320d その後


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今乗っているG21の320dであるが、そろそろ購入して5年になろうとしている。
今までなら買い替えを考える時期であるが、今回はその予定はない。
一番大きな理由は、僕も年を取り、新しい車が欲しいという意欲が失われたことだ。
BMWの人にも、もう一生この車でもいいよ・・と伝えてある。

他にもいろいろ理由がある。
いまだに電気かハイブリッドかの論争が中途半端で、特にBMWが力を入れている電気は技術的にも発展途上で、買ったところで数年で陳腐化する可能性が高いこと。
車自体の価格が大幅に上がってしまい、今から同じクラスのものを購入するのは難しく、買い替えはグレードダウンになること。
機能の面で現在の車の完成度が高く、ほぼ不満がないこと・・などが挙げられる。

320dツーリングワゴンに5年乗ってみて感想はどうか。

まず車として考えた場合、BMWも大衆的になったな・・という印象が強い。
かつて純粋なFRであった頃には、BMWはどこか危険な香りのする車であった。
それが、もうそういう時代ではないのであろう、自動で4WDに切り替わる構造になり、大幅に走行が安定した。
かつてはアクセル・コントロールの失敗を許さない悪女のような面があったのだが、現在は簡単には滑らない安定志向の車になった。
実際雨や雪の中での安定ぶりは大したもので、他の車がまともに走れないでいる大雨の中をスイスイと走っていく。

ディーゼルエンジンにしても、これは選択した僕の問題ではあるが、本当に機能優先で面白くはない。
トルクフルな上、恐らく四駆に切り替わるので、発進加速は十分であるし、燃費も十分にいい。
しかし回転に伸びがなく、すぐに頭打ちになる。
ガソリンエンジンのような官能的な回り方をしないし、音もきれいではないので、運転の楽しさがないのだ。

まあ、3シリーズのディーゼルは、この機能面での完成度の高さゆえ、昔から評価されており、愛好家が多いのは事実である。
実用性を取るか、気持ちよさを取るかで、あえて機能に徹しているところが、知的で大人っぽく感じられて評価されているのだろう。
絶対的な加速は、2リッタークラスのガソリンエンジンと比べた場合、ディーゼルの方が少しよさそうにも見える。
しかし本来感覚に訴えてくるところが売りのメーカーであっただけに、個人的には何だか大切なものが失われたようにも感じている。

いろいろな意味で、大人の車なのだ。
メーカーが率先して子供っぽい楽しさを排除しているようにも感じる。
僕自身も、もう子供っぽいことをする年齢でも無いので、これでいいかな・・という結論になる。

スペックは本当に大したものだ。
ディーゼルエンジンは僅かずつ燃費性能が悪くなるようだが、それでも街中を普通にドライブして、リッター14~15キロはいく。
高速ならリッター18~20キロで走ると思われるので、満タンで1000キロからの距離の走行が可能であろう。(高速道路をそんな距離走ったことは無いのだが・・・)

自動運転の機能は、この車のものは世代的に古いのであろうが、世間ではこの次のステップに進むのにてこずっており、劇的な進化が見られないようだ。
しかし運転の補助装置と考えた場合、現状でそれなりの完成度を示しており、十分に革新的な機能といえる。
最近は高速道路だけでなく、下の道でもこの機能を多用するようになった。
もう一人の誰かが運転を手伝ってくれているような感じである。
それに伴い、こちらの運転の仕方自体が変わった。

次はどういう車がいいかな・・と、以前はよく考えた。
もうやたら速い必要はないから、荷物が積めて、燃費が良くて、乗り心地が良くて、質感が高くて、室内で4人が快適に過ごせて、悪天候でも安定していて・・と条件を挙げてみて、ほぼすべての条件を、現在の車がクリアしていることに気付く。
論理的に非常に優れた車なのだ。
結局、車に対する情熱が失われたことの原因も、この車にあるのかもしれないな・・・
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タワーバー

 

FUJIFILM X100V

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その昔、E46の328に乗っている時、少しだけ車をいじったことがある。
横浜にあるBMW専門のチューニングショップで、ストラットタワーバーを入れてもらったのだ。
ご存知の方の多いだろうが、左右のサスペンションの頭をバーで連結し、ボディの剛性を上げるパーツである。
車をショップに持って行き、お店でお茶など飲みながら、何時間か待っていると作業が終了する。

その帰り道、明らかに車のハンドリングが変わった。
ボディの強度がグッと上がり、四角い金属の塊になったような印象を受けた。
今までもボディ剛性は高いと感じていたが、実際にはコーナーでボディが平行四辺形に変形していたのだと分かった。

しかし一方で、スパッと曲がった時に、リアが少し飛び跳ねるような印象を受けた。
ボディがしなやかに変形してくれないので、そのしわ寄せが出てしまう。
これは必ずしも良くなったとは言えないな・・・

驚いたのは、助手席に乗って一緒に行ったMrs.COLKIDが、帰りのドライブで少し酔ってしまったことだ。
行きは何でもなかったのに、である。
パーツを入れた結果が、明確な違いとして、おかしなところに現れたわけである。

