日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

保険証が大判に

2015年10月21日 | 生活・ニュース


 後期高齢者医療制度、この表現をめぐって小さな論争があった。注文をつけたのは時の福田首相、舛添厚労大臣は「長寿医療制度」とすることをきめた。後期という表現が末期といわれているようだという声が大きかったと記憶する。呼称は変わっても法的には「後期高齢」は存続している。間もなく前期から後期に変わりますよ、と「後期高齢者被保険者証」が送付されてきた。

 これまでの国保の保険証はカードサイズで持ち歩きには便利だった。送られてきた保険証はこれまでの大きさの倍以上となり驚く。サイズは写真のL版と同じで持ち歩きに不便な予感がする。男性もセカンドバックを持ち歩かないといけなくなりそうだ。大判になったのは置き忘れや紛失防止、そうした時の探しやすさへの心遣いだろうと感謝しよう。記載文字も太めになった。

 後期高齢者をもじって「光輝高齢者、考記向励者」など同音異語の造語で後期を輝いて生き抜く宣言をされている人もある。自分流に思案中だが、無い知恵があれもしたいこれもしたいと望む。縮小はあってもこれまでより拡大することは出来ない。一つか二つくらいの想いを、元気で過ごせるコンパクトな造語にしてみたいと考え中、後期入りの日までには何とかしたい。

 少子高齢化、言われ始めて長い年月が過ぎたもののその具体的な解決策はまだ無い。一方で団塊世代が高齢化入りすることで医療費増の心配も報じられる。ある統計では、私がもし長寿で100歳になれる(2040年)としたら、その時の65歳以上者は人口の50%を超える。それを見届けてみたいがどこまで生きるか生かされるか誰にも分からない。 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見のがす

2015年10月20日 | 地域


 この交差点を車で通過すること何千回、という回数よりも40数年間、なんの違和感も感じづに信号待ちや通過を繰り返しきた。国道から市道ヘの分かれ道、通るときは市道へ進む。この三叉路には陸橋が掛かっている。陸橋には信号機のほかにもいくつかの表示が掛かっている。信号機は確認するがそのほかはあまり気にしていない。

 この場所は名勝・錦帯橋から1キロほどのところ、錦帯橋への案内表示があって不思議ではない。表示のあることに気づいていたが、その英語表示におやっと思った。私のつたない英語の知識ではどうしても理解できない。表示は「Kintaikyo Bridge」、直訳すれば「錦帯橋 橋」になる。

 見ても気づかずに過ごしていたことを「見のがす」という。見のがしても人様に迷惑をかけず自分に損得もなければ何とか済む。しかし、世には知らないでは済まないこともある。見たけど意識して見送るならまだしも、見のがしていてはどうにもならない。もうすぐ後期に突入する、先入観を持たず何事も見のがす事のないよう刻み込もう。今日、気づいただけでも良としておこう。

 同じ陸橋に掛かるもう1枚の案内表示も類似している。つたない英語が間違っているようだ。小学校から英語教育が始まる時世、英語を恐れない子らが育っていく。そっと「案内表示の英語は正しいの」いつか聞いて見たい。子どもらは「おじさん間違っているよ」と正直に教えてくれるだろ。信号が進めに変わるのを待ちながらそんなことを思っていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

避難の呼びかけ

2015年10月19日 | 地域


 「何とか」心と秋の空、自分に都合よい何とかをあてはめてその場をつくろうことにはうってつけのいい回し。一般的には何とかに「女」文字が入る。女心は秋の天気のように変わりやすいものだと解かれてる。類似の言い方に「秋の日和は女の心、日に七度は変わる」「女の心は猫の眼」など世情をわきまえない表し方がある。女を男に置き換えても通用する。

 ことわざのように秋の空はそんなに変わるものなのかどうか気配りしていないので分からない。しかし、ことわざとして有るということはそうなのかもしれない。硬軟あるだろうが急変する災難からは早めの避難がその後の深刻さを薄める。男と女の艶のある話に縁はないが、自然災害からは身を守りたい。

