土煙


SIGMA DP3Merrill

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今日の風は凄かった。
あれは一体何だったのか・・というほどの風であった。

車で千葉の得意先に出かけたのだが、事務所から出て外で挨拶しようとしたら、強風で立っていられない。
辺り一面黄色く紗がかかっており、目を開けることも困難であった。
郊外で土の露出した場所が多いこともあり、土煙の凄まじさといったらなかった。

道を走っていると、家の途切れたところで、黄色い土煙が真横にゴウゴウと動いて道路を塞いでいる。
その先は何も見えない。
まるで滝に飛び込むように、そこに車で進入する時は恐怖さえ覚えた。

強い風が吹くことは、以前よりなかったわけではない。
しかしなぜ急に今年から、前が霞んで見えないほど土煙が舞い上がるのか。
何だか薄気味悪い話である。



今日の時計ベルト。
ラケタに、クロノワールドのNATOタイプ・ブラックシリーズのベージュをつけた。

NATOタイプのベルトに力を入れている同社の、数多くあるナイロン・ストラップのひとつ。
バックルなどの金属パーツに、黒いIP仕上げを施してあるのがブラックシリーズだ。
黒いケースの時計とマッチするように作られたのだろうが、今回のラケタともピッタリである。

ミリタリー系のいわゆる引き通しというタイプのベルト。
フィックスド・ラグの時計か、バネ棒をつけた時計に、長い一本のベルトをバーの隙間を縫うように通して使う。
そのため交換も簡単に出来る。

ナイロン製のものや革製のものがあるが、ナイロン製はカラフルな素材が使えるので、連隊毎にストライプの色を変えて作られたりするようだ。
NATOタイプは、時計の裏側に当たるサポート部分が二重になっており、ケースがしっかり保持されるのが特徴。

ベージュは一見中途半端な色のようで、なかなか味わいがある。
暖色系で人肌をイメージさせ、独特の温かみを感じさせる。
無機質なブラックの時計に、ほっとするような柔らか味を与えてくれる。

ラケタには派手なベルトの組み合わせばかりを考えていたが、案外こういう路線も合っている。
ポップなデザインのラケタが、正統派の時計に見えてくるから不思議だ。

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