2022/11/01 記
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ハッカーさん、どうしていますか。NHKの番組を見て、東日本大地震の大船渡や陸前高田を歩いた時、潜んでいた闇に身を絞られるような拒絶感を覚えたことを思い出してしまいました。ため息尽き果てたようなどうしようもない悔しさです。それは追い込まれた人の卑しさ、醜さであり、だからこそ、それは、周到に生き延びてきた普通の人の生き様でもあるのです。その言動を偉そうに裁けないが、同調もできないという我が身のやるせなさです。
そこから逃げも隠れもしませんが、苦いです。今日の話題、相変わらずですが、お任せします。
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今日11/02 BS1 17:00〜17:30
この番組の再放送があります。
●「クローズアップ現代 戦火が切り裂いた絆 ウクライナ市民の記録」
戦争が長期化し、ストレスフルな日々に晒されて苛立ち、スケープゴートを生み出してしまう。妄想といじめ、差別の心情の芽が育つていく。ウクライナ東部の住民を売国奴よばわりしたり、私の例でいえば、大船渡の身体障害者向け仮設住宅に落書きされた「震災お大臣」の文字。
鶴嶺高校の生徒さんに、「高校生に託したい活動」として「子どもを預かり、共に遊ぶ」を紹介したときのことだ。高校生は楽しく遊ぶイメージを抱いただろう。ところが 被災した子たちは、突然走り出したり、なぐりかかってくる子がいたり、金魚を握りつぶした子もいる。そういう子と出会ったとき、高校生に、被災した子の心の傷が理解できるだろうかと実は迷った。
経験者が要る、そう思った。
共助という。それはそうなのだけれど、共助とは屈折した心情を飲み込んだ協力なのだ。この闇を越える力強い活動。この闇を引き受ける不遜な必要話を誰と語りうるだろうか。
つい母の養命酒をかすめて飲んだ。馬鹿で有る。
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相変わらず、深夜のトイレ通いの母の見守りを続けている。明日は東京通院だが、寝不足がこわい。
明日は母のリハの間に岩波書店に行く。
●「バリアフリーのその先へ 車いすの3.11」朝霧裕著 2014/06
この書は、テキスト部のCD-Rを提供していた。今も入手できるか談判してCDを貰ってくるのだ。
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11/1 ビッグイシュー販売員さんとの合流失敗。コロナワクチン接種時の発熱が原因。代わりに水曜日、東京通院の帰路、戸塚改札口で受け渡しになった。母、一時下車をいやだと、ごねないことを祈る。
(校正1回目済み)