COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
サイズ
Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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ある宅配便運送会社の荷物のサイズは、60サイズから始まり20サイズ単位で160サイズまである。
三辺の合計が160センチになるのが160サイズであるが、このサイズを超えるものは、宅配便としては扱ってもらえない。
以前はこの測定がけっこうアナログ的で、親しい担当者なら多少は融通してくれた。
実測が122センチくらいなら、120サイズでいいですよ・・という具合に。
ところが価格改定で運送料金がつり上がると同時に、このサイズ測定が厳密になった。
ポケットから出したメジャーで細かく測って、ほんのちょっとでも寸法が規定値を超えていると、ひとつ上のサイズにされてしまう。
特に若手の担当ドライバーの時は顕著で、ニコリともせずに荷物のサイズの測定を始め、冷徹にクラスを決めてしまう。
中くらいのサイズの荷物を出荷する時のために、ホームセンターで段ボール箱を買っておいた。
お店で売られている既成箱も、宅配便用のサイズを意識してサイズが決められている。
そこで縦横の寸法が程よい比率の120サイズ用のダンボール箱を大量に買っておいた。
ところがこの箱の寸法というのが、ほんのわずかに大きめに作られているのだ。
三辺の合計が122センチくらいであれば、当然120サイズにしてくれるだろうと見越してのことである。
ところが急に測定が厳しくなって、話が変わってしまった。
ドライバーの方はロボットみたいに感情の無い顔で測定を始める。
ホームセンターで120サイズ用として売られている箱なのに、1、2センチオーバーしているということで、140サイズにされてしまうのだ。
だってそれは120用として買った箱ですよ・・と言っても聞いてくれない。
仕方なく出荷を待ってもらい、梱包した箱をもう一度開けて、カッターで切れ目を入れて、折り直して箱のサイズを一回り小さくする。
それから梱包し直して、再度サイズを測ってもらう。
それでやっと120サイズとして認めてもらえたが、箱は汚らしくなり、こちらも時間のロスが大きかった。
ご存知の方も多いと思うが、預かった荷物は機械で測定し直して、サイズが違っているとそのドライバーが責められるという。
長年の付き合いのある中堅のドライバーが来た時に文句を言うと、困ったような顔で謝る。
会社の方針なので仕方がないのだという。
恐らく現場作業員のサイズ測定の甘さに歯止めが利かず、運用上問題があったのだろう。
しっかり測定して公平に料金を算定するのは、確かに正しいやり方なのかもしれない。
ただそれによって失うものもあるという事を、分かった上での判断だったのであろうか?
こちらとしては、当然もう少し融通の利く運送会社を探したくなるのであるが・・・
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ワールドカップ
Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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ここ数週間、休日に町に出ると、いつもと違う雰囲気の外国人観光客が多く歩いている。
ラグビーのワールドカップの影響である。
贔屓のチームのユニフォームやチームカラーの服などを着ていればすぐにそれと分かる。
そうでなくても、ティーシャツに半ズボンというラフな格好の体格のいい白人男性が多く、いかにもラグビーの応援で来たという風貌である。
先週などは天皇陛下の即位の礼もあり(残念ながらパレードは中止になったが)、応援がてら日本に観光に行くには最高のタイミングだったのかもしれない。
台風や大雨は予定外であったろうが、銀座などは雨があがるや否や人がどっと出てきて、日本人より外国人の歩行者の方が多いくらいであった。
旅行中であれば、のんびり室内で過ごしていてはお金の損失にもなる。
どちらかというと応援がメインのようで、観光には慣れていない感じの人も多い。
人ごみの中で物珍しそうに辺りを見て、集団でおどおどしながら歩いている。
夜などは酔っ払って元気になるのであろうが(笑)
まあいずれにしても、普段は来ない人たちが来てくれることで、観光地としての日本の魅力も広まるだろうし、経済的にもそれなりの効果が期待できるだろう。
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コードバンの日
Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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天気予報を見たら久しぶりに晴れだったので、思い切ってコードバンの靴を履いていった。
雨の確率が低く、夕刻以降が10%になるくらいで、それ以外はすべてゼロであった。
まあこれならコードバンを履いて行っても大丈夫であろう。
ご存知の通りコードバンは雨に弱い。
馬の臀部の皮であるが、皮の裏側の繊維の立った部分を使用しており、その毛を強引に寝かせることで独特の艶を出している。
そのため水に濡れると繊維が戻り、その部分の艶が消えてシミが残ってしまう。
中にはそんなの平気と、雨の日にもコードバンを履くツワモノもいるのだが・・・
雨上がりのため、道には水溜りや濡れた部分も多く、少し危険ではあった。
しかしそんな中、マルモラーダのコードバンのブーツを履いて行った。
まだ革が硬くて、歩くたびにギシギシいう。
でも履いていてとても嬉しい。
明日は雨が降って寒くなるらしい。
そういう日はゴアテックスのダナーのブーツを履いていこう。
その日の天候にふさわしいブーツを選ぶのは、なかなか楽しい作業だ。
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FRIENDLY 第二弾
2019年10月28日 / 靴
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SUPER 8 SHOESのオリジナル・シューズ「フレンドリー」の第二弾が出ている。
当初より要望のあったブラウンである。
(2019年6月11日の日記)
ブラウンといってもかなり濃いブラウンで、室内では黒と見間違うほどである。
外に持ち出して初めてブラウンと分かるくらいの濃さだ。
上の写真はなるべく茶色みを出そうと、太陽光の当たる環境で撮った。
前回の黒いフレンドリーの写真と比べると表面の光沢が違って見えるが、素材は同じ革の色違いである。
雨などに比較的強いオイルレザー系のしっとりとした革である。
サイズは前回と同じく6にした。
季節的に靴下の厚みが増していので、前回以上にきつめに感じたが、しばらく履いていたらまあ許せる範囲になってきた。
これからの季節はブーツが主流になり、どちらかというとフレンドリーは夏に履くことになるので、このサイズが適切であろう。
と言っても、夏まで待っていたら売り切れてしまうので、早速週末に買ってきた。
在庫に限りがあるので、欲しい人は急いだ方がいいだろう。
この靴に問題があるとしたら、本家のオールデンとそれ程大きな違いが感じられない事であろう。
というか、こちらの方がフィッティングはいい、という評価もあるようだ。
もちろんフレンドリーは価格を抑えた靴であり、作りや素材は本家オールデンの方がいい。
しかしパッと見たところ、そこまで大きな差は感じない。
黒のオールデンのアルゴンキンを履いて、翌日同じく黒のフレンドリーを履いて、ある高級靴店に二日続けて行ったら、「昨日もその靴でしたよね」と言われた。
まあ自分でも分からなくなるくらいだから仕方がないのだが・・・
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ぎりぎり
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先日の台風19号に続いて、次々に台風が発生し、その影響による大雨の被害が出ている。
台風19号に関しては、後からいろいろな人から体験談を聞いている。
あの時、利根川は本当に大変な事になる寸前だったようだ。
大変な事というのは、土手の埼玉県側が決壊して、関東地方の中心部に向かって大量の水が流れ出すという事だ。
それによって埼玉県と東京都の東部が水没し、恐らく千人規模の犠牲者が出る。
栗橋の観測所の水位がぎりぎりまで行ったのは知っていた。
しかしそれはあくまで水位観測所のある地点の数値である。
ネットではそのデータしか得られないから、そこにばかりに注目していた。
ところが実際には観測地点より土手の高さが低いところがあるのだという。
つまり観測所の水位がぎりぎりまで行くということは、既に他の地点で土手が決壊している可能性がある、ということになる。
