強い光


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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日差しの強い日が続いている。
降雨確率も低かったので、オールデンの990を履いて出た。
990はふたつ持っており、普段は後から染めてもらった「疑似レアカラー」の990を履くが、今日は久々にオリジナルのナンバー8の色の方を履いた。
10年前(2013年)に購入した靴である。
下はiPhoneで撮った画像ではあるが、いかにも日光が強烈に当たっているのが分かる(笑)


(iPhone 13 Pro)

こちらはサイズがUS8Eと大きい。
バリーラストで僕の足に適した大きさはUS7EかUS7.5Dなので、かなり大きめになる。
まだ革靴のフィッティングがよく分からない頃に、米国からエイヤッで輸入した靴である。
届いた時には、とにかく履けたのでほっとした。
というかこのくらい緩いのが普通かと思っていた。

もちろん今はそうではない。
この緩いフィッティングが何とかならないかと思い、内部にインソールを入れて履いている。
それでも大きめだが、程よくルーズフィットになり、まあ歩いていて不快には感じないので、これはこれでありかなとも思っている。
羽根もギリギリで開く。
欠点としては少々大きく見える事と、インソールの分重く感じる事くらいか。

緩めで皴が過剰に入るので、むしろコードバンの靴として面白いと思う事もある。
ちょっと不自然な位置ではあるが、表面にボコボコと凹凸が出来て、上手く活かして光らせれば、いかにもコードバンと言わんばかりの外観になる。
それを維持したくて、あえてキーパーを入れないで保存したりもしている。
フィッティングよりも外観という、僕の靴の中では面白い存在になっている。
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メッセージ


D850 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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会社の入り口でカマキリを見かけた。
まだ羽根の無い不完全変態の幼虫だ。
鮮やかな緑色の個体であった。

カマキリというと、とにかく獰猛な捕食者というイメージがある。
攻撃的な姿勢を取りながらも、目の黒い点が常にこちらを追って睨んでいる。
僕の好きなカエルなどを、簡単に捕まえて食べてしまうし、最後はメスがオスを食べてしまう。

しかしそのパワー故か、世界中で預言者とか、幸運を運んでくるとか言われているそうだ。
見かけたら、それは何らかのメッセージを運んできたのかもしれない。
それなら・・というわけで、皆さんにもおすそ分けしようと思い、ここに載せることにした(笑)



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D850 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
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通路


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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壁面の収納家具を少しずつ購入しては組み立てていることを書いた。
いよいよ大物で、中央に置くテレビを収納できる家具を頼むことになった。
(将来買うであろう)テレビの大きさを考えて選んだので、幅が1.5mある。
高さも1.8mあるのでかなり大きい。
これだけはメーカーに組み立ててもらい、完成品として搬入してもらおうと考えた。

先方から「途中の通路が通れますか?」という質問があった。
マンションの玄関ホールを通り、エレベーターに乗せて上まで運び、外廊下を通って自宅玄関から搬入する。
それから家の廊下を通り、居間まで運び込むのだ。
確かにこの大きさの四角い塊が、通路を通るのだろうか・・という疑問はある。

先方が心配するのは無理もないことだ。
家具が住居内に運び込めない事象は、けっこうな確率で起きているのだ。
残念、通れませんでした・・では済まない。
そこまでの輸送費用に何万円もかかっているからだ。

そのため大きい家具などは、入らなかった場合も輸送費用は請求する・・と書かれている。
気楽に何も考えずに注文し、通路で引っかかって入らなかったら、やっぱりいらない・・という無責任な人がいるのであろう。
入らない時は往復分の輸送費用数万円を本当に請求するそうで、金額に驚いたユーザーとトラブルに発展する事もあるという。
そのためメーカーもあらかじめ何度も確認するのだ。
相手から「大丈夫です」の言葉を聞き出しておく必要があるのだ。

通路や出入り口のドアなど、一応メジャーで測って確認した。
しかしそれだけでは不十分である。
製品は幅と高さだけでなく、厚みがあるからだ。
特に曲がり角で、厚み分が原因で引っかかって通過できないことがある。
これは素人ではなかなか判断が難しい。

そこで実際に家具の大きさのサンプルを使って確かめることにした。
具体的には家具を上から見た断面、すなわち幅×奥行き・・と同じ大きさの平たい板をダンボールで作り、実際にMrs.COLKIDと運んでみたのだ。
ふたりでそれを持って、1階のエレベーターホールから自宅玄関まで移動してみた。

