COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
知識
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時計好きの従兄弟と食事をした。
僕が時計の初心者なので、いろいろ教えてくれる。
やはり長くやっている人に話を聞くと、業界の全体像が見えてくる。
メーカーの歴史や業界での立ち位置、過去の出来事、マニアの中での評価などが、だんだんわかってきた。
時計界には有無を言わさぬ最上のブランドがあり、その下に量産実力ブランドがあるのは、車の業界とよく似ている。
フェラーリやロールスにあたる雲上ブランドが数社あり、ロレックスやオメガはいうなればメルセデスやBMWにあたるようだ。
少し前はリーズナブルだったのに、この数年売り方が急にうまくなり、直営店を増やすと同時にあちこちで広告をうち、価格も倍になってしまったメーカーのことも聞いた。
リーズナブルな価格を目指す日本人と違い、何かと価値をあげようというのが、あちらのメーカーの経営上のやり口らしい。
長年やっている人に言わせると、一般で高い評価を得ているメーカーの中にも、実力はそれほどではないものも多いという。
どの業界もそうだが、雑誌などの媒体と組んだイメージ作りがあるのだろう。
そんなことを聞いて勉強しているが、こと時計のベルトに関しての知識は、僕のほうが上だ(笑)
ベルトの加工のために個人で購入した専用プライヤーや、海外から大量に仕入れた特殊バネ棒のことを話し、いつでも加工してあげるからと告げた。
また高級ベルト御三家のそれぞれの特徴や、他にどういうメーカーがあるか、実際に個人輸入して質感がどうであったかなどを教えた。
そうそう、今持っているよと、カバンからいくつかベルトを取り出して、腕のシーマスターを外して、目の前でベルトを交換して見せた。
気の向いた時にベルトを交換出来るように、いくつか持ち歩いているのだ。
従兄弟は目が点になり、長年この趣味をやっているが、こういう人は初めて見た・・と言った。
今日の時計バンド。
ジャン・クロード・ペランのカイマンのターコイズグリーンと思われる。
例によってオーダー品ではなく、デッドストックを見付けたので詳細は不明。
非常に鮮やかな色のベルトである。
以前同じように鮮やかなコバルトブルーのベルトを紹介したが、グリーン系もひとつ・・と思って購入した。
もちろんオーダーしたら何ヶ月もかかるところ、たまたまお店にあったので購入したのだ。
これも悪くはないが、ブルーの方が時計にも自分にも合うような気がする。
いろいろベルトを集めているが、さすがに赤とかピンクとかは、購入するのが躊躇われる。
お店で時計に合わせてみて、組み合わせとして悪くはなくても、とても着けて歩くのは無理なのでやめることが多い。
ベルトのコレクションを並べてみると、黒、茶、青、緑・・といったダークな色に集中しているのがわかる。
まあ仕方がないだろう(笑)
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雨の中
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台風が迫っていて、けっこうな雨が降る日曜日。
梅雨入りしたことを、今日になって知った。
散歩に行く天気ではなかったが、傘を差しながら日比谷から丸の内、日本橋を通り、秋葉原まで歩いてみた。
ズボンの裾がビショビショになった。
さすがに歩いている人は少なかった。
一時横殴りに降ることもあり、カメラが濡れて困った。
時計のベルトのお店を回って、安いものを2、3購入した。
明日は低気圧が接近し、さらに激しく降るのだろうか。
家に帰り、蜂蜜を入れた紅茶を飲みながら、窓の外の相変わらずの雨を眺めた。
今日の時計ベルト。
フランス、コブラ社のカーボン製ベルト。
本物のカーボンを使ったベルトは珍しく、モレラートに一部使用のものがあるくらい。
このコブラ社の製品は、価格も安く値打ちのある商品だ。
ちょっと面白そうなので買ってみた。
ただベルトがカーボンである理由というのは何なのだろう?
