あちらの時計


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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以前eBayでロシア製の腕時計を買うことがあった。
機械式の時計が、1、2万円程度とリーズナブルな価格で購入できるのだ。
いくつか持っており、過去に何度かここで紹介したこともある。
高級感こそ無いが、性能はそこそこよく、中には日差1秒ほどの優秀なものもある。

デザインとしては変わり種が多く、遊び心も感じられる。
ただこちらとはセンス面で少し違いがあるようで、本気なのかジョークなのか分からないところがある。
まあ、ゲテモノと呼んでいいであろう。
それゆえコレクションしたくなるような面白さもある。

eBayを開いたら、お勧めアイテムとしてロシア製の時計が表示された。
My eBayにいくつか登録したままだったので、今でも僕が興味があると思い表示してきたのだ。
見てみると発送元は何とウクライナとなっている。
それで思い出したが、ロシア製の時計の多くは、ウクライナやベラルーシの出品者から購入していた。

意外なところで両国と繋がりがあった。
現在出品されているものを見てみると、発送地はウクライナのキーウやハリコフなど、最近よく耳にする地名が出てくる。
戦闘の舞台となっている都市である。
もっぱら被害を受けた町の映像であるが、テレビやネットで映し出されることも多く、以前より地名が重くリアルに響く。

eBay上に載っているということは、取引としては機能しているのだろう。
でも向こうは大混乱であろうし、郵便などの事情も分からない。
出品者がそのままどこかに行ってしまった場合も考えられるだろう。
仮に落札したとしても、果たして無事届くのであろうか・・・
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味噌餡


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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柏餅は味噌餡に限る。
東京の人はそういう人が多い。
僕も味噌餡の方が好きだ。
Facebookでその話題になったら、高校時代の同窓生にも同意見の人が多かった。

近所の商店街に和菓子屋さんがある。
餡子の入ったお菓子やお団子がガラスケースに並んでおり、それ以外にも海苔巻きやいなり寿司、赤飯なども扱っている。
いわゆる町の庶民的なお団子屋さんである。
意外に人気があるようで、近所の主婦に混ざって、会社帰りの中年のサラリーマンなどが、店の前に並んでいることもある。

5月の端午の節句の頃、ここで味噌餡の柏餅を売っていた。
ここの味噌餡はなかなか美味しいのだ。
東京らしく味が強めではっきりしている。
下手に高級な上品さが無いところがいい(笑)
前を通るたびに、いくつか買って帰るようにしていた。

母親も好きなので、帰りに母親のマンションに寄っていくつか置いてくる。
母親は餡子が大好物だが、柏餅に関しては味噌餡の方が好きだ。
というか、普通の餡子の柏餅ならいらないと言う。
母親に言わせると、味噌餡の柏餅は、普通の餡子の柏餅とは違う食べ物なのだ。

そのためお店でも味噌餡の柏餅しか買わない。
欲しいのは味噌餡のみで、普通の餡子の柏餅はいらないのだ。
味噌餡だけ6個・・という具合に買う。

数日前、また味噌餡の柏餅が食べたくなり、商店街のお店に寄ってみた。
ところが、普通の餡子のものは売っているのに、味噌餡の柏餅がない。
「あれっ、今日は味噌餡はないんですか?」とお店の人に聞いてみた。

ちょうど作業場から男性の職人さんが出てきて、店頭にお菓子を並べていた。
その人がぶっきら棒に、
「ああ、味噌はもう今季は終了。また来年ね」
と言った。

がっくりきた。
このお店では味噌餡の柏餅は、端午の節句の前後しか作っていないようだ。
つまり丸1年食べられない・・という事だ。
ショックであったが、普通の餡子では味噌餡の代わりにはならない。
じゃあ仕方ないかと、何も買わずに店を出た。

昨日お店の前を通ると、何とガラスケースの中に味噌餡の柏餅があるではないか。
あっと思ってお店に入った。
当然それを何個か包んでもらった。
味噌餡また作ったんですね、もう今季は終わりだと言っていたのに・・・とお店の女性に聞いた。

するとまたあの職人さんが作業場から出てきた。
男性は話に入ってきて
「へへ・・また少し作っちゃった。材料が残っていたから。でも今年は本当にこれでおしまいね」
と言った。

考えてみたら、先日味噌餡が無かった時、僕が何も買わないで帰ったのは、あちらにしてみればショックだったのかもしれない。
お客から、普通の餡子の柏餅ならいらない・・と言われたのだから。
恐らく他にも味噌餡専門のお客が何人かいるのだと思う。

