予測


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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午前中仕事をして、午後から床屋に行ってきた。
前回行った日をこのブログで調べると、今年の1月10日であった。
(すぐに調べられてとても便利である・笑)

コロナ禍なので床屋に行く回数を減らせるよう、前回はいつもより短めにしてもらった。
そのまま伸ばすだけ伸ばして、床屋に行かずに我慢していた。
しかしさすがにもう行かないと限界である。
昔と違い髪の毛が細くなっているので、うっそうと生える・・という訳ではないのだが、何だかパサパサで薄汚い。

「ずいぶん伸びましたね」
と最初に言われた。
「2ヶ月・・に少し欠けるくらいですか」

あちらの方がよく分かっている。
考えてみれば、自分の頭なんて、鏡を通してしか見ることは出来ない。
至近距離で見てカットする床屋の方が、よほど僕の頭のことは分かっているのだ。

僕は今までほぼ1ヶ月に1度のペースで床屋に通っていた。
行くのはいつも週末の土曜か日曜だ。
あちらも僕が行くであろう日を予想していて、「先週来られるかと思いました」とかよく言われる。

この人とこの人は恐らくこの日に来る・・と大体掴んでいるんだな。
それで売上予想を出しているのだろうか。
もし来ないようなら、どこか他の床屋に鞍替えした可能性があるので、何か販促をかけるのかもしれない・・・
なんてことを、髭を剃ってもらいながら考えた。
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WEB会議


Z7 + FTZ + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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税理士の先生とZOOMで会議を行った。
急に用事が出来て、先生が会社に来られなくなったのだ。
前日に分かり、家からWEBカメラの付いたDELLのXPSを持って来た。
しかしよく見たら会社のhpのノートにもカメラが付いており、こちらでも問題なく使えるようだ。
最近のノートパソコンなら当たり前の装備なのだろう。

大勢でWEB会議を開くと、けっこう気を遣う。
微妙な空気が伝わりにくいので、話すタイミングが掴めず、会話が被ってしまったりするのだ。
しかし二人きりでの話し合いだと、ほとんど気にしないで済む。
モニタに相手ひとりの顔だけが映るので集中できる。

そのまま2時間程度、いろいろな事を話した。
その結果、これはなかなかいい、ということになった。
いつものように会社の応接間で話すのとそれほど変わらず、雑談なども含めて自然に話すことができた。
おかしな話だが、内密な話をする時は、お互いにパソコンに顔を近づけて小さな声で話す(笑)

相手の表情が見られるだけで、電話で話すのとはだいぶ違うものだと分かった。
静かな応接間にひとりだけで参加したので、本当にその場に先生がおられて、二人で打ち合わせをしているような気になった。

これなら今後はWEB会議を中心にして、無理して先生に会社まで来て頂かなくてもいいのではないだろうか。
ZOOMを利用して簡単に会議を開けるようなので、今後も積極的に使っていこう・・ということになった。
大きなモニタがあれば快適だろうが、その気になればスマホでも出来る。
その後通常の仕事に戻ったが、あれっ、さっき先生と応接間で話したよな・・という錯覚に陥るほど、リアルな印象の残る体験であった。
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現金


Z7 + FTZ + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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コンビニに入ったらポスターが貼ってあった。
コロナ禍でお客にお願いしたいことが、何項目か書かれている。
まずマスクを着けること、手を消毒すること、人との距離を開けること・・・
そして最後に、現金を使わず電子マネーを使うようにと書かれている。
公けに現金を使って欲しくないと掲示する時代になったのだ。

確かに、不特定多数の人が触れる現金ほど、汚いものはないだろう。
今のような状況で見直してみると、今まで平気で触っていたのが不思議なくらいだ。
現金で支払うと、店員さんも汚いものを触るかのような扱いをする。
手袋をして直接触れないようにして、釣銭も皿に入れて出す。