最近の建物は、スペースを切り詰めて作ってあるので、あちこちが少しずつ小さくなっていることが多い。
しかし僕の住むマンションは、あまりに古い事が幸いして(笑)、通路も部屋も昔のサイズで広めに作られている。
エレベーターは奥行きがぎりぎり(余裕が10センチ程度しかなかった)ではあるが、乗せることはできる。
家の中の廊下もけっこう幅があるので余裕で通る。
やはり問題になったのは、曲がり角であった。

幅が1.5m、奥行きが40数センチあるものを、90度曲げようとすると、かなりの面積が必要になる。
予想通り、一番の難関は、外の通路から玄関に入れるところだった。
玄関ドアの内側に郵便受けの膨らみがあるのだが、机上の計算ではそれに気付かなかった。

ドアを目一杯開けても、家具を90度曲げる際に、その膨らみ分が接触ギリギリの位置にある。
そこに当たらないように慎重に通過する必要がある。
まあ少々気を遣うことになるだろうが、入らないわけではないことが分かった。

メーカーに電話して「行けます」と伝えた。
ところがしばらく経ってからふと気付いた。
まてよ、一番最後の居間に入るところのドアの高さが、意外に低かったような・・・
昔そこを背の高い家具を通過させるのに、苦労したことがあったのを思い出した。
何しろ洗濯物のハンガーを、扉にヒョイと引っ掛けられる高さだ。

もう一度メーカーに電話をして、再度確かめるところがあったから、組み上げるのは待って欲しいと伝えた。
家に帰ってドアの高さを測ったら・・・
何と、余裕が1センチしかない。
家具の高さプラス1センチである。
・・・ウーム・・・

メーカーに伝えたところ、持っていく運送業者の担当の判断でどうなるか分からないという。
ギリギリだけど何とかなる、という人と、傷つけたくないからやめる、という人に分かれるらしい。
要は運次第ということだ。
困った話であるが、まずは止めておいた方が無難だな・・・・

決行ぎりぎりになり、完成品での輸送は、一度キャンセルしてもらうことにした。
パーツで取り寄せて自分たちで組み上げるか、あるいはどこかの業者に組み立て作業のみを頼むか・・・
まだ他にもいくつか方法はある。
どの方法で行くか、現在Mrs.COLKIDと思案中である。
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転倒


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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先日滑ってまともに転んだことを書いた。
路面が濡れていて、滑るのは分かっていたのに、転倒を避けられなかった。
恐らく若い頃だったら、何とか踏みとどまっただろう。

年齢と共に、自分では気付かないうちに、反応が鈍くなっているのだ。
足元も多少ふら付きがあり、おぼつかなくなっている。
自分の老化に対する認識と現実とのギャップが、転倒の原因である。

足がスコーンと滑り、まともにお尻から落ちた。
前回自宅マンション内で滑ったときと同じ状況だ。
椎間板ヘルニアで背骨のクッションが減っているのに、そこをまともに痛めたのを感じた。
反射的に手をついたら、そこが大理石の縁石で、手首近くをザックリ切ってしまった。

しばらくは痛くて動けなかった。
死ぬかと思うほどまともに打った。
もともと痛めていた腰を、さらに痛めつけたのだから、拷問のような状況である。
腕からも血が出てきたが、まずは腰を強打した痛みの方が大きかった。

何とか立ち上がり、脇の縁石に座って休んだ。
しばらくすると、腰の激しい痛みが少し治まってきた。
腕の傷は血が出てきたので、口で舐めてそれを抑えた。

そろそろ歩けるかなと思いながら、恐る恐る立ち上がり、近くにあった薬局まで行った。
そこで絆創膏を買って傷口に貼った。
その後も血が止まらず絆創膏が真っ赤に染まったが、しばらく経つと出血も落ち着いてきた。
その状態で何とかバスに乗って帰宅した。

それから数日たち、少しずつ回復してきてはいる。
まあ、正直まだこれで済むのかは分からない。
年齢と共に症状が出るのも遅くなっているからだ。

ところでふと考えたのだが、たとえば戦時中であったら、このくらい怪我のうちに入らないであろう。
腰は痛めたとしても、怪我は切り傷程度で、血は多少出るかもしれないが、絆創膏を貼れば済む。
片腕が吹っ飛んだわけではない。
自分で普通に歩けるのだから、「ヨーチンでも塗っておけ」で終わりであろう。

