再開


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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午前中会社に出て仕事をした。
帰りにMrs.COLKIDからメールが来て、日本橋のデパートで待ち合わせて食事を取らないかという。
今日からMデパートが営業を再開したのだという。

行ってみると、入り口に人が立ってチェックしている。
そこで手を消毒する。
衝立の裏を見て分かったのだが、サーモグラフィーで熱が無いか入店者をチェックしている。
またマスクをしていないと入れてもらえないようだ。

売り場では予想通りレナウン系ブランドの製品の安売りをしていた。
アクアスキュータム、ダーバン、インターメッツォなどで、在庫している製品が半額で売られている。
これは安いと夏用ジャケットを2着も買ってしまった。

中には日本人体型の僕によく合ったブランド(笑)もあり、とても重宝していた。
そのためレナウンが無くなってしまうのはショックが大きかった。
しかしどうやらブランドの一部は残って、売上のいいお店はそのまま継続ではないか・・という話を聞いた。
まあデパート自体がどうなるか分からないご時世なので、今後の予測は難しいのだが・・・

店内の人出は当初はそれほどでもなかったが、そのうち混んできて、地下の食品売り場など通行人がかなり多くなってきた。
避けながら歩かないとぶつかってしまう。
それにしても日本橋のお客はご老体ばかりで、反応が鈍くて動きの遅い人が多く、かなり危なっかしい。
やっとデパートの営業が再開して、初日からいそいそと出てきたのだろう。

中には息苦しいのが我慢できないのか、マスクを外して話すおばあさんまでいる。
それじゃあ意味が無いじゃないか・・・
決められた通り動けないのは子供ばかりじゃない事が分かった。
ただでさえ新型コロナに対し危険な世代なのに・・・

デパートって頑なに対面販売に拘っていて、ネット販売に嫌悪を抱いているようにも見え、時代に取り残されていると感じていた。
実際ネットでずっと安く買えるので、今更デパートでもあるまいと思っていた。
しかも今回のコロナ騒ぎでは営業そのものが出来なくなり、かなり深刻な損害を受けた筈である。

ところがいざ営業が再開されてみると、やはり自分の生活に密接に関わっていたのだと分かった。
地元の成城石井あたりで買い物をするのとは全然違うのだ。
世界中の選りすぐられた高級な製品が一堂に会することで、デパートならではのパワーを放出している。
それを買わないまでも、見て歩くだけでもパワーの一部をいただけるのだ。

今回はデパートに足を運んだがために、予定していなかった服を2着も買ってしまった。
地下の食品売り場ではどれも美味しそうに見えて、つい食べきれない程買ってしまい、Mrs.COLKIDから怒られた。
雰囲気によって生まれた浪費こそが、デパートが成り立ってきた理由のひとつなのだろう。
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黒いワゴン車


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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薬局の駐車場に車を停めていた。
Mrs.COLKIDが店内で買い物をしている。
僕は車の中で買い物が終わるのを待っていた。

駐車場に黒いメルセデスのワゴンが入ってきた。
その車が一台置いて隣のスペースに停車した。
運転していた男性と家族が下りて、店内に入っていった。

やがてMrs.COLKIDが買い物を終えて店から出てくるのが見えた。
荷物を持ってこちらに歩いてくる。
じっと見ていると、僕の車のところに辿りつく手前で、さっと方向を変えた。
そして先ほどの黒いワゴンの方に近付いて行くではないか。

あっと思ったが、止める間もなく、Mrs.COLKIDが黒いメルセデスの助手席のドアに手をかけた。
どうやら自分の車と間違っているらしい。
ところがあろう事か、そのドアが開いてしまったのだ。
オーナーが鍵をかけずにお店に入ってしまったようだ。

Mrs.COLKIDは荷物を持ったまま、黒いメルセデスの助手席に乗り込んでしまった。
僕は驚いて車を降りたが、その頃にはMrs.COLKIDも何かおかしいと感じたようだ。
他人の車である事に気付いて、慌てて降りてきた。
メルセデスのオーナーが気付いたかと思ったが、お店から出てくる気配はなかった。