見ていると、現金で支払うのはすでに少数派だ。
僕もパスモなどで支払うことが多い。
いつかそうなる事は分かっていたが、コロナで一気に進んだことのひとつであろう。
そう遠くない将来に、現金自体が無くなるのではないだろうか。
電子マネーの方が便利だからではなく、現金が汚いからという理由なのは予測できなかったが・・・

母親から何かを買ってきて欲しいと、現金を渡される事がある。
困ったなと思い、駅の切符売り場で一度パスモにチャージする。
そうしたところで、結局は現金に触ってしまうのだが、支払いの時に細かいやり取りをしないで済む。
少しでも現金に触れる機会を減らそうということだ。

高齢者に現金を使うなと言ったところで、スマホやパソコンでお金のやり取りが出来ないのだから無理な話である。
母親との金銭のやり取りは、やはり現金を使うしかない。
どうやら最後まで残る現金の取り引きがそれになりそうだ。
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メール広告


Z7 + FTZ + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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コロナ禍でありながら、というより、コロナ禍だからこそ、メールでの広告が毎日のように来る。
海外からのものも多い。
これには感心する。
こんな中でこれだけ凝った内容の広告を作成しているのか・・・
もっともテレワークで家に閉じこもった状態だったら、これくらいしか出来ることはないのかもしれないが・・・

多くの業界が苦戦している状況であろう。
しかしその中でも特にコロナの影響を強く受けている業界からのメールが多いように感じる。
いつの日かコロナの問題から開放された時に、もとの状況に何とか戻すためにも、今から種まきをしているのであろう。
皆必死なのだ。

たとえば旅行関係の会社からのメールマガジンなど、ほぼ毎日のように来る。
内容は各観光地の紹介や、日本在住の外国人へのインタビューなどだ。
しかしそれを読んだところで、旅行に行くわけにはいかないのだから、何だか拍子抜けではある。
メールにも、緊急事態宣言下で外出を勧めている訳ではない、と書かれている。
とにかくコロナが収束して、以前の生活に戻る日を夢見て、皆の気持ちを高めるためのメールマガジンなのだ。

また革靴メーカーのアレン・エドモンズからも、次々にメールマガジンが送られてくる。
今日はセールは最終日なのでラストチャンス・・とか書かれている。
以前なら引っかかって注文したかもしれないが、今は革靴を必要としていないので、その内容に踊らされることがほとんど無い。
そうしている内に、また翌週になると新しいセールが始まるのだから、慌てて買う必要は無いことがわかるのだが(笑)

同社は最近はオーダーのスニーカーも提供しているようだ。
スニーカーのアッパーにクロムエクセルなどを選べるのだ。
これにはちょっと心を動かされた。
しかし今のところ発注は思いとどまっている(笑)
手間のかかるオーダー品への対応が再開されたという事は、現場が余程暇なのか、あるいは生き残りをかけて戦略を変えざるを得なかったのか・・・

正直なところ、こちらもコロナ禍で感覚が変わった。
仮にコロナが終息しても、以前のような生活に戻るかどうかは疑問である。
前のような頻度で外出するとは思えないし、無駄にお金も使いたくない。
だからおいそれとはモノを買わなくなった。
自分がこんなに消極的では、確かに経済も動かないだろうな・・・
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お疲れ


Z7 + FTZ + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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休日であったが出社して仕事をした。
現場も間にあわない部署が何人か出て作業をしていた。
少し忙しくなってきたこともあるが、人員が揃わず生産が間にあわないのだ。
市場が本格的に動いているというわけではない。

一日机仕事をして、家に帰ってまた写真の加工をしていたら、さすがに疲れてしまった。
夕食後、居間のソファーでテレビを見ていて少しうたた寝してしまった。
カエルのぬいぐるみを抱っこしたまま・・・
また明日もあるので、今日はこのくらいで休むとするか・・・
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矯正器具


Z7 + FTZ + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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ちょっとした小物を買おうと思い立った。
椅子に座る時に腰の下に敷く骨盤矯正器具だ。
大体7千円くらいのグッズである。

