祝典


SIGMA DP1Merrill

大きな画像

春分の日の祝日。
朝早めの時間から墓参りに出かける。
ご存知、僕の大好きな趣味のひとつだ(笑)
その後、家族と日本橋に出るが、僕は午後から用事があるため、お茶をしただけで別れる。



昼から大学の祝典に出席した。
午前中はお寺だったが、午後はチャペルでアーメンと歌わされ少し混乱(笑)
しかし久しぶりに同級生や教授に会うことができた。
多くは30年近く会っていない面々。
早めに到着して、久しぶりに大学構内も歩いてみる。

教授は高齢で車椅子に座られていたが、遠くから僕の顔を見つけ、やあという顔をされた。
挨拶に近付くと開口一番
「君の論文だけど実践してみてどうだった?」
と聞かれた。

本当にあの通り上手くいったか?
という意味がこめられていると思った(笑)
卒業した時に、君の論文の内容は少し甘くて、そのままでは心配だから、大学に残って勉強してはどうか・・・
と問われたのを思い出した(笑)

いずれにしても、こんなにも長いこと気にかけてくださったことは、大変ありがたいことだ。
その後同じ学科の仲間と街に繰り出した。
夜まで何時間も楽しい時を過ごす。
それぞれ違う道に進んだ高校の同級生と違い、もう少し近い分野にいる人の集団であることに気付いた。



今日の時計ベルト。
デュカットに、モレラートのセザンヌのブラウンをつけた。

このところ、個人的に大好きなライトブラウン系のベルトを集めて、連続してここに載せている。
このセザンヌのブラウンも、革フェチには極めて魅力的に映るのではないか?
ブラウンという名称ではあるが、オレンジに近い明るい茶色で、思わず見惚れてしまう(笑)

セザンヌはコバを濃い色で仕上げてあるため、本体が明るい色だとコントラストが高まり、相対的に縁取り感が強くなる。
それが製品全体の引き締め効果を持ち、カッチリとまとまった印象を受ける。
表皮の質感は、蝋を塗ったようにしっとりとしており、触り心地が素晴らしい。
革フェチには直球ど真ん中であろう(笑)



デュカットのモダンなデザインと不思議な調和がとれている。
一見クラシカルなこのベルトの、スマートで都会的な面が強調される。
ちょっと面白い組合せである。

シルバーのケースに対し、この色のベルトとしては例外的な相性を示しているといえよう。
ベルトの明るいブラウンが、針やインデックスの色と韻を踏んでいるのも、マッチした理由であろう。
膨らみも程よく、バターを乗せたトーストを連想させる、美味しそうなベルトである(笑)

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )