COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
大晦日
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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さて大晦日・・・
さすがに今日は仕事はお休みだ。
朝は日本橋のデパートに、予約しておいたお節料理を引き取りに行った。
開店時間を少し過ぎていたため、駐車場に入るための車の列が、ずっと先まで続いている。
グルッと回って、日銀の先の角を曲がったところで最後尾に着けた。
係員のおじさんから、45分くらいかかると言われた。
(iPhone 13 Pro)
まあ、予想していた通りだ。
実はMrs.COLKIDを、先にデパートの玄関で降ろしてきたのだ。
料理を受け取るだけなので、それほど時間はかからない。
車が駐車場まで辿り着く前に、完了するのではないか・・・
そう思っていたら、何と数分で受け取りが完了したと連絡が入った。
よく分からないが、受け取る方も慣れたもので、椅子まで用意してもらいお茶も飲んできたという。
すぐに車の列を離れて、デパートの正面玄関に回ってMrs.COLKIDを拾った。
この行列は、それまで待機する無料の駐車場でもあるのだ。
結局1時間ちょっとで、行って帰ってくることが出来た。
(Z7 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S)
お節料理(上の画像)はまだ開けていない(笑)
これは明日のお楽しみだ。
体力が残っていたら、今晩は初詣に行くかもしれない。
このブログは自動更新にしておこう。
皆さん、今年一年ありがとうございました。
では、良いお年を・・・
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移動
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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今年もあと一日となった。
年末であるが会社に出て仕事をした。
帰りは久しぶりに車で帰ってきた。
というのも、休みの間、意外に自動車が必要になりそうなのだ。
大晦日の夜から元日にかけて、都内の神社やお寺を回ってみようか・・・
と考えていたら、今年は東京メトロが終夜運転をしないのだという。
新型コロナの感染拡大を受けて、都から要請があったらしい。
東京は地下鉄が無いと移動が困難になる。
こうなると自動車で動くしかない。
でも皆がその行動をとると、駐車場はどうなるだろう。
あとお神酒をいただいても、飲むわけにはいかないな・・・
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DUCK
FUJIFILM X100V
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今年は寒いので、暖かいアウターをひとつ買おうかと思った。
ダウンなどのジャケットはいくつか持っているが、何年か着ている古いものばかりだ。
そろそろ新しいものを買い足してもいいだろう。
SAVE THE DUCKというイタリアのブランドがある。
動物性の素材を使わず、独自に開発したというハイテク素材の人工羽毛を採用することで、ダウン並みの暖かさのジャケットを作っている。
日本ではまだダウンのジャケットが主流であるが、海外では上流階級ほど動物愛護や環境問題への意識が高く、このブランドもかなり注目されているという。
すでに毛皮が世界的に否定されているのはご存じの通りであるが、そう遠くない将来に、ダウンを着るのも悪・・という時代が来る可能性が高い。
実はアヒルを救う事ばかりでなく、実際ここのジャケットは性能面でも優秀である。
ポリエステル製でリサイクルが可能であるし、高い保温性、柔軟性、通気性、速乾性を備えており、しかも重量も軽い。
さらには自宅で洗濯が可能で、価格もダウンより抑えられている・・という具合である。
何しろイタリアのブランドなので、デザインや色使いはかなりイケている。
利点がズラッと揃っており、商売として考えても、目の付け所がいい・・と言えるだろう。
少し前の話であるが、たまたまデパートに出ていたこのブランドの売り場に、Mrs.COLKIDと一緒に立ち寄ったことがある。
SAVE THE DUCKという変わったブランド名を、その時初めて見た。
アヒルを救え・・・なるほど、殺生を避けるため羽毛は使わない、というブランドなんだな・・と思った。
ところがあろうことか、そこでMrs.COLKIDが
「ダウンは置いていないんですか?」
と店員さんに質問した。
普段モンクレを着ている人なので、純粋に、人工の素材よりも本物のダウンが欲しい・・と思ったのだろう。
