零戦


国立科学博物館に零戦が展示されていた。
たしか昔行った時、外に置いてあったけれど、今でもあるのかな・・と思って入ってみたのだが、現在は建物の2階奥に展示されていた。
これを見ることが出来ただけで、何だか気分が良くなった(笑)

ニューブリテン島沖の海底から引き上げられたものだそうだ。
21型をベースに現地で複座に改造されている。
偵察機として利用されていたようだが、おそらく捕捉されて撃墜されたのだろう。
パイロットの腕がよかったのか、実にきれいな状態で不時着していたという。

なるべく手を加えずにオリジナルの状態を尊重して組み立てたそうだが、オーストラリアから引き渡される前に、既に一部補修改造されてしまったようだ。
貴重な栄エンジンを見せるためにあえてカウリングを外して展示されている。





一番上の脚カバーの写真は、昔のパクトラタミヤの日本海軍機下面色をイメージして色温度をいじった(笑)
色というのは不思議なもので、正確には記憶に残らないらしい。
人によって記憶がまちまちで、特に軍用機の色に関しては、時折論争に発展するようだ。
ついこの前の大戦に使われた色がわからなくなっているのだ。
この機体も当然塗りなおしてあるのだが、それがオリジナルの色に近いものなのかどうか・・・
(主翼の黄燈色はイメージと大分違うが・・・)

写真をやっている方なら御存知の通り、色はそれに当たる環境光の性質に支配され、しかも人間の脳は勝手にホワイトバランスをとってしまう。
自分の目で見たものが正確とは限らないから話がややこしくなる。
それに加えて、恐らく目以外のセンサーや精神的なものの影響も受けて、色の記憶は変質していくのだろう。

その昔水中から引き上げられた紫電改(だったかな?)の機体の日の丸が、水の中でかなり退色していたのだが、それが本当の日の丸の色と信じられて、プラモデルのデカールの日の丸が一斉に濃いえび茶色になってしまったことがある。
僕が中学生くらいの頃は、古いプラモを買うとそういうものが時折混じり、なぜだろうと不思議に思っていた(笑)

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED


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休日


腰が痛くて午前中は寝ていたのだが、これではいかんと午後になって外出してみた。
今日が休日で助かった。
ズシリと腰にきたが、D3とレンズ2本を持っていった。

日暮里で山手線を降りて、谷中の墓地の中を散歩し、そこから上野公園方面に向かい、国立科学博物館を見学した。
気候が良く人出も多く、休日らしい一日だった。

腰がどうなるかと心配していたのだが、荒療治がかえって良かったのか、だんだんと痛みが薄れてきた。
どうやら寝る姿勢はかえって良くないようだ。
完治したら、今後の撮影のことを考えて、腹筋を少し鍛えようかと真面目に考えた(笑)

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
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今日のフェラーリ


久しぶりに今日のフェラーリ。
ここのところ銀座に行っていないので、滅多にフェラーリに遭遇しない。
今日も上野を少しうろついた程度だが、たまたま路上で一台見かけた。
今日あたりは銀座や表参道だったら、いっぱい走っていたかもしれない。

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
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せっかくの休日


天気がいいのを見るとよけいに悔しい。
朝起きたらまだ腰が痛い。
寝れば寝たでまた痛くなるのだから、起きていようかと思う。

撮影に行くにしてもあまりハードなことは無理だろう。
どうしたものかと考えているうちに、時間がどんどん過ぎていく。
ここは気合一発・・なんて思っても体がついてこない。
400mmや5型三脚には触ることさえ出来ない(笑)

D3 + VOIGTLANDER MACRO APO-LANTHAR 125mm/F2.5 SL
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今日になって腰が痛くなり、湿布をベタベタ貼っている。
これは400mmなんてとんでもなかったか?とも思ったが、今回持っていった125mmは中途半端な大きさで、一脚を使うか使わないかの境目にあり、しかもガラスと金属の塊のように重い。
また撮影の最中はどうしても被写体に寄りたくなるため、中腰の無理な姿勢で撮ることが多くなり、結果的に身体にかなり負担がかかった。
これが180mmくらいだと素直に一脚のお世話になるのだが・・・
D3がISO感度を可変にできるのも、横着の原因かもしれない(笑)

