不思議なネコ


SIGMA DP2

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業平橋の駅から押上界隈を散策し、言問橋を渡る手前、川沿いの墨田公園に隣接した牛嶋神社に出た。
驚くほど立派な作りの神社であるが、日曜日の午後ということもあり、ひと気の無い静かな時間を楽しめた。

地元の若者がひとり入ってきて、社殿の前で長い時間、無言で頭を下げている。
心の中で何かを報告しているようだ。
地元の人たちの生活に、神社が自然な形で溶け込んでいる姿に感動を覚える。

しばらくあたりを撮影していたが、撮るだけ撮ったら帰るというのも失礼なので、感謝の意を込めて僕もお参りすることにした。
社殿の前に立ち、さい銭を投げ入れ、手を合わせようとした瞬間、どこからともなく一匹のネコが現れた。

ネコは足早にやってきて、迷うことなく僕とさい銭箱の間に分け入り、そこでいきなり寝転んだ。
こちらに腹を向けて、鳴き声をあげながら、ゴロゴロと転がって見せた。

ネコの不思議な行動に、かなりビックリしたが、とりあえず一枚、足元のネコの写真を撮った。
その間ネコはじゃれるように、くるくると寝転んでいる。
そして社殿に頭を下げた僕が、再度顔を上げた時、いきなり立ち上がって、すばやく物陰に消えてしまった。

あまりのことに、後ろで見ていたMrs.COLKIDも呆然としている。
「い・・今のは一体・・・何が言いたかったの?」

わざわざ僕がお参りをする間だけ現れて、終わると同時に消えた。
いつかのトンボと同じだ。
何かを伝えようとしたようだが、それが何なのかはわからない。
ネコよ、お前は一体何を・・・
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健気


SIGMA DP2

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朝起きるとパソコンの電源を入れる。
それから顔を洗い、もう一度机に戻った頃、パソコンが立ち上がっている。

夜帰宅した時も、まずパソコンの電源を入れる。
立ち上がる前に夕食の支度ができ、居間からMrs.COLKIDの呼ぶ声が聞こえた時は、先に食事をする。
Windows7ならもっと早く立ち上がるのかな・・と考える。

会社にたくさんあるパソコンには、それぞれの役目が与えられている。
日常の業務に使うものも机の上に置いてあるが、たとえば経理専用のものとか、大型のプリンターを制御するものとか、用途をひとつの機能に絞ったパソコンが多い。

そういう限られた目的で使われているパソコンは、大抵立ち上がりの速度が速い。
少し古めの機械ばかりなので、OSの大半はXPであるが、多くは電源を入れてから十数秒で立ち上がってしまう。

おかしなプログラムを次々にインストールしない事と、インターネットに繋いでいない事が効いているのだろう。
ほとんどのマシンが、導入した頃とほぼ同じ状態を保ち、何年にも渡り安定して動いている。
仕事に使う以上、安定してくれないと困るのだ。

それにしても、まるで汚れを知らぬ乙女のように、他と接触することのない閉ざされた空間で、来る日も来る日も同じ業務に従事する健気な姿・・・
つい立ち上がるまでの数秒間、黒い画面をじっと見つめてしまうことがある(笑)

そういえば、Windows7の発売でパソコン業界が活気付いているが、DELLのミニノートを調べているうちに、某所で旧型のXP搭載機が安く売られていたことを知った。
これは迂闊だった。
当然旧型が安く出ることに気付くべきであったが、すでに売り切れであった。

主に旅先でデータをコピーするという単機能的に使うだけだから、XP搭載機で十分なのだ。
まあ今から買うならWindows7搭載機にした方が面白いかな?
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急ブレーキ


SIGMA DP2

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道を走っていたら、老人の乗った自転車が、交差点で飛び出してきた。
老人といっても、恐らく定年退職してまだ数年の男性である。
信号は赤なのに、そのまま停止することなく、一気に道に飛び出してきた。

フルブレーキで車を停止させた。
平然と横断していた男性は、車の発した激しいスキール音に、「何だ」という顔でこちらを睨んだが、信号を見て自分が間違っている事に気付き、慌てて逃げるように去っていった。