しかし生き物の殺生をしないことが最大の売りのブランドである。
「いえ・・こちらではダウンは扱っておりません」
と店員さんは困ったように答えていた。
僕がMrs.COLKIDに
「あのね・・ダウンを使わないから「SAVE THE DUCK」なのに、それじゃあ「KILL THE DUCK」になっちゃうじゃないか」
と言うと、店員さんも苦笑していた。
その時のことを思い出し、アウターを買うにあたって、SAVE THE DUCKのジャケットも候補に入れた。
お店に見に行ったが、デザインがカッコよくて、試着しているうちに欲しくなってしまった。
色も鮮やかなものが多く、一般のアウトドア系のダウンジャケットが、何だか野暮で古臭く見えてきた。
結局、たまたまその日に1着だけイタリアから入ってきたという、新色のジャケットを購入した。
比較的薄手で身体に密着するタイプなので、暖かさがどうだろうとは思ったが、まあ都内で着る分には十分であろう。
ここでも品薄らしく、本国から入る量は限られているようで、サイズの欠品がけっこう目立った。
まあ革フェチを公言する人間が、偉そうにアヒルの命がどうの・・などとは言えないのは分かっている。
何しろ七面鳥も食べちゃったものな・・・
そう言えば昼にはドトールでローストビーフのミラノサンドも食べた。
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年末
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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ふと気づくと、今日は仕事納めだった。
多くの会社はそうなのだろう。
挨拶の電話やメールが、朝からいくつも入った。
僕自身はまだ仕事がいっぱい残っていて、この後も毎日のように会社に出る。
そのため年末が来たという実感がない。
とは言え、普段よりは早く帰れるので、時間があったら、それから都心に少し出ようかな・・・
昨年に引き続き、今年も年末に旅行には行かない。
もっぱら東京近辺で過ごすことになりそうだ。
大晦日には、予約しておいたお節料理をデパートに受け取りに行く。
元日にはどこかに初詣に行くか・・・
都内で過ごす方が、いろいろと本格的なことが出来る。
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ハリー
Z7 + NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
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半年以上前に予約した、ハリー・キャラハンのフィギュアが届いた。
フィギュアを集めているわけではないのだが、こればかりは外せない。
服装も含めて細部までよく作りこんである。
M29はもちろん、警察手帳まで付いている。
勿体無くてパッケージから出せないな・・・
実は今までイーストウッドのリアルなフィギュアって、理由は分からないのだが、ほとんど見たことが無かった。
それが今回、解禁されたかのように、何体か発売されることになった。
ハリーもいいが、名無しの男も外せないよな。
僕だけかもしれないが、大いに注目しているのだ(笑)
(Z7 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S)
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七面鳥
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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クリスマスには七面鳥を食べる・・・
という話は、子供の頃から知っていた。
西部劇でも時折そういうシーンがある。
しかし実際に食べたことがなかった。
七面鳥ってどんな味なのだろう。
急に食べてみたくなった。
しかしネットで探しても、意外に出てこない。
売っていても、生のままだったり、丸ごと1羽で大きかったり・・・
クリスマス直前だったので、売り切れているところもある。
もう少し早く探し始めるべきであった。
ところが灯台下暗しで、意外にも近所のスーパーで売っていた。
しかも大量に積んであったという。
Mrs.COLKIDがみつけて買ってきてくれた。
何しろ12月25日の午後である。
何とか売り切ってしまおうと、安売りしていたのではないか・・・
と聞いたら、案の定、1本数百円だったらしい。
まあ、今日売れなければ、もう売れないだろうし・・・
ゴロッとした大きな塊だ。
やけに逞しくて、まるで漫画の原始人の持つこん棒みたいである。
