日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

準絶滅危惧種

2017年02月15日 | 地域

 「11時半からNHKローカルを見て」というメール。地域で保存に努めている準絶滅危惧種の「節分草」について取材を受けた放送がある。自分もちょこっと顔を出す、そんな内容が雪の情報と合わせ届いた。何度も見に行きたいと思いながら、写真愛好家の作品で済ませている。NHKの取材というから急いで外出先から戻る。

 節分草は「キンポウゲ科の多年草。早春に咲き出すのでこの名がある。日本山地の樹陰などに自生する。地中に球状の花茎があり、高さは10~20㌢。葉は多く深裂。2~3月頃、1本の花茎を出し白色5弁の小花を開く(広辞苑)」。片栗と同じように、森林のなかで木々の芽や草などが茂っていない早春の短い期間に姿を見せる。節分のころに咲くから節分草とは案内の人。

 日本原産の植物で準絶滅危惧種指定、分布ではここ錦町が本州最西端の地という。この町には天然記念物のサンショウウオが錦川支流に住み、やはり地元の人の保護を受けている。サンショウウオも本州最西端の生息地というから、ここ錦町には自然が残り、生きていることになる。残念だがこの地でダム建設が進められており、将来はどうなるのだろうか心配の声はある。

 群生の映像から「白いじゅうたんを敷いたようだ」という花を見た人の感想が分る。地域の人が大切に守ってきた節分草、「町中に広めたい」という世話人、市内北部の一足早い春の息吹と守る人らの熱意が伝わる映像に寒さをひと時忘れる。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする