日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雨で中止に

2019年04月29日 | 町かど

 昨日は、10連休3日目の天気を気にしながら、カメラのレンズ掃除、予備電池の充電、チラシに載っている時間割り確認などしながら今日の錦帯橋まつりに備え写真写しの準備をした。今朝5時に起きた時に朝刊はポリ袋入りで予報通り小雨が降っている。チラシには小雨決行が小さく印刷されている。

 毎年、錦帯橋まつりは4月29日、今年は第42回、観光協会創立70周年記念とあるが、私にとっては平成最後の錦帯橋まつりとして記録したかった。その記録したいのは数多くある行事の中の「南条踊、小糠踊り、奴道中、大名行列」。いずれも大明小路を練り歩き、錦帯橋を渡る時代絵巻を展開する。

 昼前に小雨は小康状態になる、予報は午後に雨足が強くなるというが、平成の最後に賭けて出発地になっている近くの小学校にでむく。人影はなく、ところどころ水たまりのある運動場が妙に寂しく見える。確認すると中止、カメラを抱えた人から「出発したのか」と聞かれたが、中止と知ったその人は足早に錦帯橋方面に向かった。

 奴道中は、岩国吉川藩初代藩主広家公が、慶長5年(1600年 )9月の関ヶ原合戦後、出雲富田月山城より周防岩国へ移封入城するに際し、直参の家臣が戦塵の余臭を残し軍兵の面影を漂わせた行列を組んで、質朴で格調高い奴踊りを踊りながら入城を果たしたことに始まると言われている。道中の見せ場、廃藩置県後に旧藩主吉川家より払い下げられた白色やく毛槍の投げ渡しの妙技は毎回楽しみにしているが1年待つとしよう。
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