ウクライナで起きている戦争のことを考えてみた。
仮に爆風で飛ばされ、身体を壁に打ち付けたとしたら、痛みはこんなものでは済まない。
転んだだけでもこんなに痛いのだから、それから想像してみて、つくづくそう思った。
何メートルも飛ばされれば、どこか骨折したり、破片が突き刺さったりして、体中が傷だらけになる。
もちろん本当に死にかけたら、痛みも分からないのかもしれないが・・・

しかも強烈な痛みに襲われたとしても、次の攻撃を避けるために、まずは動かなければならない。
一刻も早くその場から退避する必要があるのだ。
痛かろうが何だろうが、必死になってその場から離れなければならない。
しゃがみ込んで、「いたたた・・・」なんて呻いていられないのだ。

そう考えると、滑って転んだくらいで泣きごとなど言っていられないな・・・
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組み立て2


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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先日書いた、ネットで購入した家具が破損して届いた件の続報。
土日が明けて、月曜日になってから、メーカーに連絡した。
破損した側板と、痛んだダンボール箱の画像も送った。

すぐに対処してくれて、その破損したパーツのみを、新たに送ってくれることになった。
静岡のメーカーなのだが、火曜日には荷物が到着した。
長さが180センチある大きなパーツなので、平たくて細長い梱包物であった。
当然前回より梱包は厳重で、エアパッキンなどが巻いてある。

さらには丁寧なお詫びの手紙が付いていた。
この事例を反省材料として、再発防止策を考えていきます・・という内容。
この辺りの対応は、さすが日本のメーカーである。

破損したパーツを送り返すことになっていたが、持ってきたS急便が今持ち帰りたいと言い出した。
てっきり後から別便で送るものと思っていたので慌てた。
Mrs.COLKIDが、急いで破損した側板を梱包して渡した。

今回購入した家具は、日本製にもかかわらず製品の価格が非常に安い。
高さが180センチある収納家具が2万数千円で買えるのだ。(自分で組み上げる場合)
しかも送料込みである。
どうすればこんな価格で販売出来るのだろう。

もちろん材質はパーチクルボードに化粧シート仕上げで、天然木のツキ板ではない。
しかし多くのパーツがソリッドな構造のため、作り上げてみると意外に安っぽくない。
シンプルではあるが、部屋に設置しても、特に不満を感じさせない質感である。
設計も細部までよく考えられていて、連結した際に配線類を通す穴、耐震ラッチなども付いている。

組み上げる際も、ネジ穴などピッタリ合うし、品質も精度も安定しており、非常に洗練されている。
問題が出たとしたら、それは自分がマニュアル通りに作業しなかったことが原因である。
恐らく長い期間かけてここまで熟成させたのだろうが、完成度の高さに驚かされた。

転倒して体中痛い状態であったが、組み上げ作業の続きをやってみた。
むしろ少し運動した方がいいだろうと考えたのだ。
さすがに中腰での作業は厳しいので、机の上を作業場にして、重いものはMrs.COLKIDに持ってもらいながら組み上げた。
それほど苦労することなく完成出来たが、いいリハビリになった感じだ。

今回組み立てたのは、この家具のシリーズの2台目なのだが、1台目より幅が広くて重量もある。
作業をしてみて感じたのは、組み上げる事自体は可能でも、大きい分、垂直の精度などが問題になってくる。
フレームを組んだ際に歪みがあると、扉の立て付けなどに問題が出るのだ。

今回の大きさ(幅60センチ)くらいが、自分で組み上げられる限界かと感じた。
今後同じシリーズで幅が150センチあるテレビ台付きの家具を購入する予定であるが、これは追加料金を払って専門家に組み上げてもらった方が良さそうだ。
手数料が2万円ほどかかるが、あの大きさのものを自分で組むことを考えると、むしろ安く感じるほどだ。

壁面に並べる収納家具を、一度に買わずにひとつずつ買い足している。
毎日少しずつ組み立てて、部屋を片付けながら増やしていけるので、これはなかなかうまいやり方である。
壁一面の家具を購入すると何十万円もかかるかと思ったが、自分で組み上げれば遥かに安く出来ることが分かった。
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見直し


FUJIFILM X100V

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食事のたびに難消化性デキストリンというものを飲んでいる。
2022年4月29日の日記
糖の吸収速度が遅くなり、血糖値が急上昇するのを抑える、というものだ。
正式な糖尿の薬ではないのだが、何だか効果があるような感触があり(笑)、飲むのが習慣になっている。