包んでもらった柏餅を手に、店を一度あとにした。
しかし途中で「まてよ・・もう今季は入手できないとしたら、母親の分も買っておかないと・・」と思いついた。
今年の味噌餡は終わりだと言われたことを話した時、母親もがっかりしていたのだ。
再度お店に戻り、味噌餡の柏餅をあと数個買い足した。
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鉄鋼


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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鉄鋼関係のメーカーの人が来社した。
鉄の価格は世界規模で同期して変動する。
以前も書いたが、このところ凄い勢いで鉄の価格が上がっている。(2022年4月23日の日記
メーカーの担当者は、現状と今後の予測について伝えに来たのだ。

以前は値上げと言っても数パーセント程度であったが、この数ヶ月の上がり方は異常と言っていい。
原価計算の際、10年ほど前はキロ当たり120円弱で計算していた。
それがじわじわと上がり、昨年はキロ当たり140円前後になっていた。
ところがこの2,3ヶ月で、一気に160円、180円と上がった。
程なく200円になり、その後はもっと上がる可能性が高いという。
つまり鉄を原料とする製品の価格は、現時点で1.5倍から2倍になっておかしくない。

しかも戦争の影響は現時点ではまだ出ていないという。
ウクライナでの戦争による影響が、日本に出始めるのはこれからである。
それにより、今後さらに鉄の価格が上がるだろうが、それ以前に物が手に入らなくなる可能性も出てきている。

ウクライナの製鉄所が攻撃されて壊滅したのはご存知の通りである。
映像では敷地が広く見えるが、実際の生産量はそこまで多くはなかったようだ。
もっと大規模な製鉄所がベルギーなどにあり、とりあえずはそちらで補うことを考えているという。
そのため日本に直接的な被害はないと思われるが、じわじわと間接的な影響を受けることになりそうだ。

欧州ではどうしても鉄が不足し、その分の注文がインドに殺到した。
インドはすぐに生産が一杯で対応しきれなくなり、次の候補地は中国になった。
しかし中国は生産を抑制している上、自国の需要に応える方が重要で、よそに回す気はあまり無いということが分かってきた。
次の候補地は韓国になり、その結果韓国から原料を多く仕入れている日本への供給が減少する、という流れになりそうだという。

価格が上がる事も問題であるが、それ以前に材料が手に入らないのは致命的である。
すでに欧州車などは、部品不足のため性能を落とすモデルチェンジを行っているそうだ。
だが、たとえ品質が落ちても、現物が手に入るだけ幸運・・という時代になるかもしれない。

今後原料不足がより具体的に露呈することが予想され、原料メーカーも今から得意先と話し始めているわけである。
まずは長年の付き合いのある得意先を優先し、急に原料を求めてきた新しい相手は断る方針だという。
過去に高圧的な態度で下請けに値上げを許さなかったところや、天秤にかけて安い方にさっさと移ってしまうところがあった。
だが、そういうコストしか考えない会社は後回しにされるだろう。
時代はデジタルと言いながら、こういう緊急の時は、アナログ的な人間同士の付き合いが生きてくるようだ。
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パープル


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コンバースのオールスター 100 ゴアテックス OX。
色はパープル。
サイズは8(26.5cm)。



パープルのオールスターが欲しくなって購入した。
自分のサイズがたまたま1足だけ売れ残っていたこともある。
買ってみたら、ゴアテックス仕様で雨にも強いモデルだった。
何だか少し得したような気分(笑)

最初は差し色として使うつもりであったが、意外に大人しい色で周囲にすんなり溶け込む。
むしろ普通に履いた方がいいと思い、考え方を変えた。
今は靴に合わせて、紫の入ったシャツなどと組み合わせている。
雨の日でも明るめの格好で歩くことが出来て重宝している。
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職務質問


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駅の改札を出たところで、最近よく警察官が立っている。
都内のあちこちの駅で、そういう場面に遭遇する。
大きな駅では、改札の外ばかりでなく、駅の構内を数人で歩いているのも見かける。

改札を通過する人や通行人をじっと見つめている。
その目がけっこう鋭く、緊迫した空気を感じさせる。
治安が悪化していて、取締りを強化する号令が出ているのかもしれない。