前から欲しくて、いつか買おうと思っていた。
家でも会社でも、長時間座ったまま画面に見入って作業するので、姿勢が悪くなり腰が痛くなる。
それをあの器具で少しでも改善できればいいと考えたのだ。
今日買ってくれば、明日から会社で使える。

自分の住むマンションのすぐ下にある雑貨店で売っている。
家を出て1、2分で行けるところにある。
お店に行ってみると、ちょうどセール中で、10%オフで販売されていた。

棚にある商品をひとつ取って、レジまで持って行った。
けっこう大きいものなので、腕に抱えた状態でレジに並んだ。
小さな狭いお店で、中年の女性の販売員がひとりしかおらず、その人がレジも打っている。
僕より先にお店に来ていたある女性のお客が、レジで何やらその人と話している。

化粧品の保証がどこまで効くのか・・というような内容の話であった。
会話すること自体は別にかまわないのだが、すぐ後ろに大きな商品を手にした僕が並んでいるのに、話がぜんぜん終わらない。
その女性客は買うかどうかさえ決められず、いつまでもグズグズと悩んで、同じような質問を繰り返している。
後ろに僕がいるのは知っているのだが、自分の方が先だから権利があり、その次のお客なんて関係ないと言わんばかりだ。

もう10分以上も話している。
実はその後マッサージに行く予定があり、その時間が迫っていた。
マッサージの前に買い物をしようと、余裕を見て出てきたのだが、まさかレジでこんなに待たされるとは思わなかった。
だからと言ってマッサージの後では、お店が閉まってしまう時間帯なので、今日買うことが出来なくなる。

しばらく待っていたが、もうタイムリミットと判断して、そのお店で買うのを諦めることにした。
商品をもとの棚に戻してお店をあとにした。
お店の販売員は、僕が買うのを止めて出て行くのをチラッと見た。
チャンスを逸したことを後から悔やんだであろう。
7000円程度ではあるが、雑貨店では決して小さくない売上だったはずだ。

そのまま道を渡ったところにある大型スーパーに入った。
実は同じ商品を、こちらの雑貨のフロアでも売っているのを、前に見て知っていたのだ。
残念ながらそちらでは割引はされていなかった。
しかし値引きと言っても700円くらいであるから、その程度の差なら今日手に入ったほうがいい。
そちらで購入して、それを手に持ったままマッサージ店に向かった。
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安定


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高速道路で前をメルセデスのワゴンが走っていた。
その後ろをしばらくついて行った。

速度計を見ていると、安定してある速度を維持して走っている。
前が詰まれば速度は落ちるが、前が空いてもその速度以上にはならない。
固定されたかのようにピタッとその速度を維持している。

途中レクサスが間に割り込んできた。
その車はふらふらと速度を変える。
運転者の感情の起伏がそのまま表れているかのようだ。
メルセデスが一定の速度から動かないので、そのうちイラついたように追い抜いて行った。
しかしメルセデスはまったく動じず、鬼のように安定して進んでいく。

このメルセデスは明らかに自動運転だろう。
見ていると走行車線の中では多少左右に振れるので、ステアリングの制御は自動ではないのかもしれない。
しかし走行速度は一定で、恐らく機械制御でないと難しいほどのレベルで安定している。

何を隠そう、その後ろにくっついていく僕も、自動運転で走っている(笑)
僕の方は設定速度をもう少し高くしているが、前のメルセデスが一定速度で走っているので、それに合わせた速度で進んでいるのだ。
メルセデスとの間隔も、設定した距離を車が維持し、ほぼ同じ間隔が保たれている。
またステアリングの制御も車がやってくれるので、軽くハンドルに手を添えているだけで、安定して車線の真ん中を走ってくれる。

ドイツ車に関して言えば、最近販売された車の多くが自動運転の機能を有しているようだ。
そのため高速道路では、この機能を使って走っている車の割合が相当高くなっているはずだ。
得意先の社長が、昔はベンツやBMWは追い越し車線をすごい勢いで走って行ったが、最近はピタッと後ろにくっついて追い抜いて行かない車が多い・・と言っていたが、そういう事なのだろう。