 大雨の後の増水でよく水没する河川敷広場がある。そこは幅広い世代が身体を動かしている姿をよく見かける広場。その広場に「危険を感じたら すぐ避難」という掲示か立っている。漢字にふりがながあり、小さな子どもにも読めるように心配りしてある。避難の目安になる川の危険信号も列記されている。河川事故の原因としてこれまでにも報じられている内容を改めて見直した。

 秋は台風の季節、南方海上には2個が発達しながら移動中、その一つは西進から北進に転じる予測が出ている。秋空の変化ではないが大雨と洪水の懸念はまだ残っている。雨は降っていないが上流に雨雲や積乱雲が見えたり、雷が聞こえたら注意しよう。急な増水の危険ありの1行を子どもらに知って欲しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の空

2015年10月18日 | 生活・ニュース


 高齢者のスポーツ・文化の祭典、第28回全国健康福祉祭(愛称 ねんりんピック)山口大会が昨日開幕した。山口県での開催は初めてという。県維新公園で総合開会式があり47都道府県から1万余の選手が集う。高齢者の体力が上向いているという報告がある。こうした健康祭が一端を担っているのかもしれない。競技は県内全市町で25種目の交流があるという。20日まで、穏やかな日和であってと願う。

 開会式に参加された方が「60歳以上とは思えない足取りで行進されていた」と驚きの感想を書かれている。60歳以上を中心とするスポーツと文化の祭典という。合わせて健康や福祉に関するイベントが行われる。生きがいの高揚をはかり、ふれあいと活力ある長寿社会に寄与するという。眩しいような雲一つない秋空を見上げ、祭典の成功間違いなしと思った。

 年中さん位の男の子とお母さんがバトミントンを楽しんでいる。子どもにはラケットが長すぎて下からは打ち返せない。母親はゆっくりと放物線を描くようにシャトルを打つ。子どもはラケットを振り下ろして打つがシャトルは地面に落ちる。母親はアドバイスしながら繰り返し放物線状に打ち上げる。乳母車の子はおとなしく見ている。しっかり理練習して、ねんりんピックまでの長い選手生活が続く、熱心な練習風景から想像した。

 紅色に実った柿が青空に映える。早く熟したのかいくつも道路に落ちて砕けている。柿の収穫風景を見かけなくなった。仲間うちでの農園作業で柿もぎを何十年ぶりかにした。竹の先を割り小枝を挟んで開く。柿のなっている小枝を挟み込んでねじ切る。往診とは言わないが楽しんだ。この日も青空の綺麗な日だった。 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズメの会議室

2015年10月17日 | 自然 季節


 ♪「すずめ すずめ お宿は どこだ チチチ チチチ こちらで ござる」は子どものころにいつのまにか覚えた童謡。歌ベタの自分だが今でも覚えている。耳学問の素晴らしさだろう。雀に歓迎されるおじいさん、招かれてご馳走におやつをいただく。帰りにはつづらを貰い再会を約束する、どんな方法で雀と接していたのだろか。

 身近にいる雀は益鳥か害鳥という謎がある。雀は案山子に追われる鳥だから益鳥ではない、いつまでか定かでないがそう思っていた。農業を営む古老の話として「雀が田んぼの米を食べるのは短い期間、そのほかの間は小さな虫を餌にしている、すずめを追い払った村で農作物の収穫が出来なかった」と載っていた。睨みを効かせて稲を守ったと自負する案山子はなんと思っているだろう。

 そんな雀が夕方になると燐家の屋根に10数羽飛んでくる。すこしもジットしていないで忙しそうに屋根のあちこちを動き回る。その間も休むことなく雀の言葉で話しあっている。夕餉のある場所、今夜のねぐらの場所、明日の天気の見通し、いや大型の野鳥から身を守る策かもしれない。しばらくすると話し合いが終わったように一斉に飛び去り、戻っては来ない。そうか、瓦の屋根は屋根の無い会議室として使っているようだ。

 散歩中、頭上の電線で雀が鳴いている。急に激しく鳴きはじめたが飛び立つ様子もない。ふと見ると小さな雀がよちよちと歩いている。私が近づいたので危険を知らせる鳴き方に変わったようだ。しっかり親鳥が子どもを見守っている。飛べない子雀をどうするか、思案しているうちに子雀は道そばの家の門扉の下をくぐり庭へ入った。親鳥も庭の見える場所へ移った。子を思う親の姿を見せられたが助けることの出来ない力なさを詫びた事がある。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漏洩防止ネット

