、丸い方のフレームでも、もうひとつ予備を作っておこうか・・・
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エスカレーター




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エスカレーターって、よく考えるととても危なっかしい乗り物だと思う。
狭い通路に人が一列に並んで、ある速度で床が移動していくのだ。
機械が急にストップすれば、皆がつんのめってひっくり返ってしまう。
実際時折そういう事故が起きているのはご存知の通りだ。

前にも書いたが、僕はエスカレーターに乗る時は、必ず前の人と一段開ける。
そして片足だけその段に乗せる。
急に止まった時に、その足で身体を支えてやろうと思ってのことである。
実際エスカレーターが急停止したら、よほど運動神経のいい人でもひっくり返るだろう。

先日知人の親戚の女性が、駅のエスカレーターで大変な災難に遭った。
前に立っていた90歳くらいのおばあさんが、その女性の上にいきなり落っこちてきたのだ。
恐らく単純にバランスを崩して、後方にひっくり返ったのだろう。
女性は思わずそのおばあさんを受け止めてしまい、一緒に後ろに転倒した。

その結果、女性は片腕を骨折し、また頭部を打って負傷した。
女性はその場で動けなくなり、頭からけっこうな量出血した。
一方でおばあさんは、女性の身体がクッションになってくれたため無傷であった。
当然人が集まり、辺りは騒然となった。

そこにそのおばあさんの息子と思われる男性が降りてきた。
おばあさんより少し前を歩いていたようだ。
その息子は、母親であるおばあさんが無傷であることを確認すると、おばあさんを連れてさっさとその場から立ち去ってしまった。
要は逃げてしまったのである。

怪我を負った女性は、そのまま救急車で運ばれた。
全治最低でも一か月、恐らく二か月はかかると診断された。
しかしいなくなった親子はそのまま行方知れずで、どこの誰であったのかは判明しないままであった。
駅もトラブルに巻き込まれるのが嫌なのか、防犯ビデオなど使って確かめようという気はないようだった。

女性は今でも自宅療養中である。
決して若くは無いので、怪我が治るまでまだしばらくかかりそうだという。
これはもう、災難に遭ったとしか言いようがない。

少し前に近所のスーパーのエスカレーターの移動速度に変更があり、まるでスローモーションのように動きが遅くなった。
老人のお客が多いので、転んだら危険と考え速度を調節したのだろう。
しかし矛盾するようだが、それはそれでかったるくてイライラする。
浜松町の駅のエスカレーターは速度が速くて乗っていて気分がいい・・なんてことを考えてしまうのは、まだこのような事故の恐ろしさを体験したことが無いからであろう。
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年末


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毎年この時期になると忙しくて、師走とはよく言ったものだとここに書くことが多い。
けっして売上がいいわけではないので、単純に余計な仕事が増えるだけなのであろう。
そこに連休が重なるので、見かけ上超多忙になるのだ。

来年早々九州への出張がある。
いつもなら年末にかけて製品類の準備をしておいて、年明けの便でそれを運ぶ。
ところが今回は仕事始めが週末なので、予定が狂ってしまった。

年が明けても、時間的にトラックが関東に向けて来られないため、九州に戻る便が取れないのだ。
何社かと交渉したが、どこも無理と言われて困り果ててしまった。
最後は自分でトラックを運転して、九州まで運ぼうかという案まで出た。
結局今年の暮れのうちに九州に荷物を運び、来年まで預かってくれる運送会社がやっとみつかった。

その荷物を今週出荷しなければならないので、異様な忙しさとなっているのだ。
もっとも来週になると、遠くまで行く便はもう取れないので、恐らく静かになってしまうだろう。
その結果売り上げも伸びないという、何とも嬉しくない状況である。
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僕は飴をなめるのが苦手だ。
飴をなめないわけではないのだが、口に入れた状態で長時間維持することが出来ない。
どうしても途中で噛み砕いてしまう。
最初の数分は意識してなめるのだが、油断するとガリガリとかじり出し、最後には飲み込んでしまう。

