湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/6 薬剤師さん(神奈川西部)との対話(上)

2019-06-07 06:01:00 | 地震津波災害ボランティア
2019/06/06
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神奈川西部のある薬剤師会の役員さんと会ってきました。非公式なものとのことで、小田原からでかけたところとしか、かけないのですが、私には何を警戒されているのかよくわからないというのが気持ちです。
そういう厳しい構えとは異なり、対談はラフな感じのものでした。主題は「災害時、街の薬剤師は地元の方となにができるか」と言うもので、私には「 ボランティアは、薬剤師さんとの連携を実現できるか」となる。
私には詳細がわからないが、薬剤師には、非常時、国が定めた行動規範が有って、病院や町医者への医薬品等の供給と、第一類医薬品の服薬治療者への医薬品提供を行うことになっており、実際上、個人への配達は、家族に取りにきてもらっているとのこと。
私がよばれたのは、ボランティアから薬剤師支援の活動例を話してもらいたいということだとわかり、私は薬剤師さんがボランティアを必要としている仕事は何かということで、互いに空転してしまった。
話によると、非常時という設定ではないが、薬剤師資格がない者がマニュアルに従って調剤を可能にすることが話題になっているとのことで、薬剤師のいない街薬局設立の方向が語られていることを知った。
調剤薬局とは別に、洗剤などや紙おむつ等非医薬品を中心に品揃えするチェーン店の増加が背景にあり、個人薬局は調剤薬局複数店経営化の傾向にあるとか。
非常時の医薬品は、発災から数日後までは、病院・救護所には備蓄医薬品があてられ、DMAT到着から始まる外部支援が入る3日後から数週間は外部からマニュアル記載の医薬品が入ってくる。
傷病者の激増や、マニュアル外医薬品ニーズは、不足の状況は生まれるが、一方、おむつや生理用品は、この1週間以降は外部救援物資の偏在提供もあって、過剰傾向になる。
薬剤師は、この間、裏方の供給役となる。ボランティアとの接点は、公的避難所内の配達業務程度の部分で、軽症者の救護所への移送補助等の仕事が主になる。
ボランティアと薬剤師さんとの連携の要は、「在宅避難者支援」にあることがわかる。
環境が落ち着きはじめる1週間前後から、「御用聞き支援」という「物資と情報の仲介支援」に載せて、医薬品仲介が始まる。ボランティアとの連携は、在宅避難者への1)医薬品仲介、2)救護所の医療相談(薬剤師)への付き添い移送がかんがえられる。
この「在宅避難者」の存在が、互いの課題ということが、今回の対談の成果となった。
(つづく)
夜間傾聴: ひとり
(校正1回目済み)
コメント
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