階段


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駅の階段を、すごい勢いで下りていく人がいる。
ホームに停まっている電車に、何とか飛び乗ろうとしているのだ。
僕のすぐ横をすり抜けて行った。

トントントンと同じ間隔で、何段か飛ばしながら下りていく。
半分空中を飛んでいるようにも見える。
一瞬失敗して踏み外したら、下まで転げ落ちて、大怪我をするだろう。

僕にはあの真似はどうしても出来ない。
上りならまだしも、下りをあの速度で下りるのはとても無理だ。
落ちた時の事を想像しただけで、脳が危険と判断して、直ちに止めるよう命令を発するだろう。

若い頃から苦手だった。
脚をあの速度で動かすことが出来なかった。
だから階段では決して無理をしないようにしている。
意外に女性でも、かなりのスピードで下りて行く人がいるから、あれはきっと生まれながらの才能なのだろう。



オールデン/Jクルーのプレーントゥ。
アッパーはナチュラルのクロムエクセル。
ウォーターロック・ソール
バリーラスト。
サイズは7H-D。

探していたオールデンのナチュラルのクロムエクセルのプレーントゥである。
昨日紹介したMOTOに続いて入手した。
海外のオークションで案外安く手に入った。

Jクルーがオールデンに製造依頼した靴であるが、現在そのブランドで販売するのはまずいのか、インソールに印字されたJクルーのロゴの上からマジックで横棒が引いてある。
オールデンのロゴはそのままである。
安く輸入している僕のオールデンは、マジックで消されたJクルーのものがけっこう多い(笑)

ラストはいつものバリー。
サイズもいつもの7H-Dを入手した。
しかしこの靴との出会いで、7Hが僕にベストではないことが明確になった。

クロムエクセルが、半ば神格化されているほどファンの多い皮革であることはご存知の通り。
しなやかにフィットする傑出した特性の素材だが、一方で少々伸びやすいという欠点も持っている。
まあ、それゆえにあの独特の感触が得られるのであろうが・・・
原皮のクロムエクセルは、世界中で大量の需要があるためか、最近は質が落ちているという噂も聞く。

このオールデンのプレーントゥも、驚くほど履きやすく快適な靴である。
使い始めたその日から、みるみる足の形に合わせて靴が変化していく。
おろした日の夕刻には、もう何年も履いた靴のように、足にしっとりとフィットしていた。

バリーラストのワイズDは、本来僕の足には幅が狭い。
幅で合わせると、その分全長が大きくなり、捨て寸がかなり出てしまう。
カーフなどの素材の場合は、それでもまあ気にせず履いていた。
履いていて不快なわけではないのだ。

ところがクロムエクセルの場合は、足の形に合わせて革が吸い付くように変形するので、外から見ても足のアウトラインが何となくわかる。
その結果、足の先端部分の位置もわかり、捨て寸が相当あることが、見た目でわかってしまうのだ。
今回ナチュラルのクロムエクセルを試したら、濃い色よりそれが明確に出た。
本当なら7H-Dより、7-Eや6.5-EEあたりがベターなのだと思うが、そのサイズが用意されているバリーラストのモデルはごく限られてしまう。



それにしても履きやすい靴である。
ソールはウォーターロックという油分の多いオイルレザーであるが、いつかラバー系に交換して、より実用性を高めようと思っていた。
ところがこのソールとクロムエクセルのアッパーの相性が抜群で、しなやかに曲がり、この靴の絶妙の履き心地に大きく貢献していることに気付いた。
硬くなるであろうラバーには交換せず、ソールはこのままで行くべきと判断した。

僕はクロムエクセルのバリーラストの靴が大好きである。
最初に個人輸入したバーガンディのオールデンもそれであったが、現在でももっともストレスなく履ける靴のひとつであり、出来ればあと何足か欲しいとさえ思っている。
今回のオールデンも、その仲間に入るに違いないと予想していたが、実際素晴らしい履き心地であった。
濃い色と比べると、傷つけないよう気を遣ってしまうのが、欠点といえば欠点か・・・