2015年10月16日 | 生活・ニュース


 マイナンバー、国民が通知を受け取る前から行政側のミスで問題が発生し懸念が一段と増している。マイナンバーとは何か、政府広報オンラインでは「マイナンバー(個人番号)とは国民一人ひとりが持つ12桁の番号のことです」と載っている。そして「行政の効率化、国民の利便性の向上、公平・公正な社会の実現」というメリットがあるという。また、平成28年1月からは社会保障、税、災害対策の行政手続きで必要になるとしている。

 過去に賛否の大きな議論を呼んだ住民基本台帳があった。このとき11桁の住基番号を受けている。台帳には氏名、生年月日、性別、住所などが盛り込まれ請求すれば住基カードが交付されるという。多額の税金を注ぎ込んだだろう住基、なじみのあるところでは、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、国民年金の被保険者の資格の確認などに利用できる。年金申請で住基番号が利用できることを行政の窓口担当者が知らなかったことを経験した。

 マイナンバーの活用策が社会保障と税、利便性の向上以外に次々と考えられている。その時、行政だけの効率化でなく利用する側の便利さ、ああよかった、と思われる使途を考えて欲しい。それと大きな心配は各方面から出ている「ナンバーの漏洩」、当然のことだがこれは絶対に起きてはならない。

 万万が一漏れた時の対策は関係部署で検討されていると思う。その内容は手の内を見せることになるので公表はできないだろうが「蜘蛛の網のように素晴らしい保護策はある」と言明されれば少しは安心できる。住基番号は11桁、マイナンバーは12桁、どちらも覚えきれないが生涯どのくらいお世話になるのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月のサクラ

2015年10月15日 | 地域


 世界三大スポーツイベントの一つといわれる「ラグビーワールドカップ2015大会」。観客動員数は200万人を超え、テレビ観戦者は世界で延べ40億人を超えるビッグイベントという。今大会の日本チームの活躍は4試合3勝1負勝点12、惜しくもベスト8進出は果たせなかったが、南アフリカに勝利したことは世界中を驚かせた。そんなチームの愛称は「チェリーブロッサムズ」。

 赤と白の横線デザインのユニホームは「桜のジャージ」と呼ばれている。ジャパンが初めて結成された時のエンブレムは桜がまだ蕾だったと載っている。今大会の日本代表の公式エンブレムは3輪の花びらに2枚の葉が描かれている。大会出発の時、空港での見送りは100名ほどだった。帰国する選手を出迎えた人はあの時の何倍にもなっていた。選手は応援した国内の喜びを感じ、満開に輝いた自分たちを誇りに思っただろう。

 エンブレムの小さな桜を見て思い出したのは吉香公園に咲く「ジュウガツサクラ」。「コヒガンの園芸品種。花は淡紅~白色の八重咲きで、4月と10月~12月頃の2回咲きます」と側に説明が立ててある。花の大きさは2センチあまりの可愛らしい姿で今、満開です。観光の人も「サクラ?」とカメラを向ける。

 国の名勝・錦帯橋畔と近くの吉香公園のその数3000本といわれる染井吉野、春には桜を愛でる人で賑わう。これらと同時に咲いても小さな桜では周囲に埋もれ目立ない。今の時期ならではのジュウガツサクラ、お越しください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

返り点

2015年10月14日 | 生活・ニュース


 多くの知人の中で「漢詩と詩吟」を趣味とするのはYさん一人。その所属する会の作品展は観賞している。作品は1行7文字で4行、合計28文字で創られる。作品は今を読むより日本の歴史を忍ばせる内容が多い。吟行作品は作者の個性が出るのかとらえ方が異なり、その場所を立体に感じさせ面白い。そう解るのは、作品に国語で学んだ返り点を付した解説がついているから。

 漢詩は難しいだろうと問うとこう答える。「決して難しくはない。簡単な規則を習得すればあとはその面白さに引かれ、パズルを解くゲーム感覚で創れるし漢字を覚える」と言い入会を勧める。作品から起承転結の創作術は理解できるが、普通の文章を書くのとは違うと思うし、使用する漢字に悩む。漢詩は中国の春秋時代、黄河の流域で始まったといわれる。その伝統を受け継ぐのだろうか、日本の教科書では見かけない漢字が並ぶ。