台風の最中に、たまたま利根川周辺を通り、異様な光景を目撃したという人から、その話は聞いていた。
緊急で出動した自衛隊車両がどんどん土を運んでいたという。
既に土手の一部が決壊したのではないかと、その人は強い恐怖を覚えたという。
最初に土手のその場所が危険な状態である事に気付いたのは、当然のことながらその地域の人たちだ。
川が比較的強めのカーブを描いている箇所で、そこの土手の高さが低くなっているらしい。
これはもうダメだと判断して、県から自衛隊に要請をしたらしい。
駆けつけた自衛隊員たちによって土手が補強され、ぎりぎりで決壊を免れることが出来た。
命懸けの作業であったろう。
台風19号で日本は大きな被害を受けた。
しかし未曾有の大水害になる一歩手前でたまたま回避できたというのが実情らしい。
そうなっていたら・・と思うと恐ろしい話である。
経済的にもかなりの打撃を受けるであろう。
台風19号による災害は多くの教訓を含んでいる。
観測所のデータで一喜一憂していたが、実際には別の場所で土手の崩壊が進んでいた。
恐らく関係者はそちらの方が低い事を知ってはいたのだろうが、いつ来るかも分からない災害に対し、どうしても対策が後回しにされることはある。
今回の台風で災害が発生あるいはその直前まで行ったことで、いろいろな問題が浮き彫りになったように思う。
急ピッチで解決していかなければならないが、工事するにも規模が規模なのでそう簡単にはいかないだろう。
住民だって危険だから家を建て替えろ、さもなければ引っ越せと言われても、すぐに出来るものではないだろう。
台風の大きさが史上最大規模で、想定外であったと言う人もいる。
しかし一方で、今後は気象の変動によって毎年のようにこのクラスの台風が発生するかもしれない・・と考えている人も多い。
同じ場所に家を建て替えても、すぐにまた失う事になりかねない。
これからは想定自体を作り直して、今までと違う対策を講じていかなければならないということだ。
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放送
Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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毎日朝5時台に起きて支度をして、出発前にテレビで6時のNHKニュースを見る。
それで今日の主な話題を確かめる。
事故や殺人事件など、最近であれば災害などのニュースが放映される。
ニュースの内容によっては、街頭や取材先などで一般の人にインタビューをして、その映像も流れる。
東京であれば、銀座の大通りや新橋の駅前などで撮られたインタビューが多い。
いつも行く場所なので、背景でどこであるかすぐに分かる。
朝のニュースをある時間まで見て、それから家を出て電車に乗り会社に向かう。
その後、自分の車を運転する。
大体時間は7時頃で、今度は車のラジオからNHK-FMの7時のニュースが流れる。
しかし内容は、6時にテレビで見たものと同一である。
テレビとラジオのニュースの内容は同時に作られていることが分かる。
アナウンサーはもちろん違うのだが、取り上げるニュースの項目や内容が一緒なのだ。
そればかりでなく、ラジオで流れる街頭インタビューの音声までもが、テレビと同じものが使われている。
あれっ・・さっきテレビで見た人の声だな・・と思う。
ラジオでは映像は見えないのだが、ほんの1時間ほど前にテレビで見ているので、どういう人であるかすぐに顔を思い出す。
マイクを通して入ってくる周囲の雑音から、話している場所の映像まで思い浮かぶ。
まあ公共放送であるし、テレビ用、ラジオ用として別々の取材をしていると、視聴者から無駄であると指摘されるのかもしれない。
インタビューの録画を使い回しするのは仕方がないだろう。
視聴する方としては、同じ内容の繰り返しなので、次に何を言うか予測が出来て、少しがっかりするのであるが・・・
時折テレビのニュースで放映されたのに、ラジオではカットされるインタビューがある。
恐らく音声が聞きづらく、テロップが流せないラジオでは使えない、との判断であろう。
あるいは時間内に収まらずカットされただけかもしれないが・・・
ところが先日は逆のパターンで、テレビで流れなかったインタビュー音声が何故かラジオで流れた。
増税の際のお店の対応を取材した内容であったが、テレビでは店内で値札切り替えに右往左往する人たちの映像が流れた。