Mrs.COLKIDは苦笑いして、そっくりだったから・・と言い訳しながら僕の車に入ってきた。
たしかに黒くて細長いワゴン車で、屋根にはシルバーのレールが付いている。
パッと見はよく似てはいる。
しかし自分の家の車を間違えるか・・・
女性にはメルセデスもBMWも一緒で、「黒くて長い外車」という程度の認識で区別しているのだと分かった。
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key


Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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KEY|SMARTのCLEANKEYというものを買った。
Facebookで広告を見て申し込んだのだが、注文したのにいつまで経っても届かない。
またFacebookに騙されたかと思ったが、しばらくして先方から出荷の遅れをお詫びするメールが届いた。
新型コロナのせいで注文が殺到して生産が間に合わなかったのだろう。
1ヶ月くらいかかってやっと米国から届いた。



まあ便利なような、そうでもないような・・・(笑)
要はドアノブやエレベーターのスイッチなどに直接手を触れず、このフックで引っかけたり押したりしようというものだ。
単純と言えば単純なグッズである。
真鍮板を切り抜いただけで出来そうだが、調べたら案の定大量に似た製品(コピー品?)が出ている(笑)

ただし使い方次第で有用なグッズになる。
そのためには、外を歩いている時にも、サッとアクセス出来る範囲に置いておく必要がある。
ロープが伸び縮みするホルダーが付属しており、僕はそれをバックパックの側面に提げて、常に手が届くところにくるようにしている。
後は必要な時にこのグッズを使う習慣を身につけることだ。

タッチパネルで認識できるところがミソで、先端部で触れると画面の打ち込みに使える。
たしかにATMなどの画面の表面は、不特定多数が触れるため汚染されている可能性が高い。
ただKEYは金属で出来ているので、画面を傷つける可能性がある。
それを恐れてか、ウエブサイトには公共の機器のタッチスクリーンには使用しないよう書かれている。

本体は金属の塊なのでそれなりの重量(測ってみたら50g以上あった)があるのだが、力のかかる場面で使う事もあるので仕方があるまい。
またレバー式のドアノブにしか使えないが、どうせなら普通の回転式ドアノブに使えるように出来ないものか・・と思った。
(逆に今回の騒ぎで今後は手で掴まざるを得ない回転式のドアノブが消えていくのかもしれないが・・・)
3個まとめて注文すると安かったので、我が家の女性陣にも買って与えたのだが、さて使いこなせるだろうか・・・
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記録


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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ここの記事に書く題材があまり見つからない。
人と接することが少なくなり、入ってくる情報が少なくなっているのか・・・
あるいは、僕自身の書こうという気持ちが萎えているのか・・・

昔書いた記事が使えないか、まだ公開していないものをチェックしてみた。
ブログの編集ページで過去の記事の一覧を見ていくと、書いたまま未公開のものがけっこうある。
1月くらいまで遡って、いくつか読み返してみた。

ところがこの数か月で世界が大きく変わってしまい、記事の内容が完全に古くなってしまっている。
今更公開するのも、ちょっとなあ・・というものが多い。
内容に違和感があり、浮世離れしているようにも見えるのだ。
今年の初めの頃だったら公開できたのに・・という内容である。

それだけ世の中が激しく変わったのだ。
考えてみれば、長期間続いているこのブログは、世の中の変化を記した貴重な記録になる。(その上写真付きだし・笑)
後になって振り返れば、コロナ前とコロナ後の世界の違いを、生々しく感じる事が出来るかもしれない。
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再生


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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居間のテレビでアマゾン・プライムの「バンド・オブ・ブラザース」を見ている。
今日は第7話を見て、続けて第8話を見ようとした。
ところが何度見ようとしてもエラーになってしまう。
時間を置いてからもう一度試すようにというメッセージが出る。

何回も試したが一向に改善されない。
テレビの電源を落としたり、再度アプリを起動し直したりもしたが駄目だった。
エラーメッセージが出て、一向にドラマが始まらない。
30分くらいの間に20回くらい試したが、ついに一度も再生まで漕ぎ着けなかった。
回線が混んでいるのか、あるいはテレビのWi-Fiの受信能力が低いのか・・・

