つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 193

2024-01-20 | 短歌
 昨日は寒さも少しゆるみ、好天に恵まれました。いつものように岐南町南町民センターで短歌会を開催しました。歌話は、NHK大河ドラマにあやかり、紫式部を取り上げました。源氏物語だけでなく、歌人としても有能な女性です。百人一首の中にも選ばれています。夫となった人は遠縁のかなり年上の人でした。三年ほどで未亡人となり、その後源氏物語を執筆します。一人娘の大弐三位の歌も式部の才能を受け継いで、歌の素養があり、百人一首に入集されています。式部の父親も漢学の素養が深く、天皇にまで漢学を指導する立場でした。世界を眺めてもこの時代に小説を書いた女性はいません。2000円札の裏側に源氏物語絵巻と肖像画が見られます。
 今月の歌は85歳のHさんの作です。写真は昨日庭で撮影したもの。

今月の一首
十二月老人旅行齢忘れポッケに口紅忍ばせて行く   Hさん



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2 コメント

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短歌会 (oko)
2024-01-20 21:50:19
ご指導お疲れ様でございました。
紫式部の事、勉強になりました。
ありがとうございました。

「今月の歌は85歳のHさんの作・・・」↑
このような行いが若さの秘訣ですね。
参考にさせて頂きます。
okoさま (matsubara)
2024-01-21 08:16:43
何とか今年も短歌会をスタートさせました。
Hさんは最高齢ですので、この歌に皆さん
ひとしきり感動されていました。

紫式部は話しても尽きない話題があり、どこまでで
納めるか困るほどでした。

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