公民館にクリスマスツリーが、同館内にある図書館には園児ほどの大きさのサンタ人形が飾られた。サンタ人形は人気があるのか、訪れた子どもらが話しかけたり触ったりして嬉しそうだ。クリスマスが近くなると例年見られる光景ではあるが、子どもの成長には欠かせないイベントがやってくる。子どもたちにはどんなクリスマスがやって来るのだろう。
クリスマスソングとして知っているといえば「真っ赤なお鼻のトナカイさんは・・・」「ジングルベル」くらいだが、それも出だしだけ。米国在住の日本女性のブログで、赤い鼻のトナカイの話の誕生のいきさつを知った。それは4歳の女の子が父親に、寝たっきりの母親について問うた。その答えが「赤い鼻のトナカイ ルドルフ」で、やがて本となり数百万部読まれているという。
キリスト教徒でないこともあり教会へ足を運んだのは結婚式に参列した数回ほど。したがってトナカイの話をどのように導きの中に織り込むのか知る由もないが、暗い夜道にはピカピカの鼻が役だったという、あのクリスマスソングのようになるのだろうか。身体の一部分を捉えて言葉にすることはどうかすると、いじめや虐待に連なる事例が報道される。トナカイの話はどうなのだろうか。
最近はクリスマスに限らず、もろもろの行事がよい商機に利用されている。その商機に載せられて、あるいはそれに担がれて華やかに繰り広げられる。伝統ある行事そのものの本質を逸脱していないかと首を傾げることもある。年々寂しいなる郷土の祭は、社会変化ではあるが商機を作る人らの移出と思う。白蛇の赤い目に期待したい。
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