そろそろ無くなるからまた買おうかと思い、アマゾンで注文しようとしたら、今まで500g入っていた袋の内容量が400gに減っている。
まあ原材料価格や輸送費が上がって、その上円安なので仕方がないのだろうが、2割も減るとなるとけっこう大きい。
一度にまとめて2キロ買うと、けっこう値引きがあるので、とりあえずそちらで注文した。

今まで食事のたびにしっかり飲んでいた。
家と会社に袋が置いてあり、食事前に白湯などに溶いて飲むのだ。
当然それなりの量を消費しており、定期的にデキストリンの袋を購入していた。
今後も飲み続けるつもりだが、実質値上げになったので、一度摂取量を見直してみる事にした。

今まではデキストリンの袋の中にスプーンをひとつ入れておき、それで一杯すくって飲み物にに混ぜていた。
それを食事のたびにやっていたのだが、よく考えると少し摂取量が多いかもしれない。
デキストリンの説明を見ると、1日のお勧めの摂取量は5gから10gくらいだという。

そこでまずはスプーン一杯の重量を測ってみることにした。
量りに乗せて重量を量ったところ、ちょうど5gであった。
1日3回、食事のたびに飲んでいるので、推奨量よりちょっと多いことになる。

効果がはっきり分かるものではないのだが、もう少し摂取量を減らしてもいいだろう。
やはり食前に飲むのが効果的と思われるので、1回の摂取量を少しずつ減らせばいい。
スプーン自体を小さくするか、すくう量を少なくするか・・・

今まではかなりラフなやり方であった。
スプーン一杯分を適当にすくって、飲み物にガバッと放り込むだけ・・・
しかし今後はもう少しデリケートに量を調整しよう。

結局値上げがきっかけとなり、デキストリンの飲み方自体を見直すことになった。
今後は消費する量が減るので、購入する間隔も長くなる。
きっと以前より運用費が安くなるなだろう(笑)
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負傷


Z9 + FTZ + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

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駅で水に濡れたところで滑るものを踏んでしまい、まともに転倒した。
腰をしたたか打って、手をザックリ切ってしまった。
しばらく痛くて動けなかった。
とりあえず何とか帰ってきたが、明日は体中が痛くなりそうだ。
というわけで、今日は早く寝ます。
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エアコン洗浄


FUJIFILM X100V

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居間のエアコンを業者に洗浄してもらった。
2016年に入れたダイキンのエアコンだ。
購入以降、一度も本格的な洗浄はしたことがなかった。
(自動掃除機能は付いている)

調べてみると、安さを謳うエアコンのクリーニングの業者がいろいろ出てくる。
ところがMrs.COLKIDは、あえて高いところを選んだ。
大手に属する業者で、室外機も含めて洗浄代金が2万数千円かかる
例によっていつもの勘で、サイトの情報をよく読んだ上で、ここがいいと判断したようだ。

僕がいないうちに、洗浄業者が来て作業をしていった。
小柄な女性だったそうだが、機械をばらして、ベランダで高圧洗浄機で洗ったらしい。
ベランダには蛇口(あとから頼んで付けてもらった)も電源もあるので、作業はスムースに進んだという。

見た目も綺麗になったが、それより驚いたのは性能の向上だ。
冷やす能力が大幅にアップした。
というか、新品時に近いところまで復活したのだろう。
冷気の吹き出す音もずっと静かになった。

音もなく冷える・・という感じ。
設定温度を以前より1、2度上げてちょうどいいくらいで、ゴウゴウと唸る事も無くなった。
足元に配したサーキュレーターも、今までのように強く回す必要が無さそうである。

電気代の節約にかなり貢献しそうだ。
これは今の時代に助かる。
もっと早くやるべきであった。
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特等席


Z9 + FTZ + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

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帰宅したら花火大会が始まるところであった。
どうしようかと思ったが、軽く撮ってみることにした。
カメラと三脚をベランダに持って出た。

花火大会と聞き、母親もベランダに出てきた。
Mrs.COLKIDが、見やすいようにと、ベランダに場所を作った。
我が家からはだいぶ遠いのだが、それでも十分に見応えがある。
会場まで行って、大混雑に巻き込まれることを考えると、ここで見た方がいい。