試しに先ほど見た第7話を再生してみると、そちらは上手くいく。
という事は、やはりこちら側ではなく、アマゾン・プライム側の問題であろうか。
この時間に偶然第8話にアクセスが集中しているとか。
自宅待機の時間をアマゾン・プライムを見て過ごす人も多いようだし・・・

まてよと思い、自分の部屋のパソコンでプライム・ビデオにアクセスしてみたら、普通に繋がって第8話の再生が始まった。
こちらはWi-FiではなくLANケーブルで繋がっている。
回線の安定度の違いであろうか・・・
まあいいかと思いそのまま第8話を最後までパソコンで見た。

自分の部屋のEIZOのモニターとLS3/5Aで見たが、居間のテレビよりクオリティが高い。
品質的には十分楽しめたが、居間のソファーにのんびり座って見た方が楽ではある。
明日はまた続きを見るが、さてどちらで見たものか・・・
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届いた


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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↓やっと我が家にも届いた。
皆が持っているのに、ウチにだけ何で来ないのだろうと思っていた。
これで肩身の狭い思いをしないで済む(笑)

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食っちゃ寝


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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昨日から今日にかけて、「ザ・パシフィック」というテレビドラマを見た。
アマゾン・プライムでみつけたのだ。
スピルバーグやトム・ハンクスが製作総指揮する太平洋戦争を舞台にしたドラマで、実話をベースにしている作品だ。
10話で構成され、通常の劇場用作品の倍の予算をかけたという大作である。

それを途中食事や昼寝、夜の睡眠を挟んで、連続で一気に全話見た。
つまり見ていない時は、食べるか寝るかしていたことになる。
完全に「食っちゃ寝」状態である。

それにしてもよく眠れるものだと思った。
見るのに疲れたら、昼間だというのに、ソファーでグッスリ何時間か寝る。
こんな生活していたらいかんなあ・・なんて考えながらも寝てしまう。

まだ今日の時点では、宣言が解除されていない。
不要不急の外出は許されていないので、無暗に出歩くわけにもいかない。
まあ散歩くらいは行ってもいいのだろうが、ドラマが面白かったので家で見続ける事にした。

それにしても家から出ないでテレビを見るとなると、結局はそれ以外の時間も食べるか寝るかしか無い。
これで健康を維持するのはなかなか大変なことだ。
と言いつつ、「ザ・パシフィック」は見終わったので、続けて「バンド・オブ・ブラザース」を1話から見ようかと思っている。
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検査


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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海外の資材メーカーから新しい繊維の紹介があった。
ウイルスに効く繊維だという。
ちゃんと新型コロナウイルスにも効果があり、あちらで検査した結果のデータも付けてきた。
その繊維で作った生地の表面から、比較的短時間でコロナウイルスが消えていくのだ。
様々な分野に活用できるという。

しかし日本では薬事法(現 薬機法)があるので、こういうものを売るのは難しい。
正式に認可されていないものの場合、効くという表現を使ってはいけないのだ。
そのため歯に物が挟まったような中途半端な表現になってしまう。
海外はその辺が緩いのか、よく機能を持った資材の売り込みがあるのだが、日本でそのまま効能を謳う訳にいかない。

ところで資材を入れている商社が、この繊維の効果を証明しようと、日本の検査機関に検査を依頼しようとした。
ところが検査機関がウイルス関係の検査で一杯で、既に夏までスケジュールが埋まっていると言われてしまった。
今一番お金になるのは、ウイルス関連のグッズである。
それを見込んで、大勢の人が証明書を発行してほしいと殺到しているのだ。
今後はいろいろな分野で、市場にそういうグッズが出てくると思う。
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320dの走り


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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車を320dに替えて半年弱が経過した。
新型コロナの影響もあり、まだ3千キロ程度しか走っていないが、そろそろ走りの傾向は掴めてきた。
ここで現時点での感想を書いてみようと思う。
(ブレーキのオートホールドとヘッドライトに関しては、2020年5月14日の日記も参照