車のディーラーにも、あらかじめタワーバーを入れると連絡しておいた。
お店の人達も走り屋が多く、その結果に興味深々であった。
多分車を預けた時に、皆が乗って確かめたのではないか(笑)

ただ剛性を上げればいいという事ではないのだな・・・
ボディがある程度しなる事も、計算して設計されているのだ。
とにかくいじってみたくて、パーツを組み込んでしまったが、自己流でカスタマイズするのは、そう簡単ではないということだ。
メーカーは時間をかけて高度にバランスを取っているので、下手なことをすると、それを崩してしまうことになる。

会社でアルバイトで働いている男性が、車が好きでよく自分の車をカスタマイズして見せてくれる。
この男性は運転のベテランなのだが、車のことを実によく分かっていて、自分の運転の仕方も考慮した上で、論理的かつ直感的にバランスを取りながらいじっていく。
必ずしも速く走ることだけを目標としておらず、スムースに走れるようにして、自身が運転を楽しめることが性能向上と考えている。

その男性の知り合いが、やはり愛車にタワーバーを入れたそうだが、走行バランスが崩れるばかりでなく、走っているうちにフロント・ウインドウにヒビが入ってしまったという。
下手に剛性を上げたので、他の部分に負荷がかかり、ついには破損してしまったのだ。
その車用のチューニングパーツとして販売されているからと言って、バランスを考えずに導入するのは危険・・ということだ。

僕も若い頃は、何よりも走行性能重視の考えであった。
だが今はだいぶ大人になって、限られた性能の中で楽しめれば十分と考えるようになった。
そのため現在の車も、あえてスポーツタイプではなく、乗り心地重視のノーマルタイプにしてもらった。
まあ、正直なところ、それほど運転が上手いわけではないので、自分の運転技術の限界を悟った・・ということもあるのだが・・・

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パーツ


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フェラーリやランボルギーニばかりを、何台か乗り継いでいる男性と話した。
と言っても、大金持ちでステイタスとして乗っているのではない。
中古車を購入して、自分で修理して乗るのだ。
もともと機械と電気の専門家なので、そういう作業は得意なのだ。

人間が作ったものだから、直せないことはない・・という信念で、どんどん分解してしまう。
車が納車されると、最初に自宅の倉庫でばらばらにして、問題の出そうなパーツを先に交換してしまう。
先日もムルシエラゴのエンジンを外したそうだが、あの車は4WDでシャフトが前輪にも繋がっているので外すのが大変らしい。
自宅でチェーンでエンジンを持ち上げている写真を見せてくれた。

あの手の車は、工業製品というより手工芸品に近い。
まずはカッコいいザインを決めて、それに合わせてパーツを組み上げた・・という感じのものが多い。
そのためメンテナンス性を無視した設計箇所も多く、ベルトを交換するだけで、いちいちエンジンを本体から外さなければならなかったりする。
パーツ単体の金額は大したことはなくても、作業工賃が加わるので、ディーラーなどでベルト交換すると、百数十万円の請求になってしまうのだ。

その手間の部分を、その男性は自分でやってしまうわけである。
パーツ自体は、ネットなどでいくらでも入手できるという。
もともと機械屋さんなので、ばらすことに物怖じしない。
エンジンまでバラバラに分解してしまう。

やはり車ごとに弱い箇所があって、年中その部品が故障して動かなくなる。
全国の同じ車種のオーナーが、共通して悩まされているという。
しかし自分でバラしてみると、壊れる原因まで詳しく解明できる。
ある故障では、ディーラーに修理に出すとユニット一式の交換になり、その度に何十万円も修理代がかかる。
しかし分解して調べると、交換パーツのメインの部分は生きており、その横に付いている小さいパーツが壊れただけ・・ということが分かったという。

機械の専門家なので、パーツを見ればどこで作ったものか大体見当がつく。
早速部品メーカーから、より信頼性の高いパーツを取り寄せて交換してみた。
それだけで車が生き返り、見違えるように調子が良くなったという。

当然日本中のユーザーが同じ故障で苦しんでいるので、ネットで情報を伝えてあげる。
自分で修理する人や、親しい車屋さんで整備している人が、その情報をもとにパーツを取り寄せて交換する。
車の調子が嘘のように良くなったと、だいぶ感謝されたらしい。

面白いのは、メーカーも車を製造するに当たり、外部から取り寄せるパーツが意外に多いということだ。
高い車とは言っても、コストのことは考えなければならない。
台数が出ないのに、すべて自家製のパーツで作っていては、本当に天文学的な金額になってしまうし、現実の問題としてそれは不可能であろう。

そのため実際に多くのパーツを、他のメーカーから取り寄せて使っているのだという。
単純な流用で、本当に取り替えるだけで動いてしまうものも多いらしい。
これは恐らく米国車のものだな・・フォードかな、GMかな・・などと、パーツの知識を駆使すれば大体分かるという。
そちらのパーツを取り寄せれば、数千円で済んでしまう事も多い。