母親は、こんなにしっかり花火を見たのは、子供の頃以来だという。
昔は打ち上げ花火は赤いものばかりだったが、今の花火は青いのとかがあって綺麗だ・・というのだが、まあそこは記憶違いかもしれない。
だいぶ花火に感激したようで、ほとんど最初から最後までそこで見ていた。

僕は途中で部屋に戻って、ノンアルコールビールを飲んだりしていた。
露光時間が長いので、もう少ししっかりした三脚が必要だったと後悔した。
いい加減な撮り方だと、ブレ写真のオンパレードになってしまう。
次回は‥と思ったが、その頃覚えているかなあ・・・(笑)
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中止


FUJIFILM X100V

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昨晩に続いて家具を組み立てた。
今日は昨日のものより大きい。
同じシリーズなのだが、幅が広いのだ。

とはいえ、昨日の組み立てでだいぶ慣れた。
どのパーツをどこに取り付けるか分かっているので、作業はスムースに進む。
しかもそのパーツがどう機能するかも理解している。
先が分かっているとだいぶ違う。

結局、取扱説明書の解読に費やされた労力も、かなりのものだったのだ。
今日はその工程が無いので、ずっと楽であった。
床で作業すると腰にダメージがあることも、昨日学習しているので、今日は机の上を片付けて作業場にした。
そのため負担が大幅に少なくなり、組み立て作業はどんどん進んだ。

Mrs.COLKIDが助手について、次に必要なパーツを用意していく。
こちらは組み立て作業に専念できる。
こりゃあ調子がいいぞ・・・と思った矢先、大変なトラブルが発生した。

箱から大きな側板を出して机の上に置くと、端の方が大きく潰れているではないか!
手のひらほどの大きさに陥没しており、とても隠せないレベルの破損だ。
「こりゃあ・・・ダメだな・・・」
当然そこまでで作業は中止になった。

箱を見ると持ってきた配送業者がぶつけたらしく、ダンボールが一部潰れている。
内部の壊れ具合から見て、けっこうな力が加わっているので、恐らく落としたのだろう。
分かっていて置いていったな・・・

Mrs.COLKIDはショックで、椅子に横になってぐったりしている。
よりによって週末の夜なので、来週まで連絡もつかない。
中断したまま来週まで待つしかない。

それより途中まで組み立ててしまった。
メーカーや運送会社が、果たしてどのような対応をしてくれるか。
こういうトラブルの時、ユーザー側がどういう思いをするか。
その点は参考にもなるので、じっくり経過を観察していこうと思う。
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組み立て


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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家に帰ったら大きな平たい箱が届いていた。
玄関の外に立てかけてある。
手で持とうとしたら、重くて簡単には動かない。
腰を悪化させないために、ひとりで家に入れるのは諦めた。

Mrs.COLKIDがネットで購入した家具であった。
パーツの状態で箱に入って届いた。
これを自分で組み上げるのだ。

業者に組み立てまでお願いすると、手数料としてプラス数万円かかるという。
本体とそう変わらない値段である。
要するに完成品にすると、販売価格が倍になる‥という事である。

その分を浮かして、自分で組み立てようと目論んだわけだ。
それでパーツの板がぎっしり入った、平たくて重い箱で届いたのだ。
でもこれを組み上げるのって、かなり大変そうだな・・・

まずは夕食を取りながら、どうしたものかと考えた。
何しろ数万円取るという仕事だからな・・・
それなりの労力が必要なはずである。

とか考えているうちに、Mrs.COLKIDが先に箱を開けて組み立て作業を始めた。
慌てて食事を済ませて、そちらに向かった。
腰を痛めているとはいえ、唯一の男性なので、僕が中心になって組み上げることにした。

一応日本製という事で、もの自体はよく出来ている。
パーチクルボードに化粧板仕上げであるが、品質は悪くないし精度も高い。
プラモデルのように確実に組み上がっていき、穴の位置が合わない・・などという事もない。
マニュアルもよく考えられていて、工程ごとに使うパーツや注意点などが適切に書かれている。

たださすがに頼んだら数万円かかるだけあり、かなりの作業量である。
しかもけっこう複雑で、マニュアルを読みながら進めるのだが、途中で分からなくなり、何度か考え込んでしまった。
これはある程度頭のいい人でないと出来ないぞ・・・(笑)

もちろんネジ止めする個所は多いので、電動ドライバーは必需品である。
トルクを弱めて左右交互にネジを締めていき、最後は手で程よく増し締めをした。
そういう最低限の工具の使い方も知っている必要がある。
またパーツが大きくて重いので、ひとりだけで作業するのはかなり大変だろう。

