節約に気を使っている年金生活者。だが、食料品の軒並みの値上がりには驚いている。こんな記事があった。小麦、政府売り渡し価格は昨年4月に5.5%、10月に19.0%、今年4月に17.3%アップした。これには露のウクライナ侵攻による輸出状況はほとんど織り込まれていない。これが加味された今年10月の政府売り渡し価格はさらに上がる。
こうした生活に欠かせない品々の値上げに対し、自分の身は自分で守るしかないと節約し、少しでも将来のために貯蓄に回す。ところが、新しい資本主義として、貯蓄せずに「1億総株主に」と政府は投資を勧める。老後の安全な暮らしが保証されているのであれば投資にも回るだろう。ところが防衛費の倍増論が大手を振っている。平和の外交的努力の声は聞こえない。
価格アップの指標でもある全国ガソリン価格は1㍑170円に達しているようだが、180円という隣県の店頭表示価格の写真が紙面に載っている。利用しているGSから、申し訳ありませんが20日から各油種5円の値上げとなります、という通知メールが届いた。5円値上げしたのはつい先日だった。燃料油価格激変緩和対策 はどうなっているのだろうか。
そんな人さまの世界には関係なく自然は移っていく。散歩道沿いに真っ白な印度ハマユウの花が咲いた。純白の何とすがすがしいことか。花言葉は「どこか遠くへ」「汚れのない」「あなたを信じます」などとある。明日からは梅雨らしい天気がやって来る予報、夏場の水不足解消には欠かせない梅雨、でも、大事を起こさない雨足で来て欲しい。
(今日の575) 株主になれと政府は号令す