不具合


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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昨日からブログの更新に不具合が出ている。
ブログの画像フォルダに画像をアップロードしようとすると、そのまま返って来なくなる。
何度やってもダメで、仕方なくそのまま放っておくと、忘れた頃にちゃんとアップロードされていたりする。
昨日の記事の写真は、諦めてから数時間後に見たら、画像フォルダに入っていたので、それを使った。

これでは新しい写真がすぐに使えないので大変困る。
ブラウザを変えても、古いデータで試しても同じであった。
時間をおくと一覧に載るということは、やはりあちら側の問題だろうか。
それともこちらに何か原因があるのか・・・

今日も先ほどから何度かアップロードしているが、まだ一度も成功していない。
明日の朝起きたら画像フォルダに載っているのかどうかも分からない。
日曜日に撮った写真が使えないので、今日は以前の写真を使うしかなかった。
早速運営側にメールで報告はしておいた。
早く直ってくれないとブログが続けられなくなるのだが・・・
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X


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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ふと思いついてiPhoneを新型に替えた。
今までは6Sを使っていた。
最初は8でいいかと思ったが、結局Xにした。
溜まったポイントを使い、無駄な契約を解除したら、毎月の支払いが6Sとほとんど変わらなくなったのだ。
夕刻になってドコモショップに行ったが、結局夜までかかった。

というわけで今はその設定をやっている。
その作業で忙しいので今日はこれで・・・
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台風


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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台風が接近する中、都心に向かった。
久しぶりに横殴りの雨風だ。
ゴウゴウと音を立てて雨が吹きつけるビル街を歩いた。
さすがに皆外出を控えているようで、街に人はまばらだった。

傘を差すとドンという音ともにたちまちひっくり返る。
すぼめて風の吹く方向に向けて歩いたが、風の向きがいきなり変わるので効果が無い。
最後は諦めて、傘をたたんで雨に濡れて歩いた。

久しぶりにそんな無茶なことをしたので疲れてしまった。
結局ほとんど何もせずに帰宅することになった。
電車に乗ると全身ビショビショになった女性が乗っていた。
何だか僕も疲れてしまい、ボーッとしながら電車に揺られていた。
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一部到着


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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Mrs.COLKIDのZOZOSUITが数日前に到着している。
同じ日に頼んだ僕の分はまだ来ない。
近く到着するというメールは貰っている。
注文が一度に殺到して混乱しているのだろう。

ところでMrs.COLKIDだが、何だか薄気味わるがってまだ封を開けていない。
というか、着ているところを見られたくないのだろう。
僕も見たくない(笑)

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一息


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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今日は暑さがひと段落した。
朝などは涼しいくらいであった。
大分楽になったと皆が言っている。

そんな中、関西の得意先数件から電話をもらった。
開口一番「暑いですねぇ・・・」
それが挨拶の定番になっている。

「こんなに暑くてはたまりませんよ。まったくいつまで続くんですかねぇ」
「いえ、こちらは今日は気温が下がりました。ほっと一息ついています」
「・・・・」

皆一様にここで無言になる。
こちらは何だか申し訳ないような気持ちになる。

相手は少し考えた後、
「台風の・・影響ですかね・・・」
とポツリと言う。
電話で話した全員が、そこまで同じ反応であった。
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6.5EEE


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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アレン・エドモンズのストランド。
黒のカーフ。
65ラスト。
サイズは6.5EEE。

極端なサイズのストランドだ。
たまたま国内のお店でみつけた。
セミブローグはボナフェのものを購入したばかりでもう必要なかったのだが、サイズが特殊で興味深かったのと、やはりトゥが丸い靴は捨てがたくて、結局買ってしまった。
この丸っこいデザインを見るとホッとする。



アレン・エドモンズの65ラスト(通称5番ラスト)の靴のフィッティングに関しては、だいぶ前からここで話題にしてきた。
2016年8月16日の日記「5番ラスト1」
2016年8月17日の日記「5番ラスト2」
2016年8月20日の日記「5番ラスト3」
2017年5月10日の日記(7.5Eのパークアベニューについて)

当時いろいろ試した結果、結局このラストでは8Dか7.5Eが僕の足にはベストであろう・・という結論に至った。
実際7.5Eのパーク・アベニューを現在も愛用しており、履き口が少々「笑う」のと羽根が閉じ気味であることを除けば、まあまあのフィッティングである。
アレンは様々なワイズが用意されているので、7EEや6.5EEEはどうなのだろう・・という思いはあったが、特殊なサイズ故なかなか巡り合う機会がなかった。