 Yさん所属の会の記念誌が発行された。編集の苦労は聞いていたがその1冊が届いた。恐る恐る開く。二百余首の作品が掲載されたA5版は重い。難しい読めない字が並ぶ。それを助けるてくれる語意と作品のあらましを書いた大意を参考に作品を味わっている。作者の許を得た一首。

      早春偶成(そうしゅんぐうせい)

 雪後村郊無俗塵  春の雪どけの日、郊外へ出てみると周囲は静かで俗気が全くない
 野梅馥郁似佳人  野に咲く梅花は良い香りを漂わせて、清楚な美人に似ている
 東風満知清閑日  清らかで静かな一日、春の風はあたりを柔らかくふく
 黄鳥報春詩思新  ウグイスが春を告げるかのようにさえずり、思わず作詩の意を新たにする
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

贔屓目

2015年10月13日 | 生活・ニュース


 このブログご訪問に感謝します。お尋ねします、掲載の写真をなんと思われたでしょうか。投稿した自分には「小さな竜」の脱皮中に見える。空想の生き物という竜が脱皮するかどうか知らない。この珍しいものの入手は偶然から。
 
 仲間うちで月1回農園作業をしている。陽の下で身体を動かし、雑談の中から幅広い常識を学び、収穫の喜びを体験するなどいい事づくしの健康促進グループ。先日の作業日、数種類の収穫作物の一つに落花生がある。植えつけは数十粒だが収穫は数えきれない。希望者は分けて持ちかえる。

 持ち返った落花生を洗い干す支度をしているとき、硬い落花生の殻の割れ目から白いものがほんのわずか覗いている。殻を丁寧に開いたら竜の子が出てきたという次第。当人以外は面白くもない話し。それにしても、発芽するために、あの硬い殻を内側から割って出てくる自然力に驚く。

 自己印刷物やブログに本名の変わりに「たつのこ」をいろいろにアレンジして使っている、落花生の発芽を竜と見たのはそんな単純な偶然からだった。落花生は世界中で広く栽培され、豆類では大豆に次ぐ生産量といわれる。無数に竜の姿は見られてきただろう。贔屓とは特別な者に目をかけることだが、者でなく物でも見方一つで扱いが変わる。心せねばならないという竜からのお告げかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それぞれの秋色

2015年10月12日 | 自然 季節


 明け方と昼間の気温差が大きくなり日没は早まり、猛暑に酷暑、豪雨で過ぎたあの頃がウソのような気配が続く。公園の木々はそれぞれの秋のスタイルに向けって衣装替えに専念している。「毎日散歩の途中で立ち寄りますが日に日に秋の姿になって行きます」と山の裾模様を撮っていると声を掛けられた。

 秋の七草の一つフジバカマは、花の色がふじ色で花弁の形が袴ににているところからそう呼ばれるようになったという。その藤色に少し疲れが出はじめたのか、秋風に揺れる風情がものさびし気に思える。その周りにアサギマダラ2頭がゆっくりと花の周囲を飛んでいる。そばで勝手に説明役をしているというご仁が、今日のお出ましは少ない、と賑わったころの話を通りがかりの観光客へ話しかけている。聞く人の方が少ない。今秋、アサマダキが撮れてほっとした。

 旅行の時、何を召して出かけるかに神経を使うのは古今東西変わらない。今日すれ違った多くの観光の人らは少し暖か感のある色合いで、肌寒い日和によく似合う服装だ。それでもソフトクリームを食べながらの物見遊山は暑いころと変わらない。ソフトは年間を通した観光地の食べ物と梢が紅葉を始めたモミジが見下ろす。

 それぞれの秋色、目に見えることは語れるが、さて己がことになると何も見えない。現役の頃なら季節やある時期にギアチェンジすることはあるし、仕事として取り組むことも必要だった。定年になると季節感は感じるが、家事のなかで切り替える大きな事はそれほどない。それは平凡でいいことと思う一方で何かを、とも考える。そのためにはまず健康と言い聞かせる秋深まる日暮れ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする