我慢


SIGMA DP1Merrill

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久々に連続して休んだ。
午前中は人と会い、午後は都内を散歩した。
予報では曇りだったので期待していなかったが、意外に日の射す時間があった。
結局昨日と同じような場所を歩くことになった。

ふと思い立ち、床屋に行く。
行ってみると、お店はがらがらであった。
連休の始まりと終わりの日は結構賑わうが、中日はお客が来ないという。
二言三言、会話したが、その後はぐっすりと寝てしまった。

本当なら、日光にでも新緑を写しに行きたいところだ。
一番いいシーズンなのだ。
しかし今年は仕事の都合で休んでいられない。
残念だが、都内を歩く程度で我慢する。
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ドーム


SIGMA DP3Merrill

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今日は休んだ。
疲れが溜まっていて、午前中は寝たり起きたりしていた。

せっかくの晴天なので、家に篭っていてはもったいない。
昼頃からMrs.COLKIDと外出。
御茶ノ水の湯島聖堂、神田明神の辺りを散歩した後、中央線で東京駅まで出た。
駅舎内のトラヤでお茶をした後、新しくオープンしたKITTEや丸ビルで買い物した。

KITTEの6F屋上庭園から東京駅を眺める。
今までの丸ビルの5Fテラスより駅舎にずっと近く、道を挟んで目の前である。
しかし広場を囲んで90度の位置にあるため、真正面ではなく斜めから見る形になる。

ドームの形が何かに似ていると、ずっと以前より思っていた。
クラシカルで懐かしいというより、何となく危険で気味の悪いものに見えた。
今日こうして目の前で見て、はじめてそれが何であるかわかった。

ジオン公国のモビルスーツである。
それもシャア専用の何とかいうやつだ。
いや、もちろん東京駅の方が真似したわけではないのはわかっているが・・・(笑)



今日の時計ベルト。
ユール・ヤーゲンセンのアンティーク・デイデイトに、ジャン・クロード・ペランのカイマンのターコイズグリーンをつけた。

やはりこの時計は、見れば見るほど面白いデザインだなと思う。
修理に出して、先日返ってきたばかりであるが、すこぶる好調である。
何となくお気に入りの時計のひとつになっている。

金色のケースには定番の組み合わせといえる、グリーンのベルトと組み合わせてみた。
ご存知J.C.ペランの既製品である。
大分前に店頭在庫の中から、17mm幅のものを買っておいた。

このベルトにマッチする多くの時計の中でも、とりわけ相性がいい組み合わせに見える。
鮮やかな発色を誇るペランのカイマンと、時計の優雅なデザインとがピッタリ合っている。
時計ごとにベストのベルトを見つけ出し、その組み合わせでケースに収納しているが、この時計にはこのベルトでいくのがよさそうだ。

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有意義


SIGMA DP1Merrill

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中央で業界の人と会う予定であったが、忙しくて無理そうなので、急遽中止してもらい事務所に出ていた。
それが正解で、新しい得意先のトップの訪問を受けた。
たっぷり時間をかけて話し合うことが出来て、非常に有意義であった。

と、その最中に、今度はビックリするような大物から電話を受けた。
過去に一度だけ会ったことはあるのだが、連絡をもらうのは初めてでちょっと緊張した。

連休の初日に初めての電話をしてくるというのも、まるで会社の仕事への取り組みを試しているようだ。
のんびり休んでいるようでは、組むに値しない・・ということか。
事務所に出ていてよかった(笑)
いずれにしても業界が動いているようだ。



今日の時計ベルト。
ジラール・ペルゴのアンティーク・スモールセコンドに、マニファトーレ・フィレンツェにオーダーしたヌバックのベルトをつけた。

随分と前に発注したベルトで、実のところ発注したこと自体を忘れていた。
時折、そういえばあのベルトどうなったのかな・・などと思い出すことはあったのだが、まったく音沙汰なかったので、きっと発注処理がうまくいかなかったのだろうと思っていた。
それが今月になって、突然出荷したという案内のメールが届いた。
記録を調べてみると、オーダーを出したのが昨年の11月なので、5ヶ月ほどかかったことになる。



マニファトーレ・フィレンツェは、芸術の都フィレンツェにある革の工房。
使用する素材のすべてがイタリア産で、製造もすべてイタリアという、チェントペルチェント・イタリアーノ(100%イタリア製)の認定を受けている。