ところが偶然国内のお店で、6.5EEEのストランドをみつけてしまった。
早速試着したところ、今までの65ラストの靴では体験したことの無い特殊なフィッティングであった。
スポッと音を立てて足がはまり込む感じで、靴の形状も足のアウトラインにほぼ沿っている。
踵はまあまあ付いてくるし、指先の空間も思ったより余裕がある。
履き口の笑いも、エドモンズとしては異例なほど少なめだ。
しかも羽根が見事なほどV字に開くのだ(笑)

これはなかなかいい。
どこかオールデンの幅広モディファイドを思わせるようなフィッティングである。
土踏まずの持ち上げ感こそないが、それ以外は愛用の5.5EEEEや6EEEのモディファイドに似ている。
要は「幅」と「長さ」の対比が、より足の形に近いのであろう。
並べて比べてみると、外側のカーブはモディファイドほど膨らんではおらず、小指が少し当たるのだが、かなり歩かなければ痛くはならない。

65ラストの研究のためにも、これは買わざるを得ないな(笑)
アレンのサイトで現行のラインナップを見ると、6.5ではワイズEEEは選べなくなっている。
現在は製造していないサイズのようで、貴重なサンプルでもあるのだ。(シュー・バンクには在庫はあるようだ)



早速けっこうな距離を歩いてみたが、タイトフィットではあるのだが、特別当たるところは無く靴擦れも発生しなかった。
僕の足は朝が一番浮腫んでおり、その時点ではちょっときつめに感じるが、昼頃には落ち着いてきて、足の一部のようにピッタリになっている。
タイトフィットゆえ足の形の変化には敏感である。

ストランドはご覧のようにキャップが大きいため、相対的にヴァンプ部分が狭くなる。
そのため曲げ皴をちょうどいい位置に入れるのが、かなり難しいように思う。
ところがこの6.5EEEだとボールの位置が合っているようで、狭いヴァンプ部分にきれいに皺が収まってくれる。

実は7.5Eのパーク・アベニューは、より全長が長いにもかかわらず、使っているうちにキャップに皴が入ってしまった。
全長の長さよりも、ボール位置が合致していることの方が大切なのだろう。
幅広の寸足らずなので、外観が格好悪くなるかと思ったが、もともとが細めのラストのためか見た目も決して悪くない。

最初からしなやかに曲がり、特別履きやすいのは、いつものアレン・エドモンズの靴に共通している。
ヒールはラバーなので、おろした直後からほとんど滑ることなく安定して歩くことが出来る。
黒のカーフレザーは、例によって表面の粒子は荒いのだが、光らせるのは比較的容易である。
普段使いにはちょうどいい品質だ。
僕にとって6.5EEEが65ラストの靴のベストサイズかどうかはわからないが、いつもの「幅で履く」のとは大分違うフィッティングであり、正直なところかなり気に入っている。
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そろい踏み


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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・・というわけで、UNDONEが3つ揃った。
左から「COLKIDオリジナル」、「黒い時計」、「キリー」だ。
名前の付け方にセンスが無い(笑)



これからオーダーする人の参考になればと3つ並べてみた。
細かい仕様は到着時の日記を参照↓

COLKIDオリジナル:2018年6月3日の日記
黒い時計:2018年6月29日の日記
キリー:2018年7月19日の日記


僕としては、まあこれだけあれば、クォーツのクロノグラフはもう十分かな・・・(笑)
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そんなに暑い?


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朝は風があって涼しいくらいだった。
その後は気温はどんどん上昇していった。
熊谷では41.1度という国内での観測史上最高記録が出た。

外に出てみると、確かに気温は高い。
肌が日差しでじりじりと焼けるようだ。
だが湿度がそれほどでは無いのか、思ったほど辛くは感じなかった。

なんてことを言うと皆から叱られる。
この暑さを感じないのか、と。
確かにボケて感じないとしたら、その方が怖い。
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組み合わせ


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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UNDONEのキリーを手持ちの時計ベルトと組み合わせてみた。
カン幅はポピュラーな20ミリなので、組み合わせるベルトは豊富にある。
山のようにある過去の遺産(笑)から、様々なベルトを試してみた。
ただしもう古いベルトばかりなので、現在は入手できないものもあるかもしれない。