ところがラジオではその続きがあり、お店の店長さんのインタビューなどが放送された。
ほぅ、これはテレビでは流れなかったな・・と、少し新鮮な思いで聞いた。
なぜテレビ放映時にカットされたのだろう。
背景に商品名が大きく映っていたとか、道徳上不都合な看板が映っていたとか・・いろいろと想像してしまった。
一方では使えるのに一方では使えない・・意外にテレビとラジオで共有出来ない素材もあって苦労しているのかもしれない。
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美味しいコーヒー
Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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気温が低くなりコーヒーが美味しい季節になってきた。
平均1日に2回、豆を挽いてコーヒーを入れて飲んでいる。
その度にいろいろなコーヒー豆の味を楽しんでいる。
豆は近所の喫茶店で買ってきたり、人からいただいたりする。
それぞれ味に個性があるが、もっともスタンダードなのは、その喫茶店で独自に作ったブレンドだ。
喫茶店のオーナーが専門家ということもあるが、そのブレンドが安い上に美味しい。
そのため2回のうち1回は、このブレンドを飲むようになった。
いつも同じ入れ方をしているつもりだが、たまにいつにも増して美味しい時がある。
今日はやけに美味しいな・・と感じると、他の人も同じ事を言う。
ちょうど今日の朝入れたコーヒーが、何故かとても美味しかった。
マイルドでバランスがよく飲みやすかった。
前にも一度、コーヒーの味の日々の変化について書いている。
(2019年6月9日の日記)
喫茶店のオーナーに、袋の中で重い豆が下の方に溜まり、味にむらが出ることはないだろうか・・と聞いてみたが、そういう現象はあまり聞いたことが無いと首をひねっていた。
同じ豆で昨日の夕刻にも入れたのだが、その時はもう少し苦くて素っ気ない味に感じた。
今朝の入れ方と昨日の入れ方でどこが違っているか、その時の事を思い出しながらじっくり考えてみた。
豆の量はある程度正確に測っているし、水も同じブランドのミネラルウォーターを使っている。
コーヒーメーカーのスイッチノブが壊れてしまい、現在は少し粗挽きのポジションで固定している。
だから挽き方も基本的に一緒のはずだ。
その状態でいつもと同じように入れたつもりであった。
しかし今朝に関して言えば、仕事で話し込んでいるうちに、コーヒーが出来上がったのを忘れて、5分ほどそのまま放置してしまった。
それが味に影響したのだろうか・・・
技術というものは、失敗をきっかけに進化していくことが多い。
はっきりした事は言えないが、忘れて放置したために、味が向上した可能性はある。
次回入れる際に、もう一度試してみようと考えている。
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新しいマンション
Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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僕は以前よりマンションの優位性を主張していた。
以前も自分なりにこういうマンションがいいのではないかと考えてここに書いている。
(2018年9月11日の日記)
今回の台風による被害で、マンションという住居形態がまた脚光を浴びることになるだろう。
今までコンクリートの建物を忌み嫌っていた人も、川の氾濫で水没する家の姿を目の当たりにすると、そんな事言っていられなくなる。
しかし現状のマンションにも、より住みやすい住居という観点から見れば、まだまだ発展の余地があるように思う。
僕なりに考えてみたのだが、これからは「マンションの住環境に一戸建てのメリットを融合させる」ことが重要なのではないかと思う。
もしかすると、既にそういう発想で作られたマンションがあるのかもしれないが・・・
僕も長年住んでみて、次のようなアイディアを持っている。
まずマンションのベランダをガラスで覆われたテラス風にする。
そこで植物を育てたり、日光浴をしたり、お茶を飲んだり出来る空間にするのだ。
もちろん内側にはもうひとつ鍵のかかるガラス戸をつけて、テラスは半分「外部」の扱いである。
恐らくそこに空間をひとつ置くことで、断熱や遮音にも一役買ってくれるだろう。
