日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

冬の星座

2017年02月18日 | 自然 季節

 昨夜は南西の空に明るく輝く星が現れる、というメモ書きを頼りに、何度か外に出て見上げたが、雲に阻まれゲット出来なかった。その星は金星、太陽と地球の間をぐるぐる回っている。そのため地球から見ると1年7カ月かけて月のように満ち欠けしている。地球からの距離も変わるので光る面積がそれなりに大きく地球に近い時が一番明るく見える、その日が17日だった。

 星のことは全くの素人だが、その明るさは1等星の170倍も明るい、この明るさは最も暗い時の2倍ほどの明るさで光る。金星は東の空に「明けの明星」として輝く姿は目にしており、その明るさは群を抜いている。それもそのはず、金星は太陽と月を除くと最も明るく輝く天体なのだ。

 今ごろは星を眺めるのにいいチャンスという。春霞と云うように気温が高くなると浮遊物が増えて上空が霞むようになり星座を見る条件が悪くなる。気温が低く空気が澄んでいる冬の空は夜空を見上げるには絶好となる。流星群などの派手なショーは見られないが、寒さを凌ぐ準備をして上を向いてみよう。

 山頂の落葉樹は空に向かって邪魔されることなくこんな夜空を眺めている。芽吹き始めるその時までのひと時を楽しんでいるように見えるが、根っこでは春に備える営みが絶えることなく続いている。年金生活だから、とのんびりは過ごせそうにない先々、落葉樹に負けずと何事にも気を引き締めてかかろう。
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自動運転自動車

2017年02月17日 | 生活・ニュース

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでには国内の様々な分野について、従来にないシステムが作動を始める、報道を見ていそう思う。一部では動き人と会話できる人間の子どもに似たロボが活動をしている。出合ったことはないが、面白そうだし誰彼の区別なく応対しているように見える。癒しの場にも登場近しだろう。

 そんな一つに「自動運転自動車」の開発がある。世界ではいくつかの実現に向けた試みが行われている。人工知能(AI)の進歩が動きに拍車をかけるだろうが課題は多い。市場化されている内容はTV-CMの通り「安全運転の支援」で、加速・操舵・制動のいずれかをシステムが行う状態だが、これは自動運転レベルの1の範囲だ。

 レベル3になると、加速・操舵・制動を全てシステムが行い、システムが要請したとき運転者が対応することになる。自動走行モード中の事故などの責任はシステム責任となるが、今後の検討課題はあるという。この目標というか市場化への期待時期が2020年。完全自動走行システムの期待時期は2025年、免許返納を考える高齢者の助けになるのだろうか。

 地方の整備されない狭い道での自動運転車登場はいつになるのか、過疎と高齢者の助けはいつになるのか答えは見えない。ならば、自分で運転継続出来るという答えを出すしかない。そのためにするべきことは多いが、一つ一つこなしていくしかない、マイカーの定期点検を待つ間いろいろ思う。
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乾燥注意報下の火事

2017年02月16日 | 地域

 16時まえ、防災無線で火事情報。勝手口を開けると向かいの寺の本堂そばに黒煙が高く上っている。煙の方へ走る、年配のご婦人が燃える家の中に入ろうとしている。気持がわからないでもないが危険、近くにいた人と必死に止めた。ようやく諦めてもらえた。時間にすればほんの僅か。

 燃えている2階建ての民家の隣はお寺、私はそこの門徒、急いで表に回る。すでに近所の人数名が荷物出し中、それを加勢する。門徒会館を火がかすめる、住居のキッチンの窓ガラスが破れる、手伝いながら乾燥注意報は出ている、木造の住宅密集地、すでに隣家に火は回っているなど心配は増す。一段落したところで「風が無くてよかった」、先日の大火を思い出しながら話しあった。

 この火事による人的な被害はないようだと聞き良かったと思う。近所の火事が多い、火事は何もかも残さずに持っていく、気をつけねばといつも思う。我が家は高齢者二人住まい、留守をする時は「ガス、TV、電気、冬場は暖房、AC」を消したことを確認して出かけている。

 火災予防思想をより広く普及させる平成28年度の防火標語は「消しましょう その火その時 その場所で」。たき火の後始末をする祖父が、燃えがらの周囲にたっぷり水をかけていた、まさに防火標語そのままだと思い出す。
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準絶滅危惧種

2017年02月15日 | 地域

 「11時半からNHKローカルを見て」というメール。地域で保存に努めている準絶滅危惧種の「節分草」について取材を受けた放送がある。自分もちょこっと顔を出す、そんな内容が雪の情報と合わせ届いた。何度も見に行きたいと思いながら、写真愛好家の作品で済ませている。NHKの取材というから急いで外出先から戻る。

 節分草は「キンポウゲ科の多年草。早春に咲き出すのでこの名がある。日本山地の樹陰などに自生する。地中に球状の花茎があり、高さは10~20㌢。葉は多く深裂。2~3月頃、1本の花茎を出し白色5弁の小花を開く(広辞苑)」。片栗と同じように、森林のなかで木々の芽や草などが茂っていない早春の短い期間に姿を見せる。節分のころに咲くから節分草とは案内の人。