同じナチュラルのクロムエクセルのプレーントゥであるMOTOの#2111と比べると(下の写真)、形は対照的と言っていいほど違う。
並べてみて、思わず笑ってしまった(笑)

ゴロリとしたMOTOに対して、バリーラストのオールデンは意外にスマートでノーブルな印象を受ける。
履き心地も正反対で、硬くてガッチリとしたMOTOに対し、オールデンはしなやかでよく曲がる。
ナチュラルのクロムエクセルのプレーントゥが一気に2足になったが、ここまで性格が違い、しかもどちらも魅力的となると、これは双方を使い分けていくしかなさそうだ。

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台風


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台風の様子はどうなのだろう?
日中一時的に強く雨が降ったけれど、被害が出るほどではなかった。
今晩帰れるだろうか・・明日の朝電車は動くだろうか・・などと心配していたが、今のところ大丈夫そうだ。

朝のうちは、早めに仕事を終えて帰ろうと言っていたが、この様子なら大丈夫と考えを変え、結局残業して遅くなった。
天気予報も何だか大まかな言い方で、この後どうなるのか今ひとつはっきりしない。
台風があまりに気まぐれに動くので、予測がつきにくいのかもしれない。



MOTOのNo.2111。
プレーントゥ・オックスフォード・シューズ。
アッパーはクロムエクセルのナチュラル。
ダイナイト・ソール。
サイズは0。

先日も書いたが、しばらく前からナチュラルのクロムエクセルの靴を探していた。
目当てのオールデンのものが、オークションになかなか出なくて、待ちきれずに日本製のMOTOの靴を買った。
皮肉にもその後すぐにオールデンがeBayに出たので、そちらも落札し、いきなりナチュラルのクロムエクセルを2足も持つこととなった。
2016年8月10日の日記

普通ならどちらかを処分するところだ。
ところが持ってみてわかったのだが、この2足は正反対の性格の靴であった。
どちらにも、それぞれの良さがある。
そのため今は交互に履いている状態である(笑)

ということで、両方の靴をレポートしてみる。
今日はMOTOの方だ。



日本製だけあり作りが丁寧である。
ただし靴の製造、特にグッドイヤー・ウェルト製法が出来る工場は限られるので、どこかに依頼して作らせていると想像している。
そのためか細部の仕上がりに、国内でカスタムメードした靴などと共通の「香り」が感じられる。
もちろんオリジナリティはしっかり保たれており、MOTOらしい魅力は十分にある。

ムラのあるアッパーの質感がなかなか面白い。
同社は革のエージングに非常にこだわりがあり、写真は新品の時のものだが、ご覧のように最初からある程度皺が付けられている。
このまま使用を開始すれば、誰でも理想的な「使い込んだ靴」を作り上げることが出来るのだ。

特にナチュラルのクロムエクセルは、エージングがもっとも期待できる革である。
数年使用したサンプルを見せてもらったが、かなり濃い目の褐色に変化していた。
それはそれで楽しいのだろうが、この最初の色を維持するとなると、けっこう大変だと思う。
手入れは無色のクリームを使い、あまり強く塗り込まないようにするしかないだろう。
まあ、オールデンも手に入れたので、こちらは色を変化させて楽しんでもいいのだが・・・

サイズは例によって0から3の4種類である。
25cmの僕が0なので、それ以上小さい人には、最初から選択肢が用意されていない。
足の小さい人は面白くないだろうが、なかなか思い切ったやり方である。

MOTOの靴は2足目で、以前はウイングチップのブーツ#2001を購入した。
そちらも気に入っていて、比較的よく履く靴になっている。
ただしウイングチップとこのプレーントゥではラストが違うようだ。
ブーツの#2001は程よいフィッティングであるが、長く歩くと少し小指が当たる。
一方こちらの#2111は、タイトでありながら、意外に当たるところが出ない。

MOTOの靴は作りがしっかりしており、けっこう重量を感じさせる。
#2111は足を入れると硬めでゴツゴツした無骨な印象がある。
ライニングがしっかりしているのか、全体に強固で、どこかトリッカーズのカントリー・コレクションを思わせる。