実は直前に、この男性の動きがおかしいことに気付いていた。
車を運転している時に、対向車の運転手や歩行者の顔つきを見て、ちょっとした仕草から、これは要注意だな・・と気付く人は多いと思う。
見かけからその人の性質や日常生活を想像して、これは下手くそだから危険だぞ・・などと、一方的ではあるが勝手に判断を下すのだ(笑)

信号が赤で、それを目視しているにもかかわらず、男性の表情には何の変化も現れず、そのまま真っ直ぐ交差点に向かって来た。
それを見た時、これは危ないなと思った。
赤であることは認識していても、赤イコール止まれと判断する回路が、うまく働いていないように見えたのだ。

一方で自分の方は、走っている道の信号が青なのに、脈絡無く突然ブレーキを踏むと、後ろを走る車に追突される危険性が十分にあった。
一瞬のことなので、背後を確認する時間は無かったが、自分の後ろを車が走っている気配は感じていた。
もちろん歩行者の方が優先されるのであろうが、急ブレーキを踏む判断を下すのが早すぎても、意味無く次の事故を誘発する恐れがある。

瞬時に右足をアクセルからブレーキに移し、自転車の男性が本当に止まる気が無いのか、ほんの一瞬だけ様子を見た。
まさかあのまま飛び出すなんて事があるだろうか?・・という気持ちもあった。
多くの車が行き交う道に、脇道からノーブレーキで勢い良く出てくるなんて、狂人と言われても仕方が無いし、車のドライバーに対してあまりに暴力的な行為である。

しかし予想したとおり、男性はそのまま飛び出してきた。
やむなく思い切ってブレーキを踏み、車を停止させた。
後席に置いてあった買い物の袋が前にすっ飛んできた。
タイヤの発する音が大きく聞こえ、みなが振り返った。

ドイツ車の踏めば踏むほど効くブレーキである。
実のところ、まだ十分停まる事は出来る・・という余裕はあった。
だが自分の車のブレーキが強力に作動しても、後続車のブレーキがプアな場合、後ろから飛び込まれる可能性がある。

しかし幸運にも後続車も何とか停止してくれ、事故は起こさずに済んだ。
後続車のドライバーも、自転車の男性のおかしな動きに気付いていたのかもしれない。
たとえ追突されても、あの男性はそのまま逃げていってしまっただろうが・・・
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早いけど寝ます。


SIGMA DP2

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今日は疲れたので、お風呂に入って早く寝ます。
それでは・・・
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建設中


SIGMA DP1(上の写真)

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東武線に乗ったついでに、話題の東京スカイツリーの建設現場に行ってみた。
高さ634m(予定)という恐るべき高さの電波塔である。
現場は、東武伊勢崎線の終着駅である浅草駅の、ひとつ手前にあたる業平橋(なりひらばし)駅に隣接した場所にある。

現在はご覧のような状況であるが、すでに観光スポットになっており、カメラを手にした見物人が次々に現れる。
業平橋駅のホームからも見えるが、近すぎてかえって撮影しにくい。
また撮影に夢中になっていると、ホームに電車が入って来るので非常に危険である。

駅の外に出ると、撮影に程よいスポットがある。
川の対岸に建つマンションでは、外階段から撮影しようとするカメラマンたちの被害を受けている様子で、無断で侵入した者は見つけ次第警察に通報する・・という張り紙が、あちこちに貼られていた。





最近完成図のポスターを、あちこちで見かけるようになった。
よく見ると複雑なデザインの建物で、どの柱が垂直なのかわからず、写真が撮り難い。
現在の状態を写真として残しておくことは、将来きっと貴重な記録となるだろうと思ったが、これだけカメラマンが多いとなると、大量の写真が巷に溢れるであろうから、それほど価値は無さそうだ。
窓から見えるところに住んでいる人は、きっと完成までの定点観測を行っているだろう(笑)

半蔵門線との相互乗り入れが開始されて以降、東武線の浅草に向かうラインは閑散としているように見えるが、このタワーの完成で急激に脚光を浴びることになる。
どうせなら電車がそのままタワーの中を通過、あるいは展望台まで登って行くくらいの凄い仕掛けを作って欲しいものだと思う(笑)
しかしそのような派手な事をやらないのが地道な東武鉄道であり、そのあたりに創業者の根津氏の思想が息づいている・・と言う人もいる(笑)





東京スカイツリーは、この時点でまだ174mしか完成していなかったが、その威容はすでに町の景観に溶け込んでいる。
この高さなら、完成した暁には、東京中から眺めることが出来るのではないか?

