睡眠電車


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

午前中は出社、午後はK師匠のお宅にちょっとお邪魔して写真談義、それから都心に出た。
ところがさすがに昨日までの疲れが出て、電車の中ではぐっすり寝てしまった。
電車で移動するたびに熟睡・・・到着すると元気回復・・・の繰り返し。
まあ新しいやり方ではあるが、いいのか悪いのか・・・



ニューヨークのEEZEE'Sというショップが、オールデンに別注したポストマン・タイプのプレーントゥ。
モディファイド・ラストを採用している。
1980年代前半の、なかなか貴重なサンプルである。
サイズは7のEEE。

特殊なレイアウトの靴である。
硬めに作られた専用インソールが付属しており、それを内部に入れて使用するのが基本だ。
インソールが無いと、当然緩くてブカブカであり、底も平たく感じる。
インソールを入れた状態で、靴の大きさは適正になり、土踏まずの部分がぐっと押し上げられて、実に気持ちのいい履き心地になる。(写真は入っていない状態で撮影)

モディファイド・ラストのため、中央部が内側にえぐれており、アッパーの革が足の中央部を押さえつけてくる。
内部では硬いインソールがその部分に覆いかぶさっており、強度は十分に保たれている。
なるほど、これがモディファイド・ラストの履き心地か・・と感じる快適さだ。
ポストマン・タイプのソールは厚みがあり、さらにインソールの厚みも加わるので、その分背が高くなり、台の上に乗ったような錯覚を起こす。

もともとオールデンは、本国では医療用の靴を作る会社・・というイメージがあるそうだ。
今でもオールデン製のオーソペディック・シューズ(整形外科靴)が売られており、医療機関で自分の足に会わせて作ってもらう専用のインソールを挿入して使うようになっている。
日本で人気のあるモディファイド・ラストは、本来はそちらの分野向けに開発されたもののようだ。

7の3Eというサイズは、僕の足には少し緩めのフィッティングである。
紐をギュッと締めれば固定できる・・という大きさ。
希少性の高い靴なので、いずれにしてもひとつの巡り会わせと思い購入した。
使用されている革は、当然のように今のものより質がよく、磨くと光る逸品である。
いかにも無骨で、不恰好にも思える外観はアメリカンそのもので、抜群の雰囲気を持つ。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

同窓会


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

高校の同窓会に行ってきた。
よりによって月末の忙しい日なので、ぎりぎりまで行けるかどうかわからなかった。
しかも出張で何日か空けていたので、仕事が山のように溜まっていた。
何とか終わらせて、会社を早めに出て、飲み会の会場に向かった。

面白いもので、高校が同じだった仲間ではあるが、仕事の面でもつながる人が数人いる。
年齢から言っても、それぞれの分野で活躍している人が多く、話が通じやすい。
業界最大手のトップクラスの人だったり、ウチの商品を使う立場の人だったり、大きな会社の役員であったり・・・
下手な会合より、余程有益な集まりである。

帰りは終電ぎりぎりになった。
乗り遅れた場合は、またタクシーで帰るしかないが、行けるところまで電車で行ってみた。
これが最終便・・とアナウンスされた電車に乗って、何とか家まで辿り着いた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

タクシー


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

夜遅く帰宅した。
けっこう疲れていて、しかも荷物も多かったので、羽田からタクシーに乗ることにした。
タクシー乗り場で、先頭のタクシーに近付くと、どこまで行くのか聞かれた。
都内なら、ひとつ後ろに停まっているタクシーに乗るよう指示された。
都内専門だからという。

古いタクシー用クラウンであった。
目的地を告げると、運転手のおじさんは、少し考えて、高速を使っていいかと聞く。
お任せするので、一番早いコースでお願いしますと言った。

途中雨が強く降ったが、とにかくビュンビュン走る。
高速道路もかなりのスピードで飛ばしていく。
もちろん危なっかしさは微塵も感じさせない、安定した走りだ。

この先は混むのでここで降りると言って、高速道路から一般道に出た。
そこからも、道を実によく知っている。
家が近付いても、地元の人しか知らないような道に入っていく。
本当はここを曲がると近いんだよな・・と思うような細い道も、黙って見ていると、心得ていてちゃんと曲がる。
さすがは専門家だ。