D3 + VOIGTLANDER MACRO APO-LANTHAR 125mm/F2.5 SL
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125mm


フォクトレンダーの125mmF2.5は、現在は生産中止で手に入らないが、近年評価が高まり高値をつけているようだ。
ルールスレット氏も非常に高い評価を与えている。

僕自身はD2Xと組み合わせた時の薄い色合いが好きではなかったのだが、その話を聞いて最近また持ち出すようにしている。
マクロの季節を前に、60mmと200mmの間を埋める機種として有力な1本である。
ただし100mm近辺には他にも実力派レンズがいっぱいあるので、まだ結論は出ていない。
今後もいろいろ試してみようと思う。

今日はマクロレンズとしてではなく、通常の中望遠として使用したが、動物園には中途半端な焦点距離であった。
しかしニコンのレンズとは違ったキャラクターを持ち、線の細い精密な描写で、存在価値は十分にある。

相変わらずD3の手入力レンズ情報では、製品としてニコンにない焦点距離である125mmが選べない。
仕方なく135mmを選んでいるが、何とかファームウェアのバージョンアップで、自由な数値が入力できるようにして欲しい。
Lightroomなどを見ても、Exif情報が今後重要性を増していくのは明らかだ。

D3 + VOIGTLANDER MACRO APO-LANTHAR 125mm/F2.5 SL
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4月27日(日)


日曜日は400mmで撮影に出かけようと、重装備をキャスターに縛り付けて前の日から準備していたが、朝起きてみたらなんとも中途半端なお天気。
明るいには明るいのだけれど、空は雲で覆われていて青空は見えない。
その上なんだか寒気もして、風邪をひいているみたいだ。

そこで急遽予定を変更し、軽装備で出かけることにした。
超望遠は負担が大きいので、よほど条件が揃わないとGOにならない。



お供は何にしようかと思ったが、標準ズームとフォクトレンダーの125mmを選んだ。
昼食を近所のアフタヌーンティーで取って、そのまま上野に行った。

装備を軽くしたのは正解で、凄い人出でとてもゆっくり撮影できるような状況ではなかった。
それはそうとアフタヌーンティーって、お店によって価格が違うのだそうだけど本当?

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
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液体


知人から聞いたヨーロッパのある空港での出来事。
御存知の通り、現在は一定の容量を超えた液体を、機内に手荷物として持ち込むことは出来ない。
規則に触れる量の液体は、その場で没収されて捨てられてしまう。

知人はスムーズに保安検査をパスし出国手続を終えたが、同じ列の次に並んでいた白人が何やらごね始めた。
規則を知らなかったのか、あるいは守る気の無い「俺様」タイプの人なのか、シャンプーのようなビンをどうしても持ち込むと言ってきかない。

すると奥から警備担当の上のほうの人が出てきた。
知人は、問題の人物にどう対処するのかと思い見守っていた。
ところが担当官は、エアポート中に聞こえるような大声で怒鳴り、抵抗するその人物を別の部屋に引きずって行ってしまったという。

まわりの乗客たちは、それほど驚きもせずに様子を見ている。
自分たちの安全を脅かす可能性のある人物、あるいはその緊迫した状況の中で空気を読めずに自己主張をするような馬鹿者は、逮捕するのが当然なのだ。

世界中で以前とは比較にならない緊張感が漂っているという話はよく聞く。
そこにローカルな日本から観光気分で出かけるのも、何だか間抜けに見えて恥ずかしい。

先日街で警官にリュックの中を調べられた話を書いたが、あちらではそんなことは当たり前で、少しでも怪しい素振りを見せたら、その場で地面に押さえ込まれて連行されてしまうだろう。
かつては誰もが明るい未来を思い描いたものだが、それとは違う方向に世界は進んでいるようだ。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
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スナイパー


よく言われることだが、カメラとオーディオには共通した要素が多い。
オーディオ好きに聞くと、大抵はカメラにも一家言持っている。
美学やセンスの面でも近いものがあるようだ。
実際音響用のエフェクターなどの動きを観察していると、Photoshopのフィルターと同じようなロジックが頭に思い浮かぶことがある。
波形を捉え、記録・加工するという点ではまったく同じなのだし・・・