有名な話であるが、ディアブロのヘッドライトのユニットは、日産のZ32のものがそのまま使われていた。
世界的にリトラクティブル・ヘッドライトが使えなくなり、設計変更を迫られたランボルギーニが、日本のユーザーがZのパーツで改造しているのを見て、気に入って採用したという噂がある。
さすがにNISSANと刻印されている部分が見えないように何かかぶせてあったという。

その男性も、ディアブロを保有していた時に、日産からライトのユニットを取り寄せたことがあるという。
純正品で交換すると80万円からかかるらしいが、ニッサンのパーツは10万円ほどで入手できたらしい。

男性は仕事には軽自動車で来る。
帰宅したら12気筒で少しだけ街を走ってみる。
少し乗って満足して止める・・というのが、男性のああいう車の楽しみ方なのだそうだ。
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先ごろ亡くなられたイタリア出身のデザイナーのマルチェロ・ガンディーニ氏は、普段の足にスズキのワゴンRを愛用されていたという。
ランボルギーニのカウンタックやランチア・ストラトスなどをデザインされた方である。
機能的で美しいとワゴンRを絶賛されていたそうだ。

個人的に軽自動車は、ある意味、車の完成形なのではないかと思うことがある。
(ガンディーニ氏のワゴンRは欧州仕様の大き目のものだったそうだが)
いかにも日本的な箱庭的世界にまとめられているが、その「枠」の中で長年に渡り研究・開発繰り返して進化してきた。
日本人は一定の制限を設けて、その中でものを作ることに長けていると言われるが、軽自動車はその典型といえるだろう。
見方によっては、偏った発展の方向でもあるのだが、ここまで完成度が高まると、凄みを持つようになる。

アメリカなど海外でも、軽自動車のユーザーが投稿した動画を見ることがある。
日本から輸入された中古の軽トラックを愛用するユーザーが、これ1台あれば十分だと言って、自分の生活に自然に取り入れている。
移動したり、ものを運んだりという、車本来の機能で考えた場合、ひとつの究極の形と言えるのかもしれない。

実はもう数年前からなのだが、人と話していて、自動車イコール軽・・という場面に時折出くわす。
女性などは、最初から軽自動車以外の車に興味の無い人が多い。
そもそもそれ以外にどういう車があるのかも知らない。
軽自動車の大きさや性能が、日常の生活に完全にフィットしているのだ。

そのため、「高級車の乗り味のような柔らかい感触・・」とか、「排気量の大きい車のような余裕・・」という表現を使っても、相手に伝わらないことがある。
そういう世界が最初から生活の中に無いのだ。
ほんの数年前までは、車に例えるのが、もっとも分かりやすい比喩の方法であったのに・・・

自動車は本来移動のための道具なのだが、運転という行為自体を楽しむ方向に、過度に発展していった。
大きなサイズ、速度、より強大なパワーといった、過剰な性能を求めるようになり、それに応える形でメーカーも市場も大きくなっていった。
もちろん最初から贅沢な道具ではあったであろう。
それがやがて自分のクラスを示す象徴となり、虚栄心を満たすためのアイテムにもなっていった。

いまだに世界中で大きな車がもてはやされており、そこから抜け出せないでいる。
特に階級の存在する国では、そこから脱するのは至難の業であろう。
しかし今の日本の軽自動車は、それを打ち破る痛快な存在でもある。

軽自動車という枠自体は、戦後すぐの頃に制定されたものである。
しかしここまで性能が磨かれて洗練されてくると、時代の新しい流れを象徴するもの・・にもなり得る。
車を道具として見るならば、軽自動車の完成度は相当高いし、今後もさらに進化していくだろう。
社会にエコロジーの考えが広まり、今後ベーシックインカムの実施などで人々の生活形態が変わっていけば、その価値はさらに強化されていくのではないか。

いつか、車は軽自動車クラスのものしか作ってはいけない・・という法律が出来ても不思議ではない。
電気自動車以外の車を禁止する・・というのだから、そのくらいのことをしてもおかしくはないだろう。
というか、環境問題を考えるなら、大きい車も規制しなけらばならない。
ドーンとでかい車に乗ってご満悦・・なんてことをしていると、モラルに欠ける古い価値観の人・・と批判されるようになるだろう。
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レーダー探知機


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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車に付けているレーダー探知機を買い換えた。
以前のものは、画面の付いていないコンパクトなもので、性能は今ひとつだが、目立たないところが気に入っていた。
しかし新型のレーダーに対応できず、事実上使えなくなっていた。

目の前で取締りをしているのに、まったく反応しない・・ということが何度かあった。
例のKバンドというやつだろうか。
たまたま速度を落として走っていたからよかったが、飛んで火に入る・・になるところであった。
こりゃあもう使えないな・・・