ニワトリに比べると、七面鳥は体が大きいからな。
(iPhone 13 Pro)
Mrs.COLKIDは、いらないと言う。
もう見ただけで食べる気を失くしたようだ(笑)
結局僕ひとりで食べることになった。
電子レンジで温めたこの大きい塊を、まるまる1本・・・
かなり食べ応えがある。
多分普通のニワトリの脚の3倍くらい、肉の量があるのではないか。
骨も強靭で、そこからナイフでそぎ落としながら食べた。
肉厚もあり、厚さ数センチの塊が取れる。
味は・・・
不味いとは言わないまでも、それほど美味しいものでもなかった(苦笑)
まあ、安く売っていたものだし、調理の方法もあるのだろうが・・・
肉自体は、案外淡白で脂分が少ない。
筋肉質なのか、ギュッと引き締まった印象を受けるが、硬くはなく食べやすかった。
特有の臭いは僅かにあるが、気になるほどではない。
しかし皮はけっこう硬くなっていた。
そういう調理法なのかもしれない。
しかも皮の脂が凄くて、ご覧の通り、ラードのように白くなっている。
脂の部分も少し食べてみたのが、それが悪かったのか、翌日になって胃がもたれてしまった。
朝から調子が悪くて、どうしたのだろうと考えたら、あの脂が思い当たった。
胃腸薬を飲んだところ、何とか落ち着いた。
正直、普通のニワトリの脚の方が美味しい・・と思った(笑)
アメリカのように、七面鳥を食べることがクリスマスの習慣として定着しているなら別であるが、今から日本のクリスマスに取り入れるのは難しいのではないか。
個人的には、もう当分食べなくてもいいや・・・(笑)
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英国もの
2022年12月26日 / 靴
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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考えてみたら、クリスマスに絡んだ画像は、載せるとしても今日までだ。
少し前に撮った写真だが、慌てて載せることにした。
撮ったのは先月なんだけどね(笑)
久しぶりにトリッカーズのバートンを履いて出た。
色はマロン・アンティークだ。
赤いクリームを何回も塗り込んでいるので、ノーマルのマロンより赤みが強くなっている。
トゥだけ少し光らせた。
やっぱりトリッカーズのカントリーって独特の魅力がある。
繊細さには欠けるのだが、無骨な存在感があって、それが不思議と心地いいのだ。
時々履きたくなる靴である。
最近はトリッカーズも価格が上がってしまい、おいそれとは買えなくなった。
以前は並行輸入品であれば、ネットで3万円台で売っていた。
その頃は若者が少し背伸びして買う靴・・という立ち位置であったが、今はもう少し上の世代でないと、手が出せない価格帯にまで値上がりしてしまった。
実際以前は電車に乗ると、同じ車両にもう一人くらいトリッカーズを履いている人がいた。
しかし最近はまったく見なくなった。
ブームが去ったこともあるだろうが、それよりも価格的にに買えなくなったのであろう。
トリッカーズは何足か持っているが、あの頃いろいろ買っておいてよかった(笑)
今日は英国もので揃えることにした。
バブアーのセーターにコート、トリッカーズの短靴、それにバーバリーのカシミアのマフラーをつけて出た。
ところが、てっきりバーバリーかと思って手に取ったたマフラーが、よく見たら中国製の安いものであった。
家を出てから気付いて、がっかりした。
(iPhone 13 Pro)
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シュトーレン
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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今年はシュトーレンをけっこう食べている。
何といってもピエール・エルメのシュトーレンは美味しい。
さすがはエルメで、甘さを抑えた絶妙な味である。
Mrs.COLKIDも、こんなに美味しいストーレンは初めてだと言っていた。
デパートの直営店の前を通るたびに、お土産に買うようにしていた。
しかしクリスマスが近付くと、売り場が人で一杯になり、すぐに売り切れてしまい、なかなか手に入らなくなった。
それから近所の喫茶店のシュトーレンも美味しい。
オーナーの奥様が、お店で出す菓子類を作られているのだが、センスが抜群でどれも味がいい。
シュトーレンは正統派の作りだが、なるほどと納得できる味である。
毎年予約を取ってシュトーレンを配っているが、余った分が少し店頭に並ぶ。
たまたま今日お店にコーヒー豆を買いに行ったのだが、シュトーレンが出ているのをみつけた。
よく考えたら、明日はクリスマスだし、買わないと今シーズンはもう終わりである。