たしかに細部まで手を抜いたところのない芸術品のような作りで、手作り品特有の強いオーラを放っている。
その出来にふさわしいフランネル製の巾着袋とともに、立派な箱に入って届く。
時間がかかったのは、それだけ手間がかかっているということだろう。



昨年の11月、ちょうどカラトラバ用にと、カン幅17mmのヌバックのベルトを探している頃に注文したものだ。
複数のメーカーに、同じような仕様で製造を依頼した。
実際ヌバックを素材としたベルトを作ってくれるメーカーはごく限られ、マニファトーレ・フィレンツェはその中のひとつであった。

見てお分かりのように、同じくフィレンツェを発祥の地とするパネライの時計にマッチしたベルトとて、同社の製品は高く評価されている。
力強く大胆なデザインは、通常のアンティークにはまったくといっていいほど合わない(笑)
特にこの巨大なキーパーは、同社の製品の特徴のひとつではあるが、やはり現代的な時計との組み合わせで生きてくる。
17mmというカン幅ではつぶしがきかないが、これだけの品質なので、次回はもっとごつい時計に合わせたサイズで作りたい。

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パーツ


SIGMA DP3Merrill

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昨日は機械を制御するコンピュータのパーツを買いに、夜遅くなってからヨドバシアキバに行った。
閉店間際に飛び込んで購入したが、結局そのパーツは役に立たなかった。
コンピュータ関係の故障は難しい。
調整すれば済む機械パーツとは違い、相性の問題だけでピクリとも動かす、如何ともし難い。

今日は今日で、夜になって特殊なケーブルが必要になり、あちこちに電話をして、少し遠方にあるパソコン専門店に在庫しているのをみつけた。
電車では時間的に間に合わないので、車を飛ばして買いに行き、そのまま自宅まで戻った。
明日は朝早く起きて自動車出勤しなければならない。

仕事が動き出して忙しいこともあり、今年のゴールデンウィークは休んでいられない。
まあ暇なよりずっといい。



今日の時計ベルト。
シェルマンのグランドコンプリケーション・クラシックに、モレラートのアマデウス(マットアリゲーター)のバーガンディをつけた。

この時計が、意外に受入の間口が広いことには触れた。
多くのベルトと、なかなかのマッチングを示してくれる。
だが時計の質を考えると、あまり安っぽいベルトと組み合わせるのもどうかと思う。
出来ればカーフではなく、エキゾチックレザー系のベルトと組み合わせたい。

モレラートのアマデウスのアリゲータは何本か持っている。
以前都内の某デパートの時計売場で、大安売りしているのをみつけ、買い占めておいたのだ。
だが本皮のアリゲーターとはいえ、御三家のベルトと比べると、質的にかなり落ちる。
そのため実際に着用することはせず、主にこのコーナーの組合せ例や加工実験用に使用している。
まあそれでも重宝はしている。

バーガンディという色が、無難に多くの時計とマッチする色であることも、ここで多くの組合せを試した経験からわかったことだ。
程々に主張しながらも、脇役に徹してくれる色・・とでも言うべきか。
普段であれば、あまり選ぶことの無い色ではないかと思う。
ちなみにバーガンディとは、フランスのブルゴーニュの英語名からきている。
いわゆるワインの赤である。

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アンティーク・ウォッチ


SIGMA DP1Merrill

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これだけアンティークの時計を集めておきながら、呆れられるかもしれないが、実は僕はアンティークというものがそれほど好きではない。
人の歴史が刻み込まれている・・その時間の流れに思いを馳せるのが、アンティークの魅力なのだろう。
しかし僕の場合、どうせなら新品の方がいい、と思ってしまうのだから、やはり本質的には、好きなわけではないと思う。

偉業を成し遂げた人の使ったものだ・・と言われれば、それに触れることは、確かに感慨深い体験であろう。
しかし実際のアンティークは、どこの誰が使ったものなのか、まったくわからない場合がほとんどである。
使っていたのがどんな人なのかわからない・・というのは、一般的な人にとっては、やはり大きな問題だと思う。