現行の取締りに対応した、新しい機種に買い換えることにした。
調べてみると、以前よりデザインは多少シンプルにはなっているようだ。
しかし表示画面のデザインは相変わらずで、何となく安っぽいものが多い。
インテリアの雰囲気を損ねるのが嫌で、なるべく目立たないものを・・と探してみたが、結局いいものがみつからなかった。

価格にしても、最新の性能のいいものはけっこう高い。
何万もするのも何だかな・・・
というわけで、性能の割に価格がリーズナブルであると評価の高い、ユピテルのひと世代前のモデルを選んだ。

小さめの画面の付いた一体型であるが、他に気に入ったものが無いので仕方がない。
とりあえずはダッシュボード上にくっつけて、メニュー画面は一番目立たない時計表示にして使っている。
性能はまだよく分からない。

本当は画面はいらないから、小さい箱のようなタイプがいいのだけれど・・・
付けたときにインパネに溶け込み、一見レーダー探知機とは分からないようなデザインが理想的だ。
緊急時はLEDと音声で伝えてくれればいい。
そういうモデルがあまりないところを見ると、やっぱり出しても売れないんだろうな・・・
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点検


D850 + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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車を定期点検に出した。
4年目である。
もう来年は2度目の車検か・・・

コロナ禍で通勤に使っていた時は、ずいぶん走行距離を延ばした。
しかし電車通勤に戻ってからは、一気に使用量が減っている。
那須に行くことも少なくなったし、会社と駅との往復程度にしか使っていないので・・・



代車に同じ3シリーズのシルバーの318Mスポーツを置いていってくれた。
見るとまだほとんど走っていない新車であった。
運転しようと思ったら、いきなりシフトレバーが無いので焦った。
今は小さいスイッチになっているんだね。

インパネの画面も大きい横長のものが二つ付いている。
地図がドーンと大きく表示されるのだが、最初は大きすぎて戸惑った。
でもこれに慣れたら、きっと自分の320dが古く感じられるんだろうな・・・



走ってみると、やはりディーゼルと比べるとトルクが少ないので、線が細く感じられる。
しかし伸びがあって気持ちがいい。
ディーゼルは最初こそガバッと力が出るが、すぐに頭打ちになりその先が無い。
それに対しガソリンエンジンの感触は、もっとしなやかで洗練されている。

パワーは程々であるが、決して遅いわけでは無く、慣れれば十分満足できるだろう。
タイヤは18インチを履いており、僕のノーマルのものよりかなり大きいが、今日ドライブした限りでは、硬すぎることはなかった。
コーナーはもちろんノーマルより安定してスパッと回ることが出来る。
全体になかなかいいバランスに仕上がっていて好感が持てた。
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ブレーキ交換


D850 + SIGMA 85mm F1.4 DG HSM

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フロントブレーキの交換で、車をディーラーに預けた。
先日書いたように、交換を促すメッセージが表示されていたのだ。(2023年9月9日の日記
朝早く担当の人が車を取りに来て、代車に白い118iを置いていってくれた。
会社の帰りに僕が代車でディーラーまで行き、作業の終わった自分の車を引き取ってくる。

118iは今乗っている320dを購入した時に、候補のひとつに考えていたモデルである。
しかし当時出たばかりの118iを試乗したところ、どうしてもFF車特有の感触が気になった。
それまで乗っていた120iの最大の魅力が、小さな後輪駆動車、という贅沢さにあったので、これは決定的な違いに感じられた。
同じ1シリーズでもパワーのある135は十分に魅力的だったが、そろそろ年齢的にも速過ぎる車を選ぶのは危険かな・・と思い、結局3シリーズのツーリングワゴンになった。

しかし3シリーズは、実際に毎日乗っていると、僕には少し大きすぎると感じている。
真っ直ぐ走る分にいいのだが、狭い道や車庫入れの時などに難儀する。
正直大きさだけで言ったら、1シリーズの方が理想に近い。
そのため、ここにきてまた1シリーズが気になっていた。
もちろん今更買い換えるわけではないのだが・・・

だが今日は忙しくて、結局118iを乗り回すことは出来なかった。
夕刻になりディーラーに自分の車を引き取りに行く際に、少し高速道路など走ってみた。
最初に感じたのは、発表時よりハンドリングが改善されている、ということだ。
FFっぽさがだいぶ軽減されて、普通にのんびり走る分にはFRと変わらない。
まあ最後の最後には、FFっぽくなっちゃうんだろうけど・・・(笑)

あとどうも僕もディーゼルの運転に慣れてしまったのか、あれほど好きだったガソリンエンジン車が少し頼りなく感じられた。
立ち上がりでここ一発で踏み込んだ時のトルクが、ディーゼルに比べると薄く、何だか優男のようなのだ(笑)
確かにこの方がナチュラルなのかもしれないが・・・

当然3に比べると各部の品質が少しずつ劣る。
面白いのは、恐らくコスト的にはほとんど変わらなくても、クラスを分けるために意識的に落としたと思われる部分があることだ。
もちろん3も5に比べると、同じように少しずつ劣るように作られている。