外観が特殊であるのは確かで、革とは違ってプラやビニールを連想させる無機質なもの。
変わっていてオシャレではあるが、本物のカーボンだといって人に見せてみたら、首を捻っていた(笑)
ベルトの幅は両端とも変わらず、このベルトの場合は20mm。
カーボンのシートをただ長方形に切っただけにも見える(笑)
裏側には黒いカーフが張られており、全体として少し硬めの質感。
助かるのはフリーになっているはずの遊革(ふたつ目のループ)が、本体に縫いこんで固定してあり、事実上の定革になっている点。
ベルトの幅が変わらない形状の場合、ベルトを外した時に、この遊革が外れ落ちて、失くしてしまうことがあるのだ。
好みは別れるが、モノトーン調に決めたい人にはお勧めだ。
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ある被害
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来客があると、話題は自ずと地震に関する話になる。
昨日来た客は、都内下町のマンションに家族と住んでいた。
3月11日の地震で、室内はかなり壊滅的な被害を受けたという。
彼は胸のポケットからiPhoneを出して、自分で撮った写真を見せてくれた。
室内の家具という家具が、すべて倒れている。
食器棚の扉が開き、割れたお皿が室内に飛び散っている。
白い壁にはヒビが走り、倒れ込んだ家具の角がめり込んだ痕も残っている。
これを見ると、被害のなかった僕のマンションから、そう離れていないところにあるのが不思議なほどだ。
彼のiPhoneの写真は、最後に行き過ぎて、彼の小さな子供がお風呂に入っている写真が出てきた。
このような幼児が、重い家具の下敷きになったら、ひとたまりもないだろう。
都内にあるごく普通のマンションで、こんなに酷い被害が出ているとは思わなかった。
彼の住まいは5階だそうだが、上に行くほど被害は大きくなり、逆に4階から下はほとんど大丈夫だったという。
上に行くほど大きく揺れるような構造だったのだろうが、まだ築10年ほどしか経っていないそうだ。
さすがに不安に感じた住民が、大家に質問状を提出したという。
専門の機関を使っていろいろ調べたようだが、結局ここの地面がたまたま普通以上に揺れたようだという、言い訳がましい結論が書かれた紙が貼り出された。
みなが一斉にそのマンションからの引越しを決めて出て行った。
彼もすでにほかの場所に引っ越したという。
マンションはその後も何も言わずに、次の入居者を募集しているようだ。
今日の時計ベルト。
ヒルシュのクロノグラフというモデルのインディゴブルー。
素材はカーフだが、ステッチの入ったふたコブタイプのスポーティなベルト。
価格から考えていたより質がいい。
アクアテラと組み合わせても、あまりアンバランスな感じはしない。
他の色も買ってみようかと思う。
耐水性はないようなので、夏向きではなさそうだが・・・
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返却
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120iは一日で帰ってきた。
やはりタイヤの角度を見るセンサーが故障していた。
交換することであっさり直った。
車検の時、保証期間の延長に加入していたので、修理代金は一銭もかからなかった。
もちろん延長の時にそれ以上払っているのだが・・・(笑)
そろそろセンサー故障が次々に発生する時期と思われるので、あと一回でも出れば、金銭的には元は取れるはずだ。
短期間借りたZ4だが、久しぶりに背の低い車を楽しんだ。
ノーズがやたら長いわりに動きは軽快で、コーナーではスパーンと曲がり、アクセルを少し開けばテールも遅れることなくついてくる。
そういうところはFRレイアウトならではで、ただ線をなぞるだけのようなFFのハンドリングとは一線を画する。
しかし2.5リッターの小パワーのモデルということもあり、基本的には大人しい車であった。
神経質でテールの動きに敏感になりながら運転するようなタイプではなく、気楽に何も考えずにドライブできる。
ノーマルモードで走ると、ポジションの低さ以外は3シリーズと変わらないような気もした。