まず(Mスポーツでは無く)スタンダードの足回りとタイヤにしたことで、乗り心地はソフトでしなやかだ。
今まで乗った車の中では、ボディサイズも含めてE39の5シリーズに近い印象を持っている。
路面が荒れているところで飛ばしても、突き上げ感は角が取れ、直進性も乱されることがなく、しなやかにクリアしていく。
かと言って芯の無い柔らかさではなく、ハンドリングは正確でBMWらしい爽快感がある。
その辺りは狙った通りだ。

運転が楽でストレスが少ない。
例えばいつか代車で数日間乗ったM240iのようなハイパワーのFR車(2019年12月12日の日記)だと、アクセルの踏み具合に車が敏感に反応し、ちょっと運転する分には面白いのだが、長距離を走ると疲れてしまう。
しかし200馬力以下で足周りの柔らかい320dの場合は、何も考えずに運転することが出来て、少々遠出しても疲労が少ない。
やはり乗り心地がいいというのは、身体にも優しいのだろう。

エンジンは確かに低回転域からトルクはある(2000回転前後で40kgm以上のトルクを発生する)のだが、回転数に応じてパワーがリニアに上がっていくとは言えず、レッドゾーン近くまで回してもゴウゴウ唸るだけで盛り上がりに欠ける。
最初は力強くグイと出るが、そこから先の伸びが今ひとつで、劇的なもの、官能的なものが感じられないのだ。(ターボラグもそれなりにある)
ディーゼルだから仕方がないとはいえ、これはけっこう大きなマイナス点だと思っている。
走りが好きな人なら、たとえパワーがもっと少なくても、回すにつれてパワー感も上がっていくガソリンエンジンの方が、走っていて面白いのではなかろうか。

ただクリーンディーゼルの維持費は非常に安いので、どちらを取るかである。(自動車税に関しては2020年5月13日の日記参照
タンクは満タンで59リッター入り、給油するとそれまでの燃費から算出し、あと850キロから900キロくらい走れると表示される。
計算するとリッター14キロから15キロくらいになる。(同じ走り方で旧型120iはリッター8キロ前後であった)
高速道路だけを大人しく走れば、恐らく満タンで1,000キロいくのであろう。

この車にはxDriveといって、通常の走行時は後輪駆動なのだが、滑ると判断した時は自動的に前輪にパワーを配分し四輪駆動になる、という機能が付いている。
トルクの太いディーゼルとは特に相性がいい仕組みだという。
残念ながらいつ四駆になっているかの情報はインパネに表示されない。(以前乗っていたR32のGT-Rなどは、前輪と後輪の配分を示すメーターがありとても面白かった)

恐らく停止状態から発進加速する際は四駆になると思われ、それが理由だと思うが、気味が悪いほどフラットな姿勢で加速していく。
頭がほとんど持ち上がらずにそのままの体勢でグングン進んでいくのだ。
またこれも四駆の恩恵ではないかと思うのだが、直進安定性が抜群で、かなりの速度で走行しても安定感が失われない。
多分隣の国までアウトバーンを時速200キロ出しっぱなしで行けと言われても、何とかなるかな・・と思うだろう。
やはり四駆というのは安定していて安全である。

ただし四駆が走行のフィーリングがいいかと言われると必ずしもそうではない。
たとえば曲がり角で思いきりロールさせて、アクセルを開き気味にしてこれなら滑るだろう・・という走り方をしても、地面にくっついたまま回っていってしまう。
ハイパワーFRなら後輪がズルッとくるはずの場面でも、多少ラインを乱される程度で何とかクリアしてしまうのだ。

確かに安全であるが、不自然でもある。
たとえばスキーをする場合、ある程度板が横滑りすることを計算に入れてターンすると思うのだが、それが出来ずに地面にくっついてしまったら面食らうであろう。
320dは危険要素を排除する方向に振ってあり、確かに安全であるが今一つ面白くないところがある。
BMWというメーカーの巨大さから言って仕方がないのであろうが・・・

これは善し悪しで、ハイパワーのFRがいつ裏切るか分からない妖しい美女であれば、こちらは同じく美人でも良妻賢母型の女性・・という感じである。
雨の日もかなり安定しており、何も考えなくても万事うまくやってくれる。
安心して任せられるタイプと言えるだろう。