クロムエクセルとダイナイトソールの組み合わせは、雨などの悪天候にも強い。
真新しいウエルトの部分が、何だかカッコ悪くて、早く汚してやりたくなる(笑)
ガンガン履いて、どんどんエージングさせるのが、この靴の正しい履き方であろう。
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聖地


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Mrs.COLKIDが、急に新宿御苑に行きたいと言い出した。
何でまた・・と思ったら、ポケモンを捕りに行くのだという。
新宿御苑はポケモンGOの聖地で、皆がポケモンの採集に集まるのだそうだ。

僕も付き合うことにして、朝から新宿御苑に向かった。
もちろん僕はポケモンGOには興味が無いので、散歩が目的である。
カメラを持っていき、歩きながら写真でも撮ろうかと思った。

ところが生憎の天気である。
朝から雲が厚く、直射日光はまったくと言っていいほど無い。
写真には不向きな日である。
ちょっと気持ちが萎えたが、まあ仕方がなかろうと出かけた。

新宿御苑に着くと、Mrs.COLKIDはスマホの画面を見ながらどんどん進んでいく。
僕が周りの写真を何枚か撮っているうちに、Mrs.COLKIDの姿を見失ってしまった。
何しろ広い場所なので、一度はぐれると簡単にはみつからない。
まあ、スマホで連絡は取れるからいいやと思い、僕は僕で勝手に散歩を続けた。

そろそろ昼食を取ろうと、連絡を取り合い、園内のレストランで待ち合わせた。
どうやらポケモンのほうは不作のようだ。
せっかく遠くまで来たのに、どこにでもいる平凡なポケモンばかりだとガッカリしている。

新宿御苑を後にして、Mrs.COLKIDとは別行動をとる事にした。
Mrs.COLKIDは伊勢丹に買い物に、僕は北参道の靴店に行くことにした。
新宿御苑からだと北参道はそう離れていないのだが、すでにけっこう歩いて疲れていたので、タクシーを拾って向かった。

お店で時折顔を合わせる常連のひとりと会った。
ポケモンの話をすると、同行していたその知人のガールフレンドの女性が、急に口を開いた。
新宿御苑にポケモンがいたのは、ポケモンGOが開始された最初の1週間くらいで、今行ってもろくな獲物はいないはずだ・・という。
その女性は、かなりポケモンGOには詳しいようだ。

提供会社がポケモンが大量に出没する場所を意図的に作っているのだ。
なかなか上手く出来ている。
新宿御苑の入場料は200円なので、ポケモン発生中は莫大な売り上げにつながった筈だ。

彼女に言わせると「巣が移動する」のだそうだ。
一週間くらいで、大量発生のポイントが変わるらしい。
今ポケモンがいるのは、渋谷の宮下公園だという。
この数日は宮下公園にポケモンを求める大勢の人が集まっているのだそうだ。

早速その情報をMrs.COLKIDにメールで打った。
程なく直接電話がかかってきた。
まだ新宿の伊勢丹にいるので、今から宮下公園に行ってみるという。

今でもまだその場所にポケモンがいるだろうかと言うので、すぐ横にいた知人のガールフレンドに聞いてみた。
すると、「友だちが昨日宮下公園でピカチュウを3匹捕まえた」と教えてくれた。
大物のピカチュウが捕れると聞いて、Mrs.COLKIDは大喜びでそのまま渋谷に向かった。
まったく熱心な話である(笑)

帰宅したのは僕のほうが早かった。
遅れて帰宅したMrs.COLKIDに成果を聞いてみると、時間が遅く宮下公園に長くはいられなかったが、とりあえずピカチュウを1匹ゲット出来たという。
周りの人たちは誰も捕れておらず、自分だけが捕獲できたのだと、誇らしげにピカチュウの画面を見せてくれた。
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袖口


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アウトレットで買った、ラルフ・ローレンのシャツが2着ある。
濃いブルーのストライプと、赤と青の細かい格子の、なかなかカッコいい服である。