スイスイ走って、あっという間に家に着いてしまった。
驚嘆して、あなたの運転は素晴らしいと褒めた。
普通のおじさんに見えたが、こういのはやはり才能なのだろう。
まあ、タクシー料金はけっこうかかったが・・・(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ボタン


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

出張先のホテルの部屋。
朝、ワイシャツを着ようとすると、袖のボタンが無くなっているのに気付いた。
またか・・・
時間が無かったので、急いでもう一枚のワイシャツを出して、そちらに着替えた。
こういうことが無いように、昨晩ちゃんと見たのだが、袖のボタンは見逃したのだ。

仕事の帰りに、コンビニで五百数十円のソーイングセットを買った。
前に買ったのと同じものだ。
出発の時、カバンに入れようとして、必要ないだろうと思ってやめたのだ。
同じものを買うことになるとは・・・

予備のボタンを探したら、ワイシャツの下の方に、2個付いていた。
大きさが違う。
小さい方は前立用、大きい方がカフスようだ。
それをハサミで切り取り、針と糸で、この前のように縫い付けた。
ひとりで出張すると、こういうことが上手くなっていく。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

スローカーブ


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

夏の甲子園大会で、東海大四高の西嶋投手の超スローカーブが話題になった。
個人的には高校野球にそれほど興味を持っていなかったが、ああいうドカベンにでも出てきそうな選手がいると、ちょっと見てみたいなという気持ちにもなる。

あの投法を批判する意見があったが、正々堂々と勝負すべき高校野球の精神に反する・・という考え方には、少し首を捻った。
というのも、ルールの範囲内である以上、これは正々堂々とした真っ向勝負に他ならないからだ。
こうあるべきと精神論を持ち出す方が、むしろ危なっかしい考え方に思えた。

日本の野球が規範とする大リーグでは、正々堂々としたプレーをしないものを嫌う・・というが、むしろアメリカでこそ、こういう戦い方をする人が好まれるような気がする。
僕の趣味のひとつに、ウエスタン系のホルスターやガンベルトの収集がある。
ファーストドロウ、すなわち早撃ち競技のためのグッズである。
いかに早く銃を抜き撃ちするか、0.0何秒かのタイムを競う競技である。

20世紀の中頃、ファーストドロウの大きなブームがあったのだが、競技者がタイムを競うためにあらゆる努力をした痕跡が、当時のホルスターから見て取れる。
どのような形のホルスターが最も早く抜けるか、頭を捻り、それを具現化し、様々なホルスターが作られた。
四角い箱をベルトとホルスターの間に挟んで、銃の位置を体からルール内ぎりぎりのところまで離したり、金属のプレートを革の中に仕込んだりと、とにかく今見ると奇異といっていいほど、変わった形のホルスターがあるのだ。

最初は伝統を無視したそのやり方に戸惑いを覚えた。
思わず、19世紀のガンマンの伝統をもっと守るべき・・と言いたくなった。
しかし、ルールの枠内で最大限の努力をすることこそが、彼らのいうフェアプレイなのだとわかってきた。
体の大きさなど、不利な条件があるならば、なおさらである。
必死に考えて編み出した方法で、それを克服してみせる人こそが英雄なのだ。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

出張


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

いつもの出張にきている。
着いたら土砂降りだった。
湿気が凄くて驚いた。

羽田に伊勢丹の出店があって、ジョン・ロブとかエドワード・グリーンとかが並んでいる。
まさか買うことはないのだが、つい立ち寄って見てしまう。
目の保養をしてから、飛行機に乗るようにしている(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

調整


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

D810に調整の必要が生じた。
購入前より噂にはなっていたが、長時間露光すると白い点が出るという。
それを正式にメーカーが認めて、該当製品を調整するという。(現在販売されているものは既に調整済みらしい)
サイトで本体の製造番号を打ち込むと、該当製品かどうか調べられるのだが、僕のD810は見事に該当する製品であった(笑)

正式には、「長秒時撮影時または撮像範囲を1.2xにして撮影した際に輝点が目立つ場合がある」ということだ。
個人的には、特に問題は感じていないが、いつか調整してもらわなければならないだろう。
本体を郵送するか、サービスセンターに持っていく必要があり、作業に一週間ほどかかるという。
ちょうど来週は出張でいないので、その間に調整してもらおうと思い、近くのニコンプラザに持って行った。