当然、職務質問をする対象者の基準があり、それに適合する人物かどうか選別しているのだろう。
以前もそうだったが、疑うべき人物の特徴を何項目か書き出したリストがあるはずだ。
対象者をみつけたら、前後から挟み撃ちをかけるため、たいてい複数の警察官が立っている。

どうやら僕は、ほぼ対象から外れているようだ。
以前は何度も職務質問に引っかかって困惑したこともあったが、ある時からそれがピタリとなくなった。
もちろん、慌てて目を逸らして、別の方向に進んだりしたら、すぐに捕まってしまうだろうが・・・(笑)

彼らの反応を見ながら、わざと目前を通過してみたが、こちらにはまったく興味を示さない。
一瞬目が合っても、引っかかることなく目が他にいく。
どうやらひと目見て違うと判断できるほど、不審者の特徴に合致しないようだ。

構内のカフェで朝食をとる機会があり、コーヒーを飲みながら、改札の前で見張る警察官をしばらく観察した。
こう言っては失礼かもしれないが、本当に真面目に改札方向を見張っていて、目を離す瞬間がほとんどない。
たまに別の警官が来て、何やら話し合っているが、その間も目は改札の方向を向いている。
本気で怪しいやつはひとりも逃さないつもりのようだ。

インバウンドで外国人が大勢いた頃、Mrs.COLKIDが、体の大きい黒人と警察官が駅でトラブルになっているのを見た。
職質を受けた黒人男性が激高し、凄い剣幕で怒鳴っていたそうだが、思わずすくんでしまう程のパワーだったという。
映画でそういうシーンを見ることはあるが、本物の迫力は半端ではないようだ。
あれほど体の大きさが違うと、確かに訓練された人たちでないと太刀打ちできない。

先日は駅の通路を歩いていると、改札のそばで通行人が職質を受けているのが見えた。
二人の警官がピタリと前後を抑え、相手を逃げられないようにして、持ち物も全部開けさせて検査している。
まるで犯罪者扱いである。
あそこまでする以上、余程リストにピッタリ該当するのだろう。

どういう人が対象になるのか興味があり、通り過ぎる時に観察してみた。
職質を受けているのは、迷彩のズボンを履き、キャップを深くかぶった、眉を剃った若い男であった。
まあ、あれなら誰が見ても怪しいと思うわな・・・
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殺し屋


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NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を毎週楽しみにしている。
さすが三谷幸喜氏脚本だけあり、面白くて見応えがある。
氏の作品は独特の軽妙な語り口が特徴であるが、今回の物語は権力の座を巡る殺し合いという重いテーマを扱っている。
随所に散りばめられたユーモアと、血生臭い殺し合いが絶妙にブレンドされており、今までに無いブラックな面白さを味わうことができる。

野心を持たず平和な暮らしを望む若者であった主人公の北条義時(小栗旬氏)が、否応無く巻き込まれた権力闘争を勝ち抜き、武家の頂点にまで上りつめていく姿が描かれる。
必要ならば、たとえ相手が子供でも容赦なく殺してしまう・・という時代で、穏やかな性格であった主人公も、その渦に飲み込まれていく。
親しい間柄でも、将来自分の敵になり得るとなれば、先に裏をかいて消してしまわないと、逆にいつか自分がやられてしまう。
ネット上の感想でも、だんだんと表情の変わっていく主人公に対し、ダークサイドに堕ちた・・などと言う人もいる。

物語の中に、梶原善氏の演じる善児という架空のキャラクターが出てくる。
いかにもその辺にいそうな、表情に乏しい無口なおじさんなのだが、主から命じられたままに相手を殺していく殺し屋である。
その腕は確かで、後ろからそっと近付き、刃物で首を切って殺害するのが得意技である。

この人物が出る回では、誰か主要な人物が死ぬことになるので、クレジットに善児の名前が出るたびに背筋が凍る・・という人も多い。
殺しが天職のような男で、特にこの時代では重宝する存在なので、たとえ自分の雇い主が失脚して殺されても、次の権力者によって雇われる。
雇い主に命じられれば、殺す対象が自分の前の主でも、躊躇せずに首を掻き切る。
精神面でどこかが欠落しているとしか思えない男だが、こういう時代だからこそ、実際に手を下す汚い仕事をする人物が必要とされたのだ。