オプションでサイドにも防音性の高いアコースティックガラスを搭載しているが、飛びぬけて静かという印象は無い。
一般的な基準から言えばかなり静かな方なのだろうが、並べて比べてみないと分からない。
ディーゼルのエンジン音は多少は車内にも入ってくるし、外にいる人からは、BMWにしてはトラックみたいなエンジン音ですねと言われた(笑)

ノーマル形状のレザーシートは横のホールドがちょっと不足気味で、強めに横Gをかけると体が滑ってしまう。
そのため左コーナーでは肘を引っかけて身体を支えている。
その程度の範囲で大人しく走ってくれ、ということであろうが、個人的にはもう少しホールド感が欲しいなと感じている。

四駆ということもあり、同じ3シリーズの中でも最小回転半径は大きめだ。
会社の駐車場から細い道に出る際、120iの時は一発で回り切ったのに、320dだと切り返ししないと出られない。
これは運転する方にとっては大きな差である。
車体の幅もけっこうあるが、今のところそれはあまり苦にはなっていない。

全般に高級エステートらしく、大人しくしなやかに走るように作られている。
ディーゼル・エンジンの特性がガソリンと違うこともあり、当初はなかなかリズミカルに走れなかった。
しかし最近やっと慣れてきて、ちょっと飛ばし気味に走る時など、BMWらしくきびきび走れるようになってきた。
恐らくもっと上手い人が運転すれば、ちゃんとそれに応えてくれる車なのであろう。
その辺りはさすがBMWである。
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たれ目


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Mrs.COLKIDが「メンタリスト」のサイモン・ベイカーに夢中になって番組を何度も見ている。
彼女の唱える珍説がこうだ。
「オーストラリアの俳優はタレ目が多い」

確かにサイモン・ベイカーはそうだ。
同じくテレビドラマの「FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿」のヨアン・グリフィズも、目がギョロッとしていて笑うとたれ目になる。
映画俳優のラッセル・クロウ(正確にはニュージーランド出身)は、もろにたれ目である。
「X-MEN」のヒュー・ジャックマンも、鋭いイメージは強いが時折そういう顔になる。
大御所のメル・ギブソンも、たれ目という印象が強い。


(左より)サイモン・ベイカー、ヨアン・グリフィズ、ラッセル・クロウ、ヒュー・ジャックマン、メル・ギブソン

たれ目というより目がくっきりしていて、笑顔になると目尻が下を向く人が多いのかもしれない。
メル・ギブソンなどは目そのものは特別たれてはいないが、まゆ毛や目じりの皴との組み合わせでたれているように見える。
若い頃の写真はたれているのに、歳をとってからはそうでもない人がいるのだが、整形したのだろうか。
同国に民族的にそういう顔の人が多いのか、あるいは俳優としてその手の顔が好まれるのか、その辺りは定かではないが・・・
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ネットコンサート


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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劇場やホール、ライブハウスでのコンサートを生業とするアーティストたちは、新型コロナ騒ぎの影響をまともに受けた。
ぼくの同窓生でも、「公演」が出来ずに困っている人が数人いる。
特に狭い空間に大量の人が集まり、興奮して汗や唾を飛ばして熱狂するロック系のコンサートは、クラスターの発生の条件が揃っている。
仮に自粛期間が終わっても、今までのような形で開催するのは難しいだろう。

ところでインターネットの機能を利用すれば、新しい形での公演が出来るのではないだろうか。
ネット配信を利用したコンサートである・・と思ったら、案の定そんなものは何年も前から行われていることが分かった。
リアルタイム、すなわち生で演奏を配信し、代金を払った観客にのみ映像と音声を届けるネットコンサートである。
そりゃあそうだ、環境はすべて揃っているのだから当然やっているだろう。

配信は何月何日の何時開演・・というように、実際のコンサートと同じように行う(のだろう)。
そしてチケットをネットで購入した人だけが視聴できる。
ご存知の通り、すでに複数のアーティストがネット上で集まり、その演奏を配信する試みがあちこちで行われている。
しかしそれを仮の活動として行うのではなく、それこそがこれからのコンサートの形になる、ということだ。
恐らくここで問題になるのは、配信の受け取り側の再生装置の品質であろう。