結局完成までに何時間かかかった。
途中で腰が痛くなってしまい、何度か休憩したのもある。
出来上がった棚を、居間の端まで持っていき、壁面にくっつけて置いた。

ところがこれがやっと1台目なのだそうだ。
あと何台かこのシリーズの家具を買い、壁一面に連結して並べるのだという。
今日はその最初の1台を作ったわけである。

ウーム・・・
じゃあまだあと何台か届くわけね(汗)
まあ2台目以降の組み立ては、もう少し慣れてくるんだろうけれど・・・
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サイズ失敗


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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最近ネットでバブアーを2着ほど購入した。
そんなに買ってどうするんだと言われそうだ(笑)
しかもこの暑い最中に・・・

いやこれは、来るべき冬への備えなのだ。
アリとキリギリスのアリのようなものだ。
違うか・・・

ひとつはノンオイルのビデイルだ。
着てみると何故か少し緩い。
持っている愛用のビデイルと同じサイズなのに・・・

着て鏡を見てみると、やはり少々だぶついているのが分かる。
画像を撮って知人に送ったら、最初に少し大きいのではないかと指摘された。
一目見て分かるか・・・
まあ、着られないわけでは無いので、緩めに着てごまかすしかないだろう。

もう一着はスリムに作られたビデイルのSLだ。
散々悩んだ上で、クラシックビデイルと同じサイズにした。
身幅の数値を見て、行けると踏んだのだが・・・

危惧した通り、今度は少しきつめである。
前のファスナーをを締めると胸がパツパツで、腕が回しにくくなる。
SLについてよく言われる通り、一つ上のサイズにするべきだったか。
でもそれだと袖がだいぶ余りそうだしな・・・

どこかがバブアーに特注したSLで、色使いが気に入ってフリマで購入した。
当然この一着しかなく、簡単に一つ上のサイズ‥という訳にはいかないのだ。
まあこちらは前を開けたままで着るしかないだろう。
着ているうちに少し伸びるかも・・・いや、それは無いか・・・

結局どちらも、サイズでは少し失敗した。
これが試着しないで買う難しさである。
特に海外のものは、サイズ表記も何だか危なっかしいし・・・
よし、次回は失敗しないぞ・・・と決意も新たに・・ってまだ買うんかい、と突っ込まれそうだ(笑)
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集会


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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毎月マンションの管理組合の集会にMrs.COLKIDが出ている。
しかし最近は高齢者ばかりで、まともな集会にならないようだ。
何でもかんでも反対、反対で、話が進まない。
老人ばかりの古いマンションならではの問題点であろう。

先日もマンション内に設置したAEDについて、「あんなものいらない」という意見が出た。
高齢者の集団のボス的存在の人物が、得々と反対意見を述べる。
いや、あなたたちのために設置したのだが・・と言いたいのを、グッと抑えて意見を聞いたという。

結局「今から契約を解除するには違約金がかかる」という話をしたら黙ったという。
要はお金の問題なのだ。
物価の上昇が高齢者の生活を直撃しており、生活していくのが大変になってきた。
そのため少しでもお金のかかる事はすべて反対する。

それは分からないでもない。
しかし世の中の常識からどんどん遅れていき、住居の資産的な価値も薄れていく。
もちろん彼らにしてみれば、そんな事はどうでもいいわけで、とにかく自分が死ぬまで何とか安泰に過ごせればいいのだ。
次の世代のことなんて知ったことではない。

特にこの数年で世の中が大きく変動した事も関係しているように見える。
IT機器が使えない人は、ある程度切捨てられていく。
お役所などで、お年寄りにも丁寧に対応しているのを見るが、何かしようにも自分ひとりでは何も出来ないのだから、取り残されている事をひしひしと感じるであろう。
若者と話そうにも、話がまったく通じず、無表情になった顔から、軽蔑されているのが伝わってくる。

世の中の主流とはっきりと壁が出来ているのを感じ、その疎外感も原因になっているのだ。
集会になると、普段のストレスを発散するかのように元気になり、ここぞとばかり自己主張を始める。
しかし時代について行けないところに、加齢による頭の硬化も加わっているので、素っ頓狂な意見を言うばかりか、他人の意見を受け入れることが出来ない。