矛盾するようだが、僕は1800年代のオールドウエストのアンティーク・ホルスターの収集家でもある。
20年程前には、研究のために米国のオークションに随分参加した。
考えてみれば米国のコレクター協会の日本人で唯一の会員なのだから、アンティークが好きではないなんて、矛盾も甚だしいのであった(笑)

しかし時計の場合、時代的にそれほど古いものではない・・というところが、他のアンティークとは異なる。
思いを馳せるほど昔のものではないし、半世紀以上も前のものになると、今度は性能の面で使用に耐えられない。
そもそも日常に使用しようと考える時点で、アンティークという趣味から逸れているのだが、時計が動く機械である以上、つい実際に使ってみたくなる。

そのためオークションでも、もっぱらNOS(ニュー・オールド・ストック)に目が行ってしまう。
人に使用された経歴を持たない、新品のままの古い在庫である。
つまり歴史が刻まれていないわけだ(笑)
文字盤が汚れているものも、なるべく避ける。
写真を撮るので、文字盤の汚いものは困るのだ。

その結果、いわゆるアンティークとして価値のある時計は、ほとんど手元にない。
名機といわれるムーブメントを搭載した機種より、見た目が面白いものとか、きれいなものばかりを選ぶからだ。
文字盤を修復した、いわゆるリダンを行ったものは、日本では価値が低いと判定されるが、逆に僕は喜んで入札してしまう。

たくさんの時計を持っているが、収集家からは無価値と判定されてしまうものばかりだろう。
そもそもアンティークとしての価値を認められている時計は、例外なくオークションでの値も吊り上がる。
安いものばかりに手を出す僕のコレクションには、価値あるアンティーク・ウォッチが集らないのも当然のことではある。
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受信


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普段使っているフリーメールに、大量の迷惑メールが入ってきた。
堰を切ったように次々に来る。
全部消して元の画面に戻すと、もう次のが入ってきている。
垂れ流し状態で送られてくる。

前にも書いたが、周期的にこういうことが起きる。
攻撃が何日か連続して、そのうちピタッと沈静化する。
どこかのリストに僕のメールアドレスが登録されたのか・・・

それにしても、一目見て迷惑メールとわかる内容のものを、そんなに送りつけて意味があるのだろうか?
今時これに引っかかって、クリックする人がどのくらいいるのか・・・
たくさん来れば来るほど、ろくに見ずにまとめて削除してしまう。

まあ、少なくとも金銭的なメリットがあるから、どこかの誰かがやっているのであろう。
その人物が、迷惑メールの文章を作っている姿を想像すると、ちょっと気味が悪い。



今日の時計ベルト。
ウィットナーのアンティーク・スモールセコンドに、モレラートのクラシコのダークブルーをつけた。

このウィットナーは、他のシルバー系のアンティークとは少し違う印象を受ける。
理由は文字盤の色が「白」であるからだ。
シルバーや無色ではなく、はっきりと白く仕上げてある。
そこに赤いワンポイントが入ることで、文字盤の白い色が強調される。

ベルトにも色ものを組み合わせるのが面白いと思い、ダークブルーのクラシコを持ってきた。
奇しくも青、白、赤のトリコロールカラーが揃ってしまった(笑)
抜群とまでは言わないが、清潔感のある、まあまあの組合せとなった。

フランスと関係があるわけではないので、トリコロールカラーを選ぶ必然性は無い。
ただカラフルで面白い組合せではある。
色のある時計はそれなりに主張するので、腕に着けるときは、服装も考える必要があるだろう。
因みにあのガンダムも、企画段階からおもちゃとして売るのが前提であったため、スポンサーの都合でトリコロールカラーになったという。

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ダイエット


SIGMA DP3Merrill

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ダイエットをしている。
少し痩せようと決心したのだ。
病院で計る糖尿の数値自体は悪くないのだが、普段の生活で、何となく血糖値が上がっていると感じることがある。
これは早めに対処したほうがいいと判断した。
痩せてもすぐに改善するわけではないのだが、まずは痩せるのが第一歩である。

家族にダイエットすることを宣言して協力してもらう。
間食は無くし、食事量も制限する。
脂の強いものを避け、肉は鳥のささ身を中心とする。
コーヒーにもミルクを入れず、ブラックのみにする。