建設地のロケーションも、今までにないものだ。
当然この塔を中心として、町が大きく発展することが期待できる。
世界一の電波塔を得た墨田区では、下町であることを生かした新しい町作りを目指すという。
どのような世界が提示されるのか、今から非常に楽しみである。
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日曜日のお買い物


Mrs.COLKIDに付き合って、武蔵野線の新三郷というところに行った。
買い物の出来る新しい施設が、いくつか集まっているらしい。
武蔵野線に乗ることは滅多に無いので、何にしても新鮮であった。

東武伊勢崎線の新越谷の駅が、武蔵野線の南越谷の駅とつながっている。
何だかややこしいが、乗り換えの大きなポイントということで、駅周辺は予想外に発展している。

朝早めに出かけたが、けっこう大勢の人がぞろぞろと同じ方向に行く。
皆目的は同じかと思ったが、隣の越谷レイクタウンの駅で大半が下車した。
降りたのは若い人が多く、新三郷に行くのは、家族連れや年配の人が多かった。

電車の外の景色を見ると、東京からそう離れていないにもかかわらず、未開発の広い平野が続き、土地がけっこう余っているのがわかる。
企業の巨大な倉庫や工業団地が散見される。
聞くと交通の便があまり良くなく、今まで開発が遅れていたという。

新三郷の駅周辺には三つの施設が集結している。
ララポートとコストコ、それにイケアだ。
あちこちに支店があるので、日常利用されている方もおられるだろう。
僕ははじめて行った。
施設間には循環バスもあるが、歩いても大した距離ではない。
しかし施設が巨大なので、端から端への移動はちょっと疲れる。


ララポートというのは、最近あちこちで見かけるごく一般的な複合型モールである。
どこも同じような作りと、同じような店舗が並ぶので、新鮮味は少ない。
地域にとっては、それなりに重要な施設であろうが、わざわざ別の場所から出かけるところではなかった。
同じようなショッピングモールを建てようとして、時を逸して計画がストップしている物件も近所にあるそうで、時代的にも限界を迎えているような気がする。




面白かったのはコストコだ。
名前が覚えられなかったが、要はCOSTとCOをくっつけたものである。
4千円程度のお金を払って入会する会員制のお店で、Mrs.COLKIDはすでに前回友人に連れられてきた時に会員になっており、今日は僕はその同伴者として入場した。

徹底的にアメリカ方式のお店で、けっこう驚かされた。
天井の高い巨大な倉庫に、パレットに乗った製品が何段にも積まれている。
商品自体も通常町で見るより大きいパッケージのものが多く、まるで自分の体が小さくなったような錯覚に陥る。
一言で言えば、中級クラスの商品を安く大量に会員にのみ販売する方式のお店で、お客には企業も多く法人会員というのもある。

商品は食料品、家電品、日用品、ブランド品、衣料、薬、タイヤ、書籍、めがね・・と多岐に渡る。
ひとつの塊が大きく、バンなどは12個、24個と袋にごろごろ入っているし、肉もキロ単位で梱包されているものがある。
ケーキと言えば丸い一塊で、見ただけで糖尿が悪化しそう(笑)
ピザも直径50cm近いものが冷凍されており、またそれがよく売れていた。

入り口で会員証を提示して入場するが、タイヤの付いたショッピングカートを渡される。
それも通常の倍くらい大きいもので、小型車のトランクくらいの容量がある。
車で来ることが前提の施設なのだ。

商品も決して悪いものではなく、牛肉も宮崎牛の等級の高いものが破格値で売られていたり、メガネのレンズはすべてカール・ツァイスだったりする。
タイヤはミシュランが中心で、作業場があるところを見ると、その場でバランスを取って装着してくれるようだ。
書籍はタイムやナショナルグラフィックなどのあちらの雑誌も並んでいる。
ダイソンの新型も値引いて売られていたが、仕様が日本国内のものと違うかもしれない。
ニコンのD3000のダブルズームキットがあったが、それは思ったほど安くなかった。
パソコンではDELLの製品もあり、mini10が値引いて売られていたので、一瞬買おうかと考えてしまった(笑)