実際車の性能としては、この機能が付いているか付いていないかで雲泥の差となる。
何しろ運転の方法自体が変わってしまうのだ。
かつて「世の中の車はフェラーリとそれ以外の車に分けられる」という名言があったが、今は自動運転とそれ以外の車に分けられる・・と言っていいだろう。

ちなみにステアリング制御(BMWで言うところのステアリング&レーン・コントロール・アシスト)の効果は絶大である。
たまに代車などで、速度制御だけでステアリング制御の付いていない車に乗るが、大袈裟ではなく疲労度が3割くらい違う。
僕の車では特殊な条件下でしか手を放すことは許されないのだが、それでも車がステアリングを制御してくれると、運転中にピリピリと神経を尖らせる必要が無くなり、大幅にリラックス度が増す。
もちろんこれらの機能はまだ進化中で、数年後にはさらに優れたものになっていくのであろうが・・・
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わずかに増加


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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このところ会社の行き帰りの高速道路で、小さい渋滞にぶつかるようになった。
昨年末から一切渋滞することが無かったのに、ここにきて様子が少し変わり始めている。
実は注文の方も一部復活し、高額な商品がじわじわと売れ始めている。
わずかだが動き始めたのかもしれない。

一時的かもしれないが、株価が上がっているので、それにも連動していると思われる。
ワクチンの接種開始とともに、新型コロナの抑え込みが始まった・・ということを、強調する報道も多い。
このまま経済に勢いをつけて、何とか立て直そうという意図もあるのであろう。
確かにそうなってくれるとありがたい。

コロナ後の人々の生活はどのように変化するのであろう。
以前のような生活に戻ることはもう無い、とは言うが、飲食業やイベント、旅行業などは反動で一時的に繁盛するかもしれない。
まあ仕事に関して言えば、無駄に出歩くことはなくなり、なるべくリモートで済ませるのが常識になるのであろうが・・・
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子供の頃の町


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中学生の頃、東京の五反田に住んでいた。
都内ではあるが、正直あまり垢抜けない場所だった。(今でもそうかもしれないが・笑)
とは言え三丁目の夕日の時代はすでに終わり、その頃にはだいぶ近代化が進んでいた。
表通りはビル、一歩路地に入ると古びた家が並んでいるという、奇妙な状態であった。

行きつけの本屋のそばで、当時歌手だった武田鉄矢氏を見かけることがあった。
近くに住んでいて、やはり本かレコードのお店を覗いていたのだろう。
お店を出てすぐの交差点で、二人きりになることもあった。

まだ金八先生に出演する以前の話で、海援隊の「母に捧げるバラード」が有名で、僕もレコードを持っていた。
信号待ちをしていると隣に立っているので、「あれ、武田鉄矢だ」と思い見ていると、あちらも子供が覗き込むので気にして、帽子を深くかぶり横を向こうとする。
それでも長髪であるし、顔が大きくて帽子の下から顎が出てしまうので当人とわかる・・という感じであった。

他にも有名人が何人か近所に住んでいた。
近所のスーパーでは、SF作家の星新一氏が時々歩いていた。
戸越銀座のあたりに住んでいるという話であった。

氏の作品は、学校で課題図書として読んだのがきっかけで、ほとんどすべて持っていた。
ところが僕は氏の顔はよく知らず、どの人が星新一氏なのか分からなかった。
母親がスーパーに買い物に行き、何度か見かけたと話していた。
いつも買い物バッグを手に持っていて、そのバッグから大根が覗いている・・と言っていた。

裏通りに小さい公園があり、そこに隣接したマンションには、タレントの泉ピン子氏が住んでいた。
当時はウィークエンダーなどで過激なレポーターとして人気を博していた。
従兄弟と公園で遊んでいると、あそこがピン子の家だ・・などと呼び捨てにしていた。
それほど親しみがあったのだろう。

山手線で3駅ほど先にある渋谷には、よく映画を観に行った。
自転車で行くこともあったが、あの辺りは坂が多くて大変だった。
当時の渋谷は、まだ若者の町とは言えず、どこか殺風景な印象のある場所であった。