また上のリンクの記事でも書いたように、そのガラスの外にシャッターや格子戸が下りるようにして、台風の際の飛来物も防げるようにする。
マンションの建物に囲まれた内庭や建物の屋上には「地面」を作り、そこを共有あるいは各戸割り当ての土地とし、庭園や家庭菜園として使用する。
採光を上手く考えながら、庭を立体的な階層構造に出来れば、限られた空間を有効に使うことが出来る。
これによりマンションでの生活に土と触れ合える機会を設け、子供の遊び場や犬の散歩などにも活用できるようにする。
また各世帯の部屋の一部にガレージを作り、自動車を直接自分の住居に入れられるようにしてはどうだろう。
マンションの自分の部屋の脇にシャッターがあり、そこを車庫にするのである。
ガレージ内にはキッチンに直結したドアを作り、荷物をすぐに降ろせるようにする。
そのスペースを趣味に利用して、スーパー7などを組み立てる作業場にしてもいい。
自動車の出し入れに専用通路が必要だが、1台が通れる幅の道があれば、信号などで順番を制御すれば通行の管理は可能であろう。
上下の移動は自動車専用エレベーターを利用してもいいが、よくスーパーなどにある急坂でくるくると上下できる道を作れば、停電や故障の際も利用できるし避難道にも使える。
高齢者の送迎タクシーや荷物の配達なども、部屋のすぐ横に着けることが出来る。
マンション内のひとつの世帯を上下2階建てにして、屋内で階段でつなげたり吹き抜けにするのも面白い。
外国のテレビドラマでも、時折そういう構造の集合住宅が出てくる。
そうすれば通路も1階を人間用、2階を自動車専用という具合に使い分ける事もできる。
すぐに実践可能な事としては、階ごとに非常食などを保存するロッカーを作るのもいい。
皆で協力して、各戸が一定量の水や食べ物を持つことをノルマ化するのだ。
緊急用の生活用水を貯めるタンクも置くといいだろう。
更には各階のエレベーターホールなどに自動販売機を設置して、飲み水などを常時安く販売すれば、いちいち外に買いに行かないで済む。
僕の住むマンションは古いので、そのくらいのことは既に実践しているマンションもあるかもしれないが・・・
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階段
Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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今回の災害をきっかけに住居のあり方について議論が巻き起こるだろう。
洪水が発生したら一戸建ては水没してしまう。
停電が起きたらエレベーターが止まりマンションの高層階では生きていけない。
川や海、山のそばの家では安心して生活できない・・・
以前より分かっていたことだが、実際に事が起きた事で、人々がはっきり認識したように思う。
そんな事言ったって、そこに建物を作るくらいだから、業者が調べた上で安全と判断しての事だろう・・と思っていたら、詐欺みたいなやり方が横行している事が分かってきた。
また、ここは先祖代々数百年間災害の無い安全な土地だから・・というのも、災害発生のスパンがもっと長い上、気候も変動しているので、かつての常識が通用しないことが分かってきた。
これからは、最初にハザードマップでその土地の浸水予想を調べる事が普通になるだろうし、それに合わせて土地の価格も変わってくるだろう。
調べてみたら、災害と建物については、4年前に既に書いていた。
(2015年9月18日の日記)
また8年前の東北の震災の直前にも住居について書いている。
(2011年2月3日の日記)
これを読むと、やはり身の危険を感じさせるような気象の変化が、この数年起きていることが分かる。
ところで今回の台風で、僕の住む古いマンションでは、エレベーターの中に水が入って止まってしまった。
台風の最中にエレベーターに乗ったのだが、天井から激しく水滴が落ちてきて、大丈夫なのだろうかと心配していた。
案の定その後故障して動かなくなり、台風の翌日は故障と書かれた紙が貼られて、エレベーターは使用できなかった。
当然建物から出る時は階段を使うしかない。
それで感じたのだが、階段を上り下りして生活できるのは、せいぜい4階か5階がいいところだ。
それ以上の高層階では体が参ってしまう。
肉体だけでなく、ああ、こんな情けないことになってしまって・・・という、精神的なダメージも大きいのだ。
マンションを選ぶ時は、その土地の予想浸水深を調べ、余裕分を加えて安心できる高さの中で、出来るだけ下の方の階を選ぶのが得策かもしれない。