驚くのは、多くの人がカートに山のように商品を買っていくということだ。
これからバーベキューパーティでも行うのだろうか?という量である。
見ると30代くらいのパリッとした女性や、お年寄りのご夫婦までがカートを持って縦横無尽に移動している。
お客側がお店の方式に上手く適応していて、たくましい印象を受けた。
倉庫型店舗の天井が高いことが影響していて、混雑の中長時間歩いても疲労が少ないのにも感心した。

店員は外国人も多く、2ヶ国語が話せないと雇ってもらえないという。
出口では、ひとりひとり商品とレシートが対応しているかのチェックまで行われ、かなり徹底した方式が取られている。

お客の会話を聞いていると、商品の値段を非常に細かくチェックして他所と比べている人が多い。
何でも値札に小さく暗号のような記号が表示されているそうで、お客がそれで商品の値引き状況を見分けたりしている。

我々夫婦は電車で行ったので、配送カウンターに行って、買ったものを宅配便で自宅に送ってもらった。
重量で判断してくれて、配送料は600円であった。

すごく面白かったが、あまりに何もかもが合理的で、とことんパッケージ化された商品を見ているうちに、人間味が希薄にも思えてくる。
Mrs.COLKIDによれば、ふと気付くと大量に積まれた商品にお客が群がる姿が、家畜のように感じられて、嫌になることがあるという(笑)
まあそうは言っても、行ってみる価値はあるところだ。




その後イケアにも行ってみた。
安物中心と言われているが、必ずしもそういう印象は受けず、実際Mrs.COLKIDもキッチンを模様替えしたくて出かけたのだ。

こちらは打って変わってヨーロッパスタイル、それも北欧の少しくすんだ暗さを持った商品群で、コストコと極端なコントラストを示していて面白かった。
子供の縫いぐるみなども売っているが、何ともあかぬけない表情で、やはり車が二速発進する国のセンスであると感じた(笑)
僕の好きな青と黄の組み合わせのロゴだが、考えてみたらこれはスエーデンの国旗の色だ。

食器や台所用品といった小物が普通に売られているが、倉庫のようなエリアがあり、簡単な家具が自分で持ち帰れるように並べられている。
それを大きなカートに乗せてレジに運ぶのだ。
配送もしてくれるが、こちらも自動車で来ることが主になるお店であろう。
荷物の乗る量で合理的に車を選ぶ、成熟した生活がイメージされる。

一方二階では、家庭の部屋をイメージして家具が展示されており、今回はそちらをメインに回った。
高級ではなくても、なかなかスマートで機能的な製品が多く、Mrs.COLKIDは目を輝かせながら歩いている。
触ると樹脂製の木目風シートで仕上げたものも多いが、形や雰囲気がヨーロピアンで、Mrs.COLKIDの好みに合ったものが揃っている。
キッチンの台の高さも、彼女の身長に合っている様だ。

お客さんは夫婦連れが多く、男性も熱心に見て周っていた。
というか、休日のお買い物が趣味なのだろう。
僕のように、てんで興味なし・・という人は少ない。
キッチンの改装には、装備類にレンズ2本分、工事にあと2本くらいかかるんだろうな・・とすぐに考えてしまう自分を反省した(笑)

イケアのレストランで昼食を取ったが、残念ながら味はいまひとつであった。
ヨーロッパの展示会に行くと、こういう感じのものが多く、あちらの一般的な食事の質なのかもしれない。
Mrs.COLKIDは機内食みたいだという感想。
コストコで食べられるチーズの大量に乗ったピザの方が美味しかったという。
僕の体には悪そうだが・・・(笑)
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疲労の週末


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8

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会社で一日パソコンを使っていたら、著しく疲れた。
家に帰っても拒否反応が出てしまい、パソコンの前で文章を打つことができない。
だから今日はもう寝ようと思う(笑)

金谷ホテルから臨時号のメールマガジンが届いた。
中禅寺湖畔は紅葉がピークであるという。
写真を見ると、八丁出島など絵の具を絞り出したパレットの上のようで、異様なほど濃厚な色につつまれている。

それを見て少し行ってみようかという気になったが、考えてみたらこの天気である。
それにあそこまでたどり着くのも、また大変なことになっているのであろう(笑)
すぐに行くのは諦めた。
それにしても最近の天気予報はよく外れる。
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フレンチ