最初にこの人物が出てきた時、どこにでもいそうな地味で寡黙なおじさんなので、早々に殺されて消えると思われた。
しかもいきなり年端のいかない子供を川遊びに連れて行き殺害する・・という役であった。
明らかに「悪」の存在なので、往々にして正義が描かれるドラマでは、成敗されて然るべきキャラクターなのだ。
ところがこの厄介な男が、重要な登場人物を次々に殺す役を担い、しかも当人は毎回生き延びて次の主人に仕えていく。

視聴者も、愛着のあるキャラクターを簡単に殺されてしまい、次第にこの男に対する憎悪が増していく。
そして、いつこいつが殺されるのだろう・・という期待(?)が高まっていく。
そういう不穏な感情を視聴者に持たせること自体が、一種のブラックユーモアになっているところが上手い。
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ボタン


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パソコンを新調した時に、まずは本体に付属していた有線のマウスで動かし始めた。
しかしご存知の通り、付属のマウスはコストダウンした最低限の性能のものだ。
後から自分の好きなものに買い換えることが前提であろう。

しばらく使ったが、やはり不満が出てきた。
とりあえず以前使っていた年季の入ったマウスに交換してみたが、せっかくパソコンが新しくなったのに、マウスだけ古いのもなあ・・・
と思い、ヨドバシに新しいマウスを買いに行った。

あまり考えずに、手で触れてみて、掴みやすそうなものを選んだ。
いわゆる5ボタン式のマウスで、人差し指と中指で押す通常のボタン以外に、左側面にふたつ小さいボタンが付いている。
現在市販されているマウスの多くが、この5ボタン式である。
ゲームなどやる人は、さらにボタンの多い高機能マウスを使いこなす事が必須のようだ。

しかし、前から感じていたのだが、側面に小さいボタンのついたマウスって、凄く使いづらい。
4つめ、5つめのボタンが親指の上にあるのだが、押したくない時にそれに触れてしまう事があるのだ。
僕の親指が太めなのか、あるいは扱い方がラフなのか・・・

マウスを掴んだ時や、ちょっと置く角度を変えたい時などに、その増設されたボタンを意図せずに押してしまう事がある。
これは、ああ、押しちゃった・・で済まないほど、致命的なミスとなる。
通常このボタンには「戻る」が割り当てられているが、途中まで作った原稿が、これでポンと消えてしまうことがあるのだ。
これは衝撃が大きい。

別の機能に割り当てを変えることも出来るが、誤って押せばその機能が働いてしまう事に違いはない。
ボタンの機能を無効にすればいいが、手が触れてカチッと音がするたびにドキッとする。
そもそも使えないボタンなら、最初からそこにボタンのない3ボタン式の方がいい。
その方が安心して使うことが出来る。

5ボタン式を数日使ったが、案の定何度か痛い目に遭い、使うのが嫌になってしまい、再度お店に3ボタン式のマウスを買いに行った。
ところが3ボタン式はもう旧型のようで、売り場はもっぱら5ボタン式が占めており、選択肢は非常に少なかった。
3ボタンの方が使いやすいのにな・・と思い、ネット上を見てみたが、そういう意見はほとんどみつからなかった。
という事は、やっぱり僕の使い方にどこか問題があるのだろうか・・・
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お祭り


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代々木八幡宮の金魚まつりを楽しんだ。
こういう雰囲気は久しぶりだ。
子供の頃は地元の夏祭りに毎年のように行ったものだが・・・

お祭りってどこか怪しい雰囲気が付きまとうものである。
しかし代々木八幡の金魚まつりは、地元の町内会の人たちが復活させただけあって、クリーンで安全な雰囲気を強く感じた。
気を配る人たちが随所に立っており、子供連れの若い夫婦などが大勢やってくる。
そういう意味では、新しい時代のお祭りとも言える。



多くの子供たちが、ゲットした金魚をビニール袋に入れて持ち歩いている。
中には手にいくつもの袋を提げて、ご満悦の子供もいた。
結構な数の金魚が、各家庭に持ち込まれたはずだ。
何匹かは何年も生きて大きく育つであろう。



冷静になってみれば、お祭りの景品って、貰っても困るようなものが多い(笑)
しかし景品を獲得するゲームに子供たちは夢中になる。
目の色を変えて、いくつ獲ったかを競う子供もいた。

それを見ていて、お祭りってけっこう欲望渦巻く世界なんだな・・と思った(笑)
まあ、自分の頃も同じようなものであったが・・・
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金魚まつり


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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朝は曇っていたが、途中から太陽が顔を出した。
午後には日差しが強い一瞬もあった。
久しぶりに光を得た日曜日であった。