休みの日に出社した時、近所のコンビニに昼食を買いに行った。
冷蔵棚のお弁当やサンドイッチを手に取り、裏返してカロリーを確かめる。
ところが、どれもけっこうな数値である。
慌てて棚に戻してしまう。

パンはどうだろうと思い、袋に入ったパンを確かめてみる。
すると、さらに高いので驚いた。
小さなパン1個で、弁当一食分くらいある。
中には1個でカツ丼を超えるものもあった。
これではとても食べられない。

選ぶのに時間がかかって、そのうちお昼で賑わっていた店内は僕一人になってしまった。
それでも決まらずに、売り場を行ったり来たりする。
これだけ商品が並んでいるのに、カロリーを抑えた食品がほとんどないのだ。

一人暮らしは体を壊すというが、確かにその通りだと感じた。
同時に、カロリーを一定以下に抑える・・というように、明確な目標を掲げながら、味を十分に吟味したシリーズを出せば、少々高くても売れるだろうに・・と思った。



今日の時計ベルト。
ロダニアのデイトフォニック・アラーム・ウォッチに、ヒルシュのシャークのブラックをつけた。

シルバーの時計とブラックのベルトが、見事にマッチしたいい組合せだ。
無彩色で綺麗にまとまっており、見ていて気持ちがいい。
ベルトに控えめに入るグレーのステッチもよく合っている。

アラーム・ウォッチは構造上どうしても厚みが出てしまうので、ベルトも厚みのあるものでないと合わない。
薄いベルトだと、時計がボコッと膨らんで見え、その段差が何ともカッコ悪い。
ヒルシュのシャークは、ベルトの形状こそスマートであるが、厚みは程々にあり、ごつい作りになっている。
ロダニア用としてはベストの一本だろう。

ベルトは耐水性が高く機能面でも高性能であるが、残念ながら時計の方がそうはいかない。
しかしデザイン上のバランスは非常によくとれている。
少し硬いのがこのベルトの欠点であるが、それは使っていくうちに解決するのだろう。

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夜中


SIGMA DP3Merrill

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今日は疲れてソファーで夜中まで寝てしまった。
月曜からこれだ。
申し訳ないが急いでシャワーを浴びるので今日はこれで・・・



今日の時計ベルト。
コルトベルトのアンティーク・スモールセコンドに、モレラートのエリートのハニーブラウンをつけた。

しばらく拘っていたブラウン系のベルトのひとつ。
エリートは、モレラートの中でも他の製品とは少し趣の異なる製品といえる。

革はあえて粒子を粗くして、表面には独特の光沢を与えている。
そこにくっきりと生成りのステッチが入る。
いわゆるしっとり路線の質感ではなく、革フェチは少々戸惑うかもしれない。
ラインナップは暗めの渋い色を揃えており、それ故に白いステッチが目立つ。

カレ型の膨らみが強調されて見えるのは、革の艶が光を反射するからだろう。
コバの処理はカッティングで、濃い色で塗りアクセントをつけていることが、このベルトの外観を特徴付けている。
どこか暗く、くすんだ印象を受けるベルトで、最初はあまり好きではなかったが、最近だんだんと好きになってきた(笑)

意図的にアンティークっぽい仕上げをしたベルトは、意外に本物のアンティークには合わないことが多い。
しかしエリートは別で、典型的なアンティークウォッチといえるコルトベルトとなかなかよく合っている。
ハニーブラウンといっても、かなり日焼けした茶色で、同じハニーでも濃厚な蜂蜜を連想させる。
アクは強いが、通好みの面白いベルトである。

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知らぬ間に・・・


SIGMA DP3Merrill

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昨日に引き続き寒い一日だったが、午後まで家の中で過ごしたので、寒さは感じなかった。
マンションに住んでいると、外の気温で振り回されることがほとんどない。
窓の外の雨を眺めながら、本を読んだりネットを見たり、エスプレッソを飲んだりして、のんびりと過ごした。

午後になって秋葉原まで散歩がてらでかけた。
特に目的もなく、ヨドバシアキバをうろうろする。
時計を見たり、ベルトを見たり、カメラを見たり・・・
何も買う気はなかったが(笑)、けっこう面白い。