エコの時代とはいいながらも、こういう車ではもう少し豪快に走るパワーも欲しくなる。
ただしデザインが極めて目立つのは確かで、通行人の多くがこちらに注目する。
価格のわりにあまり乗っている人がいないこともあるだろう。
ビックリするほどカッコいい車である。
オープンで走れば天下を取ったような気分になる(笑)
戻ってきた1シリーズに乗ったところ、とにかくハンドルが重いのに驚いた。
もともと1シリーズはハンドルが重い傾向があるが、こんなに力がいるとは思わなかった。
おかしなもので、それ故にこちらの方がリニアでスポーティに感じる。
BMWの車には、他の車とは違う共通した何かがあり、それは1シリーズでも十分に感じ取れる。
隣席に乗っているだけの家族にもそれは感じられるようで、ボディの大きいZ4より、コンパクトな120iの方がいいという意見もあった。
ところで1シリーズがいよいよモデルチェンジする。
11月に新しいのが出るようだ。
相変わらずハイブリッドは無理のようだが、何か仕掛けのあるエンジンも用意されるらしい。
出たら買い換えるからと約束してしまった(笑)
今日の時計ベルト。
ジャン・クロード・ペランのクロコダイルのマット仕上げのダークブラウンだ。
ごくまっとうなありふれたベルトであるが、価格的には一番高価なもの。
竹斑と呼ばれるワニの腹の節のある部分を使用している。
このタイプは、ものによっては腕に着けた時、節の部分でカクカクと折れ曲がる傾向があり、けっこう不快である。
しかしこのベルトに関しては、厚みを薄くしてあるためか、しなやかに円を描いて曲がってくれ、着け心地もいい。
アクアテラとの組み合わせは、デザイン面ではまっとうすぎて面白くない。
一番スタンダードであるがゆえ、逆に平凡に見えてしまうという皮肉な結果となっている。
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募金
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秋葉原を歩いていると、募金箱を持った人が大勢いる。
善意でやっている方、本当に募金活動を行っている方には申し訳ないのだが、本物なのだろうかと疑わざるを得ない人も多い。
何年も秋葉原に通っているが、ほぼ一年を通してそこにいて、同じ顔、同じ服装の人を何度も見ている。
失礼な言い方ではあるが、その妙に地味な服装も疑いの原因になっている。
驚いたのは、3月の大震災が起きた翌々日に、路上で募金箱を突きつけられた時である。
まだ大きな余震が続いており、交通機関は麻痺して、その上原発が爆発、街は大混乱の最中であった。
親戚の安否さえわからず、現地にどうやって行くのかもわからない。
具体的に募金などという話は出ていない時に、いきなり、東北の地震被害に遭われた方々に支援を・・と箱を出された。
何という手際の良さだろうと、誰もが怪訝な表情をしていた。
以前にも書いたが、秋葉原ではずっと昔からサクラを使った商売が当たり前のように路上で行われてきた。
そういう土地柄だから、本当に募金活動をするなら、寄付する人に安心感を与えるような方法を考えるべきだ。
募金する方にしてみれば、何も街頭で使い道のはっきりしない箱にお金を入れなくても、他に方法がいくらでもあるのだ。
先日、若いカップルがその箱にお金を入れているのを見た。
箱を持った人は、ありがとうございますと満面の笑みで答え、頭を深々と下げた。
少しケバい格好をしたそのカップルは誇らしげに、私たちは社会のためにいいことをした・・と言わんばかりの高揚した顔で歩いていった。
周りの人たちは複雑な表情でそれを見ている。
立派なカップルというより、何ともまあ、世間知らずのカップルだ・・と言いたげであった。
今日の時計ベルト。
以前にも登場したエポスのエモーション3214SLにJ.C.ペランのシャークのダークブルーを組み合わせたもの。
この時計は、滅多に腕に着けることはなくなったが、今でもお気に入りの一本だ。
小さなケースに、これだけの機能がつまっているところがいい。
同じようなレイアウトの時計はいろいろ出ているが、中身は大抵バルジューの7750系なので、安い分エポスが偉い(笑)
当初は黒いベルトを付けていたが、せっかくの派手なレイアウトなので、色の付いたベルトと組み合わせてみたかった。