試しにヨーロッパのオーケストラが運営するコンサートの配信をパソコンで試聴してみた。
と言っても生では無く録画なので、Youtubeを視聴するのと何ら変わりはないのであるが・・・
映像はパソコンのモニター、音声は両脇のLS3/5Aで再生したが、これがけっこういける。
ただ映像が加わっただけなのに、意外に満足度が高い。

ホールの中途半端な席で生演奏を聞くよりいいのではないかと思うような音質で、箱庭的にはまとまるが、ちょっとしたミニコンサート気分が味わえた。
普段CDで音楽を聴くのとは、どこか違ったものを感じさせる。
特にあまりカメラを動かさず、全体が見渡せるベストのシートポジションに固定して聴くのが、会場にいるような生々しさが味わえていいように感じた。
ただ欧米の有名なオケの演奏を生放送で聴こうとしたら、時差の影響で放送が真夜中過ぎから明け方になるのが辛いところ。

ロックだとどうであろう。
ロックコンサートなら身体を震わせるような激しい「体験」が必要であろう。
大音量に身を任せて踊る。
さらには同じ思いの人たちと一緒になって騒ぐ。
その雰囲気を味わいたいために、お金を払っているのだ。(と思う。実は僕はロックコンサートってあまりよく知らないのだが・・・)

無人の会場で演奏して、その様子をネットで配信するまでは簡単である。
しかしそれを聞く人の多くは、家庭用の貧弱な仕組みしか持っておらず、大きな音量も出せない環境にいる。
これじゃあライブ体験とは程遠い。

今回の新型コロナ騒ぎで、今後は人が集まるイベントやコンサートを開くのは難しく、商売の形式としては勢いを失う事になるだろう。
それなら家庭での再生システムの開発に力を入れるべきではないか。
かつての熱かった時代のオーディオの復活であるが、もっと疑似体験的な性格が強いものになる。

自宅で大音量を出して騒ぐわけにもいかない。
そのためヘッドフォンと大型モニタを中心としたものになるだろう。
チャンネル数を増やしたりバイノーラルにしたりして、リアルな臨場感を出す。
そのアーティストや会場専用のイコライジングデータを視聴者のシステムに送り自動で音質調整してもいい。

また密閉された専用の小型防音ブースを作ってもいい。
家庭でのネットコンサート専用の再生環境を作るのだ。
ファンなら最良の体験をするためにそのくらいの投資は惜しまないであろう。

チケット代金に応じて配信内容のグレードをいくつか用意してもいい。
たとえば高額なチケット購入者なら、会場の前の方の席に陣取ることが出来、アーチストに触れられそうなところまでカメラが近付いて、生々しい体験をさせてくれる。
今後技術的により進んでいけば、ヴァーチャルな3次元空間を配信して、疑似的に大勢の観客に囲まれて視聴することも出来るだろう。
またアーティスト側もファンがいなければ熱くなれないというなら、相互通信にしてファン側の反応をモニタに映しながら演奏してもいい。

演奏を録画されて、海賊ソフトとしてばら撒かれてしまう可能性はある。
しかしそれを恐れていては、新しい世界に対応できないように思う。
逆にコンサート活動の一環として、どんどんライブ配信を行えばいいのだ。
ナマ演奏であるから、日々違う演奏であることも強みになる。

一番重要なことは、配信相手が世界中にいる、ということだ。
地球の裏側の人までもが対象(時差はあるけれど)となり、それは狭いライブハウスで限られた数のお客を対象にするのとは、桁違いの人数であろう。
5ドル、10ドルといった安価なチケット代でも、数百万人が視聴してくれれば、トータルでは相当の額になる。
価格を抑えれば海賊版の価値も薄れるだろう。
この商売の形に移行したら、もう今までのコンサートに戻れないのではなかろうか。

あとは聞く側の意識の問題である。
配信コンサートはどうだろうとロック好きに話したら、そんなもの・・という反応であった。
どうも騒いでストレスを発散することこそが目的で、「音楽を鑑賞する」のとは少し意味合いが違うようだ。
それにファン同士の集会で連帯感を楽しむことも、コンサートの「体験」に含まれているのだろう。
クラシックのコンサートとはある意味対極にある。