代々木八幡宮に行ってきた。
5月の第四日曜日で、金魚まつりが盛大に開かれていた。
境内では金魚すくい、風船つりなどの露店や、研究会によるお囃子の披露などが行われている。
また参道には個人のバザーのお店がスラッと並ぶ。
子供連れの参拝客が大勢訪れて、かなりの賑わいを見せていた。
久しぶりにこういう人混みを味わった。

代々木八幡宮には初めて行ったのだが、いい神社だな・・と思った。
本殿ではスーッと身体の中を浄化してくれるような透明なパワーを感じた。
また隣にあるお稲荷さんは、有名なパワースポットらしいが、一歩足を踏み入れただけで、ここは凄いぞ・・と感じさせる雰囲気がある。
お祭りの喧騒から離れて、神社を参拝する人が絶え間なく続くのは、その力を知っていて、いつもお参りに来る人たちなのだろう。

夕刻になって予約しておいた床屋に行った。
最近は床屋の予約が簡単に取れない。
人手が不足しており、需要に応えきれない状況のようだ。
どうせ一か月後にまた行くのだから、次回の予約も取ってしまう方が良さそうだ。
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カラー


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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最近コンバースのオールスターをよく買う。
いろいろな色を揃えて、その日の服装に合わせて変えてみたくなる。
いや、靴に合わせて服を選んでいるという方が正しい(笑)

スニーカーの原点とも言えるスタンダードな形状であるため、履いただけでカジュアルな雰囲気が加わる。
また色の種類がとりわけ豊富なので、刺し色としても使いやすい。
レッド、パープル、オレンジ、グリーン、グレー・・・
ガチャの景品のように、いくつも揃えたくなる(笑)

電車の中などでも、足元を見ると、オールスターを履いている人の比率が驚くほど高い。
先日も電車から降りようとドアの前に行くと、僕の前に立った女性が、僕と同じくオールスターだった。
その前に立つ女性もオールスターで、まるで家族のようにオールスターが3足並んだ。
で、ドアが開いたら、待っていた先頭の男性もオールスターだった(苦笑)
それ程多いにもかかわらず、生活に溶け込んでおり、嫌味にならないところが凄いなと思う。

ご存知の通り、日本で売られているコンバースは、伊藤忠商事が商標権を持ち、日本独自に企画・販売されたものだ。(2022年2月4日の日記
ナイキ傘下の米国のコンバースとは違うものであるが、日本は日本でなかなか面白いものを出している。
そのため海外では逆にメイド・イン・ジャパンのコンバースが人気だという。

日本のコンバースも、セールで5、6千円で売られているものは、海外の工場で作られたものだ。
ムーンスターが作っている日本製のコンバースは1万数千円する。
ある人が、ABCマートの安いコンバースは使い捨て前提の製品だから・・と言っていた。
しかし、だからこそ気楽に思い切った色を試すことが出来る・・とも言える。
安いものは安いもので魅力があるのだ。

休日の朝、オレンジのオールスターを履いて都内を歩いた。
一度帰宅して、再度午後から都心に戻った。
その時は、赤い革のコンバースに履き替えた。
大したことではないが、実に楽しかった(笑)
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カワセミ


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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朝早く、駅で電車を待っていた。
向こうから小さめの鳥が一羽、スーッと飛んできた。
ホームに立つ僕の、目の前の線路の上を通過していく。

あまり見たことの無い形の鳥だな・・と思い、飛んでいく鳥を目で追った。
光の加減で、体が青く光るのが見えた。
あれっ、カワセミじゃないか。
何でこんなところを・・・

ハトやカラスやムクドリは、この周辺にも沢山いる。
しかしさすがにカワセミは初めて見た。
それも駅のホームを飛んでいくなんて・・・

都内のあちこちに、大きな池のある庭園や公園がある。
作られた自然ではあるが環境がいいので、撮影に行くと時折カワセミが飛んでいるのも見る。
このカワセミも、どこかの庭園から迷い込んできたのかもしれない。
でもここは繁華街で、周りはコンクリートばかりで、餌のいそうな川も無い。

線路の上は電車が来るから危ないぞ・・・
心配になり、思わず身を乗り出して行く先を見た。
ホームに立つ他の人たちは、自分のスマホを見るのに夢中で、目の前を飛んでいくカワセミには気付く様子はない。
先の方で、カワセミに驚いた他の鳥たちが、さっと飛び立つのが見えた。
カワセミはただひたすら線路に沿って、スーッと真っ直ぐ飛んでいった。
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11