ブルーの針と合わせて、ペランのシャークのダークブルーを付けた。
まあまあのマッチング。
残念なのはカン幅が19mmというところだ。
奇数だと組み合わせるベルトの選択肢が大幅に狭まる。
さらにはスクリュー式のベルト取付部なので、ワンタッチ式が使えず、交換は容易ではない。
しばらくはこの組み合わせで行こうかと思っている。
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オープン
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曲がり角で120iのエラーが点灯することを、ディーラーに連絡した。
Tさんは、何かあったら危険なのですぐに整備しましょうと言い、修理の手配をしてくれた。
営業の人が車を取りに来てくれたが、代車として置いていったのがこれ・・・
何とZ4だ。
以前、「新しいZ4ってカッコいいですね、エコの時代になって、車がカッコいいなんて思わなくなったけれど、この車は久々にカッコいいと思いましたよ」・・と僕が言ったのを、Tさんは覚えていたらしい。
それでこのような粋な計らいを・・・
ウーム・・・
これでは銀行に行けないよ(笑)
放射能を浴びるのは覚悟の上で、オープンで走ってみた。
ボタンを20秒ほど押しっぱなしにすると、外れた屋根がトランクの中に収納されていく。
2.5リッターということもあり、案外走りは大人しい。
ハンドルが軽いので、重い120iよりむしろ楽だ(笑)
ハイパワーの後輪駆動車のように神経質にならなくても、ごく普通に走り曲がっていく。
多分3リッターツインターボの方は、こうはいかないのだろう。
今日の時計ベルト。
モレラートのティーポ・ロンジンのブラウンだ。
ロンジンとの組み合わせを意識して作られた、クイルマーク入りの正統なオーストリッチ。
それをオメガのアクアテラに付けてみた。
モレラートの中では高価な製品である。
どうしてもこの色のオーストリッチが欲しかったが、お店にはモレラート製しか在庫していなかった。
カミーユ・フォルネのデッドストックの方が安いので、少々悩んだが結局購入した。
アクアテラにはこういう色は合わないかと思ったが、白い文字盤とマッチし、意外に悪くない。
表面のクイルマークが効いている。
表面がプレーンなベルトだと、この色と組み合わせるのはなかなか難しいと思う。
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交換
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数日前から、ハンドルを90度以上切るとエラーが表示されるようになった。
インパネ上に、タイヤの異常を示す表示がふたつ同時に点灯する。
それだけならいいのだが、その状態になると、曲がり角で出したウインカーが、曲がり終わっても戻らないという、おかしな現象が出る。
これは実に不便な上危険でもある。
エラーが発生すると電子系の動作がロックされてしまうのか、あるいはプログラムのバグか・・・
多分タイヤが磨り減って、限界にきているのだろう。
実は交換する時間がなくて、まだスタッドレスを履いていたのだが、そろそろ残りの山が心細くなっている。
一方倉庫に置いてある夏用のタイヤも磨り減っていて、コーナーでズルッと滑ることがある。
タイヤを交換してもらうついでに、夏用を新品にすることにした。
行きつけのタイヤ屋さんに、ランフラットタイヤを頼んだら、すぐ翌日には入荷した。
例によってどノーマルの純正サイズにした。
歳をとるとこれが一番バランスがいいのがわかるようになる(笑)
ただし最初はグッドイヤーのものが付いていたが、今回はBSのものにした。
特に高級なものではなく、この車種用にメーカーから指定された銘柄だ。
ところが走り出して最初のコーナーを回ったら、またもエラーが点灯。
どうやらタイヤのせいではなかったらしい。
BMWのサービスに電話して症状を話したら、もしかしたらハンドルの切れ角を検知するセンサーが不良になっているかもしれないという。
いずれにしても入院が必要になりそうだ。
月末は車が必要なので、修理に出すスケジュールを考えなければならない。