↑ジャン・クロード・ペランのカイマンのターコイズグリーン。
文字盤もケースもイエロー系なので、同系色のグリーンのベルトはよく合う。
艶のあるカイマンのベルトは華やかで美しい。
しかしポップな感じが加わるので、ファッションとして使いこなせる人は限られてくるだろう。



↑モレラートのコローのハニーブラウン。
ブラウン系のベルトは全般にキリーとよく合うが、ライトブラウンのベルトとも意外なほどマッチングがいい。
コローはモレラートの中でも特別好きなシリーズだ。
特にこのハニーブラウンがお気に入りであったが、現在はすでに生産終了しており入手は難しいようだ。



↑ジャン・ルソーのアリゲータ・つや消し・竹斑・チョコレート。
凹凸のあるワニ革を使用したジャン・ルソーの本国生産のベルト。
これだけ高級感のあるベルトと組み合わせてもアンバランスに見えないのは、このキリーという文字盤がなかなかのものであることの証であろう。
時計よりベルトの方が高い(笑)




↑ジャン・クロード・ペランのカ-フのダークブラウン。
無難な組み合わせであるが、実際に腕に着けた状態では一番しっくりくる。
このベルトは誰かが特注したものであるが、お店に受け取りに来なかったらしく、そのまま何年か在庫になっていたものを安く譲ってもらった。
カーフの革質が抜群で、しっとりとした感触は古い革靴に使われているものに近く、最近ではあまり見られないクオリティ。
模様の無いプレーンな表皮が、ストイックで知的な印象を与える。

何種類かのベルトと組み合わせてみて感じたのは、キリーという文字盤はなかなか品質感が高い、ということだ。
高価なベルトと組み合わせても、品質面で見劣りする感じがほんどない。
価格を考えると本当に立派である。
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天才不要


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天才とは生まれながらにして極めて高い能力を持った人のことである。
特定の分野で、一般の人が努力しても到底追いつけないほどの能力を発揮する。
そしてそれが世の中のためになり多くの人が恩恵を受ける。

生まれながらの能力と言っても、神様が降りてきてこうしなさいと教えてくれるわけではない。
機能的にどこかが極端に優れているために、飛びぬけて高い能力を発揮する場合が多いはずだ。
もちろん本人の努力もあるだろうが、特異体質であったり、脳の一部が常人より発達していたり、といった物理的な要因も関係しているだろう。

ところでAIの時代になると、天才というものは必要なくなるのだそうだ。
AIは順列組み合わせであらゆるパターンの試算を24時間休むことなく続ける。
しかも人間では到底追いつけない速度で行う。

天才的な人は、多くの情報や体験の中から、真実と言えるひとつの結論を嗅ぎ分ける能力があるように見える。
しかし朝から晩まで24時間休むことなく計算し続けるAIには、ちょっとかなわないだろう。
総当りに近いやり方でも、疲れを知らないAIの方が、結果的に速くかつ多彩な結論を導き出すことになる。
恐らくAIの発展とともに、発明という仕事自体を人間がやる必要がなくなるだろう。
そうなると天才は用無しになってしまうのだろうか。

芸術やスポーツの分野の天才だけは残ると言う人もいる。
しかし例えば芸術に関しては、ロジックが解明されれば、機械で同じものを作り出すことはできる。
もちろん人間がやらなければ意味が無いと多くの人が考える。
しかし人々の考え方や価値観は時代とともに変化するものだ。

案外スポーツもロボットにやらせて楽しむ時代が来るかもしれない。
自分の身体を鍛えることやストレスを発散することが目的なら、汗をかくなどという原始的なことをしなくても、スイッチを押すだけでコントロールできるようになるだろう。
芸術だって人の心を感動させることが最終目的なら、機械が作り出して悪い理由はない。
芸術のロジックは意外に簡単そうだから、実在しないロボット芸術家が、すでに現代社会に紛れ込んで作品を発表している可能性だってある(笑)

こうして天才の価値が失われる時代が到来する可能性が高い。
そうなった場合、人々が抱いていて彼らへの尊敬や憧れも失われてしまうのだろうか。
かつては天才とあがめられた人たちが、ちょっと変わったアンバランスなやつ・・程度の扱いになってしまうとしたら寂しい事であるが・・・
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水槽