渋谷にあった大きな書店の地下に、軍装品を扱うお店があった。
まだ戦後30年ほどしか経っておらず、身近にそういうものが残っていたのだ。
何を買うわけでもなく、そこを時折覘きに行った。

そのお店で漫画家の松本零士氏と遭遇したことがある。
ヤマトのヒットで氏が飛ぶ鳥を落とす勢いになりつつある頃であった。
有名なドイツの照準器REVI C12Dもそこで買われたらしい。
こんなものが入ったら知らせてほしいと、氏が書かれたイラスト入りのメモが、お店のカウンターの中に挟んであった。

当時僕が暮らしていた町は、何だか妙にゴチャゴチャしていて、洗練さとは程遠い世界だった。
そこに暮らす人々の生活も、いろいろな意味で庶民的であった。
でも今思うと、なかなか面白い町だったのかもしれない・・・
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傷口


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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脚を椅子の背もたれに強くぶつけて傷を負った。
上に立とうとしたら、椅子が動いてしまいよろけたのだ。
プラスチック製の板に強く擦った感じだ。
ズボンの上からだが、脚の皮膚表面を傷つけ、広い範囲で皮がむけた。

しばらく無視して放っておいた。
しかしヒリヒリと痛い。
時々ひんやりとするので、これは血が出ているな・・と思い、再度服をめくってみると、案の定皮のむけた部分が真っ赤になっている。
そっと触れてみると、指先に赤い血が付いた。

これではあちこちを血で汚すと思い、絆創膏を探した。
例の体液を利用して傷を治すという絆創膏だ。
こういう傷にはピッタリであろう。

幸い大き目のものが救急箱に入っていた。
それを皮のむけた部分に貼ってみた。
上手い具合に傷をすっぽり覆ってくれる。
絆創膏を上から手で押して、しっかり貼り付けた。

その後風呂に入ったが、まったく沁みることは無かった。
絆創膏が隙間無く傷を隠してくれているのだ。
相当沁みるだろうと覚悟していたのだが、痛みをほとんど感じない。
これは具合がいいぞ。

と思ったが、程なく絆創膏の表面が白く膨らんできた。
そうなる事は分かっていたが、その膨らみ方が尋常でない。
幅2センチ、長さ5センチくらいで、厚みも1センチ近くある。
傷ついて皮の剥けた部分と同じ形に、ボコッと膨らんでいる。
まるで大きなナメクジかヒルが、脚の上を這っているかのようだ。

内部には液体が入っており、触るとブヨブヨする。
うわー、気持ちが悪い。
気になってしょっちゅう触って確かめてしまう。

時間とともにどんどん大きくなっていくようだ。
いつか破裂するんじゃなかろうか・・・
これがもしクネクネと動き出したら悲鳴を上げるだろうな・・・

中はどうなっているんだろう。
潰して水を出したい欲求に駆られる。
うーん・・・一体どうしたらいいのだ・・・
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辞任


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ご存じの通り、森喜朗氏が五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任し、現在その後任者を選定している。
女性蔑視発言があり、国民はもちろん、世界中から総スカンを喰らい、辞めざるを得なくなった。
日本流の古いやり方が、公けに世界規模で否定された形だ。

またやったか・・ああいう年寄りは仕方がない・・という意見の人も多い。
しかし今回のこの事件は、もしかすると時代がターニングポイントを迎えた象徴的な出来事となるかもしれない・・と感じている。
本音と建前に縛られた日本流の古臭いやり方が、世界中から否定され修正せざるを得なくなったのだ。
ずっと後になって、これが日本にとって新しい時代の始まりであったと、思い起こすことになるかもしれない。

森氏本人が今回の辞任劇に納得していないのは、誰の目にも明らかである。
会長の職は辞したとしても、自分が間違っているとは思っておらず、考えを改める気はまったくないだろう。
またその周辺の人たちや日本の政治家、官僚たちも、同じ価値観の下に生きてきた人たちであり、本質的な部分では森氏と大きく変わらないと思われる。
ただ世間の目、世界の評価を気にして、どうしたら効果的に騒ぎを抑える事が出来るか模索している。