ところでお店に新しい5シリーズの電気自動車があった。
(自分が買う車ではないので、知識が全くないのだが・笑)
まだ発売前で珍しいそうなので、iPhoneで写真を撮らせてもらったので載せておく。
充電満タンで航続距離がどのくらいなのか尋ねたところ、多分400キロ以上は行けるだろうという。











(上はすべてiPhone 13 Pro)
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交換


D850 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

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車のフロントブレーキについて、そろそろ交換すべき時期というメッセージが出た。
無視して走っていたら、今度は、もう長くは走れないので、至急ディーラーで交換するよう警告が出た。
それがエンジンをかけるたびに表示されて、手で解除しないと消えない。
さすがにディーラーに連絡した。

実は少し前にディーラーからスマホに電話があったのだが、仕事中で出られなかった。
恐らくブレーキのことだろうな・・とは思っていた。
まるでこうなることは分かっていたかのようなタイミング・・・
車からデータが勝手に送られているのかもしれない。

とりあえず担当にショートメールを送り、交換をお願いした。
部品を取り寄せるのに少しかかるらしく、代車の手配も含めてスケジュールを組んでくれた。
部品代と作業料で、料金が十数万円かかるらしい。
この価格だと、ローターも交換するんだろうな・・・

実は昨年末だったか、リアのブレーキを先に交換している。
近くフロントも警告が出ますよ‥とは言われていた。
リアはそこまで高くなかったと思うのだが、フロントは負荷がかかるので仕方がないのだろう。
その上僕の場合、アクセルとブレーキを同時に踏むこともあるので、文句は言えないな(笑)
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運転支援


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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最近言われ始めたのが、自動運転には限界があり、完全な自動化の実現は相当難しいのではないか・・という事だ。
SAEの定めた自動運転の段階は、レベル0(自動運転化なし)からレベル5(完全自動運転化)まで6段階ある。
現在市販されている自動運転の車の多くは、レベル2とレベル3の間くらいにある。
名目上の分類はレベル2であるが、レベル3に近い機能も一部備えている。

ちょっと中途半端で難しい状態ではある。
レベル2では運転するのはあくまで人であり、自動で制御して動いている最中も、常に車の状態を見張っていないといけない。
僕の車の場合は、もう技術的に古くなりつつあり、ある程度車線に沿って進んではくれるが、ほとんどの場面でハンドルから手を放すわけにはいかない。
しかし最新の技術では、高精度なGPSと組み合わせることで、条件によっては手を放すことが可能な車も出てきた。

だが運転の責任は、やはりドライバーにある。
何かあったらすぐに対処できるよう、運転者は車の動きを常時監視している必要がある。
一部自動化されてはいても、自動運転とは言えず、実際には「運転支援」に過ぎないのだ。

マニュアルシフトからオートマチックへの移行期も、オートマは苦手で・・と言って、マニュアル車しか買わない人が大勢いた。
それと同じで、自動運転もドライバーに新しいものへの適応を強いる・・と感じている。
特にレベル2からレベル3くらいは、人がやることと車がやってくれることが混在する。
従来の運転方法を一部変えなければならず、使いこなすにはドライバー側に適応力が求められる。

あくまで運転支援としての現在のこの仕組みが、その効力を最大限発揮するのは、やはり高速道路上であろう。
飛ばさないで左側の車線をのんびり走る分には、これほど楽なものもない。
前の車との間隔を一定に保つよう速度を制御してくれるし、ステアリングも車線の中央を走るよう補正される。
渋滞の時はべらぼうに楽であるし、長距離を移動する際も労力がかなり軽減される。

しかし、そういう運転のやり方で、眠くならずにじっと座っている・・というのは、新たにドライバー側に要求される「技術」といえる。
何時間も座ったままで、ただ車の動きを見ているのだから、なかなか大変なことである。
あとアクセルやブレーキを踏まない状態で、足をどこに置いたらいいのか。
それも何かあった時に瞬時に踏める体勢を維持する必要があるのだ。

車のプログラムのロジックや、センサーの作動状況も、常に把握しておかなければならない。
それには論理的な思考が必要になる。
車が搭載するコンピューターが何を考え、どういう理由でこういう動きをしているか・・・
これはかなり重要で、論理的思考が苦手な人には、現状の自動運転は危険なのではないか・・とさえ思う。

危なく事故になるところだったが、自動運転のお陰で防げた・・と感じる事も、無いわけではない。
しかし恐らくもっと多いのは、自動化が原因で、かえって危険な状況に陥る場合である。
今までなら運転の間はずっと一定の緊張があったわけで、もっと早い段階で回避していたはずなのだ。

今後レベル4、レベル5と、より高い段階に進んでいくには、確かに越えなければならない技術的なハードルが相当高いと感じる。
ミリ波レーダーや画像解析などを駆使して、周囲の状況を判断しているが、現状で反応が人間より早いとは感じられない。
道路の環境も多種多様で、車側のセンサーだけで、あらゆるパターンに対応しきれるとも思えない。
恐らく道路側にも道の形状などを知らせる設備が必要で、大規模なインフラ整備が必要になってくる。
またいかに制御しようとも防げない事故もあるわけで、その際のトロッコ問題もまだ解決できていない。