一応試着してから購入したのだが、袖が少し長かった。
胸板が厚いので、それに合わせると、袖はいつも長めになる。
しかしまあ、手の半分くらいまで被さっても、上に引っ張ってやれば何とかなる。

今回も大丈夫だろう、と判断して購入した。
真夏なら、袖をまくって着ることも多いし・・・
ところが現実には、そうはいかなかった。

2着購入したのだが、どちらも同じサイズで、袖がやけに長い。
そのお店では過去に数回シャツを買っているが、今まで買ったものとは、どうもバランスが違う。
手に被さるというより、完全に覆い隠してしまうのだ。
袖をまくっていても、何かの拍子で落ちると、指先までスッポリと隠れてしまう。

これは非常に使いにくい。
それに漫画みたいで、見ていて滑稽である。
袖口を一回折り曲げて使えばと思ったが、ボタンを留めるときついし、固定しないと解けてきて、また手のひらに被さる。
何だか鬱陶しくて、数回で袖を通すのをやめてしまった。

何とかならないかと思っていたが、Mrs.COLKIDが近所のモールにあるお直しショップに持って行ってくれた。
どんな仕上がりになるかわからないので、まずは1着だけ預けてきた。
本当は僕が行って、採寸してもらうべきなのだが、時間が無くて行けなかった。
袖口のカフスの長さ分くらい詰めてくれればいいと、かなりラフな指示をした。

簡単に出来るだろうと思っていたが、よく考えてみたら、かなり大変な作業であることに気付いた。
単純に袖口を取り外して、短くして付け直せば済むわけではない。
剣ポロと呼ばれる切れ込みを新たに作り、ボタンも位置を変えて付け直す必要がある。
袖の半分くらいまでを作り直す必要があるのだ。

10日ほどかかり、シャツが出来上がってきた。
見ると、なかなか綺麗に仕上がっており、言われても直したのが分らないほどである。
長さもピッタリで申し分なかった。
アウトレットで買ったものに、お金をかけるのは馬鹿馬鹿しいが、修理料金は2300円だった。
この仕事ぶりなら十分に安い。

というわけで、今日は残ったもう一着の方も預けてきた(笑)
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日本製


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ご存知の通り、僕はいろいろな趣味に手を出している。
それぞれの分野で、海外製、日本製など、多くの製品を購入してきた。
だが日本人の作った製品には、常に共通したイメージがあるのを感じる。

それは・・・

・品質、性能ともに高く、作りが精密である
・微妙にデザインが悪い
・本質的なオリジナリティがない

といったところだ。
多くの人が同じ事を感じているだろう。

たとえば時計の分野でのS社。
車の分野でのT社。
靴の分野でのR社。
これらのメーカーの製品は、まさに日本的な特徴を備えている。

カメラの分野では、ほとんど日本勢が独占しているので、それほど感じない。
海外製に対抗するものがあまりないのだ。
もし外国製の製品にもいろいろ選択肢があれば、相対的に日本のメーカーの無個性さが目立つことになるであろう。

これだけイメージが共通しているということは、やはりこれが日本人ならではの個性なのだろう。
言うなれば「個性が無い」のが個性である。
逆に外国人から見れば、そのクールな無個性ぶりが、日本製品の魅力となっているようだ。

ただ問題なのは、いまだに「平気で外国の製品をパクる神経」が残っている点である。
恐らく、戦後本当に貧しい状態からスタートしたのが原因だろうと思う。
当時は欧米とはあまりに差があったので、それらをお手本とし、憧れの製品をコピーするのが精一杯だった。

前述の時計のS社は、無個性ぶりを逆手にとり、意図的に淡白なデザインで押しているように感じる。
最上級モデルのGSなど、半分意地になって淡白さを追求しているように見える(笑)
強みは、性能面と品質面では、ほぼ世界一であることだ。
あそこまでいくと、逆にひとつくらい持っていてもいいかな・・という気持ちにはなる(笑)

車のT社は大企業にもかかわらず、以前は他国の車のデザインを平気でコピーして出していた。
最近の製品についてはよくわからないのだが、個人的には現行の製品のデザインにもほとんど魅力を感じない。
真似をしていた頃の悪いイメージが、こちらの心に焼きついてしまったのかもしれない。