本来は意見を出し合い、重要な決議もしなければならない集会である。
しかし実際には暇な人たちばかりが集まり、長々と意味のない議論を続ける場になってしまう。
普通に仕事をしている人にしてみれば、貴重な休日が丸一日無駄になってしまう。
そのため息子夫婦がいる家庭でも、集会に出るのを嫌がり、お年寄りが代表で出てくることになる。

とここまで書いたが、まあ僕自身もその集会に出ているわけでは無いので、偉そうなことは言えない。
自分の休日を捨ててまで、そんなものに出るのは嫌なので、Mrs.COLKIDにすべて任せているわけである。
性格的にも強く言える彼女の方が向いているしね(笑)
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君たちは・・・


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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土曜日に映画「君たちはどう生きるか」を観てきた。
チケットの予約は簡単に取れたが、上映開始の頃にはすべて席が埋まっていた。
宣伝をしなかったので、公開したことに気付いた人たちが、慌てて集まってきたようだ。
ごった返す映画館のホールでも「さっきまで誰もいなかったのに・・」と驚く声が聞こえてきた。

どう評価していいか分からない・・という声が多いという。
ファンタジーにしては、戦時下の重い現実がベースになっている。
まあもともと宮崎氏は、ただ楽しませるだけの能天気な作品を作る人ではないのだが・・・

実は僕はファンタジーというのがどうも苦手である。
昭和2年生まれのリアリストだった父に育てられた影響かもしれない(笑)
宮崎作品でも、ポニョやトトロ、ハウルや千と千尋、もののけ姫などは、今ひとつ理解できない。
恐らく宮崎氏にはしっかりした理由があって、ああいうキャラクターデザインやストーリーになるのだろうな・・とは思うのだが、こちらはそういう知識が無いので、何が何だかよく分からないのだ。

その点今回はどうであったか・・というと、「君たちはどう生きるか」は、実は非常に納得のいく作品であった。
個人的にはベストの何本かに入れていいと思った。
ストーリーとしては、もちろんファンタジー以外の何物でも無いのだろうが、実際には映画の始まりからずっと、それが非常にリアルな世界に見えて仕方が無かった。
この映画に関して、ネタバレを含む感想を書くことを皆さん自粛しているようなので、なるべくソフトに書こうと思うが、少しでもストーリーに触れられることを嫌われる方は、以降は読まないでいただきたい。

これは個人的なことなのだが、宮崎氏と僕の母親の育った環境とは、地理的に非常に近く(というか同じ場所にいたと言える)類似点が多い。
僕の母親の家族は東京の真ん中にいたが、戦争の疎開のため・・というより、半官半民の仕事で祖父が宇都宮に赴任したため、一家がそちらに移動した。
母親の兄や姉は、現地で中島飛行機の工場で働いていた。
母親の年齢は、今回の映画の主人公より恐らく少しだけ若く、宮崎氏より数歳上である。

宇都宮が空襲を受けた日には、家族が散り散りになって避難し、焼夷弾の降り注ぐ真っ暗な中を必死の思いで逃げた。
B29の飛来の様子を見て、ここにいたら助からないから逃げようと、祖父が自転車を押し、母と叔父(宮崎氏と同年齢)の二人だけを連れて出た。
防空壕は直撃を受けたので、外に飛び出したのは正解であった。
途中でどこかの子供たちがドブから亡霊のように立ち上がり、一緒に連れて行ってとすがってきたが、助けることなどできなかった。
家は焼け落ち、屋根だけがそのままの形で地面に落ちていた。

一方で同じく宇都宮にいた宮崎氏は、空襲の際に自動車に乗って逃げた・・という話を読んだことがある。
母親は少し怒りながら、あの時そんなことが出来るなんて、普通の家族ではない、と言った。
車を持つこと自体が、限られた人にしか出来ない時代であり、恐らく軍に関係した仕事をしていたのだろう・・とすぐに思ったという。

この映画を観ていて、多分に宮崎氏の自伝的なものが含まれているのではないか・・と強く感じた。
主人公は氏より少し年上なので、あるいは年上の世代を観察していた氏の記憶がベースになっているのかもしれない。
その時代を生きた人にしか分からない空気感が表現されていた。

映画に出てきた洋館のことを母親に話したところ、恐らく映画程のものではないのだろうが、あの頃はいくつかの家に洋風の建物があったという。
お金のある家では、古くからの和式の大きな家と、離れに洋館を持っている事が多く、子供たちがそちらで暮らしたりしていた。
実際母親も、宇都宮でそういう家を借りてしばらく住んでいた事があり、そこは一階は洋間で二階は畳の部屋になっていたという。