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8

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先日久しぶりに近所のフレンチのお店に出かけた。
近所ということもあり、街で何度もシェフと顔を合わせてしまい、たまには食べに行かないと悪いなとずっと思っていたのだ。
ここのところ週末というとお寿司ばかり食べに行っていた。

フランス料理から足が遠のいていたのは、別に味が悪いわけではなく、単に年齢的なことが理由で、体がフランス料理を受け付けなくなってきたのだ。
たまに食べる分にはいいが、せいぜい月に1回くらいがいいところで、仮に三食フレンチにしろと言われたら、本当に死んでしまうかもしれない。
若い頃は全然平気だったのに、歳をとるとこうなるのだと実感した。

実際家族にはフレンチより軽いイタリアンの方が好評だ。
イタリア料理店になら行きたがるのに、フランス料理店には行きたがらない。
フレンチは重くて嫌だという。
案外一般的にそういう意見が多くなっているのかもしれない。
もっともイタリア料理といっても千差万別で、日本で言うところのイタリア料理というのは、ある地方のものを指すに過ぎないのだそうだが・・・

実は個人的には、フランス料理の方が好きである。
僕は料理の専門家ではないので、的外れな意見かもしれないが、どうもイタリア料理の高級なものを食べてみると、非常にフレンチに近いように感じる。
一方で一般的なイタリア料理を食べると、どこか庶民的で、頑張れば家でも作れるのではないか?と思わせることが多い。(自分で作れるというわけではない・笑)

もちろんフランス料理の起源がイタリア料理にある・・ということは承知の上であるが、どう逆立ちしてもこの味は家では出せない・・と感じるのは、フランス料理の美味しいものを食べた時である。
別にそれだからフレンチの方が上だといっている訳ではなく、家で食べられないのだから、お金を出しただけの意義を感じるというケチな理由である(笑)

実際には前述の通り体が受け付けないから、今日どちらかを食べに行こう・・ということになったら、多分イタリアンを選ぶ事の方が多いだろうと思う。
でもお寿司なら毎週でもいいけどね(笑)
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欲しいもの


D3X + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

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ミクロネシアの海底から零戦の7.7ミリ銃弾と20ミリ砲弾を引き上げて、輸入しようとした人が書類送検されたそうだが、それは僕のことではないので、くれぐれもお間違えなきよう・・・(笑)

話をカメラに戻す。
カメラ関係で、今欲しいものがないわけではないのだが、どちらかと言えば、ちょっと凪(なぎ)の状態・・かな?

期待のD3sは、事前の噂とは異なり、良心的な改良にとどまった。
撮像素子はまったくの新設計らしいが、D3を持っているのに、今から50万円出してD3sを買うのはさすがに躊躇する。
それだけお金をかければ、他にもっと大きな変化を楽しめることがあるだろう。
もともと暗闇で撮る事はほとんど無いし、余程の事が無い限り買うことは無いと思う。

ニコンの製品では、むしろ予約が始まった70-200のVRⅡの方に注目している。
単焦点レンズが好きな僕は、これだけレンズを持っているにもかかわらず、誰もが持っているという現行の70-200を持っていない。
しかし最近のレンズの急激な性能向上を見ると、性能的には単焦点にこだわる必要はなさそうだ。
(精神的なこだわりは重要だと思うが・・・笑)
このレンズを買えば、面白いものが撮れるのではないか・・という予感はある。
ズームレンズとしても、F2.8の3兄弟が揃うわけだし・・・

ただ、買ってしまってその直後に200mmのマクロが出たりしたらギャフンである。
今のところ噂も出ていないが、突然出るのがニコンの怖いところ。
この後の発売予定をそっと教えて欲しい・・と言っても教えてくれるわけないだろうが・・・(笑)
何度もしつこく書くが、個人的に一番欲しいのは、200mmクラスの新型マクロレンズである。

新しいモニタも、欲しいもののリストに一応入っている。
モニタは、やはりある程度の価格のものを買わなければダメ・・と痛感している。
EIZOから新型が出たので注目していたが、どうも他社から有機ELのモニタも出てきそうなので、今は中途半端な時期かもしれない。
古いL997-Rでもう少し我慢して、様子を見ようと考えている。
モニタは新しいのを買うと、その後の調整が大変なので、気軽に買うことは出来ない。

三脚については、RRSが何年も費やして開発したカーボン三脚が、満を持して発売される。
これは要注目製品かもしれない。
しかし既に部屋にはジッツォの山が出来ているのに、これ以上買ってどうなるというのか・・・(笑)