何もしなくても、車が勝手に目的地まで運んでくれる・・・そんな日が来るとしても、まだだいぶ先の事になりそうだ。
今はやっとその入り口に立った段階である。
今後も日々新しい技術が開発されて、完全自動化に向けて、少しずつ進化していくであろう。
それぞれの段階で、運転支援のひとつの仕組みと考えて、有効に使いこなし、その恩恵に授かるのが賢いやり方だと思う。
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車検


D850 + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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車を車検に出している。
購入して3年目の最初の車検である。
現在は代車の白いX1に乗っている。

320dツーリングが納車されたのが、2020年の1月だ。(2020年1月20日の日記
前年の暮れに中国で新型コロナの感染が発生したところで、まだこちらでは騒ぎが本格化していなかった。
その後世界中がここまで大変な事態に陥るとは、その時点では想像していなかった。

2019年の12月にBMWのディーラーに見に行き、急遽購入を決めた。
ちょうどクリスマスのセールが始まっていて特別価格にしてくれた。
車は販売店が国内で保有していた新車の在庫一覧から、欲しい仕様に合ったものを選んだ。
新たに本国にオーダーしたら、納車までに数か月かかるのだが、国内の在庫から選んだため、12月末にはディーラーに届いていた。
しかし年末で慌しいので、納車は年明けの1月にしてもらった。

あれから3年経つのか・・・
長かったような、短かったような・・・
当時こんな事になると分かっていたら、買うのは躊躇したかもしれない。
しかし結局コロナで連日長距離を走って通勤することになり、その後半導体の不足や戦争で新車の入手が困難になったのを見ると、やはり買って良かったのだろう。
実際、実用的な道具として、もの凄く役に立つ車だと感じている。

まだ当分乗るつもりなのだが、将来この手の内燃機関車は販売が禁止される。
先の話とは言え、所有すること自体が時代遅れに感じられる日が来るかもしれない。
かと言って電気自動車のインフラ整備も今ひとつだし、あと数年乗ってから買い替えるくらいで、ちょうどいいのかもしれない。
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便利な箱


FUJIFILM X100V

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320dを毎日のように運転している。
新型コロナの感染拡大が始まる直前に納車された車である。
運転に関する多くの操作が、年々自動化されていくが、今回の車は特にそれを強く感じた。
今では当たり前のように使っているが、恐らく昔乗っていた車に今乗ると、戸惑うことが多いだろう。
運転の操作の中で、無くなってしまったプロセスがいくつかあるのだ。

既に大分前からそうだが、まずキーでドアを開錠することはなくなった。
ポケットやカバンに忍ばせたキーを感知して、車に近付いただけで自動的に鍵が開く。
逆に遠ざかると勝手に施錠されてドアミラーが倒れる。
ドアの鍵の開閉を自分で意識してやることはなくなった。

もちろんエンジンの始動も、ボタンを押すだけである。
当たり前だが、昔みたいにキーを穴に差し込んでスターターを回す必要はない。
キーはただ身につけて持ち歩くだけで、オーナーが来たことを車に知らせるためのものになった。

オートブレーキホールドの機能で、パーキングブレーキも無くなった。
フットブレーキを踏んで停止すれば自動的にかかり、足を離しても車が動くことはなく、アクセルを踏めば即座に解除されて動き出す。
ハンドブレーキのスイッチはあるが、一度も動かしたことは無い。

ライトの点灯も完全に自動である。
安全性を考慮して、昼間も常に点灯する仕様であるが、当然センサーが周囲の明るさを監視していて、暗くなればより光量を増す。
コーナーではイン側の曲がり角を照らして見やすくしてくれる。
ライト類は車の管理下にあり、手動でオンオフすることはなくなった。

ワイパーもオートのモードにすれば、基本的に人間がやる事は無くなる。
雨や汚れを感知して勝手に作動し、動かす速度や頻度もコントロールしてくれる。
ただし現状では、こちらの欲しい動きと必ずしも一致していない。
スタンドなどで店員さんが窓を拭こうとした時に、センサーが反応して、いきなりワイパーが動き出すこともある。
これはいつかプログラムが改良されれば解決する。

自動運転はまだ中途半端な技術であるが、現状でも受ける恩恵は大きい。
最近は高速道路ばかりでなく、一般道でもよく自動運転を使うようになった。
条件が揃っている時、要するに単純で分かりやすい道を走る時に作動させているが、信頼性はそれなりに高い。

アクセルとブレーキを自動でコントロールして、前の車との距離を一定に保ちながら走ってくれる。
のろのろと動く時などは、何も考えずに座っていればよく、非常に楽だ。
まあ万一のことを考えて、前車との距離は多めに取っている。
前の車が停まれば、それに合わせてしっかり停めてはくれるのだが、自分でブレーキを踏むわけではないので、近過ぎるのは精神衛生上好ましくない。