祖母がやはりそうだった。
母親が噛んでは駄目ですよ、なめないと意味がないですよ、と言ってのど飴を渡すと
「噛まないよ」
と言っているのに、口からはガリガリと音がしていた。

こういうのは、やはり遺伝なのだろうか・・・
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沢庵


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工場のパートのおばさんから沢庵をいただいた。
自分の畑で収穫した大根を漬けたという。
自宅用に作った特別に美味しいものだ。

それはいいのだ。
沢庵は、実はあまり好きではないのだが、かと言って食べられないわけではない。
美味しいものであれば、けっこう喜んで食べる。

問題はあの臭いである。
袋に入れた沢庵を渡されたが、たちまち事務所にその臭いが漂い始めた。
急いで台所に持って行き、冷蔵庫に隔離した。

一度臭いを撒き散らしてしまうと、そう簡単には消えない。
事務所に入った別の社員から、臭いがすると指摘された。
中にいると慣れてしまうが、別の環境から入ってくるとすぐに分かるようだ。
お客様が来る場所なのでこれは上手くない。
この寒いのに玄関のドアを開け放ち、とにかく室内の空気を入れ替えた。

ビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫にしまいこんだが、それでも臭いが止まらない。
どういうことなのだろう、まるで臭いが樹脂の袋を透過しているかのようだ。
冷蔵庫を開けるたびに臭いが吐き出されて、他の部屋にいても開けたのが分かるほどである。
しかもその臭いがいつまで経っても消えないのだ。

仕方なく冷蔵庫から沢庵を出し、建物の外に持ち出した。
事務所から離れたところにある裏口に、プラスチック製の樽に入れて置いた。
日陰だしこの季節なので、そのまま放置しても大丈夫だろう。
それにそこなら人もほとんど来ない。
食べる時にだけ沢庵を取りにいけばいい。
しかしこの臭いでは、いくら美味しくても家に持ち帰ることが出来ない。

ずいぶん以前の話であるが、やはり沢庵にひどい目に遭ったことがある。
電車に乗っていると、隣におばあさんが座った。
荷物を一杯持っていたが、その中に沢庵が入っているらしく、漬けた大根の臭いがしてきた。
やがてそのおばあさんは電車を降りていったが、その臭いは車内に残った。
特に僕の隣のおばあさんが座っていた辺りに強く充満していた。

そこに二人の女子高生が乗ってきて、入れ替わりでその席に座った。
すぐに臭いに気付き不快そうな顔をした。
僕は寝たふりをしていたが、その二人がヒソヒソと話しているのが聞こえてきた。
どうも臭いの発生源は、すぐ隣にいる僕だと勘違いしているようだ。

ひとりが怒りながら「本当に迷惑よね。その人に言ってやりなさいよ」などと話している。
僕のせいで車内の皆が迷惑をこうむっており、自分たちがその被害者の代表だと信じ込んでいるのだ。
結局口に出しては言われなかったが、最後まで僕は犯人扱いで、二人から睨みつけられていた。
たかが沢庵ではあるが、その強烈な臭いは、時に暴力的な結果をもたらすこともあるのだ。
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印象


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今朝は都心でも氷点下になった。
郊外を車で走っていたら、家のないところで外気温がマイナス3度までいった。
明け方の一番気温の下がる時間帯である。
雪が降っているわけではないが、路面凍結は十分あり得る。
既にタイヤは交換してあるので、ノーマルタイヤよりは安心感がある。

交換したミシュランのスタッドレス(ランフラット)であるが、まだ雪の上を走ってはいない。
しかし普段のドライな道を走る限りにおいては、なかなかいいタイヤだなと感じている。
もちろんノーマルタイヤに比べれば基本性能は劣るのだが、それなりに上手くまとめられている。