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奥行
Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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今日も都内を24mmを持って歩いてみた。
もちろん他にレンズは持たない。
24mm一本だけだ。
で、分かったのだが、このレンズ、奥行の表現に今までにないものがある。
単に解像度が高く線が細いと言うだけではなく、奥行きの表現が生々しいのだ。
絞りを開いて背景をぼかさなくても、カッチリとピントが合った画像に、グーンと奥行きを感じさせる。
マウントの口径を大きくすることで、もっとも効果が出るのは広角だという話だったが、こういう事なのだろうか・・・
今までとちょっと違うリアリティがある。
24mmは苦手な画角で撮影の方は苦戦したのだが、レンズの良さにしびれてわくわくしながら撮った。
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台風の備忘録 3
Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
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台風の直接的被害である強風と豪雨が危険なのはもちろんであるが、問題はそれによって引き起こされる停電と洪水だ。
これらが発生すると被害が大きくなり長期化する。
結果的には、今回僕の住んでいるところは、そのどちらも発生しなかった。
しかし停電と洪水が発生したら、相当大変な事になっていたと思う。
洪水に関しては、正直なところあまり対策は出来ない。
自然の猛威に対しては、正直なす術がない。
もし荒川が氾濫すると、区のハザードマップによると、僕の家の辺りは水深3、4メートルになるという。
だが台風の場合、複数の河川が同時に氾濫する可能性もあり、その場合水深はもっと深くなる。
2階くらいまで軽々浸かってしまう深さになるだろう。
ハザードマップを見ると、僕の住む地域は台風が来る数日前に避難すべき地域として指定されている。
一軒家だと完全に水没する深さになり、家に残ることは命の危険につながるからであろう。
隣接する区に住む知人は今回の台風で避難したが、仮に荒川が決壊すると水深10メートルになるそうで、これを機会に引っ越したいと言っていた。
ちなみにこのハザードマップは極めて正確だそうで、過去の災害はこのマップ通りに水が出ているという。
仮にマンションの上層階に避難できても、水が引くまでに時間を要する可能性があり、その間の不衛生な生活は精神面、肉体面で大きな負担になる。
そのため出来ればあらかじめどこかに避難して欲しいという。
ところが台風というのは被害が広域に及ぶため、安全な場所というのが無く、どこに逃げていいのか分からない。
台風が来てみないと関東はおろか日本全土のどこがやられるかわからず、避難のしようがないのだ。
いろいろ考えてみたが、とりあえずはそのまま自宅で待機するしかないのではないか。
下手に外に出るより建物の中の方が安全であろう。
学校の体育館などより自宅の方が高い位置にある。
やはり数日間自分の家で暮らすために必要なものを揃えるしかない、という結論になった。
昨日は情報の大切さを書いたが、洪水の最中は電気も止まる可能性が高い。
そうなるとネットの情報が得られなくなる。
電気が無くなると、我々はたちまち情報弱者になってしまう。
そういう中で何日間か過ごさなければならないということを、肝に銘じて準備しなければならない。
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台風の備忘録 2
Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
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今回ネットから台風に関する多くの情報を得た。
都内の知人からのFacebookへの書き込みは参考になった。
どの地域がどのような状態であるかがリアルタイムで分かる。
東京と言っても広いから、東側と西側とでは様子が異なる。
しかしもっとも有益な情報だったのが、各河川の水位情報である。