久しぶりにカメラのコーナーを覘いたら、レンズの固定具がいろいろ出ていてビックリ。
ここを長く読まれている方はご存知かと思うが、このブログであれだけ実験を繰り返した、カメラボディとレンズの連結器具まで出ている。
そんなこと騒いでいるのは僕だけかと思ったが、いつの間にかちゃんと製品として出ていたのね(笑)

特に望遠レンズにおいて、シャッターを押した瞬間にミラーショックとシャッターの振動で盛大なブレが発生するのを、ボディとレンズを連結することで押さえ込んでしまおうというものだ。
もとはと言えばフィルムの時代にK師匠が気付かれて、以来ずっと人知れずひとりで研究されてきた方式である。

きっかけはキヤノンのペリクルミラーのボディに、ニコンの超望遠をつけて撮影したところ、シャッターを押すたびにガックンと上下に揺れるのがわかり、これではまともな写真なんて撮れるわけないと呆然となったこと。
すべての写真にはそのブレが加わっており、レンズ本来の性能が発揮されていないことがわかったのである。

一眼レフの場合、シャッターを押した瞬間はミラーアップして何も見えなくなるので、そんなことが起きているとは気付かずに撮っていたのだ。
まあメーカーは知っていたのだろうけれど・・・
(調べてみたら僕の日記で最初にそのことに触れたのは、2004年3月2日の「よるくまひるうさぎ日記」(左のブックマークから飛べます)であった)

早速ベルボンのものを購入してみた。
今まではRRS社(Really Right Stuff社)の部材を組み合わせて作っていたので、かなりの金額がかかっていたが、今回買ったものは8000円台であった。
カメラボディには金属のパイプで連結するが、直角に固定されており角度の微調整は出来ないので、取り付けの際のネジ止めは注意が必要だろう。

とりあえず中級クラスの大きさの一眼レフボディと70-200のレンズを連結してみた。
強度はRRSのものと比べると少々劣るが、とりあえずは使えそうである。
ベースのプレートにはアルカスイスタイプの溝が切ってあり、RRSのネジ式クランプはもちろん、同社のワンタッチレバー式のクランプにも、特に問題なく取り付けることができた。

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日付と曜日


SIGMA DP3Merrill

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今日は寒い・・・
仕事を終えてから、上野の時計店まで足を運んだ。
修理に出していたユール・ヤーゲンセンのアンティークを取りに行ったのだ。

修理可能かどうか・・という話であったが、ちゃんと修理してもらえた。
数日で修理完了の連絡が来て、しかも非常に良心的な価格であった。
かなり嬉しい。

デイデイトという、日付と曜日の表示が出来る時計なのだが、実は操作方法がよくわからない。
機械式でリューズもひとつしかなく、どうやって日付と曜日を合わせるのか見当が付かなかった。
それで弄くり回しているうちに歯車を痛め、時計を壊してしまった・・と言ってもいい。

お店のご主人に操作方法を教えてもらった。
デイデイトの合わせ方は、時計によって何種類かあるようだ。
まずは慎重にリューズを引っ張ったご主人が
「ああ、一段のタイプですね」
と言った。

一段式なので、引っ張るか押し込むかのふたつしか、リューズのポジションはない。
押し込んだ状態は、ゼンマイを巻くポジションだから、実際には引っ張った状態で変更を行うしかない。
それで日付と曜日を別々に合わせるのだ。

やり方は以下のようなものだった。
まずはリューズを回して何日分か進め、デイデイトの曜日を昨日の状態に合わせる。
針を何周かさせることになるが、曜日は最高でも7種類しかないので、それほど大変な作業ではない。

次に日付の調整だ。
日付が変更になる夜中の12時をまたいで、リューズを正逆に回して、針を数時間行ったり来たりさせる。
その度に曜日は、たとえばSAT→SUN→SAT→SUN・・・という具合に、進んだり戻ったりする。
もちろん日付も変わっていくのだが、日付は1→2→3→4→5・・・と一方通行で進み、戻ることはない。

したがって曜日は足踏みし、日付のみが進んでいくことになる。
その動作を繰り返して、日付と曜日の組み合わせが当月と同じになるまで進める。
そして最後に時刻を現在に合わせるのだ。

何というか、なかなか原始的で面白い合わせ方であった(笑)
時計は分解の際に軽くオーバーホールもしてもらった。
機能が正常に戻り、急に時計に愛着が湧いてきた。
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懐かしの薬