靴のR社は、どこかで見たことがあるデザインばかりだ。
新製品の葉書など貰うたびに、トリッカーズもどきやオールデンもどきのオンパレードに辟易させられる。
「そっくりなものが安く買えまっせ」の世界であるが、靴好きはコピー品なんて恥ずかしくて履けないから本物を買うだろう。
トリッカーズ自体が何であるか知らない人が、実際のユーザーではないかと思う。
靴業界は、業界が小さいのか貧乏根性が蔓延しており、酷いものは名前まで海外製からいただくこともあり、本当にがっかりさせられる。
しかし丁寧に作られた国産の品質は相当のものであり、一部ではオリジナルの製品を世界に発信しようという動きもあるようだ。

趣味の分野では、コピー品というのは、特に精神面において致命的といえる。
しかしそれが単なる実用品だとしても、成熟した社会では、コピーを作る製造会社の地位は確立しづらいであろう。
やはり所有する喜びというものは、ユーザーにはもっとも重要な要素なのだ。

今後オリンピックなども控えており、日本への注目は高まるであろう。
この機会に日本製品の良さをアピールしたいが、どうあがいたところで、生来の無個性ぶりから脱却することは難しい。
むしろ無個性であることを全面に出すことで、「個性的な」日本ブランドを打ち立てていくべきだと思う。
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帰宅


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今自宅に戻ったところ。
仕事を大急ぎで終わらせて、最終便に飛び乗った。
おおむね順調にきたが、都内に入ってから渋滞にはまり、帰宅が遅くなった。
とにかく疲れたので、今日はこれで失礼する。
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Wi-Fi


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こちらの仕事場で、持参したノートパソコンを机の上に置き、Wi-Fiでネットにつないで作業している。
しかし途中からネットへの接続が遮断されてしまった。
仕事の最中に画面が返ってこなくなったので、非常に困った。

よくわからないのだが、多分一度に多くの機器がWi-Fiで接続したために制限がかかるのだろう。
ほとんどの人がスマートフォンを持っており、皆がWi-Fiにつなごうとする。
それが一定数を超えると、勝手に接続を切られてしまうようだ。

仕方なく、家から持ってきたWi-Fiルータをカバンから出して、そちらの回線を使って接続した。
一昔前のゴロッとしたやつだ。
当然のことながら、それを使うのは僕一人なので、非常に快適につながる。
僕のパソコンだけ動いているので、周りの人は不思議そうな顔をしている。

しかし、この古いルーターを仕事場で使う事は想定していなかった。
フリーのWi-Fiが無い場所で、パソコンを緊急で開く必要がある時のために持ってきたのだ。
使うとしても短時間だと思い、充電器も持ってこなかった。
ぎりぎりでケチりながら使うしかないが、明日一日バッテリーがもつだろうか・・・
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日差し


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ホテルに帰ったらメールがいっぱい来ていた。
その対処で遅くなってしまった。
これから風呂に入るところ・・・

こちらは気温が高かった。
朝のうち職場の冷房が動いておらず、流れ出す汗でタオルがみるみる重くなった。
どうなるかと思ったが、途中でエアコンが動き出し、みな胸をなでおろした。
あの室温では、倒れるのではないかと思った。

日中、少し離れたところにあるショッピングセンターに、食事と買い出しに出かけた。
10分ほど歩くのだが、外はすごい日差しであった。
影が濃厚に地面に映る。
コントラストが強くて、目を開けていられない程であった。

まるで思い出の中の「夏の日」のようだった。
子供の頃、途方に暮れながら、真夏の日差しの中を何キロも歩いたのを思い出した。
九州に来るたびに感じるが、東京より日差しが強い。
ただし湿度は少なめで、うだるような暑さは東京の方が感じる。
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無事到着


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無事到着した。
福岡に行く便は軒並み欠航・・・
なのになぜかその隣の空港に行く便はちゃんと飛んでいる。
僕が買っておいたチケットはそちらだった。

