つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

佐藤直子歌集 大和幻想

2024-03-04 | 短歌
 このほど歌友である奈良の佐藤さんから歌集「大和幻想」が送られてきました。写真の背景にあるのは、彼女の歌集の話題を取り上げてある「うた新聞」。
 著者の佐藤さんからはこれまで数冊贈呈を受けています。今回は9冊目の歌集。平成31年から令和4年までの作品です。88歳になろうとするのにこのパワーは恐れ入ります。心にとどまった歌を挙げて見ます。私も過去にアララギに籍をおいていた時期があります。3首目に共鳴するのもそんな理由からです。

杉木立苔むす香りに酔ひながら秋篠寺の門に友待つ

日本は日本人がほろぼすと詠む塚本邦雄の心を思ふ

読みながら何故に昂ぶる一首ごと心惹かるる古きアララギ

藤蔓を幹に這はせる大木に一礼をして神苑に入る

お下げ髪躍らせ私が駆けて来る過ぎしを今に大和幻想

ショパン弾く反田恭平たくましく奈良に音楽院を作ると

文学の域に短歌を高めよと常に気になる子規のひとこと



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2 コメント

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佐藤直子歌集 (oko)
2024-03-04 10:33:55
佐藤先生は「88歳になろうとするのに・・・」↑ パワーを頂きました。

私も一応、短歌・書道を88歳まで健康を維持して頑張りたいと思っております。
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okoさま (matsubara)
2024-03-05 08:23:41
はい、okoさまとほとんど同じ年かと思います。

是非短歌、書道をいつまでもお続け下さいませ。
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