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ベルトの夏
D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
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革ベルトの大きな欠点として、夏に弱いということがあげられる。
汗が染み込んで内部に雑菌が繁殖し、悪臭を放つようになるのだ。
実は個人的にはまだ夏を越えていないので未体験なのだが、そろそろ季節が近付いてきたのでどうしようかと考えている。
ネット上でも、この臭いがどうにかならないかという質問が多く見られるが、結局有効な対策はない・・というのが実情のようだ。
ベルトは消耗品と考え、下手に対策を考えるよりも、新品に買い換えた方が早いというのだ。
実際あらゆる手段を講じたが、臭いをとる事は出来なかったという体験者もいる。
時計用ベルトは、表面を膨らませて立体的に見せるために内部に台紙などを入れている場合も多い。
そこが雑菌の住処になってしまうので、外部から臭い消しの薬液をかけても、なかなかうまくいかないらしい。
日中使用してベルトに汗が染み込み、それが完全に乾かないうちに次の日にまた使用してしまうので、雑菌がどんどん繁殖していく。
一度使用したら、陰干しで数日間乾かすのが基本らしい。
つまりベルトを複数持って、日々付け替えるのが正しい方法・・・(笑)
もともと時計ベルトは、ただ使用するだけでも、2、3年で痛んでしまうものだ。
モレラートなどの製品を見ると、そのくらいの期間で交換することが前提の作りのようにも見える。
中には高価なものもあるので、ちょっと勿体無い話ではあるが、やはりベルトは消耗品と考えるべきなのか・・・
もっとも汗対策を施したベルトも出てはいる。
たとえばカミーユ・フォルネはカウチュというラバーを裏材に指定できて、その場合汗が染み込まない様に裏側に糸目を出さない作りになっている。
またオーダーの際に、耐水性のある合成皮革のロリカなどを裏用の資材として選択できる。
J.C.ペランもジャン・ルソーも、裏材としてラバーが用意されている。
ただ個人的にはラバーのペタッと腕にくっつく感触は好きではない。
ロリカも腕につけていて、いまひとつ快適には感じない。
天然素材ではないのを、肌が敏感に感じ取っているのかもしれない。
そんな中で、ジャン・ルソーから出ているアンチスエットという皮革は今のところ気に入っているが、これもひと夏を越えたわけではないので、まだどうなるかわからない。
それ以外では、HELIから革バンド用の臭い消しが出ている。
バイオ活性中和成分が含まれているという。
それも既に仕入れてあるので、この夏に試してみようと思う。
そんな中、これも夏にテストしようと思っている1本だ。
モレラートのスピードというモデルのブラック。
モレラートの中で一番売れている機種のひとつだという。
表面にカーボン調の型押しを施したラバーのふたコブタイプ。
内側は合成皮革が貼られている。
多分汗にも強いはずだ。
安価ではあるが質感は悪くなく、厚みがあるために時計に負けていない。
これは売れるわけだ。
色は原色系の4色が揃っているが、もう少し中間の色も揃えて選択肢を広げてくれたらいいな・・と思っている。
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フランス御三家
D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
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ずいぶんと時計ベルトを集めた。
しかし安価な既製品は、やはりそれなりの物なので、現在は少し高級なフランス御三家のものを中心に購入している。
ジャン・ルソー(1954年創業)、ジャン・クロード・ペラン(1984年創業)、カミーユ・フォルネ(1945年創業)だ。
それぞれがこだわりのある高品質な製品を製造する会社で、超高級腕時計メーカーにもベルトを供給している。
これらの会社の製品は、どちらかというとオーダー品、すなわち特注が基本となる。
