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世論調査との差

2022年06月25日 | 社会 政治

 参院選は22日に公示され選挙戦が始まった。ばかり、と言いたいが、早くも選挙に臨む各党派の獲得議席数の予測が報道される。これは選挙戦への関心を高める効果があるのか、またはその逆なのか、毎回の事だが首を傾げながら報道を見ている。

 「選挙に関心があるか」「投票に行くか」という世論調査では、ともに高い割合で関心があり投票に行くと出る。しかし、実際の投票率は有権者3人に1人くらいしか投票に行っていない。実際の投票率は世論調査と毎回、大きな差がある。事前の議席予測獲得数が投票行為を鈍らせる一つになっていなうだろうか、そんなことを思う。

 投票に行かなかった人の声で「何も変わらないから」という内容がある。その声を聞くたびに、「変えたい変わって欲しい」という本気な気持からなら出た言葉であるなら、投票に行かなければ何も変わらない、と呼びかけたい。しかし、投票したらクーポン券を出すという呼びかけには首を傾げる。権利であり義務でもある投票を何と考えているのだろうと思う。

 世論調査の投票先を聞く問いの結果と実際の議席数の割合に大きな差はない。これまでは与党に投票するという比率通り与党が勝利している。投票に行く人も行かない人も同じ傾向にあるのだろうか。無党派層が選挙結果を左右するとよく言われる。今回の参院選はどうなるだろう。国政選挙は衆院の解散がない限り3年間は無い。良く考えて投票先を決めたい。

 (今日の575) 当選を果たせば顔は下向かず
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