以前履いていたBSと比べると、ダイレクト感はBSの方が感じられる。
特にハンドルを切ったときの初期反応はミシュランの方が鈍い傾向がある。
しかしあくまでチューニングの文法の違いで、ミシュランが悪いというわけではない。

例えるのは難しいが、ものを掴む時にBSは革の手袋、ミシュランはニットの手袋をはめて掴むような感触の違いがある。
それぞれに長所短所があり、どちらがより優れているというわけではない。
もっとも僕の使っていたBSは4年も前の製品だし、ミシュランはご存じの通りつい最近購入したものだ。
スタッドレスは毎年のように進化しているので、正当な評価とは言えないかもしれないが・・・

普段大人しく走る分には、ミシュランはとてもバランスがよく安定している。
乗り心地がよく、それでいて張り感も程々にあって、強い不満は感じさせない。
無茶な走りをしなければ、これで十分かな・・とも思えてくる。
大人はこうやって走るのだよと教えられているようだ(笑)

どのくらい力がかかると滑り出して、どのような崩れ方をするのか見ておきたくて、軽くパワースライドさせてみた。
案の定すぐに電子制御が働くので、グリップ自体はほどほどのようだ。
スタッドレスはどこの製品も、パワーをかけるとグニャッと崩れるような感触になるが、ミシュランの場合は比較的自然な崩れ方をするように感じた。
まあこの実験をあまりやると、あっという間に山がなくなってしまうので、これ以上やる気にはなれないが・・・(笑)

僕にとってミシュランは、今日はジェントルに走ろう、という気持になるタイヤである。
グリップの範囲内で走ろうとするので、必然的に大人しくきちんとした走りになるのだ。
今年は雪が多そうなので、程なく雪の上での性能も試すことになるだろうから、その時はまたレポートする。
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寒い休日


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午後から千駄ヶ谷のお店に行った。
実は昨日も行ったのだが、その後飲み会に行かなければならず、買い物した荷物を預かってもらったのだ。
防寒性の優れた軍用のジャケットで、山奥に行った時のために車に積んでおこうと考えたのだ。
それを受け取りに行った。

今日は寒かった。
マフラーと帽子が必携であった。
そのまま表参道まで歩き、イルミネーションの中を歩いてから帰宅した。
もう年末が近いから当然ではあるが、人は大勢出ていた。

大して動いていないが寒さのせいか疲れてしまい、夕食後はソファーでぐっすり寝てしまった。
またいつものパターンである。
夜中にここを書いているが、これからまたベッドに戻る(笑)
では・・・
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飲み会


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飲み会に行った。
二次会で友人に場末の変なバーに連れていかれた。
そこで質の悪いお客に絡まれた。

友人はかなり怒っていたが、僕は平然として黙っていた。
友人はよく我慢したなと驚いていたが、僕はそんなことで怒って騒ぎを起こすわけにいかない立場にある。
まあ相手は酔っぱらっているのだし、自分もお酒が入り判断能力が狂っている可能性があると思い、黙って何もしないのが無難だと考えたのだ。

しかし普段飲みに行く事のない僕には、今日はいい勉強になった。
酔っぱらった人間の集まる場所というのは、やはり罠がいっぱいあるものなのだとわかった。
君子危うきに近寄らずであるが、今後も友人たちと飲む機会は増えそうなので、気を付けて行動しなければと肝に銘じた。

それはそうと、なぜカラオケなどというものがあるのかも僕には理解できない。
音程の狂った歌をひっきりなしに聞かされて、気分が悪くなって食欲も減退してしまった。
こちらにも歌えと強要されて、最初は断っていたのだが、仕方なく1曲だけ歌ったら、今度は相手が怒りだした。
上手いとは言えないまでも、歌えと言われれば歌えない事はないのだが、下手だから拒んだと思っていたらしい。

それにしても、楽しく飲めればそれで十分だろうに、そうまでして歌う理由は一体何なのか・・・
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