一方で世の中の新しい世代は、もっとクールに森氏を完全否定している。
周りの目を気にしているのではなく、それが正しいことであると信じている。
その辺の温度差というか、意識の根本的な違いを感じるのだ。

新型コロナの問題は、今回の事件に直接は絡んでいない。
しかしコロナによって時代が劇的に推し進められたのは確かだ。
古い価値観の人たちが、意味が理解できないまま炙り出されていくのを見ると、少なからずその影響があったのではないかとも感じている。
こつこつと準備を進めてきたオリンピックという行事が、あっと言う間に時代遅れのイベントになってしまった。

スポーツ界以外でも、そういう体質の世界はまだ一杯残っているだろう。
今後それらが同じように時代の洗礼を受け、変化せざるを得ない状況に追い込まれていく可能性は高いと思われる。
明治維新の時の様に、古い価値観から脱却できないものは滅んでいく。
今回の事件は、その革命的な時代の変化の始まりになるような気がしている。
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余震


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先日の地震だが、たまたま太平洋プレートの比較的深いところで地震が発生したため、大きな津波が起きなかったと、政府の地震調査委員会から発表があった。
震源は地下55キロと深く、海底が大きく変形しなかったのが幸いであったという。
(実際には小さい津波が発生し、石巻港で約20センチ、仙台港では10センチ程度の津波を観測した)
やはり津波発生のメカニズムには、海底の変形が直接関与しているということだ。

もちろん地震で地面が揺れたことによる被害もそれなりに発生している。
今回のように震源が深い地震は揺れが広範囲に感じられる傾向があるのだという。
僕の住む地域でもかなりの揺れ方であった。
しかし多くの人命が関わってくるであろう巨大な津波は、幸いにも今回の地震では発生しなかった。

現在の建物の多くは過去に何度か揺れを経験しており、それらに耐えて残ってきたものなので、それなりに揺れには強いであろう。
やはり甚大な被害を被るのは津波や原発事故である。
地震による直接的な地面の揺れよりも、それに伴って発生する副次的な災害による被害の方が巨大なものになっている。

今回の地震は、10年以上前の東北の震災の余震に当たるという。
巨大地震の余震が10年単位で続くことは、以前より言われている。
それにしても、今回は運よくプレートの深めのところで地震が起きたため助かったが、わずかの違いであの大津波がまた発生する可能性があるということである。
そう考えると余震と言っても油断はまったく出来ない。


↑今回も難を逃れて生き残った埃だらけのBf109E。
もう何十年か前に作り天井から吊ったプラモデルである。
気のせい程度の僅かな揺れにも反応してくれるため、地震計として役に立っている。
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意味の無い仕事


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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前にも何度か書いたが、相変わらずお国から調査の書類が届いている。
最近は大学などの研究機関からまで届くようになった。
先日受け取った書類では、会社で使っている資材をすべて細分化して購入金額を書くよう指示されていた。
事細かな分類の表まで付いている。

物凄い工数である。
何百種類もの資材を購入しているが、すべて仕入先に連絡して確かめて、ひとつひとつ品目の分類をしなければならない。
その分類も専門的な用語の羅列で、それらをいちいち調べて分けていく必要がある。
物質の組成まで調べて記入しろというのだ。

これを全部やれというのか?
一体何のために・・・

そういう類のアンケートが何通か届いている。
放っておくと、早く提出して欲しいと電話がかかって来るのだ。
しかしこれだけの調査するのに何日もかかる。
さすがに事務の社員も、いい加減にして欲しいと怒っていた。

ここまでくると、何だか嫌がらせにも思えてくる。
これに返答するには大変な工数が必要であるが、恐らくそれだけ工数をかけても正確な返答は出来ないであろう。
そうなると不正確で意味のないデータが大量に集まることになる。
そういう結果が見えているだけに、余計に答えるのが嫌になってくる。
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久しぶりの地震