 日本原産の植物で準絶滅危惧種指定、分布ではここ錦町が本州最西端の地という。この町には天然記念物のサンショウウオが錦川支流に住み、やはり地元の人の保護を受けている。サンショウウオも本州最西端の生息地というから、ここ錦町には自然が残り、生きていることになる。残念だがこの地でダム建設が進められており、将来はどうなるのだろうか心配の声はある。

 群生の映像から「白いじゅうたんを敷いたようだ」という花を見た人の感想が分る。地域の人が大切に守ってきた節分草、「町中に広めたい」という世話人、市内北部の一足早い春の息吹と守る人らの熱意が伝わる映像に寒さをひと時忘れる。
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ヒヤリ

2017年02月14日 | 社会 政治
  
 見通しの良い片側1車線の道路、進行方向左側の歩道から高齢の女性が、荷物をのせた車を押しながら横断を始めた。横断歩道ではないが停車し横断を待った。止まった私の方をちらっとみてゆっくりゆっくり歩む姿は、それが精一杯の歩みだとは見ていて分る。中央線までもう少しというときのことだった。対向車線をこちらへ向かってくる車の存在は気づいてが、減速もなく通過した。若い女性ダライバーだった。

 横断者の歩き方がもう少し早かったら人身事故となったことは間違いない。通過したドライバーが横断者に気づかなかったとしたらよく言われる「前方不注意」だろう。不注意とはこうゆうことか、と改めて認識したヒヤリだった。

 信号のない横断歩道で、歩行者が待っているのに一時停止しない車の割合をJAFが調べた結果として「JAFメイト」最新号に載っている。実に92.4%の車が一時停止しなかったという。結果に対し「町を行くすべての車が思いやりいっぱいだったら、もっと素敵な交通社会が成り立つはず」とある。その通りだと思う。

 3月12日から、新しい改正道路交通法がスタートする。改正点の一つに「高齢運転者対策の推進」がある。更新時以外でも「一定の違反」をすると臨時の認知機能検査を受け、結果によっては実車指導による安全運転教育を行けることになる。「一定の違反」とは信号無視、通行禁止違反(通行禁止の道路を通行)、通行区分違反(逆走、歩道走行)、指定通行区分違反、合図不履行、交差点優先車妨害、徐行場所違反など18項目もある。これらは、わが身を守ることでもあるが他者を守ることに繋がる。どの様な事があろうとも心してハンドルを握ろう。
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白と黒の風景

2017年02月13日 | 地域

 ふる~い時代劇映画を見る事がある。屋外で撮られた作品が多く、街道や町並み、山も空も、セットやCG多用の今風の時代劇映画背景とは、趣が違う。当然のこと天然色映画ではないが、白と黒の単純色での表現で美しく見せる。太秦撮影所は天然色様式でこれはこれで美しく作られていた。

 最近の時代劇映画をロケでこなすのは町作りの違いから困難になっている。ある時代劇の錦帯橋付近のロケを見た事がある。橋上を走る一団を、下川原から上向きに撮る。背景に町の様子は映らない。また、俳優のそばに立つ電柱の下部は樹木になるなど、裏方の手腕は見事なものだ。

 城下町の町並みも古さを保ち続けることは難しく、住みよさのためには建て替えや改造がすすみ年々その様子は変わっていく。やがて時代劇のロケは山野でも見られなくなるだろう。そんな先々の心配ごとをふと忘れさせる通りがある。

 二人並んで歩くのがやっとくらいの道幅。その片側は昔風の長い白壁ががっちりと屋敷を囲む。向かいは風通しの良い板壁屋敷。その板壁の影が白壁に映る。白と黒の無機質に見える風景だが、思案にふける武士が歩けば絵になる、役にたたない絵空事をもまた楽しだ。
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雪と満月

2017年02月12日 | 生活・ニュース

 市内から1時間あまり、錦帯橋の架かる錦川を上流へ向かって走ると道の駅ピュアーライン錦がある。市の最北部に位置する駅は島根県境へ向かう峠に掛かる麓にあり、峠越をするときは必ず休憩するポイントにしている。山陰側の雪の情報は映像で見るが、市内北部の様子はブログアップされた写真で知る。運転慣れしている人も慎重にハンドルを握ったという。

 そんな雪景色の一方で市街地には予報ほど雪は降らず、昨夜は雲ひとつない夜空に満月が輝いていた。夜気は冷たく月を眺める気にはなれなかったが、空気が乾燥し澄んでいるぶん鮮やかに輝いていた。ただ綺麗に見える月なのに半影月食という現象、目には見えないが何か不思議な現象が起きているという。

 「てのひらに しみこんでいく 六花」という小学6年生の5・7・5の句が載っていた。「六花」には「むつのはな」とルビがつている。選者は「雪の異称。結晶が六角形であることから付いた名。『ろっか』ともいう」と説明し「よく知っていましたね」と驚いている。雪の六角形を写真に撮ろう、と挑戦者が多いとか。理科の教科書もうかうかしておれない。