いくつかのサイトで、数分おきの水位の変化の状態をグラフで見ることが出来る。
その中から自分の家や会社のある地域に関連した河川の情報にずっと目を光らせていた。
僕の場合、主に荒川と利根川である。
みるみる水位が上がっていき、その勢いは怖くなる程であった。
氾濫危険水位まで達し、その頃になってスマホでも避難勧告の警報が鳴った。
こちらは水位が上がる様子をパソコンの画面で観察していたので、スマホの警報が鳴ったこと自体にはそれほど驚きはなかった。
しかしいきなりあの心臓に悪い音を聞いたMrs.COLKIDはかなり動揺していた。
危険領域のままグラフは横ばいになり、長い時間そのままであった。
後から聞いたのだが、利根川(栗橋)は本当に危なかったらしい。
あと30センチ程度で東京側の堤が決壊するところまでいったという。(10.2mある堤防の9.9mくらいまでいったようだ)
あとひと雨降ったら終わりだった・・と関係者が話してくれた。
よく見たら画面上では反対側の茨城側より埼玉側の方が少し堤防が低い。
一度でも水が堤防を超すと、あとは一気に堤が浸食されて崩れていくという。
そうなる直前の状態が長く続き、やがて水が少しずつ引いてきた。
そばにいた人たちは本当に怖かっただろうと思う。
利根川の近くに住む知人は、家族を逃がし自分は死を覚悟して家に残ったという。
多くの人がそういうところまで追い込まれた。
その知人は、茶色い濁流が堤防とほぼ同じ高さを流れていく写真を見せてくれた。
もし堤防が決壊していたら、埼玉ばかりでなく東京全土が多大な被害を被ることになる。
日本の機能が麻痺し、ひいては世界経済にまで影響を与える一大事となったかもしれない。
今回はたまたまその直前で回避できただけである。
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台風の備忘録 1
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
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覚えているうちに今回の台風について備忘録を書いておこう。
日本中に多大な被害をもたらした台風19号であったが、幸いにも僕の周りでは大きな被害はなかった。
しかし会社に行って社員に聞いてみると、実際に自宅を捨てて学校の体育館などに避難した・・という人も少なくなかった。
夜中にスマホが何度か大きな音で鳴り、どこの川が決壊しそうだから避難するようにと指示してくる。
川の近くに家のある人は気が気ではなく、怖くて眠れなかったという。
そりゃあそうだろう。
寝ているうちに濁流に襲われ、家ごと流されてしまう事だってある。
まるで空襲警報のようだったと言う人もいた。
とりあえず近所の川の決壊は免れたが、「命の危険」というものが非常に身近に感じらる台風であった。
テレビで盛んに準備をするよう促したこともあり、スーパーやコンビニに買い出しのお客が殺到した。
レジは長蛇の列で、近所のスーパーなどは出口付近まで人の列が延びていた。
台風の来る前々日からすでに水などの在庫はなくなった。
準備は後回しにせず、3日以上前から進めた方がいいことが分かった。
売り切れたのは、まずは何よりも大型ペットボトルの飲料水、保存の利く食べ物(パン、カップ麺など)、乾電池などである。
それらの在庫が店頭から無くなると、次に肉や魚も消えていった。
野菜などは最後まで残っていた。
飲料水は普段から箱で自宅に持っておいた方がいいだろう。
書くのは簡単であるが、災害は気を抜いた頃にやってくるので、それまで管理して保存していくことの方が大変かもしれない。
ベランダにポリタンク数個が置いてあり、それに水を入れて生活用水を確保しているつもりであったが、台風到来前日にチェックしたら中身が空であることがわかった。
長く置くと水が腐ると思い捨ててしまったらしい。(いつ捨てたのかさえ思い出せない)
慌てて水を入れたが、けっこう時間のかかる作業であった。
これも定期的にチェックすべき項目である。
普段から風呂の残り湯を捨てない習慣を持つ事も重要だ。
(風水上は良くないらしいが・・・)
断水した場合に身体を洗ったりトイレを流す水として使える。
ただ飲用のペットボトルとは別に、調理に使う「きれいな水道水」をポリタンクに入れて、室内で保存するべきであると気付いた。
飲用、調理用、生活用水の3種類の水が必要である。
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