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昨日の夜11時過ぎに久しぶりに大きい地震があった。
最初は中規模の地震に思えた。
しかしS波と思える揺れが到達した後、さらに大きい横揺れが始まり、しかもそれが長く続いた。

自分の部屋のパソコンの前にいたが、揺れが予想以上に大きくなってきて、下手にそこから離れることが出来なくなり、そのまま様子を見ていた。
頭の上にはいろいろな箱が積んであり、それらが地震の揺れに合わせて危なっかしく左右に動く。
天井から吊ったBf109Eも目一杯大きく揺れている。
どれが落ちてくるかと身構えながら見ていた。

しかしぎりぎりで物が落ちてくることは無かった。
こういうものって、一定以上の揺れが加わった時点で、一斉に崩壊しはじめるのかもしれない。
今回は崩れ落ちることは無かったが、どの箱も元の場所からは動いており、かなり危ないところまでいった感じであった。

免震構造ではない古いマンションの建物は盛大に揺れた。
ビルが平行四辺形に斜めにひしゃげるような揺れ方であった。
まさにコンピューターのシミュレーション動画を思わせる、斜めになりながらもちょっと弾力性を感じさせる揺れ方だ。
これだけ揺れたが電源が切れることなく、安定して供給されていたのは幸いであった。

体感的には震度5くらいに感じた。
しかしほどなく東京都は震度4と表示された。
もっと大きく感じたが・・・
10年前の東北の震災の時と似た揺れ方だと思ったが、こんな揺れ方は久しぶりだったので、大きく感じたのかもしれない。

震源が福島と聞き、すぐに津波のことが心配になった。
だが今回は津波は大丈夫という情報が続いた。
震源が東北のためか、例によって緊急地震速報が鳴らなかったのだが、これだけ揺れて鳴らないというのも何だかおかしい。
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アウトレット


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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昨年末に空いている時期を狙ってアウトレットに行ってみた。
東北道で1時間程度なので、気楽に行くことができる。

正月になってしまうと、ニューイヤーのセールがあり、多くの人はそちらを狙っている。
三が日は大混雑で、高速の出口にも長い渋滞ができる。
そのため閑散としているであろう年末に行ったのだ。
計算通り比較的空いていて、簡単に駐車場に車を入れることが出来た。

ご存知の通り、最近の僕の興味はスニーカーに移っている。
そのため今回はスニーカーを置いているお店中心に見て回った。
アウトレットの中にはニューバランスの店舗もあり、型落ちモデルなどがズラッと並んでいる。
しかしどうも欲しいと思えるものが無い。

久しぶりに革靴のお店も覗いてみた。
置いてあるものは相変わらずで、欲しくなるようなものは見つからなかった。
例によって2足でいくらのバーゲンである。
基本は「一般の人」向けの製品で、コレクターやマニアが喜ぶようなものは無い。

だいぶ歩いたが、結局何も買わなかった。
この数年アウトレットに行っても毎回そんな感じだ。
シャツが古くなったので何枚か買おう・・とか、目的がはっきりしていないと、アウトレットに行っても買うものはみつからない。
ブランドのついた実用品を安く買うための場所・・という感じだ。

ところがいつも何も買わないMrs.COLKIDが、珍しく買い物をした。
会場内で時間を決めて待ち合わせたが、そこに大きな袋を持って戻ってきた。
聞くとバッグを買ったそうで、けっこう高価なものだが、バーゲンで相当安くなっていたらしい。
この価格なら普段使いでもいいだろうと思い購入したようだ。

で、そのバッグだが、華やかなデザインで、周りの評判もなかなかよかった。
ところが実際に使ってみると、不便なところが次々に出てきた。
たとえば電車のシートに座ると、バッグのサイズが少し大き過ぎて、ひざの上に乗せても左右にはみ出してしまう。
仕方なく縦に持って座るしかなく、非常に困るのだという。
あと数センチ小さく作ればいいのに・・・やはりこういう欠点が、安かった理由かと残念がっていた。
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