実は一番欲しいのは、先日HGさんに教えてもらったライカのX1である。
これは欲しいスペックにピッタリのカメラと言っていい。
(というか、SIGMAとほとんど同じコンセプトであるが・・)

同じCMOSを使って、ニコンもコンパクトカメラを開発しているそうなので、そちらにも期待したいが、画質の傾向がまったく違うであろうから、X1を購入する価値は十分にある。
(サンプルを見ると、X1の色合いは少し淡白に見える)
パナソニックのOEMという噂を否定するためか、「"Made in Germany"の真のライカです」なんてことが、サイトに書いてある。
この文章を逆にすると、"Made in Japan"は偽のライカです・・になるけど・・(笑)

ちなみに僕はM4-Pを持っているが、操作方法をもう忘れた(笑)
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カメラ屋さん


SIGMA DP2

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データのバックアップを取ろうと思ったら、DVDの在庫が切れていた。
夜8時少し前だったので、つっかけを履いて表に出た。
実は家の目の前にカメラ屋さんがあるのだ。

そこでDVD-Rが10枚入ったかたまりを買い、また自分の部屋に戻ってきた。
数分しかかからなかった。
こういう時は、素直に便利であると喜ぶことにしている(笑)

チェーン店のカメラ屋さんであるが、それほど安くは無いので、カメラやレンズを買ったことは無い。
ここに住んで以来、25年以上も馴染みの店なのに、もっぱらフィルム購入と現像の依頼専門だ。
ネット時代になり、プリントするのも稀になった現在では、ほとんど行くこともなくなった。

ニコンからF4が出た時に、F3とどこが違うのかお店で尋ねたら(そんなこと聞く方も聞く方だが・笑)、待っていましたとばかり、マニアックな店員さんがダーッと説明してくれ、逆に面食らったのを覚えている。
カメラ小僧が大人になったような人だった。
いつになく目を輝かせて説明してくれた。
チェーン店なので、その店員さんはとうの昔に別のお店に移動してしまった。

今いる店員さんもカメラにはちょっと詳しそうだ。
こういうお店はどこに行っても、カメラに一家言ありそうな人がいる。
そういう人が日本中に大勢いるということだろう(笑)

ヨドバシアキバも、夜10時まで営業しているからとても助かっている。
価格はほどほどだが、どうしてもすぐに欲しいものがあるときは、会社の帰りにヨドバシアキバに寄る。
品揃えが桁外れなのと、店員さんの知識が豊富なのが特長で、僕の欲しがるような変わったものでも、聞けばちゃんとした回答が得られることが多い。
ネット時代に生き残るため、意識して差別化しているのだろう。
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デビュー


D3X + Ai AF Micro-Nikkor ED 200mm F4D(IF)

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体調が万全とはいえないのに、日曜日に撮影に出かけたのには訳がある。
最近購入したいくつかのカメラグッズを試してみようと思ったのだ。
撮影は二の次で、その使用感を知ることが目的であった。

まず新しい信三郎のカメラバッグ。
これは普通の四角い帆布製のカメラバッグであり、使った感じもその通りのものであった(笑)
D3Xとマクロレンズを2本持っていったが、ショルダーバッグなので長い時間持って歩くのはやはりきつい。

ところがこのバッグ、ショルダーベルトを一度外してループに通すとリュックになる。
僕は気付かないで買ったのだが、重いので撮影中バッグをMrs.COLKIDに持ってもらったら、いつの間にかちゃっかりリュックにして背負っている。
ああ、そうやって使うんだ・・と驚いた次第。
早速僕も背負ってみたが、簡易リュックにしては背負いやすかった。
背負っても荷物を入れればやっぱり重いが・・・(笑)

もうひとつ新しいグッズを持っていった。
それはジッツォ純正の一脚用ホルスター。

パドル・ホルスター・スタイルのプラスチック製のへらが裏面に付いており、それをズボンのベルトに引っ掛けて使用する。
今回は3型の一脚を持っていった(これもデビュー戦であった)が、ホルスター側の固定バンドの長さの調整で、他の大きさ(太さ)の一脚にも対応できるようになっている。