日曜ということもあり、サービスセンターのカウンターは混んでいた。
受付の順番を待つ券を機械から取り、15分ほど椅子に座って待った。
番号を呼ばれてカウンターに行き、D810の件であることを告げると、まずは申し訳ないと謝られた。

僕としては、現状で特に不具合を感じておらず、それより調整によって画質が落ちることの方が心配であった。
製品の画質を上げたことで、この問題が出たのだとしたら、調整なんてしてもらわない方がいい。
しかしそれは無いから大丈夫だというので、預けることにした。
症状として、黒い影の部分などに、白い点が大量に出るというから、僕にも無関係とは言えないかもしれない。

てっきり一週間預けるのかと思ったら、30分ほどで作業は完了するという。
カウンターの後ろの壁の向こうで、実際に作業を行っているらしい。
それならと、その間を利用して食事をしてくることにした。
近所の喫茶店でサンドイッチを食べて戻ると、ちょうど約束の時間だった。

とはいえ、一度外出してしまったので、もう一度、今度は受取の券を発券して待つ。
待合場所は先ほどより空いていて、5分ほどで順番が回ってきた。
D810に行なった処理は、撮像素子の調整値変更と、ファームウェアのバージョンアップだという。
バージョンアップは自分でも出来るが、調整値変更は、サービスに持ち込まないと出来ないことである。

カメラを受け取って、そのまま帰宅した。
まだ調整後まったく撮影していない。
そもそも白い点も確認していないので、どこがどう変わったのか、恐らくわからないだろうと思う。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

組立


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

家に宅配便が届いた。
平たくて大きな箱が二つ。
かなり重い。

Mrs.COLKIDに聞くと、クローゼットに置く横長のハンガーラックだという。
壁一面を占めるほど大きいもので、左右はボードになっている。
2枚のボードの間にパイプを通す構造である。
それを自分で組み立てなければならない。

箱を開けて、取扱説明書を読む・・が、これはかなりわかりにくい。
解読するのに時間がかかった。
一応手順通りに書かれているが、最後は端折って簡単な文章だけで終わりになっている。
後は自分で考えてやれ・・という感じだ。

まあ簡単な構造だから、それで何とかなるのだが、物が大きいので実際に組み立てるのは大変だ。
ふたりがかりで、1時間半ほどかかったろうか。
けっこうな重労働であった。
一人だったら、ちょっと無理なのではないか・・とさえ思えた。
数種類の太さのドライバーやモンキーなどが必要になったが、普通の家庭ですべて揃うのだろうか・・・

今回は通販での購入であったが、自分で組み立てる家具は、基本的に程々に器用な人でないと対応が難しい。
あと時間のある人でないと・・(笑)
この労力を考えると、少々お金を払ってでも、設置をすべてやってくれる家具店の需要もまだあるのかな・・と思った。

イケア離婚というのを聞いたことがある。
結婚した若いカップルが、お金が無いので、最初の家具をイケアで買ってきて、新居でふたりで組み立てる。
それがふたりの最初の共同作業になるのだが、あまりに作るのが大変なので、不器用さや忍耐力の無さなど、今まで見せなかった性格が露見する。
そのうち大喧嘩になり、離婚にまで発展してしまう・・というもの。

実際に作ってみると、けっこうリアリティのある話であることがわかる。
僕は自分でいろいろな物を作るタイプなので、かなり慣れている方だと思うのだが、それでも面倒に思った。
パーツの精度が低いし、出来上がりの品質も知れているので、組立作業が楽しくないのだ。
仮にこの手の家具を何台も買ってしまい、すべて自分で組み立てろと言われたら、かなりうんざりするだろう(笑)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

太陽が照りつける中、シャツの腕をまくって歩いた。
肌の表面で、ジリジリと音がしているようだった。
気付くと腕が黒く焼けている。
僕にしては、妙に健康的に見える(笑)

家に帰って、シャワーを浴びようとして驚いた。
腕時計を外すと、その部分が真っ白・・・
オメガのアクアテラの跡が、くっきりと付いている。
腕を返すと、ヒルシュのラバーベルトの形までしっかり出ている。
カッコ悪くて、これは自分らしいと思った(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

