湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

3/1 「わーくNo.62」トップの記事より/冷える春の夜話

2016-03-02 05:42:40 | 地震津波災害ボランティア

2016/03/01 記
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「わーくNo.062」のβ版を少しずつ紹介させてもらう。先ずはトップの

「引きこもり青年とティーンズの社会参加の災害ボランティア分担を考えた一年~「災害ユートピア」の追い風を受けて」

を紹介する。紙面が足らないが、2015年度を振り返る記事となった。

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●「わーく」編集部の本来の活動は、困難を抱えた青少年の伴走支援で、主に教育上の進学支支援と就労支援だが、飛田が接点を持つ若者は。いわゆる自閉症スペクトラムやうつ病、神経症の軽度の方の個別支援をしている。年々人脈が途切れ、人数が減ってきているので、併行して社会参加プログラムの構想を、できるだけ関係者に使ってもらえるような形に煮詰めて行く仕事をたてた。それはすでに10年になろうとしているが、大きな問題は訪問型の個別支援であるために当事者相互が相手を知らないという構造的な限界だった。財力がないため居場所をつくる試みが失敗を繰り返し、その中から社会参加経験のプロジェクトを提案することで、皆が参加できるコンテンツを具体化していく試みが始まり、そのころ欧米・バングラディシュから社会的企業の考え方が入ってきた。それらは、2011.3.8の炭谷茂氏(済生会理事長の講演会からプロジェクト創出を行う会合を生み出していく試みがスタートした。そしてわずかその3日後、東日本大震災が起き、計画はすべてご破算となって、社会参加としての災害ボランティアがスタートした。個別支援型学習・就労支援は細々と続いているが、この「災害ボランティア」プロジェクトが併行して進んでいる。

●以前から、進路先希望が多い獣医・トリマーなどのペット関連職は、一方で犬の散歩による地域の人々との出会いを進める話もあり、被災時避難所では連れ込み禁止になるペットを一時預かりしたり、放置されたペットを捕獲保護するペットボランティアの企画を作ることになった。原宿のねこひと会や、横浜の獣医さんとトレーナーさんの支援をうけた。また災害ボランティアが圧倒的に大学生以上の年齢に偏り、中高生は学校が管理する活動に終始しているおかしさから、被災が地元の際の自立プログラムを考え、避難所や地域のミニFMや、小学生以下の遊び(子守り)、地元避難所外避難者をつなぐ自転車隊や、弁当宅配支援、物資分配や環境整備手伝いなど、「災害ユートピア」の「必要とされる体験」を社会参加体験の線に見出した。この形は、まだ様々な活動が生まれてくるだろう。しかし当事者からは、個人数名が出てきているのが現状。さらに災害弱者連携から「金曜災害ミニカフェ」を始めた。それが2015年までの活動概略。この線上を2016年度を進めていきたいと考えている。特に「障がい」は、軽度から重度、その領域差から、当事者と家族の方との災害プロジェクトのつなぎ直しや、メンター制度に似た「ジョブパートナー」制度という「一般企業へのチーム就労の研究を進めていきたい。(紙面上詳細は略。)

---- ここまで -----

母が平常の食事に戻った。といっても量が圧倒的に足らないが。回復途上というところ。毎月2回室内掃除をお願いしている方が来て、私はゴミとして吐き出された。母を見ていてくれるので、ビッグイシュー誌の買出しと食料の買出し、金曜災害ミニカフェの3月予定ポスター掲示依頼、生活費降ろし等、一気に用件を済ませてきた。

母の友人の調子が悪く、喪服がどうのと言い出した。長距離だから無理だと言い含めた。むっつり黙ったまま、ベッドにもどり眠ってしまったが、私は会ったこともない方なので、代理もつとまらないななどと考えていると、深夜2時過ぎに起きてきて、迷惑をかけるから、行くのを諦めると、私に言いに来た。身の回りの知り合いが次々と亡くなって、浦島太郎のようになってしまう孤立の寂しさを、母がぽつりぽつりと語るのを聞いて茶を飲んだ。自分達もやがていなくなる。あっさりと語る話。寒い春の隙間風が入り込んできた。

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

コメント
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