意外に皆頭が硬いと思ったが、新型コロナのせいで否応なく変革が迫られている。
要はこれからはカラオケで皆で騒ぐのは禁止で、一人カラオケしか許されない・・と考えると分かりやすい(笑)
今後は演奏者ばかりでなく、それを聴くお客側も変わる努力が必要であると認識すべきだろう。
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アルコール


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マスクはあちこちで見かけるようになった。
消毒用アルコールはまだ地元の薬局などであまり見かけない。
製造の余裕はあるというが、それらはどこに行ってしまうのだろう。

3月頃の話であるが、行きつけの喫茶店で情報を聞いて、食品に使えるという業務用のアルコールスプレーを買った。
既に値上がりが始まっており、スプレー1本3,500円くらいした。
タンクで買うと5,000円近い。

その時は少し高いなと思ったが、同じサイトで今月の初めに見たら、スプレーが1本3万円になっていた。
タンクは5万円だという。
これはいくら何でも酷い。
・・と思っていたらアルコール類転売禁止の法律が施行されるようだ。

ところで街でスーパーなどに入ると、入り口にごく普通にアルコールのポンプが置いてある。
あれは一体どこから入手しているのだろう。
かなりの人数が使うはずなので、消費量も激しいだろうに・・・

会社の入り口にも、手を消毒するアルコールのポンプを設置している。
だが補充用のアルコールを確保できず、ポンプの中身も残り少なくなってきた。
どうしたものかと思っていた。

先日いつもお願いしている工具類の販売店のおばさんが、会社に商品を届けに来た。
当然新型コロナの話になり、アルコールが無いことを言ったら、いつでも仕入れられますよと言う。
たまたま今持っているからと、車から手洗い用のアルコールの補充パックとアルコールティッシュの詰め替え用の袋をいくつか持ってきて、無料で分けてくれた。
長年のお付き合いですから・・と言う。

近所の薬局ばかり回っていたが、そちらでは足繁く通う地元住民に先に取られてしまうのか、なかなか手に入らなかった。
しかしルートによっては普通に入手できるらしいことが分かった。
あるところにはあるものだ・・と思ったが、転売禁止の命令も出たので、程なく一般の市場にも出回り始めるのだろう。
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ひげ


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新型コロナの影響で、先月から会社は水曜日を休業している。
僕は出社するが、ひとり静かに事務仕事をするだけで、午後のある時間には帰宅する。
いつもより休みが増えて、しかもゴールデン・ウィークも挟んだため、仕事にめりはりがなくなっている。
休み癖がつきそうで何だか怖い。

連休を利用して、実験的に髭を伸ばしてみたことを書いた。
僕にはいつか髭を生やしたいという願望があり、それによって自分の人相がどのように変化するのかも見てみたい。
自粛中のゴールデン・ウィークのように、数日間人前に出ないで済む時は、実験をするいいチャンスなのだ。
まあ実際には途中で顎の周辺に生えた髭の感触が気になり始め、二日程で剃ってしまったのだが・・・

仕事のある普段の日は、朝起きるとまず歯を磨き髭を剃る。
その際、あごの周辺を髭剃りの刃で何度か擦るようにして剃る。
髭と同じ方向に髭剃りを走らせても、深剃りが出来ず剃り残してしまい、手で触るとザラザラした感触が残る。
毛並みに逆らう方向からも剃らないと、根元まで剃ることが出来ない。

ところが二日以上髭を伸ばしてから剃ると、普段より深く剃れることに気付いた。
髭剃りを肌に沿って動かしただけで、ゾリッという手応えとともに髭がしっかり剃れて、顎に手で触れてもツルツルの感触になっている。
あれっ、一回でこんなにきれいに剃れた・・と驚く。

理由を考えてみたが、生えた髭がいつもより太く硬くなり、刃にしっかり引っかかり、根元からガツンと剃れるのではないか。
僕は髭が濃い方では無いので、一日に伸びる量程度では細くて刃から逃げてしまうのだろう。
二日以上伸ばすと根元が太くなり、髭剃りの設計通りに深剃りが出来る・・・

うーん、またくだらない理論をあれこれと考えてしまった。
これもコロナで家にいる時間が増えたせいだな。
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日曜日の銀座