その時の思い出は、しかしとても暗く、記憶としてはモノクロ、あるいはセピア色の世界に埋没していた。
母親にとっては、死と隣り合わせの恐怖、飢え、感情面でのぶつかり合いなどに直接結びついている・・ということもある。
それをこの映画は、鮮やかで美しい色使いで、非常に現実味のあるものとして描き、澄んだ空気や木々の匂いまでもを蘇らせてくれた。
子供の頃から聞かされて育った僕にとっても、ああいう空間だったのか・・・と、急にリアルな世界を見せられたような衝撃と感動があった。

そのためこの映画の描いた世界は、とても親しみやすく理解しやすいものであった。
隔離された森の奥にある異質な空間は、もちろん夢の中の話のように見える。
しかし勝手な想像ではあるが、これだけの作品群を作った人なら、子供の頃から尋常でない空想の世界の中に生きていたはずであり、案外当人にはごく自然に見えていた世界に近いのではないか・・・と思えてくるのだ。
あやふやな接点で異空間と現世とが繋がっているのも、子供の生きる世界には普通にあることであるし、もしかすると今でも山の奥に踏み入れば体験できるものなのかもしれない。

今回さらにいいと感じたのは、人間が誰でも持っている解決できないドロドロとしたものと、正面から向き合おうとしているところだ。
多分今までの作品と少し違うところであり、映画の主題になった本とも絡んでくる。
個人的にはこの映画が気に入った理由でもあるのだが、単なるファンタジーとして観るなら、ここはピンとこない、あるいは受け入れられない重い部分なのかもしれない。

何の資料も無いので(笑)、素っ頓狂な意見になっているかもしれないが、僕自身が一回だけ観て感じたことを書いた。
久しぶりにもう一回観たいと思う作品であった。

ところで話は変わるが、零式艦上戦闘機のキャノピーって、三つのパーツをひとつにくっつけて運べるのだと驚いた。
たしかに手作業で物を作り、パーツを現物合わせでひとつずつ調整する当時の工業製品だから、実際に組み合わせて1セットにする必要があるのかもしれないが・・・
設計者が主人公でありながら、実際には肝心の零戦が最後に一瞬しか出ない前作(「零戦を作る映画」と思い込んでいる人が多いが)より、今回の方が少し(キャノピーだけだが)登場する場面の時間が長いかもしれない(笑)
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黒のコードバン


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

大きな画像

天気が良かったので、久しぶりにコードバンの靴を履いて出た。
オールデンの黒のウイングチップである。
過去に載せた記事・・と思ったが、何とこの大物をまだここで紹介していなかった。
2017年の1月に画像だけ載せた未公開の記事はみつけた(笑)
(個人的に記録のために公開しない記事も活用している)


(iPhone 13 Pro)

今更であるが・・・
オールデンの9751 ロングウイングチップ。
バリーラスト。
アッパーはシェルコードバンのブラックでサイズはUS7E。

貴重なUS7Eのロングウイングチップである。
僕の場合、バリーラストでベストは7Eなのだが、ワイズEは日本には正規には輸入されていない。
福岡の靴屋さんが仕入れたものを、僕の足に合うであろうと取っておいてくれたのだ。
それを2017年の1月に出張で行った時に買ったのだと思う。

アメリカ靴好きなら、「絶対に持っていなければならない」オールデンのウイングチップである(笑)
当然気に入ってはいるが、実はまだ数回しか履いていない。
コードバンは履き慣らしに少し手間がかかるし、プレーントゥよりもパーツが多いウイングチップはより硬めである。
しかも晴れの日にしか履けないのだから、なかなかその機会が得られない。
そのため数年間、もっぱら棚に飾って眺めていた。

サイズが同一とはいえ、同じバリーラストの990の7Eとは、履いた時の感触が少し違う。
こちらの方がかなりガッシリとしている。
鎧を着たような構造で、縫製個所も多いのだから当然ではある。

少し当たりそうな予感もあり、慎重になっていたのだが、思い切って履いてみたら、特に問題なくすんなりいった。
しばらく歩いているうちに、同じくコードバンの990とそれほど変わらない感触になってきた。
これなら普段に履けそうだな・・・と思ったが、考えてみたら、今日は間違いなく晴れ、という日にしか履けない。
やはり履く機会は限られてくるな・・・(笑)


(D4 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED)
今更ながら2017年1月に撮った新品時の画像(笑)
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