最新のジッツォの一脚は、手提げ部分にクリップが付いていて、直接ベルトに引っ掛けて運ぶことが出来る。
そのためホルスターは必要ないかと思ったのだが、実際使ってみると、一脚を腰にしっかりと固定することが出来てなかなか快適であった。
慣れないと座る時には邪魔であるが、武士が刀を差しているようで気分がいい。
あとは職質警官がそれを見てどう思うかだ・・・(笑)

ところでこのホルスター、一脚の持ち運び以外にもうひとつ重要な機能がある。
小さい三角形のリングが下部に付いており、そこに一脚の先端を引っ掛けると、一脚を地面まで延ばさずに、その体勢で撮影することが出来る。
要は自分の体を地面の代わりに使うわけだが、意外に安定した保持が可能で、ピント合わせに集中できる。
今回のような接写では非常に役に立った。
(ただし一脚を折りたたんだ時の、ヘッドを含んだ最短の長さによっては使いづらいかもしれない)

重いD3Xであるが、この体勢のまま移動すると、腕にはそれほど負担がかからず、カメラの重量の大半は他に逃げてくれる。
それどころか、カメラのストラップを首に巻いておけば、一時的にカメラから両手を放すことさえ可能であった。
上から押し付けられたズボンが、少し下がり気味になるのが気になるくらいだ(笑)
花や昆虫などの接写をする時には、極めて有効な道具だと感じた。
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お城

旧古河庭園から王子の駅まで歩いた。
けっこうな距離がある。
途中、飛鳥山公園に寄ってみた。
何度も前を通ったことはあるのだが、大人になってから中に入った記憶は無い。

公園の敷地は広く、中央に児童向けに遊具を並べたエリアがある。
実物の蒸気機関車なども置いてあり、なかなか立派な施設である。

かつて、その中心にお城の形をした巨大な滑り台があった。
それが今でもあるのか見てみたかったのだ。

幼稚園の頃の話なのだが、この公園で写生大会があり、年上の小学生に混じり参加したことがある。
近所のおばさんに連れられて、はるばる飛鳥山まで来たのだ。

その時、僕は公園にあったお城の絵を描いた。
もともと絵が得意であったこともあり、その絵が賞を取り、大人達に大いなる誤解と期待を抱かせるきっかけとなった(笑)

もう40年以上も前の話であるから、さすがに無いだろうと思っていた。
ところがそれらしきものが、児童遊戯エリアの中央に立派にそびえ立っている。
見た瞬間、思わず声を上げた。

塗りなおしたのだろうか、全体にかなりきれいであるが、淡い記憶の中のお城のイメージ・・それが現実のものとして、目の前に現れたのだ。
あの尖った屋根と、足場になる石が側面に埋め込まれているのを、絵に描いた覚えがある。
不思議と記憶に残っているのは、そういう細かい部分と、見知らぬ年上の子供達の中でひとり絵を描いた不安感である。

しかし本当にあの時のお城だろうか?
近くの茶屋に入り、ぜんざいを食べながら、お店の小母さんに尋ねてみたが、店を開いて7年なのでわからないという。
ネットで調べても、はっきりしたことはわからなかった。
数年前に施設の大規模な改修工事が行われたようだが、お城がそれ以前からあったことまではわかった。

お城はとても立派で、子供達がよじ登って楽しそうに遊んでいる。
その前に立って、しばらく見つめていた。
40数年前、あの時もこの場所で、僕はお城をじっと見つめたのだろうか・・・

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バラフェスティバル


D3X + Ai AF Micro-Nikkor ED 200mm F4D(IF)

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週間予報ではずっと曇りか雨だったのに、直前になって急に晴れマークが並んだ。
今日は予定を立てていなかったが、以前行った事のある旧古河庭園で、秋のバラフェスティバルなるものが開かれていることを知り、それにでも行ってみようかとカメラを準備した。
この季節に間違いではないかと思ったが、バラというのは春と秋に咲くものらしい。

しかしぐずぐずしているうちに午後になってしまった。
実は先日足首をひねって痛めてしまい、それがやっと治ってきたところで、この週末は活動しようという意欲がわかなかった。
本当なら安静にしていなければいけないのだが、この晴れた空に追い立てられるように外に出た。

暑くて上着を脱いだ。
旧古河庭園は案の定カメラマンだらけで、バラ園の細い道は人で一杯であった。
花を撮るにも順番を待たなければならない。
もともとあまり花の写真は好きではないので、何だかテンションが上がらなかった。
その上ほどなく日が落ちてきて、花に近付くと自分の影になってしまい撮影するのに苦労した。

