第19回統一地方選挙の前半が終わり、明日は投開票日、多くの地区で勝ちと負け、当選と落選、泣きと笑いが発生する。全国的に注目される選挙区、無風な地区、投票のない選挙区、全国ではさまざまな選挙風景がある。
山口県でも15選挙区のうち5選挙区は選挙なしですでに無投票当選で議員が決まっている。これは政治への関心が薄れる。思っても立候補にはそれなりの覚悟が必要になる。政治信条を持つことは当然だが、それを実現させるために支援してくれる人らがいるか否かも成功の是非に効いてくる。
当選後にどんな政治活動、議員活移動をするかも問われる。そういう意味では新人候補には厳しい戦いとなるが、それを超えるエネルギーがないと議員にはなれない。勿論、選挙の必要経費は決まっているが、政党などに属さない候補は苦しい。よく、組織戦と言われるが、それは有権者個々の意志が反映されない上意下達となる。
候補者全員の考えを聞くことは出来ない。その昔は立会演説会が開かれ全候補の考えがきけた。最近はこれを避ける候補、特に首長選挙では逃げる形で演説会を拒むことが起きているようだ。俸給以外に支給される政務活動費、本県では年間420万円が出る。もちろん税金である。その使途は不明なことが多くある。道徳倫理に欠ける人を選んではならない。