電子レンジ


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

会社の台所に、古い電子レンジがある。
何と、僕が小学生の頃に買った、ナショナルの電子レンジだ。
工場を新築した時に、食べ物を温めるものが必要で、とりあえず家から持ってきたのだが、そのままずっと使っている。

電子レンジなるものが、世の中に出回り始めて、それほど経たずに購入したものだ。
1970年代初頭の製品だと思う。
どこも壊れた様子はなく、今でも問題なく使用できる。
当時の機械は頑丈に作られているのがわかる。

電子レンジの登場は、調理の方法を一変させた。
当時は、火や熱線を使わずに加熱する・・という体験自体が初めてだった。
電子レンジの前で、魔法の箱を見るような思いで、加熱の様子を観察した。
子供にも安全に操作ができるので、料理を暖める係を担当させられることが増えた。

その機械が、今でも動いているのだ。
壊れないから、そのまま使っている。
蓋は重く、取っ手のレバーを手で押しながら開ける。
加熱の力も、今のものより強いような気もする。
恐らく電気代だけは、けっこうかかっているのだろうが・・・
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

訪問


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像

今日は業界の大手の社長さんの訪問があった。
数日前に秘書の女性から電話があって、伺っていいかと尋ねられた。
そしてご高齢にもかかわらず、この暑さの中、ひとりでみえられた。

突然の訪問だったので驚いた。
もちろんわざわざ遠くからみえられるには理由があり、決して悪い話ではなかった。
猿田彦神社のお札を神棚に飾った翌日のことである。
ふたりで数時間話したが、さすがに疲れてしまった。
というわけで、今日はこれで休みます・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ルート


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

夕刻になってから、急に思い立ち、川越にある得意先のショップに行った。
意外に遠くて、川越の駅まで辿り着くのに、かなり時間がかかってしまった。
閉店間際に飛び込んで、資料を渡した。

そのまま家に帰ろうと思ったが、どういうルートで帰ったらいいのかわからない。
とりあえず、本川越の駅まで行ってみたが、切符売り場の路線図を見ると、家からかなり遠い。
これは間違ったと思い、川越の駅まで戻った。

どの電車に乗るかじっくり考える前に、歩いていく人の列に混じり、ホームに来ていた電車に乗ってしまった。
本数が限られているようだし、方向は間違っていないので、とにかく乗り込んでしまったのだ。
乗ってから、車内に表示される路線図を見て、帰宅のルートを考えた。
知らない土地なので、なかなかこれぞというルートが思いつかない。

それほど遠くないと思っていたが、ずいぶんと時間がかかる。
これは車で移動した方が早かったかもしれない。



ジャラン・スリウァヤの98321のブラック。
ダイナイトソール仕様の黒のストレートチップである。

今更ながら定番の黒のストレートチップである。
急遽雨の日の冠婚葬祭に使える靴が必要になり、銀座のデパートで買ってきた。

先日台風の中、親戚の葬儀に参列したのだが、雨の中を歩けるストレートチップが無くて、仕方なくチャーチのシャノンを履いていった。
あの靴はかなりの雨でも平気なのだが、さすがに少しごつくて、その場にふさわしいとは言えなかった。
それで雨に強いストレートチップを一足持っておかなくては・・ということになった。

雨用の革靴・・というと、スコッチグレインのシャインオアレインや、リーガルのゴアテックスのシリーズなどが、まずは候補になる。
どちらも撥水レザーと合成底の組み合わせである。
スコッチグレインの靴は、かつては愛用していたが、海外の靴を多く履くようになると、形がいまひとつに感じられるようになった。
リーガルの製品は、雨に強いと謳った機種が数種類あって、その中でつま先が丸い形のモデルが、試着すると足にピッタリであった。
だがセメンテッド製法と合成ゴム製の靴底で、紳士靴というよりスニーカーに近い感覚がどうしても気に入らない。

そこで枠を広げて、ダイナイトソールのストレートチップ・・という条件で探してみた。
アッパーは普通の牛皮でも、黒だから少々濡れても染みは目立たないだろう。
最初から、この靴は雨に濡れても構わない・・という気持ちで使えば済むことだ。