離陸の時に、機体が変な揺れ方をした。
横方向にクックッと、何度か横滑りしたのがわかった。
強風を受けたのか、自動的に柁を当てて修正しているようだ。

ある高度までは不安定だったが、それ以降は問題なく飛行できた。
それどころか、追い風だったのか、いつもよりかなり早く着いた(笑)
さあ、明日からこちらで仕事である。
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運航


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明日から出張なのだが、飛行機が飛ぶのかどうか心配している。
いつもは航空会社から、出発の前日にメールで連絡があるが、今回は台風の運航への影響に関する通知がきた。
自分の便が正常に運航されるか、最新の情報をチェックしてほしいという内容であった。

調べたら、今のところ予定通りと表示された。
まあ、その時になってみないと、全然わからないという事だろう。

明日羽田空港を発着する便は終日、遅延、欠航、他空港への着陸や羽田に戻る可能性があるという。
少しくらい遅れても、何とか目的地に着いてくれればいいが、とんでもないところに連れて行かれてしまうと困る。
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交換


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先日居間のエアコンを入れ替えた。
今までの物は、もう20年近く使っている。
まだ動くのだが、さすがに古くなってきたので、新しいものに交換することにしたのだ。

ヨドバシアキバにエアコンを買いに行ったことは、以前ここで書いた。
ところが住んでいる古いマンションがちょうど改装工事に入り、買ってはしまったが、エアコンの設置作業がしばらく出来なかった。
ベランダの床など塗りなおすので、交換は工事が完了してからにして欲しいと言われたのだ。

そうしているうちに、長年使ってきたエアコンの動作が怪しくなってきた。
おかしなもので、新しいものへの更新を考え出すと、今まで調子がよかったものが急に壊れる。
この暑さでエアコンが不調では、身体を壊しかねない。
結局もう待てないと、改装工事中に強引に新品に入れ替えてしまった。

ここ数年のエアコンの進化ぶりは凄いと聞いていたので、どんなものかと期待していた。
特に消費電力の省力化に関しては、東北の震災の影響で、2、3年前のものとは大変な違いだという。
知人などは自宅のエアコンを一度に4台入れ替えたら、電気代が半分になったと言っていた。

新しいエアコンだが、ちょっと使ってみた限りでは、冷却の性能が上がったというより、極端に部屋を冷やさないという設定を充実させて、電力消費量を抑えているような印象を受けた。
おまかせモードにすると、今ひとつ涼しくないなあ・・という状態が続く。
まあ、これが省エネの正しいあり方なのだろう。
ガンガン冷えて気持ちがいい・・という喫茶店のような状態は、もう許されない世の中なのだ。
実際の電気料金がどのくらい違うかは、もう少し待たないとわからないのだが・・・



最初に驚いたのは室内に設置されたエアコン本体の大きさだった。
今までのものよりかなり大きい。
壁と接触する面積はそう違わないのだが、前に大きく出っ歯のように張り出している。
23畳用のエアコンで、前のものより能力的に大きくなってはいるのだが・・・

もっと驚いたのは室外機の大きさである。
ドーンと背の高い室外機が、ベランダに置かれている。
何でこんなに大きいの?・・とかなりビックリした。
以前のものの倍もありそうな大きさである。

当然設定温度を低くすれば、それなりにグングン冷やしてくれる。
ゴーゴーと音を立てて冷風をふき出し、部屋の温度が一気に下がっていく。
居間ばかりでなく、廊下の先まで涼しさが届く。
基本性能は相当高そうである。
ただ以前のエアコンはもっとダイレクトに冷える感触だったのだが、新しいものはどこか当たりがソフトに感じられる。

見ていてふと気になったのは、室外機の排出する熱である。
この機種に限らず、すべてのエアコンに言える事であるが、部屋の温度を下げる代償として、その分の熱を外に垂れ流している。
それが結局自分たちに返ってきているのではないか。
首都圏の吐き出す空調の熱が、隣接する各県の気温までもを上げているという話はよく聞く。