 チェーン未装着の車を先頭に何百台の渋滞、こんな報道を聞くと何故と思いたくなる。JRでも走行できないほどの雪が線路上に積もっている。無人駅も増え山間部では目の届かぬ区間も多いだろう。毎年、同じトラブルを繰り返すことのないよう関係者の知恵を期待する。
 
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待つだけ

2017年02月11日 | 生活・ニュース

 確定申告とは、改めて問われると短い言葉で言い表せない。そこで広辞苑を開くと「申告納税を行う場合に、納税義務者がその年の実績に基づいて、所得金額とそれに対する税額を計算し、源泉徴収額や予定納税額との過不足を確定して申告納付すること」と教えてくれる。社会科で国民の義務と教わった納税、給与から年金に変わったがただの1円の間違いもなく徴収されてきた。

 退職後の申告はすべて個人作業、国税庁HPの申告書作成コーナーを利用している。そこで誤入力しない限り納税額も還付額も正しく計算される。例年、各資料を整理・まとめてから入力する。その前に申告手引書を参照して手計算をしている。手計算と入力後の金額が一致すれば納得となる。手引書を利用すると、細かな制度変更も理解できる。平成28年確定申告からマイナンバー記入が必要になる。

 先日、寒い日だったが提出のため税務署へ、玄関を入ると職員が「ご相談ですかご提出ですか」と聞く、提出を告げると「こちらに」と受付窓口まで案内、こん応対は初めて。申告書を受け取った担当者は必要な書類を確認、控えに受付印を押し「有難うございました」と2分余りで終了、手計算で確認したと同じ還付金の振り込みを待つだけになった。

 現役のころは年末調整としてこの還付金払い戻しが年末までにあった。12月は給与に賞与、そして還付金と3回の受け取りがあった。年調はほかの2たつに比べ金額未定なので楽しみは膨らんだ。大きな追徴や還付は報道されるが、1件は少額でも全国の還付額はどのくらいだろう、還付金の使途を考えながら思う。
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雪やこんこん

2017年02月10日 | 自然 季節

 予報通り大雪になっている日本海側、地域的には山陽北部から山陰側へかけての雪情報に驚く。昼のニュースで100㌢を超えた積雪の広島県北部の町がある。結婚してこの町へ嫁いだ知人が「聞いてはいたが瀬戸内では想像もつかない」と雪も含めて冬の生活の厳しさを話してくれたことを、前が見えないくらい降る雪の映像を見ながら思い出す。

 お昼前から降ったり止んだりの雪。趣味が写真の人から「雪はいつ止むかもしれないから降り始めたらとにかく撮れ」と教わっている。教えは守っているが雪の写真にはならない住宅地。撮った写真をパソコン画面で眺めながら幼稚園唱歌、瀧廉太郎作曲、東くめ作詞という風景に出会えないかと思う。出歩かなければ出合えないと分ってはいる。

  雪やこんこん あられやこんこん     雪やこんこん あられやこんこん 
  降っては降っては ずんずん積もる   降っても降っても まだ降りやまぬ
  山も野原も わたぼうしかぶり      犬は喜び 庭かけまわり
  枯木残らず 花が咲く           猫はこたつで丸くなる

 「雪やこんこん」は「雪よ、もっと降れもっと降れ」とう意味だという。幼稚園唱歌だからなるほどとうなずける。撮影を待っている人は「雪やこんこん」の気持だろうが、どうか天の恵みがありますように。
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こんな夜は

2017年02月09日 | 生活・ニュース
  
 夜明け前の雨は日の出とともに止み、強風注意報は出ているが日なかは大きな崩れもなく過ぎた。しかし、今夜遅くからは雷を伴い急に雪が強まるところがある、というのが県内の天気予報。これは、今冬一番の寒気の流れ込みの影響で、土曜日をピークに市街地でも積雪の恐れがあると予報は続く。 

 「冬には寒くて雪が積もらないと、畑の虫が生き延びて野菜が育たない」、狭い菜園だったが、そこに対する祖母の思いを聞いたことがある。寒い時には寒く暑い時には暑く、雪もある程度降ってくれないと困る事がある。降りすぎても困る、その兼ねあいは人知を超える。先月の山陰地方の大雪は孤立集落や大渋滞発生などの記憶に新しい。今回の寒波はこれを凌ぐという。注意が必要だ。

 明朝は冷え込むという予報だが約束がありすこし早めに出かける予定にしている。と言って寒さに備える特別の策があるわけではなくすこし着込むくらいしかない。今夜は頂いた酒粕が我が家好みの粕酒になっている。これを温めて飲み、内から身体を温め床に入ろう。

 酒と同様に日本人に昔からなじみ深い酒粕、売れ残ると産廃として処分されるという。「かす」という呼び方を変えれば何とかなるのではと思うが、食の変化には逆らえない。粕酒は栄養価も高く寒いこの時期には最適な大人の飲み物の一つではなかろうか。酒粕をくれた人に感謝しながら弱火で温める。
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