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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暑い日が続いている。
人と挨拶する時も、その事ばかりが話題になる。
まだ冷房の中にいるから、その話が出来る。
猛烈に暑い工場の中にいると、暑いと口に出すだけでうんざりである。
せっかくLEDに替えて室温が低くなると思ったのに、帳消しになってしまった。

温暖化の影響なのだろうか。
これからは気温40度が普通になるのかもしれない。
暑い日は45度以上になる。
数年後はきっと50度までいくだろう。

電気の供給がストップしエアコンが止まったら、たちまち死んでしまう。
危うい環境である。
水槽の中の魚のようだ。

それで思い出したが、暑い中で少し楽になる方法がある。
温水プールに浸かっていると思えばいいのだ。
泳ぐように手で空をかきながら歩けば、本当にそんな気分になる。
ほんの一瞬であるが、暑さを忘れて贅沢な気分を味わえる(笑)
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修正


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以前米国より取り寄せたオールデンのモディファイドラストの外羽根式ストレートチップの追加レポート。
それから何度か履いているが、モディファイドの6EEEという特殊サイズのフィッティングには満足している。
しかし以前書いたことで修正した方がいいと思われる点があり、あえて今回記事にすることにした。



以下は購入時に書いた記事である。

2018年4月16日の日記
2018年4月23日の日記

上記の最初の記事の中で、「革の質も御覧の通りで決して悪くはない」と書いた。
製品のアッパーには一般的な「黒いカーフ」が使用されている。
しかし使っているうちに、何足か持っている90年代頃の製品と比べると、やはり革質が少し劣っているように思えてきた。

今回輸入した現行の製品は、つるっとした独特の光沢感のある牛革を使っている。
何というか、表面を樹脂でコートしたような、ちょっと人工的な質感を持つ革である。
使っているうちにその点が気になってきた。
実用上は問題はないのだが、古い靴に使われている革のようなしっとりとした感触に欠けるのだ。

同社がこのグレードのモデルに使用しているカーフは、コードバンのようにホーウィン社製というわけではないようだ。
この558は他のモデルより100ドルほど安価に設定されている。
オーソペディックシューズの本来の使用目的を考えると、購入しやすいように価格を抑える必要があるのかもしれない。
いずれにしても、同社なりにコストと品質を考え、十分検討した上での選択なのだろう。
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killy


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UNDONEの時計がまた仕上がってきた。
オリジナル仕様なので型番がない。
何と呼ぼうか・・・(笑)
とりあえず文字盤の名称でもあるキリー(killy)と呼ぶことにする。



3個目の仕様は以下の通り。

・ケース:アーバン・ケースのゴールドPVDコーティング
・ダイヤル:ビンテージのキリー
・時針・分針:ビンテージルミノーバのIPブルー
・秒針:レッド
・ムーブメント:VK61A メカニカルクォーツ・ハイブリッド・ムーブメント
・ストラップ:パーロンのオリーブグリーン
・ソリッド・バック



ケースは当初ローズ・ゴールドで行く予定であったが、少しアクが強いような気がして普通のゴールドに変更した。
文字盤はアンティーク調にくすんだ色に仕上げてあり、その黄色味が画像から想像していたより濃厚に感じる。
雰囲気はとてもいい。
文字盤に対しケースが金ピカで、見るからに新品なところが少し違和感があるが・・・(笑)

惜しいのはやはり40ミリという現代風のケース径である。
これが36~38ミリくらいであればなあ・・と思う。
ケースの直径が腕の幅に近いので、ベルトが真下に折れ曲がってしまう。
その大きさから、アンティークではなく現代の時計だとわかってしまうのだ。



なかなか面白い時計である。
クラシカルなデザインの文字盤には精密感があり、見ていて楽しい。
キリーは数あるUNDONEの文字盤の中でも、傑出したデザインと言えるだろう。
どんなベルトが似合うだろうと、久々に思いを巡らせた。
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羽根の開き


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都内の某デパートでヨーロッパ製の靴を試着したところ、靴の大きさはほぼOKだったのに、羽根が閉じてしまった。
担当したベテランの店員さんが「ああ、閉じちゃいますね」と即座に言った。
羽根が閉じるのは良くないこと・・という見方である。
インソールなどの併用で何とかなるだろうと思い、結局その靴を購入したのだが、店員さんは最後までウーン・・という顔であった。