当然のように買って帰り、今日の食後に少し切って食べた。
本来クリスマスまで少しずつ食べるものらしいが、クリスチャンではない僕には、純粋に美味しいお菓子である。
大抵数日で平らげてしまう(笑)
ただバターたっぷりだし、カロリーはかなりのものだけどね・・・
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シンプル
D850 + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
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会社の正月用のお飾りを買ってきた。
毎年のように同じデザインであることが、このブログの過去の記事から判明したので(笑)、今年は違うものにしてもらった。
まあ実を言うと、予算を少し削ったのだ。
あまり景気が良くないので、少しでも経費を抑えようという事になった。
とは言え、その辺のスーパーで積まれているものを買うのは、さすがに抵抗がある。
やはり購入はいつものデパートにして、それなりに洗練されたものから選ぶことにした。
価格が安い分、かなりシンプルである。
しかし見ようによっては、華美でなく品がいい、とも言える。
人には、今年は少し上品にまとめました・・と言っておこう(笑)
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運転支援
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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最近言われ始めたのが、自動運転には限界があり、完全な自動化の実現は相当難しいのではないか・・という事だ。
SAEの定めた自動運転の段階は、レベル0(自動運転化なし)からレベル5(完全自動運転化)まで6段階ある。
現在市販されている自動運転の車の多くは、レベル2とレベル3の間くらいにある。
名目上の分類はレベル2であるが、レベル3に近い機能も一部備えている。
ちょっと中途半端で難しい状態ではある。
レベル2では運転するのはあくまで人であり、自動で制御して動いている最中も、常に車の状態を見張っていないといけない。
僕の車の場合は、もう技術的に古くなりつつあり、ある程度車線に沿って進んではくれるが、ほとんどの場面でハンドルから手を放すわけにはいかない。
しかし最新の技術では、高精度なGPSと組み合わせることで、条件によっては手を放すことが可能な車も出てきた。
だが運転の責任は、やはりドライバーにある。
何かあったらすぐに対処できるよう、運転者は車の動きを常時監視している必要がある。
一部自動化されてはいても、自動運転とは言えず、実際には「運転支援」に過ぎないのだ。
マニュアルシフトからオートマチックへの移行期も、オートマは苦手で・・と言って、マニュアル車しか買わない人が大勢いた。
それと同じで、自動運転もドライバーに新しいものへの適応を強いる・・と感じている。
特にレベル2からレベル3くらいは、人がやることと車がやってくれることが混在する。
従来の運転方法を一部変えなければならず、使いこなすにはドライバー側に適応力が求められる。
あくまで運転支援としての現在のこの仕組みが、その効力を最大限発揮するのは、やはり高速道路上であろう。
飛ばさないで左側の車線をのんびり走る分には、これほど楽なものもない。
前の車との間隔を一定に保つよう速度を制御してくれるし、ステアリングも車線の中央を走るよう補正される。
渋滞の時はべらぼうに楽であるし、長距離を移動する際も労力がかなり軽減される。
しかし、そういう運転のやり方で、眠くならずにじっと座っている・・というのは、新たにドライバー側に要求される「技術」といえる。
何時間も座ったままで、ただ車の動きを見ているのだから、なかなか大変なことである。
あとアクセルやブレーキを踏まない状態で、足をどこに置いたらいいのか。
それも何かあった時に瞬時に踏める体勢を維持する必要があるのだ。
車のプログラムのロジックや、センサーの作動状況も、常に把握しておかなければならない。
それには論理的な思考が必要になる。
車が搭載するコンピューターが何を考え、どういう理由でこういう動きをしているか・・・
これはかなり重要で、論理的思考が苦手な人には、現状の自動運転は危険なのではないか・・とさえ思う。
危なく事故になるところだったが、自動運転のお陰で防げた・・と感じる事も、無いわけではない。
しかし恐らくもっと多いのは、自動化が原因で、かえって危険な状況に陥る場合である。
今までなら運転の間はずっと一定の緊張があったわけで、もっと早い段階で回避していたはずなのだ。
今後レベル4、レベル5と、より高い段階に進んでいくには、確かに越えなければならない技術的なハードルが相当高いと感じる。
