生活に欠かせない食材や日用品、これらの購入にあたってどうしたら節約し無駄使いしなくて済むか。年金しか収入のない身では大事なことである。値上がりの実態、卑近な例だが食パンを例示してみよう。いつも行くスーパーでは最近まで1斤98円の常設コーナーがあった。最近これが10円アップし108円に、直近では128円で固定したようだが、わずかの間に30円、3割もアップした。
国会答弁で値上げを実感していない主旨の答弁をした日銀総裁が「日本の家計の値上げ許容度も高まってきている」と講演し問題発言とされた。翌日には国会の委員会で釈明した。ニュース映像も答弁を繰り返し放映しているが報道としてはそのタイミングが遅すぎ機を逸している。
ガソリン価格、先日給油した時に値下がりしたと喜んだ。次の日に北海道のブロガーさんが8円値上げになると書いてあった。驚いていたが、行きつけのGSから、申し訳ありませんと断って「すべての製品がリットル5円アップ」とメールが届いた。給油したばかりで良かったと思いながら、車列のできるGSが思い浮かんだ。
食パンが3割アップと書いたが、ほかも同じように値上がりしている。総裁はその実感がないといわれるなら、お忍びでスーパーの開店前に並んでもらえれば、庶民の買い物姿から何かが伝わるのではなかろうか。車座で声を聞いてもらえればなお幸いです。物価の安定が選挙に勝つ策ではなかろうか。
(今日の575) 日銀に物価気にする人いるの