ステアリングの操作にも、一定のコントロールが入る。
道路上のラインをカメラの画像で分析しており、道から逸れそうになるとステアリングを戻そうとする。
軽く手を添えておけば、ある程度自動で走行ラインに沿って走っていくので、すべて自分で操作するよりかなり楽である。
障害物など避けたいこともあるので、最初は勝手にライン通り走るのが邪魔な機能にも思えたが、付き合い方次第であると分かってきた。
こちら側も進化しているのだ。

高速道路上では、アクセル、ブレーキ、ステアリングの制御が、劇的に作業量を軽減してくれる。
軽くステアリングに手を触れているだけで、ほぼ完全自動に近い形で車が走っていく。
のんびりと左側の車線を走れば、緊張することも無く、リラックスした状態で長距離を移動することが出来る。

不思議なことに、自動運転で走ると飛ばす気持ちもなくなる。
どうぞ抜いて行ってください・・となる。
自分で運転するという行為が、原始的な作業に思えてくるのだ。
この機能は安全運転に大いに貢献していると言えるだろう。

こうやって見ると、運転の操作を自動でやる方向にどんどん進んでいるのが分かる。
もちろん人間側がそれに順応できない場合もあるわけで、上記の機能はオフにしたり、コントロールの度合いを細かく変更することも可能である。
しかし目指しているのは完全な自動化で、今後新しい世代の車に乗るたびに、人間が自分の手でやることがさらにいくつか無くなっていくだろう。
やがて車は、家まで迎えに来て目的地まで運んでくれる、便利な箱になっていくであろう。
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評価


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昨年暮れから、日によって自動車での通勤と電車での通勤を切り替えている。
仕事が忙しくて疲れている時や、帰りが遅くなった時、事故で渋滞している時などは、無理せずに電車で帰宅するようにしている。
これで肉体的にはだいぶ楽になった。

面白いなと思うのは、それに伴って車を評価するポイントも変化した、ということだ。
高速道路を走る時は、直進安定性や加減速の性能が最も重要であった。
いかに自動運転でも、人間の体は車の動きを敏感に察知しているようで、安定性に欠けるのは疲れる。
もちろん普通に自分で運転する場面も多いので、いずれにしても高速走行時のコントロール性は重要である。

これが電車で通勤する日は、まるで違ってくる。
電車通勤と言っても、駅と会社の間の短い区間は自動車で移動する。
街の中の道を走るので、速度も数十キロ程度しか出さない。
当然のことながら、高速域の安定性を試す機会などない。

すると車がしなやかに走ってくれることの方が大切になる。
時間にして十数分程度しか乗らず、その間ストップ&ゴーを繰り返す。
そういう時は、自己主張せず静かに寄り添ってくれるような走りの方が有難い。
運転しながら何か他の事を考えていて、いつの間にか目的地に着いてしまうことも多い。

トルクの太い320dは、むしろそういう走りが得意で、ヒタヒタと静かに滑らかに走り、必要な時にはグンと加速できる・・というタイプの車だ。
BMWであるから低速で走っても味付けはスポーティで、車が自分の手足の延長のように動く。
体と車が一体となってスムースに動いてくれることも、ストレスを感じさせない理由のひとつなのだろう。

人によって使い方が異なるので、車の設計って大変だろうな・・と思う。
ゆっくり走る時はしっとりとした感触が求められ、高速道路では豪快な加速性能が要求される。
上手くバランスさせるしかないが、そこがメーカーの腕の見せ所なのだろう。
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出口


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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都心に車で出る時、車載ナビに任せて走ることが多い。
車のコンピューターに向かって目的地を告げれば、そこまでのルートを考えてくれる。
あとはなるべく指示された通り走るようにしている。
下手にあれこれ考えるより、ナビの言う通りに走れば、まあまあ効率的なルートで目的地に到達することは出来る。

昨年、いつも通りナビを頼りに、日本橋のデパートに行こうとした。
運転席に座りマイクに向かってデパートの名前を告げれば、(一応)渋滞の状況を考慮した上で、最短のルートを考えてくれる。
ナビに指示された通り、自宅から高速の入り口まで走って首都高に乗った。
いつもは違う入り口から乗るのだが、今回はナビの方が正しくて、もっと早いルートをみつけてくれた。

あとは言われた通りにただただ走る。
分岐地点や合流地点などは、数キロ手前から表示が出て、どの車線を走ったらいいかまで指示してくれる。
もっとも首都高は複雑怪奇な場所が多く、少々無茶な分岐が連続するところでは、ナビの表示が追いつかずに焦ることもある。
しかしスピードを出さずにのんびり走れば何とかなる。

ナビから指示されて、次の出口で降りるんだな・・と思いながら走っていた。
ところがいつの間にか、その出口を通り過ぎてしまったようだ。
注意して見ていたのに、おかしいな・・と思ったが、ナビがすぐに別のルートを考えてくれて、ひとつ先の出口で下りた。
そこから一般道を少し戻ってデパートに到着した。
何分か損したが、まあ時にはこういう事もある。