その数日後、都内の別のデパートで、やはりヨーロッパ製の別の靴を試着した時に、またも羽根が閉じ気味になった。
若手の店員さんが「羽根が閉じますね」とすぐに指摘した。
そして靴の上から手で触り張り具合を確かめて、
「でもサイズをこれより小さくするのは危険です。この靴ではこのサイズがベストでしょうね」
と言った。
つまりその靴に関しては、僕の足に合った大きさを選んでも羽根が閉じてしまう、ということだ。
店員さんによれば、実際には羽根がしっかり開く人の方が稀で、ほとんどのお客さんは閉じてしまうのだそうだ。

以前は幅広・甲高というのが日本人の足の特徴とされていた。
そのためいまだに街の大型靴店などでは、3Eサイズなどという幅広の靴が売られている。
幅広だから楽に履ける・・ということを謳っているのだ。
履く方もタイトフィットの革靴は蒸れるからと敬遠する傾向が強く、スニーカーのようにソフトに履ける靴を好むのだろう。

しかし時代とともに人の足の形も変化している。
食べ物が変わり、歩行距離も短くなったことで、日本人の足の形自体が変わり、幅が狭く甲の低い若者が多くなってきたのだ。
僕でさえ、幅こそ広めだが甲は低い。

欧州の靴を横から見ると分かるが、羽根の部分が盛り上がっており、全般に甲高に作られている。
それに対しアメリカの靴は甲が低めのものが多い。
そのため僕の場合は、アメリカ靴の方が足に合っており快適に履くことが出来る。

アメリカ靴の場合、羽根が開く事がかなり重要な条件で、羽根が閉じてしまうのはカッコ悪い・・という考えが強くある。
中古の古靴を見ると、前オーナーがタンの裏側にフェルトのようなものを張り付けていることがある。
昔から羽根の開き具合には気を遣って履いているのだ。

一方ヨーロッパの靴に関しては、日本では羽根が閉じた状態で履いている人をよく見かける。
羽根がピッタリ閉じるのが正しい履き方だ・・と説明してくれた人もいる。
そもそも靴が甲高に作られているので、必然的に閉じ気味になってしまう。

しかしここで注目すべきは、冒頭に書いた通り、デパートの靴売り場の店員さんが揃って同じことを言ったという事実だ。
どちらも欧州製の靴であったが、羽根が閉じるのはカッコ悪い・・という見解であった。
案外お客の側にも、羽根の開き具合を気にする人が多くなってきたのかもしれない。

靴自体が甲高に作られている場合は根本的な解決は難しいのだが、タン・パッドというクッションを舌革の裏側に貼る事で、見かけ上羽根を開くことが出来る。
下の写真はペダックから出ているスープラという製品だ。
起毛革に低反発ウレタンが入っており、粘着テープで舌革の裏側にに貼り付けて使用する。
意外に強固に固定することが出来る。
ただ厚みは程々なので、貼っても開くのはせいぜい数ミリで、靴下を厚めのものに替えた程度の効果にとどまる。
羽根の開きより、舌革が当たって痛い時などに使用するものなのかもしれない。



調べたところタン・パッドは何種類か出ており、前述のアメリカ靴によく見られるフェルト製のものも、今でも売られているようだ。
しかしデパートの靴売り場に行っても、タン・パッドは扱っていない事が多い。
それほど需要が無いのであろう。
今回もハンズには置いてなく、靴用品の専門店に電話したら少量あるというので、そこまで買いに行った。

個人的には羽根が開かないとカッコ悪い・・という見方が広まることは歓迎だ。
しかし見たところこの分野はまだ研究の余地があるように感じる。
もう一工夫して、上手い具合に羽根を開いた状態に見せてくれるグッズを、誰か開発してくれないだろうか。
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熱中症?


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長時間外を歩いたわけでも無いのに、外出中調子が悪くなった。
ムワッとした熱気の場所に出ると気持ちが悪くなる。
冷房の効いたところに入ると治る。

これが噂に聞く熱中症というやつか。
家を出た瞬間から何となくおかしかった。
汗がひっきりなしに出た。
炎天下を歩いた訳ではないので、ちょっと調子が狂った。

今は家でぐったりしている。
テレビで大袈裟に注意を促していたが、その通りになってしまった。
今日は程々で休むことにする。
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