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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デルのノートXPS13のOSを、Windows10から11にアップグレードした。
特に必要だった訳ではない。
デスクトップでWindows11をしばらく使って問題なさそうだったので、ノートのOSも合わせようと思っただけだ。
比較的新しい機種なので、11のシステム要件は満たしている。

データをダウンロードするのに結構時間がかかった。
まあOSを入れ替えるのだから仕方がないか。
1時間以上かかって正常にアップグレードされた。

普通に動いている。
それだけだ(笑)
以前と比べて、それほど変わった感じはしない。
例によってメニューが真ん中にあるので、11だと気付くくらい。
だから特にメリットも感じない。

では何のためにアップグレードするのか・・という事にもなるが・・・(笑)
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イメルダ


Z7 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

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Mrs.COLKIDとの会話

「本当に靴ばかり買って、あなたはまるでイメルダ夫人のようだわ。
 私は友人にあなたのことを「我家のイメルダ」って言っているのよ。
 イメルダ夫人でさえ、こんなに沢山靴を持っていないかもしれない」

「そうか・・では君はさしずめ「我が家のマルコス」だな」

「・・・(ギャフン)」
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ハイボルト


Z7 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

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横を通ろうとした時に、椅子の上に置いてあったタオルが床に落ちそうになった。
思わずそれを止めようとして、変な体勢で手を伸ばした。
その時に腰を痛めてしまった。

かなり酷く痛めてしまい、その場で腰を押さえたまま、あいたたた・・・となった。
歩くどころか、立つのも辛いほどである。
腰に激しい痛みが走り力が抜けてしまう。
これはダメだと、急いでMrs.COLKIDにネットで医者を探してもらった。

もう夕刻だったので、開いているお店は限られる。
会社からの帰宅途中に、夜8時頃まで営業している治療院があることが分かった。
ネット上の評価がすごく高くて、ほぼ満点に近い。
口コミを読むと、腕がいいのは確かなようだ。
こちらは藁をも掴むような状態なので、すぐに電話をして予約を入れて、その治療院に行ってみた。

プロのスポーツチームの専属トレーナーをしていたという先生の治療院だ。
最初に身体の状態を見て診断をしてくれた。
姿勢から直す必要があるが、まずは痛めた腰の治療だという。
患部は炎症を起こして熱を帯びており、その周りの筋肉も硬くて動きが悪いので、柔らかくする必要があるという。

ハイボルト治療を行うことになった。
電極を患部に押し当てて、身体の深部に高電圧をかけて筋肉を解すのだという。
これがなかなか強烈な治療法であった。

最初に先生が全身をマッサージしてくれたが、お尻の横の筋肉がガチガチになっていた。
専門家である先生が、ウワ・・と声を漏らすのが聞こえてきたほどである。
ふくらはぎもだいぶ硬くなっているようだ。

腰の周辺部に治療器の電極のようなものを押し当てる。
電圧をだんだんと強くしていくので、痛みが我慢できる限界までいったところで教えてほしいという。
電圧自体は強ければ強いほど効果が高いようだ。

最初はピリピリする程度だが、それが次第にビーンという痺れに変わる。
さらには太いこん棒で打たれるようなズーンという衝撃となり、同時に痛みが加わってくる。
急激な右上がりのグラフを見るようで、痛みや衝撃が、どこまで行っちゃうの?と怖くなるような勢いで上がっていく。
ああ、そこで限界です・・と言うと、先生が電圧を上げるのを一旦止める。

慣れてきたら言ってください、と言われる。
実際5秒ほどで、痛みがスーッと嘘のように引いて落ち着いてくる。
慣れたようだと告げると、さらに電圧を上げて、また痛みが限界に達したところで止めてもらう。
それを規定の数十秒の間、何回か繰り返す。

次に、これから何箇所か電気を通すから、一番効くのが何番目か教えてほしいと言われた。
電極を当てる場所を順番にずらしていくと、ツボを直撃したようにグワッとくるところがある。
うわっ、そ、そこです!・・と思わず叫んでしまう。
するとその場所に集中して強い電圧を加える。

確かに強烈だし、多少の痛みも伴う。
しかし何と言っても、一番効くポイントに対して強い電圧を加えるので、不快さよりも気持ちよさの方が上回る。
次は何をするのだろうと、治療がだんだん楽しみになってきた。