カメラのオンパレードだ。
ニコン以外のカメラはよく知らないのだが、キヤノン以外にもペンタ部の大きいソニーのカメラなどを見かけた。
意外にもいまだにフィルムを使っている人もいた。
あまりのカメラマンの多さに、逆に僕は写真を撮るのをやめて、純粋にバラの鑑賞をしたくなった(笑)
庭園というよりお祭り会場みたいな雰囲気であった。
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堕ちた偶像


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夜遅くゴルゴ13のアニメを放映していた。
一見真面目に作られているが、同じキャラクターが車を運転しながら居眠りするテレビCMを見ると、製作側も半分はギャグであることを意識しているのは明白だ。
大真面目に作っているように見せ、もう一方でそれを嘲笑っているかのような二面性がある。

見ている方も、しっかり適応していて、あまり真剣には見ていない。
主人公が全然歳を取らないのが、まるでサザエさんみたいだ・・などと、笑いながら見ている。
それでいて、ストーリーを真面目に受け取る部分が、ないわけでもない。
考えてみれば、非常に微妙な作品といえる。

巨人の星にしてもウルトラマンにしても、放映された当時はけっこう真剣に見ていた。
もちろんそれは、単にこちらが子供であった・・ということもある。
しかしそれらの主人公たちを、そのまま現代に再現しても通用しないだろうと思う。

彼らは、今やお笑いのネタであり、三頭身のキャラクターとして売られる立場となった。
昔見ていた人たちが親となり、子供と一緒に楽しむため・・という理由だけでは説明が付かない扱い方だ。
大袈裟かもしれないが、過去を根底から否定しているようにさえ映る。

かつてヒーローだったはずのキャラクターが、時代が変わり、当時と同じことをしても笑われるようになったわけだ。
別にそれについて、しゃちほこ張ってとやかく言うつもりはないのだが(笑)、これは社会が進化したからと本当に言えるのだろうか?
何となく寂しさを覚えるのは僕だけだろうか・・・
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ミディアム


SIGMA DP2

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夜になるとMrs.COLKIDが何やら外国のテレビドラマを見ている。
「ミディアム」という作品だ。
BSかと思ったらレンタルのDVDらしい。

食事をする時やリビングの椅子で休んでいる時に、僕もそのドラマをちょっとだけ見る。
主人公は、アリソン・デュボアという霊能者の女性。
夢の中に、未来の出来事や過去の事件などが次々に再現される・・という能力を持つ。
3人の娘の母親、家庭の主婦として活躍しながらも、その特殊能力を生かし、犯罪捜査官として警察に協力するという話だ。

ところが、あまりに次々に夢を見るために、生活がそれに振り回されてしまう。
夜中は数分おきに飛び起きてしまうし、白昼いきなり夢の世界に飛び込んでしまうこともあり、どこまでが夢でどこからが現実か判らなくなることもしばしば・・・
時には死者に人格を乗っ取られてしまい、数日間自分に戻れないことすらある。
あんな能力があったら、さぞや大変だろうな・・なんて思いながら見ていた。

ところがアリソン・デュボアという女性は実在の人物で、ドラマの内容も真実に近いというから驚いた。
こんな非現実的な話が本当にあるのかと感心してしまった。

実はこのドラマの別の点にも注目している。
それはアリゾナに住むアメリカの中流家庭の生活の様子である。
このドラマは意識してその庶民的な暮らしを描いている。

子供たちの朝食はシリアル食品だけで、ミルクをかけて食べておしまいである。
ああ、あれじゃあ可哀相だな・・なんて思いながら見る(笑)
家の中にある家具や乗っている乗用車にも目がいく。
先日見た話では、ずっと高級な階層の女性の霊に乗り移られて、主人公が別人格になってしまうのだが、自分の服を見て、こんなセンスのないものは着られないとヒステリーを起こすシーンがあった(笑)

また物語の設定上、ベッドで寝ているシーンが多いのだが、主人公の夫が常に横を向いて寝るのも面白い。
日本人は上を向いて寝る人が多いが、欧米人は横を向いて寝るのが普通だと聞いたことがある。
そういう細かい場面の描写が面白い作品である。
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