再現


SIGMA DP3Merrill

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納谷悟朗氏が亡くなった。
これは個人的にかなり残念なニュースであった。
聞けば83歳だという。
一般には銭形警部の声で有名であろうが、僕にとっては何と言ってもジョン・ウェインだ。

子供の頃から親しんでいた声優が、かなり故人となっている。
宇宙戦艦ヤマトだけを見ても
沖田艦長(納谷悟朗)、古代進(富山敬)、真田技師長(青野武)、古代守(広川太一郎)、ドメル将軍(小林修)・・・(敬称略)
といった、重要で印象深いメンバーの声の出演者がすでにいない。

まあ考えてみれば、僕が小学生の時、ハイジの裏番組として放映されていた作品なのだから、仕方ないといえばそうなのだが・・・
それにしても、もう二度と再現出来ないことに違いは無い。
山田康雄氏もいないし、東京12チャンネル時代の「空飛ぶモンティ・パイソン」も完全に再現不可能だ。



今日の時計ベルト。
ルーチの1針式に、モレラートのルノアールのダークブルーをつけた。

青系のベルトは難しい。
特にルノアールのように爬虫類の模様が入る場合、見ようによってかなりグロテスクに映る。
正直ルノアールのダークブルーは、ゾンビっぽさが強くてかなり気味が悪いと思う(笑)

ただこの生命感の希薄な表皮が、ルーチの無機質なデザインと不思議なくらいマッチする。
これなら、まあ悪くないかな・・と思わせるものがある。
ルーチの持つ独特の力が、気味の悪さを中和させてしまうのだ。
ちょっと面白い組合せだと思う。



次はモレラートのティポロンジンのブラウンをつけてみた。
名前の通り、ロンジン用を意識して作られたオーストリッチのベルトである。

先を尖らせたエレガントなデザインになっている。
6色用意されているが、このブラウンのモデルのみステッチに白い糸を使っている。(他の色は革と同色のステッチ)
ロンジンのどのモデルとの組合せを想定しているのか分らないが、ブラウンには白ステッチという、それなりの理由というか、謂れがあるのだろう。

ハニー系の明るいブラウンは、オーストリッチを代表する色といえる。
実際どのメーカーも、オーストリッチには必ずこの色を用意している。
独特の温かみがあり、クイルマークもどぎつくならない。
もちろんルーチとは申し分の無い相性を示す。



もうひとつ。
モレラートのエリートのグリーンをつけた。

エリートは少し光沢のある木目が粗めの革に、生成りのステッチを入れてコントラストをつけたベルト。
角をしっかり出したカレ・タイプで、全体にカッチリと引き締まった作りになっている。
一見地味なレイアウトでありながら、独特の存在感を持つ。
意外に通好みのベルトではないかと感じている。

色の種類も多く用意されているが、その中でグリーンは特異な存在といえる。
普通のグリーンではなく、オリーブドラブに近い軍用をイメージさせる色なのだ。
革ベルトでこの色はあまり見ない。
組み合わせたルーチが、しっかりミリタリー系になりすますところが面白い(笑)
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