つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

池田歌人 2

2014-05-26 | 短歌
 岐阜県歌人クラブで時々お目にかかる小川さんから、今年も「池田歌人」が贈られてきました。昨年は5/6にアップしています。主宰者の小川さんは活動的な人で、年に何度も吟行会を開催。私たちはこの春初めてですのに・・・

 小川さんは、「万象」という結社に所属され、昨年岐阜でそこの全国大会も開かれています。多くの結社はあちこちで全国大会が催されるのですが、私達の結社の「高嶺」は恐ろしく地味。全国大会は、唯一度2008年10月に創刊80周年大会が創立者の住んでいた京都で催されただけです。(2008.10.14)

 主宰者の作品より

一山(いっさん)の木末(こぬれ)をめぐり猿楽の鼓の音の戻る地あかり

鬼神より怖い人間水の輪のひろがるやうな寂しさは噛む

悲しみは悲しみとして燃ゆるものうるほひて咲く淡墨さくら

淡墨の刻のはざまをさんざめく天皇のさくらわたしのさくら

享年九十七歳生きぬきしわが母房江真徳院妙浄日房大姉(いとしのははよ)



       
        咲き残っていた八重のさつき

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4 コメント

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Unknown (syozen)
2014-05-26 10:18:35
主宰者の作品一首目の最後の句が欠落して
いるように思いますが?
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syozenさま (matsubara)
2014-05-26 15:32:43
アドバイスありがとうございました。
うっかりしてミスをしましたので、訂正しました。
「鼓の音の」が欠落していました。

これからもよろしくお願いします。
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Unknown (tona)
2014-05-26 19:05:04
八重のサツキがまるで小ぶりのバラの花のようですね!
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tonaさま (matsubara)
2014-05-26 21:15:01
なかなか育ちません。
それに花も少ししかつかないのです。
地面に這いつくばって撮りました。
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