自分の時計に合わせて、好きな色と素材の一品もののベルトが作れるなんて、革フェチにとってはたまらない魅力である。
しかし同時に自分のセンスを問われることでもあるのだが・・・
高価で完成までに時間がかかるのも、オーダー品の持つネックといえる。
そのために注文するのを少々躊躇することも多い。
その中でカミーユ・フォルネは、国内にある程度在庫を持っているようで、比較的短い日数で取り寄せられる場合がある。
好みに合ったものがない時はオーダーになるが、その場合完成までに約3ヶ月を要する。
カミーユ・フォルネは老舗でありながら革新性も持つメーカーで、合皮などの特殊な材料も積極的に取り入れている。
一般的な皮革以外にも、コノリーやヴォーグレネ、ロリカ、エナメル、サテン素材などがラインナップされている。
バネ棒は簡単に取替えが可能なアビエ仕様が標準になっている。
カミーユ・フォルネの在庫品の中に、時折欲しい物がみつかり、待たなくて済むので少しずつコレクションが増えていっている。
ジャン・クロード・ペランはオーダー品が基本だ。
ところが時計店を回ると、既製品としてJ.C.ペランの在庫を持っている場合がある。
試作などで作られたものが、時折先方から入手できることがあるらしく、それらが在庫限りで割安で売られているのだ。
しかもペラン氏自身が現場で作っていた頃の、貴重な作品も含まれているという。
その中から欲しい物がみつかったら「即、買い」であるが、少し以前のベルトの流行に合わせてある場合が多く、厚みの薄いベルトが中心になるようだ。
ペランのよさのひとつは、ドームタイプのふたコブ型の立体的な形状を選べるところだろう。
迫力のある外観となり、厚みのある時計と組み合わせるとバランスが取れる。
ラインナップにカーフ系の皮革の展開が非常に多いのも特徴。
都内のお店にJ.C.ペランのデッドストックがあるのを見ると、在庫限りということもあり、ついつい購入してしまう。
そのため現在のところ、御三家の中ではペランを一番多く持っている。
ジャン・ルソーは基本的にすべてオーダー品だ。
ただし何と通常発注後3週間程度で完成してしまう。(忙しい時はもう少しかかるようだ)
本国で修行を積んだ技術者が日本国内で製造しているからだという。
銀座のスウォッチビルの裏手にジャン・ルソーの高級な直営店があるが、節電のため日曜日に休んでいることもある。
(ちなみにスウォッチビルのエレベータは凄いから、一度行かれてみることをお勧めする)
そんな時は和光の地階の時計売り場でもオーダーすることが出来る。
ジャン・ルソーはワニ系の素材の色が豊富で鮮やかなのが特徴で、作りも非常にしっかりしている。
使用した限りでは、裏材として選択できるアンチスエット材の感触が良く気に入っている。
ただしベルト幅が16mmを超えると追加料金が発生し、価格がどんと跳ね上がる。
そういう意味で御三家の中では一番高級品かもしれない。
直営店にたまたま欲しい物があれば別なのだろうが、基本的にすべてオーダー品になる。
そのため今のところコレクションは増えず、一本しか持っていない。
しかし手持ちのアクアテラの標準として、ジャン・ルソーのツヤ消しアリゲーターを付けているので、実際には一番使用頻度の多いのがこのメーカーの製品だ。
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りんご
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ガソリンスタンドの待合室で、作業が終わるのを待ちながらテレビを見ていた。
部屋の中では、小さな子供がボールを転がして遊んでいた。
テレビでは幼児向けの英語教室が放映されている。
大きなカードに描かれた絵を見て、子供たちが英語で何というか答えるのだ。
リンゴの絵が描かれたカードを、先生が掲げた。
僕は心の中で「アップル」と言った。
すると部屋の中で飛び回っていた幼稚園児が、テレビの前で立ち止まって一言
「アポゥ」
と答えた。
僕はぎょっとなった。
幼稚園児の方が、正確な英語を話すではないか。
この年齢から、当たり前のように英語教育を受けているのだ。
恐ろしい世の中だ・・・
しかし考えてみれば、アップルというのはカタカナ英語だ。
事実上日本語の単語といっていい。
欧米の人に言っても、通用しないのではないか?
