つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

夏の茶事

2011-08-25 | 文化

 昨日は、思いがけず裏千家師範のIさんから、夏の茶事に招待されました。何年振りでしょうか。私の作法もあやしいのですが、お気楽にどうぞと言われて・・・25年前に友人が茶室を作り、釜開きに招いてくれて以来です。この時は藪内流でした。
 まずつくばいで手を洗い清めて、にじり口から入り、お床拝見。軸は妙心寺の高僧によるもの。茶席に坐り、干菓子の金平糖を振出から頂き、次は主菓子でもう一服。やがてお昼の懐石を頂きます。
 お膳の料理も撮りたかったのですが、亭主が嫌がられましたので、初めて頂いた食用ほうづきだけ撮影。フルーツの味がしました。そうめん南瓜も初体験。とても美味しかったです。福井で購入された鯖寿司も絶品。高山の小茄子の煮付けもほどよい味付け。吸い物に入れてあったとうがんも自作のもの。極小とまとも自作。庭園の隣は菜園です。

 茶室もすばらしく、網代の天井、床柱はなんと、黒柿。これには驚きました。ほんの少しでも高価なのに・・・茶花は、ひさご型の竹かごにヨウシュヤマゴボウ、ハンゲショウにトレニア。どれもお庭に咲いているものです。

 Iさんは、茶道の先生をされていると同時に、母乳乳児相談室も屋敷内に建てて、若いお母さんも指導しておられます。 

 友人と心豊かな半日を過ごさせて頂き感謝です。

 

2020.3.6に追記

http://niceartworkwebwrfactory.xyz/index.php?main_page=product_info&products_id=42784

5年も返信が遅れてしまいまして申し訳ありません。

作者は
妙心寺派管長の梶浦老大師のものでした。

(コメント頂いたpicosa様に返信しましたがうまく書き込めず記事の追加となりました。)

 




茶室玄関にさりげなく置かれていたからすうり              黒柿の床柱

            
             お軸 (百千億のいのちにもかえがたし吾が母の顔吾が母のいのち)

       
       ギヤマンの夏茶碗 水差しの蓋は南瓜の葉

   
   食用ほうづきの手前は極小とまと



    


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10 コメント

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Unknown (フクちゃん)
2011-08-25 07:48:23
何年降りにお茶のご招待ではちっととまどわれたことでしょう
素晴らしい茶室なんですね
私の友達も男ですがもう15年ぐらい毎週お作法をならっている人もいますよ
昨日はそのうちに遊びに行きました
奥さんは5年前にこの人の運転で事故を起こしなくなってしまいました
返信する
フクちゃん (matsubara)
2011-08-25 16:59:38
茶室が我が家にも粗末ながらありますので
時折たしなみますが、正式な茶事は久しぶりでした。
夫も一応習っていますがまだまだです。

奥様に先立たれるとはお気の毒ですね。
ご主人様の運転で事故とは悔やんでも
悔やみきれませんね。
返信する
Unknown (慕辺未行)
2011-08-25 23:41:00
スゴイですね。私には、ほど遠い世界です (^_^;;!
写真はなくても、きっと素晴らしい懐石料理だったことでしょうね。そうめん南瓜や鯖寿司、知ってはいますが、一度も口にしたことはありません。
食用のほおずきは、ドイツで頂いたことがあります。とても美味しかったです。
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Unknown (Saas-Feeの風)
2011-08-25 23:54:08
以前は作法を知らないので招かれたら一夜漬けで特訓せねばと思っていましたが
幸か不幸か、これまでお茶席に招かれたことがありません。
でも一度くらいは経験してみたいですね。
昨日は少しだけですが荘川を歩いてきました。
明日の記事に、そのなかのひとつを紹介しています。
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素敵なお茶席 (oko)
2011-08-26 10:04:13
お言葉の一言一言に、お写真の素晴らしさ、暑さを忘れさせて
くださるような静寂な素敵な時間をご一緒させていただき
有難うございました。
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慕辺未行さま (matsubara)
2011-08-26 18:52:08
習っていたころは違和感はなかったのですが
最近は何でも怠けています。
懐石は、まだお若いですからこれから招待があると思いますよ。
食用ほおづきは外国の方が一般的らしいですね。
あんなに美味しいとは思わなかったです。
ドイツのエルマーくんは最大のもてなしをして下さいましたね。
返信する
Saas-Feeの風さま (matsubara)
2011-08-26 18:56:44
お茶の先生に茶事も習いましたがもう30年近くも経ち、忘れてしまいました。
断片的に思い出すだけです。
静寂な空気はとてもよいので、一度はおすすめします。
一旦止めるとお稽古にはなかなか行けません。

こちらにも来られていたのですね。
元気になられてよかったです。
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okoさま (matsubara)
2011-08-26 19:01:45
しばし、暑さを忘れるひとときでした。
春と冬は体験しましたが夏の茶事ははじめてでした。
金平糖の振り出しもぎやまんでした。
先生は私より6歳年下ですがとてもしっかり者で
教わることが多かったです。
社長さんの奥様です。
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詩の作者 (pecosa)
2015-08-31 18:50:44
お茶の時間、私はマドリードでお茶の先生と知り合い、時々お茶をいただきに行っていました。

ちょっと質問なのですが、この掛け軸の詩の作者、ご存知ですか。友人が偶然見つけたのですが、作者が分からず困っています。

教えていただけたら幸いです。
返信する
pecosaさま (matsubara)
2015-08-31 20:51:04
はじめまして、ようこそ、

私も忘れていますので、Iさんに手紙を出して
訊いて見ますのでしばらくお待ち下さい。

まだこの続きがありまして、「妙心遥か」
でしょうか。

スペインにいらしたのですね。
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