そうなると新たに数種類の靴が条件に引っかかってくる。
しかし圧倒的にコストパフォーマンスが高いのは、やはりジャラン・スリウァヤであろう。
年々価格が上昇しているとはいえ、未だに国産では敵わない品質と価格を有している。

ジャランは1663ラストを使った98348プレーントウが、自分の足にピッタリで、非常に気に入っている。
しかし今回入手したダイナイトソールの98321ストレートチップは、11120ラストという違う木型を使ったモデルであった。
見ただけで明らかに形が異なるのがわかる。
ストレートチップの方が、中央部がえぐれていて、先も尖っている。

同社の98348プレーントウでは、サイズ7が自分の足にピッタリなので、まずは7を履かせてもらった。
ところが、足を入れるのも躊躇われるほどのきつさで、さすがに無理と判断した。
それは最初から予想していたので、店員さんに7-1/2も持ってきてもらった。
7-1/2ならいけるだろうと思ったが、意外にもこれでも少しきつめである。
幅も甲も余裕がほとんどない。

首を傾げてしまったが、その上のサイズ8も試着させてもらった。
こんなに大きいサイズは初めてだ。
それでもブカブカということはなく、スッポリと足が入り、まあ履けてしまう。
歩いてみても、特に問題は感じないし、ストレスも少ない。

7-1/2と8を交互に履き比べてみた。
緩めが好きな頃の僕であったら、間違いなく8を選ぶところだろう。
しかし、タイトフィットが好きな現在では、7-1/2の方が適切のように感じる。
羽根の開き具合を見ると、7-1/2が程よい感じだ。

しばらく履いているうちに、8は僅かに幅が緩めである事がわかってきた。
やはり試着は時間をかけて行わなければならない。
ジャランはコルクの沈み込みがけっこうはっきり出た経験があり、その分を計算に入れると7-1/2でいけると踏んで、結局そちらを選んだ。
まあ賭けではあるが、恐らく少し履いていれば、程よいフィッティングになってくれるだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

実験


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

先日書いた新幹線の窓からの撮影であるが、旅行に出かけた時にちょっと試してみた。
残念ながらシートの位置は、進行方向を向いて左側で、すれ違う対向列車とは反対側になる。
まあ席を立って、連結部のドアの窓から撮影すればいいかと思っていた。

ところが、朝一番の新幹線に乗ったので、そもそもすれ違う列車自体がほとんど無いことが分かった。
東京駅を6時頃に出たとして、すれ違うはずの対向列車も、むこうの駅をそのくらいの時間に出発する。
つまり名古屋までの区間のうち、少なくとも前半は、すれ違う列車はないことになる。

仕方が無いので、対向車の撮影はあきらめて、シートから外の防音壁を写してみることにした。
シャッター速度を1/8000秒に固定して、絞りとピントは適当、ISO感度を上げて調整した。
列車が最高速に近い速度で走行している・・と思われる時、窓の外に向けてシャッターを切る。
防音壁らしき物体の横を走り抜ける瞬間に撮るのだが、何しろ時速2百数十キロで走っているので、ほんの一瞬の出来事であり、自分が何を写しているのかさえわからない。
あっという間、1秒か2秒で通り過ぎてしまうので、壁を認識してからシャッターを切ったのでは、すでに遅かったりする。
思いのほか難しい作業であった。

ところで先にこの話をK師匠にお話した時、それならカメラを回転させて、90度ごとに4枚の写真を撮るようアドバイスを受けた。
シャッター幕が上下に移動する間、被写体も時速300キロ近い速度で横に移動している。
8000分の1秒と言っても、それはあくまで1点における露光時間であり、画面の上の方と下の方では、かなり時間的な差が生じている。
その結果被写体の位置が大きく動き、画像が流れて歪むはずだが、カメラの縦横の方向(すなわちシャッター幕の動く方向)によって写り方のパターンが変わるはずで、どうせならそれを見てみたいということだ。


通常の横位置での撮影


カメラを上下逆さまにして撮影


縦位置の撮影-1


縦位置の撮影-2

普通にカメラを横位置で持って撮影した(一番上の写真)場合、列車は画像の右の方向に向かって進んでいる。
すなわち窓の外の景色は、右から左に高速で移動している。
そこを撮影したのだから、被写体は右から左に斜めに流れるはずだが、なぜか写真では反対方向の左から右に流れている。
カメラを逆さにすると、それに合わせて流れる方向も変わる。