ハイボルト治療が終わると、先生がもう一度マッサージをしてくれた。
先ほどまでガチガチだった腰の筋肉が柔らかくなっているのが、揉まれているこちらにまで分かるほどであった。
筋肉の表面ばかりでなく、奥の方から軟化しているように感じた。
電圧を加えただけで、こんなに効果が明確に出るのかと驚いた。

これは癖になりそうな予感・・と思ったが、その治療法は最初の数回だけで終わってしまった。
以降はマッサージ中心の治療に切り替わった。
もっとやって欲しいのに・・・ちょっと残念だな(笑)
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空調 2


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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どういう事なんだ、と思ったが、どうやら汚いやり方に引っかかったようだ。
夏になる直前まで待ち、もう他では出来ないタイミングで、高い見積書を持ってくるのだという。
狡猾なやり方ではあるが、機材の価格が大きく変動している最中なので、いろいろ儲けるテクニックがあるのだろう。

しかしそうは言っても、さすがに真夏に空調無しでは工場が運営できない。
最初はすべてプロに任せようかと思ったが、こうなったら自分たちでやるしかない。
見積書を見せられた時点で、すぐに頭を切り替えて、どうやって切り抜けようかと構想を練っていた。

一行が帰ると、すぐに社内で集まり方策を検討した。
工場の鉄工担当者を呼んで、経緯を話して一緒に現場を歩いた。
対象になる作業場全体に金属製の枠を組み、ビニールで覆うことはできないかと提案した。
その空間をしっかり囲ってしまえば、程ほどの大きさの空調設備でも、何とか冷やすことが出来るだろう。

鉄工の担当者は器用で何でも作ってしまう男で、早速金属枠の製造に取り掛かるという。
覆うための厚手のビニールも、使わなくなった資材がロールで何本か残っており、それが流用できるという。
冷気は下の方に溜まるので、恐らく部分的に覆うだけで済むだろう。
彼も頭の中でどんどんアイディアが広がっているのが分かった。

次に現場のチーフと話し合い、地元の電設工事の専門家に相談することになった。
最近付き合い始めた工事屋さんで、彼なら業界に顔も効くし、臨機応変に動いてくれるのではないかと言う。
電話で訳を話して予算を言うと、すぐに現場を見にきてくれて、1時間ほど歩き回って、一番安く済む方法を考え出してくれた。

やはり作業場を何かで覆えば、空調設備の容量はそれほど大きくなくても済むだろうという。
また運用やコストを考えると、大きいものをひとつ入れるよりも、中クラスのものを数台横に並べた方がいいという結論になった。
業務用なので機械自体の価格はそれなりにするが、それはあくまで定価なので、ちゃんと値引くから大丈夫だという。
実際半額近くになるようだ。

聞くとどうもメーカーは機械をしっかり在庫しているという。
数日前に見に行った時は、倉庫に製品が捌ききれないほど大量に積んであったという。
世界情勢の変化で、この後どのように価格が変動するか分からない。
それに伴い需要がグンと高まる可能性があり、メーカーも様子を窺っている状態らしい。

電気屋さんが上手く交渉してくれて、翌日には数台の空調機を、特別価格で確保してくれた。
こちらの鉄工部門の担当者も連携して、取り付ける室内機の大きさに合わせて、壁面に金属製のアングルを組み上げた。
それから電気屋さんが息子さんと二人で来て、こつこつと機械を設置してくれた。
すでに部材の取り合いが始まっており、室外機との間を繋ぐダクトが市場から無くなり、確保するのに数日を要した。

4月の終わりまでに業務用のエアコンが無事何台か設置された。
そろそろ暑くなってきたと、現場のパートのおばさんから言われて、苦笑しながら電気屋さんが工事してくれた。
作業場の囲いも、とりあえず一部が完成した。
さすが業務用で、電源を入れると寒くていられないくらいの冷風が出る。
暑さの最盛期にどうなるかはまだ分からないが、状況を見ながら囲いを増設していくことになった。

商社はそれきり来ていない。
もう少し放っておけば、暑くてたまらないからあの見積りで頼む・・と、こちらが音を上げると思っているのかもしれない(笑)
地元の電気工事屋さんに頼んだことで、結果的に費用は商社の出した見積りの何分の1かで済んだ。
メーカーの倉庫の在庫だが、その後皆が殺到して、現在はすべて捌けてしまったという。
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