ところで実はカメラは「射撃」とも共通項が多い。
標的に狙いを定めて一瞬を捉える。
一目見ただけで両者がそっくりなことに誰でも気付くだろう。

中でも望遠レンズの使い手は、狙撃手・スナイパーと非常によく似ている。
遠距離からレンズを通して被写体を追う。
その時こちらの目が相手からは見えないところが重要で、一方的に相手を覗き見る恍惚感を味わっているようにも見える。
そう書くと何だか随分といやらしい趣味のようにも感じる(笑)

友人のM氏は、サバイバルゲームの世界では有名な方なのだが、もっぱら狙撃専門で、ゲームが始まると長い単発式のエアガン1丁だけを持って森の中に消えてしまう。
迷彩のシートを被り、風景と同化し、どこにいるのかまったくわからなくなる。
もちろん銃のパワーに規制があるので、弾の飛距離は他の銃と大差ないのだが、その雰囲気を楽しむのだ。

その気持ちはわからないでもない。
迷彩グッズを被り身を隠すところなど、ヘビーなネイチャーフォトグラファーと何ら変わりは無いではないか(笑)

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
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ケース


先日も書いたが、専門業者にカメラ用ケースの見積りを依頼している。
400mmにD3を付けたままの状態で収納できるアルミ製のケースだ。

超望遠レンズはもともと専用のケースが付属しているのだが、それに収納するには一度カメラとレンズをばらしフードを折りたたむ必要があるので、撮影中に移動する時はかなり厄介なのだ。
三脚からカメラを外して、そのまま収納できるケースが欲しい。

依頼してから数日で、最初の図面と見積りが送られてきた。
しかしレンズは精密機械なので、ケース内での固定が難しい。
こちらから送ったカメラの写真を見て、先方が固定具を考えてくれたのだが、どうもその図面のやり方ではうまくいきそうにない。

家で長い時間レンズを睨みながら考えてみたのだが、本体は円錐状でテーパーがかかっており、その上強度的に弱い部分もあるので簡単にはいかない。
現物合わせでやる以外方法がなさそうなので、ケースの内部はウレタンなどで自作することにし、その条件で再度見積りをお願いした。

ケースの外形はおよそ30cm角、長さ70cmくらいになる。
縦にして持ち運ばないと電車での移動は無理なので、レンズを下向きで収納する必要があり、さらに固定が難しくなる。
またテレコンバーターを装着する可能性を考慮すると、カメラボディの後方に数cmの余裕も必要だ。
ちなみにK師匠は、400mmにカメラを付けたままの状態で、600mm用の大きいケースに入れて持ち運びされているようだ。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
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アマゾン


ここのところアマゾンで買い物をすることが多い。
僕が吉村昭氏の本を買っていることもあるが、母親から頼まれて注文する本はもっと多い。
それらはもっぱら時代小説である。

まず特定の作家の名前をあげ、著作リストを出してほしいと頼まれる。
プリントアウトして渡すと、自宅にある本と見比べて持っていないものをチェックして、これを買って欲しいと一覧を渡される。
一度に合計で20冊にもわたるリストである。

それを見ながらアマゾンのサイトで注文するのだが、これがけっこう大変な作業なのだ。
まず似たような題名が多いので混乱する。
「冬」とか「椿」とか「華」とか「川」とか・・・同じ文字数で順列組み合わせのようになっているので、よほど気をつけて見ないと訳がわからなくなる。

何度も見直して、やっと注文ボタンをクリックするところまでたどり着くと、そこまできて先方の都合で分割発送になることがあり、いきなり別の画面に飛んでいく。
それがちょっとバグっぽい動きをするので、こちらはかなり混乱してしまう。
注意して「在庫あり」の本を選んでも、実際には即日出荷できないものがあるのか、注文が納期別に複数に分けられてしまうのだ。
しかもあちらの都合なのに発送1件ごとに代引き手数料がかかる。