この熱を利用すればいろいろなことが出来るのではないか?
地球の気温を変えてしまう程なのだから、合計すれば凄まじいエネルギー量になるはずだ。
省エネを謳いながら、室外機の排出する熱に関しては、垂れ流ししているだけのように見えたので、ちょっと勿体無いような気がした。
当然メーカーも何か対策を考えているのだろうが・・・
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5番ラスト 3


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ここまででわかった事は・・・

7.5-D タイトフィット
7.5-E 羽根が閉じて口がわずかに笑う
7.5-3E 明らかに大きくて口が笑う
8-D 長さが大きめで幅はタイト
8-E ルーズフィット

結局完全にフィットするものは無いということだ。
この中で実質的に僕の足にフィットするサイズは、どうやら8Dということになりそうだ。
少し長さ方向が大きくて幅も狭いが、羽根は一応開くし、履いているうちにまあまあのフィッティングになる。
完全とは言えないが、この辺りが足とラストとの相性の限界であろう。


アレン・エドモンズ製ウルヴァリン1000マイル 8-D

では一度試着した7.5Eが何故ピッタリだったのだろう。
どう考えてもおかしい。
これに関しては、個体差が大きい・・としか言いようが無い。
最初から感づいてはいたが、シビアに追求できるほど厳密なものではない・・という事だろう。

同社の靴に限らないが、手作りの革製品は、素材の伸び縮みもあり品質管理が難しい。
同じラストを使っていても、モデルによってパーツの形状や数、使用部位が違っているので、どうしても個体差が発生するのだろう。
特に靴の場合は、製造者の癖や熟練度も影響しそうだ。
結局は何足か買ってみて、平均値からおよその傾向をつかむしかないのだ。


アレン・エドモンズ製ウルヴァリン1000マイル 8-D

というわけで、65ラストの靴を買う時は、現在は8Dを選ぶようにしている。
ここに載せたウルヴァリンのふたつの1000マイルのシリーズは、どちらも8Dである。
茶色い方はまあまあのフィッティングなのだが、青い方は今ひとつしっくりこなくて、足の当たるところが痛くなる。
まあ、そんなものだろうということで履いている。

軍隊ではないが、あとは足の方で靴に合わせるしかない・・ということである。
ユーザー側にもある程度の許容力と、いい加減さが必要である。
フィッティングを追求しようとしても、靴も足も大きさが「可変」では、永久に正解など得られない。

それにしても、実際に履かないと結果がわからないなんて、買う方にとってはスリル満点である(笑)
靴は通販にもっとも向いていない製品のひとつであろう。
特にアレン・エドモンズの製品は、ネット社会へのアンチテーゼのような存在であるが(笑)、そんな同社がネット通販でもっとも成功しているシューメーカーだというのだから面白い。
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5番ラスト 2


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8Dがタイトとなると、当然自分に合っているのは8Eかな・・ということになる。
そこで65ラストの8Eの靴(ヘリテイジ)を買ってみた。
こちらは使えないことは無いのだが、想像していたものよりルーズフィットである。
ワイズをDからEにしただけなのに、かなり変わることがわかった。


ヘリテイジ 8-E

こうなると、7.5のEだろうか・・ということになる。
ある日、7.5Eのグレーのパーク・アベニューが1足だけお店にあるのを見つけた。
早速試着させてもらったところ、これがドンピシャリであった。
羽根もほどほどに開くし、変な隙間も空かない。
だがさすがにグレーとなると使うのが難しいと思い、この靴は購入せずに終わった。

どうやら7.5Eが自分にベストであることがわかった。
このサイズの黒のパーク・アベニューが、ネット上に安く出るのを待った。
それが長年探し求めていた、自分にとってベストの「冠婚葬祭用フォーマルシューズ」になると思ったのだ。
黒のストレートチップに関しては、誰もが一言あるものだ(笑)
eBayに7.5Eのパーク・アベニューが出たのを見付けた時には、即決で落札した。


パーク・アベニュー 7.5-E

届いた7.5Eのパーク・アベニューを早速履いてみたが・・・
どういうわけか、予想していたフィッティングとは違う。
何故か幅が広めで、羽根が閉じてしまうのだ。
しかも口も少し笑う。
何でこうなるの・・・

