実験


SIGMA DP3 Merrill

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ここ数年、自分の体を使って、新素材の実験をしている。
知人を通して機能の付いた生地のサンプルを入手したのだ。

今は「一定の温度を保つ」というヨーロッパ製の生地を敷いて寝ている。
人間にとって一番心地よい温度を保つ(保とうとする)もの。

これは非常に調子が良くて、今年の冬は本当に快適であった。
寒い夜でも、ほんのりと暖かいのだ。
夜中に起きても、やんわりと包まれるような感触で、何て快適なのだろうと幸せな気分になる。
離せなくなってしまい、出張の時には先にホテルに送っておいて、ベッドの上に敷いて寝たほどである。

一昨年だったか、震災による節電の影響で、関東以北では体を冷やすマットが流行った。
ところが人間は眠ると体温が低くなるそうで、その上でさらに冷房で冷やし続けると、朝起きた時に疲れて体がぐったりしてしまう。
この温度調節機能を持つ生地は、一方的に冷やし続けたり、電気で暖めたりするのは体に悪いという理論で作られている。

しかし日本の夏は暑すぎるのか、さすがに真夏にエアコンなしでも涼しい・・というわけにはいかなかった(笑)
ヨーロッパの環境とはかなり違うのだろう。
ためしに部屋に程々にエアコンを効かせると、非常に快適になる。
あくまで目標の温度を「保とうとする」機能に過ぎないのだ。

もっともそれは僕の場合で、人によって効果の感じ方に違いがあるようだ。
幾人かで実験したそうだが、特に女性の場合、冬の暖かさが感じられなくて、逆に夏が涼しくて快適だという人もいたという。
その人固有の体温の違いで、効果がシフトして感じられるのかもしれない。

もうひとつ、血中酸素を上げる効果を持つ生地というのもある。
それをここ何年かに渡り実験している。
性能は抜群なのだが、日本の薬事法が厳しいため、大手企業が販売を断念したという生地だ。
海外では医療機関で認められており、それを使った製品も出ているようだ。

これもすごい効果で、あくまで僕の場合であるが、体にかけて寝ると、グーンと深い眠りに入っていく。
熟睡そのものという感じ。
人によっては新陳代謝が良くなって、発汗が強くなるパターンもあったという。
これをソファーのところに置いてあるが、それに包まって横になると、ちょっとうたた寝するつもりが本格的な眠りに移ってしまうので注意が必要なほどである。

持久力の向上や筋肉の回復に効果があるそうで、人間ばかりでなく動物にも顕著に効き目が出るという。
オリンピックの馬術競技で使われるという話も聞いた。
こちらは日本でも人間向けの(笑)アンダーウェアなどが発売されるようなので、そのうち一般化するかもしれない。
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