SIGMA DP3Merrill

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ミヤリサンという整腸剤が、居間の机の上に置いてあった。
それを見ているうちに、急に懐かしい思いが甦った。
これは子供の頃に、お腹の薬として、よく飲まされていた薬の名前だ。

最初は何も思い出さなかった。
しかし突然、若い頃の母親が僕のほうを向いて、ミヤリサンを飲みなさいと言っているシーンが頭に浮かんだ。
子供の頃住んでいた工場の一角にあった住居・・その台所の板の間・・場所までが明確に伴う。
40年以上前の話だ。

ビンを開けて口に含んでみる。
そうだ、この味だ。
子供の頃、飲まされていた薬の味である。
何十年も思い出すことはなかったが、味覚を刺激され、いきなり当時の空気までが強烈に甦った。

薬局でウテナお子様クリームをみつけた時も、懐かしさのあまりつい買ってしまった。
コマーシャルで流れていた歌が頭に浮かんだ。
蓋を開けて匂いをかいでみたが、そちらはピンとこなかった。
男の子の使うものではなかったのかもしれない。



今日の時計ベルト。
ロダニアのデイトフォニック・アラーム・ウォッチに、マルマンのイタリアンレザー・超スーパー防水カーフの茶をつけた。

ロダニアのアラーム・ウォッチと防水ベルトを組み合わせてみた。
一般の時計店で広く売られているベルトである。
奇数サイズも揃えられており使いやすい。

同社の防水ベルトのシリーズは、「防水」、「スーパー防水」など、効果に応じたグレード名がつけられている。
少々大袈裟な命名といえよう(笑)
この「超スーパー防水」ベルトは、シリーズ中防水効果がもっとも高いもので、原皮の加工段階から防水処理を施しているという。
名前から想像すると、後になってより効果の高いものが開発されていき、名称も安易に継ぎ足されていったように見える(笑)

防水ベルトは各社から出ているが、なぜか防水加工を施した日本製の革は質感が良くない。
写真では判りづらいが、革ならではのしっとりとした感触が失われ、どこか人造物のような触り心地になる。
残念ながら革フェチの要求を満たすものではない。
先日立ち寄った靴のお店でも、防水性を高めた実用的な革靴のシリーズは、革の質感がかなり失われていた。
そういうものなのだろう。

ためしに水道の水を直接かけてみた。
すると見事なまでの撥水効果で、水滴が弾かれて丸くなるのがわかる。
実用性は高そうである。
多分バネ棒内部のスプリングの方が、先に水分で痛むのではないか?
各社が出している防水ベルトを一堂に会して、水に浸けて防水テストをしてみるのも面白いかもしれないと思った。

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リニアコライダー



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次世代の素粒子物理学研究施設として、国際リニアコライダーという計画が進められている。
全長約31キロに及ぶ直線型の施設を作り、電子と陽電子を光速に近い速度まで加速して衝突させ、ビッグバンを再現しようというもの。
スイスにある円形型のハドロン衝突加速器に代わるもので、要は30キロ以上の長さの直線トンネルを作ろうというのだ。

施設建造の候補地が世界に数箇所あるが、日本からは佐賀-福岡連合の脊振山地、岩手の北上山地の二箇所が名乗りを上げている。
日本は物理学の分野で優秀な人材が揃っており、また聞くところによると損得抜きにそういうことに尽力する国民気質もあるため、かなり有力な候補地だという。
一方で施設が作られた場合、事実上その土地には新たな都市がひとつ誕生することになり、莫大な経済効果が期待できる。
そのため研究者以外からの注目も高まっているようだ。

ふと思ったのだが、実験がどんどん進んで、最終的に施設の必要がなくなった場合、その後はどうなるのだろう。
莫大な費用をかけて建造して、もうこれは古いから使いません、ということになったら・・・
実際過去に作られた施設は、すでに役目を終えたものもあるという。

そこで思いついたのが、直線路の再利用である。
どうせなら全長を延ばし、42.195キロにしてしまうのだ。
そしてマラソンの記録測定施設にする。

施設には振動の少ない安定した環境が必要とされる。
温度も一定に保たねばならない。
それをそのまま利用して、世界公式記録を出すための専用コースとする。

そのコースで出した記録こそが、共通した環境下で測定した本当の実力であり、それ以外の地上コースでのタイムは参考記録でしかない。
そう決めてしまえば、ランナーの聖地として新たな需要が生まれるのではないか・・・

マラソンに限らず、短距離走、中距離走、長距離走、ハーフマラソンと、様々な競技に使えるだろう。
恐らくコースが隔離されており安全であるということも、今後は重要になるだろう。
まあ、走っていてさぞやつまらないコースになるであろうが・・・(笑)
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オーダー


SIGMA DP3Merrill

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Mrs.COLKIDが、明るい色のペイズリー柄のブラウスを着ていた。
日本橋のデパートでセミオーダーしたものだという。
ブランドなど知らない僕でも、このシャツはどこのものだろう?と気になるくらいだから、女性の間ではけっこう注目を浴びるはずだ。

オーダー品というと高額に思うが、これが意外に盲点で、ブランドもののブラウスと同等か、むしろ安く買えるようだ。
しかも自分の体に合わせてあるのだから、着心地は圧倒的にいい。
襟の形や高さなど、通常品では用意されていないものが指定でき、ベテランの店員さんと相談しながら、自分の好みのデザインを選ぶことができる。

それでどことなく「特別」な感じがするのだろう。
何しろ世界に一着しかなく、ブランドが付かないわけだから、わかる人ほど「何だろう?」と気になるものとなる。
もちろん作る人のセンスが問われるわけではあるが・・・

こんなにいいなら、今後はブランドものなど買わず、作ってもらったほうがいいのではないか・・
などと女性同士で話している声が聞こえてきた。
たしかに密かなお洒落ではある。
僕の時計のベルトと一緒である(笑)



今日の時計ベルト。
ドクサのアンティーク・センターセコンドに、モレラートのコローのハニーブラウンをつけた。

どちらかといえば冷徹で無機質なデザインのドクサに、暖色系のベルトを組み合わせることで、温か味を加えてみようと試みた。
コローは個人的にもっとも気に入っているベルトで、表面の柔らかい膨らみが革フェチの心を掴む。
色も肌触りも申し分なく、数あるライトブラウン系のベルトの中でもベストの1本といえる。

しかしドクサとの組合せは、少しちぐはぐなものに見える。
性格の違うもの同士が、お互いにけん制しあい、近付こうとしない感じだ。
ドクサの文字盤にわずかにくすんだような色が付いているので、それが仲介役を果たすかと期待したが、あまり上手くいっているようには思えない。

腕に付けてみると、そう悪くはなく、時にはこういう組合せもありかな・・という気持ちにはなる。
だが王道から外れているのも確かで、あくまで「時には」の組合せだ。
オイスターデイトの時にも感じたが、シルバーの時計には、やはり青や黒といった寒色系ベルトの路線で通した方がスタイリッシュだ。
暖色系と組み合わせる場合は、濃いエンジなど締まった色にして、ここまで緩めない方がいい。

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ガス欠


SIGMA DP3Merrill

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ふと目をやると、ガソリンの残量がかなり少なくなっている。
仕事に追われていて、気を回す余裕が無かった。
一定以下になった時点で警告が出るので、残り少ないことは承知していた。
しかしスタンドに立ち寄って補給する時間さえ惜しかった。
もう少し後でいい・・と思っているうちに、本当に危険な領域に入っていた。
針はほとんどゼロを指している。

あと何キロ走行可能か・・が算出されて、インジケ-ターに表示される。
その数値が10キロを割っていた。
それでも、次のスタンドで補給すればいい・・と思っていたが、スタンドの少ない郊外に出かける用事が出来て話が変わった。

緊張しながら運転する。
なるべくアクセルを踏み込まないようにして、惰性を利用した運転に徹する。
先の信号の状況を考慮し、無駄に停止しないようにタイミングを計算する。
かといってあまりに遅いと周りに迷惑をかける。
なかなか難しい。

それにしても走行可能距離の数字は、何のデータを基に計算しているのだろう。
一定区間の平均燃費だろうか。
それとも今この瞬間の燃料消費量だろうか。

信号の少ない真っ直ぐな道を走っていると、けっこう数値が延びていく。
8キロと表示されていた走行可能距離が、パラパラと15キロくらいに増えたりする。
ところが市街地に入ると、今度は一気に5キロくらいまで減ってしまう。
意外に短い区間での消費量を、計算のベースに使っているようだ。