やはり7.5Dがベストなのかな・・・
と思ったが、前述の8Dのパーク・アベニューがタイト気味なので、矛盾が生じる。
もう何が何だかわからなくなった。


マクタビッシュ 7.5-D

その後サイズが7.5Dの65ラストのマクタビッシュを手に入れた。
恐らく僕には小さいだろうと思ったが、すでにこのモデルは廃番で、この大きさしか残っていなかったのだ。
実際タイトフィットで、長距離を歩くと足が少し痛くなる。
しかしこの靴には独特の存在感があり、非常に気に入っている。
少々痛いのは我慢して、現在でも愛用している。

つづく。
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5番ラスト 1


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アレン・エドモンズに65ラストという木型がある。
以前は5番ラストなどと呼ばれていた。
スラッとした細長い形状で、同社を代表するラストのひとつだ。

ストレートチップの「パーク・アベニュー」を初め、セミブローグの「ストランド」、ウイングチップの「マックアリスター」など、人気モデルにこぞって採用されている。
フォーマル系のラストなので、販売量の多い機種に使われているのだ。
最も多くのユーザーから親しまれているラストと言えるだろう。


パーク・アベニュー 7.5-3E

僕はアレン・エドモンズの靴が好きで、特に仕事用の靴は同社の製品で揃えている。
同社の靴は内部に金属製のシャンクが入っていないので、しなやかで曲げやすい。
履き易い上、価格も程々(300ドル台、セールやオークションだと200ドル程度)なので、仕事用にはうってつけなのだ。
質は価格なりではあるが、アメリカ靴の場合、それが「味」と呼ばれるものになる(笑)
最高級品ではないところも、仕事用に適していると言える。

必然的に65ラストに接する機会は多く、僕なりにこのラストへのこだわりがあった。
このラストで自分に一番合うのはどのサイズだろう・・という疑問をずっと持っていた。
多民族国家であるアメリカの会社だけあり、ユーザーの足の形も千差万別のため、幅、長さともかなりの種類が用意されているのだ。

ところが、このラストで作られた靴を何足か持っているにも関わらず、自分に合うのはこれだ!というサイズがつかめない。
日本にはDかEの幅しか入ってこないので、個人でいろいろな幅を輸入してみて、どれが合うのか試してみた。
しかし大きすぎたり小さすぎたりで、なかなかベストのサイズが見付からない。


マックアリスター 7.5-3E

一番最初は7.5の3Eの靴(バーガンディのマックアリスター)を購入してみた。
その頃は正しいフィッティングがわからず、単純に日本サイズの25.5の幅広・・から判断した。
だがこのサイズだと羽根が完全に閉じてしまい、それでもまだ緩く、履き口も笑っている。(口がくの字に左右に開いてしまう)
今の基準で見ると明らかに幅が大きすぎる。(インソールで調整して何とか使用している)

次に8D(ブラウンのパーク・アベニュー)が安く出ているのを日本のお店で見付けて購入した。
これは幅方向が少しタイトだったが、履けない事は無い大きさであった。
ここでD幅では自分には狭いと判断したのが、混乱の始まりだった。
つづく。


パーク・アベニュー 8-D
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連休最終日


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

大きな画像

連休最終日。
北参道のスターバックスで書いている。
たまにはこういうのもいいかと思って・・・
窓際の席に座って、外を歩く人たちを観察しながら、iPhoneで更新している。
そろそろ外は暗くなってきた。

今回の連休は、風邪を引いていたこともあり、結局どこにも旅行に行かなかった。
特に後半は家にいて、たまに散歩に出る程度だった。
病気のお陰で、かえって身体が休まったように思う。
まあ、どちらにしても、休み明けにまた出張が控えているのだが・・・

明日からまたハードな日々が始まる。
早急にリズムを取り戻さなければならないが、連休の後半をダラダラ過ごした事で、精神的には良かったかなと感じている。
何もしないなんて、勿体無いような気もしたが、ある意味一番贅沢な過ごし方でもあるのだ。
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