ところが次にそのデパートに行く時も、同じように指示された出口を見逃してしまった。
ナビからは「呉服橋」で首都高から降りるよう指示されていたのに、何故かその出口を通り過ぎてしまったのだ。
仕方なく次の「神田橋」で降りて、下の道を戻った。
変だな・・と思ったが、連続して起きるということは、何か理由があるのだろう。

と思って調べたら、何とこの出入り口は昨年の5月で無くなったのだそうだ。
日本橋の真上を通る高速道路を何とかしよう・・という計画が具体的に進んでおり、地下に道を通すのに伴って「呉服橋」と「江戸橋」の出入り口は、2021年5月10日の午前0時で廃止された。
工事で川の流れを阻害しないために、これらの出入り口の橋脚を先に撤去して流れをよくするらしい。
60年近い歴史のある出入り口であったが、これで役目を終え、今後新しい道が完成しても復活は無いという。

まさか高速の出口が無くなるとは思わなかった。
要はナビのデータが古いということだ。
新しい道路って意外に作られていて、車を買ってまだ2年しか経っていないのに、ナビ上に出てこない道がいくつかある。
ナビのデータの書き換えを検討すべきであるが、最新のデータにこの変更点がちゃんと反映されているのだろうか。
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点検


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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320dを2年点検に出した。
一日で終わると言うことで、その間代車として523dのツーリングを置いて行った。
会社の帰りにその車でディーラーに寄り、整備が完了した車を受け取るという、いつものパターンである。
前回のブレーキローター交換の時も同じく5シリーズだったが、今回はまた違う車両であった。(2021年10月23日の日記

5シリーズに乗るたびに思うのだが、ボディが大きいのに動きが軽快で、狭い道に入らない限り大きさを意識することはない。
よく出来ているなと思う。
それでいて3シリーズに戻すと、いつもは重厚に感じていた320dが、ずっと若々しく軽く感じるから不思議である。
どちらもそれぞれのクラスのあるべき姿をしっかり意識して作られているのだろう。

BMWは点検や修理に出すと、あとから本社がその評価を聞いてくることがある。
サービスの質向上のためだが、そのユーザーからの返答を上がチェックして、ディーラーを厳しく指導しているようだ。
確かに昔の自動車のディーラーに比べると、顧客への対応の丁寧さは驚くほどである。
至れり尽くせりの感がある。

日中、点検中のディーラーの工場からメールがきた。
内容は何と自分の車の整備の光景を撮影した動画へのリンクであった。
ジャッキアップした僕の車の下に入り、下側の様子を撮影して、このような状態です・・と伝えてくれるのだ。
動画の前後にメーカー名が浮かびフェードアウトするタイトルがしっかり入るので、編集の仕組みが出来上がっているのだろう。

確かに普段まったく見えない場所なので興味深く見た。
各オイルの交換作業中の光景で、足回りやエンジンカバーなどを下から写している。
それを撮影者が解説を入れながら撮影して歩く。
全般に下回りはきれいで問題ないという。
過去の整備記録を考慮しながら、こちらのパーツは多分次の点検持に交換になる・・といった予測までしてくれる。

また午後には作業部門から電話が来て、作業が終了したのでいつ取りに来られても大丈夫です、とわざわざ伝えてきた。
今日の夜に取りに行くと返事をした。
夜になって会社が終わってから向かったが、ディーラーの営業の終了時間に間に合わなかった。

しかし当然のようにお店を開けて待っていてくれて、白衣を着た専門の人が整備の説明をしてくれた。
女性がメニューを持ってきて、何を飲むか聞いてくれる。(エスプレッソをいただいた)
もちろん5年の保障サービスに入っているので、整備費用はかからない。
ユーザーに社会的地位の高い人も多く、このような対応なのだろうが、僕の場合はそんなに気を遣ってくれなくていいですよ・・と言いたくなった(笑)
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タイヤ交換


FUJIFILM X100V

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冬用のタイヤに交換した。
数日前に行きつけのタイヤ屋さんに電話をして予約を取っておいた。
恐らく交換の依頼でお店が混んで、当日になって急に頼んでも無理だろうと踏んだのだ。
今年の冬は雪が多いかも・・という話をよく聞くし、実際今日あたりは気温が低くて風が冷たかった。
皆がそろそろ交換しておいた方が無難・・と考えるだろう。

予想が当たって、お店は交換作業でてんてこ舞いであった。
この後続けて大型車の交換が何台か入っているという。
予約しなかったらとても無理だった。

大変ですね、と言ったら「書き入れ時ですからねえ・・」という返事であった。
今忙しくないと困りますよ・・と笑っていた。

走行距離が嵩んでノーマルタイヤはだいぶ山が残り少なくなっている。(下の画像はスタッドレスの方)
まだ少しは使えますよ・・とは言われたが、今の走り方ではあっという間に無くなるだろう。
どうせ交換するなら、春にノーマルに戻すタイミングで買い替えた方がいいかもしれない。

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