マック派の人たちも、これからは私はアップルなんで・・なんて言ってはいけない。
カッコつけて得々と言っても、逆に笑われかねない。
「私はアポゥなんで・・」
と言うべきだ。
さもないと幼稚園児以下と言われてしまう(笑)
今日の時計ベルト。
しばらく更新しなかったが、ベルト趣味をやめたわけではない。
ただ既製品の安価なものに手を出すのは自粛している。
結局フランス御三家クラスのベルトにしないと、満足のいく品質のものがないことがわかってきたのだ。
これはカミーユ・フォルネのボンベ仕様のクロコダイルのグレーだ。
ある意味、今までのベルトの中でもっともアクアテラにマッチしている。
しかも単に合っているだけでなく、非常にエレガントである。
クロコダイルのサイド丸斑のグレー、それも艶のあるタイプがしっくりくる事には気付いていたが、意外に製品が少ない。
モレラートの中にもあるのだが、質感がイマイチで気に入らなかった。
そんな中、たまたまカミーユ・フォルネの在庫している商品の中で、ほぼドンピシャリのものをみつけた。
しかもふくらみのあるボンベ仕様で、ごついオメガによく合う形状だ。
計算通り、モノトーン調に統一されて、ほぼパーフェクトなマッチングである。
ただし時計単体として完璧でも、腕に着けた時に映えるかどうかはまた別であるが・・・
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一番怖かった時
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地震で家が半壊してしまった義兄と話した時、今迄で一番怖かった出来事についての話になった。
義兄は地震の時、家と道を挟んだ空き地にいて、地震で自分の家が破壊されていく姿をずっと見ていた。
当然その話かと思ったら、そうではなかった。
義兄はアウトドア派で、よく山の中に釣りに行きキャンプをする。
夜テントの中で寝ていたら、背中を誰かに押されて目が覚めた。
グイグイと強引に体を押し付けてくるという。
半寝ぼけの状態であり、最初は誰が押しているのかと思ったが、その力や息遣いの荒さから、人間ではないことに気付いた。
ク・・クマだ・・・
残飯をあさりにきたクマが、テントの外側から、義兄の体の下あたりを探ろうとしてるのだ。
義兄は体を硬直させた。
しかしそのまま何も出来ない。
長い時間押されるがままになっていた。
義兄によれば、あれが人生で一番怖かったという。
地震は二番目だそうだ。
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内緒
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出張から10時過ぎに帰宅した。
羽田上空が混雑していて、飛行機が多少遅れた。
出張は忙しいようでいて、時間を持て余す場面もある。
他の人たちを見ていると、出張先では夜飲みに行くのを楽しみとしているようだが、僕はそれをしないので、ホテルに帰った後の時間は本当に困る。
ヨーロッパの人たちみたいに、ひとりゆっくりお茶を飲みながら、読書でもするしかない(笑)
だが今回は、何と近所に小さな温泉をみつけた。
ひとりでふらりと行ってみたが、案外きれいな施設で、簡単な食事も出来る。
何より地元の人しか来ていないので、気を遣わなくてすむ。
整体の先生がいたので、お願いして1時間ほど施術してもらった。
それほど上手ではなかったが(笑)、疲れが溜まっていたこともあり、大分体が楽になった。
温泉に入った後で整体を受け、もう一度ゆっくり温泉に浸かったら、さすがに体がぐったりして、ホテルに帰ってうたた寝したまま寝入ってしまった。
起きたのは明け方4時で、慌てて支度をして再度眠りをとった。
そのせいか、本当なら出張から帰るとかなり疲れているはずが、今回はかなり元気である。
これはうまいものを見付けたかもしれない。
みなに来られては困るから、当分内緒にしておこう(笑)
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小さなグレードアップ
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以前あまり好きでないと書いたデルのミニノートmini9であるが、どうやら一般には評価する人も多いようで、一部では名機という話も出ている。
要は使い方の問題なのだろう。
この大きさのパソコンに一体何を求めるのか・・ということだ。
また如何に使いこなすかも重要である。
ろくに使いこなせないで文句を言うのは、お門違いだったかもしれない。
実際出張に持っていくと、やはりこの小ささは捨てがたいものがある。
立てた状態でカバンにポイと入ってしまうのだ。
出張先で歩き回る時など、重い通常サイズのノートを持って移動することを想像するとぞっとする。
何のかのと文句を言いながらも、出張や旅行にはmini9が重宝している。
