繰って見ると丁度9年前になる。ある団体の会報つくりを手伝うことになった。定期発行は年に2回、ほかに臨時号もたまにあるくらいで、頻度はそれほどではない。引き継いだ作成ソフトは初めて接するもので、ワードの世界をはるかに超える操作が出来て興味は湧いた。会報は何千部も印刷するためそれに対応する変換ソフトも備わっていた。
面白くはあるがワードでの文書作成とは異なりいろいろと制約がある。先ずべた打ちでは紙面らしくならない。説明書の様に面白く見栄えのするレイアウトにするのは試行錯誤する。そこに写真を割り込ませると記事のレイアウトが変り組みなおす。何回か発行すると要領が分り、記事と写真とをまとめるコツがわかった。こうして10年目を迎えようとしている。
ところが、パソコンはビスタからW10まで変わった。パソコンが更新されるたび印刷返還ソフトの動きが鈍くなり、一部機能は不全になる。W10になってそれが顕著になった。原因を調べるが術がなく困っていたら、初期入力したソフトCDが見つかった。見るとW8では何とかなったが、同10では対応しないとわかり、すっきりした。バージョン不一致だろうと話してはいたが新ソフト購入に決まった。紙面作成ソフトはパソコンに合わせ新バージョンを手当てしていた。
パソコンはソフトが無ければ動かせないことは知っている。購入時にインプットされているシフトは更新されて使い続けられるが、それ以外は気をつけていないと確かな働きをしなくなる。解っているつもりだが抜けると慌てることになる。迷惑をかけないために、更新の記録はしっかり保存しよう。