ミリ波レーダーや画像解析などを駆使して、周囲の状況を判断しているが、現状で反応が人間より早いとは感じられない。
道路の環境も多種多様で、車側のセンサーだけで、あらゆるパターンに対応しきれるとも思えない。
恐らく道路側にも道の形状などを知らせる設備が必要で、大規模なインフラ整備が必要になってくる。
またいかに制御しようとも防げない事故もあるわけで、その際のトロッコ問題もまだ解決できていない。
何もしなくても、車が勝手に目的地まで運んでくれる・・・そんな日が来るとしても、まだだいぶ先の事になりそうだ。
今はやっとその入り口に立った段階である。
今後も日々新しい技術が開発されて、完全自動化に向けて、少しずつ進化していくであろう。
それぞれの段階で、運転支援のひとつの仕組みと考えて、有効に使いこなし、その恩恵に授かるのが賢いやり方だと思う。
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下請け
FUJIFILM X100V
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知人の会社に、大手のメーカーから、下請けで製品の加工をしてくれないかという話が来た。
長年資材を買っている商社の人が、知人の会社なら対応出来るはずだ・・と、紹介してくれたのだという。
大手ならある程度安定して注文をもらえるだろうし、成功すれば新しい柱にもなり得る。
ぜひ挑戦してみよう・・ということになった。
知人は社内の各部署の責任者を集め、どうしたらその要求に応えられるかを話し合った。
通常とは別に新しい製造ラインを作らなければならない。
またその仕事に必要な人員も確保する必要がある。
そういったことを考慮し、どのくらいのコストで仕事を請けることが出来るか、大まかな額を算出しておいた。
話が進み、大手メーカーの人たちが、知人の工場に見学に来ることになった。
あちらにしても、紹介されたが、果たして要求する品質の製品を作る能力のある会社なのか、見ておかなければならない。
知人の会社は、それなりの技術力と設備を持っており、見学に来たメーカーの人たちも、ここなら申し分ないと喜んでいたという。
何でもテレビ通販で販売するものだそうで、発注もけっこうな数が見込めるという。
その後、どのくらいの工賃を考えているのか、想定している金額をメーカーに出してもらうことになった。
知人としても、新しい分野の仕事で、相場がまったく分からなかったのだという。
とはいえ、恐らくこちらの希望通りにはいかないだろうから、多少は譲歩することも考えていた。
その日はそこまでで、金額は後から連絡する・・という事になった。
数日後、紹介してくれた商社の人から電話がかかってきた。
あちらの提示した金額を聞いて、呆れてしまったという。
加工に必要な材料はすべてこちら持ちで、仕様書通りに加工・製造して渡して、金額はほんの数百円だという。
知人の算出した金額の、10分の1以下の金額であった。
これでは人件費はおろか、材料費にもならない。
一体どういう計算をすればこの金額になるのか・・・
時給いくらの人達に作らせる気なのだろう。
よくこんな額を恥ずかしくも無く提示できるものだ・・と驚いてしまったという。
間に入った商社の人は、長年の付き合いで紹介してくれただけで、マージンを取る気はなかった。
しかしその額を聞いて、自分に恥をかかせないでほしいと憤慨し、自分からメーカーに話を断ってしまったという。
その後もそのメーカーの担当者は、下請けを探して数社回ったそうだが、さすがにすべて断られ、協力してくれる会社はみつかっていないという。
加工に必要な資材の額にも満たないのだから、どう計算しても、やればやるほど赤字になる仕事である。
逆にこんな合わない仕事を請けたら、ちゃんと原材料費を計算しているのか・・と疑われてしまう。
それにしても、大手のメーカーだと言うのに、まるで奴隷にでもやらせるような感覚である。
フェアトレードなんて、とても恥ずかしくて言えない・・と知人は憤慨していた。
これで胸に例のカラフルな輪っかのバッチでも付けていたら、笑ってしまうところだ。
もしかすると、時代遅れの古い体質から、もっとも抜け出せないでいるのは、大手のメーカーなのかもしれない。
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におい
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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電車の中で座っていたら、強いにんにくの臭いがしてきた。
少し前に、酔って顔を赤くした男性が乗ってきて、ひとつおいて隣のシートに座った。
その人がにおいの発生源のようだ。
マスクをしていると、臭いがマスク内部に滞留するのだろうか。