狭い道を通らねばならず、停止、発進、曲がりが多くなった。
すると、5キロと表示されていた走行可能距離が、4、3、2・・・と数秒で一気に減ってしまった。
あれだけ気を遣って運転していたのに、いきなりこんなラフな下がり方なんてありかよ!・・と言いたくなる。
慌ててアクセルから足を離したが、数値の減少の勢いは止まらず、あっという間に0になってしまった。
その時点でインジケーターに横棒が表示されて、数字が消えてしまった。

それきり二度と数字は出ない。
もう計測できない、後はしらないよ・・と車が言っているようだ。
エンジンは回ってはいるが、いつ止まってもおかしくない状態ということだ。
焦りながら、とにかくガソリンスタンドを目指す。

免許を取得して何年も経つが、ガス欠でストップするなんて一度も経験したこと無い。
それも街の真ん中である。
肝を冷やしながら車を進めた。
いくら正確無比なドイツ人だって、少しくらい余裕はみているだろう・・と祈るような気持ちで走る。

やっと営業しているスタンドを見つけて飛び込んだ。
とにかく、ハイオク満タン!・・にしてもらう。
手に汗かいたが、これで一安心である。
車のガソリンタンクの容量とピッタリの量のガソリンが入り、妙に感心した。
走り出しても、しばらくはケチケチ走る癖が抜けなかった。
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楽な時計


SIGMA DP3Merrill

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今更隠すことでもないが、大量に時計を持っている(笑)
とはいっても、普段着けて歩くのはごく限られた機種である。
それ以外のほとんどの時計は、純粋にコレクションであり、ただ飾っておくだけの存在だ。

普段つける時計の条件は何か・・と考えると、つけていて負担が少ないこと・・これにつきる。
具体的には、まず軽いこと、頑丈で少々ぶつけても大丈夫なこと、水が少しくらいかかっても平気なこと、さらには正確なこと、目立ちすぎないこと・・といった項目も、この「楽な時計」の条件と言える。
そしてほどほどにステイタスがある・・というのが、実はけっこう重要なファクターである。

すべてに当てはまる時計は何か・・というと、僕の時計の中ではロレックスのオイスターデイトしかない。
今はほとんど毎日オイスターデイトをつけている。
少なくとも仕事で着ける分には最良の一台かもしれない。

シーマスター・アクアテラは41.5mmケースのせいもあって、ちょっと大きすぎて重い。しかも意外に目立つ。
パテックやバセロンは、心構えが必要だし扱いも少々デリケート、これはおめかしする時につける時計だろう。
50年代、60年代のアンティークは、作りが心もとないし、正確さの面でもちょっと物足らない。
クォーツは、時間は正確でも所有感がほとんどない。

こうして考えると、すべての項目をクリアしているのは、やはりオイスターデイトということになる。
つけてすぐに、モノとしての完成度に「凄み」のようなものを感じたのも、それが理由だろう。
所有してみないとわからないよさがある。

時計という趣味がなかったら、これ一台あれば後はいらない・・ということになるだろう。
もちろんそれは、たくさん買って初めてわかったことではある。
貴重な情報と言えるだろう(笑)



今日の時計ベルト。
ラドーのグリーン・ホース・デラックスに、カミーユ・フォルネのテジューのマリーンをつけた。

色の上では非常によく合っているのだが、何となく薄気味悪い組み合わせである。
何故かテジューの鱗が強調され、妙になまめかしく見える。
生き物の皮であることを、今更ながら意識させられる。

理由を考えてみたのだが、やはり文字盤の色のもたらす効果ではないかと思う。
文字盤とベルトの色がマッチして、ひとつの生物のような存在感を持ち、表皮の質感が浮き立って見えるのだろう。
ブルーという色は意外なほどエネルギーを持っていて、時に暴走気味になる。

この組み合わせは、少し「やりすぎた」例といえるだろう。
このベルトは、本来シルバーの文字盤の時計と組み合わせると、なかなかクールで都会的なのだ。
それがここでは、水槽から飛び出してしまった熱帯魚のようにも見える。
予想していなかった結果で、こういうこともあるのかと感心した。

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