キーボードが少々使いにくいのは、この大きさなのだから仕方がないと目を瞑るとして、スピードに関しては、もう少し何とか出来そうだ。
そこで、とりあえずメモリを交換してみた。
ネットで調べてみると、2GBまでは認識してくれるという。
といっても、もう古い機種なので、市販で適応するメモリも限られてくるようで、ネット通販で見つけて注文した。
チューニングのもうひとつの柱として、SSDへの書き込みをなるべく減らす・・という命題があるようだ。
書き込み速度が遅くてレスポンスに影響するのと、寿命も短くなるらしい。
その辺もネット上の記事を参考にしながら、いくつかWindowsの設定変更を行い対処してみた。
出張に持っていかなければならないので、動かなくなる可能性のあるような危険なことはしていない。
日常的に使っているパソコンではないので、使用頻度は低く、案外痛みは少ないかもしれない。
メモリを換えてみて、多少速度が改善されたように感じる。
エリアが足りないというエラーメッセージは出なくなった。
ただし以前より熱を持つようで、ケース底面がけっこう暖かくなる。
今も出張先で書き込んでいるが、ご覧の通り、mini9が元気に動いてくれている。
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天井の地震計
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年中地震が発生するために、誰もが「揺れ」に敏感になっている。
椅子に座っていると、普段からゴゴゴ・・と地面が揺れているのがわかる。
地下のどこかで、ゆっくりと地滑りのような現象が起きているのかもしれない。
実は以前より、地震活動が活発化するたびに、この現象はよく起きていた。
今はみなが関心を持っているため、感知するようになっただけだ。
しかし現在のように年中地震が発生する状況だと、本当に揺れているのか、気のせいなのかわからなくなる。
めまいを起こしているだけのこともあり、判別がつかなくなるのだ。
地震が発生した時は、本能的に上を見上げる。
部屋の中に、実際に揺れているものがないか探すのだ。
会社の事務所には、長いコードの先に吊るされた照明がひとつあり、それが地震センサーの役目を果たしてくれている。
地震?・・と思うと、みなが一斉にその照明の方を見る。
僕の部屋の場合、ご存知の通り天井からプラモデルが吊るされている。
何年も前に作った。メッサーシュミットBf109Eの1/24の大型モデルで、全長が40センチ近くある。
3本の釣糸で吊るされており、それぞれの糸が右翼、カウル、尾翼に取り付けられている。
それが微細な揺れを感知して、実に敏感に反応してくれるのだ。
天井に直接穴を開けるのが嫌だったので、壁の棚から天井に沿って一枚の板を出して、そこに吊るしているのだが、そんな不安定な吊るし方が良かったのか、振動に対して非常にデリケートである。
感じるか感じないかくらいの僅かな揺れに、はっとなってBf109の方を見ると、それが本当の地震である場合は必ずゆらゆらと動いている。
いわゆる震度0でも、きちんと反応してくれると思う。
揺れの周波数も描き分けて、細かい揺れやゆったりとした揺れなど、見ただけでわかるような動きをする。
3月11日の本震の時は、今度こそ落下してしまったろうと思ったが、夜中に帰宅してみると何とか無事であった。
3本のうち2本の糸が外れて、尾翼から出た1本だけで、真下を向いてぶるさがっていた。
よくぞまあ、あの揺れの中、生き残ったものである。
恐らく地震の最中は、踊るように飛び跳ねて、滅茶苦茶なことになっていたのだろう。
何年も吊るしてあるので、表面は埃だらけになっている。
地震のたびに目をやるせいか、最近妙に親しみを感じるようになった。
いつまでこいつがもってくれるかな・・と思いながら見上げている。
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復活か?
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夜、出張先に到着した。
風が強かったので飛行機が少し遅れた。
気流の悪いところで、機体が上下に小刻みに揺れたが、ちょうど震度5弱くらいの震源の近い地震に似ているな・・・なんて思った(笑)
空港からタクシーに乗ったが、町は静まり返って真っ暗だった。
数日前、母親の家にある壁掛けの電波時計が、急に受信を開始した。
ついに、おおたかどや山の送信所が復帰したのかと思ったが、以前よりむしろ状態がいいようで、受信状況を表示する棒が初めて全部立っていた。
母親も、室内なのにこんなにはっきり受信するのは初めてだと驚いていた。
その時点ではサイト上で復帰の情報は出ていなかったが、先ほど見たら5月13日から暫定的に再開したと書いてある。
こうなると電波時計の魅力が俄然復活するぞ!
何も九州にわざわざ持ってくることはなかった(笑)
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