ニコンのサイトでは、D810のシャッターは「電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター」ということになっている。
当然シャッター幕は上から下に移動すると思い込んでいたが、もしかしたら、下から上に動いているのかと思い、レンズを外して、マウントの穴から幕を覗きながらシャッターを切ってみた。
動きが速くて判りづらいが、やはり上から下に動いているように見える。
youtubeでD800のシャッターを切る瞬間のスローモーション映像を見たが、そこでもスリットは上から下に走っている。

なぜ写真のように写ったのか分からず、K師匠にもお聞きした。
その結果、レンズを通ってきた光が、撮像素子に上下左右反転した像を結ぶ事に気付いた。
その直前にフォーカルプレーンシャッターの幕があれば、このように写るのは理に適っている。
・・という予想を立てたが、どこか間違っているだろうか?

一方縦位置の撮影では、画像が流れることはほとんどない。
シャッター幕の動きが、列車の移動方向と一致するために、あまり乱れては見えないのだ。

ところが同じ縦位置でも、90度で撮ったものと、270度で撮ったものの区別がつかなくなってしまった。
後からそれを確かめる方法がわからない。
上の縦位置の2枚の写真も、どちらで撮ったものか分からない。
撮影した時に記録しておくべきだったのだが、何しろ防音壁が通過する一瞬を狙ってシャッターを切るのが精一杯で、そんな余裕は無かった。

何とも不完全な実験である。
よくよく考えてみると、意外に複雑な話である。
いずれにしても、次回はもう少しまともな写真を撮ろうと思った(笑)
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

最終日


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

昨日は旅行の疲れが出たのか、一日ぐったりしていた。
今日は何とか回復、軽く都内を散歩して、連休最終日は終了した。
程々に暑い一日であった。
せっかくの休みだからと、白いチノパンにバーガンディの靴で出た。
やはりロングウイングチップはカッコいい。

明日からかなり忙しい日々になる。
今日は早めに休もうと思う。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ベイスイート


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

大きな画像

賢島で宿泊した「志摩観光ホテル ベイスイート」は非常にいいホテルであった。
ちょうど那須の二期倶楽部に近い感じの宿泊施設である。
時間を贅沢に使ってゆっくりと休暇を楽しむためのホテルで、あくせくとあちこちを回ろうという人には不向き(笑)
ホテルに滞在する事自体が目的・・というホテルだ。

最低2泊はしたくなる。
だが価格を考えると、海外に行った方がいい・・という人も多いだろう。
それぞれの価値観だが、僕だったらこっちを取るかな・・・
東京からだと、あまりに時間がかかるので、もう少し近ければな・・と思う。
ここは中部・関西地区の人たちが、人知れず余暇を楽しむリゾートなのだろう。

写真で簡単に紹介しておく。


施設は英虞湾を臨む形で湾曲して作られている。


1階のラウンジ。外には日光浴を楽しむチェアとパラソルも用意されている。


5階のライブラリーラウンジ。自由に本や音楽を楽しむことが出来て、飲み物やお菓子も用意されている。屋上庭園が隣接。


ひとつの部屋が大きいので、廊下も非常に長く、自分の部屋に行くまでかなり歩く(笑)


部屋の玄関ホール。客室面積は100㎡という広さだ。狭い自宅に帰りたくなくなる。


リビングには大きな机が用意されていて仕事も出来る。個人的にはこれがないと落ち着かない。


机の前には変形のソファ。ここで寝そべってテレビを見るのだ。


ベッドは大きな板状の台の上に乗った特殊なデザイン。壁面はクローゼットになっている。


洗面、浴室は明るく開放的な空間。入るとそれを追うように、ライトが順次点灯していく。


お風呂は大自然を見ながら・・・恥ずかしがっていては駄目だ(笑)天井からシャワーが降り注ぐ。ベランダから直接浴室に入るドアもある。


アメニティグッズが抜群にいい。フランス製のボディソープが気に入った。


落ち着いた雰囲気の洗面スペース。のんびりと時間をかけて髭を剃るのだ。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