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銀座の床屋に行ってきた。
家から電話をしたらスムースに予約が取れた。
それほど混んではいないようだ。
どうせならとカメラを持って行き、床屋までの道中に数枚撮った。

銀座は相変わらず日曜日としては人出が少ない。
何しろデパートが営業していないので、お客が銀座に行く意味はほとんどないのだ。
ただ路面店の中には営業を始めたところもいくつか見られた。
そのためか、前回来た時よりは人出も増えてはいる。

面白いのは、この状況なのに超高級車は相変わらず走っていることだ。
歩いている間に12気筒エンジンの音がたびたび響いた。
スポーツカーをオープンにして走っている人が多い。
時には長い黒塗りのリムジンなども通過していく。
このクラスの車の数は、以前と変わらないのではないか(笑)

床屋の席はほとんど埋まっていた。
予約制なので待っている人はいないが、途切れることなくお客さんが来る。
いつものコースでやってもらう。
上半身をマッサージして貰ったので、身体が軽くなり大分楽になった。

電車は行きも帰りもかなり空いていた。
長いシートをひとりかふたりで独占でき、他人と接触することはない。
経済のことを考えなければ、今の都心は大変快適である。
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Web会議


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Web会議を行いたいので、1時間ほど時間を貰えないかという電話があった。
会議といっても、まったく取引の無い未知の会社である。
要は売り込みであろう。
この時期なので営業が直接訪問することも出来ず、ZOOMを使って説明したいというのだ。

結構ですと断ることも出来た。
しかし思いもよらない有益な情報が得られる可能性もある。
わざわざ来てもらう訳でも無いので、一度くらいいいかと思い受けてみることにした。
Web会議というのもやってみたかった。

接続するためのパソコンかスマホを用意して欲しいと言われた。
カメラの付いたノートブックを家から持ってきて、応接室に設置して準備した。
会議の時間になり、あらかじめメールで送られてきたZOOMのURLにアクセスするとすぐに繋がった。

電話をかけてきた営業担当の女性とその上司、さらに僕の三人の上半身の映像が画面に出る。
もっぱら説明する上司がアップで映り、僕と営業の二人の画像は右上に小さく表示される。
時折画面を資料に切り替えたりしながら、上司がほとんどひとりで1時間説明を続けた。

僕のXPSはもう旧型でカメラが液晶画面の下の方に付いている。
そのため顔を少し下の位置から見上げた映像になる。
それが気になって顎を引いていたら肩がこってしまった。

画面を使った会議は、とうとうと一方的に話すことが出来ることが分かった。
細かい表情が見えないのを逆手に取り、相手の微妙な感情に気付かないふりをして話せるのだ。
映像に映ったバーチャルな世界のキャラクターに成りきるのである。
一方でこちらは画面に自分の姿が映っているためにあまり強く出られない。
そこも上手く利用されているように感じた。

途中でどうですかと意見を求められるが、ああ言ったらこう返答すると、すべて答えが用意されているので、中途半端なことを言えない。
突っ込んだ意見を言えば、まさに私たちの考えていたことがそれなんですと、そこに付け込まれる。
カメラには映らない机の上に、返答例を書いた資料が広がっているのかもしれない(笑)
やはりアナログというよりデジタルのドライで大雑把な感触を強く感じた。

僕が発言を遠慮していたので、もう一押しで行けるのかどうか、相手も見定めようとしているようだ。
たたみ掛けるように話し、こちらの意見を聞いてくる。
今はそのようなものにお金をかける余裕はちょっとないですね、と言ったら少し黙った。

考えてみたら、外出が出来ないことの影響をまともに受けているのは営業部門だ。
今回のコロナ騒ぎで、営業という部門はいらなくなる可能性も出てきている。
何とか成果を出そうと必死になっているのかもしれない。

実はこのWeb会議でこちらが得た情報はけっこう多かった。
だからやってよかったとは思っている。
あちらからは、次のWeb会議をいつ開きますかと、まるで当たり前のように候補の日程まで送られてきた。
もう必要ないので結構です、とはっきり断ろうと思っているが、Web会議の時の映像のキャラクターと違うと思われそうだ(笑)
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