しばらくその臭いから逃れられなくなる事がある。
嗅ぎたくなくても、息をするたびにその臭いが鼻から入ってきてしまう。
にんにくの臭いは苦手なので辟易した。
自分で食べる分には、それほど気にならないのだが、人の食べたにんにくの臭いは大嫌いだ。
鼻の中にその濃厚な臭いがいつまでも滞留している。
そのうち本当に気分が悪くなってきた。
もう無理だと思い、堪らず席を立ち、隣の車両に移った。
男性は「何か文句でもあるか」という顔で、ちらりとこちらを見た。
においって、その発生源から放出された分子が空気中を彷徨い、それが鼻から体内に入ってきて、センサーが感知するのだろう。
調べてみると、鼻の内部にある粘膜に、その分子がくっついて溶け込むらしい。
それに細胞が反応して、脳に情報を伝えるのだという。
つまり、臭いの大元である物質が、実際に鼻から体内に入ってきて、しかも体に取り込まれてしまうのだ。
あの酔った男性の胃の中にある、噛み砕かれたにんにく料理やアルコール、その他のグチャグチャしたものの分子が、自分の体の中にも侵入してきたのである。
臭いを感じるという事は、空気を通して、あの男性の胃の中と繋がっていることでもある。
考えれば考えるほど、気分が悪くなってきた・・・
よく「臭いにおいには○○」などといった消臭剤の宣伝があるが、そもそも臭いを感じた時点で、もう自分の体内にそれが入っているわけである。
ということは、トイレで排泄物の臭いがしたり、腐った食品をにおいで判別する時などは・・・
ああ、もう考えるのはよそう。
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最終回
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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今日はNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の最終回であった。
18時からの放映をBS4Kで観た。
確かに予想できない終り方であった。
三谷幸喜氏の脚本は非常に面白い。
今回はそれが世間で何かと話題になっていた。
僕が興味があると判断して、優先的に選別しているのであろう。
ネットを開くと、何かと「鎌倉殿」に関する話題が表示された。
しかし三谷氏の脚本は、2004年に放映された「新選組!」の時から本当に面白かった。
あの時も毎週ドラマを見るために早く帰り、1回も見逃さなかった。
一見喜劇のように見せながら、ドラマとして押さえるところをしっかり押さえて描いている。
「鎌倉殿」は大河ドラマは3作目ということで、その手腕に磨きがかかっていた。
1年間本当に楽しめた。
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サイドゴア祭り
2022年12月18日 / 靴
FUJIFILM X100V
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このところサイドゴアブーツをよく履いている。
今年になって、サイドゴアブーツを3足も購入した。
それまではほぼ皆無だったのに、急に増殖しているのだ。
以前もまったく持っていないわけではなかった。
確かロイドのサイドゴアの革靴を買ったことがある。
しかしどこかに入ってしまい、しばらく見ていない。
あれ、どこに行っちゃったかなあ・・・(笑)
最近購入したのは、まずはブランドストーンのクラシックス#550。(2022年3月23日の日記)
次がKEENのターギーⅡチェルシー。(2022年11月1日の日記)
そして先日紹介した同じくKEENのアンカレッジブーツⅢ(2022年12月4日の日記)
それぞれ気に入っており、普段履く機会も多い。
何しろ足を入れるだけで履けるし、足を抜くだけで脱げるのだ。
サイドゴアの楽さに慣れてしまうと、スニーカーでさえ履くのが面倒になってしまう。
フィッティングに関して言えば、サイドゴアって本当にアバウトでいい加減だ。
何しろゴムで留めているだけなのだ。
足の形と合っているわけではないので、しっかり締まるサイズだと指先が寸詰まりになる。
ゆったり履ける大きさだと、今度はぶかぶかしている。
しかし「まあ、こんなものでしょ」という気持ちで、それを許容すれば、意外に不具合無く履けてしまう。
履いてみれば楽だし、ストレスが無いので離せなくなる。
長靴みたいなものなので、悪天候にも有利で実用性も高い。
ちょっと近所に出る時などにも便利である。
靴紐を上の方まできっちり締めて履くブーツとは、また違った良さがあるのだ。
一足くらい持っていたい靴である。
何しろ3足持っている僕は、さらにあと1足欲しいな・・などと考えているのだ(笑)
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