ま、何はともあれそれだけの本を揃えて家まで届けてくれるというのは、少々手数料を払ったとしても本屋に行くよりかなり便利なのは事実だ。
その後母親は、買い物の帰りにスターバックスでカプチーノをすすりながら、それをゆっくりと読むわけだ。
スタバの店員さんが、またよくしてくれるらしい(笑)
ずいぶんと優雅な話である。

どうも我家では女性陣の方がインターネットを有効に使っているようだ。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
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スープ


AF200mmF4マクロはスッキリとしたクリアな空気感が伴う。
数日かけて何回か濾したコンソメのようだ。

一方AF-S60mmF2.8マクロは、濃厚で少し濁りが混ざる。
こちらはとろみのあるポタージュのよう(笑)

D3 + Ai AF Micro-Nikkor ED 200mm F4D(IF)
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主役


イタリアで行われていた見本市ミラノサローネから帰ってきた人から話を聞いた。
今回会場で目立って元気だったのはロシア人だそうだ。
聞こえてくる言葉はロシア語が多く、何よりも会話をしている顔が明るいという。
バブルの真っ最中なのだ。

こういう海外の催し物は、何年かおきに主役が入れ替わる。
かつては日本人が大きな顔をしていた時代もあった。
視察という名目で企業から大勢の日本人が訪れていた。

その後日本が長い不況に突入し、中国人が札束を持って会場を闊歩するようになると、日本人はかつてほどちやほやされなくなった。
日本から展示会に行く人も大幅に減り、会場ですれ違う日本人はごく少数で、肩身の狭い思いをした。

何年か後にはまた様相が違っているだろうが、業界によっては展示会への参加者が減少する傾向もあるようで、形態そのものの見直しも迫られているようだ。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
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マクロ


前述の通り日曜日は2種類のマクロレンズを持って生物園に出かけた。
新しいAF-Sの60mmF2.8G EDとAF200mmF4S EDである。
それぞれのレンズの特徴がわかって面白かった。

60mmF2.8の方は、ここのところ使う機会が多いが、非常に使いやすいレンズという印象を持っている。
とにかく軽くて振り回しやすく、ホイホイと気楽に写せる(笑)
標準レンズとして普通に使うことも出来るし、接写をすれば等倍まで寄れる。
ただしそこまでクローズアップにすると、被写体がレンズの直前にくるので、生きものの撮影ではちょっと厳しい。
夢中になって近付きすぎると、被写体に接触しかねない。
よほど人間に慣れた生きものでも、目前に迫ったレンズに顔を引きつらせる(笑)

一方以前より愛用している200mmF4の方は、同じく等倍まで寄れるが、その状態でも被写体からけっこう離れているので、虫などを驚かさないで済む。
昆虫の撮影にはこちらの方が向いているだろう。
ただし大きくて重いので、接写のように無理な体勢で長時間粘る撮影はかなり辛い。
暗くて焦点距離が長いので手ブレしやすく、そういう意味では使いにくいレンズだが、うれしいことにD3の高感度の性能の良さがそれを補ってくれる。
今回もISO800や1600を多用した。
いずれにしても品質の高い写真を撮るには、一脚か三脚のような補助器具が必要だろうと思う。
レンズ付属の脚の部分が回転するので、縦位置への切り替えは非常に楽だ。

画質に関しては、2本のレンズに予想していたほどの差は感じなかった。
D3の画像補正も多少効いているのかもしれない。
ボケは60mmの方が柔らかく、焦点距離の違いもあるだろうが、新しい60mmの方が立体感の表現が巧みだ。
200mmは色のりが淡白なレンズという印象があるが、その点はピクチャーコントロールの影響も大きく、調整次第でいくらでも変化する。
今回感じたのは、アクティブな性格を持つD3が、接写において高い能力を発揮するということだった。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
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ドーナッツ


お客さんが長蛇の列になることで有名なドーナッツを、Mrs.COLKIDが買ってきた。
ところがさすがにもうほとんど並んでいなかったそうで、その場ですぐに購入することが出来たという。
こうなると地元のMドーナッツと変わらなくてありがたみが薄れる?(笑)
というわけで明日は会社にお土産に持っていくようにと、平たくてとても持ちにくい箱を渡された。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
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